JP2011102908A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】現像器3は、現像ローラ35の回転軸に垂直な方向の断面において、円弧形状を有する軸部材36を備える。画像形成装置本体は、C字形の溝53を有し、軸部材36が溝53に嵌ることで、現像器3が画像形成装置本体に装着される。第2支持部55が現像器3を感光体ドラム221に向けて押すことで、現像器3は軸部材36を中心に回転し、現像ローラ35が感光体ドラム221に対して位置決めされる。
【選択図】図2
Description
装置本体は、第1回転軸を中心に回転可能に設けられた感光体ドラムを有する。現像器は、現像剤容器と、現像ローラと、被支持部材とを有している。現像剤容器は、現像剤を収容する。現像ローラは、現像剤容器中の現像剤を表面に担持可能で、第2回転軸を中心に回転可能に設けられている。被支持部材は、第2回転軸に垂直な断面において円弧形状を有する。第1支持部は、装置本体に設けられ、被支持部材を介して現像器が着脱可能である。第1支持部は、第1回転軸に垂直な断面において被支持部材の円弧形状に沿う形状を有し、被支持部材を前記第1回転軸に平行な状態で回転自在に支持する。第2支持部は、装置本体に設けられ、第1支持部が被支持部を支持している状態において、現像ローラが感光体ドラムに接触するように、感光体ドラムに向かう力を現像剤容器に与える。
(1−1)画像形成装置1
画像形成装置1は、用紙上に画像を形成する装置である。より具体的には、画像形成装置1は、最初に静電潜像を形成し、次に静電潜像を現像し、さらに現像を用紙に転写し、最後に現像を用紙に画像を定着させる。この実施形態では、画像形成装置1はプリンタである。
図1に示すように、本実施形態の画像形成装置1は、本体2及び現像器3を備える。現像器3は、本体2に対して着脱可能である。
図1に示すように、本体2は、筐体21を備えると共に、筐体21の内部に設けられた現像装置22、定着部23、給紙カセット24、用紙搬送部25を備える。また、本体2は、筐体21の上面に設けられた排紙トレイ26を備える。
現像装置22は、現像剤を用いて静電潜像を現像する装置である。現像装置22は、感光体ドラム221、帯電器222、露光ヘッド223、現像器収容部224、転写ローラ225、クリーニング部226等を備える。現像装置22は、前述の現像器3を収容している。
定着部23は、加熱ローラ及び圧力ローラを備える。定着部23は、転写後の用紙Pに熱及び圧力を加えることで、トナー像を用紙P上に定着させる。
給紙カセット24は、その内部に、画像形成前の用紙Pの束を収容する。給紙カセット24は、筐体21に対して出し入れ可能に設けられる。
用紙搬送部25は、搬送路及び複数のローラを備える。用紙搬送部25は、ローラによって、搬送路に沿って用紙を搬送することで、給紙カセット24から、現像装置22、及び定着部23を通って、最終的に排紙トレイ26まで、用紙Pを搬送する。
現像器3は、感光体ドラム221の表面に現像剤を供給する装置である。図2に示すように、現像器3は、筐体31と、スクリュー32及び33と、供給パドル34と、現像ローラ35と、軸部材(被支持部材の一例)36と、を備える。
現像器収容部224は、現像器3を収容する空間を構成するとともに、現像器3を支持する構成を有している。現像器収容部224は、横壁51、底壁54、及び押圧部55を含む。横壁51及び底壁54は、現像器3を収容する空間を囲むように配置される。
なお、軸部材36は、溝53に挿入された状態において、端から端までのほぼ全体が溝53内に位置している。また、この状態で、軸部材36は、溝53から挿入方向以外には外れないようになっている。
本実施形態では、現像器3は、凹部60及び溝53に沿って移動するだけで、画像形成装置本体21に対して着脱可能である。よって、本実施形態によると、現像器の着脱が容易である。
さらに、本実施形態では、感光体ドラム221の軸と現像ローラ35の軸の平行度を高くすることを目的として、押圧部55の弾性部材57の弾性力を大きくする必要がない。したがって、弾性力が小さい弾性部材を用いることができる。
図5、図6、図7に、第2実施形態にかかる画像形成装置の一部を示す。本実施形態の画像形成装置の構成は、現像器及び現像器収容部以外は、第1実施形態の構成と同様である。よって、既に説明した部材については、同符号を付し、その説明を省略する。
さらに、本実施形態では、感光体ドラム221の軸と現像ローラ35の軸の平行度を高くすることを目的として、押圧部55の弾性部材57の弾性力を大きくする必要がない。したがって、弾性力が小さい弾性部材を用いることができる。
なお、本実施形態では、上述したように、現像器103が斜めに挿入されるが、これ以外にも、2つの凹部160の高さが、互いに異なっていてもよい。2つの凹部160の高さが、互いに異なることにより、現像器103は、感光体ドラム221に平行な状態で、画像形成装置本体に挿入される。
(3−1)
第1及び第2実施形態における、軸部材36及び突起136は、現像剤容器に設けられる被支持部材の例示である。被支持部材は、現像ローラの回転軸(第2回転軸)の軸方向に垂直な断面において円弧形状を有する部材であればよい。
第1及び第2実施形態における、溝53を有する横壁51及び端受部材59、並びに軸受部材159は、現像器を支持する第1支持部の例示である。第1支持部は、被支持部材を介して現像器が着脱可能な部材である。また、第1支持部は、感光体ドラムの回転軸(第1回転軸)に垂直な断面において、被支持部材の円弧形状に沿う形状を有する。被支持部材は、第1回転軸に平行な状態で支持部に支持される。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。異なる実施形態の技術を組み合わせて得られる技術も、本発明の技術的範囲に含まれる。
現像器3の軸部材36又は現像器103の突起136と、現像器収容部224の溝53又は現像器収容部424の軸受部材159とは、交換されてもよい。つまり、現像器に、横断面がC形の溝(軸受)が設けられ、現像器収容部に、円柱状の部材が設けられてもよい。この場合、現像器の溝に、現像器収容部の円柱状部材が挿入されることで、現像器が回転可能に支持される。
被支持部材の位置は、第1及び第2実施形態の位置に限定されるものではない。被支持部材は、例えば、現像器の筐体31の上面、下面、第1及び第2実施形態よりも現像ローラ35に近い位置等に設けられてもよい。ただし、被支持部材から、第2支持部が現像剤容器に接触する箇所までの距離は十分に長いことが好ましい。その理由は上述したとおりであり、第2支持部が、より小さい力で現像器を回転させることができるからである。
第2支持部の位置、形状等は、特に限定されるものではない。
すなわち、第2支持部は、現像器を押す機構だけでなく、引く機構を備えていてもよい。
また、画像形成装置は、1つの第2支持部のみを備えてもよい。
また、第2支持部は、第1及び第2実施形態における位置よりも、被支持部材(軸部材36、突起136)に近い位置に配置されてもよい。
ただし、第2支持部は、現像ローラの長手方向中心(つまり、現像ローラの回転軸の軸方向における中心)をはさむ少なくとも2点で、現像器を支持(押圧又は牽引)するように配置されていることが好ましい。その利点は、安定的に現像器を支持できる点にある。なお、押圧部は、現像器を3点以上で押圧又は牽引してもよい。
第1及び第2実施形態では、2成分現像剤を収容する現像器を例に挙げたが、本発明は1成分現像剤を収容する現像器、及びそれを備える画像形成装置にも適用可能である。
2 画像形成装置の本体
21 画像形成装置の筐体
22 現像装置
221 感光体ドラム
224 現像器収容部
51 横壁(第1支持部)
52 斜部
53 溝
54 底壁
55 押圧部(第2支持部)
57 弾性部材
56 筒部材
58 可動部材
59 端受部材(第1支持部)
60 凹部
3、103 現像器
31 現像器の筐体
311 現像剤容器
35 現像ローラ
36 軸部材(被支持部材)
37 中継部材
136 突起(被支持部材)
138 基材
424 現像器収容部
159 軸受部材(第1支持部)
160 凹部
Claims (8)
- 第1回転軸を中心に回転可能に設けられた感光体ドラムを備える装置本体と、
現像剤を収容する現像剤容器、前記現像剤容器の中の前記現像剤を表面に担持可能で、第2回転軸を中心に回転可能に設けられた現像ローラ、及び前記第2回転軸に垂直な断面において円弧形状を有する被支持部材を有する現像器と、
前記装置本体に設けられ、前記被支持部材を介して前記現像器が着脱可能であって、前記第1回転軸に垂直な断面において前記被支持部材の円弧形状に沿う形状を有し、前記被支持部材を前記第1回転軸に平行な状態で回転自在に支持する第1支持部と、
前記装置本体に設けられ、前記支持部が前記支持部を支持している状態において、前記現像ローラが前記感光体ドラムに接触するように、前記感光体ドラムに向かう力を前記現像剤容器に与える第2支持部と、
を備える画像形成装置。 - 前記被支持部材は、前記第2回転軸に平行に設けられた軸部材であり、
前記第1支持部は、前記被支持部材の少なくとも一方の端が挿入される凹部を有する
請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記被支持部材は、前記第2回転軸に平行な方向に突出する突起であり、
前記第1支持部は、前記突起の端部が挿入される凹部を有する
請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - 前記第1支持部は、前記第1回転軸に平行に延び、前記第1回転軸に垂直な断面において凹む溝を有し、
前記被支持部材は、前記溝内に全体的に配置される軸部材である
請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記第2支持部は、前記現像剤容器を前記感光体ドラムに向けて押すように配置された弾性部材を備える
請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記現像ローラ、前記現像剤容器、及び前記被支持部材が、この順に並んで設けられている
請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記第2支持部は、第2回転軸の軸方向における中心を挟む少なくとも2点で前記現像剤容器に力を与える
請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記第2支持部は、前記第2支持部が前記現像剤容器に力を与える位置から前記被支持部材までの距離よりも、当該位置から前記現像ローラまでの距離が短くなるように配置される
請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
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2009
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