JP7218167B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7218167B2
JP7218167B2 JP2018233212A JP2018233212A JP7218167B2 JP 7218167 B2 JP7218167 B2 JP 7218167B2 JP 2018233212 A JP2018233212 A JP 2018233212A JP 2018233212 A JP2018233212 A JP 2018233212A JP 7218167 B2 JP7218167 B2 JP 7218167B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
photoreceptor
mounting portion
developing
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018233212A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020095166A (ja
Inventor
淳 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2018233212A priority Critical patent/JP7218167B2/ja
Publication of JP2020095166A publication Critical patent/JP2020095166A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7218167B2 publication Critical patent/JP7218167B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

この発明は画像形成装置に関し、特に、たとえば、表面に静電潜像が形成される静電潜像担持体を含む感光体ユニットおよび静電潜像担持体に形成された静電潜像を現像する現像剤を担持する現像剤担持体を含む現像ユニットが一体化された状態で用いられる、画像形成装置に関する。
特許文献1には、背景技術の画像形成装置の一例が開示される。背景技術の画像形成装置は、静電潜像が形成される静電潜像担持体としての感光体を含む感光体ユニットと、現像剤担持体としての現像スリーブを含み現像剤を用いて感光体に形成された静電潜像を現像する現像ユニットとを備える。この背景技術の画像形成装置では、現像ユニットと感光体ユニットとは画像形成装置に対して個別に着脱可能に設けられる。
近年、画質の向上等の要請から、静電潜像担持体と現像剤担持体との間の距離(DSD:Drum Sleeve Distance)が小さく設定される傾向にあり、DSDの高精度化への要求が高まっている。
しかしながら、背景技術の画像形成装置では、静電潜像担持体としての感光体と現像剤担持体としての現像スリーブとが、それぞれ別のユニットに含まれる保持部材に保持されるので、DSDの精度向上には限界がある。
このような問題を解決するために、すなわち、DSDの精度向上を図るために、現像ユニットおよび感光体ユニットが、一体化された状態で画像形成装置に対して着脱可能に設けられるものがある。
特開2017-187738号公報
しかしながら、現像ユニットおよび感光体ユニットが一体化されて用いられる画像形成装置では、現像ユニットと感光体ユニットとを独立して画像形成装置に対して着脱することができない。したがって、現像ユニットと感光体ユニットとがそれぞれ個別にメンテナンス作業が行われる場合に、一方のユニットだけを画像形成装置に収納しておくことができず、作業性の向上等の観点から、改善の余地がある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、画像形成装置を提供することである。
この発明の他の目的は、現像ユニットおよび感光体ユニットが一体化されて用いられる画像形成装置における作業性の向上を図ることができる、画像形成装置を提供することである。
第1の発明は、表面に静電潜像が形成される感光体を有する感光体ユニットと、感光体にトナーを供給する現像ローラを有する現像ユニットと、装置本体に設けられ、感光体ユニットおよび現像ユニットが長手方向に沿って挿抜可能に装着される装着部とを備える画像形成装置であって、感光体ユニットと現像ユニットとが一体化された状態で装着部に挿入される場合に、当該感光体ユニットをガイドし、かつ、当該感光体ユニットが単体で当該装着部に挿入される場合に、当該感光体ユニットの転倒を防止する第1挿入ガイド、および現像ユニットが単体で装着部に装着されている状態で、感光体ユニットの当該装着部への挿入を規制する第1挿入規制部を備える、画像形成装置である。
第2の発明は、表面に静電潜像が形成される感光体を有する感光体ユニットと、感光体にトナーを供給する現像ローラを有する現像ユニットと、装置本体に設けられ、感光体ユニットおよび現像ユニットが長手方向に沿って挿抜可能に装着される装着部とを備える画像形成装置であって、感光体ユニットと現像ユニットとが一体化された状態で装着部に挿入される場合に、当該感光体ユニットをガイドし、かつ、当該感光体ユニットが単体で当該装着部に挿入される場合に、当該感光体ユニットの転倒を防止する第1挿入ガイド、および感光体ユニットが単体で装着部に装着されている状態で、現像ユニットの当該装着部への挿入を規制する第2挿入規制部を備える、画像形成装置である。
第3の発明は、第1の発明または第2の発明に従属し、第1挿入ガイドは、スライド可能に嵌合される第1ガイド溝と第1ガイド突起とを含み、第1ガイド溝および第1ガイド突起のいずれか一方は、装着部に設けられ、他方は、感光体ユニットに設けられる。
第4の発明は、第3の発明に従属し、装着部に設けられる、第1ガイド溝および第1ガイド突起の一方は、少なくとも、装着部における、感光体ユニットの挿入方向手前側の端部に設けられる。
第5の発明は、第3または第4の発明に従属し、感光体ユニットに設けられる、第1ガイド溝および第1ガイド突起の他方は、感光体ユニットの長手方向の全域に設けられる。
第6の発明は、第1から第5までのいずれかの発明に従属し、感光体ユニットと現像ユニットとが一体化された状態で装着部に挿入される場合および当該現像ユニットが単体で当該装着部に挿入される場合に、当該現像ユニットをガイドする第2挿入ガイドをさらに備える。
第7の発明は、第6の発明に従属し、第2挿入ガイドは、スライド可能に嵌合される第2ガイド溝と第2ガイド突起とを含み、第2ガイド溝および第2ガイド突起のいずれか一方は、装着部に設けられ、他方は、現像ユニットに設けられる。
第8の発明は、第7の発明に従属し、装着部に設けられる、第2ガイド溝および第2ガイド突起の一方は、少なくとも、装着部における、現像ユニットの挿入方向手前側の端部に設けられる。
第9の発明は、第7または第8の発明に従属し、現像ユニットに設けられる、第2ガイド溝および第2ガイド突起の他方は、現像ユニットの長手方向の全域に設けられる。
第10の発明は、表面に静電潜像が形成される感光体を有する感光体ユニットと、感光体にトナーを供給する現像ローラを有する現像ユニットと、装置本体に設けられ、感光体ユニットおよび現像ユニットが長手方向に沿って挿抜可能に装着される装着部とを備える画像形成装置であって、感光体ユニットと現像ユニットとが一体化された状態で装着部に挿入される場合および当該現像ユニットが単体で当該装着部に挿入される場合に、当該現像ユニットをガイドする第2挿入ガイド、および現像ユニットが単体で装着部に装着されている状態で、感光体ユニットの当該装着部への挿入を規制する第1挿入規制部を備える、画像形成装置である
第11の発明は、表面に静電潜像が形成される感光体を有する感光体ユニットと、感光体にトナーを供給する現像ローラを有する現像ユニットと、装置本体に設けられ、感光体ユニットおよび現像ユニットが長手方向に沿って挿抜可能に装着される装着部とを備える画像形成装置であって、感光体ユニットと現像ユニットとが一体化された状態で装着部に挿入される場合および当該現像ユニットが単体で当該装着部に挿入される場合に、当該現像ユニットをガイドする第2挿入ガイド、および感光体ユニットが単体で装着部に装着されている状態で、現像ユニットの当該装着部への挿入を規制する第2挿入規制部を備える、画像形成装置である。
この発明によれば、現像ユニットおよび感光体ユニットが一体化されて用いられる画像形成装置における作業性の向上を図ることができる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1は、この発明の第1実施例である画像形成装置の内部構造を示す概略断面図である。 図2は、図1の画像形成装置が備える感光体ユニットの斜視図である。 図3は、図2の感光体ユニットの断面を示す断面図である。 図4は、図1の画像形成装置が備える現像ユニットの斜視図である。 図5は、図4の現像ユニットの断面を示す断面図である。 図6は、図1の装置本体が備えるユニット装着部を示す斜視図である。 図7は、図6のユニット装着部を示す平面図である。 図8は、感光体ユニットおよび現像ユニット挿入時の状態を示す図解図である。 図9は、感光体ユニット挿入時の状態を示す図解図である。 図10は、現像ユニット挿入時の状態を示す図解図である。 図11は、第2実施例における感光体ユニット挿入時の状態を示す斜視図である。
[第1実施例]
図1は、この発明の第1実施例である画像形成装置10の内部構造を示す概略断面図である。図1を参照して、第1実施例の画像形成装置10は、複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能などを有する複合機(MFP:Multifunction Peripheral)であって、電子写真方式によって用紙(記録媒体)に多色または単色の画像を形成する。詳細は後述するように、画像形成装置10は、感光体ドラム36等を備える感光体ユニット(プロセスユニット)24と現像ローラ76等を備える現像ユニット34とを備える。感光体ユニット24と現像ユニット34とは、一体化された状態で、画像形成装置10の装置本体12に対してその長手方向に着脱可能(挿抜可能)とされる。また、感光体ユニット24と現像ユニット34とは、それぞれ個別に(単体で)装置本体12に対してその長手方向に着脱可能とされる。
ただし、この明細書では、画像形成装置10を正面から見た場合の水平方向のうち、向かって左側を左方向に規定し、向かって右側を右方向に規定する。また、画像形成装置10を上方(下方)から見た場合の奥行き方向のうち、画像形成装置10の正面側(手前側)を前方向(正面方向)に規定し、画像形成装置10の背面側(奥側)を後方向(背面方向)に規定する。
先ず、画像形成装置10の構成について概略的に説明する。図1に示すように、画像形成装置10は、装置本体12およびその上方に配置される画像読取装置14を含む。
画像読取装置14は、透明材によって形成される原稿載置台16を備える。原稿載置台16の上方には、ヒンジ等を介して原稿押さえカバー18が開閉自在に取り付けられる。この原稿押さえカバー18には、原稿載置トレイ20に載置された原稿を画像読取位置22に対して1枚ずつ自動的に給紙する自動原稿送り装置(ADF:Auto Document Feeder)24が設けられる。また、図示は省略するが、原稿載置台16の前面側には、ユーザによる印刷指示等の入力操作を受け付けるタッチパネルおよび操作ボタン等の操作部が設けられる。
また、画像読取装置14には、光源、複数のミラー、結像レンズおよびラインセンサ等を備える画像読取部26が内装される。画像読取部26は、原稿表面を光源によって露光し、原稿表面から反射した反射光を複数のミラーによって結像レンズに導く。そして、結像レンズによって反射光をラインセンサの受光素子に結像させる。ラインセンサでは、受光素子に結像した反射光の輝度または色度が検出され、原稿表面の画像に基づく画像データが生成される。ラインセンサとしては、CCD(Charge Coupled Device)またはCIS(Contact Image Sensor)等が用いられる。
装置本体12には、CPUやメモリ等を含む制御部(図示せず)および画像形成部30等が内蔵される。制御部は、タッチパネル等の操作部への入力操作などに応じて、画像形成装置10の各部位に制御信号を送信し、画像形成装置10に種々の動作を実行させる。
画像形成部30は、露光ユニット32、現像ユニット34、感光体ドラム36、クリーナユニット38、帯電器40、中間転写ベルトユニット42、転写ローラ(2次転写ローラ)44および定着ユニット46等を備え、給紙トレイ48または手差し給紙トレイ50から搬送される用紙(記録紙)上に画像を形成し、画像形成済みの用紙を排紙トレイ52に排出する。用紙上に画像を形成するための画像データ(印刷画像データ)としては、画像読取部26で読み取った画像データまたは外部コンピュータから送信された画像データ等が利用される。
なお、画像形成装置10において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)の4色のカラー画像に応じたものである。このため、現像ユニット34、感光体ドラム36、クリーナユニット38および帯電器40のそれぞれは、各色に応じた4種類の潜像を形成するように4個ずつ設けられ、これらによって4つの画像ステーションが構成される。4つの画像ステーションは、中間転写ベルト54の表面の走行方向(左右方向)に沿って水平方向に1列に並んで配置される。
露光ユニット32は、レーザ出射部および反射ミラー等を備えたレーザスキャニングユニット(LSU)として構成され、各画像ステーションの感光体ドラム36の表面を露光することによって、印刷画像データに応じた静電潜像を感光体ドラム36の表面に形成する。
次に、図2および図3を参照して、感光体ユニット24の構成について説明する。図2は図1の画像形成装置10が備える感光体ユニット24の斜視図である。図3は感光体ユニット24の断面を示す断面図である。
図2および図3に示すように、画像形成部30は、感光体ハウジング28を備える。上述した感光体ドラム36、クリーナユニット38および帯電器40等は、感光体ハウジング28によって所定の配置態様で一体的に保持される。つまり、感光体ドラム36、クリーナユニット38および帯電器40は、ユニット化されており、これらによって感光体ユニット24が構成される。
感光体ドラム36は、導電性を有する円筒状の基体の表面に感光層が形成された静電潜像担持体であり、図示しない駆動部によって軸線回りに回転可能とされる。感光層は、光を照射されることで導電性を示す材料(たとえばアモルファスシリコン(a-Si)、セレン(Se)、または有機光半導体(OPC)等)によって形成される。ただし、静電潜像担持体としては、感光体ドラム36の代わりに、感光体ベルトを用いることも可能である。
帯電器40は、この感光体ドラム36の表面を所定の電位に帯電させる部材である。この帯電器40としては、コロナ放電装置、ブラシ型帯電装置、ローラ型帯電装置、イオン発生装置などを用いることができる。
クリーナユニット38は、中間転写ベルト54へのトナー像の転写後において、感光体ドラム36の表面に残留したトナーを除去して回収する。クリーナユニット38は、感光体ドラム36の表面に当接するクリーニングブレードおよび搬送スクリュ等を備える。クリーニングブレードは、その長手方向が感光体ドラム36の回転軸方向と一致するように配置され、感光体ドラム36の表面に残留したトナーを掻き取るための板状部材であり、搬送スクリュは、クリーニングブレードによって掻き取られたトナーを廃トナーボックス(図示せず)等の回収容器に搬送するための部材である。
次に、図4および図5を参照して、現像ユニット34の構成について説明する。図4は図1の画像形成装置10が備える現像ユニット34の斜視図である。図5は図4の現像ユニット34の断面を示す断面図である。
現像ユニット34は、第1搬送部材340、第2搬送部材342、現像ローラ76および現像ハウジング80等を含み、感光体ドラム36の表面に形成された静電潜像を4色(YMCK)のトナーによって顕像化する(トナー像を形成する)ものである。
現像ハウジング80の内部には、現像槽344が形成される。現像槽344は、前後方向に延びる細長い略箱状に形成されている。現像槽344には、現像剤が収容(貯留)され、この現像剤に含まれるトナーが、現像ローラ76を介して感光体ドラム36に供給される。ただし、トナーおよびキャリアのそれぞれ、およびそれらを混合した現像剤については図示を省略してある。また、図示は省略するが、現像槽344には、トナー供給パイプを介して、トナー補給部材(トナーカートリッジ)が接続される。トナーカートリッジは、未使用のトナーを貯蔵する容器であって、現像ユニット34の上方に設けられる。トナー供給パイプは、トナーカートリッジの内部と現像ユニット34(現像槽344)に形成されるトナー補給口とを連結(接続)する。したがって、トナーカートリッジに貯蔵されるトナーは、トナー供給パイプを介して現像槽344に供給(補給)される。なお、トナーカートリッジには、トナーおよびキャリアから成る現像剤(二成分現像剤)が貯蔵されても良い。この場合、トナーカートリッジは、必要に応じて現像ユニット34(現像槽344)に二成分現像剤を供給する。
この現像槽344の内部に、上記の第1搬送部材340、第2搬送部材342および現像ローラ76が所定の態様で配置される。すなわち、第1搬送部材340、第2搬送部材342および現像ローラ76は、現像槽344に収容される。
第1搬送部材340および第2搬送部材342は、たとえば搬送スクリュであり、トナーおよびキャリアを攪拌しながら現像ハウジング80内(現像槽344内)において現像剤を所定方向に循環させるための部材である。また、第2搬送部材342は、現像槽344内のトナーおよびキャリアを攪拌しながら現像ローラ76に向けて搬送するための部材でもある。第1搬送部材340および第2搬送部材342は、モータなどの回転駆動源(図示省略)によって回転されるように構成されている。現像槽344に収容されたトナーは、第1搬送部材340および第2搬送部材342で攪拌されることによって、キャリアと擦れ合って帯電する。
現像ローラ76は、現像剤担持体として機能するマグネットローラであって、感光体ドラム36と対向する位置に配置され、感光体ドラム36に対して略水平に設けられる。現像ローラ76は、略円柱状に形成され、軸方向の両端部が、現像ハウジング80に設けられた軸支部(軸受)を貫通する。現像ローラ76は、軸支部によって、現像ハウジング80に回転可能に支持される。また、現像ローラ76は、モータなどの回転駆動源(図示省略)によって回転されるように構成されている。さらに、現像ローラ76は、第2搬送部材342によって搬送された現像槽344内の現像剤を表面に担持して、担持した現像剤に含まれるトナーを感光体ドラム36の表面に供給する。これによって、感光体ドラム36の表面に形成された静電潜像が現像(顕像化)される。
ただし、感光体ハウジング28と、現像ハウジング80とは、締結または係合等によって互いに着脱可能に構成される。すなわち、感光体ハウジング28(感光体ユニット24)と、現像ハウジング80(現像ユニット34)とは、一体化することもできるし、分離することもできる。そして、感光体ユニット24および現像ユニット34は一体化された状態で、またはそれぞれ単体で、装置本体12に設けられるユニット装着部102(図6参照)に挿抜可能に装着される。具体的には、感光体ユニット24および現像ユニット34は、ユニット装着部102上を前後方向にスライドさせることによって、装置本体12内に挿入されたり、装置本体12から離脱されたりする。なお、画像形成装置10の使用時には、感光体ユニット24および現像ユニット34は一体化された状態で、ユニット装着部102に装着される。このようにすれば、感光体ユニット24と現像ユニット34との間に、ユニット挿入時のための隙間(クリアランス)が不要になるので、画像形成装置10の小型化を図ることができる。
図1に戻って、中間転写ベルトユニット42は、中間転写ベルト54、駆動ローラ56、従動ローラ58および4つの中間転写ローラ60等を備え、感光体ドラム36の上方に配置される。中間転写ベルト54は、感光体ユニット24および現像ユニット34の上方に配置され、各感光体ドラム36に接触するように設けられており、中間転写ローラ60を用いて、各感光体ドラム36に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト54に順次重ねて転写することによって、中間転写ベルト54上に多色のトナー像が形成される。また、駆動ローラ56の近傍には、転写ローラ44が配置されており、中間転写ベルト54と転写ローラ44との間のニップ域(転写ニップ部)を用紙が通過することによって、中間転写ベルト54に形成されたトナー像が用紙に転写される。
定着ユニット46は、ヒートローラ62および加圧ローラ64を備え、転写ローラ44の上方に配置される。ヒートローラ62は、所定の定着温度となるように設定されており、ヒートローラ62と加圧ローラ64との間のニップ域(定着ニップ部)を用紙が通過することによって、用紙に転写されたトナー像が溶融、混合および圧接されて、用紙に対してトナー像が熱定着される。
また、このような装置本体12内には、給紙トレイ48または手差し給紙トレイ50に載置された用紙を転写ローラ44および定着ユニット46を経由させて排紙トレイ52に送るための第1用紙搬送路S1が形成される。また、装置本体12内には、用紙に対して両面印刷を行うときに、片面印刷が終了して定着ユニット46を通過した後の用紙を、転写ローラ44の用紙搬送方向の上流側において第1用紙搬送路S1に戻すための第2用紙搬送路S2が形成される。第1用紙搬送路S1には、レジストローラ68が設けられ、また、第1用紙搬送路S1および第2用紙搬送路S2には、用紙に補助的に推進力を与えるための複数の搬送ローラ66が適宜設けられる。
装置本体12において片面印刷を行う際には、給紙トレイ48または手差し給紙トレイ50に載置された用紙がピックアップローラ70によって1枚ずつ第1用紙搬送路S1に導かれ、搬送ローラ66によってレジストローラ68まで搬送される。そして、レジストローラ68によって、用紙の先端と中間転写ベルト54上の画像情報の先端とが整合するタイミングで転写ローラ44に搬送され、用紙上にトナー像が転写される。その後、定着ユニット46を通過することによって用紙上の未定着トナーが熱で溶融して固着され、搬送ローラ(排紙ローラ)66を経て排紙トレイ52上に用紙が排出される。
一方、両面印刷を行う際には、片面印刷が終了して定着ユニット46を通過した用紙の後端部が排紙トレイ52近傍の排紙ローラ66まで到達したとき、この排紙ローラ66を逆回転させることによって、用紙が逆走して第2用紙搬送路S2に導かれる。第2用紙搬送路S2に導かれた用紙は、搬送ローラ66によって第2用紙搬送路S2を搬送されて、レジストローラ68の用紙搬送方向の上流側において第1用紙搬送路S1に導かれる。この時点で用紙の表裏は反転されるので、その後、転写ローラ44および定着ユニット46を用紙が通過することによって、用紙の裏面に印刷が行われる。
以上のように構成された、感光体ユニット24および現像ユニット34が一体化されて装置本体12に装着される画像形成装置10では、感光体ユニット24と現像ユニット34とを装置本体12に対して個別に着脱することができない。
したがって、感光体ユニット24と現像ユニット34とがそれぞれ個別にメンテナンス作業が行われる場合に、メンテナンスを行わないユニットだけを一時的に装置本体12に収納(装着)しておくことができない。このため、メンテナンスを行わないユニットを一時的に置くためのスペースが必要になり、作業性向上の観点から改善の余地がある。また、メンテナンスを行わないユニットを装置本体12の外に置くことによって、前露光および異物の混入などの不具合が発生する可能性があり、このような不具合防止の観点から、改善の余地がある。そこで、この第1実施例では、感光体ユニット24、現像ユニット34および装置本体12のユニット装着部102において、次のような構成を採用した。
以下、図6~図10を参照して、感光体ユニット24、現像ユニット34およびユニット装着部102の構成について説明する。図6は、図1の画像形成装置10の装置本体12が備えるユニット装着部102を示す斜視図である。図7は図6のユニット装着部102を示す平面図である。図8は感光体ユニット24および現像ユニット34挿入時の状態を示す図解図である。図9は感光体ユニット24挿入時の状態を示す図解図である。図10は現像ユニット34挿入時の状態を示す図解図である。
まず、図6および図7を参照して、ユニット装着部102の構成について説明する。図6および図7に示すように、ユニット装着部102は、矩形板状の底壁104と、底壁104の左右の両側部から上方に立ち上がる側壁106,108とを含み、装置本体12の前後方向に直線状に延びる溝状に形成される。
また、ユニット装着部102には、ガイド突起110,112,114が形成される。ガイド突起110,112,114のそれぞれは、感光体ユニット24および現像ユニット34をユニット装着部102に装着する際の挿入ガイドの一部を構成する。
第1ガイド突起110は、感光体ユニット24および現像ユニット34の長手方向(挿入方向)に沿って直線状に延びるように形成される。また、第1ガイド突起110は、底壁104から上方に突出するように形成される。さらに、第1ガイド突起110は、少なくとも、ユニット装着部102における、前後方向、すなわち、感光体ユニット24および現像ユニット34の挿入方向(以下、「ユニットの挿入方向」ということがある。)の手前側の端部に設けられる。この実施例では、第1ガイド突起110は、ユニットの挿入方向の手前側から奥側に亘って設けられる。また、第1ガイド突起110は、ユニットの挿入方向において複数の部分に分割されており、複数の部分は、所定間隔で配置される。なお、第1ガイド突起110は、分割されずに、ユニットの挿入方向の手前側から奥側に亘って連続して設けられても良い。
ガイド突起112,114は、両側壁106,108の上端部から内方に突出するように形成される。すなわち、ユニットの挿入方向に向かって(つまり装置本体12の正面側から見て)右側の側壁である右側壁108の上端部には、第2ガイド突起112が設けられる。また、ユニットの挿入方向に向かって左側の側壁である左側壁106の上端部には、第3ガイド突起114が設けられる。
第2ガイド突起112および第3ガイド突起114のそれぞれは、ユニットの挿入方向に沿って所定間隔で配置される略直方体状の複数の突起によって構成される。また、第2ガイド突起112および第3ガイド突起114は、互いに同じ高さ位置に形成される。
また、ユニットの挿入方向における最も手前側に設けられる第2ガイド突起112と第3ガイド突起114とは、前後方向の位置が同じとなるように(つまり左右に平行に並ぶように)、また、最も手前側に設けられる第1ガイド突起110よりも手前側に設けられる。また、最も手前側に設けられる第2ガイド突起112および第3ガイド突起114よりも奥側の第2ガイド突起112および第3ガイド突起114は、互いに前後方向にずらした位置に設けられる。
次に、図8~図10を参照して、感光体ユニット24および現像ユニット34のユニット装着部102に対する部分の構成について説明する。図8および図9からよく分かるように、感光体ハウジング28には、ガイド溝282およびガイド溝284が形成される。
ガイド溝282は、感光体ハウジング28の底部、すなわち、感光体ユニット24の底部に形成される。また、ガイド溝284は、感光体ハウジング28の右側面の下部に形成される。
ガイド溝282およびガイド溝284のそれぞれは、感光体ドラム36の軸方向、つまり感光体ユニット24の長手方向に沿って直線状に延びるように形成される。また、ガイド溝282およびガイド溝284のそれぞれは、感光体ユニット24の長手方向の全域に亘って形成される。ガイド溝282は、上述の第1ガイド突起110に対応する位置に設けられ、感光体ユニット24の挿入時に、感光体ユニット24が所定の姿勢(直立した状態の姿勢)をとった状態において、第1ガイド突起110に対してスライド可能に嵌合される。これによって、感光体ユニット24の左右方向の移動および下方向への移動が規制される。さらに、ガイド溝284は、上述の第2ガイド突起112に対応する位置に設けられ、感光体ユニット24の挿入時に感光体ユニット24が所定の姿勢をとった状態において、第2ガイド突起112に対してスライド可能に嵌合される。これによって、感光体ユニット24の右方向への移動および上下方向の移動が規制される。
また、図8および図10からよく分かるように、現像ハウジング80には、ガイド溝346が形成される。このガイド溝346は、現像ハウジング80の左側面の下部に形成される。
また、ガイド溝346は、現像ローラ76の軸方向、つまり現像ユニット34の長手方向に沿って直線状に延びるように形成される。また、ガイド溝346は、現像ユニット34の長手方向の全域に亘って形成される。さらに、ガイド溝346は、上述の第3ガイド突起114に対応する位置に設けられ、現像ユニット34の挿入時に現像ユニット34が所定の姿勢をとった状態において、第3ガイド突起114に対してスライド可能に嵌合される。これによって、現像ユニット34の左方向への移動および上下方向の移動が規制される。
続いて、ユニット装着部102に対して感光体ユニット24および現像ユニット34を着脱する際の感光体ユニット24および現像ユニット34の動きについて説明する。上述したように、画像形成装置10の使用時には、感光体ユニット24および現像ユニット34は一体化された状態で、ユニット装着部102に装着される。
図8に示すように、感光体ユニット24および現像ユニット34が一体化された状態でユニット装着部102に装着される場合には、感光体ユニット24のガイド溝282,ガイド溝284に対してユニット装着部102の第1ガイド突起110および第2ガイド突起112がそれぞれ嵌め込まれ、現像ユニット34のガイド溝346に対してユニット装着部102の第3ガイド突起114が嵌め込まれ、感光体ユニット24および現像ユニット34は、そのまま挿入方向奥側にスライドさせるようにして押し込まれる。
このとき、ガイド溝282と第1ガイド突起110とが嵌合され、ガイド溝284と第2ガイド突起112とが嵌合される。したがって、感光体ユニット24のガイド溝282およびガイド溝284と、ユニット装着部102の第1ガイド突起110および第2ガイド突起112とは、感光体ユニット24をガイドする第1挿入ガイドとして機能する。すなわち、第1挿入ガイドは、感光体ユニット24および現像ユニット34が一体化された状態でユニット装着部102に装着される場合に感光体ユニット24をガイドする。
また、ガイド溝346と第3ガイド突起114とが嵌合される。したがって、現像ユニット34のガイド溝346と、ユニット装着部102の第3ガイド突起114とは、現像ユニット34の姿勢をガイドする第2挿入ガイドとして機能する。すなわち、第2挿入ガイドは、感光体ユニット24および現像ユニット34が一体化された状態でユニット装着部102に装着される場合に現像ユニット34の姿勢をガイドする。
これらの第1挿入ガイドおよび第2挿入ガイドによって、感光体ユニット24および現像ユニット34は、挿入開始から挿入完了まで、姿勢が安定的に維持される。
なお、ユニット装着部102から感光体ユニット24および現像ユニット34を取り外す(離脱させる)ときには、上述の第1挿入ガイドおよび第2挿入ガイドのそれぞれは、離脱ガイドとしても機能し、感光体ユニット24および現像ユニット34は、上述の挿入時の動きと逆の動きをするようにガイドされる。
また、現像ユニット34について個別にメンテナンス作業が行われる場合に、作業性の向上および前露光などの不具合防止の観点から、感光体ユニット24が単体でユニット装着部102に着脱される場合がある。図9に示すように、感光体ユニット24が単体でユニット装着部102に装着される場合には、感光体ユニット24は、感光体ユニット24のガイド溝282およびガイド溝284と、ユニット装着部102の第1ガイド突起110および第2ガイド突起112とによって構成される第1挿入ガイドにガイドされ、所定の姿勢を維持しながら、挿入方向奥側にスライドさせるようにして押し込まれる。また、感光体ユニット24が単体でユニット装着部102に装着される場合には、第1挿入ガイドは、感光体ユニット24の転倒を防止する機能も発揮する。具体的には、感光体ユニット24のガイド溝282と、ユニット装着部102の第1ガイド突起110とが嵌合し、感光体ユニット24の左右方向の移動が規制されるとともに、感光体ユニット24のガイド溝284と、ユニット装着部102の第2ガイド突起112とが嵌合され、感光体ユニット24の上下方向の移動が規制されることによって、感光体ユニット24の転倒が防止される。すなわち、第1挿入ガイドは、2組のガイド突起およびガイド溝によって、感光体ユニット24の2つの異なる方向の移動を規制するので、感光体ユニット24の転倒を防止する。このため、感光体ユニット24が転倒したり、所定の姿勢以外の姿勢となったりすることによって、感光体ユニット24と中間転写ベルト54等の他の部品が接触して、感光体ユニット24または他の部品が破損すること等を防止できる。なお、ユニット装着部102から感光体ユニット24を取り外すときには、感光体ユニット24は、上述の挿入時の動きと逆の動きをするように第1挿入ガイドにガイドされる。
さらに、感光体ユニット24について個別にメンテナンス作業が行われる場合に、作業性の向上等の観点から、現像ユニット34が単体でユニット装着部102に着脱される場合がある。図10に示すように、現像ユニット34が単体でユニット装着部102に装着される場合には、現像ユニット34は、現像ユニット34のガイド溝346と、ユニット装着部102の第3ガイド突起114とによって構成される第2挿入ガイドにガイドされ、所定の姿勢を維持しながら、挿入方向奥側にスライドさせるようにして押し込まれる。
このため、現像ユニット34が所定の姿勢以外の姿勢となって、現像ユニット34と他の部品が接触して、現像ユニット34または他の部品が破損すること等を防止できる。なお、ユニット装着部102から現像ユニット34を取り外すときには、現像ユニット34は、上述の挿入時の動きと逆の動きをするように第2挿入ガイドにガイドされる。
この第1実施例によれば、ユニット装着部102に対して感光体ユニット24および現像ユニット34を一体化して着脱する場合には、感光体ユニット24をガイドし、感光体ユニット24が単体でユニット装着部102に着脱される場合には、感光体ユニット24の転倒を防止する第1挿入ガイドを備えるので、現像ユニット34と感光体ユニット24とが一体化された画像形成装置10における作業性の向上を図ることができる。また、感光体ユニット24の転倒を防止して、感光体ユニット24の構成部品または中間転写ベルト54等の他の部品が破損すること等を防止できる。
また、第1実施例によれば、ユニット装着部102に対して感光体ユニット24および現像ユニット34を一体化して着脱する場合および現像ユニット34が単体でユニット装着部102に着脱される場合に、現像ユニット34をガイドする第2挿入ガイドを備えるので、現像ユニット34と感光体ユニット24とが一体化された画像形成装置10における作業性の向上を図ることができる。また、現像ユニット34の構成部品または中間転写ベルト54等の他の部品が破損すること等を防止できる。
さらに、第1実施例によれば、第1挿入ガイドによって、感光体ユニット24の上方への移動が規制され、第2挿入ガイドによって、現像ユニット34の上方への移動が規制されるので、ユニット挿入時に、感光体ユニット24および/または現像ユニット34が上方に移動することを防止し、これらの上方に配置される中間転写ベルト54の傷付きを防止することができる。
さらにまた、第1実施例によれば、第1挿入ガイドおよび第2挿入ガイドは、スライド可能に嵌合されるガイド溝とガイド突起とを含み、ガイド溝とガイド突起とのそれぞれは、感光体ハウジング28、現像ハウジング80およびユニット装着部102のそれぞれに形成されるので、第1挿入ガイドおよび第2挿入ガイドを構成するための専用の部品が必要無く、部品点数および製造コストの増大を抑制ないし防止できる。
また、第1実施例によれば、第1挿入ガイドおよび第2挿入ガイドの構成のうち、ユニット装着部102に設けられる部分は、少なくとも、ユニット装着部102における、ユニットの挿入方向の手前側の端部に設けられるので、感光体ユニット24および/または現像ユニット34をユニット装着部102に挿入する際に、第1挿入ガイドおよび第2挿入ガイドの構成のうち、感光体ユニット24および/または現像ユニット34に設けられる部分と、ユニット装着部102に設けられる部分とを容易に嵌合させることができ、作業性の向上を図ることができる。
なお、第1実施例では、ユニット装着部102側が突起(ガイド突起110,112,114)であり、感光体ユニット24および現像ユニット34側が溝(ガイド溝282,284,346)である場合を例に挙げて説明したが、この関係は逆であっても良い。すなわち、ユニット装着部102側が溝であって、感光体ユニット24および現像ユニット34側が突起であり、ユニット装着部102側の溝と感光体ユニット24および現像ユニット34側の突起とが嵌合して、挿入ガイドとして機能するようにしても良い。
また、第1実施例では、第2挿入ガイドには、現像ユニット34の左右方向の移動を規制する構成が含まれないが、これに限定される必要は無い。第2挿入ガイドに、第1挿入ガイドのガイド溝282および第1ガイド突起110に相当する構成が含まれるようにしても良い。具体的には、現像ハウジング80の底部、すなわち、現像ユニット34の底部に形成され、下方に突出するガイド突起又は上方に延びるガイド溝が形成され、ユニット装着部102にこれに対応するガイド突起又はガイド溝が形成されても良い。
[第2実施例]
第2実施例の画像形成装置10は、感光体ユニット24および現像ユニット34のそれぞれが、他方のユニットの誤挿入を防止する当接部を有する以外は、第1実施例の画像形成装置10と同じであるため、第1実施例と異なる内容について説明し、重複した説明については省略することにする。
このような感光体ユニット24および現像ユニット34が一体化されて装置本体12に装着される画像形成装置10では、感光体ユニット24と現像ユニット34との間に、ユニット挿入時のための隙間(クリアランス)が確保されていない。したがって、感光体ユニット24および現像ユニット34の一方が単体でユニット装着部102に装着されている状態で他方のユニットをユニット装着部102に挿入できるようにすると、感光体ユニット24の構成部品(たとえば感光体ドラム36)と現像ユニット34の構成部品(たとえば現像ローラ76)とが干渉した状態で(擦りながら)他方のユニットがスライドされることになり、部品が破損してしまう可能性がある。
図11は第2実施例における感光体ユニット24挿入時の状態を示す斜視図である。図11に示すように、第2実施例では、感光体ユニット24が単体でユニット装着部102に装着されている場合に、現像ユニット34をユニット装着部102に挿入しようとすると、感光体ハウジング28の前面286の一部と、現像ハウジング80の背面802の一部とが当接(干渉)し、現像ユニット34をユニット装着部102に挿入することができない。すなわち、感光体ハウジング28の前面286の一部と、現像ハウジング80の背面802の一部とが当接部(第1挿入規制部)として機能する。このため、感光体ユニット24をユニット装着部102に装着したまま現像ユニット34を挿入しようとして感光体ドラム36や現像ローラ76が傷付くのを防止できる。
また、図示は省略するが、第2実施例では、現像ユニット34が単体でユニット装着部102に装着されている場合に、感光体ユニット24をユニット装着部102に挿入しようとすると、現像ハウジング80の前面の一部と、感光体ハウジング28の背面の一部とが当接(干渉)し、感光体ユニット24をユニット装着部102に挿入することができない。すなわち、現像ハウジング80の前面の一部と、感光体ハウジング28の背面の一部とが当接部(第2挿入規制部)として機能する。このため、現像ユニット34をユニット装着部102に装着したまま感光体ユニット24を挿入しようとして感光体ドラム36や現像ローラ76が傷付くのを防止できる。
なお、本実施例のように感光体ユニット24および現像ユニット34が一体化される場合には、締結または係合等をするために、一方のユニットのハウジングの一部が、他方のユニットのハウジングの方に突出する部分(突出部)が存在する。たとえば、この突出部が、第1挿入規制部または第2挿入規制部として機能する。この場合、第1挿入規制部および第2挿入規制部を構成するための専用の部品が必要無く、部品点数および製造コストの増大を抑制ないし防止できる。
なお、上記の各実施例では、画像形成装置が複合機として構成されているが、本発明の画像形成装置は、プリンタ、複写機またはファクシミリとして構成されてもよい。
また、上記の各実施例では、画像形成装置10がカラー複合機として構成されているが、本発明の画像形成装置は、モノクロ印刷機またはモノクロ複合機として構成されてもよい。
さらにまた、上述の実施例で挙げた具体的な形状等は一例であり、実際の製品に応じて適宜変更することが可能である。
10 …画像形成装置
24 …感光体ユニット
28 …感光体ハウジング
34 …現像ユニット
80 …現像ハウジング
102…ユニット装着部

Claims (11)

  1. 表面に静電潜像が形成される感光体を有する感光体ユニットと、前記感光体にトナーを供給する現像ローラを有する現像ユニットと、装置本体に設けられ、前記感光体ユニットおよび前記現像ユニットが長手方向に沿って挿抜可能に装着される装着部とを備える画像形成装置であって、
    前記感光体ユニットと前記現像ユニットとが一体化された状態で前記装着部に挿入される場合に、当該感光体ユニットをガイドし、かつ、当該感光体ユニットが単体で当該装着部に挿入される場合に、当該感光体ユニットの転倒を防止する第1挿入ガイド、および
    前記現像ユニットが単体で前記装着部に装着されている状態で、前記感光体ユニットの当該装着部への挿入を規制する第1挿入規制部を備える、画像形成装置。
  2. 表面に静電潜像が形成される感光体を有する感光体ユニットと、前記感光体にトナーを供給する現像ローラを有する現像ユニットと、装置本体に設けられ、前記感光体ユニットおよび前記現像ユニットが長手方向に沿って挿抜可能に装着される装着部とを備える画像形成装置であって、
    前記感光体ユニットと前記現像ユニットとが一体化された状態で前記装着部に挿入される場合に、当該感光体ユニットをガイドし、かつ、当該感光体ユニットが単体で当該装着部に挿入される場合に、当該感光体ユニットの転倒を防止する第1挿入ガイド、および
    前記感光体ユニットが単体で前記装着部に装着されている状態で、前記現像ユニットの当該装着部への挿入を規制する第2挿入規制部を備える、画像形成装置。
  3. 前記第1挿入ガイドは、スライド可能に嵌合される第1ガイド溝と第1ガイド突起とを含み、
    前記第1ガイド溝および前記第1ガイド突起のいずれか一方は、前記装着部に設けられ、他方は、前記感光体ユニットに設けられる、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記装着部に設けられる、前記第1ガイド溝および前記第1ガイド突起の一方は、少なくとも、前記装着部における、前記感光体ユニットの挿入方向手前側の端部に設けられる、請求項に記載の画像形成装置。
  5. 前記感光体ユニットに設けられる、前記第1ガイド溝および前記第1ガイド突起の他方は、前記感光体ユニットの長手方向の全域に設けられる、請求項またはに記載の画像形成装置。
  6. 前記感光体ユニットと前記現像ユニットとが一体化された状態で前記装着部に挿入される場合および当該現像ユニットが単体で当該装着部に挿入される場合に、当該現像ユニットをガイドする第2挿入ガイドをさらに備える、請求項1からまでのいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記第2挿入ガイドは、スライド可能に嵌合される第2ガイド溝と第2ガイド突起とを含み、
    前記第2ガイド溝および前記第2ガイド突起のいずれか一方は、前記装着部に設けられ、他方は、前記現像ユニットに設けられる、請求項記載の画像形成装置。
  8. 前記装着部に設けられる、前記第2ガイド溝および前記第2ガイド突起の一方は、少なくとも、前記装着部における、前記現像ユニットの挿入方向手前側の端部)に設けられる、請求項に記載の画像形成装置。
  9. 前記現像ユニットに設けられる、前記第2ガイド溝および前記第2ガイド突起の他方は、前記現像ユニットの長手方向の全域に設けられる、請求項またはに記載の画像形成装置。
  10. 表面に静電潜像が形成される感光体を有する感光体ユニットと、前記感光体にトナーを供給する現像ローラを有する現像ユニットと、装置本体に設けられ、前記感光体ユニットおよび前記現像ユニットが長手方向に沿って挿抜可能に装着される装着部とを備える画像形成装置であって、
    前記感光体ユニットと前記現像ユニットとが一体化された状態で前記装着部に挿入される場合および当該現像ユニットが単体で当該装着部に挿入される場合に、当該現像ユニットをガイドする第2挿入ガイド、および
    前記現像ユニットが単体で前記装着部に装着されている状態で、前記感光体ユニットの当該装着部への挿入を規制する第1挿入規制部を備える、画像形成装置。
  11. 表面に静電潜像が形成される感光体を有する感光体ユニットと、前記感光体にトナーを供給する現像ローラを有する現像ユニットと、装置本体に設けられ、前記感光体ユニットおよび前記現像ユニットが長手方向に沿って挿抜可能に装着される装着部とを備える画像形成装置であって、
    前記感光体ユニットと前記現像ユニットとが一体化された状態で前記装着部に挿入される場合および当該現像ユニットが単体で当該装着部に挿入される場合に、当該現像ユニットをガイドする第2挿入ガイド、および
    前記感光体ユニットが単体で前記装着部に装着されている状態で、前記現像ユニットの当該装着部への挿入を規制する第2挿入規制部を備える、画像形成装置。
JP2018233212A 2018-12-13 2018-12-13 画像形成装置 Active JP7218167B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018233212A JP7218167B2 (ja) 2018-12-13 2018-12-13 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018233212A JP7218167B2 (ja) 2018-12-13 2018-12-13 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020095166A JP2020095166A (ja) 2020-06-18
JP7218167B2 true JP7218167B2 (ja) 2023-02-06

Family

ID=71085767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018233212A Active JP7218167B2 (ja) 2018-12-13 2018-12-13 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7218167B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022151906A (ja) 2021-03-29 2022-10-12 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 画像形成装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015210321A (ja) 2014-04-24 2015-11-24 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置および箱体装着構造
JP2016133653A (ja) 2015-01-20 2016-07-25 キヤノン株式会社 画像形成装置及びカートリッジ
JP2018072677A (ja) 2016-11-01 2018-05-10 キヤノン株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH056037A (ja) * 1991-06-26 1993-01-14 Ricoh Co Ltd 電子写真装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015210321A (ja) 2014-04-24 2015-11-24 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置および箱体装着構造
JP2016133653A (ja) 2015-01-20 2016-07-25 キヤノン株式会社 画像形成装置及びカートリッジ
JP2018072677A (ja) 2016-11-01 2018-05-10 キヤノン株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020095166A (ja) 2020-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007010839A (ja) 画像形成装置
RU2399943C2 (ru) Устройство формирования изображения и проявляющий блок для указанного устройства
JP2009180956A (ja) 画像形成装置
JP6541527B2 (ja) 画像形成装置
JP7094163B2 (ja) プロセスカートリッジおよびそれを備える画像形成装置
JP2012230372A (ja) 画像形成装置
JP7218167B2 (ja) 画像形成装置
JP4290157B2 (ja) 画像形成装置
JP5308909B2 (ja) 帯電装置およびそれを備えた画像形成装置
JP5656903B2 (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
US11467531B2 (en) Image forming apparatus including developing unit and photosensitive unit
JP7377632B2 (ja) 画像形成装置
JP5476870B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置、現像剤交換方法
JP5066396B2 (ja) 印字処理装置、多機能画像形成装置および単機能画像形成装置
JP2021063941A (ja) 画像形成装置
US20190354065A1 (en) Developing device and image forming apparatus including the same
JP6775066B2 (ja) 画像形成装置
JP5758032B2 (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
US11846907B2 (en) Image forming apparatus having power supply harness
JP7369548B2 (ja) 画像形成装置
JP7265944B2 (ja) 画像形成装置
JP7272875B2 (ja) 画像形成装置
JP2010266753A (ja) 現像カートリッジ
JP2007147964A (ja) トナー補給装置およびこれを用いた現像装置
JP6487295B2 (ja) トナー搬送装置、トナー供給装置、及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220830

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230125

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7218167

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150