JP5051161B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成装置に関するものである。
特許文献1に従来の画像形成装置の例が開示されている。この画像形成装置は、フレーム部材(本体側板)に対して装着又は取り外しが可能な交換ユニットを備える。特許文献1の例では、交換ユニットは、現像カートリッジ等からなるプロセスユニットである。
フレーム部材の内部側面には第1電極が配設されている。一方、交換ユニットの外部側面には第2電極が配設されている。第2電極は、カップ形状(断面略U字形状)の金属部材からなる接触部と、接触部を交換ユニットの外部側面からさらに外側(フレーム部材方向)に向けて付勢するコイルばねとを有する。
この画像形成装置では、交換ユニットがフレーム部材に対して装着されると、第2電極の接触部が第1電極に接触して電気的に接続される。このため、本体側の電気回路から交換ユニットに給電することが可能となっている。
ここで、上記第2電極の接触部はカップ形状の金属部材からなるため、製造コストの低廉化が難しい。このため、平面に沿う形状に折り曲げ加工された金属線材に接触部を置き換えることにより、製造コストの低廉化を図ることが検討されている(特許文献2の図1及び図8等。)。
特開2008−185825号公報 特開平11−249362号公報
ところで、上記従来の画像形成装置では、交換ユニットの取り外し後の再装着や交換を行う際、フレーム部材と交換ユニットとの電気的接続を確実に行うことが求められる。
しかしながら、接触部が平面に沿う形状に折り曲げ加工された金属線材からなる場合には、カップ形状の金属部材と比較して強度が弱くなる。このため、交換ユニットを装着又は取り外しする際に、第2電極の接触部とフレーム部材の内部側面とが擦れながら接触することにより接触部が破損し易く、その結果として、第1電極と第2電極との間の電気的接続、すなわち、フレーム部材と交換ユニットとの電気的接続を確実に行えないという不具合が生じる可能性がある。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、製造コストを低廉化しつつ、フレーム部材と交換ユニットとの電気的接続を確実に行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、第1電極を有するフレーム部材と、
前記第1電極に接触して電気的に接続される第2電極を有し、前記フレーム部材に対して装着又は取り外しが可能な交換ユニットとを備え、
前記交換ユニットは、自身が有する軸部を前記フレーム部材が有する軸受部に嵌め合わせ、さらに前記軸受部の揺動軸心周りで揺動させる装着動作により前記フレーム部材に装着されるとともに、前記装着動作とは逆の取り外し動作により前記フレーム部材から取り外されるように構成されている画像形成装置であって、
前記第1電極及び前記第2電極の一方は、平面に沿う形状に折り曲げ加工された金属線材からなり、前記揺動軸心と平行な方向に進退可能に構成されて前記第1電極及び前記第2電極の他方と接触する接触部と、前記接触部に連続して折り曲げ加工された金属線材からなり、前記第1電極及び前記第2電極の他方に対して前記接触部を前記揺動軸心と平行な方向で付勢する弾性部とを有し、
前記弾性部はコイルバネであり、前記接触部は前記コイルバネの端部から線材を該コイルバネの中心軸線方向と平行に環状にしたものであり、
前記接触部に沿う平面が、前記揺動軸心に対して平行であり、かつ前記揺動軸心と直交する断面で見た場合、前記交換ユニットが前記揺動軸心周りで揺動して装着又は取り外しされる際の前記第2電極の軌跡である円弧に対して、接線方向で接する位置関係となるように、前記接触部の向きを設定したことを特徴とする(請求項1)。
本発明の画像形成装置によれば、接触部が平面に沿う形状に折り曲げ加工された金属線材からなるため、接触部がカップ形状の金属部材からなる従来技術と比較して、製造コストを低廉化することができる。
また、本発明の画像形成装置によれば、第1電極及び第2電極の一方における接触部に沿う平面が、揺動軸心に対して平行であり、かつ揺動軸心と直交する断面で見た場合、交換ユニットの装着時又は取り外し時の第2電極の軌跡である円弧に対して、接線方向で接する位置関係となるように接触部の向きが設定される。このため、接触部と、第1電極及び第2電極の他方とは、装着時又は取り外し時に、前記円弧上において接線方向で擦れながら接触することとなる。このため、接触部と、第1電極及び第2電極の他方との間に作用する接触のうち、接触部を横倒しにする方向(接触部に沿う平面に対面する方向)や捻る方向からの接触が軽減されるので、接触部の破損を抑制することができる。
したがって、本発明の画像形成装置によれば、製造コストを低廉化しつつ、フレーム部材と交換ユニットとの電気的接続を確実に行うことができる。
また、この画像形成装置において、第1電極及び第2電極の一方は、接触部に連続して折り曲げ加工された金属線材からなり、第1電極及び第2電極の他方に対して接触部を揺動軸心と平行な方向で付勢する弾性部を有する。そして、弾性部はコイルバネであり、接触部はコイルバネの端部から線材を該コイルバネの中心軸線方向と平行に環状にしたものである。この構成によれば、上述した効果に加え、1つの線材で接触部と弾性部とを有する電極を容易に製造できるので、製造コストをより低廉化することができる。
本発明の画像形成装置において、第1電極及び第2電極は、フレーム部材および交換ユニットにおける揺動軸心と直交し、かつ相互に対向する面に設けられ、その面の一方から他方の面へ向け前記接触部が突出して設けられ、かつ前記一方の面方向に沿って前記接触部が長く延びていることが望ましい(請求項2)。
この構成によれば、請求項1による効果に加え、交換ユニットの装着時又は取り外し時に、接触部が他方の電極と、フレーム部材および交換ユニットの対向する面と平行な方向に擦れながら接触することとなるが、前述のように、揺動軸心を中心とする円弧上において接線方向に擦れるので、接触部を横倒しにする方向や捻る方向からの接触が軽減され、接触部の破損を抑制することができる。
また、本発明の画像形成装置は、フレーム部材に対して交換ユニットを、揺動軸心の周りに揺動させながら装着又は取り外すようにした画像形成装置において、
前記フレーム部材における前記揺動軸心と直交する面に第1電極、前記交換ユニットにおける前記揺動軸心と直交し、かつ前記フレーム部材の前記面と対向する面に前記第1電極と接触する第2電極をそれぞれ備え、
前記第1電極及び前記第2電極の一方は、前記フレーム部材及び前記交換ユニットの一方の前記面から突出して該面方向に沿って長く延び、かつ該長く延びた方向を前記揺動軸心を中心とする前記第2電極の軌跡である円弧に対して接線方向とした線材からなり、前記第1電極及び前記第2電極の他方と接触する接触部を有し、
前記第1電極及び前記第2電極の一方は、金属線材を前記面と直交する平面に沿ってほぼ環状の少なくとも一部をなすように折り曲げ加工したもので、その環状のさらに一部分を前記面方向に沿って長く延びるように該面から突出して前記接触部としたことを特徴とする(請求項3)。
この構成によれば、前述のように、交換ユニットの装着時又は取り外し時に、接触部が他方の電極と、フレーム部材および交換ユニットの対向する面と平行な方向に擦れながら接触することとなるが、揺動軸心を中心とする第2電極の軌跡である円弧上において接線方向に擦れるので、接触部を横倒しにする方向や捻る方向からの接触が軽減され、接触部の破損を抑制することができる。
また、この画像形成装置において、第1電極及び第2電極の一方は、金属線材を前記面と直交する平面に沿ってほぼ環状の少なくとも一部をなすように折り曲げ加工したもので、その環状のさらに一部分を前記面方向に沿って長く延びるように該面から突出して前記接触部としている。
この構成によれば、上述した効果に加え、金属線材をほぼ環状の少なくとも一部をなすように折り曲げ加工し、さらにその一部を突出させることで接触部としているので、製造コストを低廉化することができる。
本発明の画像形成装置は、第1電極を有するフレーム部材と、
前記第1電極に接触して電気的に接続される第2電極を有し、前記フレーム部材に対して装着又は取り外しが可能な交換ユニットとを備え、
前記交換ユニットは、自身が有する軸部を前記フレーム部材が有する軸受部に嵌め合わせ、さらに前記軸受部の揺動軸心周りで揺動させる装着動作により前記フレーム部材に装着されるとともに、前記装着動作とは逆の取り外し動作により前記フレーム部材から取り外されるように構成されている画像形成装置であって、
前記第1電極及び前記第2電極の一方は、平面に沿う形状に折り曲げ加工された金属線材からなり、前記揺動軸心と平行な方向に進退可能に構成されて前記第1電極及び前記第2電極の他方と接触する接触部を有し、
前記交換ユニットは、前記揺動軸心を中心として前記フレーム部材に装着する際の装着方向の先端縁に沿って前記第2電極を複数有し、前記第2電極がなす列方向の外方であって、かつ前記先端縁から前記第2電極よりも離れた位置に前記揺動軸心を有しており、
複数の前記第2電極及びそれらに対応する複数の前記第1電極の全てにおける前記接触部について、前記接触部に沿う平面が、前記揺動軸心に対して平行であり、かつ前記揺動軸心と直交する断面で見た場合、前記交換ユニットが前記揺動軸心周りで揺動して装着又は取り外しされる際の前記第2電極の軌跡である円弧に対して、接線方向で接する位置関係となるように、前記接触部の向きを設定したことを特徴とする(請求項4)。
この構成によれば、上述した効果に加え、交換ユニットをフレーム部材に装着する際、その先端縁から離れた位置にある揺動軸心を中心として揺動することで、装着操作を安定させることができる。また、その先端縁に沿って第2電極が複数位置することで、装着又は取り外す際に、電極が擦れながら接触する距離を少なくし、さらに、揺動軸心に近い電極が接線方向にあることで、横倒しにする方向や捻る方向からの接触が軽減され、電極の破損を抑制することができる。
上記請求項3又は4の場合において、第1電極及び第2電極の一方は、接触部に連続して折り曲げ加工された金属線材からなり、第1電極及び第2電極の他方に対して接触部を揺動軸心と平行な方向で付勢する弾性部を有し得る。そして、弾性部はコイルバネであり、接触部はコイルバネの端部から線材を該コイルバネの中心軸線方向と平行に環状にしたものであることが望ましい(請求項5)。
この構成によれば、上述した効果に加え、1つの線材で接触部と弾性部とを有する電極を容易に製造できるので、製造コストをより低廉化することができる。
本発明の画像形成装置において、第1電極が接触部と弾性部とを有することが望ましい(請求項6)。
この構成によれば、接触部と弾性部とを有する第1電極をフレーム部材に設けることにより、同様の構成の第2電極を交換ユニットに設ける場合と比較して、交換ユニットを小型化できる。また、交換ユニットは、フレーム部材から取り出された状態で扱われる可能性があるため、接触部を備える電極形状を交換ユニット側に採用した場合、露出した接触部を損傷する可能性が高くなるが、フレーム部材側に設けることで、接触部を損傷させる危険性を低減できる。
本発明の画像形成装置は、フレーム部材に配設され、搬送される被記録媒体の表面にトナー像を形成する電子写真方式の画像形成部と、フレーム部材に配設され、被記録媒体の裏面に当接して被記録媒体を搬送する搬送ベルトと、トナー像を被記録媒体に転写する転写ローラと、前記搬送ベルトの幅方向両側においてその搬送ベルト及び転写ローラを支持する左右両側枠とを有する搬送ユニットとを備え得る。そして、交換ユニットは、搬送ユニットであり、左右両側枠がフレーム部材に対し揺動軸心の周りに揺動可能に支持され、左右両側枠の少なくとも一方とフレーム部材との対向面に、第1電極及び第2電極を備えることが望ましい(請求項)。
この場合、搬送ユニットは、その左右両側枠を揺動軸心の周りに揺動させることで、フレーム部材に対して容易に装着又は取り外すことができる。また、搬送ユニットの側枠とフレーム部材との間に、転写ローラに転写電圧を印加するための第1、2電極が設けられるので、本発明の作用効果を確実に享受できる。
本発明の画像形成装置において、画像形成部は、複数色に対応する各トナー像を被記録媒体に形成する複数の画像形成部を前記被記録媒体の搬送方向に沿って直列に配置したタンデム式のものであり得る。また、搬送ユニットは、複数の前記画像形成部の列方向に長く延び、複数の画像形成部に対応する複数個の転写ローラを有し、その長手方向一端近傍で搬送ベルトと平行な揺動軸心の周りにフレーム部材に対して揺動可能であり得る。さらに、搬送ユニットは、側枠にその長手方向に沿って複数の第2電極を備え、フレーム部材は、その複数の第2電極と対応する位置に複数の第1電極を備えていることが望ましい(請求項)。
この場合、複数個の転写ローラに転写電圧を印加するため、複数個の第1、2電極が搬送ユニットの側枠に長手方向に沿って所定の間隔で設けられるので、複数個の電極に対し揺動軸心からの距離に応じて前述のように接触部の向きを設定することで、本発明の作用効果を一層確実に享受できる。
本発明の画像形成装置は、第1電極を有するフレーム部材と、
前記第1電極に接触して電気的に接続される第2電極を有し、前記フレーム部材に対して装着又は取り外しが可能な交換ユニットとを備え、
前記交換ユニットは、自身が有する軸部を前記フレーム部材が有する軸受部に嵌め合わせ、さらに前記軸受部の揺動軸心周りで揺動させる装着動作により前記フレーム部材に装着されるとともに、前記装着動作とは逆の取り外し動作により前記フレーム部材から取り外されるように構成されている画像形成装置であって、
前記フレーム部材に配設され、搬送される被記録媒体の表面にトナー像を形成する電子写真方式の画像形成部と、
前記フレーム部材に配設され、前記被記録媒体の裏面に当接して前記被記録媒体を搬送する搬送ベルトと、前記トナー像を前記被記録媒体に転写する転写ローラと、前記搬送ベルトの幅方向両側においてその搬送ベルト及び転写ローラを支持する左右両側枠とを有する搬送ユニットとを備え、
前記交換ユニットは、前記搬送ユニットであり、前記左右両側枠が前記フレーム部材に対し前記揺動軸心の周りに揺動可能に支持され、前記左右両側枠の少なくとも一方と前記フレーム部材との対向面に、前記第1電極及び前記第2電極を備え、
前記画像形成部は、複数色に対応する各トナー像を前記被記録媒体に形成する複数の画像形成部を前記被記録媒体の搬送方向に沿って直列に配置したタンデム式のものであり、
前記搬送ユニットは、複数の前記画像形成部の列方向に長く延び、複数の前記画像形成部に対応する複数個の前記転写ローラを有し、その長手方向一端近傍で前記搬送ベルトと平行な前記揺動軸心の周りに前記フレーム部材に対して揺動可能であり、
さらに、前記搬送ユニットは、前記側枠にその長手方向に沿って複数の前記第2電極を備え、前記フレーム部材は、その複数の前記第2電極と対応する位置に複数の前記第1電極を備え、
前記第1電極及び前記第2電極の一方は、平面に沿う形状に折り曲げ加工された金属線材からなり、前記揺動軸心と平行な方向に進退可能に構成されて前記第1電極及び前記第2電極の他方と接触する接触部を有し、
複数の前記第1電極及び複数の前記第2電極の全てにおける前記接触部について、前記接触部に沿う平面が、前記揺動軸心に対して平行であり、かつ前記揺動軸心と直交する断面で見た場合、前記交換ユニットが前記揺動軸心周りで揺動して装着又は取り外しされる際の前記第2電極の軌跡である円弧に対して、接線方向で接する位置関係となるように、前記接触部の向きを設定したことを特徴とする(請求項)。
揺動軸心に遠い側に配置された接触部よりも、揺動軸心に近い側に配置された接触部のほうが、交換ユニットが揺動軸心周りで揺動して装着又は取り外しされる際の第2電極の軌跡である円弧に対して、接線方向で接する位置関係に接触部の向きを調整しないことによる影響が及び易いので、上記構成とすることにより、小さな変更で本発明の作用効果を享受できる。
実施例の画像形成装置の概略断面図である。 実施例の画像形成装置に係り、画像形成部が搭載されたドロワーの装着動作及び取り外し動作を示す概略断面図である。 実施例の画像形成装置に係り、搬送ユニットを示す斜視図である。 実施例の画像形成装置に係り、搬送ユニットの左側壁部と対面するフレーム部材を示す斜視図である。 実施例の画像形成装置に係り、搬送ユニットの装着動作及び取り外し動作を示す概略断面図である。 実施例の画像形成装置に係り、フレーム部材の第1電極と搬送ユニットの第2電極との位置関係を示す説明図である。 実施例の画像形成装置に係り、第1電極を示す斜視図である。 実施例の画像形成装置に係り、フレーム部材に装着された第1電極を示す要部拡大断面図である。 実施例の画像形成装置に係り、フレーム部材に装着された第1電極と、第1電極に接触する搬送ユニットの第2電極とを示す要部拡大断面図である。
以下、本発明を具体化した実施例を図面を参照しつつ説明する。
(実施例)
図1に示すように、実施例の画像形成装置の一例としてのプリンタ1は、電子写真方式により被記録媒体としての用紙(OHPシート等を含む。)に複数色からなる画像を形成するカラーレーザプリンタである。図1では、紙面右側を装置の前側と規定し、紙面左側を装置の後側と規定する。また、装置を前側から見た場合に左手に来る側(紙面手前側)を左側と規定し、その反対側を右側と規定して、前後、左右及び上下の各方向を表示する。そして、図2〜図9に示す前後、左右及び上下の各方向は、全て図1に示す各方向に対応させて表示する。以下、図1に基づいて、プリンタ1が備える各構成要素について説明する。
1.概略構成
ハウジング3は略箱状体であり、その内側にはフレーム部材(図3にフレーム部材の一方の側壁3Lのみを示す。)が設けられている。このフレーム部材には、給紙部20、画像形成部10、搬送ユニット30及び定着器80等が組み付けられている。画像形成部10は、ハウジング3の略中央に位置する。
ハウジング3の上面側には、画像形成を終えて排出ローラ28、29から排出される用紙が載置される排出トレイ5が設けられている。また、ハウジング3の前面には、下端側を揺動中心軸として開閉可能なフロントカバー6が設けられている。
2.給紙部
給紙部20は、ハウジング3の下方に着脱可能に収納された給紙トレイ21、給紙トレイ21の前端部上方に設けられて給紙トレイ21に載置された用紙を画像形成部10に給紙(搬送)する給紙ローラ22、及び用紙に所定の搬送抵抗を与えることで給紙ローラ22により給紙される用紙を1枚毎に分離する分離パッド23等を有している。
そして、用紙の搬送経路P(図1中、太い二点鎖線で示す。)のうち、前方の略U字状に転向する部位には、略U字状に湾曲しながら画像形成部10に搬送される用紙に搬送力を与える搬送ローラ24、25が配設されている。
また、搬送ローラ24、25よりも搬送経路Pの下流側には、搬送ローラ24、25により搬送されてくる用紙の先端に接触することでその用紙の斜行を補正した後、その用紙をさらに画像形成部10へ向けて搬送するレジストローラ26、27が設けられている。
3.搬送ユニット
搬送ユニット30は、下方の給紙トレイ21と上方の画像形成部10との間に配置されており、搬送ベルト33及び転写ローラ73K、73Y、73M、73C等を有している。
搬送ベルト33は、画像形成部10の後端側下方に位置する駆動ローラ31と、画像形成部10の前端側下方に位置する従動ローラ32との間に巻き付けられている。そして、駆動ローラ31が給紙部20のレジストローラ26、27等と同期して回転することにより、搬送ベルト33が駆動ローラ31と従動ローラ32との間を循環するようになっている。搬送ベルト33の上側の面は、画像形成部10の直下において、略水平に配置されており、用紙の裏面と当接して、用紙を搬送経路Pに沿って搬送する用紙搬送面33Aとされている。
転写ローラ73K、73Y、73M、73Cは、用紙搬送面33Aの裏面側から搬送ベルト33に当接する状態で、搬送ユニット30に設けられている。搬送ベルト33は導電性ゴム製であるので、各転写ローラ73K〜73Cに印加されるマイナスの電荷(転写電圧)により搬送ベルト33も帯電する。これにより、搬送ベルト33は、静電気力で用紙を用紙搬送面33Aに吸着させつつ、搬送経路Pに沿って用紙を搬送することができる。
搬送ユニット30は、図3に示すように、搬送ベルト33を左右方向で挟む右側枠30R及び左側枠30Lと、右側枠30R及び左側枠30Lを搬送ベルト33の内側で相互に連結する連結枠(図示せず)とを有し、上述の駆動ローラ31、従動ローラ21及び転写ローラ73K〜73Cの両端を左右側枠30R、30Lで支持している。また、搬送ユニット30は、左右側枠30R、30Lを搬送ベルト33の前方で連結するハンドル30Hとを有し、ハンドル30Hを把持してフレーム部材に対し搬送ユニット30を装着又は取り外しすることができるようにしている。
4.画像形成部
画像形成部10は、カラー印刷が可能な、いわゆるダイレクトタンデム方式のものであり、4体のプロセスカートリッジ70K、70Y、70M、70C等及びスキャナ部60等を有している。スキャナ部60は、ハウジング3内部の最上方に配設されている。4体のプロセスカートリッジ70K、70Y、70M、70Cは、ブラック、イエロー、マゼンダ、シアンの4色のトナー(現像剤)に対応し、用紙搬送面33Aの上流から下流に向けて直列に配設されている。プロセスカートリッジ70K〜70Cは、後述するドロワー90に搭載されている。
4.1.スキャナ部
スキャナ部60は、レーザ光源、ポリゴンミラー、fθレンズ及び反射鏡等を有している。そして、レーザ光源から発光されるレーザビームは、ポリゴンミラーで偏向されて、fθレンズを通過した後、反射鏡によって光路が折り返され、さらに、反射鏡によって光路が下方に屈曲されることにより、プロセスカートリッジ70K〜70Cのそれぞれに設けられた感光体ドラム71の表面上に照射され、静電潜像を形成するようになっている。
4.2.プロセスカートリッジ
プロセスカートリッジ70K〜70Cは着色材としてのトナーの色が異なるのみで、その他は同一であるので、以下、プロセスカートリッジ70Cを例にその構造を説明する。
プロセスカートリッジ70Cは、周知の感光体ドラム71、帯電器72及びトナーカートリッジ74等を有して構成されている。
トナーカートリッジ74は、トナーが収容されたトナー収容室74A、供給ローラ74B及び現像ローラ74C等を有している。そして、トナー収容室74A内のトナーは、供給ローラ74Bの回転によって現像ローラ74C側に供給されて、現像ローラ74Cの表面に担持され、層厚規制ブレード74Dにより所定の厚みに調整された後、感光体ドラム71の表面に供給されるようになっている。感光体ドラム71は、搬送ベルト33の用紙搬送面33Aを挟んで転写ローラ73Cの反対側に配設されている。
5.定着器
定着器80は、用紙の搬送経路Pにおいてプロセスカートリッジ70K〜70Cより下流側に配設されている。定着器80は、加熱ローラ81と加圧ローラ82とを有している。加熱ローラ81は、用紙の画像形成面側に配設されており、搬送ベルト33等と同期して回転し、用紙に転写されたトナーを加熱しつつ、用紙に搬送力を付与する。他方、加圧ローラ82は、用紙を挟んで加熱ローラ81と反対側に配設されており、用紙を加熱ローラ81側に押圧しながら従動回転する。これにより、定着器80は、用紙に転写されたトナーを加熱溶融させて用紙に定着させるとともに、用紙を搬送経路Pの下流側に搬送する。なお、搬送経路Pは、定着器80より下流側で、上方に向けて略U字形状にカーブしている。そして、搬送経路Pの最も下流側である排出トレイ5の直前には、画像が形成された用紙を排出トレイ5に排出する排出ローラ28、29が設けられている。
6.画像形成動作の概略
このような構成である実施例のプリンタ1では、以下のようにして、用紙に画像が形成される。すなわち、画像形成動作が開始されると、給紙部20及び搬送ユニット30が稼動して用紙が画像形成部10に搬送され、スキャナ部60、プロセスカートリッジ70K〜70C等が稼動する。そうすると、回転する感光体ドラム71の表面が帯電器72により一様に正帯電された後、スキャナ部60から照射されるレーザビームにより露光され、その結果、感光体ドラム71の表面に画像形成用データに対応する静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ74Cの回転により、現像ローラ74C上に担持され、かつ、正帯電されているトナーが、感光体ドラム71に対向して接触するときに、感光体ドラム71の表面上に形成されている静電潜像に供給される。これにより、感光体ドラム71の静電潜像は可視像化され、感光体ドラム71の表面には反転現像によるトナー像が担持される。
その後、感光体ドラム71の表面上に担持されたトナー像は、転写ローラ73K〜73Cに印加される転写電圧によって用紙に転写される。そして、トナー像が転写された用紙が定着器80に搬送されると。加熱ローラ81及び押圧ローラ82により加熱加圧されて、トナー像が用紙に定着する。最後に、画像が形成された用紙が排出トレイ5に排出されて、画像形成動作が終了する。
7.ドロワーの装着動作及び取り外し動作
画像形成部10(スキャナ部60を除く。)は、以下に詳述するドロワー90に搭載されている。ドロワー90は、画像形成部10を収納保持した状態で、ハウジング3内に装着又は取り外し可能に収納される。単体としてのドロワー90は、前壁91と、左右の側壁(図示せず。)と、後壁93とが枠形状に組み合わされ、上方と下方とが開放されたものである。
前壁91及び後壁93の上端縁からは、ハンドル91A、93Aが上方に向けて突設されている。ハンドル91A、93Aは、ハウジング3に対してドロワー90を装着又は取り外しする際等にユーザが保持するためのものである。
ドロワー90を引き出し可能に支持するレール部材(図示せず)は、公知のようにフレーム部材の左右両側壁に長く設けられている。そのレール部材は、後端部において、各感光体ドラム71が転写ローラ73K〜73Cと対向する位置でその両者がベルト33を介して当接するようにドロワー90を下降位置に配置し、それよりも前方部分において、感光体ドラム71をベルト33から上方へ離間させた上昇位置にドロワー90を配置し、両部分間を傾斜レール部で接続している。
したがって、図2に示すように、フロントカバー6を開放した状態で、ドロワー90を前方に引き出す(図2に示すD方向。)と、感光ドラム71をベルト33から離間させることができる。また、ドロワー90をハウジング3内へ押し込むことにより、感光ドラム71をベルト33との離間状態から、転写ローラ73と対向する位置でベルト33に当接させることができる。そして、ドロワー90を引き出した状態で、各トナーカートリッジ74をドロワー90に対して取り外したり装着したりすることができる。また、ドロワー90は、前記引き出した位置で、レール部から取り外す、即ちハウジング3から取り外すことができる。
こうして、プリンタ1では、ドロワー90に設けられたプロセスカートリッジ70K〜70Cのメンテナンスやトナーカートリッジ74の交換を容易に実施することが可能となっている。なお、感光体ドラム71、帯電器72等はドロワー90に一体に支持固定されており、消耗品としてドロワー90とともに交換される。
8.搬送ユニットの装着動作及び取り外し動作
搬送ユニット30の左右両側枠30R、30Lの後端側には、水平方向外方に突出する軸部30Aが形成されている。左右両軸部30Aは、水平方向に同一線上に軸心を有する円柱形状とされている。
搬送ユニット30を左右方向から挟んで位置するフレーム部材の左右の両側壁3Lは、図4に示すように、その後方に、後側に向けて斜め下方に凹設された軸受部3Aを有している。両軸受部3Aの各底部3Bは、水平方向に平行な同一の軸心S1を有する半円筒形状とされている。また、左右の両側壁3Lは、その前方に内側(互いに対向する方向)へ突出した突起3Mを有している。
図1に示すように、搬送ユニット30がフレーム部材に対して装着された状態では、左右両側枠30R、30Lの後方部の両軸部30Aは、左右の両側壁3Lの軸受部3Aに嵌め合わされ、搬送ユニット30の左右両側枠30R、30Lの前方部は突起3Mに載置された状態となっている。この状態で、搬送ユニット30はほぼ水平状態でフレーム部材に支持される。
そして、図5に示すように、搬送ユニット30は、以下に説明する取り外し動作により、ハウジング3から取り外される。すなわち、ドロワ−90がハウジング3から取り外された状態において、搬送ユニット30の前端側を持ち上げる。そうすると、側壁3L等の軸受部3Aに搬送ユニット30の軸部30Aが軸支されているので、搬送ユニット30は、軸心S1周りで揺動して傾斜状態となる。そして、搬送ユニット30をハウジング3内から前側に向けて斜め上方に引き出すことにより、搬送ユニット30をハウジング3から取り外すことができる。
一方、搬送ユニット30は、取り外し動作の逆の動作により、ハウジング3に対して装着される。すなわち、ドロワ−90及び搬送ユニット30がハウジング3から取り外された状態において、軸部30A側を下にした傾斜状態の搬送ユニット30を、装置前方からハウジング3内に挿入する。この際、搬送ユニット30を斜め下方に向けて挿入し、搬送ユニット30の軸部30Aを側壁3Lの軸受部3Aに嵌め合わせる。そして、搬送ユニット30の前端側を下げる。そうすると、軸受部3Aに軸部30Aが軸支されているので、搬送ユニット30は、軸心S1周りで揺動して水平状態となり、その前方部分を突起30Mに載置する。こうして、搬送ユニット30をフレーム部材に対して装着することができる。こうして、プリンタ1では、搬送ユニット30のメンテナンスや交換を容易に実施することが可能となっている。ここで、軸心S1が、左右の軸受部3A等の揺動軸心である。以下、軸心S1を揺動軸心S1と呼ぶ。
9.第1電極及び第2電極
フレーム部材に対して搬送ユニット30が装着された状態では、転写ローラ73K〜73Cのそれぞれに転写電圧を印加するため、ハウジング3内に配置された電気回路と転写ローラ73K〜73Cとの間で電気的な接続が行われる必要がある。このため、プリンタ1では、図4に示すように、フレーム部材の側壁3Lに4個の第1電極101、102、103、104が設けられ、図3に示すように、搬送ユニット30に4個の第2電極201、202、203、204が設けられている。なお、説明は省略するが、フレーム部材と搬送ユニット30との間には、アースに接続される電極も設けられている。
9.1.第2電極
図3に示すように、搬送ユニット30における左側枠30Lの揺動軸心S1と直交する側面には、矩形状の金属片である第2電極201、202、203、204が前後方向に所定の間隔を有して設けられている。各第2電極201〜204は、搬送ユニット30の小型化のため、左側枠30Lからあまり突出しないように、左側枠30Lの側面とほぼ面一となっている。搬送ユニット30の内部において、第2電極201〜204のそれぞれは、対応する転写ローラ73K〜73Cのそれぞれと電気的に接続されている。
図6は、ハウジング3の内部中央の視点から側壁3Lに対面する状態、すなわち、揺動軸心S1と直交する断面で見た状態を示している。この図6において、側壁3Lに対する各第2電極201〜204の相対位置関係を二点鎖線で示す。
搬送ユニット30がフレーム部材に対して装着された状態では、第2電極201〜204同士で上下方向の高低差がないが、揺動軸心S1に対しては、第2電極201〜204は下方に位置している。つまり、搬送ユニット30が揺動軸心S1周りで揺動してフレーム部材に装着される際の装着方向の先端縁(即ち側枠の下縁)に近接した位置に、その先端縁に沿って複数の第2電極201〜204が配置され、その先端縁から第2電極よりも上方へ離れた位置に軸部30Aが配置されている。
このため、搬送ユニット30が揺動軸心S1周りで揺動して装着又は取り外しされる際、各第2電極201〜204の軌跡は、揺動軸心S1を中心とする円弧A201、A202、A203、A204となる。特に揺動軸心S1に最も近い第2電極201では、円弧A201で示すように、短い変位で向きが大きく変動する軌跡となる。一方、揺動軸心S1からもっとも遠い第2電極204では、短い変位では向きがあまり変動しない軌跡になる。
9.2.第1電極
図4及び図6に示すように、側壁3Lにおいて、搬送ユニット30がフレーム部材に対して装着された状態で揺動軸心S1と直交し、かつ第2電極を有する側枠30Lの側面と対向する面には、第2電極201、202、203、204と対向する位置に、4個の第1電極101、102、103、104が設けられている。各第1電極101〜104の構成は、後述する接触部101A〜104Aの向き以外は同じである。このため、第1電極101について説明し、第1電極102〜104の説明は適宜省略する。
図7に示すように、第1電極101は、1本の金属線材が折り曲げ加工されてなる接触部101Aと弾性部101Bとを有する。接触部101Aは、平面R101に沿う円環形状に折り曲げ加工され、弾性部101Bは、接触部101Aに連続してコイルバネ形状に折り曲げ加工されている。そのコイルバネの中心軸線は、平面R101の延長面と平行に位置する。
接触部101Aは、コイルバネ形状の弾性部101Bの端部から線材を該コイルバネの中心軸線方向と平行な平面R101に沿って、かつコイルバネの巻径よりも大きな円環状に折り曲げることにより低廉な製造コストで製造される。接触部101Aが沿う平面R101は、弾性部101Bの軸心C101に平行、かつ軸心C101を含むように設定されている。
図4及び図8に示すように、第1電極101は、軸心C101を水平方向に向けた状態で、弾性部101Bを軸心C101に沿って圧縮した状態で電気回路などを有する基板3Kと側壁3Lとの間に配設している。接触部101Aは、側壁3Lに形成されたスリット3Sに挿入され、その一部をスリット3Sから搬送ユニット30の左側壁部30L側に突出させた状態となっている。すなわち、接触部101Aに沿う平面R101は、揺動軸心S1と平行とされ、接触部101Aをなす線材において側壁3Lから搬送ユニット30側に露出した部分は、側壁3Lの搬送ユニット30側のほぼ面方向に沿って長く延びながらその面から湾曲して突出している。また、スリット3Sは、接触部101Aがなす円環の外径よりも長く、線材の太さよりも幅広であるが弾性部101Bのコイル径よりも小さい幅寸法を有している。このため、接触部101Aは、揺動軸心S1に対して平行な方向に弾性部101Bの付勢作用にしたがって、あるいはその付勢作用に抗して進退可能となっている。
また、4個の第1電極101〜104は、搬送ユニット30がフレーム部材に対して装着された状態で、第2電極201〜204と対向した位置にあるため、図6に示すように、揺動軸心S1に対して下方で、かつ搬送ユニット30の長手方向に延びる線上に間隔をおいて位置している。4個の第1電極101〜104のうち、特に揺動軸心S1に近い第1電極101では、接触部101Aに沿う平面R101が、揺動軸心S1と直交する断面で見た場合、第2電極201の軌跡である揺動軸心S1を中心とする円弧A201に対して、接線方向で接する位置関係となるように、接触部101Aの向きを設定している。換言すると、接触部101Aにおいて側壁3Lから露出している線材は、前記断面で見た場合前記円弧A201に対して接線方向で接することになる。また、接触部101Aに沿う平面R101、即ち上記のように接触部101Aにおいて露出している線材は、4個の第1電極101〜104の配列方向に対して、大きな角度を有して傾斜している。
ただし、図6に示すように、4個の第1電極101〜104のうち揺動軸心S1から遠い第1電極102〜104では、接触部102A〜104Aに沿う平面R102〜104が、揺動軸心S1と直交する断面で見た場合、4個の第1電極101〜104の配列方向に対して直角になるように、接触部102A〜104Aの向きを設定している。換言すると、接触部102A〜104Aにおいて側壁3Lから露出している線材は、4個の第1電極の配列方向に対して直角に交わることになる。
なお、第1電極102〜104についても、接触部102A〜104Aに沿う平面R102〜104が、第2電極202〜204の軌跡である揺動軸心S1を中心とする円弧A202〜A204に対して、接線方向で接する位置関係となるように、接触部102A〜104Aの向きを設定することもできる。この場合と前述の場合とでは、円弧A202〜A204の半径が、円弧A201の半径よりも十分に大きいので、搬送ユニット3の揺動方向に対する接触部102A〜104Aの向きの差が小さく、後述する効果に実質的な差はない。換言すると、接触部102A〜104Aの向きには、円弧A202〜A204の接線方向と、前述の配列方向と直交する方向との間の差程度の誤差があっても差し支えなく、製造上都合の良い設定にすればよい。搬送ユニット30の長さに応じて円弧A202〜A204の半径は変わるので、その半径が所定以下の場合には、接触部102A〜104Aの向きを接触部101Aと同様に設定することが好ましい。
9.3.搬送ユニットの装着時又は取り外し時における第1、2電極の接触
図6、図8及び図9を参照しつつ、搬送ユニット30の装着時又は取り外し時における第1電極101及び第2電極201の接触について説明する。第1電極102〜104及び第2電極202〜204については、接触部101A〜104Aの向き以外は、第1電極101及び第2電極201と同様であるので、説明は適宜省略する。
図6に示すように、搬送ユニット30がハウジング3に対して装着される際、搬送ユニット30を揺動軸心S1周りで揺動させると、搬送ユニット30の左側枠30Lが下方に移動して、その下端縁を側壁3Lの接触部101Aに当接する。そうすると、接触部101Aは、図8に示す状態から、側枠30Lに押され揺動軸心S1と平行な方向で、かつ左側枠30Lから退避する方向に変位する。そして、搬送ユニット30が装着位置まで揺動するまでの間、左側枠30L及び第2電極201と、接触部101Aとが擦れながら、左側枠30Lが下方に移動する。こうして、図9に示す、搬送ユニット30の装着が完了した位置で、第1電極101は、第2電極201と接触して電気的に接続される。
また、搬送ユニット30がハウジング3から取り外される際、揺動軸心S1周りで逆方向に揺動すると、左側枠30L及び第2電極201と、接触部101Aとが擦れながら、左側枠30Lが上方に移動する。そして、左側枠30Lが接触部101Aから離反すると、接触部101Aは、弾性部101Bの付勢力により、揺動軸心S1と平行な方向で、かつ、搬送ユニット30の左側壁部30Lに接近する方向に変位して、元の状態に復帰する(図8参照)。こうして、第1電極101は、第2電極201と離反して電気的な接続が遮断される。
ここで、第1電極101では、接触部101Aに沿う平面R101が円弧A201に対して、接線方向で接する位置関係となるように、接触部101Aの向きを設定している。このため、搬送ユニット30の装着時又は取り外し時に、左側枠30L及び第2電極201は接触部101Aに対して、円弧A201上において接線方向で擦れながら接触する。従って、接触部101Aと、第2電極201との間に作用する接触のうち、接触部101Aを横倒しにする方向(接触部101に沿う平面R101に対面する方向)や捻る方向からの接触が軽減される。
第1電極102〜104及び第2電極202〜204の接触についても同様である。ただし、第1電極102〜104では、接触部102A〜104Aに沿う平面R102〜104が、揺動軸心S1と直交する断面で見た場合、垂直方向(上下方向)を向いて円弧A202〜A203上に位置するように、接触部102A〜104Aの向きを設定している。しかしながら、上述した通り、仮に、接触部102A〜104Aに沿う平面R102〜104が円弧A202〜A204の接線方向にある場合と前述の場合とで、接触部102A〜104Aの向きの差がわずかであるので、接触部102A〜104Aと、第2電極202〜204との間に作用する接触の度合いはあまり変化しない。
なお、第2電極201〜204が側枠30Lの側面に対して僅かに凸又は凹をなしている場合、第2電極201〜204の、接触部101A〜104Aに接触を始め、あるいは接触を脱する端縁は、接触部101A〜104Aに沿う平面R101〜104に対してほぼ直交することが好ましい。このようにすることで、接触部101A〜104Aを横倒し又は捻る作用をさらに小さくすることができる。
10.作用効果
実施例のプリンタ1では、第1電極101は、平面R101に沿う形状に折り曲げ加工された金属線材からなるため、接触部がカップ形状の金属部材からなる従来技術と比較して、製造コストを低廉化することができる。
また、プリンタ1では、接触部101Aに沿う平面R101が、揺動軸心S1に対して平行であり、かつ揺動軸心S1と直交する断面で見た場合、搬送ユニット30が揺動軸心S1周りで揺動して装着又は取り外しされる際の第2電極201の軌跡である円弧A201に対して、接線方向で接する位置関係となるように、接触部101Aの向きを設定している。このため、接触部101Aと、第2電極201とは、装着時又は取り外し時に、円弧A201上において接線方向で擦れながら接触することとなる。このため、接触部101Aと、第2電極201との間に作用する接触のうち、接触部101Aを横倒しにする方向(接触部101に沿う平面R101に対面する方向)や捻る方向からの接触が軽減されるので、接触部101Aの破損を抑制することができる。
したがって、実施例のプリンタ1によれば、製造コストを低廉化しつつ、フレーム部材の側壁3Lと搬送ユニット30との電気的接続を確実に行うことができ、ひいては、ハウジング3内の電気回路と搬送ユニット30との電気的接続を確実に行うことができる。
また、プリンタ1では、第1電極101が、接触部101Aに連続して折り曲げ加工された金属線材からなり、第2電極201に対して接触部101Aを揺動軸心S1と平行な方向で付勢する弾性部101Bを有する。そして、弾性部101Bはコイルバネであり、接触部101Aはコイルバネの端部から線材をコイルバネの中心軸線方向と平行に円環状にしたものである。このため、接触部101Aと弾性部101Bとを有する第1電極101を1つの線材で容易に製造できるので、製造コストをより低廉化することができる。
また、搬送ユニット30は、揺動軸心S1を中心としてフレーム部材に装着する際の装着方向の下端縁に沿って第2電極201〜204を複数有し、その第2電極がなす列方向の外方であってかつ下端縁から第2電極よりも離れた位置に軸部30Aを有しており、複数の第2電極のうち少なくとも揺動軸心に近い第2電極201に対応する第1電極101の接触部101Aは、揺動軸心S1を中心とする円弧A201の接線方向にある。このため、搬送ユニット3をフレーム部材に装着する際、その下端縁から離れた位置にあり、外径が比較的大きい軸部30Aを中心として揺動することで、装着操作を安定して行うことができる。また、その下端縁に沿って第2電極201〜204が複数位置することで、装着又は取り外す際に、電極201〜204どうしが擦れながら接触する距離を少なくし、さらに、軸部30Aに近い第1電極101の接触部101Aが接線方向にあることで、横倒しにする方向や捻る方向からの接触が軽減され、電極の破損を抑制することができる。
さらに、プリンタ1では、接触部101Aと弾性部101Bとを有する第1電極101をフレーム部材側に設けることにより、同様の構成の第2電極を搬送ユニット30に設ける場合と比較して、搬送ユニット30を小型化できる。また、搬送ユニット30は、フレーム部材から取り出された状態で扱われる可能性があるため、接触部を備える電極形状を搬送ユニット30側の第2電極201〜204に採用した場合、露出した接触部を損傷する可能性が高くなるが、フレーム部材側に設けることで、接触部を損傷させる危険性を低減できる。
また、プリンタ1は、電子写真式の画像形成部10と搬送ユニット30とを備え、交換ユニットが搬送ユニット30である。そして、搬送ユニット30は、その左右両側枠30L、30Rを揺動軸心S1の周りに揺動させることで、フレーム部材(側壁3L)に対して容易に装着又は取り外すことができる。また、搬送ユニット30の側枠30Rと側壁3Lとの間に、転写ローラ73C…に転写電圧を印加するための第1電極101…及び第2電極201…が設けられるので、本発明の作用効果を確実に享受できる。
さらに、プリンタ1において、画像形成部10は、4色のトナーに対応するプロセスカートリッジ70K〜70Cが搬送経路Pに沿って直列に設けられたタンデム式のものである。また、搬送ユニット30は、4色のトナー像に対応する4個の転写ローラ73K〜73Cを有する。そして、ハウジング3と搬送ユニット30とは、転写ローラ73K〜73Cのそれぞれに給電する4個の第1電極101〜104及び4個の第2電極201〜204を搬送ユニットの側枠に長手方向に沿って有する。本実施例では、第1電極101〜104に対し揺動軸心S1からの距離に応じて前述のように接触部101A〜104Aの向きを設定した構成にすることで、本発明の作用効果を一層確実に享受できる。
またプリンタ1では、4個の第1電極101〜104のうち、揺動軸心S1に近い側に配置された第1電極101の接触部101Aについて、接触部101Aに沿う平面R101が円弧A201に対して接線方向で接する位置関係となるように、接触部101Aの向きを設定している。すなわち、円弧A201の半径は他の円弧A202〜A204の半径よりもかなり小さいので、接触部101Aを垂直方向にしてしまうと、左側壁部30L及び第2電極201と接触部101Aとが擦れる際に、接触部101Aを横倒しにする方向(接触部101に沿う平面R101に対面する方向)や捻る方向からの接触の影響が、接触部102A〜104Aと比較して相対的に大きい。このため、揺動軸心S1に遠い側に配置された接触部102A〜104Aよりも、揺動軸心S1に近い側に配置された接触部101Aのほうが破損し易いので、上記構成とすることにより、小さな変更で本発明の作用効果を享受できる。
以上において、本発明を実施例に即して説明したが、本発明は上記実施例に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
「接触部に沿う平面が接線方向で接する位置関係となる」とは、実質的にそのような位置関係であればよく、部品の寸法誤差や組み付け精度等の関係上、多少の幅を有していてもよい。
交換ユニットとしては、搬送ユニット30と同様の装着動作及び取り外し動作を行うものであれば、例えば、定着器80や廃トナー回収ユニット等の他の構成要素にも適用可能である。
さらに、接触部の形状は、上記実施例に記載した円環状に限定されるものではなく、楕円又は矩形の環状、あるいは平面にほぼ沿った形状で、好ましくは接触部が設けられる部材のほぼ面方向に沿って長く延びる形状であれば他の形状であってもよい。
また、接触部自身の弾性により他方の電極と接触するように構成することで、弾性部としてのコイルバネは省略することができる。
また、フレーム部材は、ドロワー90を支持する部分、搬送ユニット30を支持する部分、第1電極を支持する部分などを別々の部材で形成し、それらの部材を組み合わせて構成したものであってもよい。
本発明は画像形成装置に利用可能である。
1…画像形成装置(プリンタ)
101、102、103、104…第1電極
3…ハウジング
3L…フレーム部材(側壁)
30L、30R…側枠
201、202、203、204…第2電極
30…交換ユニット(搬送ユニット)
30A…軸部
3A…軸受部
S1…揺動軸心
101A、102A、103A、104A…接触部
R101、R102、R103、R104…接触部に沿う平面
A201、A202、A203、A204…第2電極の軌跡である円弧
101B、102B、103B、104B…弾性部
10…画像形成部
33…搬送ベルト
73K、73Y、73M、73C…転写ローラ

Claims (9)

  1. 第1電極を有するフレーム部材と、
    前記第1電極に接触して電気的に接続される第2電極を有し、前記フレーム部材に対して装着又は取り外しが可能な交換ユニットとを備え、
    前記交換ユニットは、自身が有する軸部を前記フレーム部材が有する軸受部に嵌め合わせ、さらに前記軸受部の揺動軸心周りで揺動させる装着動作により前記フレーム部材に装着されるとともに、前記装着動作とは逆の取り外し動作により前記フレーム部材から取り外されるように構成されている画像形成装置であって、
    前記第1電極及び前記第2電極の一方は、平面に沿う形状に折り曲げ加工された金属線材からなり、前記揺動軸心と平行な方向に進退可能に構成されて前記第1電極及び前記第2電極の他方と接触する接触部と、前記接触部に連続して折り曲げ加工された金属線材からなり、前記第1電極及び前記第2電極の他方に対して前記接触部を前記揺動軸心と平行な方向で付勢する弾性部とを有し、
    前記弾性部はコイルバネであり、前記接触部は前記コイルバネの端部から線材を該コイルバネの中心軸線方向と平行に環状にしたものであり、
    前記接触部に沿う平面が、前記揺動軸心に対して平行であり、かつ前記揺動軸心と直交する断面で見た場合、前記交換ユニットが前記揺動軸心周りで揺動して装着又は取り外しされる際の前記第2電極の軌跡である円弧に対して、接線方向で接する位置関係となるように、前記接触部の向きを設定したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1電極及び前記第2電極は、前記フレーム部材および前記交換ユニットにおける前記揺動軸心と直交し、かつ相互に対向する面に設けられ、その面の一方から他方の面へ向け前記接触部が突出して設けられ、かつ前記一方の面方向に沿って前記接触部が長く延びている請求項1記載の画像形成装置。
  3. フレーム部材に対して交換ユニットを、揺動軸心の周りに揺動させながら装着又は取り外すようにした画像形成装置において、
    前記フレーム部材における前記揺動軸心と直交する面に第1電極、前記交換ユニットにおける前記揺動軸心と直交し、かつ前記フレーム部材の前記面と対向する面に前記第1電極と接触する第2電極をそれぞれ備え、
    前記第1電極及び前記第2電極の一方は、前記フレーム部材及び前記交換ユニットの一方の前記面から突出して該面方向に沿って長く延び、かつ該長く延びた方向を前記揺動軸心を中心とする前記第2電極の軌跡である円弧に対して接線方向とした線材からなり、前記第1電極及び前記第2電極の他方と接触する接触部を有し、
    前記第1電極及び前記第2電極の一方は、金属線材を前記面と直交する平面に沿ってほぼ環状の少なくとも一部をなすように折り曲げ加工したもので、その環状のさらに一部分を前記面方向に沿って長く延びるように該面から突出して前記接触部としたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 第1電極を有するフレーム部材と、
    前記第1電極に接触して電気的に接続される第2電極を有し、前記フレーム部材に対して装着又は取り外しが可能な交換ユニットとを備え、
    前記交換ユニットは、自身が有する軸部を前記フレーム部材が有する軸受部に嵌め合わせ、さらに前記軸受部の揺動軸心周りで揺動させる装着動作により前記フレーム部材に装着されるとともに、前記装着動作とは逆の取り外し動作により前記フレーム部材から取り外されるように構成されている画像形成装置であって、
    前記第1電極及び前記第2電極の一方は、平面に沿う形状に折り曲げ加工された金属線材からなり、前記揺動軸心と平行な方向に進退可能に構成されて前記第1電極及び前記第2電極の他方と接触する接触部を有し、
    前記交換ユニットは、前記揺動軸心を中心として前記フレーム部材に装着する際の装着方向の先端縁に沿って前記第2電極を複数有し、前記第2電極がなす列方向の外方であって、かつ前記先端縁から前記第2電極よりも離れた位置に前記揺動軸心を有しており、
    複数の前記第2電極及びそれらに対応する複数の前記第1電極の全てにおける前記接触部について、前記接触部に沿う平面が、前記揺動軸心に対して平行であり、かつ前記揺動軸心と直交する断面で見た場合、前記交換ユニットが前記揺動軸心周りで揺動して装着又は取り外しされる際の前記第2電極の軌跡である円弧に対して、接線方向で接する位置関係となるように、前記接触部の向きを設定したことを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記第1電極及び前記第2電極の一方は、前記接触部に連続して折り曲げ加工された金属線材からなり、前記第1電極及び前記第2電極の他方に対して前記接触部を前記揺動軸心と平行な方向で付勢する弾性部を有し、
    前記弾性部はコイルバネであり、前記接触部は前記コイルバネの端部から線材を該コイルバネの中心軸線方向と平行に環状にしたものである請求項3又は4記載の画像形成装置。
  6. 前記第1電極が前記接触部と前記弾性部とを有する請求項1、2及び5のいずれか1項記載の画像形成装置。
  7. 前記フレーム部材に配設され、搬送される被記録媒体の表面にトナー像を形成する電子写真方式の画像形成部と、
    前記フレーム部材に配設され、前記被記録媒体の裏面に当接して前記被記録媒体を搬送する搬送ベルトと、前記トナー像を前記被記録媒体に転写する転写ローラと、前記搬送ベルトの幅方向両側においてその搬送ベルト及び転写ローラを支持する左右両側枠とを有する搬送ユニットとを備え、
    前記交換ユニットは、前記搬送ユニットであり、前記左右両側枠が前記フレーム部材に対し前記揺動軸心の周りに揺動可能に支持され、前記左右両側枠の少なくとも一方と前記フレーム部材との対向面に、前記第1電極及び前記第2電極を備える請求項1乃至のいずれか1項記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成部は、複数色に対応する各トナー像を前記被記録媒体に形成する複数の画像形成部を前記被記録媒体の搬送方向に沿って直列に配置したタンデム式のものであり、
    前記搬送ユニットは、複数の前記画像形成部の列方向に長く延び、複数の前記画像形成部に対応する複数個の前記転写ローラを有し、その長手方向一端近傍で前記搬送ベルトと平行な前記揺動軸心の周りに前記フレーム部材に対して揺動可能であり、
    さらに、前記搬送ユニットは、前記側枠にその長手方向に沿って複数の前記第2電極を備え、前記フレーム部材は、その複数の前記第2電極と対応する位置に複数の前記第1電極を備えている請求項記載の画像形成装置。
  9. 第1電極を有するフレーム部材と、
    前記第1電極に接触して電気的に接続される第2電極を有し、前記フレーム部材に対して装着又は取り外しが可能な交換ユニットとを備え、
    前記交換ユニットは、自身が有する軸部を前記フレーム部材が有する軸受部に嵌め合わせ、さらに前記軸受部の揺動軸心周りで揺動させる装着動作により前記フレーム部材に装着されるとともに、前記装着動作とは逆の取り外し動作により前記フレーム部材から取り外されるように構成されている画像形成装置であって、
    前記フレーム部材に配設され、搬送される被記録媒体の表面にトナー像を形成する電子写真方式の画像形成部と、
    前記フレーム部材に配設され、前記被記録媒体の裏面に当接して前記被記録媒体を搬送する搬送ベルトと、前記トナー像を前記被記録媒体に転写する転写ローラと、前記搬送ベルトの幅方向両側においてその搬送ベルト及び転写ローラを支持する左右両側枠とを有する搬送ユニットとを備え、
    前記交換ユニットは、前記搬送ユニットであり、前記左右両側枠が前記フレーム部材に対し前記揺動軸心の周りに揺動可能に支持され、前記左右両側枠の少なくとも一方と前記フレーム部材との対向面に、前記第1電極及び前記第2電極を備え、
    前記画像形成部は、複数色に対応する各トナー像を前記被記録媒体に形成する複数の画像形成部を前記被記録媒体の搬送方向に沿って直列に配置したタンデム式のものであり、
    前記搬送ユニットは、複数の前記画像形成部の列方向に長く延び、複数の前記画像形成部に対応する複数個の前記転写ローラを有し、その長手方向一端近傍で前記搬送ベルトと平行な前記揺動軸心の周りに前記フレーム部材に対して揺動可能であり、
    さらに、前記搬送ユニットは、前記側枠にその長手方向に沿って複数の前記第2電極を備え、前記フレーム部材は、その複数の前記第2電極と対応する位置に複数の前記第1電極を備え、
    前記第1電極及び前記第2電極の一方は、平面に沿う形状に折り曲げ加工された金属線材からなり、前記揺動軸心と平行な方向に進退可能に構成されて前記第1電極及び前記第2電極の他方と接触する接触部を有し、
    複数の前記第1電極及び複数の前記第2電極の全てにおける前記接触部について、前記接触部に沿う平面が、前記揺動軸心に対して平行であり、かつ前記揺動軸心と直交する断面で見た場合、前記交換ユニットが前記揺動軸心周りで揺動して装着又は取り外しされる際の前記第2電極の軌跡である円弧に対して、接線方向で接する位置関係となるように、前記接触部の向きを設定したことを特徴とする画像形成装置。
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