JP7055566B2 - エアゾール容器用吐出具 - Google Patents

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Description

本発明は、エアゾール容器に装着して使用されるエアゾール容器用吐出具に関する。
従来、内容物とともに加圧ガスを収容しておき、ステムを押し下げることで内容物を当該ステムから外部に吐出させるようにしたエアゾール容器が知られている。このようなエアゾール容器としては、1つの容器内に一の内容物を収容するとともに1本のステムを有するシングルタイプのもの、シングルタイプの容器を左右に並べて1組とした二連タイプのものの他、1つの容器内に2種類の内容物を別個に収容するとともにそれぞれの内容物に対応した2本のステムを備えたタイプのものがあるが、何れのタイプのものも、内容物を吐出させる操作を容易にするために、吐出具を装着して使用されるのが一般的である。
エアゾール用スパウトとも呼ばれるエアゾール容器用吐出具としては、ステムに着脱自在に取り付けられるノズルと、エアゾール容器のマウンティングカップに固定される固定盤と、固定盤に着脱自在に取り付けられてノズルの少なくとも一部を覆うカバー体とを有し、カバー体に設けられた操作レバーを押下げ操作することにより、ノズルとともにステムを押し下げて内容物をノズルから外部に向けて吐出させることができるようにしたものが知られている。
また、上記のようなエアゾール容器用吐出具として、例えば内容物として染毛剤を収容するエアゾール容器に用いられる場合において、使用後にノズルの内部を容易に洗浄することができるようにするために、ノズルに蓋体を設け、当該蓋体によりノズルの内部に設けられた凹部空間を開閉可能な構成としたものも知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2015-009837号公報
しかし、上記従来のエアゾール容器用吐出具では、ノズルの上方は固定盤に取り付けられたカバー体で覆われており、カバー体が固定盤に取り付けられた状態では蓋体を開くことができない構成であるので、使用後にノズルの内部を洗浄するためには、カバー体を固定盤から取り外してからノズルの蓋体を開く必要があり、その作業が煩雑であるという問題点があった。
本発明は、このような問題点を解決することを課題とするものであり、その目的は、カバー体を固定盤から取り外すことなくノズルの内部を容易に洗浄することが可能なエアゾール容器用吐出具を提供することにある。
本発明のエアゾール容器用吐出具は、エアゾール容器のステムに接続されるノズルと、前記エアゾール容器のマウンティングカップに固定される固定盤と、前記固定盤に取り付けられて前記ノズルの少なくとも一部を覆うカバー体と、を有するエアゾール容器用吐出具であって、前記ノズルが、前記ステムに接続される接続筒部と、内容物の吐出口を前端に備えた吐出筒部と、上方に開口する凹部空間を備えて前記接続筒部と前記吐出筒部との間に設けられたベース部と、前記ベース部に対してヒンジを中心として回動することで前記凹部空間を開閉可能な蓋体と、前記ステムよりも前方に設けられ、前記カバー体に設けられた回動支持部に回動自在に支持される回動軸と、前記ステムよりも後方に延びて設けられた押下げ操作部と、を有し、前記吐出筒部の下面に下方に向けて延びる支持体が一体に設けられ、前記支持体に前記回動軸が設けられていることを特徴とする。
本発明のエアゾール容器用吐出具は、上記構成において、前記カバー体が前記ノズルの両側方を覆う一対の側方カバー部を有し、前記回動支持部が一対の前記側方カバー部の内壁に設けられているのが好ましい。
本発明のエアゾール容器用吐出具は、上記構成において、一対の前記側方カバー部の内壁に、それぞれ上下方向に延びる案内溝が設けられ、前記案内溝の下端に前記回動支持部が設けられているのが好ましい。
本発明のエアゾール容器用吐出具は、上記構成において、前記押下げ操作部が、前記ベース部から後方に向けて延びる下側片と、前記蓋体から後方に向けて延びる上側片とを有し、前記下側片と前記上側片の後端が前記ヒンジを介して一体に連なっているのが好ましい。
本発明のエアゾール容器用吐出具は、上記構成において、前記エアゾール容器が2本の前記ステムを有するのが好ましい。
本発明によれば、カバー体を固定盤から取り外すことなくノズルの内部を容易に洗浄することが可能なエアゾール容器用吐出具を提供することができる。
本発明の一実施の形態であるエアゾール容器用吐出具をエアゾール容器に装着した状態で示す側面視での断面図である。 図1に示すエアゾール容器用吐出具の平面図である。 図1に示すエアゾール容器用吐出具のエアゾール容器に装着された状態における正面視での半断面図である。 図1に示すエアゾール容器用吐出具の、ノズルを押下げ操作した状態における側面視での断面図である。 図1に示すエアゾール容器用吐出具の、ノズルの蓋体を開いた状態における側面視での断面図である。 図1に示すエアゾール容器用吐出具の、ノズルの蓋体を開いた状態における平面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明をより具体的に例示説明する。
なお、本明細書、特許請求の範囲及び要約書においては、「前方」とは、ノズルの吐出口が向けられる側(図1における左側)を意味し、「後方」とは、「前方」の反対側を意味し、「側方」とは、前方側から見た場合(正面視)における左右両側を意味し、「上方」とは、エアゾール容器に対してノズルが位置する側(図1における上側)を意味し、「下方」とは、「上方」の反対側を意味するものとする。
図1において、符号1は、本発明の一実施の形態であるエアゾール容器用吐出具(以下、単に「吐出具」と称す場合もある)を示し、符号2は、吐出具1が取り付けられるエアゾール容器(以下、単に「容器」と称す場合もある)を示す。吐出具1は、固定盤10、カバー体20及びノズル30を有している。
容器2は、例えば金属製や合成樹脂製となる有底筒状の容器本体2aの口部に、金属製のマウンティングカップ2bを、その巻締め部2cにおいて巻き締めして固着したものであり、その内部には2種類の内容物が別個に収容されている。図3に示すように、容器2は、それぞれマウンティングカップ2bの平面視にてトラック形状となる上面から上方に向けて突出する2本のステム2dを備えている。これらの2本のステム2dは、それぞれ容器本体2aの対応する内容物の収容空間に連通しており、容器本体2aに向けて押し下げられると内容物を吐出する。
固定盤10は樹脂製となっており、図1に示すように、中央部に2本のステム2dを露出させる開口11を有する天壁12を備えている。開口11は、マウンティングカップ2bの上面に対応する形状(平面視でトラック形状)となっており、天壁12の内縁に一体に設けられた内側環状壁13がマウンティングカップ2bの上面を含むトラック形状の突起部分に嵌合されることで、固定盤10はマウンティングカップ2bに回転方向に位置決めされた状態で取り付けられている。
天壁12の外縁には、天壁12から垂下する中間環状壁14が一体に設けられている。中間環状壁14は下方向に延在し、その下端は巻締め部2cの上面に当接している。中間環状壁14の下端には径方向外側に向けて延在する上部フランジ15が一体に設けられ、上部フランジ15の下面には、巻締め部2cに全周に亘って接する内部環状壁15aが一体に設けられている。内部環状壁15aの内面には係止爪15bが周方向に向けて間欠状に設けられており、係止爪15bがマウンティングカップ2bの巻締め部2cの下端縁部分にアンダーカット係合することで、固定盤10はマウンティングカップ2bに固定されている。なお、係止爪15bは、巻締め部2cの全周に亘って延びる環状の形態としてもよい。
上部フランジ15の外縁には、下方に向けて延在する外側環状壁15cが一体に設けられており、外側環状壁15cの下端からは径方向外側に向けて延在する下部フランジ16が一体に設けられている。下部フランジ16の外縁には、容器本体2aの外周面と略同径の円筒状の外壁16aが一体に設けられている。
図3に示すように、固定盤10の上部フランジ15から下部フランジ16に亘る部分には、上部フランジ15の一部、外側環状壁15c及び下部フランジ16の一部を切り欠く係止孔17が設けられている。なお、係止孔17は、固定盤10の左側にも同様にして設けられている。
カバー体20は樹脂製となっており、図1に示すように、固定盤10に着脱自在に取り付けられ、ノズル30の少なくとも一部を覆っている。カバー体20は、固定部21と一対の側方カバー部22とを有している。
固定部21は固定盤10に固定された部分であり、外側環状壁15cの外側を覆う環状の固定壁部21aを有している。図2に示すように、固定壁部21aの両側部には、それぞれ固定壁部21aの一部が上下方向に延びる一対のスリット(不図示)により区画されることで弾性板片21bが設けられている。図3においては一方のみを示すが、それぞれの弾性板片21bは、固定壁部21aよりも下方に突出しており、当該下方に突出した下端側部分は、その外周面に爪部21cを備えるとともに径方向に弾性変形によって変位可能となっている。
カバー体20は、それぞれの弾性板片21bの下端が対応する係止孔17に挿通され、それぞれの爪部21cが下部フランジ16の下面にアンダーカット係合することにより、固定盤10に固定されている。一方、弾性板片21bをカバー体20の内側に向けて押し込むことにより、爪部21cと係止孔17との係合を解除させてカバー体20を固定盤10から取り外すことができる。このように、本実施の形態では、カバー体20は固定盤10に着脱可能に取り付けられている。
固定部21は固定盤10の天壁12の上面に当接する頂壁21dを備え、一対のステム2dは、頂壁21dに設けられた開孔21eを通して頂壁21dの上方に突出している。
図3に示すように、一対の側方カバー部22は、それぞれ固定部21の上方に左右両側に分けて一体に連ねて設けられている。カバー体20は、これら一対の側方カバー部22により、ノズル30の左右の両側方を覆っている。
図2に示すように、一対の側方カバー部22は、それぞれ固定壁部21aと略同径の円弧状の外周壁22a、ノズル30に対向するとともに互いに平行に配置された平らな内壁22b及びノズル30の上方で水平方向に延在する頂壁22cを有する中空の形態を有している。
図1に示すように、一対の側方カバー部22の内壁22bのステム2dよりも前方側の部分は一対の内壁22bの間隔を狭めるように突出しており、内壁22bの当該突出した部分には、それぞれ案内溝22dが設けられている。案内溝22dは、ステム2dよりも前方側において上下方向の延び、その上端は側方カバー部22の頂壁22cに開放されている。また、案内溝22dの下端には回動支持部22eが設けられている。回動支持部22eは、内壁22bを貫通する円形の孔として構成されている。
図1においては一方のみを示すが、樹脂製となるノズル30は一対の接続筒部31を有しており、これらの接続筒部31は対応するステム2dに緩く嵌め合わされて当該ステム2dに接続されている。すなわち、ノズル30は接続筒部31においてステム2dに接続されている。接続筒部31は対応するステム2dに緩く嵌め合わされているので、ノズル30はステム2dに対して前後方向に傾動することができる。
接続筒部31の上方にはベース部32が一体に設けられている。ベース部32は箱状となっており、その内部は上方に開口する凹部空間32aとなっている。ベース部32の底壁には、それぞれの接続筒部31に対応した一対の入口孔32bが設けられ、この入口孔32bを通してステム2dから吐出された内容物が凹部空間32aの内部に流入することができるようになっている。なお、凹部空間32aの幅方向の中央部には隔壁32cが設けられ、それぞれのステム2dから流入した2種類の内容物は凹部空間32aにおいては混合され難くされている。
図1に示すように、ベース部32の前方側には吐出筒部33が一体に設けられている。吐出筒部33は断面が横長のトラック形状となる筒状に形成されており、その内側空間は凹部空間32aに連通されている。吐出筒部33の前端は吐出口33aとなっており、それぞれのステム2dから凹部空間32aに流入した2種類の内容物は、吐出筒部33の内部で混合されつつ吐出口33aから外部に吐出される。
ノズル30は、ベース部32に対してヒンジ34を中心として回動可能な蓋体35を有している。蓋体35はベース部32に対してヒンジ34を中心として回動することで凹部空間32aを開閉することができる。蓋体35の下面には環状のシール筒35aが一体に設けられており、このシール筒35aがベース部32の開口の内周縁に嵌合するとともにアンダーカット係合することで蓋体35は凹部空間32aを閉塞している。また、蓋体35は、シール筒35aのベース部32に対するアンダーカット係合を解除させ、ヒンジ34が折り曲がるように弾性変形することで開くことができる。蓋体35を開くことで、ベース部32の凹部空間32aを外部に開放させることができ、凹部空間32aを外部に開放させることで、使用後に、ノズル30の内部すなわち凹部空間32a、吐出筒部33の内部及び入口孔32bを容易に洗浄することができる。なお、蓋体35の前端には、蓋体35の開閉操作を容易に行い得るようにするための摘み片35bが一体に設けられている。
図1に示すように、ノズル30には回動支持部22eに回動自在に支持される回動軸36が設けられている。本実施の形態では、ノズル30の吐出筒部33の下面には当該下面から下方に向けて延びる支持体37が一体に設けられており、この支持体37の下端の両側方部分に回動軸36が一体に設けられている。回動軸36は支持体37から左右方向に向けて突出しており、ステム2dよりも前方であって当該ステム2dと同等の高さにおいて一対の側方カバー部22の内壁22bに設けられた回動支持部22eに嵌め込まれて回動支持部22eに回動自在に支持されている。回動軸36が回動支持部22eに回動自在に支持されることで、ノズル30は、ベース部32がステム2dとともに上下方向に変位することができるように回動軸36を中心として回動することができる。
なお、図示する場合では、支持体37は平面視で断面H形となる形状に形成されているが、回動軸36を支持することができれば、その形状は種々変更可能である。
本実施の形態では、側方カバー部22の内壁22bに案内溝22dを設け、この案内溝22dの下端に回動支持部22eを設けているので、ノズル30をステム2dに取り付ける際、回動軸36を頂壁22cの側から案内溝22dに挿入して案内溝22dに沿って移動させて、ノズル30の接続筒部31をステム2dに嵌合させつつ回動軸36を回動支持部22eに容易に嵌め込むことができる。
また、吐出筒部33の下面に下方に向けて延びる支持体37を一体に設け、この支持体37の下端に回動軸36を設けるようにしたので、回動軸36をステム2dと同等の高さにおいて回動支持部22eに回動自在に支持させることができる。これにより、ノズル30を、そのベース部32がステム2dとともに上下方向に変位するように効率良く回動させることができる。
図1に示すように、ノズル30にはベース部32からステム2dよりも後方にまで延びる押下げ操作部38が一体に設けられている。押下げ操作部38は、操作者が指を掛けて押下げ操作部38を押下げ操作することができる程度の大きさないし長さを有している。
本実施の形態では、ベース部32の後端には当該ベース部32から後方に向けて延びる板状の下側片38aが一体に設けられ、蓋体35の後端には当該蓋体35から方向に向けて延びる板状の上側片38bが一体に設けられている。上側片38bの下面には補強リブ38cが一体に設けられ、当該補強リブ38cが下側片38aの上面に当接するように、下側片38aと上側片38bとが重ねて配置されている。下側片38aの後端と上側片38bの後端とは、蓋体35をベース部32に対して回動自在とするヒンジ34を介して一体に連結されており、蓋体35は上側片38bとともに回動して開かれるようになっている。このような構成により、ノズル30にベース部32から後方に向けて延びる押下げ操作部38を樹脂材料の射出成形によって一体に設けることができる。
押下げ操作部38はステム2dよりも後方に延びており、また、回動軸36はステム2dよりも前方においてカバー体20の回動支持部22eに回動自在に支持されているので、図4に示すように、押下げ操作部38を押下げ操作することにより、ノズル30のベース部32を下方に移動させて一対のステム2dを押し下げることができる。このとき、接続筒部31は対応するステム2dに緩く嵌め合わされているので、ノズル30をステム2dに対して前後方向に傾動させつつ容易に押し下げることができる。
一対のステム2dが容器2の内部に向けて押し下げられると、それぞれのステム2dから内容物が吐出される。それぞれのステム2dから吐出された2種類の内容物は、ノズル30の凹部空間32aを介して吐出筒部33に流入し、吐出筒部33において互いに混合されつつ吐出口33aから外部に吐出される。
このように、本実施の形態の吐出具1では、ステム2dよりも前方においてカバー体20に設けられた回動支持部22eに回動自在に支持される回動軸36と、ステム2dよりも後方に延びる押下げ操作部38とをノズル30に設けたので、カバー体20としてノズル30を押下げ操作するための操作レバーを備えたものを用いることなく、ノズル30に設けられた押下げ操作部38を押下げ操作することで、回動軸36を中心としてノズル30を回動させ、これによりベース部32とともにステム2dを押し下げて内容物を吐出させることができる。したがって、カバー体20として、ノズル30の上方を開放した構成のものを採用することができるので、図5、図6に示すように、カバー体20を固定盤10から取り外すことなく、ノズル30の蓋体35を開くことができる。よって、内容物を吐出させた使用後に、カバー体20を固定盤10から取り外すことなく蓋体35を開いてベース部32の凹部空間32aを外部に開放し、ノズル30の内部すなわち凹部空間32a、吐出筒部33の内部及び入口孔32bを容易に洗浄することができる。
特に、2本のステム2dを有する容器2では、それぞれのステム2dから吐出される2種類の内容物として、混合されると硬化し易くなる性質のものが用いられる場合が多いが、本実施の形態の吐出具1では、このような2本のステム2dを有する容器2に用いられても、上記の通り、カバー体20を固定盤10から取り外すことなく蓋体35を開いてノズル30の内部を容易に洗浄することができるので、ノズル30の内部が硬化した内容物で詰まることを未然に防止することができる。
また、カバー体20として、ノズル30の上方を開放した構成のものを採用することができることから、カバー体20を固定盤10から取り外すことなく、回動軸36を回動支持部22eから離脱させてノズル30を上方に引き上げるだけの簡単な操作でノズル30をステム2dから容易に取り外すことができる。ノズル30をステム2dから取り外してからノズル30の蓋体35を開いてノズル30の内部を洗浄することにより、当該洗浄をさらに容易に行うことができる。洗浄後のノズル30は、カバー体20を固定盤10から取り外すことなく、回動軸36を案内溝22dに係合させてノズル30を下方に向けて押し込み、接続筒部31をステム2dに接続するとともに回動軸36を回動支持部22eに係合させることで、内容物の吐出操作が可能な状態(図1に示す状態)に容易に戻すことができる。
また、本実施の形態の吐出具1では、カバー体20に一対の側方カバー部22を設け、これらの内壁22bに回動支持部22eを設けるようにしたので、ノズル30の両側方を一対の側方カバー部22で覆って吐出具1の美観を高めつつ、ノズル30に一体に設けた押下げ操作部38の押下げ操作による内容物の吐出を行い得る構成とすることができる。
さらに、本実施の形態の吐出具1では、押下げ操作部38を、ベース部32から後方に向けて延びる下側片38aと、蓋体35から後方に向けて延びる上側片38bとを、その後端においてヒンジ34を介して一体に連ねた構成のものとしたので、上記構成を有するノズル30を、蓋体35を180度開いた状態の形状に、樹脂材料の射出成形により容易に形成することができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば前記実施の形態では、本願発明を、2本のステム2dを有する容器2に装着される吐出具1に適用した場合を示したが、例えばシングルタイプの容器や二連式タイプの容器に装着される吐出具に本願発明を適用してもよい。
1 エアゾール容器用吐出具
2 エアゾール容器
2a 容器本体
2b マウンティングカップ
2c 巻締め部
2d ステム
10 固定盤
11 開口
12 天壁
13 内側環状壁
14 中間環状壁
15 上部フランジ
15a 内部環状壁
15b 係止爪
15c 外側環状壁
16 下部フランジ
16a 外壁
17 係止孔
20 カバー体
21 固定部
21a 固定壁部
21b 弾性板片
21c 爪部
21d 頂壁
21e 開孔
22 側方カバー部
22a 外周壁
22b 内壁
22c 頂壁
22d 案内溝
22e 回動支持部
30 ノズル
31 接続筒部
32 ベース部
32a 凹部空間
32b 入口孔
32c 隔壁
33 吐出筒部
33a 吐出口
34 ヒンジ
35 蓋体
35a シール筒
35b 摘み片
36 回動軸
37 支持体
38 押下げ操作部
38a 下側片
38b 上側片

Claims (5)

  1. エアゾール容器のステムに接続されるノズルと、
    前記エアゾール容器のマウンティングカップに固定される固定盤と、
    前記固定盤に取り付けられて前記ノズルの少なくとも一部を覆うカバー体と、を有するエアゾール容器用吐出具であって、
    前記ノズルが、
    前記ステムに接続される接続筒部と、
    内容物の吐出口を前端に備えた吐出筒部と、
    上方に開口する凹部空間を備えて前記接続筒部と前記吐出筒部との間に設けられたベース部と、
    前記ベース部に対してヒンジを中心として回動することで前記凹部空間を開閉可能な蓋体と、
    前記ステムよりも前方に設けられ、前記カバー体に設けられた回動支持部に回動自在に支持される回動軸と、
    前記ステムよりも後方に延びて設けられた押下げ操作部と、を有し、
    前記吐出筒部の下面に下方に向けて延びる支持体が一体に設けられ、前記支持体に前記回動軸が設けられていることを特徴とするエアゾール容器用吐出具。
  2. 前記カバー体が前記ノズルの両側方を覆う一対の側方カバー部を有し、
    前記回動支持部が一対の前記側方カバー部の内壁に設けられている、請求項1に記載のエアゾール容器用吐出具。
  3. 一対の前記側方カバー部の内壁に、それぞれ上下方向に延びる案内溝が設けられ、前記案内溝の下端に前記回動支持部が設けられている、請求項に記載のエアゾール容器用吐出具。
  4. 前記押下げ操作部が、前記ベース部から後方に向けて延びる下側片と、前記蓋体から後方に向けて延びる上側片とを有し、前記下側片と前記上側片の後端が前記ヒンジを介して一体に連なっている、請求項1~の何れか1項に記載のエアゾール容器用吐出具。
  5. 前記エアゾール容器が2本の前記ステムを有する、請求項1~の何れか1項に記載のエアゾール容器用吐出具。
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