JP4581913B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4581913B2
JP4581913B2 JP2005244500A JP2005244500A JP4581913B2 JP 4581913 B2 JP4581913 B2 JP 4581913B2 JP 2005244500 A JP2005244500 A JP 2005244500A JP 2005244500 A JP2005244500 A JP 2005244500A JP 4581913 B2 JP4581913 B2 JP 4581913B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support roller
roller
gear
belt
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005244500A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007057952A (ja
Inventor
宏 中野
宏 五十嵐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2005244500A priority Critical patent/JP4581913B2/ja
Priority to US11/506,187 priority patent/US7454158B2/en
Priority to CNB2006101261451A priority patent/CN100543599C/zh
Publication of JP2007057952A publication Critical patent/JP2007057952A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4581913B2 publication Critical patent/JP4581913B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来より、画像形成装置の分野において、装置本体にベルトユニットが着脱可能に設けられたものが提供されている。例えば、特許文献1では、装置本体側に支持ローラを支持する支持部を設けて位置決めを行う構成が開示されている。
特開2001−209294公報
ところで、上記特許文献1の構成では、ベルトユニットを支持する支持ローラを装着するための凹部が、装置本体側に設けられ、ベルトユニットに設けられた突起を一方側から凹部内に挿入することにより装着及び位置決めできるようになっており、ベルトユニットの着脱を容易に行うことができる。しかしながら、このように、一方側が開口する凹部を装置本体側に設けるようにしてベルトユニットの着脱を容易化する場合、ベルトユニットが開口側への浮き上がりやすく、精度高い安定的な位置決めが難しいという問題がある。
本発明は上記のような事情に基づいてなされたものであって、ベルトユニットの着脱を容易に行うことができ、かつ装置構成を複雑化することなくベルトユニットの位置決めを精度高く安定的に行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、無端状のベルトと、前記ベルトを支持する第1の支持ローラ及び第2の支持ローラと、前記第1の支持ローラのローラ部と一定の位置関係にある基準突起と、を有するベルトユニットが、本体ケーシングに着脱可能に装着される画像形成装置に関する。前記本体ケーシングには、前記基準突起が載置される第1壁部と、当該基準突起に対して前記第2の支持ローラとの対向面側に当接する第1当接部と、を有する第1位置決め手段と、前記第2の支持ローラを回転可能に支持する第2位置決め手段と、付勢手段と、を備え、前記第1位置決め手段は、前記第1壁部の壁面と前記第1当接部の壁面とのなす角度が90°未満となるように構成され、前記付勢手段による付勢により、前記第2の支持ローラが前記基準突起から離間する方向に移動して前記ベルトに張力が付与されるとともに、前記基準突起が、前記第1壁部と前記第1当接部とに挟まれて支持されることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記基準突起は、前記第1の支持ローラを軸受けする軸受け部であることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置において、前記第2位置決め手段は、前記第2の支持ローラが載置される第2壁部と、当該第2の支持ローラに対して前記基準突起との対向面側に当接する第2当接部と、を有し、前記第2壁部の壁面と前記第2当接部の壁面とのなす角度が90°未満となる状態で、前記第2の支持ローラを支持することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記基準突起と前記第2の支持ローラの回転軸とを結んだ仮想面と、前記第1壁部の壁面とがほぼ平行となるように構成され、前記第1当接部は、前記仮想面に対して傾斜した壁面を有することを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1ないし請求項のいずれかに記載の画像形成装置において、前記第1の支持ローラの軸部に第1歯車が取り付けられ、前記第1歯車に対して駆動力を伝達する第2歯車が設けられており、前記第2歯車から前記第1歯車に伝達される駆動力に応じて、前記第1の支持ローラの軸部に、前記第2の支持ローラ側に向かう力が付加されることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1ないし請求項のいずれかに記載の画像形成装置において、前記ベルトユニットには、前記第1の支持ローラ及び前記第2の支持ローラを保持するフレーム部が設けられており、前記フレーム部には、前記ベルトユニットが装着される装置本体側に設けられた支持部により前記基準突起とは別位置で支持される回動軸が設けられ、前記ベルトユニットは、前記回動軸を中心として回動することにより、前記基準突起が前記第1位置決め手段から離脱するようになっていることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1ないし請求項のいずれかに記載の画像形成装置において、前記第1の支持ローラの軸部に第1歯車が取り付けられ、前記第1歯車に対して駆動力を伝達する第2歯車が設けられ、前記ベルトと、前記第1の支持ローラ及び前記第2の支持ローラと、前記第1位置決め手段及び前記第2位置決め手段を備えたフレーム部とが、ベルトユニットとしてユニット化され、前記ベルトユニットには、電気的に接続可能な端子部と、前記端子部を介して当該ベルトユニットの外部から電力が供給される電気部品と、が設けられており、前記第2歯車は、前記第1歯車に対して少なくとも前記第1の支持ローラの軸部に沿ったスラスト力を与えるものであり、前記ベルトユニットが装着される装置本体において、前記端子部を、前記スラスト力と同方向に付勢しつつ、当該端子部と電気的に接続する外部端子部が設けられていることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1ないし請求項のいずれかに記載の画像形成装置において、前記第2の支持ローラの軸部は平坦面に支持され、前記付勢手段は、前記第2の支持ローラの軸部を、前記平坦面に沿って前記基準突起から離間する方向に付勢しており、前記第1壁部の壁面と、前記平坦面とが平行とされていることを特徴とする。
<請求項1の発明>
請求項1の構成では、付勢手段による付勢によりベルトの張力が付与されると、第1の支持ローラのローラ部と一定の位置関係にある基準突起が、第2の支持ローラとの対向方向に関しては第1位置決め手段の第1当接部に押し付けらるとともに、第2の支持ローラとの対向方向と直交する方向に関しては第1壁部と第1当接部との構造を利用した挟持によって第1位置決め手段の第1壁部に押し付けられ、安定的に位置決めされることとなる。従って、基準突起は、対向方向のみならず、その直交方向に関しても精度高く確実に位置決めされることとなり、その結果、これと一定の位置関係にある第1の支持ローラ全体が装置本体に極めて高精度に位置決めされることとなる。また、ベルトに対し好適に張力を付与する機構を実現しつつ、張力付与に要する付勢を位置決めにも兼用できることとなる。
<請求項2の発明>
請求項2の構成によれば、第1の支持ローラを軸受けする軸受け部を基準突起として兼用でき、第1の支持ローラを精度高く位置決めし得る好適例となる。
<請求項3の発明>
請求項3の構成によれば、第2の支持ローラを異なる2方向から支持でき、第1の支持ローラだけでなく、第2の支持ローラについてもより安定的に位置決めできることとなる。
<請求項4の発明>
請求項4の構成によれば、基準突起が第2の支持ローラに対して若干接近又は離間しても、仮想面と平行に配される第1壁部の壁面に沿って移動することとなるため、第1の支持ローラ全体が仮想面と直交する方向に関してズレにくくなる。
<請求項の発明>
請求項の構成によれば、付勢手段による付勢のみならず、歯車伝動に基づく力も軸部に付加されることとなる。従って、第1の支持ローラの軸部と一定の位置関係にある基準突起の位置決めをより安定して行うことができる。
<請求項の発明>
請求項の構成によれば、回動軸を支点としてベルトユニットを回動操作することにより基準突起を第1位置決め手段から離脱できるため、作業者が離脱操作を行いやすくなる。
<請求項の発明>
請求項の構成によれば、第1歯車と第2歯車による歯車伝導により生じるスラスト力と、外部端子部による付勢力によりベルトユニットを一方側に強固に押圧でき、ベルトユニット全体を精度高く安定的に位置決めできることとなる。
<請求項の発明>
請求項の構成によれば、基準突起と第2の支持ローラとが共に対向方向と直交する方向にずれにくく、その結果両ローラを直交方向に関して精度高く安定的に位置決めできることとなる。これによりベルトの移動方向を精度高く一定方向に保つことができる。
<第1実施形態>
次に本発明の第1実施形態を図面を参照して説明する。
1.レーザプリンタの全体構成
図1は、本実施形態の画像形成装置としてのレーザプリンタ1の概略構成を示す一部側断面概略図であり、図2は、図1の状態から前面カバー3を開放した状態を示す一部側断面概略図である。なお、図1、2、4、5、6においては、説明を容易化するため、ベルトユニット付近の部品(即ち、ベルトユニット15、張力付与機構65、ユニット支持部59、60、ガイド部材101など)については側方から見た一部断面図として示しており、それ以外の部分については側断面概略図として示している。また、以下の説明においては、図1における右側を前方とする。
このレーザプリンタ1は、直接転写タンデム型のカラーレーザプリンタであって、図1に示すように、略箱型の本体ケーシング2を備えている。本体ケーシング2の前面には、開閉可能な前面カバー3が設けられており、図2に示すように、この前面カバー3を開放することにより、本体ケーシング2内のプロセスカートリッジ26やベルトユニット15の交換が可能となる。また、本体ケーシング2の上面には、画像形成後の用紙4が積載される排紙トレイ5が形成されている。
本体ケーシング2の下部には、画像を形成するための用紙4が積載される給紙トレイ7が前方へ引き出し可能に装着されている。給紙トレイ7内には、バネ8の付勢により用紙4の前端側を持ち上げるように傾動可能な用紙押圧板9が設けられている。また、給紙トレイ7の前端上方位置には、ピックアップローラ10と、図示しないバネの付勢によりこのピックアップローラ10に圧接する分離パッド11とが設けられている。さらにピックアップローラ10の斜め前上方には一対の給紙ローラ12が設けられ、その上方に一対のレジストローラ13が設けられている。
給紙トレイ7の最上位の用紙4は、用紙押圧板9によってピックアップローラ10に向かって押圧され、ピックアップローラ10の回転によって、ピックアップローラ10と分離パッド11との間に挟まれたときに1枚ごとに分離される。そして、ピックアップローラ10及び分離バッド11の間から送り出された用紙4は、給紙ローラ12によって、前方から後方へとU状に折り返されつつレジストローラ13へ送られる。レジストローラ13では、その用紙4を所定のタイミングで、後方のベルトユニット15上へ送り出す。
ベルトユニット15は、本体ケーシング2に対して着脱可能とされており、前後に離間して配置された一対の支持ローラ16,17間に水平に架設される搬送ベルト18を備えている。一対の支持ローラ16,17のうち後側の支持ローラ17(本発明の「第1の支持ローラ」に相当)は、図示しないモータの動力により回転駆動される駆動ローラであり、前側の支持ローラ16(本発明の「第2の支持ローラ」に相当)は、搬送ベルト18に張力を付与するためのテンションローラである。搬送ベルト18(本発明の「無端状のベルト」に相当)は、ポリカーボネート等の樹脂材からなる無端状のベルトであり、駆動ローラたる支持ローラ17が回転駆動されることにより図1の反時計回り方向に循環移動し、その上面に載せた用紙4を後方へ搬送する。搬送ベルト18の内側には、後述のプロセスカートリッジ26が有する各感光体ドラム31と対向配置される4つの転写ローラ19が前後方向に一定間隔で並んで設けられ、各感光体ドラム31と対応する転写ローラ19との間に搬送ベルト18を挟んだ状態となっている。転写時には、この転写ローラ19と感光体ドラム31との間に転写バイアスが印加される。なお、ベルトユニット15の構成については、後に詳述する。
ベルトユニット15の下側には、搬送ベルト18に付着したトナーや紙粉等を除去するためのクリーニングローラ21が設けられている。クリーニングローラ21は、金属製の軸部材の周囲にシリコンからなる発泡材が設けられた構成であって、ベルトユニット15に設けられた金属製のバックアップローラ22と搬送ベルト18を挟んで対向している。クリーニングローラ21とバックアップローラ22との間には、所定のバイアスが印加され、それにより搬送ベルト18上のトナー等がクリーニングローラ21側へ電気的に吸引されるようになっている。また、クリーニングローラ21には、その表面に付着したトナー等を除去する金属製の回収ローラ23が当接しており、さらにその回収ローラ23にはその表面に付着したトナー等を掻き落とすためのブレード24が当接している。
ベルトユニット15の上方には、マゼンタ,イエロー,シアン,ブラックの各色に対応した4つのプロセスカートリッジ26が前後方向に並んで着脱可能に装着されており、さらにその上方には、スキャナ部27が設けられている。スキャナ部27は、所定の画像データに基づいた各色毎のレーザ光Lを対応する感光体ドラム31の表面上に高速走査にて照射する。
プロセスカートリッジ26は、枠状のカートリッジフレーム30と、そのカートリッジフレーム30の下部に設けられた感光体ドラム31及びスコロトロン型帯電器32と、カートリッジフレーム30に対し着脱可能に装着される現像カートリッジ34とを備えている。なお、各プロセスカートリッジ26は、収容するトナーの色が異なる以外は同一構造であるため、図1等では、紙面左から2番目のもののみ符号を付し、他のものは符号を一部省略している。
感光体ドラム31は、接地された金属製のドラム本体を備え、その表層をポリカーボネートなどからなる正帯電性の感光層で被覆することにより構成されている。
スコロトロン型帯電器32は、感光体ドラム31の後側斜め上方において、感光体ドラム31と接触しないように所定間隔を隔てて、感光体ドラム31と対向配置されている。このスコロトロン型帯電器32は、タングステン等の帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させることにより、感光体ドラム31の表面を一様に正極性に帯電させる。
現像カートリッジ34は、略箱形をなし、その内部には、上部にトナー収容室38が設けられ、その下側に供給ローラ39、現像ローラ40および層厚規制ブレード41が設けられている。各トナー収容室38には、現像剤として、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各色の正帯電性の非磁性1成分のトナーがそれぞれ収容されている。また、各トナー収容室38には、トナーを撹拌するためのアジテータ42が設けられている。
供給ローラ39は、金属製のローラ軸を導電性の発泡材料で被覆することにより構成されており、現像ローラ40は、金属製のローラ軸を導電性のゴム材料で被覆することにより構成されている。トナー収容室38から放出されたトナーは、供給ローラ39の回転により現像ローラ40に供給され、供給ローラ39と現像ローラ40との間で正に摩擦帯電される。さらに、現像ローラ40上に供給されたトナーは、現像ローラ40の回転に伴って、層厚規制ブレード41と現像ローラ40との間に進入し、ここでさらに十分に摩擦帯電されて、一定厚さの薄層として現像ローラ40上に担持される。
感光体ドラム31の表面は、その回転時、まずスコロトロン型帯電器32により一様に正帯電される。その後、スキャナ部27からのレーザ光の高速走査により露光されて、用紙4に形成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ40の回転により、現像ローラ40上に担持され正帯電されているトナーが、感光体ドラム31に対向して接触するときに、感光体ドラム31の表面上に形成されている静電潜像に供給される。これにより、感光体ドラム31の静電潜像は、可視像化され、感光体ドラム31の表面には、反転現像によるトナー像が担持される。
その後、各感光体ドラム31の表面上に担持されたトナー像は、搬送ベルト18によって搬送される用紙4が、感光体ドラム31と転写ローラ19との間の各転写位置を通る間に、転写ローラ19に印加される負極性の転写バイアスによって、用紙4に順次転写される。こうしてトナー像が転写された用紙4は、次いで定着器43に搬送される。
定着器43は、本体ケーシング2内における搬送ベルト18の後方に配置されている。この定着器43は、ハロゲンランプ等の熱源を備えて回転駆動される加熱ローラ44と、加熱ローラ44の下方において、加熱ローラ44を押圧するように対向配置され従動回転される加圧ローラ45とを備えている。この定着器43では、4色のトナー像を担持した用紙4を、加熱ローラ44及び加圧ローラ45によって挟持搬送しながら加熱することにより、トナー像を用紙4に定着させる。そして、熱定着された用紙4は、定着器43の斜め後上方に配置された搬送ローラ46により本体ケーシング2の上部に設けられた排紙ローラ47へ搬送され、この排紙ローラ47により前述の排紙トレイ5上に排出される。
2.ベルトユニット及びその周辺構成
次にベルトユニット及びその周辺構成について詳述する。
(ベルトユニット)
図3は、ベルトユニット及びその周辺部品を側方から見た一部断面概略図である。ベルトユニット15は、対向する左右側壁(図1等ではレーザプリンタ1を前面側から見て左側の側壁のみ図示)を有するベルトフレーム50(ベルトフレームは、本発明のフレーム部に相当する)の後端側に支持ローラ17がそのローラ軸17Cを支持する軸受け部17Aを介して回転可能に支持され、前端側に支持ローラ16がそのローラ軸16Cを支持する軸受け部16Aを介して回転可能に支持されている。軸受け部17Aは、支持ローラ17の回転軸と交差する方向に関し支持ローラ17のローラ部17Bと連動可能となっており、この軸受け部17Aが支持ローラ16から離間する方向に相対移動することにより支持ローラ17のローラ部17Bが支持ローラ16のローラ部16Bから引き離され、搬送ベルト18に張力が付与されるようになっている。この張力付与機構については後に詳述する。なお、軸受け部17Aは、本発明の基準突起に相当している。
より具体的には、ベルトフレーム50は、後端側で支持ローラ17を軸受けするフレーム本体50Aと、そのフレーム本体50Aに対してその前端側において前後方向にスライド可能に設けられたスライド軸受け部材50Bとを備えて構成されている。そして、支持ローラ16は、このスライド軸受け部材50Bに軸受けされており、これにより、後端側の支持ローラ17に対して前後方向に相対移動できるようになっている。そして、この1対の支持ローラ16,17に無端状の搬送ベルト18が張架されている。
また、ベルトフレーム50の左右側壁には、上述した4つの転写ローラ19が等間隔隔てて前後方向に並ぶように配置され、各転写ローラ19のローラ軸19Aの各端部が左右側壁に形成された上下方向に長い貫通孔に通され外方に突出した状態で回転可能に支持されている。そして、その各突出端部は、本体ケーシング2に装着される際、本体ケーシング2内に設けられた転写ローラ軸受け部材48に軸受けされる。各転写ローラ軸受け部材48は、バネ49によって上方に付勢されており、これにより、各転写ローラ19は、それに対応する各感光体ドラム31に対して搬送ベルト18を挟んで押圧した状態にすることができる。
なお、ベルトユニット15は、本体ケーシング2に装着した状態(図1,2参照)で、搬送ベルト18を挟んでクリーニングローラ21に押圧されるバックアップローラ22を回転可能に支持している。また、ベルトフレーム50の前端側には、給紙トレイ7からの用紙4をU字状に折り返す搬送経路を構成するガイド部材51が一体的に設けられており、後述するように、このガイド部材51を手で持って引き出すことでベルトユニット15全体を本体ケーシング2から取り出すことができる。
(張力付与機構)
図1,2に示すように、本体ケーシング2内において、ベルトユニット15の前端側には、コイルバネ54(本発明の「付勢手段」に相当)を有する張力付与機構65が本体ケーシング2側に設けられている。具体的には、張力付与機構65は、左右方向に沿った回転軸55Aに中央部が回転可能に支持された1対のレバー55,55(本発明の「第2当接部」に相当)と、それぞれのレバー55,55を付勢する1対のコイルバネ54,54とを備えている。なお、図1等では、レーザプリンタ1を前面側から見て左側のもののみ図示されている。
各コイルバネ54は、後端側が本体ケーシング2側に固定され、自由端となる前端側が各レバー55の下端部に連結されており、各レバー55は、上端部がコイルバネ54の弾性力に抗して揺動可能とされている。2組のレバー55及びコイルバネ54は、収容されたベルトユニット50の前端側を挟むように配置されている。
また、本体ケーシング2内においてベルトユニット15を収容する部分には、ベルトユニット15を位置決めするユニット支持部59、60が設けられている。各ユニット支持部59は、ベルトユニット15のうちベルトフレーム50から突出する支持ローラ16のローラ軸の左右端部をそれぞれ支持する左右1対の軸受け部16Aを支持するものである。このユニット支持部59が本発明の「第2壁部」に相当している。なお、本実施形態では、このユニット支持部59と上記レバー55によって特許請求の範囲でいう第2位置決め手段が構成されている。
また、ユニット支持部60は、本発明の第1位置決め手段に相当しており、ベルトフレーム50から突出する支持ローラ17のローラ軸17Cの左右端部をそれぞれ支持する1対の軸受け部17Aが挿入されるガイド溝60Aが形成されている(図1等参照)。ユニット支持部60のうちガイド溝60Aの底面部60Bに支持ローラ17の軸受け部17Aが載置され、当該底面部60Bが本発明の「第1壁部」に相当する。また、ユニット支持部60のうちガイド溝60Aの前面部60Cが、上記軸受け部17Aのうち支持ローラ16との対向面側に当接することとなり、本発明の「第1当接部」に相当する。なお、ユニット支持部60の更なる具体的構成については後述する。
図1、図3等に示すように、ベルトユニット15は、その軸受け部17Aがユニット支持部60のガイド溝60Aに挿入され、軸受け部16Aがユニット支持部59に載置されている。また、その軸受け部16Aの後面側にレバー55が突き当たりコイルバネ54が伸張状態に弾性変形し、このコイルバネ54の復元力によって支持ローラ16が支持ローラ17に対して離間する方向(前方)に付勢され、もって搬送ベルト18に張力が付与される。
なお、本実施形態に係る構成では、張力解除機構70も設けられている。この張力解除機構70は、カム72が第1変位及び第2変位をとるように構成され、このカム72の変位に応じて、張力付与状態と張力解除状態とを切り替える構成となっている。
(ユニット支持部)
上述したように本実施形態に係る構成では、搬送ベルト18を支持する支持ローラ17及び支持ローラ16が設けられる一方、支持ローラ17側には、軸受け部17Aを一方側から支持する底面部60Bと、底面部60Bとは異なる側に配される前面部60Cと、を有するユニット支持部60が設けられ、支持ローラ16側には、この支持ローラ16を回転可能に支持するユニット支持部59及びレバー55が設けられており、付勢手段たるコイルバネ54により、軸受け部17Aと支持ローラ16とを離間させる方向に付勢されている。
このコイルバネ54による付勢により、軸受け部17Aが、ユニット支持部60を支持ローラ16側に押圧するようになっている。その一方で、ユニット支持部60は、底面部60Bの壁面と前面部60Cの壁面とのなす角度が90°未満(例えば70°程度)となるように構成され、軸受け部17Aが、底面部60Bと前面部60Cとに挟まれて支持されている。
ガイド溝60Aは、全体として前側斜め下方向に沿った凹形状となっており、水平をなす底面部60Bに対して前面部60Cは上記のように傾斜した形態となっている。
支持ローラ16側において、ユニット支持部59は、支持ローラ16を下方側から支持しており、レバー55は、ユニット支持部59と異なる側(後方側)から支持ローラ16を支持している。そして、これらユニット支持部59の壁面59Aとレバー55の壁面とのなす角度も90°未満(例えば、80°程度)とされている。ユニット支持部59の上面はほぼ水平となっており、レバー55のうち軸受け部16Aと当接する当接面は、ユニット支持部59の上面に対して上記角度で傾斜している。本実施形態では、ユニット支持部60の前面部60C及びレバー55の上端同士の離間距離が、軸受け部16Aと軸受け部17Aとの離間距離よりも長くなっている。これにより、ベルトユニット15は、本体ケーシング2内において上下前後方向において位置決めされるとともに、コイルバネ54の復元力によって搬送ベルト18に張力が付与される。
また、本実施形態では、支持ローラ17の回転軸と支持ローラ16の回転軸とを結んだ仮想面F(本実施形態では仮想面Fはほぼ水平面)と、底面部60Bの壁面とがほぼ平行となるように構成され、前面部60Cは、仮想面Fに対して傾斜した壁面を有している。また、壁面59Aも仮想平面Fとほぼ平行とされている。つまり、本実施形態では、底面部60Bの壁面と、ユニット支持部59の壁面59Aとが共に水平面として平行とされており、コイルバネ54は、支持ローラ16のローラ軸16Cを、壁面59Aに沿って支持ローラ17から離間する方向に付勢している。
また、支持ローラ17のローラ軸17C(ローラ軸17Cは、第1の支持ローラの軸部に相当する)に第1歯車90が取り付けられ、第1歯車90に対して駆動力を伝達する第2歯車92が設けられている。そして、第2歯車92から第1歯車90に伝達される駆動力に応じて、支持ローラ17のローラ軸17Cに、支持ローラ16側に向かう力が付加される。より詳しくは、駆動側の第2歯車92から従動側の第1歯車90への力の方向(即ち、両歯車の基礎円の共通接線に対する作用線の向き)は、図3の矢印F3に示すように、斜め下方とされており、水平方向に関し、支持ローラ16側に向かう分力が生じるようになっている。即ち、上記のような力が生じるように第1歯車90及び第2歯車92に関する圧力角が設定されている。
図4は、感光体ドラム31に駆動力を伝達する機構を説明する説明図である。
図4に示すように、ユニット支持部59とユニット支持部60は、本体側に設けられたフレーム100の一部として一体的に構成されており、このフレーム100は、感光体ドラム31に駆動力を付与する4つの駆動歯車102を回転可能に支持している。換言すれば、ベルトユニット50の位置決めを行っている部材により感光体ドラム31の駆動歯車102の位置決めをも行っている。
感光体ドラム31の軸部31Aには、駆動歯車102の駆動力を受ける従動歯車104がそれぞれ設けられている。なお、図4では、図3に示す第1歯車90、第2歯車92については省略している。
図5は、ベルトユニット15付近を上方から見た図であり、ガイド部材及び軸部を省略して示すものである。
図5に示すように、支持ローラ17のローラ軸17Cには、上述の第1歯車90が取り付けられ、装置本体側には、第1歯車90に対して駆動力を伝達する上述の第2歯車92が設けられている。本実施形態の構成では、第1歯車90及び第2歯車92が、共にはすば歯車として構成されており、第2歯車92の駆動により、第1歯車90に支持ローラ17のローラ軸17Cに沿ったスラスト力(即ち、矢印F1方向へのスラスト力)が付与されるようになっている。
また、ベルトユニット15には、上述したようにローラ軸19A(ローラ軸19Aは本発明の端子部に相当する)を介して当該ベルトユニット15の外部から電力が供給される転写ローラ19が設けられており、ベルトユニット15が装着される装置本体には、ローラ軸19Aを、スラスト力F1と同方向に付勢しつつ、ローラ軸19Aと電気的に接続する外部端子部95が設けられている。転写ロータ19は、この外部端子部95から力を与えられつつ転写バイアスをも印加されるようになっている。具体的には、外部端子部95は、一端側を図示しない支持部に接続されており、他端側に設けられた端子95Aがローラ軸19Aと接触し、この端子95Aによりローラ軸19Aに電圧を印加可能としつつ力を付与するようになっている。
このように、本実施形態に係る構成では、外部端子部95による付勢及び第1歯車90及び第2歯車による歯車伝動により、一方側に向かうスラスト力が付与され、ベルトユニット15が装置本体に押し付けられるようになっている。
3.ベルトユニットの着脱
本実施形態の構成では、本体ケーシング2内において、4つのプロセスカートリッジ26を保持するフレーム77が配されており、図6に示すように、このフレーム77と4つのプロセスカートリッジ26とを備えてなる画像形成ユニット78が、本体ケーシング2に形成された開口部2Aから取り外し可能とされている。搬送ベルト18の取り外しを行う場合には、まず、図2に示すように、前面カバー3を開き、図6に示すように、画像形成ユニット78全体を引き出し、開口部2Aを介してベルトユニット15にアクセスできるようにする。
本実施形態の構成では、ベルトユニット15と一体的に構成されるガイド部材51が、搬送ベルト18よりも開口部2A寄りの位置に配されているため、画像形成ユニット78を引き出すと、開口部2Aを介してガイド部材51に容易にアクセスできるようになる。
また、図7、図8に示すように、ベルトユニット15におけるガイド部材51が配される側とは反対側の部位に、装置本体側に設けられた左右一対の支持部80(図1、2,5では省略)により支持ローラ17のローラ軸17A(回転軸)とは別位置(支持ローラ16,17の並び方向に対して下側に反れた位置)で支持される左右一対の軸部81(軸部81は、本発明の回動軸に相当する)が設けられている。各軸部81は、支持ローラ17のローラ軸17A(回転軸)と平行に延びており、それぞれの外端部の下方及び後方が一対の支持部80にて支持されている。なお、本発明でいう装置本体とは、画像形成装置におけるベルトユニット以外の部分を指している。
そして、図7、図8(B)に示すように、軸部81を中心としてガイド部材51を操作してベルトユニット15を回動させることにより、支持ローラ17のローラ軸17A及び軸受け部17Aが変位してユニット支持部60のガイド溝60Aから抜け、次いで、ユニット支持部59,60を一体に形成しているフレーム100の上端面100A(図4、図8(B)参照)に軸受け部17Aが乗載した状態でベルトユニット15を手前側に引き寄せたのち、図9のように持ち上げることにより、ベルトユニット15が装着位置から完全に取り外されることとなる
一方、ベルトユニット15を本体ケーシング2内に装着するには、ベルトユニット15を開口部2Aから入れ、後側の支持ローラ17の両端の軸受け部17Aを、フレーム100の上端面100Aに乗せた状態でそのまま奥に向かってスライドさせることにより、ユニット支持部60のガイド溝60Aに係合させ、前側の支持ローラ16の両端の軸受け部16Aをユニット支持部59に載せるようにする。これにより、レバー55がコイルバネ54の付勢力によって軸受け部16Aが押し付けられ、搬送ベルト18に張力が付与される張力付与状態となり、ベルトユニット15が本体ケーシング2に対して安定的に位置決めされることとなる。
4.本実施形態の効果
本実施形態の構成によれば、支持ローラ17のローラ部17Bと一定の位置関係にある軸受け部17Aが、付勢によってユニット支持部60に押し付けられつつ、底面部60B及び前面部60Cに生じる反力により安定的に挟持されることとなる。即ち、軸受け部17Aは、両支持ローラ16、17の対向方向に関しては、支持ローラ16側に押し付けられて安定的に位置決めがなされ、その対向方向と直交する方向については、押圧の反力を利用した挟持によって安定的な位置決めがなされる。よって支持ローラ17全体が装置本体に対し精度高く安定して位置決めされることとなる。
また、支持ローラ16を一方側から支持するユニット支持部59と、ユニット支持部59と異なる側から支持ローラ16を支持するレバー55とが設けられ、ユニット支持部59の壁面59Aとレバー55の壁面とのなす角度が90°未満とされている。これにより、支持ローラ16が異なる2方向から支持されることとなり、支持ローラ17だけでなく、支持ローラ16についてもより安定的して位置決めされることとなる。
また、支持ローラ17の回転軸と支持ローラ16の回転軸とを結んだ仮想面Fと、底面部60Bの壁面とがほぼ平行となるように構成され、前面部60Cは、仮想面に対して傾斜した壁面を有している。従って、軸受け部17Aが支持ローラ16に対して若干接近又は離間しても、仮想面Fと平行に配される底面部60Bの壁面に沿って移動することとなるため、支持ローラ17全体が仮想面Fと直交する方向に関してズレにくくなる。
さらに、コイルバネ54による付勢に基づき、支持ローラ17に対し、支持ローラ16から離間する方向に力が付与されるようになっている。従って、搬送ベルト18に対し好適に張力を付与しうる構成を実現しつつ、張力付与に要する付勢を位置決めに効果的に兼用できることとなる。
また、第2歯車92から第1歯車90に伝達される駆動力に応じて、支持ローラ17のローラ軸17Cに、支持ローラ16側に向かう力が付加されるようになっている。従って、コイルバネ54による付勢のみならず、歯車伝動に基づく力もローラ軸17Cに付加されることとなる。従って、支持ローラ17のローラ軸17Cの位置決めをより安定して行うことができる。
また、軸部81を支点としてベルトユニット15を回動操作することにより支持ローラ17のローラ軸17Cをユニット支持部60から離脱できるようになっており、作業者が離脱操作を行いやすい構成となっている。
また、第2歯車92は、第1歯車90に対して少なくとも支持ローラ17のローラ軸17Cに沿ったスラスト力を与えるようになっており、他方、装置本体において、転写ローラ19のローラ軸19Aを、そのスラスト力と同方向に付勢しつつ、ローラ軸19Aと電気的に接続する外部端子部95が設けられている。従って、第1歯車90と第2歯車92による歯車伝導により生じるスラスト力と、外部端子部95による付勢力によりベルトユニット15を一方側に強固に押圧できるため、ベルトユニット15の装着後のぐらつき等を効果的に防止でき、全体を精度高く安定的に位置決めできる。なお、転写ローラ19は、本発明の電気部品に相当し、ローラ軸19Aは、本発明の端子部に相当する。
また、底面部60Bの壁面と、ユニット支持部59の壁面59Aとが平行とされているため、支持ローラ17と支持ローラ16とが共に対向方向と直交する方向にずれにくく、両ローラを直交方向に関して精度高く安定的に位置決めできることとなる。これによりベルトの移動方向を精度高く一定方向に保つことができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)ベルトを支持するローラは少なくとも第1及び第2の支持ローラを有していればよく、これら以外の第3の支持ローラなどが設けられていてもよい。
(2)また、本発明は、感光体から中間転写ベルト上に現像剤像を転写する中間転写方式の画像形成装置に適用してもよい。この場合、その中間転写ベルトを特許請求の範囲でいう「無端状のベルト」として、本発明を適用できる。
(3)上記実施形態の例では、軸受け部17Aを基準突起とする例を示したが、第2の支持ローラのローラ部と一定の位置関係にあるものであれば、軸受け部17A以外の部位を基準突起としてもよい。例えば、図10のようにしてもよい。
図10は、ベルトユニット15のベルトフレーム50に左右一対の突起部110(図10では一方側のみ図示)が設けられている点が第1実施形態と構成的に異なり、それ以外の部分については同様であるので、それ以外の部分については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。この構成でも、基準突起たる突起部110が、第1の支持ローラたる支持ローラ17のローラ部17Bと一定の位置関係となるように構成されており、ユニット支持部60にて支持されている。ユニット支持部60においては、突起部110を一方側から支持するように第1壁部たる底面部60Bと、第1当接部たる前面部60Cとが設けられており、これら壁面のなす角度が90°未満となるように構成され、突起部110が底面部60Bと前面部60Cとに挟まれて支持されている。
なお、この構成でも、コイルバネ54により、突起部110と支持ローラ16とが離間する方向に付勢され、突起部110が、ユニット支持部60を支持ローラ16側に押圧することとなる。
(4)上記実施形態では、第1壁部と第1当接部とをそれぞれ平坦面とし、それらのなす角度が90°未満とされた例を示したが、第1壁部及び第1当接部のいずれか又は両方において、基準突起と当接する部位が湾曲していてもよい。この場合、第1壁部における基準突起との接点、及び第1当接部における基準突起との接点と、に接する仮想平面のなす角度が90°未満となるように構成することができる。
(5)また、同様に、第2壁部及び第2当接部のいずれか又は両方において、基準突起と当接する部位が湾曲していてもよい。この場合、第2壁部における基準突起との接点、及び第2当接部における基準突起との接点と、に接する仮想平面のなす角度が90°未満となるように構成することができる。
本発明の第1実施形態に係るレーザプリンタの概略構成を示す一部側断面概略図 図1のレーザプリンタの前面カバーを開放した状態を示す一部側断面概略図 ベルトユニット及びその周辺部分を示す説明図 感光体ドラムに駆動力を伝達する機構を説明する説明図 ベルトユニットにスラスト力を与える機構を説明する説明図 本体ケーシングから画像形成ユニットを取り外した状態を示す一部側断面概略図 本体ケーシングからベルトユニットを取り外した状態を示す一部側断面概略図(その1) ベルトユニットの取り外しの様子を説明する説明図 本体ケーシングからベルトユニットを取り外した状態を示す一部側断面概略図(その2) ベルトユニットの変形例を示す図
1…レーザプリンタ(画像形成装置)
15…ベルトユニット
16…支持ローラ(第2の支持ローラとしてのテンションローラ)
16C…ローラ軸(第2の支持ローラの軸部)
17…支持ローラ(第1の支持ローラとしての駆動ローラ)
17A…軸受け部(基準突起)
17B…ローラ部
17C…ローラ軸(第1の支持ローラの軸部)
18…搬送ベルト(無端状のベルト)
19…転写ローラ(電気部品)
19A…ローラ軸(端子部)
50…ベルトフレーム(フレーム部)
54…コイルバネ(付勢手段)
55…レバー(第2当接部、第2位置決め手段)
59…ユニット支持部(第2壁部、第2位置決め手段)
59A…壁面(平坦面)
60…ユニット支持部(第1位置決め手段)
60B…底面部(第1壁部)
60C…前面部(第1当接部)
81…軸部(回動軸)
90…第1歯車
92…第2歯車
95…外部端子部
F…仮想面

Claims (8)

  1. 無端状のベルトと、
    前記ベルトを支持する第1の支持ローラ及び第2の支持ローラと、
    前記第1の支持ローラのローラ部と一定の位置関係にある基準突起と、を有するベルトユニットが、本体ケーシングに着脱可能に装着される画像形成装置において、
    前記本体ケーシングには、
    前記基準突起が載置される第1壁部と、当該基準突起に対して前記第2の支持ローラとの対向面側に当接する第1当接部と、を有する第1位置決め手段と、
    前記第2の支持ローラを回転可能に支持する第2位置決め手段と、
    勢手段と、
    を備え
    記第1位置決め手段は、前記第1壁部の壁面と前記第1当接部の壁面とのなす角度が90°未満となるように構成され、
    前記付勢手段による付勢により、前記第2の支持ローラが前記基準突起から離間する方向に移動して前記ベルトに張力が付与されるとともに、前記基準突起が、前記第1壁部と前記第1当接部とに挟まれて支持されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記基準突起は、前記第1の支持ローラを軸受けする軸受け部であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2位置決め手段は、前記第2の支持ローラが載置される第2壁部と、当該第2の支持ローラに対して前記基準突起との対向面側に当接する第2当接部と、を有し、前記第2壁部の壁面と前記第2当接部の壁面とのなす角度が90°未満となる状態で、前記第2の支持ローラを支持することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記基準突起と前記第2の支持ローラの回転軸とを結んだ仮想面と、前記第1壁部の壁面とがほぼ平行となるように構成され、
    前記第1当接部は、前記仮想面に対して傾斜した壁面を有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記第1の支持ローラの軸部に第1歯車が取り付けられ、
    前記第1歯車に対して駆動力を伝達する第2歯車が設けられており、
    前記第2歯車から前記第1歯車に伝達される駆動力に応じて、前記第1の支持ローラの軸部に、前記第2の支持ローラ側に向かい、かつ前記第1壁部に向かう力が付加されることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記ベルトユニットには、前記第1の支持ローラ及び前記第2の支持ローラを保持するフレーム部が設けられており、
    前記フレーム部には、前記ベルトユニットが装着される装置本体側に設けられた支持部により前記基準突起とは別位置で支持される回動軸が設けられ、
    前記ベルトユニットは、前記回動軸を中心として回動することにより、前記基準突起が前記第1位置決め手段から離脱するようになっていることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記第1の支持ローラの軸部に第1歯車が取り付けられ、
    前記第1歯車に対して駆動力を伝達する第2歯車が設けられ、
    前記ベルトと、前記第1の支持ローラ及び前記第2の支持ローラと、前記第1の支持ローラ及び前記第2の支持ローラを保持可能なフレーム部とが、ベルトユニットとしてユニット化され、
    前記ベルトユニットには、電気的に接続可能な端子部と、前記端子部を介して当該ベルトユニットの外部から電力が供給される電気部品と、が設けられており、
    前記第2歯車は、前記第1歯車に対して少なくとも前記第1の支持ローラの軸部に沿ったスラスト力を与えるものであり、
    前記ベルトユニットが装着される装置本体において、前記端子部を、前記スラスト力と同方向に付勢しつつ、当該端子部と電気的に接続する外部端子部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記第2の支持ローラの軸部は平坦面に支持され、
    前記付勢手段は、前記第2の支持ローラの軸部を、前記平坦面に沿って前記基準突起から離間する方向に付勢しており、
    前記第1壁部の壁面と、前記平坦面とが平行とされていることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれかに記載の画像形成装置。
JP2005244500A 2005-08-25 2005-08-25 画像形成装置 Active JP4581913B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005244500A JP4581913B2 (ja) 2005-08-25 2005-08-25 画像形成装置
US11/506,187 US7454158B2 (en) 2005-08-25 2006-08-18 Image forming apparatus with accommodation spaces
CNB2006101261451A CN100543599C (zh) 2005-08-25 2006-08-24 成像设备

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005244500A JP4581913B2 (ja) 2005-08-25 2005-08-25 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007057952A JP2007057952A (ja) 2007-03-08
JP4581913B2 true JP4581913B2 (ja) 2010-11-17

Family

ID=37778428

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005244500A Active JP4581913B2 (ja) 2005-08-25 2005-08-25 画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4581913B2 (ja)
CN (1) CN100543599C (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8155559B2 (en) 2008-03-05 2012-04-10 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image-forming device
US8185016B2 (en) * 2008-12-26 2012-05-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP5051161B2 (ja) * 2009-03-17 2012-10-17 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
JP4911207B2 (ja) * 2009-09-02 2012-04-04 ブラザー工業株式会社 画像形成装置及びベルトユニット
JP4883156B2 (ja) 2009-09-16 2012-02-22 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
JP4962548B2 (ja) 2009-09-29 2012-06-27 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
JP5381787B2 (ja) * 2010-02-17 2014-01-08 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
JP5805384B2 (ja) 2010-11-30 2015-11-04 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
JP5899969B2 (ja) * 2012-01-31 2016-04-06 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
JP6112781B2 (ja) * 2012-06-01 2017-04-12 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP6314536B2 (ja) * 2014-02-27 2018-04-25 株式会社リコー ユニット及び画像形成装置
JP6379745B2 (ja) 2014-07-01 2018-08-29 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
JP6390316B2 (ja) * 2014-09-30 2018-09-19 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
CN105467805B (zh) * 2014-09-30 2020-09-08 兄弟工业株式会社 图像形成设备
JP6428445B2 (ja) * 2015-03-31 2018-11-28 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
CN107344694B (zh) * 2016-05-04 2019-09-27 上银科技股份有限公司 磁性末端效应器
JP2018180338A (ja) * 2017-04-14 2018-11-15 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2023000341A (ja) 2021-06-17 2023-01-04 キヤノン株式会社 画像形成装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001209294A (ja) * 2000-01-25 2001-08-03 Hitachi Ltd 画像形成装置
JP2002060039A (ja) * 2000-08-21 2002-02-26 Oki Data Corp ベルトユニットと該ベルトユニットが装着される装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001209294A (ja) * 2000-01-25 2001-08-03 Hitachi Ltd 画像形成装置
JP2002060039A (ja) * 2000-08-21 2002-02-26 Oki Data Corp ベルトユニットと該ベルトユニットが装着される装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007057952A (ja) 2007-03-08
CN1920681A (zh) 2007-02-28
CN100543599C (zh) 2009-09-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4581913B2 (ja) 画像形成装置
JP4321501B2 (ja) 画像形成装置
US8437661B2 (en) Process cartridge and electrophotographic image forming apparatus
US8059988B2 (en) Process cartridge and electrophotographic image forming apparatus
JP4412258B2 (ja) 画像形成装置
US8983335B2 (en) Process cartridge, developing device and image forming apparatus
US7127194B2 (en) Process cartridge, positioning mechanism therefor and electrophotographic image forming apparatus
JP4893260B2 (ja) 画像形成装置
JP2007057953A (ja) 画像形成装置
JP2007322554A (ja) 感光体ユニットおよび画像形成装置
JP2007264469A (ja) 画像形成装置
JP2008185825A (ja) プロセスユニット、画像形成装置および現像カートリッジ
JP2013076877A (ja) 画像形成装置および感光体ユニット
CN106814564B (zh) 充电装置及图像形成装置
JP5831048B2 (ja) 画像形成装置
JP4817010B2 (ja) 画像形成装置
JP2000162922A (ja) 画像形成装置
US8401429B2 (en) Image forming apparatus
JP4761131B2 (ja) 画像形成装置
US8543034B2 (en) Electrophotographic color image forming apparatus and cartridge
JP2007178562A (ja) ベルトクリーニング装置及び画像形成装置
JP2007256353A (ja) 画像形成装置および現像カートリッジ
CN107132743B (zh) 图像形成设备
JP2006154867A (ja) 着脱部材、現像器、プロセス装置および画像形成装置
JP4389153B2 (ja) 感光体カートリッジおよび画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080328

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20091013

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20091013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100520

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100714

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100803

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100816

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4581913

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910

Year of fee payment: 3