JP2004026438A - 画像形成装置 - Google Patents

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Tamotsu Kaneko
金子 保
Isao Matsuoka
松岡 功
Keiichi Ikunami
幾波 慶一
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Abstract

【課題】シート収納手段の位置精度を安定させると共に、シート給送手段を容易に交換することのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】シート送り出し方向に沿って装置本体下部に対向配置され、シート送り出し方向に沿って装着されるシート収納手段14の両側端を支持する支持部材対の底面に、固定部材38の両端部上面を固定することにより、支持部材対の間隔を一定に保持する。また、この支持部材対の底面に、他のシート収納手段63と、他のシート収納手段63に収納されたシートSを画像形成部101に送り出す他のシート給送手段24とを備えたシート給送装置150を設け、このシート給送装置150と固定部材38とを、シート収納手段14を取り外した際、下方に位置するシート給送装置150の他のシート給送手段24が視認可能となるように構成する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関し、特にシート収納手段の位置精度を安定するための構成及びシート給送手段等を交換するための構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のレーザープリンタや複写機やファクシミリ等の画像形成装置においては、装置本体下部にシート収納手段を着脱自在に装着し、このシート収納手段に収納されたシートをシート給送手段により画像形成部に送り出すようにしたものがある。さらに、例えば装置本体下部にシート給送装置であるオプションフィーダを増設可能にすることにより、給紙可能枚数を増加すると共に、異なるサイズのシートを同時に使用することができるようにしたものがある。
【0003】
なお、オプションフィーダはその上部に電気的コネクタを配しており、装置本体下部に取り付けられた電気的コネクタと接続することで、給紙動作が可能となる構成が一般的である。つまり、画像形成装置本体を載せるだけで使用できる状態になっている。
【0004】
ところで、このような画像形成装置の場合、画像形成装置本体は、例えばスキャナユニット、感光体ドラム及び転写部を備えた画像形成部、シートを画像形成部に給送するシート給送部、画像をシート上に定着させる定着部等が配設された上部本体と、シートを収納する給紙カセット、給紙カセットの抜き差しをスムーズに行うカセットレール、装置本体を支える構造体等で構成されている下部本体とに別けられるものがある。
【0005】
ここで、下部本体は装置全体の荷重を支える強度と、給紙カセットの位置精度を保証できる構成が必要であることから、主に樹脂部品を用いて形成されるものがある。なお、このように下部本体を樹脂で形成するようにした場合、レール形状を下部本体に一体に形成することができるので、部品点数の削減、信頼性の向上、低コスト化等を図ることができる。また、給紙カセットを構造体によって位置決めするようにすることにより、位置決め手段についても部品点数の削減を図ることができる。
【0006】
また、従来の画像形成装置では、感光体ドラムを含むプロセスカートリッジを装置本体に着脱可能に装着するものがあり、このような画像形成装置において、例えばプロセスカートリッジをシート給送方向に沿って着脱可能としている場合には、給紙カセットについても同方向、つまりシート給送方向と同方向に抜き差しが可能とすることにより、ユーザーが操作する装置本体の側面を1つとし、プロセスカートリッジの交換、給紙カセットの抜き差しの際の操作性を向上させるようにしている。
【0007】
ところで、給紙カセットを装着した際、給紙カセットの位置決めが適切に行われない場合、即ち給紙カセットの位置精度が悪い場合には、印字(画像形成)精度に直接影響が生じることから、また給紙カセット内のシートサイズの検出を給紙カセットの側壁部を用いて行う場合にはセンサ部に対しての給紙カセットの位置精度は重要であることから、従来より、特に給紙カセットのシート給送方向(抜き差し方向)と直交する方向の位置精度が重要であり、この位置精度を高めるよう設計に配慮する必要があった。なお、これはオプションフィーダ内の給紙カセットについても同様である。
【0008】
図8は、従来の画像形成装置本体の下部本体の構成を示すものであり、下部本体は、不図示の給紙カセットが取り付けられると共に、給紙カセットの両側壁近傍に位置して給紙カセットを抜き差し可能に保持する支持部材対であるカセットフレーム31,32を有している。なお、同図において、30は上部本体の底面に設けられた筐体部品である底板であり、カセットフレーム31,32は、この底板30にビス40により取り付けられている。
【0009】
そして、このカセットフレーム31,32の対向する側壁面53には、それぞれ給紙カセットを保持するカセットレール31a,32aが設けられており、さらに、このカセットレール31a,32aには不図示の係合部が形成されており、この係合部に給紙カセットが嵌まり込むようにすることで給紙カセットの位置決めを行うようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような構成の下部本体を備えた画像形成装置において、同図に示すように、底板30に固定されたカセットフレーム31,32が上部本体の荷重、或いは設置状態により外側に向って撓むことがある。そして、このようにカセットフレーム31,32が外側に向って撓むと、給紙カセットの位置が変化し、この結果、給紙カセットが画像形成部に対して同図中左右方向にずれ、印字精度の悪化につながる。また、不図示のシートサイズ検知手段により、給紙カセットの側壁とカセットフレーム側壁面53との間で行うシートサイズの検出の際にも、誤検知等の不具合が生じる。
【0011】
一方、近年、画像形成装置は、印字速度が速く、製品寿命も長い製品が主流になりつつあり、このため製品寿命の方が、例えば消耗品の一つである給紙ローラの寿命より長くなる場合がある。この場合、画像形成装置の製品寿命に達する前に給紙ローラは摩耗等によって劣化し、給紙性能の低下を引き起こしてしまうことから給紙ローラの定期的な交換が避けられない。なお、これは装置本体の給紙ローラに限らず、オプションフィーダに設けられた給紙ローラについても同様である。
【0012】
図9は、従来の給紙ローラの一例を示すものであり、同図に示すように、給紙ローラ61は給紙軸62に貫通して嵌められ、不図示の平行ピンにより回転止めされて固定されている。ここで、この給紙軸62は画像形成装置本体に回転自在に支持されているため、給紙ローラ61を交換する場合には、いったん給紙軸62を画像形成装置本体から外し、その後に給紙ローラ61を給紙軸62から抜き取らなければならず、ユーザーやサービスマンは非常に大きな手間と労力を必要としていた。
【0013】
なお、給紙軸を画像形成装置本体から抜き取ることなく交換可能な給紙ローラもあるが、いずれにしろ給紙ローラは装置本体の奥まった場所にあるため、交換作業は装置本体を下方より覗き込む無理な姿勢での作業となり、非常に大きな手間と労力を必要としていた。
【0014】
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、給紙カセット(シート収納手段)の位置精度を安定させると共に、給紙ローラ(シート給送手段)を容易に交換することのできる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、装置本体下部にシート収納手段を着脱自在に装着し、前記シート収納手段に収納されたシートをシート給送手段により画像形成部に送り出すようにした画像形成装置において、前記装置本体下部にシート送り出し方向に沿って対向配置され、前記シート送り出し方向に沿って装着される前記シート収納手段の両側端を支持する支持部材対と、前記支持部材対の底面に両端部上面が固定される固定部材と、前記支持部材対の底面に取り付けられ、他のシート収納手段と、前記他のシート収納手段に収納されたシートを画像形成部に送り出す他のシート給送手段とを備えたシート給送装置と、を備え、前記固定部材及び前記シート給送装置を、前記支持部材対により支持されている前記シート収納手段を取り外した際、前記シート給送装置の他のシート給送手段が視認可能となるように構成したことを特徴とするものである。
【0016】
また本発明は、前記シート給送装置は上面に前記他の給紙ローラを露出させるための開口部を有したカバーを備え、前記固定部材は前記装置本体からシート収納手段を取り外した際、前記カバーの開口部が露出するように構成されていることを特徴とするものである。
【0017】
また本発明は、前記固定部材は、前記装置本体下部に前記シート収納手段を装着する際、該シート収納手段と端部から中央部に向って除々に当接するよう端部からシート収納手段装着方向下流側に向う凹部を有していることを特徴とするものである。
【0018】
また本発明は、前記シート給送装置の他のシート給送手段は、給紙ローラと前記給紙ローラが嵌着され、前記給紙ローラと一体的にシート給送方向に回転する給紙軸とを有するものであることを特徴とするものである。
【0019】
また本発明は、前記支持部材対は、前記シート収納手段を位置決めするための係合部を有していることを特徴とするものである。
【0020】
また本発明は、前記シート給送装置は、選択的に前記支持部材対の底面に装着されるオプションフィーダであることを特徴とするものである。
【0021】
また本発明は、前記画像形成部は、像担持体を有して前記シート収納手段の着脱方向と同方向に着脱可能なカートリッジと、前記像担持体の略水平方向に配された露光手段とを備え、かつ下方にはシート収納手段、上方には定着手段が夫々配されていることを特徴とするものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
【0023】
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例であるレーザービームプリンタの概略構成を示す図である。
【0024】
同図において、100はレーザービームプリンタ、100Aはレーザービームプリンタ本体(以下、プリンタ本体と言う)、150はプリンタ本体100Aの底部に装着可能に取り付けられたシート給送装置であるオプションフィーダである。
【0025】
そして、この装置本体であるプリンタ本体100Aは、感光体ドラム1、転写部5等を備えた画像形成部101、画像形成部101の下方に配置され、シートSを画像形成部101に給送するシート給送部13、画像形成部101の上方に配置され、画像をシート上に定着させる定着部20等が配設された上部本体104と、シートSを収納する給紙カセット14を着脱自在に装着する下部本体105とに別けられている。なお、この下部本体105の底部にオプションフィーダ150が取り付けられるようになっている。
【0026】
ここで、感光体ドラム1は、不図示の駆動手段によって反時計回りに回転駆動されると共に、この感光体ドラム1の周囲には、その回転方向に従って順に、感光体ドラム表面を均一に帯電する帯電ローラ2、画像情報に基づいてレーザービームを照射し、感光体ドラム1上の静電潜像を形成するスキャナユニット3、感光体ドラム1上の静電潜像にトナーを付着させてトナー像として現像する現像装置4、感光体ドラム1上のトナー像をシートSに転写させる転写部5、転写後、感光体ドラム1表面に残った転写残トナーを除去するクリーニング装置6等が配設されている。
【0027】
なお、本実施の形態において、感光体ドラム1は、例えば直径30mmのアルミシリンダの外周面に有機光導伝体層(OPC感光体)を塗布して構成されると共に、その両端部をプリンタ本体100Aに設けられた不図示の支持部材によって回転自在に支持され、かつ一方の端部に不図示の駆動モータからの駆動力が伝達されることにより、反時計周りに回転駆動されるようになっている。
【0028】
また帯電ローラ2は、接触帯電方式の帯電部を構成するものであり、この帯電ローラ2を感光体ドラム1表面に当接させると共に、帯電ローラ2に帯電バイアス電圧を印加することにより、感光体ドラム1表面を一様に帯電させるようになっている。
【0029】
スキャナユニット3は、不図示のスキャナモータによって高速回転されるポリゴンミラー8と、結像レンズ9とを備えており、不図示のレーザーダイオードによって照射された画像信号に対応する画像光を、高速回転されるポリゴンミラー8により反射した後、結像レンズ9を介して帯電済みの感光体ドラム1表面を選択的に露光することにより、感光体ドラム上に静電潜像を形成するように構成されている。
【0030】
現像装置4は、トナーを収納した現像容器4aと、現像ローラ10と、現像ローラ10にトナーを供給する供給ローラ11とから構成されている。なお、これら感光体ドラム1、帯電ローラ2、現像装置4、クリーニング装置6はプロセスカートリッジ7として一体的にカートリッジ化されており、さらにこのプロセスカートリッジ7は、プリンタ本体100Aに、シート送り出し方向に着脱自在に装着されている。また、スキャナユニット3は、プロセスカートリッジ7の着脱の妨げにならないよう感光体ドラム1(プロセスカートリッジ7)の略水平方向一側に配置されている。
【0031】
転写部5は、感光体ドラム1に対向した位置に配設された転写ローラ12を備えており、この転写ローラ12から正極性の電荷をシートSに印加し、この電荷による電界により、感光体ドラム1に接触中のシートSに感光体ドラム1上の負極性のトナー像が転写されるようになっている。
【0032】
シート給送部13は、シート収納手段である給紙カセット14に収納されているシートSを画像形成部101に給送するものであり、給紙カセット14の上部に配されたシート給送手段である給紙ローラ15(半月ローラ)と、給紙ローラ15と対向する位置に配され、給紙ローラ方向に付勢力をもった状態で取り付けられている分離パッド16とを備えている。
【0033】
なお、オプションフィーダ150も、他のシート収納手段である給紙カセット63と、この給紙カセット63の上部に配された他のシート給送手段である給紙ローラ24(半月ローラ)と、給紙ローラ24と対向する位置に配され、給紙ローラ方向に付勢力をもった状態で取り付けられている分離パッド25とを備えている。
【0034】
定着部20は、加熱ローラ21aと、加熱ローラ21aに圧接する加圧ローラ21bとを備えており、この加熱ローラ21a及び加圧ローラ21bによってトナー像が転写されたシートSに熱及び圧力を与えることにより、シートSに転写されたトナー画像を定着させるようになっている。
【0035】
そして、このような構成のレーザービームプリンタ100において、シートSに画像を形成する際には、まずプロセスカートリッジ7が印字(画像形成)タイミングに合わせて駆動され、その駆動に応じて感光体ドラム1が反時計回り方向に回転駆動され、またスキャナユニット3が順次駆動される。この駆動により、帯電ローラ2は感光体ドラム1の周面に一様な電荷を付与し、スキャナユニット3は感光体ドラム1周面に画像信号に応じて露光を行って感光体ドラム1の周面上に静電潜像を形成する。
【0036】
次に、現像装置4内の現像ローラ10は、このように感光体ドラム周面上に形成された静電潜像の低電位部にトナーを転移させることにより感光体ドラム1周面上にトナー像を形成(現像)する。
【0037】
なお、このトナー像形成動作に並行して給紙カセット14に収納されているシートSは給紙ローラ15及び分離パッド16により一枚ずつ分離され、最上位のシートのみレジストローラ対17まで給送される。そして、この後、先端を、停止しているレジストローラ対17に突き当てられてループを形成することにより、斜行が補正される。
【0038】
次に、このようにシートSの斜行を補正した後、感光体ドラム周面上のトナー像の先端が転写ローラ12との対向点に回転搬送されてくるタイミングで、その対向点にシートSの印字開始位置が一致するように、即ち画像書出し位置との同期をとってレジストローラ対17が回転を開始し、シートSを転写部5へ給送する。そして、このようにして転写部5へ給送されたシートSには、感光体ドラム1と転写ローラ12との間に形成される電界により、感光体ドラム1のトナー像が転写される。
【0039】
次に、トナー像を転写されたシートSは、感光体ドラム1の曲率により曲率分離されて定着部20に搬入され、この定着部20にてトナー像が熱定着された後、排紙ローラ対22によって排紙部23から画像面を下にした状態で本体外に排出される。
【0040】
なお、オプションフィーダ150からシートSを画像形成部101に給送する場合は、オプションフィーダ150に設けられた給紙ローラ24と、分離パッド25により給紙カセット63に収納されたシートSを一枚ずつ分離し、最上位シートのみ給紙カセット14内に取り付けられている搬送ローラ対26まで給送する。この後、シートSは搬送ローラ26により、レジストローラ対17まで搬送される。以後の動作は前述と同様である。
【0041】
ところで、図2は下部本体105を下方からみた分解斜視図である。
【0042】
同図において、30は底板であり、この底板30は上部本体104の最下部に位置する部品であり、1.2mmの板金で構成されている。また、その四辺には曲げ形状が入っており、これにより部品単品の剛性を高めることができるようにしている。
【0043】
31、32は底板30にシート送り出し方向に沿って対向するように固定配置され、シート送り出し方向に沿って装着される給紙カセット14の両側端を支持する支持部材対である第1及び第2カセットフレームであり、これら第1及び第2カセットフレーム31,32は樹脂で形成されている。
【0044】
なお、これら第1及び第2カセットフレーム31,32の底面には、それぞれ床面との接地のため凸形状33(33a,33b,33c,33d)が4個所一体的に形成されると共に、丸穴34(34a,34b,34c,34d)が4個所形成されている。
【0045】
ここで、この丸穴34は下部本体底部にオプションフィーダ150を増設する際の位置決めとして用いるものであり、この丸穴34に後述する図4に示すオプションフィーダ150の上面に形成されたボス形状を嵌合させることで、プリンタ本体100Aとオプションフィーダ150との位置関係を保証するようにしている。
【0046】
また、第1及び第2カセットフレーム31,32の内側面には、それぞれ給紙カセット14の抜き差し(着脱)の際に用いるレール形状35,36が一体的に形成されている。そして、このレール形状35,36の上面と給紙カセット14に設けられたレール部37の下面が摺擦することで、給紙カセット14を下部本体105に着脱する際の、給紙カセット14の移動をスムーズに行うことができるようになっている。
【0047】
さらに、このレール形状35,36の一方、本実施の形態においてレール形状36には係合溝43,44が設けられ、かつ給紙カセット14のレール形状36に臨む側端部の前端部及び後端部には、この係合溝43,44と係合する幅寸法をしたリブ45,46が形成されている。
【0048】
そして、これらレール形状36の係合溝43,44とリブ45,46とにより、給紙カセット14は第2カセットフレーム32により位置決めされるようになっている。なお、このように構成することにより、部品点数を増やすことなく、給紙カセット14の位置決め精度を向上させることができる。
【0049】
38は、第1及び第2カセットフレーム31,32の下面に固定される固定部材であるステーであり、このステー38は、0.6mmの板金で構成されており、矢印で示す給紙カセット挿入方向の上流側及び下流側端部には、それぞれヘミング曲げを施している。これにより、給紙カセット14の挿入時の引っ掛かりをなくすようにしている。また、薄板を用いることで上下方向に無駄なスペースを使わず部品を配置できるようにしている。
【0050】
ところで、ステー38は下方より4個所のビス40で第1及び第2カセットフレーム31,32を結合する形で取り付けられている。即ち、ステー38は第1及び第2カセットフレーム31,32に対して精度よく取り付けられており、これにより第1及び第2カセットフレーム31,32のピッチ間寸法はステー38により保証されている。
【0051】
また、下部本体105は、底板30に第1及び第2カセットフレーム31,32を各3箇所づつ上方よりビス止めすることで、上部本体104と結合している。つまり、第1及び第2カセットフレーム31,32は、底板30に対しても位置精度よく取り付けられており、これにより第1及び第2カセットフレーム31,32のピッチ間寸法は底板30により保証されている。
【0052】
このように、第1及び第2カセットフレーム31,32は底板30及びステー38によりその上面及び下面においてピッチ間寸法が保証されているため、上部本体の荷重、或いは設置状態に拘らず外側に向って撓むことはなくなる。この結果、第1及び第2カセットフレーム31,32の間隔を一定に保持することができ、給紙カセット14の位置精度の悪化を防ぐことができる。
【0053】
また、本実施の形態において、ステー38の、給紙カセット挿入方向上流側端面である前端面には、ヘミング曲げと同時に両端部から中央に向う凹部39が形成されている。そして、このようにステー38の前端面に凹部39を設けることにより、例えば単部品の形状ばらつきや、カセットフレーム内に形成されたビス止め座面の微妙な傾きによりステー38に上方の反りが生じた場合においても、給紙カセット14を挿入する際、ステー38に給紙カセット14が引っ掛かるのを防止することができるようにしている。
【0054】
図3は、下部本体105を前面(給紙カセット挿入方向上流)側からみた図であり、同図においては、ステー38は、例えば上方に5mm反っている。なお、このようにステー38が反っていたとしても、この反りはカセットフレーム間ピッチに比較して小さいので性能上の影響は小さい。
【0055】
ここで、凹部39がない場合は、給紙カセット挿入時に、給紙カセット14の下面中央部41(図2参照)が、ステー38の反り頂点部42に引っ掛かるようになるため挿入時に違和感があり、最悪の状態としては挿入できない場合がある。
【0056】
しかし、本実施の形態のように、ステー38の前端面に略対称的な形状を有する凹部39を設けた場合には、挿入時、給紙カセット14は、まずステー38の反っていない両端部に接するので、違和感なく、引き続きステー38の上面に沿って挿入することができる。
【0057】
さらにこの後、給紙カセット14を挿入すると、既に給紙カセット14の先端部はステー38の上面に沿って移動するようになっているので、給紙カセット14はステー38を、端部から中央部に向って除々に押し下げながら挿入されるようになる。これにより、給紙カセットの下面中央部41が、ステー38の反り頂点部42に引っ掛かることなく挿入を完了することができる。
【0058】
なお、給紙カセット挿入後、ステー38の反りは、ステー38が薄板で構成されていることから給紙カセット14の荷重により矯正される。このため、ステー38の反りが給紙カセット14の上下方向の位置精度に影響を及ぼすことはない。
【0059】
このように、ステー38の前端部に凹部39を設け、給紙カセット挿入の際、給紙カセット14の下面に、その両端部から中央部に向って除々に当接することができるようにすることにより、ステー38の反りに拘らず給紙カセット14の挿入を引っ掛かりなく行うことができる。
【0060】
また、既述したようにステー38及び底板30により第1及び第2カセットフレーム31,32を固定し、第1及び第2カセットフレーム31,32が外側に向って撓むことがないようにして給紙カセット14の位置精度の悪化を防いで位置精度を安定化することにより、印字精度を安定させることができ、またシートのサイズ検出機構の不具合も払拭することができる。
【0061】
図4は、オプションフィーダ150の斜視図であり、同図に示すように給紙カセット63の両側には、給紙カセット63を支持する支持部材対である第1カセットフレーム64及び第2カセットフレーム65が配置されている。なお、これら第1及び第2カセットフレーム64,65の上面には天板66が上方よりビス止めされ、底面には天板66と同サイズの不図示の底板が下方よりビス止めされている。
【0062】
ここで、天板66及び底板は、ともに1mmの板金によって構成されたものであり、この部品により第1及び第2カセットフレーム64,65のピッチ間寸法は精度よく規定されている。なお、給紙カセット63の位置決め方法は、本体給紙カセット14と同様であるため、その説明を省略する。
【0063】
第1及び第2カセットフレーム64,65の上面には、各2箇所の円筒ボス68(68a,68b,68c,68d)が一体的に形成されており、この円筒ボス68を既述した図2に示す第1及び第2カセットフレーム31,32の底面に形成された丸穴34に嵌合することにより、オプションフィーダ150を下部本体105(プリンタ本体100A)に精度よく位置決めすることができる。
【0064】
また、本実施の形態において、同図に示すように、カバーである天板66の給紙ローラ24に臨む位置には開口部67が設けられている。ここで、この開口部67は給紙ローラ24により送り出されたシートを画像形成部101に向わせるために形成されると共に、給紙ローラ24を交換するために形成されたものである。
【0065】
図5はオプションフィーダ150を取り付けた状態の下部本体105から給紙カセット14を取り除いたときの状態を示すものであり、このように給紙カセット14を取り除くと、開口部67が露出し、給紙ローラ24を視認することが可能になっている。なお、既述した下部本体内のステー38は、このように給紙カセット14を取り除いたとき開口部67を塞ぐ事がないよう、同図に示すような形状を有すると共に、開口部67を塞ぐ事がないような位置に配されている。
【0066】
これにより、給紙カセット14を取り除くと、オプションフィーダ150内の給紙ローラ24が露出し、給紙ローラ24にアクセスが可能になる。つまり、図6に示すように、給紙ローラ24を交換する場合、給紙カセット14を取り除けば矢印方向より給紙ローラ24にアクセスすることが可能になり、この結果、本体下方より覗き込むといった無理な姿勢をとることなく簡単に給紙ローラ24を交換することができ、交換作業性を向上させることができる。
【0067】
ところで、本実施の形態において、給紙ローラ24は、給紙軸70に弾性的に取り付けられている。具体的には、図7の(a)及び(b)に示すように給紙軸70に設けられた丸穴71に給紙ローラ24の円筒ボス72を嵌合させると共に、給紙ローラ24に形成された円弧上のリブ73を弾性的に給紙軸70に係合させることにより、給紙軸70に取り付けられるようになっている。
【0068】
なお、給紙軸70に給紙ローラ24を取り付ける際は、例えば給紙ローラ24の円筒ボス72を給紙軸70の丸穴71に臨ませた状態で給紙ローラ24を給紙軸70に押し込むようにする。これにより、給紙ローラ24の円筒ボス72が給紙軸70の丸穴71に嵌合すると共に、給紙ローラ24に形成された円弧上のリブ73が撓んだ後、給紙軸70を抱え込むような状態で給紙軸70に弾性的に係合する。この結果、給紙ローラ24は、給紙軸70に位置決め及び回転方向を規制されながら固定される。
【0069】
また、給紙軸70から給紙ローラ24を取り外す場合は、給紙ローラ24を引き抜くようにすれば、円弧上のリブ73の給紙軸70との係合が解除され、給紙軸70から給紙ローラ24が外れる。これにより、給紙軸70をオプションフィーダ内に残したまま、給紙ローラ24のみを交換することができる。
【0070】
このように、給紙ローラ24を交換する場合、給紙カセット14を取り除けば給紙ローラ24が露出するようにすることにより、ユーザー及びサービスマンは見やすい状態で、かつ容易に給紙ローラ24の交換作業ができる。なお、この給紙ローラ24の構成は、プリンタ本体100A側の給紙ローラ15にも適用することができる。
【0071】
ところで、これまではオプションフィーダ150内の給紙ローラ24の交換について述べてきたが、既述したようにレーザープリンタ100は、プロセスカートリッジ7も、給紙カセット14と同方向に引き抜くことが可能となっている。
【0072】
そして、プロセスカートリッジ7を交換する際は、図1に示すカバー106を、下部の不図示の軸を中心に回動させるようにしている。ここで、このようにカバー106を開くと、転写部5、レジストローラ対17を一体的に構成した搬送転写ユニットが露出する。
【0073】
なお、この搬送転写ユニットもカバー同様、下部の不図示の軸を中心に回動可能であり、この搬送転写ユニットを開くと、プロセスカートリッジ7を図中右側へ引き抜くことが可能となる。ここで、このようにカートリッジ7を引き抜くと本体内の給紙ローラ15の交換も、前述同様、本体下方より覗き込むといった無理な姿勢で行うことはなくなり、交換作業性を向上させることができる。
【0074】
そして、このようにプロセスカートリッジ7の交換、シートの補給等の際における給紙カセット14,63の抜き差し、オプションフィーダ150の給紙ローラ24の交換及びプリンタ本体100Aの給紙ローラ15の交換等、ユーザーの行うすべての作業を一方向からできるようになり、ユーザビリティを格段に向上させることができる。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、シート収納手段の両側端を支持する支持部材対の底面に固定部材を固定して支持部材対の間隔を一定に保持することにより、シート収納手段の位置精度を安定させることができる。また、支持部材対の底面にシート給送装置を設け、このシート給送装置と固定部材とを、シート収納手段を取り外した際、下方に位置するシート給送装置のシート給送手段が視認可能となるように構成することにより、シート給送装置のシート給送手段を容易に交換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例であるレーザービームプリンタの概略構成を示す図。
【図2】上記レーザービームプリンタの下部本体を下方からみた分解斜視図。
【図3】上記レーザービームプリンタの下部本体の側面図。
【図4】上記レーザービームプリンタに装着されるオプションフィーダの斜視図。
【図5】上記オプションフィーダがレーザービームプリンタに取り付けられた状態を示す斜視図。
【図6】上記オプションフィーダがレーザービームプリンタに取り付けられた状態を示す断面図。
【図7】上記オプションフィーダに設けられた給紙ローラの構成を説明する図。
【図8】従来の画像形成装置本体の下部本体を示す側面図。
【図9】従来の給紙ローラを示す斜視図。
【符号の説明】
1     感光体ドラム
3     スキャナユニット
7     プロセスカートリッジ
13    シート給送部
14    給紙カセット
15    給紙ローラ
20    定着部
24    給紙ローラ
31    第1カセットフレーム
32    第2カセットフレーム
30    底板
38    ステー
39    凹部
63    給紙カセット
64    第1カセットフレーム
65    第2カセットフレーム
66    天板
67    開口部
100   レーザービームプリンタ
100A  プリンタ本体
101   画像形成部
104   上部本体
105   下部本体
150   オプションフィーダ

Claims (7)

  1. 装置本体下部にシート収納手段を着脱自在に装着し、前記シート収納手段に収納されたシートをシート給送手段により画像形成部に送り出すようにした画像形成装置において、
    前記装置本体下部にシート送り出し方向に沿って対向配置され、前記シート送り出し方向に沿って装着される前記シート収納手段の両側端を支持する支持部材対と、
    前記支持部材対の底面に両端部上面が固定される固定部材と、
    前記支持部材対の底面に取り付けられ、他のシート収納手段と、前記他のシート収納手段に収納されたシートを画像形成部に送り出す他のシート給送手段とを備えたシート給送装置と、
    を備え、
    前記固定部材及び前記シート給送装置を、前記支持部材対により支持されている前記シート収納手段を取り外した際、前記シート給送装置の他のシート給送手段が視認可能となるように構成したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記シート給送装置は上面に前記他の給紙ローラを露出させるための開口部を有したカバーを備え、前記固定部材は前記装置本体からシート収納手段を取り外した際、前記カバーの開口部が露出するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記固定部材は、前記装置本体下部に前記シート収納手段を装着する際、該シート収納手段と端部から中央部に向って除々に当接するよう端部からシート収納手段装着方向下流側に向う凹部を有していることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記シート給送装置の他のシート給送手段は、給紙ローラと前記給紙ローラが嵌着され、前記給紙ローラと一体的にシート給送方向に回転する給紙軸とを有するものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記支持部材対は、前記シート収納手段を位置決めするための係合部を有していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記シート給送装置は、選択的に前記支持部材対の底面に装着されるオプションフィーダであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成部は、像担持体を有して前記シート収納手段の着脱方向と同方向に着脱可能なカートリッジと、前記像担持体の略水平方向に配された露光手段とを備え、かつ下方にはシート収納手段、上方には定着手段が夫々配されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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