JP2006154867A - 着脱部材、現像器、プロセス装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】現像カートリッジ15の筐体32の一方の側壁34側に、入力ギヤ53と噛合する駆動ギヤ40を設ける。また、筐体32の他方の側壁35側に、本体側接点部56に接続される第1接点部44と、現像ローラ17のローラ軸17aに接続される第2接点部45と、第1接点部44と第2接点部45とを接続する接続部46とを備える導電部材43を、第1接点部44が第2接点部45に対して現像カートリッジ15の装着方向の下流側に配置されるように設ける。現像カートリッジ15の着脱時に導電部材43が変形しても、新たな現像カートリッジ15に交換すれば、ユーザ側において簡単に対応することができる。
【選択図】図4
Description
各現像カートリッジは、その筐体内に、各色毎のトナーを収容するトナー収容室と、トナーを担持する現像ローラと、現像ローラに圧接される層厚規制ブレードと、トナー収容室に収容されているトナーを現像ローラに供給する供給ローラとを備えている。
そして、現像カートリッジは、カラーレーザプリンタの本体ケーシングに装着されると、現像ローラが、感光層を備える感光体と対向するように配置され、現像ローラに担持されるトナーによって、その感光層に形成される静電潜像が現像される。
このようなカラーレーザプリンタには、本体ケーシング側に、各現像ローラに現像バイアスを印加するための電極が、各現像ローラに対応して設けられている。すなわち、各電極は、現像カートリッジが本体ケーシングに装着された時に、各現像ローラのローラ軸の軸端部と対向するように配置され、その軸端部と圧接できるように撓み変形可能に設けられている。また、各電極は、本体ケーシング内に設けられる高圧電源と接続されている。
しかし、各電極は、本体ケーシングにおける内部に配置されているため、ユーザ側において修理することが困難で、メーカ側に修理の依頼をしなければならず、そのための多大な手間が不可避となる。
また、第1接点部が、第2接点部に対して着脱部材の装着方向の下流側に配置される、つまり、第1接点部と第2接点部とが着脱部材の装着方向における同じ位置に配置されないので、画像形成装置本体側において、バイアス供給部を最適の位置に配置して、その最適の位置に配置されたバイアス供給部に対応させて、第1接点部を配置することができる。そのため、装置設計の自由度を高めて、適切な装置設計を実現することができる。
また、請求項2に記載の発明は、現像器が、請求項1に記載の着脱部材からなることを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明は、プロセス装置が、請求項1に記載の着脱部材からなることを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明は、画像形成装置であって、請求項1に記載の着脱部材を備えることを特徴としている。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記着脱部材の装着を案内するための傾斜部が形成されていることを特徴としている。
また、請求項6に記載の発明は、請求項4または5に記載の発明において、前記作用部材が、現像剤を担持する現像剤担持体であり、前記現像剤担持体によって現像される現像剤像を担持する像担持体と、前記着脱部材を、現像時において前記像担持体と接触させる接触位置と、非現像時において前記像担持体と離間させる離間位置とに、水平移動させるための接離手段とを備え、前記バイアス供給部は、前記着脱部材が接触位置にある時に、前記第1接点部と接触され、前記着脱部材が離間位置にある時に、前記第1接点部と接触しないように配置されていることを特徴としている。
このような構成によると、着脱部材が画像形成装置本体に装着されると、第1接点部が、筐体の幅方向における内側方向に移動された状態で、その反力によりバイアス供給部に押圧されて接触される。そのため、第1接点部とバイアス供給部との確実な接続を確保することができる。
このような構成によると、着脱部材は、ガイド部で案内されるようにして、画像形成装置本体に着脱される。そのため、着脱部材の円滑な着脱を確保することができる。
また、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、前記ガイド部には、前記着脱部材の着脱時に、前記着脱部材の前記第1接点部と摺動するガイド面が設けられており、前記ガイド面は、前記バイアス供給部と面一に形成されている
ことを特徴としている。
また、請求項10に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、前記ガイド部には、前記着脱部材の着脱時に、前記着脱部材の前記第1接点部と摺動するガイド面が設けられており、前記ガイド面は、前記バイアス供給部よりも、前記筐体の幅方向において内側方向に配置されていることを特徴としている。
また、請求項11に記載の発明は、請求項4ないし10のいずれかに記載の発明において、前記第1接点部を清掃するための清掃部が設けられていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、導電部材と接続部との間に接触不良が生じた場合には、メーカ側に修理を依頼せずとも、ユーザ側において新たなプロセス装置に交換すれば、簡単かつ短時間に対応することができる。
請求項5に記載の発明によれば、導電部材の損傷を防止しつつ、着脱部材の円滑な装着を確保することができる。
請求項7に記載の発明によれば、第1接点部とバイアス供給部との確実な接続を確保することができる。
請求項8に記載の発明によれば、着脱部材の円滑な着脱を確保することができる。
請求項10に記載の発明によれば、第1接点部がガイド面を、筐体の幅方向における内側方向に移動された状態で摺動して、その後、筐体の幅方向における外側方向に移動してバイアス供給部と接触される。そのため、第1接点部とバイアス供給部との確実な接続を確保することができる。
給紙部4は、本体ケーシング2内の底部に、着脱可能に装着される給紙トレイ6、給紙トレイ6の一方側端部(後側端部)に設けられる給紙ローラ7、給紙ローラ7に対して用紙3の搬送方向下流側に設けられる搬送ローラ8および搬送ローラ8に対して用紙の搬送方向下流側に設けられるレジストローラ9を備えている。給紙トレイ6には、用紙3が積層状にスタックされている。そして、給紙トレイ6の最上位にある用紙3は、給紙ローラ7の回転によって1枚毎に給紙される。給紙された用紙3は、搬送ローラ8によってレジストローラ9に搬送され、レジストローラ9によって、レジスト後に、画像形成部5の転写位置(後述する第3中間転写体支持ローラ25と転写ローラ13との間)に搬送される。
スキャナユニット10は、中間転写ベルト機構部12の下方であって、本体ケーシング2内の中央部に配置されている。このスキャナユニット10は、図示しないレーザ発光部、ポリゴンミラー、複数のレンズおよび反射鏡を備えている。そして、このスキャナユニット10では、レーザ発光部から発光される画像データに基づくレーザビームを、ポリゴンミラー、反射鏡およびレンズを介して通過あるいは反射させて、後述する感光ベルト機構部16の感光ベルト20の表面上に高速走査にて照射させている。
4つの現像カートリッジ15は、各色毎に、イエローのトナーが収容されるイエロー現像カートリッジ15Y、マゼンタのトナーが収容されるマゼンタ収容カートリッジ15M、シアンのトナーが収容されるシアン現像カートリッジ15Cおよびブラックのトナーが収容されるブラック現像カートリッジ15Kのそれぞれが、本体ケーシング2内の後側において、上下方向において互いに所定間隔を隔てて下から上に向かって並列状に順次配置されている。
各現像カートリッジ15は、図示しないソレノイドによって回転駆動される接離手段としてのカム74(図16参照)によって、現像時において現像ローラ17を感光ベルト20と接触させる接触位置(図17参照)と、非現像時において現像ローラ17を感光ベルト20と離間させる離間位置(図16参照)とに、水平方向前後方向に移動可能に構成されている。
各現像カートリッジ15のトナー収容部には、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各色の現像剤としての正帯電性の非磁性1成分の重合トナーが、それぞれ収容されている。このような重合トナーは、懸濁重合法あるいは乳化重合法によって製造されているため、略球形をなし、流動性が極めて良好である。
る図示しない高圧電源から、現像時において、現像バイアスが印加される。
第1感光ベルトローラ18は、最下位に位置するイエロー現像カートリッジ15Yと対向配置されている。第2感光ベルトローラ19は、第1感光ベルトローラ18の垂直方向上方で、最上位に位置するブラック現像カートリッジ15Kと対向配置されている。感光ベルト20は、第1感光ベルトローラ18および第2感光ベルトローラ19の間に巻回されている。この感光ベルト20は、表層がアルミ蒸着されたPET(ポリエチレンテレフタレート)などの樹脂からなるエンドレスベルトからなり、その表面に正極性の帯電特性を有する有機感光層を備えている。
スコロトロン型帯電器21は、第1感光ベルトローラ18の近傍であって、感光ベルト20の移動方向における第2感光ベルトローラ19との対向部分よりも下流側、かつ、スキャナユニット10による感光ベルト20の露光部分よりも上流側において、感光ベルト20に接触しないように、所定間隔を隔てて対向配置されている。このスコロトロン型帯電器21は、タングステンなどの帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させるスコロトロン型の帯電器であり、感光ベルト20の表面を一様に帯電させるように構成されている。
次いで、静電潜像が形成された感光ベルト20に、特定の現像カートリッジ15の現像ローラ17を接触させることにより、現像ローラ17上に担持されかつ正帯電されているトナーが、感光ベルト20に対向して接触する時に、感光ベルト20の表面上に形成されている静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光ベルト20の表面のうち、レーザービームの高速走査により露光され電位が下がっている部分に供給され、選択的に担持されることによって可視像化され、反転現像が達成される。これによって、特定の現像カートリッジ15に収容されているトナーの、単色のトナー像が、感光ベルト20上に担持される。
第1中間転写ベルトローラ23は、感光ベルト20および中間転写ベルト26を挟んで第2感光ベルトローラ19と対向配置されている。第2中間転写ベルトローラ24は、第1中間転写ベルトローラ23の下方であって、次に述べる第3中間転写ベルトローラ25に対して後側側方に配置されている。第3中間転写ベルトローラ25は、第1中間転写ベルトローラ23に対して、斜め前側下方に配置され、後述する転写ローラ13と中間転写ベルト26とを挟んで対向配置されている。中間転写ベルト26は、カーボンなどの導電性粒子を分散した導電性のポリカーボネートやポリイミドなどの樹脂からなるエンドレス
ベルトから形成されている。
そして、この中間転写ベルト機構部12では、第1中間転写ベルトローラ23に、図示しないモータからの動力が伝達されることにより、第1中間転写ベルトローラ23が回転駆動され、第2中間転写ベルトローラおよび第3中間転写ベルトローラが従動されることにより、中間転写ベルト26が、これら第1中間転写ベルトローラ23、第2中間転写ベルトローラ24および第3中間転写ベルトローラ25の間を周回移動(時計方向に周回移動)するように構成されている。
そして、感光ベルト20上に担持された単色のトナー像は、中間転写ベルト26と対向した時に、第1中間転写ベルトローラ23に印加されたバイアス(明記せず)により中間転写ベルト26側に移動し、その中間転写ベルト26において重ね合わされ、この動作が順次繰り返されることにより、カラー像が形成される。
転写ローラ13は、中間転写ベルト26の表面と接触および離間するように、中間転写ベルト機構部12の第3中間転写ベルトローラ25と中間転写ベルト26を挟んで対向する位置に回転可能に配置されている。この転写ローラ13は、中間転写ベルト26上に単色のトナー像が重ね合わされている間は離間され、カラー像を用紙3に転写する時に、中間転写ベルト26の表面と接触するように、移動可能に構成されている。また、この転写ローラ13には、転写時において転写バイアスが印加される。
定着部14は、転写ローラ13の上方に配置され、加熱ローラ27と、その加熱ローラ27を押圧する押圧ローラ28と、加熱ローラ27および押圧ローラ28の下流側に設けられる1対の搬送ローラ29とを備えている。
そして、定着部14においてカラー像が熱定着された用紙3は、搬送ローラ29によって1対の排紙ローラ30に搬送される。排紙ローラ30に送られた用紙3は、その排紙ローラ30によって本体ケーシング2の上部に形成される排紙トレイ31上に排紙される。
図2において、現像カートリッジ15は、略矩形ボックス状の筐体32を備えている。この筐体32は、その前側に、開口部33が形成され、その両側壁34および35に、現像ローラ17のローラ軸17aを支持するための軸支持部36が形成されている。また、一方の側壁35には、現像カートリッジ15の着脱方向(水平方向前後方向)に沿って、略細長矩形状の収容溝部37が形成されている。
第1凹部38は、収容溝部37の前側において、後述する導電部材43の接続部46を収容できるように形成されている。
また、この筐体32の前側の開口部33には、現像ローラ17が回転自在に支持されている。より具体的には、図2に示すように、この現像ローラ17は、ローラ軸17aがローラ部17bよりも、軸方向両外方に突出するように形成されている。そして、そのローラ軸17aの両端部が、筐体32の各軸支持部36にそれぞれ挿通されることにより、開口部33において、その前面が露出する状態で回転可能に支持されている。なお、ローラ軸17aの一方側端部には、後述する入力ギヤ53と噛合する動力入力部としての駆動ギヤ40が設けられている。
そして、この現像ローラ17には、現像ローラ17に現像バイアスを印加するための導電部材43が設けられている。導電部材43は、本体ケーシング2側に設けられているバイアス供給部(接続部)としての後述する本体側接点部56に接続される第1接点部44と、現像ローラ17のローラ軸17aの軸端面41に接続される第2接点部45と、第1接点部44と第2接点部45とを接続する接続部46とを備えている。
そして、導電部材43は、収容溝部37内に配置され、接続部46の長手方向途中が2つのピン49により、第1凹部44に固定されることにより、第1接点部44が第2凹部39に受け入れられ、第2接点部45がローラ軸17aの軸端面41と接続する状態で、筐体32の一方側の側壁35に取り付けられている。
このように、第1接点部44を、第2接点部45に対して現像カートリッジ15の装着方向の下流側に配置すれば、第1接点部44と第2接点部45とが現像カートリッジ15の装着方向における同じ位置に配置されないので、後述するカートリッジ装着部50側において、本体側接点部56を最適の位置に配置して、その最適の位置に配置された本体側接点部56に対応させて、第1接点部44を配置することができる。そのため、装置設計の自由度を高めて、適切な装置設計を実現することができる。
次に、この各現像カートリッジ15の本体ケーシング2に対する着脱について、図3および図4を参照して説明する。
現像カートリッジ装着部50は、現像カートリッジ15の幅方向において、現像カートリッジ15の幅に対応する間隔を隔てて対向配置される、ガイド部としての、左側側壁51および右側側壁52を備えている。さらに、現像カートリッジ15の上下方向の厚みに対応する間隔を隔てて対向配置される上下壁面(図示せず)も備えている。
この入力ギヤ53には、本体ケーシング2内に設けられる図示しないモータからの動力が伝達されるように構成されている。また、この入力ギヤ53は、現像カートリッジ15が本体ケーシング2に装着された時に、現像ローラ17のローラ軸17aに設けられる駆動ギヤ40と噛合するように配置されている(図5参照)。
摺動面55における着脱方向途中には、次に述べる本体側接点部56を受け入れる略矩形状の凹部57が、幅方向外側に向かって窪むように形成されている。
なお、この本体側接点部56には、本体ケーシング2内に設けられる図示しない高圧電源からの現像バイアスが印加されるように構成されている。
また、このように、第1接点部44が装着位置に配置された状態においては、駆動ギヤ40と入力ギヤ53とが噛合される。
また、現像カートリッジ15を取り外すには、上記した反対の動作、すなわち、現像カートリッジ15の筐体32を、現像カートリッジ装着部50から、水平方向後方に引き抜けばよい。そうすると、第1接点部44は、再び、図2および図3に示されるように、接続部46の弾性力によって、筐体32の幅方向において、筐体32の側壁35から外側に向かって突出する未装着位置に配置される。
次いで、第1接点部44は、摺動面55と対向状に摺動しながら、その摺動面55によって本体側接点部56まで案内される。そのため、この摺動面55によって円滑な装着(着脱)を確保することができる。そして、このカートリッジ装着部50では、摺動面55と本体側接点部56とが面一に形成されているので、第1接点部44は、その摺動面55を摺動した後、幅方向に移動することなく、そのまま本体側接点部56と接触される。そのため、第1接点部44と本体側接点部56との確実な接続を確保することができる。
つまり、この現像カートリッジ15では、現像カートリッジ15の装着時には、第1接点部44が、接続部46の弾性力に抗して筐体32の幅方向内側に移動され、接続部46の弾性力の反力によって、装着位置において本体側接点部56と確実に接続される。また、脱離時には、第1接点部44が接続部46の弾性力により筐体32の幅方向外側に移動され、未装着位置においてフリー状態となる。そして、この現像カートリッジ15では、このような着脱時に、導電部材43が右側側壁52との接触によって変形し、それによって、第1接点部44と本体側接点部56との間に接触不良が生じる場合がある。
さらに、この現像カートリッジ15では、現像時において現像ローラ17が回転駆動されると、上記したように、現像カートリッジ15の一方側の側壁35の後側が、右側側壁52に向かう力を受けるので、その一方側の側壁35の後側に配置されている第1接点部44が、右側側壁52に設けられる本体側接点部56に向けて押圧されるようになる。そのため、導電部材とバイアス供給部との確実な接続を図ることができる。
このガード部材58は、図7および図8に示すように、第1接点部44とは別部材として形成されており、第1接点部44の上下両側を覆うような状態で、接続部46の凹部47に設けられている。より具体的には、2つのガード部材58は、図8に示すように、第1接点部42を上下方向に挟み、その第1接点部42の周端縁よりも、さらに筐体32の幅方向外側に突出するように設けられている。
そして、このようなガード部材58を設ければ、現像カートリッジ15の着脱時には、図8に示すように、2つのガード部材58が右側側壁52の摺動面55と摺動するので、第1接点部44は、その摺動面55と非接触の状態で着脱される。そして、装着位置においては、その本体側接点部56と良好に接続される。これによって、現像カートリッジ15の着脱時に、第1接点部44が摺動面55と接触して汚れることを防止することができ、確実な接続を確保することができる。
図9において、この第1カバー部59は、第1接点部42を上下方向に挟むガード部材58を、さらに上下方向から挟むような状態で、筐体32の一方側の側壁35から幅方向外側に向かって突出形成されている。より具体的には、2つの第1カバー部59は、2つのガード部材58よりも厚く形成されており、第1接点部44およびガード部材58が未装着位置に配置される状態において、それらガード部材58の周端縁よりも、筐体32の幅方向外側にやや突出するように設けられている。
すなわち、図10および図11において、導電部材43は、第1接点部44、接続部46および第2接点部45が同じ板ばね材から一体的に形成されており、第1接点部44は、接続部46の後端部が、筐体32の幅方向外側に向かって、傾斜部48が形成されるような平面視略台形状に屈曲形成されることにより形成されている。
このガード部材60は、たとえば、第1接点部44における平面視略台形として突出される突出面61に、上下方向に所定間隔を隔ててピン状に2つ突出形成されている。
そして、このようなガード部材60を設ければ、上記と同様に、現像カートリッジ15の着脱時には、図11に示すように、2つのガード部材60が右側側壁52の摺動面55と摺動するので、第1接点部44は、その摺動面55と非接触の状態で着脱される。そして、装着位置においては、その本体側接点部56と良好に接続される。これによって、現像カートリッジ15の着脱時に、第1接点部44が摺動面55と接触して汚れることを防止することができ、確実な接続を確保することができる。
図12において、この第2カバー部62は、筐体32の一方側の側壁35の前側に設けられている。この第2カバー部62は、一方側の側壁35と対向する側が開口される略矩形ボックス状の本体カバー部63と、その本体カバー部63の前側において略半円筒形状に形成される軸カバー部64とが一体的に形成されている。
ローラ軸17aの軸端面41と第2接点部45との接続部分においては、ローラ軸17aの円滑な回転を確保すべく、通常、潤滑剤が塗布されており、そのような潤滑剤が、現像カートリッジ15の着脱時にユーザの手に付着するおそれがある。
また、この現像カーリッジ15では、たとえば、図13に示すように、筐体32の一方側の側壁35に、現像カーリッジ15の着脱を案内するためのガイド部材65を設けてもよい。
また、このガイド部材65における第1接点部44と対向する位置には、未装着位置に配置される第1接点部44を、ガイド面66から幅方向外側に突出させるための開口部67が形成されている。
そして、このガイド部材65は、筐体32の一方側の側壁35に、導電部材43を含む側壁35の前後方向すべてを覆うようにして、取り付けられている。
これによって、ローラ軸17aおよび導電部材43がガイド部材65内に配置され、第1接点部45の先端部が開口部67から突出するように配置される。つまり、未装着時には、第2接点部45および接続部46が、ガイド面66に対して、筐体32の幅方向内側に配置される一方、第1接点部44の先端部が、開口部67を介して、ガイド面66に対して筐体32の幅方向外側に配置される。
そして、このような現像カートリッジ15の着脱時には、凹状に形成されたガイド面66と凸状に形成された摺動面55をと嵌合させてスライド移動させれば、ガイド面66と摺動面55との摺動により、現像カートリッジ15の着脱を良好に案内することができる。
そして、このようなガイド部材65を設ければ、現像カートリッジ15の未装着時には、ガイド面66に対して、ローラ軸17a、第2接点部45および接続部46が筐体32の幅方向内側に、第1接点部44の先端部が筐体32の幅方向外側に、それぞれ配置されるので、装置の小型化および薄型化を図ることができる。
また、このカラーレーザプリンタ1では、カートリッジ装着部50の右側側壁52において、図14に示すように、摺動面55の前側に、幅方向外側に窪む凹状の受け部69を形成し、その受け部69の受け面72に、本体側接点部56を埋設してもよい。これによって、摺動面55は、本体側接点部56よりも、筐体32の幅方向内側に配置される。
このようにしてクリーニング部材73を設ければ、現像カートリッジ15の着脱時においては、第1接点部44にクリーニング部材73が接触して、第1接点部44が直接清掃されるので、第1接点部44に付着した汚れを清掃することができる。そのため、第1接点部44と本体側接点部56との確実な接続を確保することができる。
そして、現像カートリッジ15を装着すると、非現像時には、図16に示すように、現像カートリッジ15は離間位置に配置され、この時、第1接点部44は、摺動接触部分としての先端部44aおよび後側側部44bが、それぞれ受け面72および後壁71に接触する状態となる。また、現像時には、図17に示すように、図示しないソレノイドによりカム74が回転駆動され、現像カートリッジ15は接触位置に配置される。この時、第1接点部44は、その先端部44aおよび接続接触部分としての前側側部44cが、それぞれ受け面72および前壁71の本体側接点部56に接触する状態となる。
このような配置によると、現像時には、現像カートリッジ15が接触位置に移動され、第1接点部44が本体側接点部56と接触される。一方、非現像時には、現像カートリッジ15が接離間位置に移動され、第1接点部44が本体側接点部56から離間される。そのため、非現像時において、現像ローラ17に現像バイアスが印加されることを防止できるので、現像ローラ17の確実な作動を確保することができ、安全性の向上を図ることができる。
そして、装着状態において、非現像時には、第1接点部44の先端部44aおよび後側側部44bが、それぞれ受け面72および後壁71に接触され、現像時には、第1接点部44の先端部44aおよび前側側部44cが、それぞれ受け面72および前壁71の本体側接点部56に接触される。つまり、このような配置によれば、本体側接点部56と接触される第1接点部44の前側側部44cは、非現像位置(離間位置)から現像位置(接触位置)への移動、および、現像位置(接触位置)から非現像位置(離間位置)への移動にともなう摺動により、受け面72とは接触せず、現像時にのみ、前壁71の本体側接点部56に接触される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、その他の実施形態にも適用することができる。たとえば、上記の実施形態では、着脱部材として、現像カートリッジ15を例示したが、たとえば、モノクロレーザプリンタなどにおいて、現像カートリッジと感光ドラムとを備え、それらが本体ケーシングから一体的に着脱可能とされるプロセス装置に適用することができる。また、上記の例示における本体ケーシング2に着脱可能に装着される給紙トレイ6にも適用することができる。
2 本体ケーシング
15 現像カートリッジ
17 現像ローラ
17a ローラ軸
20 感光ベルト
32 筐体
34 他方側の側壁
35 一方側の側壁
40 駆動ギヤ
43 導電部材
44 第1接点部
45 第2接点部
46 接続部
48 第1接点部の傾斜部
51 左側側壁
52 右側側壁
54 右側側壁の傾斜部
55 摺動面
56 本体側接点部
73 クリーニング部材
74 カム
Claims (11)
- 画像形成装置に着脱自在に装着される着脱部材において、
前記着脱部材の筐体と、
前記筐体に回転可能に支持され、バイアスにより作用する作用部材と、
前記作用部材に設けられ、前記画像形成装置本体からの動力を入力する動力入力部と、
前記画像形成装置本体に設けられたバイアス供給部に接続される第1接点部、前記作用部材の軸に接続される第2接点部、および、前記第1接点部と前記第2接点部とを接続する接続部を有する導電部材とを備え、
前記動力入力部は、前記筐体の幅方向の一方側端部に配置され、
前記導電部材は、前記筐体の幅方向において、前記動力入力部が配置される一方側端部と反対側の他方側端部に配置され、
前記第1接点部は、前記第2接点部に対して、前記着脱部材の装着方向の下流側に配置されていることを特徴とする、着脱部材。 - 請求項1に記載の着脱部材からなる現像器。
- 請求項1に記載の着脱部材からなるプロセス装置。
- 請求項1に記載の着脱部材を備えることを特徴とする、画像形成装置。
- 前記着脱部材の装着を案内するための傾斜部が形成されていることを特徴とする、請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記作用部材が、現像剤を担持する現像剤担持体であり、
前記現像剤担持体によって現像される現像剤像を担持する像担持体と、
前記着脱部材を、現像時において前記像担持体と接触させる接触位置と、非現像時において前記像担持体と離間させる離間位置とに、水平移動させるための接離手段とを備え、
前記バイアス供給部は、前記着脱部材が接触位置にある時に、前記第1接点部と接触され、前記着脱部材が離間位置にある時に、前記第1接点部と接触しないように配置されていることを特徴とする、請求項4または5に記載の画像形成装置。 - 前記バイアス供給部が、前記導電部材が未装着時よりも前記筐体の幅方向における内側方向に移動された状態で、前記第1接点部と接触するように配置されていることを特徴とする、請求項4ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記着脱部材の着脱を案内するためのガイド部が設けられていることを特徴とする、請求項4ないし7のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記ガイド部には、前記着脱部材の着脱時に、前記着脱部材の前記第1接点部と摺動するガイド面が設けられており、
前記ガイド面は、前記バイアス供給部と面一に形成されていることを特徴とする、請求項8に記載の画像形成装置。 - 前記ガイド部には、前記着脱部材の着脱時に、前記着脱部材の前記第1接点部と摺動するガイド面が設けられており、
前記ガイド面は、前記バイアス供給部よりも、前記筐体の幅方向において内側方向に配置されていることを特徴とする、請求項8に記載の画像形成装置。 - 前記第1接点部を清掃するための清掃部が設けられていることを特徴とする、請求項4ないし10のいずれかに記載の画像形成装置。
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