JP7146465B2 - ふりかけ付着低減剤 - Google Patents
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Description
ウェットタイプのふりかけは、しっとりとやわらかな食感が得られ、米飯や料理になじみやすく、また、乾燥処理を施す場合も穏和な条件で行うことから、素材本来の風味および食感が得られるといった点で一般消費者に好まれている。
一方で、ウェットタイプのふりかけは、水分量が高いために、製造工程および搬送工程において使用する製造釜や袋などの容器内壁にふりかけの成分が付着しやすく、製造効率が低下する場合や、一般消費者が食する際には容器から取り出しにくい場合があった。
これに対して、例えば、特開2007-049960号公報(特許文献1)では、魚節や削り節を主原料とするふりかけにおいて、水分量の高い魚節や削り節の微粉体の周囲におからの微粉体をからませることで、魚節や削り節の水分等による製造釜等への付着率を緩和できることが記載されている。
また、特開2011-030495号公報(特許文献2)では、デキストリンなどの賦形剤の微粒子を添加することで、粉末状または顆粒状食品の流動性を改善できることが記載されている。
[2]前記澱粉が、1)および2)をアルファー化処理してなる澱粉から選ばれる1種または2種以上である、[1]に記載の前記低減剤。
1)コーン澱粉、ワキシーコーン澱粉、ハイアミロースコーン澱粉、甘藷澱粉、馬鈴薯澱粉、タピオカ澱粉、サゴ澱粉、小麦澱粉および米澱粉からなる群から選ばれる未加工澱粉
2)前記未加工澱粉にヒドロキシプロピル化、アセチル化、架橋、酸化および酸処理からなる群から選ばれる1種又は2種以上の加工処理が施されてなる加工澱粉
[3]前記澱粉が、目開き0.5mmの篩上が0質量%以上50質量%以下である、[1]または[2]に記載の前記低減剤。
[4]水分含有量が7質量%以上30質量%以下の範囲であるふりかけであって、
冷水膨潤度が5以上40以下の澱粉を含む、前記ふりかけ。
[5]前記澱粉の含有量が、1質量%以上30質量%以下の範囲である、[4]に記載のふりかけ。
[6]前記澱粉が、1)および2)をアルファー化処理してなる澱粉から選ばれる1種または2種以上である、[4]または[5]に記載のふりかけ。
1)コーン澱粉、ワキシーコーン澱粉、ハイアミロースコーン澱粉、甘藷澱粉、馬鈴薯澱粉、タピオカ澱粉、サゴ澱粉、小麦澱粉および米澱粉からなる群から選ばれる未加工澱粉
2)前記未加工澱粉にヒドロキシプロピル化、アセチル化、架橋、酸化および酸処理からなる群から選ばれる1種以上の加工処理が施されてなる加工澱粉
[7]水分含有量が10質量%以上30質量%以下の範囲であるふりかけにおいて、容器内壁への前記ふりかけの成分の付着低減方法であって、
前記ふりかけの成分に冷水膨潤度が5以上40以下の澱粉を添加する、前記低減方法。
[8]前記澱粉が、1)および2)をアルファー化処理してなる澱粉から選ばれる1種または2種以上である、[7]に記載の付着低減方法。
1)コーン澱粉、ワキシーコーン澱粉、ハイアミロースコーン澱粉、甘藷澱粉、馬鈴薯澱粉、タピオカ澱粉、サゴ澱粉、小麦澱粉および米澱粉からなる群から選ばれる未加工澱粉
2)前記未加工澱粉にヒドロキシプロピル化、アセチル化、架橋、酸化および酸処理からなる群から選ばれる1種又は2種以上の加工処理が施されてなる加工澱粉
[9]水分含有量が7質量%以上30質量%以下の範囲であるふりかけの製造方法であって、
冷水膨潤度が5以上40以下の澱粉を前記ふりかけの成分に混合する工程を含む、前記製造方法。
[10]前記澱粉の添加量が、1質量%以上30質量%以下の範囲である、[9]に記載のふりかけの製造方法。
[11]冷水膨潤度が5以上40以下である、ふりかけ用澱粉。
本発明のふりかけ付着低減剤は、水分含有量が10質量%以上30質量%以下の範囲であるふりかけにおいて、容器内壁に前記ふりかけの成分が付着することを低減するためのふりかけ付着低減剤であって、冷水膨潤度が5以上40以下の澱粉を含むことを特徴とする。
また、「ふりかけの成分」とは、ふりかけに含まれる成分であって、ふりかけ付着低減剤を除く、他の成分をいう。
また、「容器」とは、製造工程から搬送工程において使用される容器全般をいう。例えば、製造釜、袋、瓶、缶などが挙げられる。袋の素材としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)などが挙げられる。
また、「冷水膨潤度」とは、以下の方法により測定される数値をいう。
(a)試料を、130℃で加熱乾燥させて水分測定し、得られた水分値から乾燥物質量を算出する。
(b)この乾燥物質量換算で試料1gを25℃の水50mLに分散した状態にし、30分間25℃で撹拌する。
(c)撹拌後、以下の式(1)から算出される相対遠心力が1609.92(×g)となる遠心分離法にて10分間遠心分離し、沈殿層と上澄層に分ける。
(1)相対遠心力(×g)=1118×遠心半径(cm)×(回転数(rpm))2×10-8
(d)上澄層を取り除き、沈殿層質量を測定し、これをB(g)とする。
(e)沈殿層を乾固(105℃、恒量)したときの質量をC(g)とする。
(f)BをCで割った値を冷水膨潤度とする。
1)コーン澱粉、ワキシーコーン澱粉、ハイアミロースコーン澱粉、甘藷澱粉、馬鈴薯澱粉、タピオカ澱粉、サゴ澱粉、小麦澱粉および米澱粉からなる群から選ばれる未加工澱粉
2)前記未加工澱粉にヒドロキシプロピル化、アセチル化、架橋、酸化および酸処理からなる群から選ばれる1種又は2種以上の加工処理が施されてなる加工澱粉
本発明のふりかけは、水分含有量が7質量%以上30質量%以下の範囲であるふりかけであって、冷水膨潤度が5以上40以下の澱粉を含むことを特徴とする。
本発明のふりかけの製造方法は、水分含有量が7質量%以上30質量%以下の範囲であるふりかけの製造方法であって、冷水膨潤度が5以上40以下の澱粉を前記ふりかけの成分に混合する工程を含む。
本発明のふりかけ成分の付着低減方法は、水分含有量が10質量%以上30質量%以下の範囲であるふりかけにおいて、容器内壁への前記ふりかけの成分の付着低減方法であって、前記ふりかけの成分に冷水膨潤度が5以上40以下の澱粉を添加することを特徴とする。
本発明のふりかけ用澱粉は、冷水膨潤度が5以上40以下であることを特徴とする。
本発明の好ましい態様によれば、冷水膨潤度が5以上40以下である澱粉を、ふりかけに使用することにより、製造工程および搬送工程において使用する製造釜や袋などの容器内壁に前記ふりかけの成分が付着することを低減することができる。
水分計(研精工業株式会社製、電磁水分計:型番MX50)を用いて、130℃で加熱乾燥させて水分測定を行い、ふりかけの水分含有量とふりかけの成分の付着性の関係を調べた。結果を表1に示す。
<付着性評価基準>
4:付着は見られない
3:付着はほとんどない
2:やや付着が見られる
1:とても付着が見られる
本実施例において使用した澱粉素材1乃至7について説明する。
(澱粉素材1)
原料:国際公開番号2014/132534号公報に記載の実施例4-1の配合の澱粉を用いた。
アルファー化処理:エクストルーダーにて処理後、粉砕し乾燥させ、目開き0.5mmの篩上40%以下、篩下を60%以上に調節を行った。水分含有量9%
(澱粉素材2)
原料:ハイアミロースコーン澱粉(アミロース含量50質量%)
アルファー化処理:エクストルーダーにて処理後、粉砕し乾燥させ、目開き0.5mm以下に篩い分けをおこなった。水分含有量5%
(澱粉素材3)
原料:コーン澱粉(アミロース含量25質量%)
アルファー化処理:ドラムドライヤーにて処理後、粉砕し、目開き0.5mm以下に篩い分けをおこなった。水分含有量8%
(澱粉素材4)
原料:リン酸架橋馬鈴薯澱粉
アルファー化処理:ドラムドライヤーにて処理後、粉砕し、目開き0.5mm以下に篩い分けをおこなった。水分含有量9%
(澱粉素材5)
原料:アセチル架橋タピオカ澱粉
アルファー化処理:ドラムドライヤーにて処理後、粉砕し、目開き0.5mm以下に篩い分けをおこなった。水分含有量8%
(澱粉素材6)
原料:酸化タピオカ澱粉
アルファー化処理:なし、水分含有量14%
(澱粉素材7)
原料:コーン澱粉
アルファー化処理:なし、水分含有量14%
ヤマキ株式会社の商品名「鰹節屋のちょっと贅沢な混ぜ込みおかか」(水分含有量17%)を対照例のふりかけとして使用し、対照例の付着性を基準として、澱粉素材1乃至7を添加したふりかけの付着性について1名の専門パネラーにより官能評価した。結果を表2に示す。
4:対照例と比較して大幅に改善が見られる
3:対照例と比較して改善が見られる
2:対照例と比較して若干改善が見られる
1:対照例と比較して改善は見られない
澱粉の冷水膨潤度は、以下の方法により測定した。
(a)試料を、水分計(研精工業株式会社、電磁水分計:型番MX50)を用いて、130℃で加熱乾燥させて水分測定し、得られた水分値から乾燥物質量を算出した。
(b)この乾燥物質量換算で試料1gを25℃の水50mLに分散した状態にし、30分間25℃の恒温槽の中でゆるやかに撹拌した。
(c)撹拌後、遠心分離機(日立工機社製、日立卓上遠心機CT6E型;ローター:T4SS型スイングローター;アダプター:50TC×2Sアダプタ、回転半径16cm)を用いて回転数3000rpm(この時、式(1)から算出される相対遠心力は、1609.92(×g))で10分間遠心分離し、沈殿層と上澄層に分けた。
(d)上澄層を取り除き、沈殿層質量を測定し、これをB(g)とした。
(e)沈殿層を乾固(105℃、恒量)したときの質量をC(g)とした。
(f)BをCで割った値を冷水膨潤度とした。
ヤマキ株式会社の商品名「鰹節屋のちょっと贅沢な混ぜ込みおかか」を対照例のふりかけとして使用し、当該「鰹節屋のちょっと贅沢な混ぜ込みおかか」の袋内壁(ポリエチレン)に対する対照例の付着率を基準として、澱粉素材1乃至7の添加量と付着性の関係を評価した。
100mlのポリプロピレン製ビーカーにふりかけ14gを測り入れ、そこに澱粉素材を表3に示す添加量にて添加し、薬さじでよくかき混ぜて中具サンプルを得た。空の「鰹節屋のちょっと贅沢な混ぜ込みおかか」の袋を水で洗い、十分乾燥させた後、調製した中具サンプルを袋内に入れた。中に空気を残したまま袋の口を閉じて10回振った。次いで、袋を横向きにして外側から全体を軽く2回押した後、横向きの状態で25度、24時間で静置した。静置後、袋を逆さまにして中具サンプルをポリプロピレン製ビーカーに空け、さらに、そのままの状態で袋の底を2回軽くたたいて中具サンプルを落とした後、当該袋の質量を測定した。付着率は、以下の式で算出した。得られた結果を表3に示す。ここで、「投入量」とは袋に投入した全中具サンプルの質量であり、「付着質量」とは袋の内壁に付着した中具サンプルの質量である。なお、対照例のふりかけの水分含有量は17質量%、洗浄後の袋の質量は4.8gであった。
付着率(%)=(付着質量 ÷ 投入量)×100
ヤマキ株式会社の商品名「鰹節屋のちょっと贅沢な混ぜ込みおかか」を対照例のふりかけとして使用し、当該「鰹節屋のちょっと贅沢な混ぜ込みおかか」のふりかけを基準として、澱粉素材1乃至7を添加した際の食感の変化を評価した。結果を表4に示す。
Claims (11)
- 水分含有量が10質量%以上30質量%以下の範囲であるふりかけにおいて、容器内壁に前記ふりかけの成分が付着することを低減するためのふりかけ付着低減剤であって、冷水膨潤度が5以上40以下の澱粉を含み、
前記冷水膨潤度が、以下の(a)から(f):
(a)試料を、130℃で加熱乾燥させて水分測定し、得られた水分値から乾燥物質量を算出する
(b)この乾燥物質量換算で試料1gを25℃の水50mLに分散した状態にし、30分間25℃で撹拌する
(c)撹拌後、以下の式(1)から算出される相対遠心力が1609.92(×g)となる遠心分離法にて10分間遠心分離し、沈殿層と上澄層に分ける
(1)相対遠心力(×g)=1118×遠心半径(cm)×(回転数(rpm)) 2 ×10 -8
(d)上澄層を取り除き、沈殿層質量を測定し、これをB(g)とする
(e)沈殿層を乾固(105℃、恒量)したときの質量をC(g)とする
(f)BをCで割った値を冷水膨潤度とする
により測定される数値である、前記低減剤。 - 前記澱粉が、1)および2)をアルファー化処理してなる澱粉から選ばれる1種または2種以上である、請求項1に記載の前記低減剤。
1)コーン澱粉、ワキシーコーン澱粉、ハイアミロースコーン澱粉、甘藷澱粉、馬鈴薯澱粉、タピオカ澱粉、サゴ澱粉、小麦澱粉および米澱粉からなる群から選ばれる未加工澱粉
2)前記未加工澱粉にヒドロキシプロピル化、アセチル化、架橋、酸化および酸処理からなる群から選ばれる1種又は2種以上の加工処理が施されてなる加工澱粉 - 前記澱粉が、目開き0.5mmの篩上が0質量%以上50質量%以下である、請求項1または2に記載の前記低減剤。
- 水分含有量が7質量%以上30質量%以下の範囲であるふりかけであって、
冷水膨潤度が5以上40以下の澱粉であって、
前記冷水膨潤度が、以下の(a)から(f):
(a)試料を、130℃で加熱乾燥させて水分測定し、得られた水分値から乾燥物質量を算出する
(b)この乾燥物質量換算で試料1gを25℃の水50mLに分散した状態にし、30分間25℃で撹拌する
(c)撹拌後、以下の式(1)から算出される相対遠心力が1609.92(×g)となる遠心分離法にて10分間遠心分離し、沈殿層と上澄層に分ける
(1)相対遠心力(×g)=1118×遠心半径(cm)×(回転数(rpm)) 2 ×10 -8
(d)上澄層を取り除き、沈殿層質量を測定し、これをB(g)とする
(e)沈殿層を乾固(105℃、恒量)したときの質量をC(g)とする
(f)BをCで割った値を冷水膨潤度とする
により測定される数値である、前記澱粉を含む、前記ふりかけ。 - 前記澱粉の含有量が、1質量%以上30質量%以下の範囲である、請求項4に記載のふりかけ。
- 前記澱粉が、1)および2)をアルファー化処理してなる澱粉から選ばれる1種または2種以上である、請求項4または5に記載のふりかけ。
1)コーン澱粉、ワキシーコーン澱粉、ハイアミロースコーン澱粉、甘藷澱粉、馬鈴薯澱粉、タピオカ澱粉、サゴ澱粉、小麦澱粉および米澱粉からなる群から選ばれる未加工澱粉
2)前記未加工澱粉にヒドロキシプロピル化、アセチル化、架橋、酸化および酸処理からなる群から選ばれる1種以上の加工処理が施されてなる加工澱粉 - 水分含有量が10質量%以上30質量%以下の範囲であるふりかけにおいて、容器内壁への前記ふりかけの成分の付着低減方法であって、
前記ふりかけの成分に冷水膨潤度が5以上40以下の澱粉であって、
前記冷水膨潤度が、以下の(a)から(f):
(a)試料を、130℃で加熱乾燥させて水分測定し、得られた水分値から乾燥物質量を算出する
(b)この乾燥物質量換算で試料1gを25℃の水50mLに分散した状態にし、30分間25℃で撹拌する
(c)撹拌後、以下の式(1)から算出される相対遠心力が1609.92(×g)となる遠心分離法にて10分間遠心分離し、沈殿層と上澄層に分ける
(1)相対遠心力(×g)=1118×遠心半径(cm)×(回転数(rpm)) 2 ×10 -8
(d)上澄層を取り除き、沈殿層質量を測定し、これをB(g)とする
(e)沈殿層を乾固(105℃、恒量)したときの質量をC(g)とする
(f)BをCで割った値を冷水膨潤度とする
により測定される数値である、前記澱粉を添加する、前記低減方法。 - 前記澱粉が、1)および2)をアルファー化処理してなる澱粉から選ばれる1種または2種以上である、請求項7に記載の付着低減方法。
1)コーン澱粉、ワキシーコーン澱粉、ハイアミロースコーン澱粉、甘藷澱粉、馬鈴薯澱粉、タピオカ澱粉、サゴ澱粉、小麦澱粉および米澱粉からなる群から選ばれる未加工澱粉
2)前記未加工澱粉にヒドロキシプロピル化、アセチル化、架橋、酸化および酸処理からなる群から選ばれる1種又は2種以上の加工処理が施されてなる加工澱粉 - 水分含有量が7質量%以上30質量%以下の範囲であるふりかけの製造方法であって、
冷水膨潤度が5以上40以下の澱粉であって、
前記冷水膨潤度が、以下の(a)から(f):
(a)試料を、130℃で加熱乾燥させて水分測定し、得られた水分値から乾燥物質量を算出する
(b)この乾燥物質量換算で試料1gを25℃の水50mLに分散した状態にし、30分間25℃で撹拌する
(c)撹拌後、以下の式(1)から算出される相対遠心力が1609.92(×g)となる遠心分離法にて10分間遠心分離し、沈殿層と上澄層に分ける
(1)相対遠心力(×g)=1118×遠心半径(cm)×(回転数(rpm)) 2 ×10 -8
(d)上澄層を取り除き、沈殿層質量を測定し、これをB(g)とする
(e)沈殿層を乾固(105℃、恒量)したときの質量をC(g)とする
(f)BをCで割った値を冷水膨潤度とする
により測定される数値である、前記澱粉を前記ふりかけの成分に混合する工程を含む、前記製造方法。 - 前記澱粉の添加量が、1質量%以上30質量%以下の範囲である、請求項9に記載のふりかけの製造方法。
- 冷水膨潤度が5以上40以下の澱粉であって、
前記冷水膨潤度が、以下の(a)から(f):
(a)試料を、130℃で加熱乾燥させて水分測定し、得られた水分値から乾燥物質量を算出する
(b)この乾燥物質量換算で試料1gを25℃の水50mLに分散した状態にし、30分間25℃で撹拌する
(c)撹拌後、以下の式(1)から算出される相対遠心力が1609.92(×g)となる遠心分離法にて10分間遠心分離し、沈殿層と上澄層に分ける
(1)相対遠心力(×g)=1118×遠心半径(cm)×(回転数(rpm)) 2 ×10 -8
(d)上澄層を取り除き、沈殿層質量を測定し、これをB(g)とする
(e)沈殿層を乾固(105℃、恒量)したときの質量をC(g)とする
(f)BをCで割った値を冷水膨潤度とする
により測定される数値である、水分含有量が10質量%以上30質量%以下の範囲であるふりかけに用いられる澱粉。
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