JP2002308308A - 二剤吐出容器 - Google Patents

二剤吐出容器

Info

Publication number
JP2002308308A
JP2002308308A JP2001118806A JP2001118806A JP2002308308A JP 2002308308 A JP2002308308 A JP 2002308308A JP 2001118806 A JP2001118806 A JP 2001118806A JP 2001118806 A JP2001118806 A JP 2001118806A JP 2002308308 A JP2002308308 A JP 2002308308A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
lever
aerosol
cylindrical cover
discharge container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001118806A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4681146B2 (ja
Inventor
Yoshihisa Arakawa
佳寿 荒川
Kenichi Morita
健一 森田
Shigeru Sasaki
茂 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nonogawa Shoji Ltd
Original Assignee
Nonogawa Shoji Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nonogawa Shoji Ltd filed Critical Nonogawa Shoji Ltd
Priority to JP2001118806A priority Critical patent/JP4681146B2/ja
Publication of JP2002308308A publication Critical patent/JP2002308308A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4681146B2 publication Critical patent/JP4681146B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D83/00Containers or packages with special means for dispensing contents
    • B65D83/14Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant
    • B65D83/68Dispensing two or more contents, e.g. sequential dispensing or simultaneous dispensing of two or more products without mixing them
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D83/00Containers or packages with special means for dispensing contents
    • B65D83/14Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant
    • B65D83/16Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant characterised by the actuating means
    • B65D83/20Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant characterised by the actuating means operated by manual action, e.g. button-type actuator or actuator caps
    • B65D83/205Actuator caps, or peripheral actuator skirts, attachable to the aerosol container
    • B65D83/206Actuator caps, or peripheral actuator skirts, attachable to the aerosol container comprising a cantilevered actuator element, e.g. a lever pivoting about a living hinge

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Package Specialized In Special Use (AREA)
  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ノズルの洗浄を容易にできる二剤吐出容器にす
る。 【解決手段】ノズル4をレバー5に一体的に連結する。
エアゾール缶に取外し可能に取付た筒状カバー3のレバ
ー係合部33にレバー5の支点軸51を揺動可能に取付
ける。レバー5を押圧すると、ノズル4がステムを押下
して、並列配置した二本のエアゾール缶内に充填されて
いる頭髪染毛剤がノズル4の吐出口から吐出する。筒状
カバー3をエアゾール缶から取外すと、ノズル4は筒状
カバー3の前面と下面側にそれぞれの開口が露出し、そ
れぞれの口から洗浄水を流入させたり、洗浄ブラシ等を
ノズル4内に挿入することによって洗浄可能になる。す
なわち、ノズル4を筒状カバー3に取付けた状態で洗浄
作業を行うことができ、紛失しやすい小さな部品のノズ
ル4を単独で分離する必要がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、二本のエアゾー
ル缶を並列に配置した二剤吐出容器に関する。
【0002】
【従来の技術】頂部に設けたステムを押圧すると、充填
されている内容物を噴出するようにされているエアゾー
ル缶は広く知られている。ここで、第1剤と第2剤を混
合して使用する染毛剤などでは、酸化染料を含有する第
1剤と酸化剤を含有する第2剤をそれぞれ別のエアゾー
ル缶内に充填し、各内容物を同時に噴出するようにした
二剤吐出容器が知られている。かかる二剤吐出容器にお
いては、ステムにノズルを設けるとともに、このノズル
を押圧するレバーを設けている。
【0003】例えば、特開平11−59746号公報に
は、中央で二室に区画して箱形としたノズルを有する二
剤吐出容器が記載されている。この各室の下面にそれぞ
れステムに当接するノズル接続管を突出し、また、各室
の前面にそれぞれの吐出口を近接して設けて、二剤がほ
ぼ接触した状態で並列して吐出されるようにしている。
そして、ノズルの上面にレバーを配置し、レバーを押圧
操作することによってノズルを押し下げて、それぞれの
吐出口から同時に内容物をを吐出するようにしている。
【0004】また、特開平11−278554号公報に
は、ノズルを二本のノズル管により構成した二剤吐出容
器が記載されている。このノズル管は中間で90度に折
り曲げられ、それぞれのノズル管の基端を各ステムに接
続し、他端側の吐出口を互いに近接した、上から見てV
字状に配設している。そして、各ノズル管の上面を覆う
レバーを設けて、このレバーを押圧操作することによっ
て、レバーが各ノズル管を押下して、それぞれのノズル
管から同時に内容物を吐出するようにしている。
【0005】ここで、二剤吐出容器では、エアゾール缶
のステムから噴出した内容物がノズルを介して吐出され
るために、一旦使用されると、ノズル内にその一部が残
留することになる。このように残留すると不衛生になる
ばかりか、内容物によっては変質したり、また硬く固ま
ってノズルを詰まらせるおそれもある。このため、ノズ
ル内を洗浄できるようにすることが望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開平11−5974
6号公報に記載されている発明では、箱形のノズルのみ
を分離して洗浄するようにされている。しかし、各室の
下面にノズル接続管を突出し、前面に吐出口を設けてい
るために、各室内までは十分には洗浄できない構造とさ
れている。また、この従来技術には、両室を拡開して洗
浄する例も記載されているが、拡開するためにその構造
が複雑になっている。特開平11−278554号公報
に記載されている発明では、ノズル管のみを分離して洗
浄するようにしている。
【0007】このように、上記した従来の二剤吐出容器
では、ノズルのみを取外した状態で、洗浄するようにし
ている。しかし、ノズルは小さな部品であり、洗浄作業
が面倒であるばかりか、洗浄作業中に使用者の不注意な
どによって紛失するおそれもあった。特に、洗浄後は、
ノズルのみを分離した状態で放置して乾燥されることが
多く、紛失の原因になっている。
【0008】そこで、この発明では、ノズルを少なくと
もレバーと一体的に連結した状態でエアゾール缶から取
外し、このレバーと連結した状態で洗浄できる二剤吐出
容器とすることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、エ
アゾール缶に取外し可能に取付けられる筒状カバーにレ
バーを揺動可能に取付けるとともにレバーとノズルを一
体的に連結している。これにより、使用者がレバーを操
作して揺動すると、ノズルがステムを押下する。これに
より、並列配置されている二本のエアゾール缶内の内容
物がノズル内の連通孔を通って吐出口から吐出される。
【0010】また、ノズルを洗浄する際には、筒状カバ
ーをエアゾール缶から取り外すと、ノズルがレバーに一
体的に連結されているために、少なくともノズルとレバ
ーが連結した状態で洗浄作業が行なわれる。特に、レバ
ーにレバー連係片を設けてノズルを一体的に連結する構
造として、レバーとノズルの製造を容易にすることが望
ましい(請求項4、請求項5)。
【0011】また、ノズルを二本のノズル管により構成
し、また、ノズル管の両吐出口を近接して配置すること
によって、構造の簡単なノズルにより、二剤をほぼ接触
した状態で並列して吐出させることができる(請求項
2)。さらに、ノズル内の連通孔の中間で曲げて形成す
ることによって、エアゾール缶を起立した状態で、内容
物を吐出することができる(請求項3)。
【0012】請求項6の発明では、ノズルはレバーに揺
動可能に設けられている。このためステムをその押し下
げ方向に沿って押下げられ、ステムに横方向の力が作用
しない。請求項7の発明では、並列に配置された二本の
エアゾール缶の上部に固定リングを取付け、筒状カバー
を固定リングから取外す際に、筒状カバーを上方へガイ
ドするガイド片を設けているために、筒状カバーをエア
ゾール缶から取り外す際に、ガイド片により筒状カバー
が上方へガイドされて、容易に取外される。請求項8の
発明では、筒状に形成された筒状カバーの側面に側窓を
形成し、また、該筒状カバーの上部を被覆するキャップ
に設けたロック解除片を前記側窓に臨ませ、該ロック解
除片がガイド片に当接可能に配設されている。ロック解
除片の押圧操作により、筒状カバーがエアゾール缶から
取外される。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明で
は、エアゾール缶に取外し可能に取付けられる筒状カバ
ーにレバーを揺動可能に取付けるとともにレバーとノズ
ルを一体的に連結しているために、ノズルの洗浄をレバ
ーと連結した状態で行うことができて、洗浄作業を容易
に行うことができるという効果を奏する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明を染毛剤の容器に
適用した実施例により図1〜図7を参照して説明する。
この実施例のエアゾール缶1、1は、図1に示すよう
に、有底筒状とされた容器本体1aの上端をマウンテイ
ンカップ1bにより密封し、その中央にステム1cが立
設されている。このステム1cは上方に付勢されてい
て、これを押下すると充填されている頭髪染色液が噴出
する公知のエアゾール缶とされている。これらのエアゾ
ール缶1内には、酸化染料の第1剤と酸化剤の第2剤の
各一剤が充填されている。二本のエアゾール缶1、1
は、その両胴部外周を樹脂フィルム1dにより被覆され
て並列に配置されている。また、二つのマウンテインカ
ップ1bには固定リング2が固定され、二本のエアゾー
ル缶1、1の並列配置を確実なものとされている。
【0015】固定リング2には、筒状カバー3が取付け
られ、この筒状カバー3にノズル4から頭髪染色液を吐
出する操作をするレバー5が取付けられている。そし
て、筒状カバー3の上部はキャップ6により被覆されて
いる。
【0016】固定リング2は、全体を小判形とされ、二
個のマウンテインカップ1b、1bをそれぞれ挿入する
挿入孔20が形成された短い筒状とされている(図4参
照)。この挿入孔20の上部には、マウンテインカップ
1bの頭部に当接する当接片21が四方から突出成形さ
れるとともに、図3,図4に示すように、下部にマウン
テインカップ1bの首部に係合する係合片22が形成さ
れて、二本のエアゾール缶1、1の首部に固定されてい
る。また、固定リング2の長径側の両側には、傾斜した
斜面を有するガイド片23が設けられるとともに、固定
リング2の中間外周に筒状カバー3を取付ける取付突条
24が形成されている。
【0017】筒状カバー3は、固定リング2とほぼ同じ
外形の小判形の筒状に形成され、図2に示すように、そ
の内周面中央に係合リブ30が横方向に設けられてい
る。この係合リブ30が固定リング2の取付突条24に
係合して、筒状カバー3を固定リング2に取外し可能に
取付けられている。この筒状カバー3は、長径側の中央
位置でその上縁が大きく切り欠かれて、前側にノズル突
出凹部31が形成され、また後側に指挿入凹部32が形
成されている。このノズル突出凹部31の上縁に沿って
レバー5の前端を支持するレバー係合部33が内側へ形
成されている。また、指挿入凹部32の周縁内側を取り
囲んで補強片34が設けられて、指挿入凹部32を補強
するとともに、指を挿入する際に指の位置を決めてい
る。さらに、筒状カバー3の側面に側窓35が形成さ
れ、また、内周面の上部に固定リブ36が周設されてい
る。
【0018】ノズル4は、二本のノズル管40、40に
より構成されている。このノズル管40は、垂直方向の
基端側4aと水平方向に延びる先端側4bとに中間部で
90度に曲がった形状とされていて、エアゾール缶1を
立てた状態で、充填された頭髪染色剤が水平方向に吐出
される。そして各ノズル管40内には、当接口41から
吐出口42まで連通する連通孔43がそれぞれ設けられ
ている。当接口41における連通孔43は、図3に示す
ように、ステム1cの開口端に当接して、連結可能にロ
ート状に拡開されている。これにより、エアゾール缶1
内の内容物を噴出した際に、液漏れを生じることなく連
通孔43を通ってノズル管40の先端から吐出される。
また、当接口41の外周面に、約270度にわたって係
合凹部44が形成されている。
【0019】レバー5は、図7に示すように、板状のレ
バー本体50が中間で約150度程度に曲げられてい
て、その先端縁両側に突出する支点軸51が設けられて
いる。また、レバー本体50の他側上面には、指当て面
52が形成されて、使用者の指により押圧操作可能とさ
れている。このレバー本体50の中央下面には、連結片
53が薄肉部54を介して一体成形されていて(図5参
照)、フレキシブルな薄肉部54によって、連結片53
がレバー本体50に対して揺動可能に取り付けられてい
る。そして、連結片53の両側面の先端にレバー連係片
55が設けられている。このレバー連係片55は、約2
70度の円弧凹面とされ、ノズル基端側4aに形成した
係合凹部44に嵌着して係合している。これにより、二
本のノズル管40は、その当接口41が各ステム1c、
1cに当接する間隔を開けて配置され、また、先端部4
2が相互に接触するように配置されて、平面から見てV
字状に配設固定されている。このようにして、レバー連
係片55に係合凹部44が嵌合して、図2に示すように
レバー5と両ノズル管40,40は一体的に連結されて
いる。
【0020】キャップ6は、図2に示すように、筒状カ
バー3を上から被覆する蓋板60がこの筒状カバー3と
ほぼ同じ外形の小判形の板状に形成され、その周縁に形
成した取付リブ61が固定リブ36に係合して筒状カバ
ー3に取付けられている。また、蓋板60の左右から垂
設されたロック解除片62が、筒状カバー3の側面に設
けた側窓35に内側から嵌合して、キャップ6が筒状カ
バー3に分離不能に固定されている。なお、図4におい
て、筒状カバー3を左右両側からロック解除片62を指
で内側へ押圧すると、ロック解除片62の内面がガイド
片23に当接し、上方にガイドされる。この作用力によ
り、取付突条24と係合リブ30の係合が解除されるた
めに、ロック解除片62を押圧するだけで、筒状カバー
3は浮き上がって固定リング2から取外される。
【0021】また、蓋板60の前面下方には、図2に示
すように、レバー5の支点軸51の両端部をレバー係合
部33へ上から回転可能に押える支軸押え63が設けら
れている。この支軸押え63は、蓋板60の裏面の両側
から垂下した垂下片64の先端に差渡して形成されてい
る。
【0022】また、蓋板60の指当て面52の上方に対
応する部位に、切込によるドア65が形成されている。
このドア65は、ヒンジに相当する部位を薄肉にして、
上方へ引き上げて開くようにされている。レバー5を押
圧操作する際に、ドア65を開いて、指を指当て面52
に当てることができるようにされている。また、このド
ア65の裏面には、図5に示すように、押さえ突起66
が設けられていて、その先端がレバー5の指当て面52
の直上に配位されている。これにより不使用時にエアゾ
ール缶1が倒立状態にされても、レバー5の指当て面5
2がばた付くのを防止している。
【0023】次にこのように構成されたこの実施例の作
用について説明する。使用する際に、使用者がドア65
を引き上げて、レバー5の指当て面52を押圧操作す
る。この際、使用者は、筒状カバー3に設けられている
指挿入凹部32内に指を差し入れることになるためにレ
バー5のほぼ中央を押圧して、レバー5に左右均等な作
用力を作用させる。このレバー5の押圧操作により、レ
バー係合部33に回転可能に支持されている支点軸51
を支点としてレバー本体50が下方へ押し下げられる。
ここで、この押圧操作により、レバー本体50は、支点
軸を中心として円運動することになるが、薄肉部54を
介して設けられている連結片53は、揺動して直線的に
押し下げられる。そして、各レバー連係片55および各
係合凹部44を介して、両ノズル管40,40がステム
1cを下方に押し下げる。これにより、エアゾール缶1
内に充填されている内容物が噴出し、ノズル管40内の
連通孔43に導かれれて、それぞれの吐出口42から吐
出される。
【0024】この際、ノズル4は、図6に示すように、
平面から見て二本のノズル管40がV字状に形成されて
いるため、別々の吐出口から吐出された二条のクリーム
状の染毛剤が、吐出後に直ちに軽く接触して、二剤が一
体となって吐出される。このように櫛やブラシに吐出さ
れた二剤を受けて頭髪に塗布される。また、使用後にノ
ズル4内に残留した染毛剤を洗浄するには、筒状カバー
3を固定リング2から取外して行う。筒状カバー3の左
右側面に設けている側窓35に臨んでいるロック解除片
62を指で押圧する。ロック解除片62が押圧される
と、ロック解除片62の内面がガイド片23に当接し、
そして上方にガイドされ、この作用力により、取付突条
24と係合リブ30の係合が解除されて、筒状カバー3
を固定リング2から取外される。
【0025】このようにして、筒状カバー3に取付けら
れた状態のノズル4は、その当接口41が筒状カバー3
の下面側に露出し、一方、吐出口42は、筒状カバー3
から突出しているために、それぞれの口から洗浄水を流
入させたり、図示しない洗浄ブラシを連通孔43内に挿
入して洗浄することができる。すなわち、この実施例で
は、筒状カバー3にノズル4を取付けた状態で洗浄作業
が行われるために、小さな部品であるノズル4を紛失す
るおそれを生じない。
【0026】なお、この実施例では、ノズル4を筒状カ
バー3などの他の部材に取付けた状態で洗浄作業をする
例を示しているが、ノズル4の紛失を防止するには、必
ずしもノズル4を筒状カバー3に取付けている必要はな
く、少なくともノズル4とレバー5を一体的に連結した
状態であれば、紛失の防止に大きく貢献できる。
【0027】例えば、図8はレバー5aにノズル4を連
結した状態で洗浄する例を示した実施例である。この実
施例では、上述した実施例と同様に、ノズル4はレバー
5aのレバー連係片55により一体的に連結されてい
る。一方、筒状カバー3に設けたレバー係合部の上面に
は、二条のレバー係合片70、71を平行して設けてい
る。このレバー係合片70の先端には、引掛け突条70
aを設けて、この両突条70,71の間に挿入されたレ
バー5aの先端を回転可能に係合している。そして、レ
バー5aを持ち上げると、レバー5aはこの引掛け突条
70aとの係合が解除され、レバー5aを容易に取外す
ことができる。このため、レバー5aにノズル4を連結
した状態で洗浄することができる。
【0028】また、詳述した上記実施例では、ノズル5
を薄肉部54を介して揺動可能に設けてステム1cを直
線的に押し下げる例を示したが、僅かな押下げ量で内容
物を噴出するエアゾール缶を使用する場合や、支点軸か
らステムまでの距離(支点から作用点までの距離)を大
きくして実施する場合には、ノズル4の押下運動が直線
に近づいて、ステム1cをほぼ垂直に押し下げることが
できるために、必ずしもレバー5に対してノズル4を揺
動可能に設けなくても実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】分離斜視図
【図2】一部の斜視図
【図3】図6IIIーIII線で切断した一部の断面図
【図4】一部の断面図
【図5】一部の断面図
【図6】平断面図
【図7】ノズルとレバーの分離斜視図
【図8】図5に対応して示す他の実施例の一部断面図
【符号の説明】
1…エアゾール缶 1c…ステム 2…固定リング 3…筒状カバー 4…ノズル 5…レバー 6…キャップ 33…レバー係合部 40…ノズル管 42…吐出口 43…連通孔 50…レバー本体 51…支点軸 52…指当て面 53…連結片 55…レバー連係片 62…ロック解除片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 茂 愛知県名古屋市西区鳥見町2丁目130番地 野々川物産株式会社内 Fターム(参考) 3E014 PA01 PB01 PC08 PD01 PE15 3E084 AA02 AA12 AB09 BA02 CA02 CB03 CC03 DA02 DB08 DB13 DC03 FA09 FC04 GB11 LA14 LC01 4F033 QA01 QB02Y QB03X QB17 QC05 QD02 QE09 RA02 RB04 RC16

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頂部にステムを有し、該ステムを押下す
    るとそれぞれに充填されている内容物を噴出するエアゾ
    ール缶を二本並列に配置し、また、該各ステムにそれぞ
    れ連結されその基端から吐出口まで連通する連通孔を形
    成して前記内容物を該吐出口から吐出するノズルを取付
    けた二剤吐出容器において、 前記エアゾール缶に取外し可能に取付けられる筒状カバ
    ーにレバーを揺動可能に取付けるとともに該レバーと前
    記ノズルを一体的に連結していることを特徴とする二剤
    吐出容器。
  2. 【請求項2】 ノズルは、二本のノズル管により構成さ
    れ、その基端を各ステムに当接し、他方、両吐出口を近
    接して配置していることを特徴とする請求項1記載の二
    剤吐出容器。
  3. 【請求項3】 ノズル内の連通孔は、その中間で曲げて
    形成していることを特徴とする請求項1、2記載の二剤
    吐出容器。
  4. 【請求項4】 レバーにはレバー連係片を設けて、ノズ
    ルを一体的に連結していることを特徴とする請求項1〜
    3記載の二剤吐出容器。
  5. 【請求項5】 レバー連係片をレバーの左右に突出して
    設け、該レバー連係片にノズルを取付けていることを特
    徴とする請求項4記載の二剤吐出容器。
  6. 【請求項6】 ノズルはレバーに揺動可能に設けられて
    いることを特徴とする請求項1〜5記載の二剤吐出容
    器。
  7. 【請求項7】 並列に配置された二本のエアゾール缶の
    上部に固定リングを取付け、該固定リングに筒状カバー
    を取外す際に該筒状カバーを上方へガイドするガイド片
    を設けていることを特徴とする請求項1〜6記載の二剤
    吐出容器。
  8. 【請求項8】 筒状に形成された筒状カバーの側面に側
    窓を形成し、また、該筒状カバーの上部を被覆するキャ
    ップに設けたロック解除片を前記側窓に臨ませ、該ロッ
    ク解除片がガイド片に当接可能に配設されていることを
    特徴とする請求項1〜7記載の二剤吐出容器。
JP2001118806A 2001-04-17 2001-04-17 二剤吐出容器 Expired - Lifetime JP4681146B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001118806A JP4681146B2 (ja) 2001-04-17 2001-04-17 二剤吐出容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001118806A JP4681146B2 (ja) 2001-04-17 2001-04-17 二剤吐出容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002308308A true JP2002308308A (ja) 2002-10-23
JP4681146B2 JP4681146B2 (ja) 2011-05-11

Family

ID=18969129

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001118806A Expired - Lifetime JP4681146B2 (ja) 2001-04-17 2001-04-17 二剤吐出容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4681146B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1933322A2 (en) 2002-10-11 2008-06-18 Ricoh Company, Ltd. Recording of information on recording medium having temporary spare area
JP2016033042A (ja) * 2014-07-31 2016-03-10 株式会社吉野工業所 エアゾール容器用肩カバー
WO2017134270A1 (en) * 2016-02-05 2017-08-10 L'oreal Cap of cosmetic products dispenser, with associated dispenser and distribution process
JP2019209992A (ja) * 2018-05-31 2019-12-12 株式会社吉野工業所 エアゾール容器用吐出具
JP2020001799A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 株式会社吉野工業所 エアゾール容器用吐出具

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11820583B2 (en) 2020-12-17 2023-11-21 S. C. Johnson & Son, Inc. Double nozzle overcap assembly

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04102569A (ja) * 1990-08-08 1992-04-03 Kanebo Ltd 泡状液体の混合吐出装置
JPH0450685U (ja) * 1990-09-07 1992-04-28
JPH11334767A (ja) * 1998-05-25 1999-12-07 Yoshino Kogyosho Co Ltd 二液混合容器

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04102569A (ja) * 1990-08-08 1992-04-03 Kanebo Ltd 泡状液体の混合吐出装置
JPH0450685U (ja) * 1990-09-07 1992-04-28
JPH11334767A (ja) * 1998-05-25 1999-12-07 Yoshino Kogyosho Co Ltd 二液混合容器

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1933322A2 (en) 2002-10-11 2008-06-18 Ricoh Company, Ltd. Recording of information on recording medium having temporary spare area
JP2016033042A (ja) * 2014-07-31 2016-03-10 株式会社吉野工業所 エアゾール容器用肩カバー
WO2017134270A1 (en) * 2016-02-05 2017-08-10 L'oreal Cap of cosmetic products dispenser, with associated dispenser and distribution process
FR3047425A1 (fr) * 2016-02-05 2017-08-11 Oreal Coiffe de dispositif de distribution de produit cosmetique, dispositif et procede associes
JP2019209992A (ja) * 2018-05-31 2019-12-12 株式会社吉野工業所 エアゾール容器用吐出具
JP7055566B2 (ja) 2018-05-31 2022-04-18 株式会社吉野工業所 エアゾール容器用吐出具
JP2020001799A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 株式会社吉野工業所 エアゾール容器用吐出具
JP7005114B2 (ja) 2018-06-29 2022-02-10 株式会社吉野工業所 エアゾール容器用吐出具

Also Published As

Publication number Publication date
JP4681146B2 (ja) 2011-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5401388B2 (ja) 二連式容器
JP2003034374A (ja) 二剤混合吐出容器
JP2002308308A (ja) 二剤吐出容器
JP2011213399A (ja) 二連式容器
JP4243984B2 (ja) 二連エアゾール式液体噴出容器
JP4855605B2 (ja) 二剤吐出容器
JP2002326684A (ja) 注出容器
JP2002326676A (ja) エアゾール式2液混合容器
JP5530224B2 (ja) エアゾール容器用キャップ
JP6117005B2 (ja) エアゾール容器用ノズル及び吐出具
JP4671496B2 (ja) 2液混合型エアゾール容器用噴射器
JP4707276B2 (ja) 二剤混合吐出容器
JPH1086982A (ja) エアゾール式二液混合噴出器
JP4182513B2 (ja) 注出容器
JP4257410B2 (ja) 注出容器
JP2002128160A (ja) 液体注出容器
JPH08230925A (ja) 液体噴出容器
JP4071151B2 (ja) 注出容器
JP7488146B2 (ja) 掃除具
KR200233940Y1 (ko) 면도용 크림 용기
JP3946408B2 (ja) 二液用エアゾール容器
JP2002037291A (ja) 液体吐出器
JP3964160B2 (ja) 液体噴出器
JP4061621B2 (ja) 注出容器
JP2004223242A (ja) 櫛付き容器

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041117

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100928

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110125

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4681146

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140210

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term