JP7150314B2 - 防水シート施工方法 - Google Patents
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Description
また、この手段によると、防水シート及びシール材の主成分は、熱溶着可能な塩化ビニル樹脂から構成されている。この構成により、防水役物を角頂部に熱溶着させる際、防水役物と、防水シートと、塩化ビニル樹脂からなるシール部とが、それぞれ熱溶着する。したがって、防水役物及びシール部を、角頂部に、より好適に固着することができる。
また、この手段によると、防水役物を角頂部に熱溶着させる際に使用する加熱具を用いて、塩化ビニル樹脂の溶液に含まれる溶媒を揮散させることができる。したがって、揮散工程のために新たに専用の機器等を用意する必要がないことから、施工作業の負荷の増大を防ぐことができ、さらに、施工コストを抑えることができる。
また、一般に、塩化ビニル樹脂の溶液に含まれる溶媒を揮散させるための温度は50度から60度と低い。したがって、加熱具を用いて塩化ビニル樹脂の溶液を加熱すれば、短時間で溶媒を揮散させる温度に達するため、短時間でシール材を固着させることができる。
図1に示すように、防水シート10は、端部10a、10bを備える構成となっている。床面防水シート敷設工程では、図1に示すように、防水シート10を床面1に敷設するとともに、防水シート10を入隅4に沿うように折り上げて、端部10aを壁面2に敷設する。さらに、防水シート10を入隅5に沿うように折り上げて、端部10bを壁面3に敷設する。
床面防水シート敷設工程を実施した後に、壁面防水シート敷設工程1を実施する。図2に示すように、防水シート20は端部20aと端部20bとを備える構成となっている。壁面防水シート敷設工程1では、図2に示すように、防水シート20を、壁面2に敷設するとともに、壁面2に敷設されている防水シート10の端部10aに重ねるように敷設する。次に、防水シート20を出隅6に沿うように折り曲げて、防水シート20の端部20aを、壁面3に敷設する。さらに、防水シート20を入隅4に沿うように折り上げて、防水シート20の端部20bを、床面1に敷設された防水シート10上に重ねるように敷設する。
壁面防水シート敷設工程1を実施した後に、壁面防水シート敷設工程2を実施する。図3に示すように、防水シート30は、壁面2に敷設される端部30aと、床面1に敷設される端部30bと、を備える構成となっている。壁面防水シート敷設工程2では、図3に示すように、防水シート30を、壁面3に敷設するとともに、壁面3に敷設されている防水シート10の端部10bと防水シート20の端部20aとに重ねるように敷設する。次に、防水シート30を出隅6に沿うように折り曲げて、防水シート30の端部30aを、壁面2に敷設された防水シート20に重ねるように敷設する。さらに、防水シート30を入隅5に沿うように折り上げて、防水シート30の端部30bを、床面1に敷設された防水シート10に重ねるように敷設する。
壁面防水シート敷設工程2を実施した後に、角頂部7にシール材を塗布する塗布工程を実施する。シール材は、塩化ビニル樹脂を揮発性溶媒で溶かした溶液である。塗布工程では、図4に示すように、角頂部7を覆うように、塩化ビニル樹脂と揮発性溶媒とを含むシール材を塗布する。
塗布工程を実施した後、塗布された溶液に対して、加熱具等を使用し熱風を当て、加熱する。溶液が加熱されることで、溶液中に含まれる溶媒の揮散が促進される。溶液の溶媒が揮散することにより、シール材に含まれていた塩化ビニル樹脂が硬化し、塩化ビニル樹脂がシール部Rとして角頂部7にシールされることとなる。
揮散工程を行った後に、熱溶着工程を実施する。防水役物40は、角頂部7を構成している三面に亘る連続した一つの部材から構成されており、主成分が塩化ビニル樹脂で構成されている。熱溶着工程では、図6に示すように、防水役物40を、角頂部7に配置する。次に、防水役物40と角頂部7との間に、加熱具等を使用して熱風を送り込むことにより加熱する。さらに、角頂部7に配置した防水役物40を、押圧する。防水役物40と角頂部7との間に熱風を送り込むことにより、角頂部7に敷設された防水シート10、20、30における役物配設箇所と、防水役物40の熱溶着面と、シール材とが加熱される。
既述の通り、防水シート10、20、30及びシール材の主成分は、熱溶着可能な塩化ビニル樹脂から構成されている。この構成により、シール材の溶媒が揮散されることにより角頂部7にシールされた塩化ビニル樹脂は、防水シート10、20、30と熱溶着される。さらに、熱溶着可能な塩化ビニル樹脂により構成されている防水役物40は、防水シート10、20、30及びシール部Rのすべてに熱溶着される。防水役物40と防水シート10、20、30とシール部Rとがそれぞれ熱溶着するため、防水役物40及びシール部Rを、角頂部7に、より好適に固着させることができる。
以下、上記実施形態に変更を加えた別実施形態を例示する。以下の別実施形態は、矛盾が生じない限り、複数組み合わせて上記実施形態に適用してよい。尚、本発明の範囲は、各実施形態の内容に限定されるものではない。
2、3 壁面
10 防水シート
20 防水シート
30 防水シート
40 防水役物
Claims (3)
- 防水下地における互いに交差する三面が取り合う角頂部に防水シートを施工する防水シート施工方法であって、
複数の前記防水シートを前記三面の形状に応じて重ね合わせながら組み合わせて敷設する敷設工程と、
前記角頂部に対して前記防水シートの上からシール材を塗布する塗布工程と、
前記角頂部に、前記三面に亘る連続した一つの部材で構成された防水役物を、前記角頂部周辺に熱溶着させる熱溶着工程と、を備え、
前記防水シート及び前記シール材の主成分を、塩化ビニル樹脂としてあり、
前記塗布工程において、前記塩化ビニル樹脂を揮発性溶媒で溶かした溶液を前記シール材として塗布し、
前記熱溶着工程において前記防水役物を前記角頂部へ配置する前に、前記揮発性溶媒を加熱具による熱風によって揮散させる揮散工程を備えた防水シート施工方法。 - 防水下地における互いに交差する三面が取り合う角頂部に防水シートを施工する防水シート施工方法であって、
複数の前記防水シートを前記三面の形状に応じて重ね合わせながら組み合わせて敷設する敷設工程と、
前記角頂部に対して前記防水シートの上からシール材を塗布する塗布工程と、
前記角頂部に、前記三面に亘る連続した一つの部材で構成された防水役物を、前記角頂部周辺に熱溶着させる熱溶着工程と、を備え、
前記シール材の主成分を、紫外線硬化樹脂としてある防水シート施工方法。 - 前記熱溶着工程の前に、前記シール材に紫外線を照射する紫外線照射工程を備えた請求項2に記載の防水シート施工方法。
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