JP7205774B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は画像形成装置に関するものである。
従来、少なくとも潜像担持体を備えた潜像担持体ユニットと、潜像担持体に近接した露光位置と潜像担持体から離間した退避位置との間で移動可能に構成され、潜像担持体を露光する露光装置と、露光位置に位置する露光装置を位置決めする露光位置決め部と、露光装置が退避位置から露光位置に移動するときに、露光装置を露光位置決め部へガイドするガイド部とを備えた画像形成装置が知られている。
特許文献1には、上記画像形成装置として、潜像担持体を支持する支持部材としての側面板の上部に軸方向に延びる面状の延び出し部を設け、この延び出し部に、露光位置決め部と露光装置を露光位置決め部へガイドするガイド部とを設けたものが記載されている。
しかしながら、ガイド部と位置決め部との相互の位置精度が悪くなるおそれがあった。
上述した課題を解決するために、本発明は、少なくとも潜像担持体を備えた潜像担持体ユニットと、前記潜像担持体に近接した露光位置と前記潜像担持体から離間した退避位置との間で移動可能に構成され、前記潜像担持体を露光する露光装置と、前記露光位置に位置する前記露光装置を位置決めする露光位置決め部と、前記露光装置が前記退避位置から前記露光位置に移動するときに、前記露光装置を前記露光位置決め部へガイドするガイド部とを備えた画像形成装置において、前記露光位置決め部は、前記潜像担持体ユニットの前記潜像担持体を支持する一対の支持部材に設けられ、前記ガイド部は、一対の支持部材のうちいずれか一方の支持部材に複数箇所で位置決めされるガイド部材に設けたことを特徴とするものである。
本発明によれば、ガイド部と露光位置決め部との相互の位置精度を高めることができる。
本実施形態に係る画像形成装置の一例を示す概略構成図。 露光装置周辺の概略構成図。 露光装置が位置決めされた状態を示した図。 リンク機構の概略構成図。 開閉カバーが閉じられた状態のときのリンク機構と開閉カバーとを示す図。 開閉カバーが開かれたときのリンク機構と開閉カバーとを示す図。 開閉カバーを閉めるときのリンク機構と開閉カバーとを示す図。 画像形成装置のプロセスカートリッジの着脱方法についての説明図。 プロセスカートリッジと、これから取り外されたトナーカートリッジとをそれぞれの右面側から示す斜視図。 プロセスカートリッジの装置本体への位置決め箇所を示す図。 装置本体の右側板を示す斜視図。 装置本体の左側板を示す斜視図。 (a)は、プロセスカートリッジと露光位置に位置する露光装置とを示す斜視図であり、(b)は、図13(a)のAの部分の拡大図。 (a)は、図13(a)の右側付近を斜め上方から見た斜視図であり、(b)は、図13(a)の右側付近の平面図。 従来における上カバーの面板への位置決め固定について説明する図。 本実施形態における上カバーの右面板への位置決め固定について説明する図。 (a)は、従来構成における右面板の正面側の上部が軸方向に変形した場合の上カバーの軸方向の変動について説明する図であり、(b)は、本実施形態における右面板の正面側の上部が軸方向に変形した場合の上カバーの軸方向の変動について説明する図。
本発明を適用した画像形成装置の実施形態として、電子写真方式のモノクロ画像形成装置100について説明する。
まず、画像形成装置の基本的な構成について説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置100の一例を示す概略構成図である。
図1に示すように、画像形成装置100は、モノクロ画像形成装置である。その装置本体(画像形成装置本体)100には、潜像担持体ユニットとしてのプロセスカートリッジ1が着脱可能に装着されている。
プロセスカートリッジ1は、表面に画像を担持する潜像担持体としての感光体2、感光体2の表面を帯電させる帯電ローラ3、感光体2上の潜像を可視画像化する現像ローラ104を備える現像手段としての現像装置4、及び、感光体2の表面をクリーニングするクリーニング手段としてのクリーニングブレード5等を備える。また、感光体2に対向する位置に、感光体2の表面を露光する露光装置60が設けられている。
このプロセスカートリッジ1には、現像剤収容器であるトナーカートリッジ7が画像形成装置本体に対して着脱可能に設けられている。このトナーカートリッジ7は、現像装置4へ補給する現像剤であるトナーを収容するトナー収容部である現像剤収容部8と、クリーニングブレード5で除去されたトナー(廃トナー)を回収する廃トナー収容部である現像剤回収部9とを有している。本実施形態の画像形成装置100においては、現像剤収容部8と現像剤回収部9とが一体的に形成されている。
また、画像形成装置100は、記録媒体としての用紙に画像を転写する転写装置10、用紙を供給する給紙装置11、用紙に転写された画像を定着させる定着装置12、及び、用紙を装置外へ排出する排紙装置13を備える。
転写装置10は、転写部材としての転写ローラ14を備える。この転写ローラ14は、プロセスカートリッジ1を装置本体に装着した状態で感光体2と当接しており、両者の当接部において転写ニップが形成されている。また、転写ローラ14は、電源に接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)が印加されるようになっている。
給紙装置11は、用紙Pを収容した給紙カセット15や、給紙カセット15に収容されている用紙Pを給送する給紙ローラ16を備える。また、給紙ローラ16に対して用紙搬送方向下流側には、搬送タイミングを計って用紙を二次転写ニップへ搬送するタイミングローラとしての一対のレジストローラ17が設けてある。なお、用紙Pには、厚紙、はがき、封筒、普通紙、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ等も含まれる。また、用紙以外の記録媒体として、OHPシートやOHPフィルム等を用いることも可能である。
定着装置12は、定着部材としての定着ローラ18と、加圧部材としての加圧ローラ19とを備える。定着ローラ18は、ヒータ等の加熱源によって加熱されるようになっている。加圧ローラ19は、定着ローラ18側へ加圧されて定着ローラ18に当接し、その当接箇所において定着ニップが形成されている。
排紙装置13は、一対の排紙ローラ20を備える。排紙ローラ20によって装置外に排出された用紙は、装置本体の上面を凹ませて形成された排紙トレイ21上に積載されるようになっている。
次に、本実施形態に係る画像形成装置100の作像動作について説明する。
作像動作が開始されると、感光体2が回転駆動され、帯電ローラ3によって感光体2の表面が所定の極性に一様に帯電される。そして、読取装置又はコンピュータ等からの画像情報に基づいて、露光装置60からの露光により、感光体2の帯電面に静電潜像が形成される。このように感光体2上に形成された静電潜像に、現像装置4の現像ローラ104によってトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー画像として顕像化(可視像化)される。
また、作像動作が開始されると、給紙ローラ16が回転駆動を開始し、給紙カセット15から用紙Pが送り出される。送り出された用紙Pは、レジストローラ17によって搬送を一旦停止される。その後、所定のタイミングでレジストローラ17の回転駆動を開始し、感光体2上のトナー画像が転写ニップに達するタイミングに合わせて、用紙Pを転写ニップへ搬送する。
このとき、転写ローラ14には、感光体2上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加されており、これにより、転写部において転写電界が形成されている。そして、この転写電界によって、感光体2上のトナー画像が用紙P上に転写される。なお、用紙Pに転写しきれなかった感光体2上の残留トナーは、クリーニングブレード5によって除去され、トナーカートリッジ7内の現像剤回収部9へ回収される。
トナー画像が転写された用紙Pは、定着装置12へと搬送され、定着ローラ18と加圧ローラ19との間の定着ニップを通過することにより加熱及び加圧されて、用紙P上のトナー画像が定着される。そして、用紙Pは、排紙ローラ20によって装置外に排出され、排紙トレイ21上にストックされる。
図2は、露光装置60周辺の概略構成図であり、(a)は正面図であり、(b)は側面図である。
図2に示すように露光装置60は、感光体2の軸方向に配列されたLEDや有機EL素子などの複数の発光素子、感光体2と発光素子とに配列された複数のレンズなどで構成されるLEDアレイ64を有している。また、LEDアレイ64を保持するホルダ65が設けられている。LEDアレイ64は、バネ部材66によって感光体の方向に付勢されてホルダ65に保持されている。LEDアレイ64は、画像情報に基づいて所定の位置の発光素子を発光させ、レンズを介して感光体2に照射することで、感光体2を露光し、感光体2に静電潜像が形成される。ホルダ65の長手方向両端には、後述するリンク機構200(図4参照)に支持される支持突起62と、案内突起63とが上下方向に並べて設けられている。支持突起62と、案内突起63は露光案内孔205b(図4参照)を貫通している。
感光体2とLEDアレイ64との間には、両者の距離を規制する規制部材たるスペーサ部材52が配置されている。スペーサ部材52は、感光体2の非画像形成領域にLEDアレイ64と対向するように感光体2に対して摺動可能に設けられている。また、プロセスカートリッジ1の側壁である支持部材としての右面板31および左面板32の上面には、位置決めボス35が設けられている。LEDアレイ64の軸方向一端(図中右側)には、位置決めの主基準となる丸穴状の露光被位置決め部としての位置決め穴67aが設けられている。また、LEDアレイ64の軸方向他端(図中左側)には、位置決めの従基準となる長穴状の露光被位置決め部としての位置決め穴67bが設けられている。
また、ホルダ65正面の位置決めの主基準となる丸穴状の位置決め穴67aが設けられた側(図中右側)には、一対のガイド受け片69が上下方向に設けられ、後述するガイド部材としての上カバー33(図13など参照)に設けられたガイド部たるガイドリブ36が嵌るガイド溝69aを形成している。ガイド受け片69の下側は、互いに軸方向(主走査方向、長手方向、装置の左右方向ともいう)に離れるように傾斜している。これにより、ガイド溝69aの図中下側のガイドリブ36を受け入れる入口側が、軸方向寸法が下方(感光体側)に行くにつれて長くなるようなテーパ状となり、ガイドリブ36が、ガイド溝69aに嵌りやすくなっている。
図3は、露光装置60が位置決めされた状態を示した図であり、(a)は、正面図であり、(b)は、側面図である。
図3に示すように、各位置決めボス35が、LEDアレイ64の位置決め穴67a,67bに嵌ることで、LEDアレイ64が、図中Y方向(軸方向:主走査方向)図中X方向(副走査方向)に位置決めされる。また、スペーサ部材52にLEDアレイ64が当接することにより、LEDアレイ64が図中Z方向(感光体の法線方向)に位置決めされる。
後述するリンク機構200により退避位置から露光位置に露光装置60が移動するとき、露光装置60(露光装置60のホルダ65)は、軸方向両端がリンク機構200により保持されているだけであり、露光装置60は、図中X方向、Y方向にガタがある。露光装置60が露光位置近傍まで移動した際に、露光装置60のY方向の位置が規定の位置からずれている場合、ガイド受け片69の下側の傾斜にガイドリブ36が当接する。そして、このガイドリブ36によりY方向に案内されながら、露光装置60は、露光位置へと移動する。そして、ガイドリブ36がガイド溝69aに嵌ることで、LEDアレイ64の位置決め穴67a,67bに位置決めボス35を嵌め込む際、ホルダ65がY方向に位置決めされる。
位置決めの従基準であるY方向に長い長穴状の位置決め穴67bは、多少、LEDアレイ64のY方向の位置が狙いからずれていても、位置決めボス35を位置決め穴67bに入り込ませることができる。一方、位置決めボス35の直径に対して若干直径が大きい位置決めの主基準である丸穴状の位置決め穴67aは、LEDアレイ64のY方向の位置が狙いからずれていると、位置決めボス35が位置決め穴67aに入り込まないおそれが高い。従って、本実施形態では、露光装置60が露光位置へ移動する際に、露光装置をY方向にガイドするガイドリブ36を、LEDアレイ64の位置決めの主基準側(丸穴状の位置決め穴67aが設けられた側)に設けている。これにより、丸穴状の位置決め穴67aとガイドリブ36との距離を近くすることができ、例えば、上カバー33の撓みなどによる位置決め穴67aとガイドリブ36との位置関係の変動を抑えることができる。
なお、ガイドリブ36をY方向に所定の間隔を開けて複数配置してもよいが、本実施形態のように、LEDアレイ64の位置決めの主基準側(丸穴状の位置決め穴67aが設けられた側)にひとつ設けるのが好ましい。これは、ガイドリブ36をY方向に所定の間隔を開けて複数配置して、Y方向複数の位置でガイドする構成とした場合は、製造誤差などにより、ガイドリブの間隔や、ガイドリブが嵌るホルダ65のガイド溝の間隔が異なってしまったときに、露光位置に位置する露光装置60にY方向の応力が加わる。その結果、露光装置60が撓むなどして画像に影響が及ぼすおそれがあるからである。
また、本実施形態では、プロセスカートリッジ側にガイドリブを設け、露光装置側にガイド溝を設けているが、露光装置側にガイドリブ、プロセスカートリッジ側にガイド溝を設けてもよい。また、本実施形態では、ホルダ65にプロセスカートリッジ側のガイドによりY方向にガイドされる被ガイド部を設けているが、LEDアレイ64にガイドリブやガイド溝など、プロセスカートリッジ側のガイド部にガイドされる被ガイド部を設けてもよい。
また、露光案内孔205bの露光位置近傍の幅は、案内突起63や支持突起62の直径とほぼ同じとなっている。これにより、LEDアレイ64の位置決め穴67a,67bに位置決めボス35を嵌め込む際に、ホルダ65は、露光案内孔205bにより図中X方向に位置決めされる。
このように、LEDアレイ64の位置決め穴67a,67bに位置決めボス35を嵌め込む際、ホルダ65がX方向、Y方向に位置決めされることで、LEDアレイ64の位置決め穴67a,67bを位置決めボス35に確実にはめ込むことができる。
LEDアレイ64が位置決めボス35により図中X方向、Y方向に位置決め可能なように、LEDアレイ64は、ホルダ65に対して、X方向、Y方向に所定のガタを有している。これにより、ホルダ65が、X方向、Y方向に位置決めされても、LEDアレイ64は、位置決めボス35により規定の位置に精度よく位置決めされる。
また、露光装置60のホルダ65が、X方向、Y方向に位置決めされることで、潜像形成時に振動などでホルダ65が図中X方向、Y方向にがたつくのを抑制でき、ホルダ65の振動で潜像が乱れるのを抑制することができる。
なお、LEDアレイ64のプロセスカートリッジ1への位置決めは、上記とは逆に、LEDアレイ64に位置決めボスを設け、プロセスカートリッジ1に位置決め穴を設けた構成でもよい。また、LEDアレイ64の位置決めの面をプロセスカートリッジ1の位置決め面に当接させて位置決めする方式でもよい。しかし、位置決めボスと位置決め穴とで位置決めする方式の方が、位置決め面の平面度を精度よく出す必要があるLEDアレイ64の位置決めの面をプロセスカートリッジ1の位置決め面に当接させて位置決めする方式よりも簡単な構成で精度よく位置決めすることができ好ましい。
LEDアレイ64は、焦点距離が短いため、露光装置60を感光体2に近接配置する必要がある。このように、露光装置60を感光体2に近接配置するため、プロセスカートリッジ50を装置本体に対して着脱するとき邪魔となる。露光装置60をプロセスカートリッジに設けることも考えられるが、プロセスカートリッジ1に設けることでコストが高くなる。プロセスカートリッジは、定期的に交換がなされるものであるので、プロセスカートリッジ1に露光装置60を設けた構成は、ランニングコストが高くなり好ましくない。そのため、本実施形態においては、感光体2に近接した露光位置と、感光体2から離間した退避位置との間を、露光装置60を移動させるリンク機構を備えている。以下に本実施形態のリンク機構について図面を用いて具体的に説明する。
図4は、リンク機構200の概略構成図である。図4は、露光装置60が感光体2に潜像を形成する露光位置に位置しているときを示している。
図4に示すように、リンク機構200は、装置本体に回動自在に支持された第一リンク部材201と、露光装置60を保持し、装置本体に回動自在に支持された第二リンク部材202とを備えている。また、第一リンク部材201と第二リンク部材202とを連結する連結手段としての連結機構203を備えている。
連結機構203は、第一連結部材203aと、第二連結部材203bとを有している。第一連結部材203aは、一端が第一リンク部材201に回動自在に支持され、他端が、連結軸203cに回動自在に支持されている。また、第二連結部材203bは、一端が連結軸203cに回動自在に支持され、他端が第二リンク部材202に回動自在に支持されている。連結軸203cは、リンクガイド部材205に設けられた図中左右に延びる連結案内孔205aを貫通している。
第二リンク部材202は、露光装置60のLEDアレイ64を保持するホルダ65の長手方向両端部に設けられた支持突起62が貫通し、第二リンク部材202の回動の支点A1に向かって延びる長孔状の支持孔202aが設けられている。露光装置60の支持突起62がこの支持孔202aを貫通することにより、露光装置60がリンク機構200に支持される。また、支持突起62は、リンクガイド部材205に設けられたガイド部たる露光案内孔205bを貫通している。また、露光装置60のホルダ65には、案内突起63が設けられており、この案内突起63も、露光案内孔205bを貫通している。
第一リンク部材201は、中心角が略90°の扇形状をしており、第一リンク部材201の円周方向一端に第一連結部材203aが回動自在に支持されている。第一リンク部材201の円周方向他端には、ボス部201aが設けられている。
第二リンク部材202には、付勢手段としてトーションスプリング204の一端を引っ掛けるための引っ掛け部202bが設けられている。トーションスプリング204は、一端がこの引っ掛け部202bに引っ掛けられて、他端をリンクガイド部材205に引っ掛けられることで、第二リンク部材202を図中矢印S方向に付勢している。
このトーションスプリング204の付勢力により、第二リンク部材202及び連結軸203c(第一、二連結部材a,b)は、第一リンク部材201側へ移動するような力を受ける。このとき、第一リンク部材201の回動の支点A2と連結軸203cとを結んだ線分Aよりも第一連結部材203aの第一リンク部材支持位置A3が図中下側にある。その結果、連結軸203cの第一リンク部材201側へ移動するような力によって、支持位置A3に矢印T1方向に移動させようとする力が生じ、第一リンク部材201が、図中反時計回りに回動させようとする力が生じる。これにより露光装置60を感光体2側へ付勢させ、露光位置に位置させている。
次に、露光装置60の露光位置と退避位置との間の移動について説明する。
図5は、開閉カバー101が閉じられた状態のときのリンク機構200と開閉カバー101とを示す図である。図6は、開閉カバー101が開かれたときのリンク機構200と開閉カバー101とを示す図である。また、図7は、開閉カバー101を閉めるときのリンク機構200と開閉カバー101とを示す図である。
図5に示すように、開閉カバー101には、第一リンク部材201のボス部201aを引っ掛ける鉤形状の引っ掛けレバー101aが設けられている。開閉カバー101が閉じられており、露光装置60が露光位置にあるときは、引っ掛けレバー101aは、ボス部201aから離間している。
開閉カバー101を開いていくと、引っ掛けレバー101aが、第一リンク部材201のボス部201aに当接し、第一リンク部材201がトーションスプリング204の付勢力に抗して図中時計回りに回動する。トーションスプリング204の付勢力に抗して第一リンク部材201を回動させていき、第一リンク部材201の回転の支点A2と、連結軸203cとを結ぶ線分Aよりも上方に第一リンク部材201の第一リンク部材支持位置A3(支持軸201b)が移動すると、トーションスプリング204の付勢力による第一リンク部材201を回転させようとする方向が、図中時計回りから、図中反時計回りに切り替わる。その結果、第一リンク部材201が、トーションスプリング204の付勢力により露光装置60を退避位置へ移動させる回動方向(図中反時計回り)に自動的に回転し、露光装置60を退避位置へ移動させ、図6に示す状態となる。
図6に示す開閉カバー101が開位置にある状態から、開閉カバー101を閉めていくと、図7に示すように、引っ掛けレバー101aの先端面101bが支持軸201bに当接し、引っ掛けレバー101aにより支持軸201bを押して、トーションスプリング204の付勢力に抗して、第一リンク部材201を図中時計回りに回動させる。そして、第一リンク部材支持位置A3(支持軸201b)が、図4、図5に示す線分Aよりも下側に位置すると、トーションスプリング204の付勢力による第一リンク部材201の回動方向が切り替わる。これにより、第一リンク部材201がトーションスプリング204の付勢力による図中時計回りに自動で回動し、露光装置60が露光位置へ移動する。
図8は、画像形成装置100のプロセスカートリッジ1の着脱方法についての説明図である。
図8に示すように、画像形成装置100は、画像形成装置100本体の正面に設けられた開閉カバー101が開閉可能となっている。また、開閉カバー101を開いた状態にし、リンク機構200により露光装置60が退避位置に退避することで、露光装置60との干渉を回避しつつプロセスカートリッジ1を正面側から取り外すことが可能となっている。
また、本実施形態では、トナーカートリッジ7がプロセスカートリッジ1に装着された状態で、これらを一体的に装置本体の正面から着脱可能となっている。さらに、トナーカートリッジ7は、プロセスカートリッジ1が装置本体に装着された状態、及び取り外された状態のいずれにおいても、プロセスカートリッジ1に対して着脱可能となっている。
図9は、プロセスカートリッジ1と、これから取り外されたトナーカートリッジ7とをそれぞれの右面側から示す斜視図である。
図9に示すように、トナーカートリッジ7は、図中矢印B1方向から、右面板31と左面板32との間に挿入されて、プロセスカートリッジ1に装着される。
次に、プロセスカートリッジ1の装置本体内での位置決めについて説明する。
図10は、プロセスカートリッジの装置本体への位置決め箇所を示す図であり、図11は、装置本体の右側板110aを示す斜視図であり、図12は、装置本体の左側板110bを示す斜視図である。
図11に示すように、右側板110aには、内側に突出した第一位置決め面111aと、第二位置決め面111bとを有している。一方、図12に示すように、左側板110bには、装置本体に装着されたプロセスカートリッジ1を右側板110aに向けて押圧する複数の押圧部材121が設けられている。各押圧部材121は、圧縮バネ122が収容された収容部123にスライド移動可能かつ、収容部から抜け出さないように収容されおり、圧縮バネ122の付勢力で先端側が収容部123から突出している。
装置本体に装着されたプロセスカートリッジ1は、左側板110bに設けられた複数の押圧部材121により右側板110aに向けて押圧される。図10に示すプロセスカートリッジの右面板31の図中γの箇所が第一位置決め面111aに当接し、プロセスカートリッジ1の右面板31の図中βの箇所が第二位置決め面111bに当接してプロセスカートリッジ1が装置本体に位置決めされる。なお、図10に示す実線αは、露光位置における露光装置60の配置位置を示している。
また、図10に示すように、右面板31には、感光体2のフランジ部2aが回転自在に支持される感光体支持部31cが設けられている。左面板32にも、感光体2を回転自在に支持する感光体支持部が設けられており、感光体は、両面板に回転自在に支持されることで、プロセスカートリッジ内に位置決めされる。また、右面板には、現像装置4を位置決めする位置決めの主基準としての現像位置決め穴31b1と、位置決めの従基準としての現像位置決め溝31b2とが設けられている。なお、左面板32にも右面板と同様に、現像位置決め穴と、現像位置決め溝31b2とが設けられている。現像装置4の抜け止め部4bを、現像位置決め溝31b2の正面側(+X側)端部に設けられた逃げ穴31b3に貫通させた後、現像装置4を感光体2に向けてスライド移動させて、現像位置決め溝31b2の感光体側端部に抜け止め部4bを突き当てることで、現像装置4が面板に図中Y軸回りに位置決めされる。また、第一位置決め突起4aが、現像位置決め穴31b1に嵌合することで、現像装置が、X方向、Y方向およびZ方向に位置決めされる。このように、感光体2が位置決めされる面板に現像装置が位置決めされることで、現像装置4が備える現像ローラ104(図1参照)と感光体2とを規定のギャップにすることができる。
図13(a)は、プロセスカートリッジ1と露光位置に位置する露光装置60とを示す斜視図であり、図13(b)は、図13(a)のAの部分の拡大図である。また、図14(a)は、図13(a)の右側付近を斜め上方から見た斜視図であり、図14(b)は、図13(a)の右側付近の平面図である。なお、図13(a)については、トナーカートリッジ7は図示を省略している。
露光装置60が退避位置から露光位置へ移動する際に、露光装置60を軸方向(X方向)にガイドするガイド部たるガイドリブ36は、プロセスカートリッジ1の上部を覆うカバー部材でありガイド部材である上カバー33に設けられている。また、本実施形態では、プロセスカートリッジ1の帯電装置と現像装置4との間に配置される上カバー33にガイドリブ36を設けているが、例えば、帯電装置のカバーに設けてもよい。また、装置の構成によっては、現像装置4のカバーが露光位置にある露光装置に近い位置にあるときは、現像装置4のカバーにガイドリブ36を設けてもよい。
ガイドリブ36が設けられる上カバー33は、プロセスカートリッジ1の露光装置60と現像装置4との間の空間を覆うもので、このように、上カバー33で覆うことで、露光装置60と現像装置4との間の隙間からのトナー飛散や、ユーザーが上記隙間からプロセスカートリッジ内に指を突っ込むのを防止している。
また、本実施形態では、退避位置から露光位置へ移動する露光装置60を軸方向(Y方向)にガイドするガイドリブ36をプロセスカートリッジ1に設けている。これにより、露光装置60が露光位置に近づいたときに、露光装置60を軸方向(Y方向)にガイドすることができる。これにより、LEDアレイ64の位置決め穴(特に、丸穴状の主基準の位置決め穴67a)を、プロセスカートリッジ1の位置決めボス35に良好に嵌め込むことができる。
図15は、従来における上カバーの面板への位置決め固定について説明する図である。
LEDアレイ64が位置決めされる露光位置決め部としての位置決めボス35は、感光体2を回転自在に支持する面板31(32)に設けている。このように、感光体2を支持する面板に設けることで、LEDアレイ64と感光体2との位置精度を確保し、LEDアレイ64と感光体表面との間の距離を、狙いの距離にすることができ、感光体表面に焦点を合わせることができる。また、位置決めボス35を面板に設けることで、位置決めボス35間の距離を最大限長くすることができ、上下方向(Z軸回り)回りの位置決め精度を高めることができる。
ガイドリブ36は、右面板31とは異なる上カバー33に設けている。面板は、感光体2の支持、クリーニングブレード5を備えるクリーニング装置、帯電装置および現像装置4を位置決め固定する機能を有しており、高い精度が求められる。また、面板には、感光体2を支持する支持部、クリーニング装置、帯電装置および現像装置4のそれぞれを位置決め固定するための複数の位置決め部や、固定部を有しており、既に構造が複雑である。これに加えて、右面板31にさらにガイドリブ36を設けるとなると、右面板31の上部に軸方向内側に延びる面部を設け、その面部にガイドリブ36を設けるという構成となるため、右面板31の構造がさらに複雑化する。このように右面板31の構造が複雑化すると、それに伴い右面板31を成型する型構造も複雑化する。型構造が複雑化することで、樹脂充填不足や、ヒケなどが発生しやすくなり、右面板31の精度が出なくなるおそれがある。右面板31の精度が出ないと、感光体2と現像装置4が備える現像ローラ104とのギャップなどが、狙いのギャップとならならず、画像を良好に作像できなくなるおそれがある。
このような面板の構造の複雑化を抑制するために、ガイド溝69aを、ホルダ65の面板の真上にあたる箇所に設け、ガイドリブ36を右面板31の上面に設けることも考えられる。しかし、ガイド溝69aを形成する下側が互いに離れる方向に傾斜する一対のガイド受け片69を、ホルダ65の右面板31の真上に設けるには、ホルダ65の右側端部を右面板31よりも外側にする必要が生じ、装置が軸方向に大型化してしまう。また、ガイドリブ36は、露光装置60が露光位置へ移動する際に、軸方向狙いの位置に向かうように、徐々に露光装置60を軸方向にガイドする必要があるため、ガイドリブ36は、上下方向にある程度の長さが必要となる。そのため、右面板31から真直ぐに上方に延びるガイドリブ36のみでは、強度不足により変形や破損のおそれがある。このような強度不足が生じないように、ガイドリブ36に補強リブを設ける構成とすると、上述同様に、右面板31の構造が複雑化してしまう。
また、感光体2を支持する支持部、クリーニング装置、帯電装置および現像装置4のそれぞれを位置決め固定するための複数の位置決め部を有するような右面板31に、さらに、ガイドリブ36を設ける構成とすると、仕向け別に形状を小変更するバリアント化対応が困難になる。
そのため、ガイドリブ36は、右面板31とは異なる上カバー33に設けている。このように、上カバー33に設けることで、右面板31の構造の複雑化を抑制することができ、右面板31の精度悪化を抑制することができる。また、仕向け別に形状を小変更するバリアント化対応が容易となる。
しかしながら、ガイドリブ36と位置決めボス35を互いに異なる部材に設けることで、部品公差の積み上げにより、位置決めボス35とガイドリブ36との位置精度が悪化するおそれがある。そのため、上カバー33は、左右の面板31,32に対して面板の上面に設けられたカバー位置決め突起41にて位置決めされ、カバー固定ねじ44にて左右面板上に固定する。このように、上カバー33を直接面板に位置決めすることで、上カバー33を面板とは異なる部材に位置決めした場合に比べて、部品公差の積み上げによる位置決めボス35とガイドリブ36との間の位置精度の悪化を抑制できる。
図9に示したように、帯電装置や、クリーニング装置が、左右の面板31,32の後面側にねじなどにより固定されている。従って、左右の面板31,32の後面側は、軸方向(Y方向)に倒れることがない。また、左右の面板31,32の正面側の下側には、底板が左右の面板31,32に架け渡される形で設けられている。従って、左右の面板31,32の正面側の下側は、左右の面板31,32の軸方向の動きを底板によって規制される。しかし、左右の面板31,32の正面側の上側は、トナーカートリッジ7が左右の面板31,32に間で着脱可能な構成となっているため、左右の面板31,32の上側は、何にも固定されておらず軸方向に変形しやすい。
本実施形態では、図10~図14に示したように、左面板32を押圧部材121により押圧し、右面板31を、右側板の位置決め面111a,111bに突き当ててプロセスカートリッジ1を装置本体に位置決めする構成である。このように、本実施形態では、左右の面板31,32に軸方向から負荷が加わるため、左右の面板31,32が変形しやすい。
左右の面板31,32が変形すると、左右の面板31,32に位置決め固定されている上カバー33が、面板の正面側の変形に伴い軸方向に移動し、ガイドリブ36と位置決めボス35との位置関係が崩れてしまう。その結果、ガイドリブ36により軸方向にガイドされて露光位置へ移動してきた露光装置60の位置決め穴67aに位置決めボス35が入り込まず、LEDアレイ64の右側が、位置決めボスに乗り上げる形でセットされるおそれがある。その結果、装置の右側において、LEDアレイ64の焦点が感光体表面に合わず、感光体表面のスポット径が大きくなってしまい、結果として右側の画像に画像文字ボケ等の異常画像が発生するおそれがある。
このため、面板31,32にリブを設けて、面板31,32の剛性を高めることも考えられる。しかし、面板31,32は、感光体2と現像装置4の現像ローラとのギャップを所定のギャップに維持するために、容易に変形しないよう、既にある程度のリブを設けて剛性を高めている。従って、これ以上にリブを設けて面板31,32の剛性を高めようとすると、面板31,32を大きくせざるを得なくなり、装置が大型化してしまう。
そこで、本実施形態では、上カバー33を右面板31に2箇所で位置決めする構成とし、面板の正面側上部が軸方向に変形した(面板が捩れた)場合でも、ガイドリブ36と位置決めボス35との位置精度の悪化を抑制できるようにした。以下、図面を用いて具体的に説明する。
図16は、本実施形態における上カバー33の右面板31への位置決め固定について説明する図である。
図16に示すように、本実施形態においては、上カバー33の位置決めボス35側とは反対側(正面側)を位置決めするカバー位置決め突起41に加え、上カバー33の位置決めボス35側端部を位置決めする第二カバー位置決め突起42が右面板31に設けている。これにより、上カバー33が、カバー位置決め突起41と第二カバー位置決め突起42の2箇所で右面板31に位置決めされる。
第二カバー位置決め突起42は、位置決めボス35とカバー位置決め突起41の略直線上に配置されている。具体的には、第二カバー位置決め突起42は、位置決めボス35の軸方向最も内側の箇所R1と、カバー位置決め突起41の最も内側の箇所T1を結んだ線分h1と、位置決めボス35の軸方向最も外側の箇所R2と、カバー位置決め突起41の最も外側の箇所T2を結んだ線分h2との間の範囲Hに設けられている。
右面板31に設けられる第二カバー位置決め突起42は、X方向(プロセスカートリッジ1の挿入方向)に延びる直方形状の突起であり、上カバー33には、この直方形状の第二カバー位置決め突起42が嵌る切り欠き形状のカバー位置決め溝部33aが設けられている。
一方、上カバー33の左側は、上カバー33の正面側の1箇所が、カバー位置決め突起41により左面板32に位置決めされている。本実施形態では、この左面板32に対する上カバーの位置決めは、上カバーのX軸方向における位置決めの従基準であり、上カバーの左側に設けられる位置決め穴は、軸方向に延びる長穴である。
また、右側板の第二カバー位置決め突起42と上カバーのカバー位置決め溝部33aとの位置決めは、上カバーの軸方向(Y軸方向)における位置決めの従基準である。また、右面板31のカバー位置決め突起41との位置決め箇所が、上カバー33の位置決めの主基準であり、右面板31のカバー位置決め突起41に嵌る上カバー33の位置決め穴は、カバー位置決め突起41の直径とほぼ同径の丸穴である。
このように、上カバー33を、右面板に対して2箇所、左面板に対して一箇所の計3箇所で位置決めすることで、上カバー33を両面板に位置決め固定したときに、製造誤差などにより上カバー33に余計な負荷が加わるの抑制することができる。
図17(a)は、右面板31に対して1箇所、上カバー33が位置決めされている従来構成における右面板31の正面側の上部が軸方向に変形した場合の上カバー33の軸方向の変動について説明する図である。また、図17(b)は、右面板31に対して2箇所、上カバー33が位置決めされている本実施形態における右面板31の正面側の上部が軸方向に変形した場合の上カバー33の軸方向の変動について説明する図である。なお、図中破線は、右面板31変形前を示しており、図中実線は、右面板31変形後を示している。
図17(a)に示すように、右面板31に対してカバー位置決め突起41の1箇所で、上カバー33が位置決めされている従来構成においては、右面板31の正面側の上部が図中矢印K方向に変形したとき、カバー位置決め突起41の移動に追随するような形で、上カバー全体が移動しようとする。その結果、左面板32が、上カバー33から軸方向右側へ押し込まれ、左面板32が右面板31と同様に変形する。その結果、上カバー全体が図中斜め上方に移動すような形となり、ガイドリブ36の軸方向の位置が、図中破線の変形前から大きく右側にずれてしまう。
また、右面板31の正面側に図中右側の力が加わると、右面板31の固定箇所(ねじ51の締結箇所)を起点にして右面板31全体が右側へ変形することで、位置決めボス35の位置も図中破線の変形前の位置から右側に変化する。
図17(b)に示すように、本実施形態では上カバー33をカバー位置決め突起41と、第二カバー位置決め突起42の2箇所で右面板31に位置決めするため、上カバー33の右側付近は、右面板31の変形に倣うように変形しようとする。その結果、上カバー33は、図中左側が図中下側(正面側)に位置するように傾こうとするため、左面板32には、上カバー33から図中下側(正面側)に力が加わる。しかし、面板の図中上下方向の剛性は強いため、左面板32に関しては、ほとんど変形しない。その結果、上カバー33は、軸方向中央部が、正面側に凹むように撓む。上カバー33は、プロセスカートリッジ1の上部を覆う機能しか有していないので、上カバー33が撓んだとしても、画像に影響が及ぶことがない。
また、上カバー33の位置決めボス側端部を位置決めする第二カバー位置決め突起42は、位置決めボス35に近い位置に設けられている。そのため、右面板31の正面側が軸方向に変形したとき、第二カバー位置決め突起42と位置決めボス35との軸方向の位置関係が大きく崩れることがない。さらに、第二カバー位置決め突起42には、上カバー33から図中左方向(図中矢印F方向)に力が加わるため、右面板31の位置決めボス35や第二カバー位置決め突起42付近の図中右側の変形が抑えられる。その結果、右面板31の正面側が軸方向に大きく変形しても、図17(b)から明らかなように、上カバー33の位置決めボス側の端部付近は、ほとんど軸方向に変動せず、右面板31の正面側が軸方向に変形した後のガイドリブ36と位置決めボス35との軸方向長さL1は、変形前の軸方向長さLとほぼ同じとなる。図17(b)では、若干距離が変形前に比べて短くなっているが、位置決めボス35の先端は、略円錐形状ととなっており先が尖っているため、この程度の距離の変動であれば、ガイドリブ36の案内で位置決め穴67aを位置決めボス35に入れ込むことができる。
また、第二カバー位置決め突起42に上カバー33から図中矢印F方向に力が加わり、右面板31の位置決めボス35や第二カバー位置決め突起42付近の図中右側の変形が抑えられる。これにより、図17(b)に示すように、位置決めボス35の位置が、右面板31の正面側が軸方向に変形しても変わらない。これにより、位置決めボス35に位置決めされたLEDアレイ64と感光体2との主走査方向(軸方向)の位置関係が変動することも抑制することができる。
また、本実施形態では、カバー位置決め突起41と第二カバー位置決め突起42と位置決めボス35とを略直線上に配置しているので、位置決めボス35との距離を短くでき、右面板31が軸方向に変形したときの第二カバー位置決め突起42と位置決めボス35との軸方向の位置関係の変動を最小限に留めることができる。また、第二カバー位置決め突起42と、カバー位置決め突起41との間の距離も最小限にすることができ、右面板31が変形したときに、上カバー33から第二カバー位置決め突起42に加わる力も最小限に留めることができる。これにより、第二カバー位置決め突起42の破損が抑制される。
また、第二カバー位置決め突起42と、カバー位置決め突起41との間の距離も最小限にすることができるため、上カバー33を右面板31にカバー固定ねじ44で締結する際に上カバー33から第二カバー位置決め突起42かかるトルクも低減することができる。
また、ガイドリブ36が設けられた側の右面板31に対する上カバー33の位置決めを2箇所とすることで、面板の変形に倣うように上カバー33が変形して傾いたときのガイドリブ36の位置の変動を、ガイドリブ36が設けられた側と反対側の面板に対する上カバーの位置決めを2箇所とした場合に比べて小さくすることができる。これにより、面板が軸方向に変形したときのガイドリブ36と位置決めボスとの位置関係の変動を抑制することができる。
なお、位置決めボス側に一箇所、上カバー33を右面板31に位置決めすることで、図17(a)に示す位置決めボス側と反対側で上カバー33を右面板31に位置決めする構成に比べて、右面板31変形後のガイドリブ36と位置決めボス35との間の軸方向長さの変動を抑えることができる。しかし、2箇所設けた構成とは異なり、上カバー全体が図中斜め上方に移動する形となり、2箇所設けたものに比べて、変形後のガイドリブ36と位置決めボス35との間の軸方向長さの変動を十分に抑えることはできない。
また、本実施形態では、右面板31と上カバー33との2箇所の位置決めのうち、ひとつを上カバー33の位置決めの主基準としている。本実施形態では、右面板31は、プロセスカートリッジ1の装置本体に対する位置決め、露光装置60のプロセスカートリッジの位置決めの主基準とし、位置決めの基準となる部材である。この位置決めの基準となる部材である右面板31とカバーとの2箇所の位置決めの箇所のうち1箇所を、位置決めの主基準とすることで、右面板のみを精度よく製造すればよく、装置のコストダウンを図ることができる。
また、露光装置60は装置本体に保持された(正確には、装置本体に設けられたリンク機構200を介して装置本体に保持された)ものであるため、プロセスカートリッジ1の装置本体に対する位置決めを行う右面板に露光装置60のプロセスカートリッジに対する位置決めの主基準を設けることで、露光装置60とプロセスカートリッジ1の位置関係を精度よく出すことができる。
また、第二カバー位置決め突起42に位置決めされる上カバー33の被位置決め形状を穴形状としてもよい。しかし、本実施形態のように、第二カバー位置決め突起42に位置決めされる上カバー33の被位置決め形状を切り欠き形状のカバー位置決め溝部33aとすることで、位置決めボス側の上カバーと右面板との位置決め箇所を位置決めボスに近い位置に設けることができ好ましい。
また、位置決めボス側の上カバー33と右面板31との位置決めを、右面板31の上面に軸方向に所定の間隔を開けて配置した一対のリブで位置決め溝を形成し、上カバー33の位置決めボス側端部に位置決めボス側に突出させ、上記位置決め溝に嵌る位置決め突起を設ける構成で行なってもよい。しかし、図16に示すように、右面板側を位置決め突起とし、上カバー側を位置決め溝とした方が、位置決めの剛性が高くなるため好ましい。具体的に説明すると、右面板31の上面にリブで形成した位置決め溝とした場合、図16に示した第二カバー位置決め突起に比べて、リブの軸方向の厚みが薄くなり、軸方向の剛性が弱い。また、上カバー33の位置決めボス側端部に位置決めボス側に突出する位置決め突起とした場合の方が、上カバー33の位置決めボス側端部に切り欠きを形成して溝とした場合に比べて剛性が弱くなる。その結果、右面板31が軸方向に変形した際に、上カバー33から右面板31のカバー位置決め部に加わる力(図17(b)の矢印F方向の力)で、位置決め溝を構成する凹状のリブや、上カバー33の位置決め突起が破損する場合がある。一方、図16に示すように、位置決めボス側の上カバー33と右面板31との位置決めを、面板側を突起形状とし、上カバー側を溝形状とすることで、位置決めボス側の上カバー33と右面板31との位置決め箇所が破損するのを抑制でき、強固に位置決めを行うことができ好ましい。
また、本実施形態では、上カバー33は、右面板31に2箇所で位置決めされているが、位置決め箇所は3箇所以上でもよい。また、上カバー33を、左面板32に対して複数個所で位置決めしてもよい。しかし、右面板31に2箇所、左面板32に1箇所の計3箇所で位置決めするのが好ましい。このように、3箇所とすることで、右面板31に対する2箇所のうちひとつを主基準、もうひとつをY軸方向(軸方向)のみ位置決めする従基準、左面板32の位置決め箇所を、X軸方向(プロセスカートリッジの着脱方向)に位置決めする従基準とできる。これにより、製造誤差があった場合に、上カバー33を位置決めしたときにかかる上カバー33や面板31,32にかかる応力を必要最小限に留めることができ、好ましい。
なお、左面板32が軸方向に変形したときは、上カバー全体が移動しようとする。その結果、右面板31が、上カバー33から軸方向に押し込まれ、右面板31が左面板32と同様に変形し、図17(b)と同様な変形となる。よって、上述した作用が発生し、ガイドリブ36と位置決めボス35との間の軸方向長さの変動を抑えることができる。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
少なくとも感光体2などの潜像担持体を備えたプロセスカートリッジ1などの潜像担持体ユニットと、潜像担持体に近接した露光位置と前記潜像担持体から離間した退避位置との間で移動可能に構成され、前記潜像担持体を露光する露光装置60と、露光位置に位置する露光装置を位置決めする位置決めボス35などの露光位置決め部と、露光装置60が退避位置から露光位置に移動するときに、露光装置60を露光位置決め部へガイドするガイドリブ36などのガイド部とを備えた画像形成装置において、露光位置決め部は、潜像担持体ユニットの潜像担持体を支持する一対の面板31,32などの支持部材に設けられ、ガイド部は、一対の支持部材のうちの一方の支持部材(本実施形態では、右面板31)に複数箇所で位置決めされる上カバー33などのガイド部材に設けた。
特許文献1においては、潜像担持体を支持する支持部材に、軸方向に延びる面状の延び出し部を設けこの延び出し部にガイド部と露光位置決め部とを設けた構成である。一般的に、支持部材は樹脂成型品であり、延び出し部、ガイド部および露光位置決め部は、支持部材に一体成型される。
このように、支持部材は、延び出し部、ガイド部および露光位置決め部を有するため、形状が複雑化し、それに伴い支持部材を成型する型形状が複雑化する。その結果、ヒケや樹脂充填不足などが発生しやすく、ガイド部と露光位置決め部との間の位置精度が悪くなるおそれがあった。ガイド部と露光位置決め部との相互の位置精度が悪いと、ガイド部により露光装置が露光位置決め部に正しくガイドされず、露光装置が露光位置決め部に位置決めされないおそれがある。
そこで、態様1では、露光位置決め部を支持部材に設けるとともに、ガイド部を支持部材とは別部材のガイド部材に設けるというように、ガイド部と露光位置決め部とを互いに異なる部材に設けた。
これにより、各部材の構造の複雑化を抑制し、成型時のヒケや樹脂充填不足などが発生するのを抑制することができ、ヒケや樹脂充填不足によるガイド部と露光位置決め部との相互の位置精度の悪化を抑制できる。しかしながら、ガイド部と露光位置決め部とを互いに異なる部材に設けることによって、部品公差の積み上がりによるガイド部と露光位置決め部との相互の位置精度の悪化や、支持部材が変形した際の位置精度の悪化で、ガイド部と露光位置決め部とを支持部材に設けた場合に比べて、ガイド部と露光位置決め部との相互の位置精度が悪化するおそれがある。
そこで、態様1では、ガイド部材を支持部材に位置決めするようにした。これにより、ガイド部材を、支持部材とは異なる部材に位置決めする場合に比べて、部品公差の積み上がりによるガイド部と露光位置決め部との相互の位置精度の悪化を抑制できる。
また、態様1では、ガイド部材の一方の支持部材への位置決めを複数個所で行うことで、以下に説明するように、支持部材が変形した際のガイド部と露光位置決め部との相互の位置精度の悪化を抑制できる。すなわち、ガイド部材と各支持部材との位置決め箇所が、カバー位置決め突起41の1箇所の場合、図17(a)を用いて説明したように、右面板31などの一方の支持部材が軸方向に曲がったとき、上カバー33などのガイド部材と一方の支持部材との位置決め箇所(カバー位置決め突起41)が軸方向に移動した分、ガイド部材全体が軸方向に移動する。一方、ガイド部材と一方の支持部材との位置決め箇所がカバー位置決め突起41と、第二カバー位置決め突起42の複数箇所の場合、図17(b)を用いて説明したように、支持部材が軸方向に曲がったとき、支持部材の曲がりに応じてガイド部材が変形し、ガイド部材が支持部材と一体的な動きとなる。これにより、図17(a)、図17(b)から明らかなように、少なくとも一方の支持部材に対して複数箇所で位置決めすることで、各支持部材に1箇所で位置決めした場合に比べて、支持部材が軸方向に曲がったときのガイドリブ36などのガイド部と位置決めボス35などの露光位置決め部との間の位置精度の悪化を抑制できる。
このように、露光位置決め部とガイド部とを互いに異なる部材に設けた場合の位置精度の悪化を、ガイド部材を少なくとも一方の支持部材に対して直接複数箇所で位置決めするという構成で解消でき、ヒケや樹脂充填不足によるガイド部と露光位置決め部との相互の位置精度の悪化を抑制できるという効果が相殺されることがない。これにより、ガイド部と露光位置決め部との相互の位置精度を従来のものよりも高めることができる。
(態様2)
態様1において、上カバー33などのガイド部材が右面板31などの一方の支持部材に対して位置決めされる2箇所のうち、1箇所は、ガイド部材の露光位置決め部側である。
これによれば、実施形態で説明したように、位置決めボス35などの露光位置決め部と、上カバー33などガイド部材と右面板31などの一方の支持部材との2箇所の位置決め箇所の一方の位置決め箇所を、露光位置決め部に近づけることができる。これにより、支持部材が軸方向に変更したとき、露光位置決め部と、一方の位置決め箇所との間の軸方向の位置変動を抑えることができ、支持部材が軸方向に変形したときのガイドリブ36などのガイド部と露光位置決め部との軸方向距離が変動するのを抑制することができる。
(態様3)
態様1または2において、一対の支持部材のうち、他方の支持部材に対しては、1箇所で位置決めされる。
これによれば、実施形態で説明したように、右面板31などの一方の支持部材に対して位置決めする2箇所の位置決め箇所のうち一方を位置決めの主基準とし、他方を軸方向における位置決めの従基準とし、他方の支持部材対して位置決めする箇所を軸方向と直交する方向の位置決めの従基準とすることができる。これにより、上カバーなどのガイド部材を両支持部材に位置決めしたときに、製造誤差によってガイド部材にかかる負荷を抑えることができる。
(態様4)
態様3において、右面板31などの一方の支持部材は、軸方向において、ガイドリブ36などのガイド部との距離が近い方の支持部材である
これによれば、実施形態で説明したように、右面板などの一方の支持部材の軸方向の変形に倣うように上カバー33などのガイド部材が変形して傾いたときのガイドリブ36などのガイド部の位置の変動を、ガイド部が設けられた側と反対側の左面板32などの他方の支持部材に対するガイド部材の位置決めを2箇所とした場合に比べて小さくすることができる。これにより、支持部材が軸方向に変形したときのガイド部と位置決めボス35などの露光位置決め部との位置関係の変動を抑制することができる。
(態様5)
態様1乃至4いずれかにおいて、位置決めボス35などの露光位置決め部と、露光装置60の露光位置決め部に位置決めされる位置決め穴67a,67bなどの露光被位置決め部との一方が、穴形状であり、他方が突起形状である。
これによれば、実施形態で説明したように、LEDアレイ64の位置決めの面をプロセスカートリッジ1の位置決め面に当接させて位置決めする方式とした場合に比べて、簡単な構成で精度よく位置決めすることができる。
(態様6)
態様1乃至5いずれかにおいて、上カバー33などのガイド部材が右面板31などの一方の支持部材に対して位置決めされる2箇所と、位置決めボス35などの露光位置決め部とが一直線上に配置されている。
これによれば、実施形態で説明したように、2箇所の位置決め箇所のうち、位置決めボス35などの露光位置決め部側の位置決め箇所の露光位置決め部との間の距離、および、もう一方の位置決め箇所との距離の両方の距離を必要最小限に抑えることができる。これにより、支持部材が軸方向に変形したときの露光位置決め部側の位置決め箇所にかかる負荷を低減でき、かつ、この位置決め箇所と露光位置決め部との間の距離の変動を抑制できる。これにより、露光位置決め部側の位置決め箇所の破損を抑制でき、かつ、支持部材が軸方向に変形したときのガイドリブ36などのガイド部と露光位置決め部の距離が変動するのを抑制することができる。
(態様7)
態様1乃至6いずれかにおいて、上カバー33などのガイド部材が右面板31などの一方の支持部材に対して位置決めされる2箇所のうち、少なくとも位置決めボス35などの露光位置決め部に近い箇所の位置決めは、ガイド部材および支持部材のいずれか一方に形成された穴または切り欠きに、他方に設けられた突起形状が嵌合することで行なわれる。
これによれば、面同士を当接させて位置決めする構成に比べて、簡単な構成で精度よく位置決めを行うことができる。
(態様8)
態様7において、露光位置決め部に近い箇所の位置決めは、上カバー33などのガイド部材の露光位置決め部側端部に形成された切り欠きに、右面板31などの一方の支持部材に形成された突起形状が嵌合することで行なわれる。
これによれば、実施形態で説明したように、位置決めボス35などの露光位置決め部に近い箇所の位置決めの剛性を高めることができる。また、2つの位置決め箇所のうち、露光位置決め部に近い側の位置決め箇所を、露光位置決め部に近づけることができる。これにより、支持部材が軸方向に変形したときの、ガイドリブ36などのガイド部と、露光位置決め部との間の距離変動を抑えることができる。
(態様9)
態様1乃至8いずれかにおいて、右面板31などの一方の支持部材の露光位置決め部は、位置決めの主基準であり、他方の支持部材の露光位置決め部は、位置決めの従基準であり、ガイドリブ36などのガイド部は、一方の支持部材側にひとつ配置されている。
これによれば、実施形態で説明したように、上カバー33などのガイド部材の撓みなどによる位置決め穴67aとガイドリブ36との位置関係の変動を抑えることができる。
(態様10)
態様1乃至9いずれかにおいて、ガイドリブ36などのガイド部は、感光体2などの潜像担持体の軸方向に露光装置60をガイドする。
これによれば、実施形態で説明したように、露光装置の位置決め穴67aなどの被露光位置決め部と、位置決めボス35などの露光位置決め部との軸方向の位置を合わせることができ、被露光位置決め部を露光位置決め部に嵌合させることができ、露光装置を潜像担持体ユニットに位置決めすることができる。
(態様11)
態様10において、ガイドリブ36などのガイド部は、露光位置近傍に配置され、露光装置60の移動方向に平行に延びる1本以上のリブである。
これによれば、実施形態で説明したように、露光装置60が露光位置に到達する少し前の段階で、露光装置を移動方向に平行に延びるリブで軸方向にガイドさせることができ、良好に露光位置決め部を露光位置決め部に嵌合させることができ、露光装置を潜像担持体ユニットに位置決めすることができる。
(態様12)
態様1乃至11いずれかにおいて、上カバー33ガイド部材は、プロセスカートリッジ1などの潜像担持体ユニットの上部を覆うカバー部材である。
これによれば、ガイド部材でプロセスカートリッジ1などの潜像担持体ユニットの上部を覆うことができ、トナー飛散などを抑制することができる。
(態様13)
態様1乃至12いずれかにおいて、プロセスカートリッジ1などの潜像担持体ユニットは、潜像担持体表面を帯電する帯電装置などの帯電部と、潜像担持体表面の潜像を現像する現像装置4などの現像部とを備え、面板などの支持部材は、現像部と感光体2などの潜像担持体との隙間が規定の隙間となるように、現像部と潜像担持体とを支持しており、かつ、現像部に供給する現像剤を収容したトナーカートリッジ7などの現像剤収容部を、一対の支持部材の間で着脱可能に設けた。
これによれば、実施形態で説明したように面板などの支持部材のトナーカートリッジ7などの現像剤収容部の配設側が、軸方向に変形しやすい構成である。そのため、ガイド部材を支持部材に対して2箇所で位置決めする構成を採用することで、ガイドリブ36などのガイド部と位置決めボス35などの露光位置決め部との距離変動を、効果的に抑制することができる。
1 :プロセスカートリッジ
2 :感光体
4 :現像装置
4a :第一位置決め突起
4b :抜け止め部
7 :トナーカートリッジ
31 :右面板
31b1 :現像位置決め穴
31b2 :現像位置決め溝
31b3 :逃げ穴
31c :感光体支持部
32 :左面板
33 :上カバー
33a :カバー位置決め溝部
35 :位置決めボス
36 :ガイドリブ
41 :カバー位置決め突起
42 :第二カバー位置決め突起
44 :カバー固定ねじ
50 :プロセスカートリッジ
52 :スペーサ部材
60 :露光装置
62 :支持突起
63 :案内突起
64 :LEDアレイ
65 :ホルダ
67a :位置決め穴
67b :位置決め穴
69 :ガイド受け片
69a :ガイド溝
100 :画像形成装置
101 :開閉カバー
101a :引っ掛けレバー
110a :右側板
110b :左側板
111a :第一位置決め面
111b :第二位置決め面
121 :押圧部材
122 :圧縮バネ
123 :収容部
200 :リンク機構
特開2014-106415号公報

Claims (13)

  1. 少なくとも潜像担持体を備えた潜像担持体ユニットと、
    前記潜像担持体に近接した露光位置と前記潜像担持体から離間した退避位置との間で移動可能に構成され、前記潜像担持体を露光する露光装置と、
    前記露光位置に位置する前記露光装置を位置決めする露光位置決め部と、
    前記露光装置が前記退避位置から前記露光位置に移動するときに、前記露光装置を前記露光位置決め部へガイドするガイド部とを備えた画像形成装置において、
    前記露光位置決め部は、前記潜像担持体ユニットの前記潜像担持体を支持する一対の支持部材に設けられ、
    前記ガイド部は、一対の支持部材のうちの一方の支持部材に複数箇所で位置決めされるガイド部材に設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記ガイド部材が前記一方の支持部材に対して位置決めされる2箇所のうち、1箇所は、前記ガイド部材の前記露光位置決め部側であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像形成装置において、
    前記ガイド部材は、一対の支持部材のうち、他方の支持部材に対しては、1箇所で位置決めされることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置において、
    前記一方の支持部材は、軸方向において、前記ガイド部との距離が近い方の支持部材であることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至4いずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記露光位置決め部と、前記露光装置の前記露光位置決め部に位置決めされる露光被位置決め部との一方が、穴形状であり、他方が突起形状であることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1乃至5いずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記ガイド部材が前記一方の支持部材に対して位置決めされる2箇所と、前記露光位置決め部とが一直線上に配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1乃至6いずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記ガイド部材が前記一方の支持部材に対して位置決めされる2箇所のうち、少なくとも前記露光位置決め部に近い箇所の位置決めは、前記ガイド部材および前記一方の支持部材のいずれか一方に形成された穴または切り欠きに、他方に設けられた突起形状が嵌合することで行なわれることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置において、
    前記露光位置決め部に近い箇所の位置決めは、前記ガイド部材の露光位置決め部側端部に形成された切り欠きに、前記一方の支持部材に形成された突起形状が嵌合することで行なわれることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1乃至8いずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記一方の支持部材の露光位置決め部は、位置決めの主基準であり、他方の支持部材の露光位置決め部は、位置決めの従基準であり、
    前記ガイド部は、一方の支持部材側にひとつ配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1乃至9いずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記ガイド部は、前記潜像担持体の軸方向に前記露光装置をガイドすることを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項10に記載の画像形成装置において、
    前記ガイド部は、前記露光位置の近傍に配置され、前記露光装置の移動方向に平行に延びる1本以上のリブであることを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項1乃至11いずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記ガイド部材は、前記潜像担持体ユニットの上部を覆うカバー部材であることを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項1乃至12いずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記潜像担持体ユニットは、前記潜像担持体の表面を帯電する帯電部と、前記潜像担持体の潜像を現像する現像部とを備え、
    前記支持部材は、前記現像部と前記潜像担持体との隙間が規定の隙間となるように、前記現像部と前記潜像担持体とを支持しており、かつ、前記現像部に供給する現像剤を収容した現像剤収容部を、一対の支持部材の間で着脱可能に設けたを特徴とする画像形成装置。
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