JP7153769B1 - 酸化銅含有粉末、導電性ペースト及び、酸化銅含有粉末の製造方法 - Google Patents

酸化銅含有粉末、導電性ペースト及び、酸化銅含有粉末の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】優れた酸化防止能を有し、非還元性雰囲気下の加熱で銅の焼結体を有効に形成することができる酸化銅含有粉末、導電性ペースト及び、酸化銅含有粉末の製造方法を提供する。【解決手段】酸化銅(I)を含む酸化銅含有粉末であって、400℃までの熱処理を行ったときに、ピッチに由来する熱分解残渣を、酸化銅(I)に対して、質量比で0.025~0.060含む。【選択図】なし

Description

この明細書は、酸化銅含有粉末、導電性ペースト及び、酸化銅含有粉末の製造方法に関する技術を開示するものである。
金属粉末は、導電性ペーストに分散させて含ませて、低温同時焼成セラミック(LTCC)基板や積層セラミックチップコンデンサ(MLCC)の製造に用いられることがある。LTCC基板では、金属粉末は焼成により焼結して、セラミック層間に金属配線を形成する。
金属配線用の材料として、銅は、銀やプラチナに比して安価であり、しかもマイグレーションが少ないとされていることから望ましい。他方、銅は、銀やプラチナよりも酸化しやすい。特に導電性ペーストに用いる微細な銅粉は表面積が大きいので、その酸化を抑制することが求められる。銅粉の酸化は、その銅粉を含む導電性ペースト自体の品質のみならず、当該導電性ペーストを使用して製造される製品の品質及び歩留まりを低下させる懸念がある。
銅粉の酸化を防止するため、銅粉に、酸化防止剤を用いた表面処理を施すことがある。特開2017-122252号公報(特許文献1)は、銅粉の酸化を抑制し且つ焼結開始温度を高くすることができる、表面処理銅粉として、「銅粉の表面に、ジルコニウム、ランタンおよびイットリウムからなる群から選ばれる1以上の元素が存在し、酸素含有量が1質量%以下である表面処理銅粉」を開示している。
特開2017-122252号公報
しかしながら、酸化防止剤で表面処理が施された銅粉では、上述したような金属配線の用途等にて加熱して焼結させる際に、酸化防止剤の有機物の熱分解により固体の炭素が生じる場合がある。酸化防止剤に由来する炭素は、銅粒子の表面に存在し、銅粒子どうしの接触及び焼結を阻害する。
これを回避するには、酸化性雰囲気で当該銅粉を加熱して炭素を酸化させて除去した後、還元性雰囲気に切り替えて銅粉を再度加熱することが考えられる。但し、このような雰囲気の切換えを要する加熱は、その切換えが可能であって、かつ水素等を用いる還元性雰囲気を安全に実現できる防爆設備が必要になる。
この明細書では、優れた酸化防止能を有し、非還元性雰囲気下の加熱で銅の焼結体を有効に形成することができる酸化銅含有粉末、導電性ペースト及び、酸化銅含有粉末の製造方法を開示する。
この明細書で開示する一の酸化銅含有粉末は、酸化銅(I)を含むものであって、400℃までの熱処理を行ったときに、ピッチに由来する熱分解残渣を、酸化銅(I)に対して、質量比で0.025~0.060含むものである。
この明細書で開示する他の酸化銅含有粉末は、酸化銅(II)を含むものであって、400℃までの熱処理を行ったときに、ピッチに由来する熱分解残渣を、酸化銅(II)に対して、質量比で0.050~0.120含むものである。
この明細書で開示する導電性ペーストは、上記のいずれかの酸化銅含有粉末と、バインダー樹脂と、溶剤とを含むものである。
この明細書で開示する酸化銅含有粉末の製造方法は、ピッチに由来する熱分解残渣を含む酸化銅含有粉末を製造する方法であって、酸化銅(I)及び/又は酸化銅(II)を含む酸化銅粉末と、ピッチ及び熱処理によりピッチを生じる有機物の少なくとも一方と、を準備する工程と、前記酸化銅粉末と、ピッチ及び前記有機物の少なくとも一方とを混合して熱処理前粉末を得る工程と、前記熱処理前粉末に400℃までの熱処理を施し、ピッチに由来する熱分解残渣を含む酸化銅含有粉末を得る工程と、を含み、前記酸化銅含有粉末が、前記熱分解残渣を酸化銅(I)に対して質量比で0.025~0.060含む酸化銅含有粉末、及び/又は、前記熱分解残渣を酸化銅(II)に対して質量比で0.050~0.120含む酸化銅含有粉末であるというものである。
上述した酸化銅含有粉末、導電性ペースト、酸化銅含有粉末の製造方法によれば、優れた酸化防止能を有し、非還元性雰囲気下の加熱で銅の焼結体を有効に形成することができる。
比較例1並びに実施例1~5の熱重量測定で得られた温度上昇に伴う質量の変化を示すグラフである。 比較例1並びに実施例1~5の熱機械分析で得られた温度上昇に伴う線収縮率の変化を示すグラフである。 実施例4のペレットの写真である。 参考例及び実施例3~5の熱重量測定で得られた温度上昇に伴う質量の変化を示すグラフである。 図4のグラフからピッチの揮発分の質量を差し引いて得られるグラフである。
以下に、上述した酸化銅含有粉末、導電性ペースト、酸化銅含有粉末の製造方法の実施の形態について詳細に説明する。
一の実施形態の酸化銅含有粉末は、酸化銅(I)を含むものであって、400℃までの熱処理を行ったときに、ピッチに由来する熱分解残渣を、酸化銅(I)に対して、質量比で0.025~0.060含むものである。また、他の実施形態の酸化銅含有粉末は、酸化銅(II)を含むものであって、400℃までの熱処理を行ったときに、ピッチに由来する熱分解残渣を、酸化銅(II)に対して、質量比で0.050~0.120含むものである。
酸化銅含有粉末に400℃までの熱処理を施したときに、ピッチに含まれる高沸点成分や、ピッチの熱分解等により生じる揮発分が飛散すると同時に、熱分解残渣が生じる。前記揮発分の一部や、前記残渣は炭素や水素といった還元性の成分を含み、これらが酸化銅と反応することによって、酸化銅は金属銅へ還元される。酸化銅の還元に利用された熱分解残渣は、酸化銅の金属銅への転換が進むとともに一酸化炭素や二酸化炭素、あるいは水に変換されて消失する。ここで、上記酸化銅含有粉末を400℃で熱処理したときに含まれるピッチ由来の熱分解残渣が、酸化銅に対して、後述する所定の範囲であれば、酸化銅が十分に金属銅に還元されるとともに、上記熱分解残渣は二酸化炭素や一酸化炭素などの気体に変換されて、そのほぼ全量が消失する。その結果として、たとえば不活性ガスによる非還元性雰囲気下の加熱でも、銅の焼結体を得ることができる。また、そのような銅の焼結体は、炭素質成分が十分に除去されるので、電気抵抗が低い焼結体を得られる。
(酸化銅)
酸化銅含有粉末は、酸化銅(I)(Cu2O、いわゆる亜酸化銅)及び/又は酸化銅(II)(CuO)を含有するものであればよい。酸化銅含有粉末は、酸化銅(I)及び酸化銅(II)のうちの少なくとも一方を含むものである。酸化銅(I)及び/又は酸化銅(II)を含有するものであれば、上述したように、加熱によりピッチに含まれる還元性の成分により当該酸化銅が金属銅に還元され、銅の焼結体が得られる。
酸化銅含有粉末は、実質的に酸化銅粒子で構成される酸化銅粉末を含むことがある。ここでは、酸化銅(I)を含有する粉末を酸化銅(I)粉末といい、酸化銅(II)を含有する粉末を酸化銅(II)粉末という。酸化銅(I)粉末はさらに酸化銅(II)を含有することがあり、酸化銅(II)粉末はさらに酸化銅(I)を含有することがある。なお、酸化銅(I)粉末と酸化銅(II)粉末、酸化銅(I)と酸化銅(II)を区別しないときは、単に酸化銅、酸化銅粉末とそれぞれ称することもある。また、酸化銅含有粉末は、酸化銅を含む銅粉末、より詳細には、表面が酸化銅(I)等の酸化銅で被覆された銅粒子で構成される銅粉末を含むことがある。酸化銅含有粉末が酸化銅粉末や、酸化銅を含む銅粉末を含有するか否かは、X線回折法(XRD)により確認可能である。
(ピッチ)
酸化銅含有粉末は、上記の酸化銅粉末や酸化銅を含む銅粉末に、ピッチや、熱処理によりピッチを生じる有機物を混合したものである。このような酸化銅含有粉末は400℃までの熱処理を施したとき、表面にピッチ由来の熱分解残渣が存在する。酸化銅(I)を含む酸化銅含有粉末は、当該熱処理後に存在する熱分解残渣の、酸化銅(I)に対する質量比が0.025~0.060になるように、ピッチ及び/又は上記の有機物を含むものである。また、酸化銅(II)を含む酸化銅含有粉末は、当該熱処理後に存在する熱分解残渣の、酸化銅(II)に対する質量比が0.050~0.120になるように、ピッチ及び/又は上記の有機物を含むものである。この400℃までの熱処理では、酸化銅含有粉末を窒素雰囲気の下、開始温度を25℃とし、10℃/minの昇温速度で400℃まで昇温させる。
ピッチは、石炭や石油、木材等の有機物質の乾留によって得られるタールを蒸留して得られる、比較的重質な有機物を主とした混合物であり、具体的には、コールタールピッチ、石油ピッチ又は合成ピッチ等を挙げることができる。
400℃までの熱処理後に存在するピッチの熱分解残渣が少ない場合は、酸化銅に対してピッチが少なすぎることにより、400℃よりも高い温度で焼成しても、銅まで還元されない酸化銅が存在するため、銅の焼結体を得ることはできない。一方、400℃までの熱処理後に存在するピッチの熱分解残渣が多い場合は、酸化銅に対してピッチが多すぎることにより、酸化銅は銅へ還元されるものの、ピッチの熱分解残渣が残存する。この熱分解残渣は、主に炭素から成り、銅粒子どうしの接触及び焼結を阻害する。このような観点から、400℃までの熱処理後に存在するピッチの熱分解残渣の、酸化銅に対する質量比は、酸化銅(I)を含む酸化銅含有粉末では酸化銅(I)に対して0.025~0.045であることが好ましく、酸化銅(II)を含む酸化銅含有粉末では酸化銅(II)に対して0.050~0.090であることが好ましい。
なお、酸化銅(II)は、還元するべき銅の価数が酸化銅(I)の2倍になるので、酸化銅(II)を含む酸化銅含有粉末の場合は、理論上、熱分解残渣やピッチの量を、酸化銅(I)を含む酸化銅含有粉末の場合の2倍にすることで、酸化銅(II)を十分に還元でき、かつ、ピッチの熱分解残渣の残存を抑えられると考えられる。
酸化銅含有粉末は、上記の400℃までの熱処理を施す前に、ピッチが含まれ、ピッチと酸化銅の混合物である場合がある。この場合、酸化銅含有粉末に含まれるピッチの、酸化銅(I)に対する質量比は、好ましくは0.050~0.090、より好ましくは0.050~0.070である。また、酸化銅含有粉末に含まれるピッチの、酸化銅(II)に対する質量比は、好ましくは0.100~0.180、より好ましくは0.100~0.140である。ピッチの、酸化銅に対する質量比が小さすぎると、酸化銅から銅への還元が不十分になり、また大きすぎると、酸化銅がすべて銅へと還元されたとしても、余剰なピッチの熱分解残渣が残存し、導電性の高い焼結体を得られない。
あるいは、上記の400℃までの熱処理を施す前に、酸化銅含有粉末にピッチが含まれず、熱処理によりピッチを生じる有機物が含まれ、当該有機物と酸化銅の混合物であることがある。このピッチを生じる熱処理は、不活性雰囲気で200℃に10分以上維持する条件とすることができる。上記の有機物としては、たとえば、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ナフタレン、メチルナフタレン等がある。そのような有機物が酸化銅含有粉末に含まれると、焼成の加熱時に、その途中でピッチを生じ、上述したように、酸化銅の銅への還元、一酸化炭素や二酸化炭素等への変化による熱分解残渣の消失が起こる。この場合も、非還元性雰囲気下の焼成によって銅の焼結体を有効に形成することができる。酸化銅含有粉末は、400℃までの熱処理前にピッチを含むか否かは問わず、400℃までの熱処理を施したときに、ピッチに由来する熱分解残渣を所定の量含むものであればよい。但し、焼成中のガスの発生量がより少なくなるとの観点では、上記の400℃までの熱処理を施す前から、酸化銅含有粉末に、上記の有機物ではなくピッチが含まれることが好ましい。
400℃までの熱処理後に所定の量のピッチ由来の熱分解残渣が存在するように、ピッチや上記の有機物を含む酸化銅含有粉末は、ピッチや上記有機物により酸化が有効に抑制される。したがって、この実施形態の亜酸化銅含有粉末は、高い酸化防止能を有するものである。
上述した400℃までの熱処理前に、酸化銅含有粉末を飛行時間型質量分析計(TOF-MS)で分析したとき、それにより検出される成分の50質量%以上が、分子量100~10000の混合物である場合、当該酸化銅含有粉末にピッチが含有されるとみなすことができる。典型的には、ピッチは、TOF-MSで分析したとき、分子量100~10000の混合物を95質量%以上含むことが多い。
400℃までの熱処理前もしくは後に、酸化銅含有粉末中の酸化銅に対する上述したピッチの質量比を求めるには、酸化銅含有粉末を、上記TOF-MSでの測定に加えて、X線回折により同定することや、X線蛍光分析、燃焼法、ICP法などを組み合わせて、元素組成を求める方法が適している。
上記のピッチとしては、軟化点が200℃以下であるものが好ましい。軟化点が200℃を超える高軟化点ピッチは粘度が高く、高温での混合が必要であるので、有毒ガスの発生による作業性の悪化や、ピッチ成分の酸化・変質や発火の危険性がある。
ピッチの軟化点は、JIS K2425(2006)に準拠し、市販の試験機を用いて測定することができる。
(粒径)
酸化銅含有粉末のBET比表面積から算出される粒径は、0.1μm~10.0μmであることが好適である。この粒径は、より好ましくは0.1μm~2.0μmである。粒径が大きいと酸化銅含有粉末の内部まで還元することが難しい場合がある。粒径が小さいと、酸化銅を含む粉末と少量のピッチ、あるいはその熱分解残渣の混合状態が不均一となりやすい可能性がある。
酸化銅含有粉末の粒径は、BET比表面積の値から次式を用いて計算することができる。
D=6/(ρ×SSA)
ここで、Dは平均粒径、ρは真密度、SSAは酸化銅含有粉末のBET比表面積である。
BET比表面積(SSA)の測定は、酸化銅含有粉末を真空中にて70℃の温度で5時間にわたって脱気した後、JIS Z8830:2013に準拠し、たとえばマイクロトラック・ベル社のBELSORP-mini IIを用いて実施することができる。
(導電性ペースト)
上述した酸化銅含有粉末は、導電性ペーストに用いることができる。この導電性ペーストは、上記の酸化銅含有粉末と、バインダー樹脂と、溶剤とを含むものである。
バインダー樹脂としては、たとえば、セルロース系樹脂、アクリル樹脂、アルキッド樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリビニルアセタール、ケトン樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタンを挙げることができる。溶剤としては、たとえば、アルコール溶剤(例えばテルピネオール、ジヒドロテルピネオール、イソプロピルアルコール、ブチルカルビトール、テルピネルオキシエタノール、ジヒドロテルピネルオキシエタノールからなる群から選択される一種以上)、グリコールエーテル溶剤(例えばブチルカルビトール)、アセテート溶剤(例えばブチルカルビトールアセテート、ジヒドロターピネオールアセテート、ジヒドロカルビトールアセテート、カルビトールアセテート、リナリールアセテート、ターピニルアセテートからなる群から選択される一種以上)、ケトン溶剤(例えばメチルエチルケトン)、炭化水素溶剤(例えばトルエン、シクロヘキサンからなる群から選択される一種以上)、セロソルブ類(例えばエチルセロソルブ、ブチルセロソルブからなる群から選択される一種以上)、ジエチルフタレート、又はプロピネオート系溶剤(例えばジヒドロターピニルプロピネオート、ジヒドロカルビルプロピネオート、イソボニルプロピネオートからなる群から選択される一種以上)等を用いることができる。
このような導電性ペーストを、低温同時焼成セラミック(LTCC)基板や積層セラミックチップコンデンサ(MLCC)の製造に用いる場合、セラミック粉(グリーンシート)と導電性ペーストを交互に積層させてから同時に焼成し、セラミック層間に、銅の焼結体の配線を形成することがある(コファイア法)。また、セラミックを焼結させた後に導電性ペーストを塗布・焼成することで銅の焼結体の配線を形成することがある(ポストファイア法)。
ここで、実施形態の導電性ペーストでは、焼成プロセスの初期に、酸化銅含有粉末中のピッチが熱分解し、ピッチの質量の約半分程度が熱分解残渣となる。さらに高温に加熱すると、熱分解残渣は、酸化銅含有粉末中の酸化銅を銅に還元しつつ、一酸化炭素や二酸化炭素等になって消失する。その結果、焼結が進行して、導電性の高い銅配線を有効に形成することができる。
この焼成プロセスでは、水素などの還元剤を含まない非還元性雰囲気での焼成が可能である。これは、ピッチに由来する熱分解残渣と酸化銅の反応により酸化銅を銅へ還元することが可能であるからである。このため、防爆仕様の設備を要しない点において、コスト的に有利である。
(製造方法)
以上に述べたような酸化銅含有粉末を得るには、酸化銅を含む粉末(酸化銅(II)粉末や酸化銅(I)粉末、酸化銅を含む銅粉末)を準備し、これを、ピッチ及び/又は、熱処理によりピッチを生じる有機物と混合し、必要に応じて加熱することで製造することができる。
ピッチ及び/又は有機物との混合(コーティング)は、ブレードタイプのニーダーや、ロールタイプのニーダーを用いることが好適である。酸化銅を含む粉末とピッチ及び/又は熱処理によりピッチを生じる有機物のニーダーへの投入量は、400℃までの熱処理後の酸化銅に対するピッチ由来の熱分解残渣の質量比が、先に述べた所定の範囲を満たすものになるように適宜調整する。
混合時は、ピッチの軟化点以上の温度に加熱することが必要であり、好ましくはピッチの粘度を下げるために、軟化点よりも30℃~100℃程度の高温に加熱することが好ましい。充分に高温で混合・混練することで、酸化銅を含む粉末とピッチ及び/又は加熱によりピッチを生じる有機物を均一に混合することができる。
酸化銅粉末とピッチ及び/又は有機物とを混合した後、必要に応じて、その混合粉末(熱処理前粉末)に、400℃までの熱処理を施してもよい。この場合、ピッチ及び/又は有機物が当該熱処理で熱分解し、ピッチに由来する熱分解残渣を含む酸化銅含有粉末が得られる。そのような酸化銅含有粉末を、導電性ペーストに含ませて焼結させると、当該炭素が酸化銅を銅に還元しながら消失し、焼結が円滑に進行して銅の焼結体が形成される。
コーティングに用いる酸化銅を含む粉末は、市販のものとすることも可能であるが、次に述べるようにして製造することもできる。
酸化銅(I)粉末は、たとえば、還元糖及びアルカリを含む硫酸銅溶液から製造することができる。その一例として具体的には、純水等の溶媒に硫酸銅を添加し、これを50℃~90℃に加熱しながら、好ましくは50rpm~1000rpmで攪拌して、硫酸銅溶液を得る。そこに、グルコース、フルクトース、グリセルアルデヒド、ラクトース、アラビノース、マルトース等の還元糖を添加する。なお、スクロース自体は還元糖ではないが、スクロースが加水分解して生成される転化糖も還元糖として利用可能である。必要に応じて変性防止剤、具体的には、たとえば、アラビアゴム、デキストリンその他の多糖類、ニカワ又は、コラーゲンペプチド等を添加することもある。そして、当該硫酸銅溶液にアルカリを滴下し、硫酸銅溶液のpHを、たとえば8~11の範囲内に保持して反応させる。当該pHの保持時間は、たとえば0.1時間~10時間とする。その後、純水を用いた洗浄、デカンテーション等による固液分離等を行って、酸化銅(I)粉末が得られる。
酸化銅を含む銅粉末は、例えば、銅粉を乾式または湿式で加熱することによって銅粉の表面を酸化させることで製造できる。
次に、上述した酸化銅含有粉末を試作し、その効果を確認したので以下に説明する。但し、ここでの説明は単なる例示を目的としたものであり、これに限定されることを意図するものではない。
(製造方法)
BET比表面積2.3m2/gの酸化銅(I)粉末を準備し、これにピッチをコーティングした。コーティングは具体的には、酸化銅(I)粉末500gと所定量(25g~50g)のピッチをブレード型ニーダーに投入し、150℃への昇温が完了してから、1時間混錬を行って、表面がピッチで被覆された酸化銅含有粉末を製造した。ピッチとしては、JFEケミカル株式会社製のPK-QLを、また酸化銅(I)粉末としては、市販の酸化銅(I)粉末(レーザー回折法による50%粒子径D50が約2.5μmのもの)をそれぞれ用いた。このピッチの軟化点は、74~80℃である。酸化銅含有粉末のBET比表面積は0.8~0.9m2/gであり、そのBET比表面積から算出した粒径は1.2μmであった。
比較例1並びに実施例1~5では、ブレード型ニーダーへのピッチの投入量を変化させ、表1に示すように、表面のピッチの付着量が異なる酸化銅含有粉末を得た。
(熱重量測定(TG))
比較例1並びに実施例1~5の各酸化銅含有粉末について、試料(35±5mg)をアルミナパンに入れ、0.1mgまで表示できる天秤で試料重量を量り、熱重量測定装置(NETZSCH社製のSTA2500 Regulus)の天秤にセットした。その後、試料室を密閉して真空引き後、雰囲気ガスを500mL/minの流量で10分以上ガスフローすることでガス置換を行い、測定を開始した。測定条件は、測定開始温度:25℃±10℃、到達温度:1000℃、昇温速度:10℃/min、使用雰囲気ガス:窒素とした。
その結果、図1に示すグラフが得られた。図1より、酸化銅含有粉末の質量は、400℃程度までは徐々に低下していることが解かる。これは、ピッチの炭素以外の成分が揮発したことによるものと考えられる。一方、400℃を超えると、質量が急激に減少しており、ここで酸化銅(I)から銅への還元が起こったと推測される。
(熱機械分析(TMA))
比較例1並びに実施例1~5の各酸化銅含有粉末について、試料(300±20mg)をφ5円柱金型に入れ、油圧式プレス機(ラボネクト社製のミニラボプレス)で圧縮し、ペレットを作製した。ペレット重量、直径および高さを計測し、ペレットの密度を算出した。ペレット重量は、0.1mgまで表示できる天秤で行い、ペレット直径および高さは、1μmまで表示できるデジタルノギスで計測した。ペレット密度が3.80±0.05g/cm3の密度の試料ペレットを、熱機械分析装置(NETZSCH社製のTMA4000SE)の試料室にセットした。サンプルホルダー及び、検出棒は石英製を使用した。試料室を密閉して真空引き後、雰囲気ガスを500mL/minの流量で10分以上ガスフローすることでガス置換を行い、測定を開始した。測定条件は、測定開始温度:25℃±10℃、荷重:98mN、到達温度:1000℃、昇温速度:10℃/min、使用雰囲気ガス:窒素とした。
その結果、図2に示すグラフを得た。なお、TMAでは、温度の上昇に伴ってペレットを構成する粒子が焼結し、円柱状のペレットが高さ方向に収縮する。この収縮率を線収縮率と称することがある。図2では、縦軸を線膨張率(Liniar expansion)としているが、この値が負である場合、線収縮率を意味する。
また、上記のTMAにて最大収縮率を用いて、円柱状のペレットが高さ方向のみならず等方に収縮していると仮定し、その最大密度を算出した。その結果を表1に示す。
比較例1は、最大密度が低かった。比較例1では、酸化銅含有粉末の表面に付着したピッチが多すぎたことにより、焼成時に酸化銅(I)が銅に還元されても、銅粒子の周囲に存在する炭素が銅粒子の接触を阻害し、焼結が進まなかったことによるものと考えられる。
一方、実施例1~5はいずれも、最大密度が高いことから、焼結が有効に行われたことが解かる。また、ペレットの焼結体の外観より、酸化銅(I)が有効に銅に還元されたと考えられる。特に実施例4では、昇温後のペレットの最大密度が銅の密度である8.96g/cm3に近い値となった。実施例4における昇温後のペレットの写真を、図3に示す。図3より当該ペレットは金属光沢を呈しており、銅の焼結体であると認められる。
Figure 0007153769000001
(耐酸化性)
ピッチでコーティングしていない酸化銅(I)粉末の酸化銅含有粉末(参考例)と、実施例3~5の酸化銅含有粉末のそれぞれについて、上述した熱重量測定(TG)で使用雰囲気ガスを窒素から空気に変更したことを除いて同様にして、温度上昇に伴う重量の変化を測定した。これにより、図4に示すグラフが得られた。
図4より、ピッチで被覆されていない参考例の酸化銅含有粉末は、加熱に従い空気中で重量が増えていることが解かり、これは酸化していると考えられる。これに対し、実施例3~5の酸化銅含有粉末は、加熱に伴い重量が減少している。但し、この結果だけでは、単にピッチの揮発分が減少している可能性もある。そのため、ピッチのみに対して熱重量測定(TG)を行って得られたピッチの揮発分を図4のグラフから差し引いたものを、図5に示す。
図5から解かるように、実施例3~5の酸化銅含有粉末は、ピッチの揮発分を差し引いても、空気中で重量が減少している。このことから、実施例3~5の酸化銅含有粉末では、空気中でも酸化による重量増加よりも還元による重量減少が優先的に行われたといえる。
以上より、先に述べた酸化銅含有粉末によれば、優れた酸化防止能を有し、非還元性雰囲気下の加熱で銅の焼結体を有効に形成できることが分かった。

Claims (12)

  1. 酸化銅(I)を含む酸化銅含有粉末であって、
    400℃までの熱処理を行ったときに、ピッチに由来する熱分解残渣を、酸化銅(I)に対して、質量比で0.025~0.060含む酸化銅含有粉末。
  2. 酸化銅(II)を含む酸化銅含有粉末であって、
    400℃までの熱処理を行ったときに、ピッチに由来する熱分解残渣を、酸化銅(II)に対して、質量比で0.050~0.120含む酸化銅含有粉末。
  3. ピッチと酸化銅(I)の混合物であり、前記ピッチの、酸化銅(I)に対する質量比が0.050~0.090である請求項1に記載の酸化銅含有粉末。
  4. ピッチと酸化銅(II)の混合物であり、前記ピッチの、酸化銅(II)に対する質量比が0.100~0.180である請求項2に記載の酸化銅含有粉末。
  5. 熱処理によりピッチを生じる有機物と、酸化銅の混合物である、請求項1又は2に記載の酸化銅含有粉末。
  6. BET比表面積から算出される粒径が、0.1μm~2.0μmである請求項1~5のいずれか一項に記載の酸化銅含有粉末。
  7. 前記ピッチの軟化点が200℃以下である請求項1~6のいずれか一項に記載の酸化銅含有粉末。
  8. 酸化銅粉末を含む請求項1~7のいずれか一項に記載の酸化銅含有粉末。
  9. 酸化銅を含む銅粉末を含む請求項1~8のいずれか一項に記載の酸化銅含有粉末。
  10. 非還元性雰囲気での加熱を行う焼成プロセスに用いられる請求項1~9のいずれか一項に記載の酸化銅含有粉末。
  11. 請求項1~10のいずれか一項に記載の酸化銅含有粉末と、バインダー樹脂と、溶剤とを含む導電性ペースト。
  12. ピッチに由来する熱分解残渣を含む酸化銅含有粉末を製造する方法であって、
    酸化銅(I)及び/又は酸化銅(II)を含む酸化銅粉末と、ピッチ及び熱処理によりピッチを生じる有機物の少なくとも一方と、を準備する工程と、
    前記酸化銅粉末と、ピッチ及び前記有機物の少なくとも一方とを混合して熱処理前粉末を得る工程と、
    前記熱処理前粉末に400℃までの熱処理を施し、ピッチに由来する熱分解残渣を含む酸化銅含有粉末を得る工程と、
    を含
    前記酸化銅含有粉末が、前記熱分解残渣を酸化銅(I)に対して質量比で0.025~0.060含む酸化銅含有粉末、及び/又は、前記熱分解残渣を酸化銅(II)に対して質量比で0.050~0.120含む酸化銅含有粉末である、酸化銅含有粉末の製造方法。
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