JP7147480B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7147480B2
JP7147480B2 JP2018205915A JP2018205915A JP7147480B2 JP 7147480 B2 JP7147480 B2 JP 7147480B2 JP 2018205915 A JP2018205915 A JP 2018205915A JP 2018205915 A JP2018205915 A JP 2018205915A JP 7147480 B2 JP7147480 B2 JP 7147480B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
unit
fixing unit
connector
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018205915A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020071403A (ja
Inventor
佳秀 太田
真 木倉
昇治 浅沼
陽光 尾花
智也 田中
大雅 正円
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2018205915A priority Critical patent/JP7147480B2/ja
Priority to US16/580,285 priority patent/US10761477B2/en
Priority to CN201911043028.2A priority patent/CN111123673B/zh
Publication of JP2020071403A publication Critical patent/JP2020071403A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7147480B2 publication Critical patent/JP7147480B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/80Details relating to power supplies, circuits boards, electrical connections
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2017Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/16Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements
    • G03G21/1661Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements means for handling parts of the apparatus in the apparatus
    • G03G21/1685Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements means for handling parts of the apparatus in the apparatus for the fixing unit
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2053Structural details of heat elements, e.g. structure of roller or belt, eddy current, induction heating
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/16Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements
    • G03G21/1604Arrangement or disposition of the entire apparatus
    • G03G21/1619Frame structures
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/16Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements
    • G03G21/1642Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements for connecting the different parts of the apparatus
    • G03G21/1647Mechanical connection means
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00025Machine control, e.g. regulating different parts of the machine
    • G03G2215/00029Image density detection
    • G03G2215/00033Image density detection on recording member
    • G03G2215/00037Toner image detection

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
画像形成装置の装置本体に対して定着部を着脱可能な定着ユニットとして構成し、着脱性を上げることで紙詰まり除去の簡易化や、保守点検や部品交換性を向上した画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1には、画像形成装置の装置本体に引き出し可能に取り付けられる両面ユニットと、両面ユニットに取り付けられる定着ユニットと、装置本体に設けられ、両面ユニットの装置本体に対する挿抜で、定着ユニットに設けたユニット側コネクタに挿抜される本体側コネクタを備え、定着ユニットと本体側コネクタの少なくとも一方を駆動して、定着ユニットと本体側コネクタの位置を調整する技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1の技術では、個別の駆動システムによりコネクタ位置を調整するため小型化に向かず、定着ユニットの両面ユニットへの挿入時にコネクタ同士の嵌合ができず、コネクタを破損させてしまう場合があった。
尚、装置本体に対して定着ユニットを挿抜する際のコネクタ同士の嵌合に関する具体的な従来技術例については、後述の実施形態で説明する。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、小型かつ比較的安価な構成によって、定着ユニットを含む挿抜ユニット(装置本体側コネクタに嵌合すべきユニット側コネクタを有し、装置本体に対して挿抜可能なユニットの総称を意味する)の挿抜方向の移動に対してのコネクタ接触性をもたせつつ、挿抜ユニットの装置本体への挿入時にコネクタ同士が確実に嵌合できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、画像形成装置の装置本体に対して挿抜可能な挿抜ユニットと、前記挿抜ユニットに設けられるユニット側コネクタと、前記装置本体に設けられ、前記挿抜ユニットの前記装置本体に対する挿抜方向の挿抜で前記ユニット側コネクタに挿抜される本体側コネクタと、前記本体側コネクタを保持する第1の部材と、前記第1の部材を保持する第2の部材と、を備え、前記本体側コネクタは、前記第1の部材に対して前記挿抜方向への移動を規制されて保持され、かつ、前記第1の部材は、前記第2の部材に対して前記挿抜方向とは異なる方向への移動を規制されて保持され、前記本体側コネクタは、前記第1の部材に対して前記挿抜方向と直交する平面に沿って所定範囲内で移動可能に保持され、かつ、前記第1の部材は、前記第2の部材に対して前記挿抜方向に移動可能に保持されることを特徴とする
本発明によれば、小型かつ比較的安価な構成によって、挿抜ユニットの挿抜方向の移動に対してのコネクタ接触性が確保され、挿抜ユニットの装置本体への挿入時に本体側コネクタとユニット側コネクタとが確実に嵌合できる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略的な構成図である。 図1の画像形成装置に挿抜可能に設けられる定着ユニットの概略断面図である。 図1の定着ユニットの外装部の上部分を取り除いた状態の平面図である。 図1の定着ユニットの正面側を斜め上方から見た斜視図である。 図1の定着ユニットを左側から見た側面図である。 図1の定着ユニットが装置本体に装着された状態を示す装置本体の概略断面図である。 従来技術例に係るドロワコネクタ同士の嵌合構成について説明する図である。 実施例に係る本体側ドロワコネクタの保持構成を示す要部の斜視図である 実施例に係る本体側ドロワコネクタの保持構成を示す要部の図であって、(a)は(b)のS9-S9線の断面図、(b)は図8における本体側ドロワコネクタのコネクタ保持ブラケットに対する取り付け・保持関係を示す要部の正面図である。 実施例に係る本体側ドロワコネクタの保持構成を示す要部の図であって、(a)は(b)のS10-S10線の断面図、(b)は図8におけるコネクタ保持ブラケットを介して本体側ドロワコネクタの本体フレーム部材に対する取り付け・保持関係を示す要部の正面図である。 実施例の変形例に係る本体側ドロワコネクタの保持構成を示す要部の断面図である。
以下、図を参照して実施例を含む本発明の実施の形態を詳細に説明する。各実施形態等に亘り、同一の機能もしくは形状等を有する構成要素(部材や構成部品)等については、混同の虞がない限り一度説明した後では同一符号を付すことによりその説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略的な構成図である。まず、図1を参照して、画像形成装置の全体構成及び動作について説明する。
図1に示す画像形成装置は、モノクロ画像形成装置である。画像形成装置の装置本体100には、作像ユニットとしてのプロセスユニット1が着脱可能に装着されている。プロセスユニット1は、表面に画像を担持する像担持体としての感光体2と、感光体2の表面を帯電させる帯電手段としての帯電ローラ3と、感光体2上の潜像を可視画像化する現像手段としての現像装置4と、感光体2の表面をクリーニングするクリーニング手段としてのクリーニングブレード5等具備するクリーニング装置と、を備える。また、感光体2に対向する位置に、感光体2の表面を露光する露光手段としてのLEDヘッドアレイ6が配置されている。
プロセスユニット1には、画像形成用の粉体であるトナーを収容する粉体収容器としてのトナーカートリッジ7が装置本体100に対して着脱可能に装着されている。トナーカートリッジ7は、未使用のトナーを収容する未使用トナー収容部8と、使用された廃トナーを収容する廃トナー収容部9とを有する。
また、画像形成装置は、記録媒体の一例としての用紙に画像を転写する転写装置10と、用紙を供給する給紙装置11と、用紙に転写された画像を定着させる定着ユニット12と、用紙を装置外へ排出する排紙装置13と、タイミングローラとしての一対のレジストローラ17とを備える。
定着ユニット12は、装置本体100に対して挿抜可能(もしくは挿脱可能)な挿抜ユニット(もしくは挿脱ユニット)の一例である。
転写装置10は、転写部材としての転写ローラ14を備える。転写ローラ14は、プロセスユニット1を装置本体100に装着した状態で感光体2と接触するように配置されている。また、転写ローラ14は、図示しない電源に接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)が印加されるようになっている。
給紙装置11は、用紙Pが収容される給紙カセット15と、給紙カセット15に収容されている用紙Pを給送する給紙ローラ16とを備える。なお、用紙Pには、普通紙のほか、厚紙、薄紙、はがき、封筒、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ等も含まれる。さらに、用紙以外に、OHPシートやOHPフィルム等を記録媒体として用いることも可能である。
定着ユニット12は、用紙に画像を定着させる定着部材としての定着ローラ18と、定着ローラ18に対向して配置される対向部材としての加圧ローラ19とを備える。定着ローラ18は、ヒータ等の加熱手段によって加熱される。加圧ローラ19は、定着ローラ18側へ加圧され、定着ローラ18に接触して定着ニップを形成している。
排紙装置13は、用紙を装置外に排出する一対の排紙ローラ20を備える。また、装置本体100の外装上面部には、排紙ローラ20によって排出された用紙を載置するための排紙トレイ21が形成されている。
また、装置本体100内には、給紙カセット15から、レジストローラ17、転写ローラ14と感光体2との間の画像転写部(転写ニップ)、定着ユニット12を経由して、排紙ローラ20まで用紙Pを搬送するための搬送路R1が設けられている。さらに、画像形成装置100内には、両面印刷する際に定着ユニット12を通過した用紙Pを画像転写部に再度搬送するための両面搬送路R2が設けられている。
図1を参照しつつ、本実施形態に係る画像形成装置の作像動作について説明する。
作像動作が開始されると、感光体2が回転駆動され、帯電ローラ3によって感光体2の表面が所定の極性に一様に帯電される。次いで、読取装置又はコンピュータ等からの画像情報に基づいてLEDヘッドアレイ6が感光体2の帯電面を露光し、静電潜像が形成される。そして、現像装置4によって感光体2上の静電潜像にトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー画像として顕像化(可視像化)される。
次いで、作像動作が開始されると、給紙ローラ16が回転駆動を開始し、給紙カセット15から用紙Pが送り出される。送り出された用紙Pは、レジストローラ17によって搬送を一旦停止される。その後、所定のタイミングでレジストローラ17の回転駆動を開始し、感光体2上のトナー画像が画像転写部に達するタイミングに合わせて、用紙Pを画像転写部へ搬送する。
そして、用紙Pが画像転写部に搬送されると、転写ローラ14に所定の電圧が印加されることにより生じた転写電界によって感光体2上のトナー画像が用紙P上に転写される。このとき用紙Pに転写されなかった感光体2上のトナーは、クリーニングブレード5によって除去され、トナーカートリッジ7の廃トナー収容部9へ回収される。
トナー画像が転写された用紙Pは、定着ユニット12へと搬送され、定着ローラ18と加圧ローラ19とによって形成される定着ニップを通過することにより加熱及び加圧されて、用紙P上のトナー画像が定着される。そして、用紙Pは、排紙ローラ20によって装置外に排出され、排紙トレイ21上に載置される。
また、両面印刷を行う場合は、定着ユニット12を通過した用紙Pを装置外に排出せずにスイッチバックさせて両面搬送路R2に送る。用紙Pは両面搬送路R2を通ってレジストローラ17の手前側で搬送路R1に送り込まれ、レジストローラ17によって画像転写部へ再度搬送される。そして、用紙Pの裏面に画像が転写され、定着ユニット12によって裏面側の画像が定着された後、用紙Pは装置外へ排出される。
図2は、定着ユニット12の概略断面図である。
図2に示すように、定着ユニット12は、内部に定着ローラ18や加圧ローラ19が収容される外装部を構成する樹脂製のフレーム部材23を有する。フレーム部材23の正面には、定着ユニット12内に用紙を進入させるための入口部23aが形成され、フレーム部材23の背面には、定着ユニット12から用紙を排出するための出口部23bが形成されている。なお、ここでいう定着ユニット12の「正面」とは、定着ユニット12が画像形成装置に装着された状態で画像形成装置の正面、すなわち作業者が画像形成装置に設けられた操作部(操作パネル等)で印刷指示をする際に立つ側の面を意味する。また、定着ローラ18内には発熱体としてのハロゲンヒータ22が設けられている。加圧ローラ19は、後述の加圧部材によって定着ローラ18に対して加圧されており、定着ローラ18と加圧ローラ19とが圧接する箇所には定着ニップNが形成されている。
図2において、符号70は、定着ユニット12に設けられるユニット側コネクタとしてのユニット側ドロワコネクタを示している。ユニット側ドロワコネクタ70には、後述する図3に示す給電線61等に接続する端子が格納されている。符号24は、定着ユニット12が装置本体100に挿入されている状態で、後述する図3に示す定着ユニット12の定着ギヤ18Gが装置本体100の駆動ギヤと噛み合うように、後述する図6に示す開閉カバー101を閉じる際に、開閉カバー101に設けられているボスによる押し付け力Fを受ける凹部状の被押圧部を示している。
図3は、定着ユニット12の外装部の上部分を取り除いた状態の平面図である。
図3に示すように、定着ローラ18の一端部には、装置本体100に設けられた駆動ギヤに連結するための定着ギヤ18Gが設けられている。このため、定着ユニット12を装置本体100に装着し、定着ギヤ18Gが上記駆動ギヤと連結された状態で、装置本体100側の駆動源から定着ローラ18に駆動力が伝達されると、定着ローラ18は図2中の矢印で示す時計回り方向に回転駆動する。また、加圧ローラ19は、回転駆動する定着ローラ18に対して図2中の矢印で示す反時計回り方向に従動回転するように構成されている。このように、定着ローラ18が回転駆動し、加圧ローラ19が従動回転することで、両ローラ18,19によって用紙が挟持されながら搬送されるように構成されている。なお、本実施形態とは反対に、加圧ローラ19を駆動ローラとし、定着ローラ18を従動ローラとしてもよい。
図3において、符号60は、上記した各ハロゲンヒータ22の端部に取り付けられたセラミックス等から成る絶縁性のベース部材60を、符号61は、各ハロゲンヒータ22の端部に接続され、装置本体100側の電源から各ハロゲンヒータ22に給電するための給電線を、それぞれ示している。
図2を参照しつつ、定着ユニット12の動作について簡単に説明する。
ハロゲンヒータ22から発せられる輻射熱によって定着ローラ18が所定の温度に加熱され、定着ローラ18と加圧ローラ19とが回転している状態で、用紙が図2中の矢印C1で示す方向から定着ニップNへ進入すると、用紙は定着ローラ18と加圧ローラ19とによって挟持されながら搬送される。このとき、用紙上の未定着画像が、定着ローラ18の熱によって加熱されると共に、定着ローラ18と加圧ローラ19とによって加圧されることで、用紙に画像が定着される。そして、画像が定着された用紙は定着ニップNから図2中の矢印C2方向へ排出される。
以下、定着ユニット12の詳細な構成について説明する。
図4は、定着ユニット12の正面側を斜め上方から見た斜視図である。
図4に示すように、フレーム部材23には、定着ユニット12を装置本体100に対して着脱する際に作業者が把持する第1取っ手部41と第2取っ手部42とが設けられている。第1取っ手部41は、フレーム部材23の背面の左右端部にそれぞれ設けられ、第2取っ手部42は、フレーム部材23の上面の左右方向中央に設けられている。
一対の第1取っ手部41は、互いに左右対称の形状に構成されている。具体的に、各第1取っ手部41は、上下方向に延びる把持部41aと、把持部41aの上端部及び下端部から前方(正面側)に延びる一対のアーム部41bとを有し、把持部41aが一対のアーム部41bを介してフレーム部材23の背面に固定されている。そして、各把持部41aとフレーム部材23の背面との間には、作業者が手又は指を挿入可能な空間部S1が形成されている。
一方、第2取っ手部42は、フレーム部材23に対して所定角度の範囲で回動可能(すなわち揺動可能)に設けられている。詳しくは、第2取っ手部42は、左右方向に延びる把持部42aと、把持部42aと直交又は交差する方向へ延びる一対のアーム部42bとを有し、各アーム部42bの先端部が支軸43を介してフレーム部材23に対して揺動可能に取り付けられている。第2取っ手部42が支軸43を中心に揺動することで、第2取っ手部42は図4に示す倒れた状態と起立した状態(図示せず)とに切り替えられる。図4に示す状態では、第2取っ手部42が、フレーム部材23の上部に設けられた凹状の収納部(図示せず)内に収納されている。これに対して、第2取っ手部42は図示を省略した起立した状態では、第2取っ手部42が、図4に示す収納状態よりも外側(上方)に突出し、取っ手として使用可能な使用状態となる。すなわち、使用状態では、第2取っ手部42の把持部42aとフレーム部材23(図示を省略した上記収納部)の上面との間に作業者が手又は指を挿入して把持部42aを把持することが可能な空間部(図示せず)が形成された状態となる。
図示を省略した上記収納部には、第2取っ手部42を収納状態から使用状態に切り替える際に第2取っ手部42に指を引っ掛けやすくするための2つの凹部45,46が設けられている。1つは、収納部44の後端縁中央を前方に窪ませて形成された第1凹部45であり、もう1つは、収納部44の上面中央を下方に窪ませて形成された第2凹部46である。
さらに、フレーム部材23には、図4に示すように、装置本体100に対して定着ユニット12を位置決めするための複数の位置決め部が設けられている。複数の位置決め部としては、フレーム部材23の正面左右両端部に設けられた第1位置決め突起47と、フレーム部材23の左側面及び右側面の正面側にそれぞれ設けられた一対の第2位置決め突起48と、フレーム部材23の左側面及び右側面の背面側にそれぞれ設けられた一対の第3位置決め突起49とで構成される。
定着ユニット12が装置本体100に装着されて装着位置を占めたとき、第1位置決め突起47の基部に形成された位置決め突き当て面47a(図2等参照)が、装置本体100側に固着された本体フレーム部材105の本体側位置決め部としての位置決め突き当て面105a(図6参照)と突き当ることにより、定着ユニット12の挿抜方向(以下、「Z方向」ともいう)の位置決めがなされるように構成されている。
また、フレーム部材23の左側面及び右側面には、それぞれ定着ユニット12を装置本体100に着脱(挿抜)する際に後述の本体側ガイド部に沿って案内される凸状のガイド部としてのガイド突起50が設けられている。各ガイド突起50は、矩形(略長方形又は略正方形)に形成されており、それぞれの上平面及び下平面が本体側ガイド部に対して摺動する摺動面50a,50bとして機能する。本実施形態では、定着ユニット12の着脱(挿抜)時に、定着ユニット12におけるガイド突起50以外の部分は装置本体100に対して摺動しない(ガイド機能を発揮しない)ようにすることで、摺動抵抗を少なくし、操作性を向上させている。
図5は、定着ユニット12を左側から見た側面図である。
図5に示すように、定着ユニット12には、定着ユニット12を装置本体100に装着した状態で離脱しないように固定するロック部53が設けられている。ロック部53は、第1取っ手部41に回動(揺動)可能に設けられた回動部材51の一部に設けられている。回動部材51は、略L字型に形成されており、その回動中心(支点52)から前方(正面側)に延びる部分の先端部にロック部53が設けられている。一方、回動部材51の回動中心(支点52)から上方に延びる部分は、作業者が回動部材51を回動操作するための操作部54である。
また、ロック部53は、その上面とフレーム部材23の下面との間に配置されている付勢部材としての圧縮コイルバネ55によって常時下方へ付勢されている。このため、回動部材51が作業者によって回動操作されない状態では、回動部材51の下部が下側のアーム部41bの底部410に当接し、ロック部53の先端部(下端部)が下側のアーム部41bの底部410よりも下方へ大きく突出した状態(図5中の実線で示す状態)で保持される。この状態では、ロック部53が、装置本体100側に設けられた後述の係合部に対して係合可能なロック可能状態となる。
これに対して、作業者が圧縮コイルバネ55の付勢力に抗して回動部材51を図5における反時計回りに回動させた場合は、ロック部53の先端部が上方へ退避し、装置本体100側の係合部に対して係合しないロック不可状態(図5中の二点鎖線で示す状態)となる。このように、作業者が操作部54を操作して回動部材51を回動させることで、ロック部53をロック可能状態とロック不可状態とに切り替えることが可能である。なお、回動部材51は右側の第1取っ手部41にも同様に設けられている。
図6は、定着ユニットが装置本体に装着された状態を示す装置本体の概略断面図である。
図6に示すように、装置本体100の背面(図における左側の面)には開閉カバー101が設けられている。開閉カバー101は、図6中の矢印H方向に回動(揺動)することで開閉する。図6に示す状態は、開閉カバー101が開いて装置本体100の背面に開口部102が形成された状態である。この状態で、定着ユニット12を開口部102から後方へ取り外すことが可能である。なお、定着ユニット12の着脱方法については後で詳しく説明する。
また、開閉カバー101には、両面搬送路R2の一部を構成する両面搬送ユニット104が一体的に設けられている。このため、図6に示すように、開閉カバー101を開いた状態にすると、両面搬送ユニット104は開閉カバー101と一緒に回動(揺動)し、定着ユニット12の背面近傍から退避した状態となる。
装置本体100の左側壁及び右側壁の各内面には、それぞれ定着ユニット12を装置本体100に着脱する際に定着ユニット12を案内する本体側ガイド部としての一対のガイドレール103が設けられている。各ガイドレール103は、上側のガイド面103a及び下側のガイド面103bを有している。定着ユニット12の着脱時に、これらのガイド面103a,103bに対して上記ガイド突起50の上側の摺動面50aと下側の摺動面50bとが摺動することで定着ユニット12が案内される。
図6に示すように、装置本体100には、装置本体100に対する定着ユニット12の位置決めを行う複数の本体側位置決め部が設けられている。複数の本体側位置決め部は、定着ユニット12に設けられた第1位置決め突起47と係合して主に定着ユニット12の図4の左右方向(以下、「X方向」ともいう)及び前後方向もしくは挿抜方向(上記したZ方向)の位置決めを行う第1本体側位置決め部108と、定着ユニット12に設けられた第2位置決め突起48と係合して主に定着ユニット12の前方向と上下方向(以下、「Y方向」ともいう)の位置決めを行う第2本体側位置決め部109と、定着ユニット12に設けられた第3位置決め突起49と係合して主に定着ユニット12の第2位置決め突起48を中心とする回転方向の位置決めを行う第3本体側位置決め部110とで構成される。
また、装置本体100には、定着ユニット12のロック部53が係合する係合部111が設けられている。図6に示す状態は、係合部111に対してロック部53が係合した状態であり、この状態で、定着ユニット12の後方向の位置決めがなされ、離脱方向の移動が規制される。なお、定着ユニット12の着脱方法及び利点については、本出願人が提案した特開2018-040886号公報の段落[0043]~[0051]に記載されている内容と略同様である。
上述した通り、本実施形態では、装置本体100に対して定着ユニット12を挿抜可能に構成することにより、装置本体100に対する定着ユニット12脱着性を上げている。これにより、定着ユニット12の保守点検時の操作性向上が図られている。
また、定着ユニット12は、レバー部材や各種位置決め部材などを介して装置本体100に一定のガタを持って取り付け・装着されるよう構成されている。そして、定着ユニット12の挿抜方向(Z方向)と、図2及び図5等に示したユニット側ドロワコネクタ70と嵌合する装置本体100側に設けられている本体側ドロワコネクタ(図7を参照して後述する)との嵌合方向(挿抜方向・Z方向でもある)と、定着ユニット12が押圧される方向(挿抜方向・Z方向でもある)とが一致している。定着ユニット12は、図6に示した装置本体100側の第1本体位置決め部108の突き当て面に突き当たり位置が決まることで、図3に示したように、装置本体100側の駆動ギヤ(図示せず)と定着ユニット12側の定着ギヤ18G間の位置が決まり、駆動を伝達することが可能となっている。
[従来技術例]
図7を参照して、ドロワコネクタ同士の嵌合構成に係る従来技術例について説明する。図7(a)は従来技術例におけるドロワコネクタ同士が問題なく嵌合する際の構成及び動作を、図7(b)は従来技術例におけるドロワコネクタが破損等の問題を生じる際の構成及び動作を、それぞれ示す図である。
なお、図7では、同図に括弧を付して示す定着ユニット12側のフレーム部材23に固定されるユニット側ドロワコネクタ70の断面を端面図的に示すと共に、装置本体100に固着され本体側ドロワコネクタ80を取り付ける部位の部材である本体フレーム部材105等は簡略化ないし模式的に図示している。また上述した図6においては、ユニット側ドロワコネクタの図示及び本体フレームに取り付けられる本体側ドロワコネクタの図示は、図示の簡明化を図る上から省略している。また、同趣旨から後述する実施例を含む実施形態例を含め、ユニット側ドロワコネクタ70と本体側ドロワコネクタ80とが嵌合する端子形状の図示は全て省略することとする。
図7(a)に示すように、ユニット側ドロワコネクタ70に対する本体側ドロワコネクタ80の挿抜・嵌合機構としては、本体側ドロワコネクタ80、段付きネジ90及び圧縮コイルバネ91を使用した機構が知られている。ユニット側ドロワコネクタ70及び本体側ドロワコネクタ80は、既製品を使用している。ユニット側ドロワコネクタ70は、凹形状をなすメス型(レセプタクル)であり、本体側ドロワコネクタ80は、凸形状をなすオス型(プラグ)である。
ユニット側ドロワコネクタ70は、定着ユニット12側のフレーム部材23に、X方向、Y方向、Z方向の3次元方向に位置決めされてネジなどの締結部材で固定されている。これは、後述する実施例でも同様である。
本体側ドロワコネクタ80は、これと一体的に形成された被取付座部80aを有する。被取付座部80aには、本体側ドロワコネクタ80取り付け用の複数(図7では2つ)の取付穴80bが形成されている。段付きネジ90には、取付穴80bの内径に対して所定のクリアランスを持った外径部90aと、本体フレーム部材105に形成されたメネジに締め付けられるオネジが形成されたネジ部90bと、工具で締め付けられる締め付け形状が形成され、本体側ドロワコネクタ80の取付穴80bの内径よりも大きな外径を持ったつば部90cと、が一体形成されている。
本体側ドロワコネクタ80は、図7(a)に示すように、段付きネジ90のつば部90cと本体側ドロワコネクタ80の被取付座部80aとの間に圧縮コイルバネ91を挟むことによって本体側ドロワコネクタ80を押圧して保持し、X方向、Y方向、Z方向(3次元方向)に本体側ドロワコネクタ80を自在に移動可能とする構成である。換言すれば、本体側ドロワコネクタ80の従来の保持構成では、特には挿抜方向であるZ方向へのオーバーストロークを作る構成である。
このため、装置本体への定着ユニット12挿入時におけるユニット側ドロワコネクタ70の姿勢のズレを吸収して、ユニット側ドロワコネクタ70と本体側ドロワコネクタ80とのコネクタ同士が位置合わせされた状態で嵌合することが可能となる。これにより、定着ユニット12の熱収縮や動作時の微振動、駆動部の逆転動作などにより、本体側ドロワコネクタ80と嵌合しているユニット側ドロワコネクタ70にはZ方向にも摺擦する動きや、ドロワコネクタ同士が離れるような力がかかるため、互いのコネクタ端子が擦れたり削れたりして接触不良となることを防止することができる。すなわち、ドロワコネクタ同士が摩耗してしまうことなく電気的接触を維持することができるようになっている。
図7(a)、図7(b)に示すように、本体側ドロワコネクタ80には、定着ユニット12に給電を行うためのハーネス82が接続されているが、定着ユニット12には一次電源を用いるため給電用のハーネス82としてはハーネス径が太くてコシが強く、省スペースで配置するとハーネス82の屈曲による負荷で、本体側ドロワコネクタ80に倒れるような力が働くこととなる。
ここで、図7(b)に示すように、本体側ドロワコネクタ80の従来構成の保持機構では、X方向、Y方向、Z方向(3次元方向)の傾きに関して自由なため、ハーネス82のコシの強さによって、本体フレーム部材105に対する本体側ドロワコネクタ80の保持姿勢が変化してしまい、定着ユニット12の挿抜時(特には挿入時)にドロワコネクタ同士の位置が合わず、符号Dで示すように、ドロワコネクタを破損してしまうという恐れ・不具合があった。本体側ドロワコネクタ80の倒れは、図7(b)に示すように、同ドロワコネクタの短手方向であるY方向において特に顕著に発生する。
上記不具合を防止するには、本体側ドロワコネクタ80に装着している圧縮コイルバネ91の付勢力(バネ力)を強くすることで対応が可能であるが、本体側ドロワコネクタ80の姿勢を十分に矯正するためには大きなバネ力にする必要があり、定着ユニット12の装着時に定着ユニット12を強く押し戻す力が発生するため、図3を用いて説明した定着ギヤ18G同士の距離が引き離され、駆動力伝達不良となってしまう。
上記不具合・問題点を防止するためには、図2を用いて説明した開閉カバー101による押し付け力Fを上げることでも対応できる。しかしながら、開閉カバー101による押し付け力Fを上げた場合には、定着ユニット12近傍に配置された開閉カバー101に大きな負荷がかかった状態で定着ユニット12の熱を受けることとなり、経時劣化で開閉カバー101が変形を起こし、定着ユニット12の位置がズレて矢張り駆動力伝達不良となってしまう。
図8~図10を参照して、上記した従来技術例の問題点を解消する本実施形態の実施例について説明する。図8は、本実施例に係る本体側ドロワコネクタの保持構成を示す要部の斜視図である。図9(a)は図9(b)のS9-S9線の断面図であり、図9(b)は図8における本体側ドロワコネクタのコネクタ保持ブラケットに対する取り付け・保持関係を示す一部断面(段付きネジ95)を含む要部の正面図である。図10(a)は図10(b)のS10-S10線の断面図であり、図10(b)は図8におけるコネクタ保持ブラケットを介して本体側ドロワコネクタの本体フレーム部材に対する取り付け・保持関係を示す一部断面(段付きネジ97)を含む要部の正面図である。
図9に示すように、図7に示したユニット側ドロワコネクタ70とZ方向に挿抜可能である本体側ドロワコネクタ80は、2本の段付きネジ95によって、コネクタ保持ブラケット85に取り付けられている。コネクタ保持ブラケット85は、2本の段付きネジ97によって、本体フレーム部材105に取り付けられている。コネクタ保持ブラケット85は、上記従来技術例では用いられていなかった新規な部材であり、本体側ドロワコネクタ80、本体フレーム部材105との形状識別を容易にするため断面を含め梨地(砂地)模様で示す。コネクタ保持ブラケット85は、耐熱性に優れる樹脂で一体的に形成されている。
図8、図9において、符号80cは、本体側ドロワコネクタ80の表裏側の誤組防止用の凸状の突起を示す。
図8~図10において、符号105bは、本体フレーム部材105に形成された凸状のガイドボスを、符号85cは、コネクタ保持ブラケット85に形成されたガイドボス穴をそれぞれ示す。ガイドボス105bがガイドボス穴85cに係合・嵌入することにより、後述するようにコネクタ保持ブラケット85が本体フレーム部材105に対してZ方向に移動可能にガイドされる。尚、本体フレーム部材105は、取付部材としての機能を果たすべく補強リブを含む立体的な形状を有するが、コネクタ保持ブラケット85や本体側ドロワコネクタ80と比べて、その概略形状等を表すべく比較的細い線で簡略的に図示するに留める。
ここで、2本の段付きネジ95及びコネクタ保持ブラケット85は、本体側ドロワコネクタ80を保持する第1の部材として機能する。2本の段付きネジ97及び本体フレーム部材105は、前記第1の部材を保持する第2の部材として機能する。
図9に示すように、コネクタ保持ブラケット85は、2本の段付きネジ95によって保持されている。図9(b)に示すように、各段付きネジ95の軸径部95aの外径d95aはφ3.5mmであり、本体側ドロワコネクタ80の取付穴80bの穴径d80bはφ5.0mmであり、この差分±0.75mmだけ、本体側ドロワコネクタ80はXY平面に沿ってのみ移動が可能となる。
また、本体側ドロワコネクタ80の被取付座部80aの厚さt80aは2.0mmであり、段付きネジ95のつば部95cの下面から軸径部95aの段付き部までの高さh95が2.1mmであるため、この差分のクリアランス0.1mmだけ本体側ドロワコネクタ80が浮いた状態にあり、これにより本体側ドロワコネクタ80はコネクタ保持ブラケット85に対し倒れない構成となっている。
図10に示すように、コネクタ保持ブラケット85は、2本の段付きネジ97を介して本体フレーム部材105に対して保持されている。コネクタ保持ブラケット85は、本体フレーム部材105に形成されたガイドボス105bによってZ方向のみに移動可能となるようにガイドされている。コネクタ保持ブラケット85の被締結部である取付穴85a、85bは、段付きネジ97の軸径部97aと所定のクリアランスを持って保持されている。
図10(b)に具体的に示すように、コネクタ保持ブラケット85には、段付きネジ97を取り付けるための取付穴85a及び長穴85bが形成されている。段付きネジ97の軸径部97aの外径d97aはφ3.5mmであり、取付穴85aの穴径d85aはφ3.6mm、長穴85bの穴径d85bはφ3.6×5.6mmである。
また、図10(a)に具体的に示すように、コネクタ保持ブラケット85は、段付きネジ97のネジ部(図示せず)がフレーム部材105に形成されたメネジに完全に締め付けられたときに、段付きネジ97のつば部97cから軸径部97aの段差部までの長さに対してクリアランスc85として1.0mmが生じるように構成されている。これにより、コネクタ保持ブラケット85は、フレーム部材105に対して、Z方向に1.0mm以内の範囲で移動可能になされている。
図9、図10において、本体フレーム部材105のガイドボス105bのガイドボス径d105bはφ6.0mmであり、ガイドボス105bが挿通されるコネクタ保持ブラケット85のガイドボス穴85cの穴径d85cはφ6.1mmに形成されている。
なお、本体フレーム部材105側に個別にガイドボスを設けずに、段付きネジ97が取り付け・挿通されるコネクタ保持ブラケット85の取付穴の一方を位置決め穴とし、他方を回転止めとしても良い。
上述したように、本体側ドロワコネクタ80は、2本の段付きネジ95及びコネクタ保持ブラケット85(第1の部材)に対して挿抜方向であるZ方向への移動を規制されて保持され、かつ、2本の段付きネジ95及びコネクタ保持ブラケット85(第1の部材)は、2本の段付きネジ97及び本体フレーム部材105(第2の部材)に対してZ方向とは異なる方向への移動を規制されて保持されるように構成されている。
更には、本体側ドロワコネクタ80は、2本の段付きネジ95及びコネクタ保持ブラケット85(第1の部材)に対してZ方向と直交する面であるXY平面内に移動可能に保持され、かつ、2本の段付きネジ95及びコネクタ保持ブラケット85(第1の部材)は、2本の段付きネジ97及び本体フレーム部材105(第2の部材)に対してZ方向に移動可能に保持されている構成であった。
上記実施例によれば、小型かつ比較的安価な構成によって、定着ユニット12の挿抜方向の移動に対してのコネクタ接触性が確保され、定着ユニット12の装置本体100への挿入時に本体側ドロワコネクタ80とユニット側ドロワコネクタ70とが確実に嵌合できる、という基本的な効果を奏する。
また、コネクタ保持ブラケット85は、本体フレーム部材105に対してXY平面及びZ方向への回転成分による位置ずれは起こさないように構成されているため、XY平面上の位置ずれ補正によるコネクタ同士の嵌合時の破損を防止しつつ、Z方向の位置追従が可能となり、コネクタ摩耗などのリスクのない構成を提供できる。
本体側ドロワコネクタ80とユニット側ドロワコネクタ70は既製品であり、通常その保持部は嵌合・挿抜方向に対してストレート長さが短いため、嵌合方向への摺動保持部として使用したとすると、傾きやすくカジリが起きやすい。よって、本体側ドロワコネクタ80への保持は嵌合方向と平行な方向への移動を規制し、嵌合方向と直交する面内への移動可能とすることで、より本体側ドロワコネクタ80の傾き防止精度が向上する。
図11を参照して、上記実施例の変形例を説明する。図11は、実施例の変形例に係る本体側ドロワコネクタの保持構成を示す要部の断面図である。
図11に示す変形例は、図8~図10に示した実施例と比較して、本体フレーム部材105に一体的に形成されている受台部105cの外周面と、この外側に位置するコネクタ保持ブラケット85との間に、押圧部材ないし付勢部材としての圧縮コイルバネ88を付加した点が主に相違する。
受台部105cは、段付きネジ97のネジ部97bと係合してネジ締結される本体フレーム部材105に一体的に形成されている部位である。圧縮コイルバネ88は、図11に示すように定着ユニットが装置本体に対して挿入されているときに、コネクタ保持ブラケット85を比較的軽い力で定着ユニットに対して押圧するように働く。なお、図11においては、本発明の特徴を表すため、図10に示したと同様のクリアランスc85が生じるように故意に示している。
変形例によれば、押圧部材としての圧縮コイルバネ88を追加したことにより、本体側ドロワコネクタ80を定着ユニット側に軽い力で押圧することで、経時での摩耗による表面状態の変化やゴミの混入などによって摺動負荷が発生した場合においても、受台部105cがバランスよく押圧してアシストされているため、本体側ドロワコネクタ80のZb方向への動作が渋く・不確実にならない。このため、定着ユニットの微振動に合わせて確実にコネクタ接続・嵌合性を確保することができる。
以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態や実施例に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、上記実施形態や実施例等に記載した技術事項を適宜組み合わせたものであってもよい。
本発明に係る挿抜ユニット(もしくは挿脱ユニット)は、装置本体側コネクタに嵌合すべきユニット側コネクタを有し、装置本体に対して挿抜可能なユニットの総称を意味する。従って、本発明に係る挿抜ユニットは、上記実施形態で説明した定着ユニットに限定されず、両面ユニットや像担持体ユニット等も含まれ、これらにも応用ないし適用できる。
本発明の実施の形態に適宜記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
12 定着ユニット(挿抜ユニットの一例)
18 定着ローラ(定着部材)
22 ハロゲンヒータ(発熱体)
23 フレーム部材(外装部)
61 給電線
70 ユニット側ドロワコネクタ(ユニット側コネクタの一例)
80 本体側ドロワコネクタ(本体側コネクタの一例)
80a 被取付座部
80b 取付穴
82 ハーネス
85 コネクタ保持ブラケット(第1の部材の構成要素)
88 圧縮コイルバネ(押圧部材)
95 段付きネジ(第1の部材の構成要素)
97 段付きネジ(第2の部材の構成要素)
100 装置本体(画像形成装置の装置本体)
105 本体フレーム部材
N 定着ニップ
P 用紙(シート状記録媒体の一例)
特開2018-040987号公報

Claims (4)

  1. 画像形成装置の装置本体に対して挿抜可能な挿抜ユニットと、
    前記挿抜ユニットに設けられるユニット側コネクタと、
    前記装置本体に設けられ、前記挿抜ユニットの前記装置本体に対する挿抜方向の挿抜で前記ユニット側コネクタに挿抜される本体側コネクタと、
    前記本体側コネクタを保持する第1の部材と、
    前記第1の部材を保持する第2の部材と、
    を備え、
    前記本体側コネクタは、前記第1の部材に対して前記挿抜方向への移動を規制されて保持され、かつ、前記第1の部材は、前記第2の部材に対して前記挿抜方向とは異なる方向への移動を規制されて保持され
    前記本体側コネクタは、前記第1の部材に対して前記挿抜方向と直交する平面に沿って所定範囲内で移動可能に保持され、かつ、前記第1の部材は、前記第2の部材に対して前記挿抜方向に移動可能に保持される画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記第1の部材は、前記装置本体に挿入されている前記挿抜ユニットに対して押し付ける向きに押圧されていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
    前記本体側コネクタ及び前記ユニット側コネクタは、それぞれ既製品のドロワコネクタを用いていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1ないし3の何れか1つに記載の画像形成装置において、
    前記挿抜ユニットは、記録媒体上のトナー像を定着するニップ部を形成する一対の回転体を有する定着ユニットであることを特徴とする画像形成装置。
JP2018205915A 2018-10-31 2018-10-31 画像形成装置 Active JP7147480B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018205915A JP7147480B2 (ja) 2018-10-31 2018-10-31 画像形成装置
US16/580,285 US10761477B2 (en) 2018-10-31 2019-09-24 Image forming apparatus
CN201911043028.2A CN111123673B (zh) 2018-10-31 2019-10-30 图像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018205915A JP7147480B2 (ja) 2018-10-31 2018-10-31 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020071403A JP2020071403A (ja) 2020-05-07
JP7147480B2 true JP7147480B2 (ja) 2022-10-05

Family

ID=70326518

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018205915A Active JP7147480B2 (ja) 2018-10-31 2018-10-31 画像形成装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10761477B2 (ja)
JP (1) JP7147480B2 (ja)
CN (1) CN111123673B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023122141A (ja) 2022-02-22 2023-09-01 株式会社リコー 定着器のハーネス接続構造および画像形成装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008090124A (ja) 2006-10-04 2008-04-17 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
US20150003858A1 (en) 2012-06-25 2015-01-01 Lexmark International, Inc. Toner Cartridge for an Image Forming Device Having a Retainer Assembly Having Positioning Features for Processing Circuitry
JP2016075752A (ja) 2014-10-03 2016-05-12 キヤノン株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0348597Y2 (ja) * 1985-09-07 1991-10-17
JP3839932B2 (ja) * 1996-09-26 2006-11-01 キヤノン株式会社 プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置及び電子写真感光体ドラム及びカップリング
US6592387B2 (en) * 2000-12-22 2003-07-15 Honeywell International Inc. Spring-loaded connector setup for blind mating and method for using the same
JP2003303644A (ja) * 2002-04-09 2003-10-24 Furukawa Electric Co Ltd:The コネクタユニット
US7201594B2 (en) * 2004-12-10 2007-04-10 Radiall Connection assembly comprising a support provided with an opening and a connector housing mounted on the support
JP5009067B2 (ja) * 2007-07-04 2012-08-22 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP5446193B2 (ja) 2008-09-24 2014-03-19 富士ゼロックス株式会社 画像形成カートリッジ及び画像形成装置
JP4960324B2 (ja) 2008-09-24 2012-06-27 ケル株式会社 嵌合型コネクタ
JP2011198608A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Konica Minolta Business Technologies Inc コネクタ取り付け構造及び画像形成装置
JP5412410B2 (ja) 2010-11-30 2014-02-12 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 電気的接続機構及びこれを備えた画像形成装置
JP5741808B2 (ja) * 2011-01-20 2015-07-01 株式会社リコー 現像剤量検知装置及び画像形成装置
JP6108731B2 (ja) 2012-09-06 2017-04-05 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2014134753A (ja) 2012-12-13 2014-07-24 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP6051966B2 (ja) 2013-03-08 2016-12-27 株式会社リコー 給紙装置、および画像形成装置
US9042764B2 (en) * 2013-09-12 2015-05-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Power supply apparatus interlocked with attaching and detaching operation of unit
CN104570638B (zh) * 2013-10-15 2017-03-29 株式会社东芝 电源供给装置以及图像形成装置
US9904229B2 (en) 2014-12-09 2018-02-27 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus
JP2016206607A (ja) * 2015-04-28 2016-12-08 富士ゼロックス株式会社 現像装置の挿抜構造及び画像形成装置
JP6598501B2 (ja) 2015-04-30 2019-10-30 キヤノン株式会社 接続装置及び記録材搬送装置
JP6578823B2 (ja) 2015-08-28 2019-09-25 株式会社リコー 画像形成装置
JP2017044994A (ja) 2015-08-28 2017-03-02 株式会社リコー 画像形成装置
JP6780387B2 (ja) 2016-09-06 2020-11-04 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2018040987A (ja) 2016-09-08 2018-03-15 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP2019126949A (ja) 2018-01-23 2019-08-01 株式会社リコー 筐体構造、電子機器及び画像形成装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008090124A (ja) 2006-10-04 2008-04-17 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
US20150003858A1 (en) 2012-06-25 2015-01-01 Lexmark International, Inc. Toner Cartridge for an Image Forming Device Having a Retainer Assembly Having Positioning Features for Processing Circuitry
JP2016075752A (ja) 2014-10-03 2016-05-12 キヤノン株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN111123673A (zh) 2020-05-08
US10761477B2 (en) 2020-09-01
CN111123673B (zh) 2022-07-19
JP2020071403A (ja) 2020-05-07
US20200133195A1 (en) 2020-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7248810B2 (en) Cartridge, process cartridge, and electrophotographic image forming apparatus
JP4581913B2 (ja) 画像形成装置
US9116503B2 (en) Developing unit, process cartridge and electrophotographic image forming apparatus
US7731180B2 (en) Sheet-feeding cassette and image forming apparatus
JP2005257814A (ja) プロセスカートリッジ、電子写真画像形成装置及び離間部材
US10036987B2 (en) Removable fixing device having a convex guide and image forming apparatus
US4791448A (en) Heat roller fixing device for an electrophotographic printing apparatus
US20070253728A1 (en) Image forming apparatus
JP7147480B2 (ja) 画像形成装置
US5884123A (en) Compact reproduction machine having separately framed mutually aligning modules
US5881340A (en) Compact reproduction machine including a separately framed self aligning control and power supply module
JP6658396B2 (ja) 画像形成装置
JPH09292815A (ja) 画像形成装置
US10663914B2 (en) Image forming apparatus having releasable drum unit
US11427419B2 (en) Sheet feeder and image forming apparatus including sheet feeder
US10025228B2 (en) Collecting member to collect image forming powder
JP4807109B2 (ja) 画像形成装置
CN110967954B (zh) 转印带单元和图像形成设备
JP2017203944A (ja) 定着装置及び画像形成装置
US11754963B2 (en) Image forming apparatus
JP2004026438A (ja) 画像形成装置
US11714377B2 (en) Image forming apparatus with cover and restrictor to protect connection terminal
US10203649B2 (en) Bearing device and transferring device
JPH0552944B2 (ja)
JP2017044854A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210726

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220628

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220810

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220823

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220905

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7147480

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151