JP7129523B2 - オフセット印刷用インキ組成物、その製造方法、及びオフセット印刷用インキ組成物調製用ワニス - Google Patents

オフセット印刷用インキ組成物、その製造方法、及びオフセット印刷用インキ組成物調製用ワニス Download PDF

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本発明は、オフセット印刷用インキ組成物、その製造方法、及びオフセット印刷用インキ組成物調製用ワニスに関する。
オフセット印刷は、油性であるオフセット印刷用インキ組成物(以下、「インキ組成物」又は「インキ」と適宜省略する。)が水に反発する性質を利用した印刷方式であり、凹凸を備えた印刷版を用いる凸版印刷方式とは異なり、凹凸のない印刷版を用いることを特徴とする。この印刷版は、凹凸の代わりに親油性の画像部と親水性の非画像部とを備える。そして印刷に際しては、まず、湿し水によって印刷版の非画像部が湿潤されてその表面に水膜が形成され、次いでインキ組成物が印刷版に供給される。このとき、供給されたインキ組成物は、水膜の形成された非画像部には反発して付着せず、親油性の画像部のみに付着する。こうして、印刷版の表面にインキ組成物による画像が形成され、次いでそれがブランケット及び印刷用紙に順次転移することにより印刷が行われる。
そして、オフセット印刷は、印刷版の作製が比較的簡単でありながら、高い美粧性を備えた印刷物を得たり、大量の印刷物を短時間で得たりする分野に適するという特性を備える。そこで、オフセット印刷は、パンフレット、ポスター、カレンダー等といった高い美粧性が要求される分野から、新聞、雑誌、電話帳等といった高速かつ大量に印刷されることが要求される分野まで広く利用されている。
これらの分野のうち、高速かつ大量に印刷することが必要な分野では、オフセット輪転機を用いるのが一般的である。オフセット輪転機では、印刷用紙を巻き取りの状態で用紙供給部に装着し、この巻き取りを巻き解くことで印刷用紙を印刷部へ供給し印刷を行う。印刷された印刷用紙は、裁断部で裁断を受けたあと、折り加工等といった必要な加工を受けて製品となる。このような印刷方法によれば、数万部から数十万部程度の印刷を一度に行うことができるので効率的である。そして、その印刷速度も1時間あたり、十万部以上という高速に達することもある。このような中、インキ組成物においても、高速印刷適性を付与した製品が数多く提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
ところで、オフセット印刷に用いるインキ組成物は、インキ組成物に着色力を付与するための顔料成分、その顔料成分を分散させるとともに印刷後には用紙の表面に顔料成分を固定させるための樹脂成分、及び樹脂成分を溶解させインキ組成物に流動性を付与するための油成分を含むのが一般的である。そして、特許文献1に記載されたインキ組成物もそうであるように、上記の樹脂成分としてロジン変性フェノール樹脂やロジン変性マレイン酸樹脂を用いるのが一般的である。特に、ロジン変性フェノール樹脂は、顔料に対する親和性が高くこれを分散させる特性に優れるとともに、印刷時における良好な乳化バランスをインキ組成物に付与する等の優れた性質を有するため、オフセットインキ組成物の主たる成分として頻繁に用いられている。
特開2000-281954号公報
上記のように、ロジン変性フェノール樹脂やロジン変性マレイン酸樹脂は、インキ組成物の調製に際して多量に用いられる成分であるが、天然物であるロジンを原料として用いるため天候等の状況によっては受給が逼迫する可能性を含むものである。本発明は、以上の状況に鑑みてなされたものであり、ロジン変性フェノールやロジン変性マレイン酸樹脂の使用を削減しつつ、良好な性能を維持することのできるオフセット印刷用インキ組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、以上の課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、ロジン変性フェノール樹脂やロジン変性マレイン酸樹脂の一部又は全部を石油アスファルトに置き換えることにより、インキ組成物の性能を損なうことなく、ロジン変性フェノール樹脂やロジン変性マレイン酸樹脂の使用量を低減できることを見出した。本発明は、以上の知見により完成されたものであり、以下のようなものを提供する。
本発明は、着色顔料と、油成分と、を含み、さらに、石油アスファルトを組成物全体に対して2.5質量%以上含むことを特徴とするオフセット印刷用インキ組成物である。
本発明において、ロジン変性フェノール樹脂及びロジン変性マレイン酸樹脂の組成物中における含有量が3質量%未満であることが好ましい。
上記石油アスファルトを組成物全体に対して5質量%以上含むことが好ましい。
上記石油アスファルトがブローンアスファルトの場合にその全成分の平均分子量が10000以下であり、上記石油アスファルトがストレートアスファルトの場合にその全成分の平均分子量が500~1000であることが好ましい。
また本発明は、石油アスファルトを油成分に溶解又は分散させてワニスとし、これをインキ組成物の調製のためのワニスとして用いることを特徴とするオフセット印刷用インキ組成物の製造方法でもある。
本発明において、上記油成分は重質鉱物油及び/又は大豆油であることが好ましい。
また本発明は、石油アスファルトを油成分に溶解又は分散させてなるオフセット印刷用インキ組成物調製用ワニスでもある。
本発明において、上記油成分は重質鉱物油及び/又は大豆油であることが好ましい。
本発明によれば、ロジン変性フェノールやロジン変性マレイン酸樹脂の使用を削減しつつ、良好な性能を維持することのできるオフセット印刷用インキ組成物が提供される。
以下、本発明のオフセット印刷用インキ組成物の一実施形態、オフセット印刷用インキ組成物の製造方法の一実施態様、及びオフセット印刷用インキ組成物調製用ワニスの一実施形態についてそれぞれ説明するが、本発明は以下の実施形態及び実施態様に何ら限定されるものではない。
<オフセット印刷用インキ組成物>
まずは、本発明のオフセット印刷用インキ組成物の一実施形態について説明する。本発明のオフセット印刷用インキ組成物は、着色顔料と油成分とを含み、さらに、石油アスファルトを組成物全体に対して2.5質量%以上含むことを特徴とする。本発明のオフセット印刷用インキ組成物は、凹凸のない平版印刷版を用いて印刷を行うオフセット平版印刷用であり、特に、浸透乾燥方式のオフセット平版印刷において好ましく用いることができる。また、本発明のオフセット印刷インキ組成物は、湿し水を用いた水有り印刷方式については勿論、湿し水を用いない水無し印刷にも用いることができる。
[着色顔料]
着色顔料は、インキ組成物に着色力を付与するための成分である。着色顔料としては、従来からインキ組成物に使用される有機及び/又は無機顔料を挙げることができる。しかしながら、本発明のインキ組成物へ添加されるアスファルトは、カーボンブラックへの親和性、すなわち濡れ性が高く、またそれ自体が黒色に着色しているため、本発明における着色顔料としてはカーボンブラックが好ましく挙げられる。この場合、インキ組成物は黒色に着色したブラックインキとなる。なお、その他の色の顔料を着色顔料として用いる場合には、石油アスファルトからアスファルテン成分やレジン成分を抽出してなる精製アスファルトを用いることができる。
カーボンブラック以外の着色顔料としては、ジスアゾイエロー(ピグメントイエロー12、ピグメントイエロー13、ピグメントイエロー17、ピグメントイエロー1)、ハンザイエロー等のイエロー顔料、ブリリアントカーミン6B、レーキレッドC、ウオッチングレッド等のマゼンタ顔料、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、アルカリブルー等のシアン顔料を挙げることができる。
着色顔料の添加量としては、インキ組成物の全体に対して8~30質量%程度が例示されるが特に限定されず、インキ組成物に対して必要とされる着色力の程度を考慮して適宜調節すればよい。なお、イエロー顔料を使用してイエローインキ組成物を、マゼンタ顔料を使用してマゼンタインキ組成物を、シアン顔料を使用してシアンインキ組成物を、黒色顔料を使用して墨インキ組成物をそれぞれ調製する場合には、補色として、他の色の顔料を併用したり、他の色のインキ組成物を添加したりすることも可能である。
[油成分]
油成分は、後述する石油アスファルトを溶解又は分散させてワニスとしたり、インキ組成物の粘度を調節したりするために用いられる。油成分としては、植物油及び/又は鉱物油を挙げることができ、これまでインキ組成物の調製に用いられてきたものを特に制限なく使用できる。
本発明において、植物油には、植物油の他に植物油由来の脂肪酸エステル化合物が含まれてもよい。植物油としては、大豆油、綿実油、アマニ油、サフラワー油、桐油、トール油、脱水ヒマシ油、カノーラ油等の乾性油や半乾性油等が例示される。また、植物油由来の脂肪酸エステル化合物としては、上記植物油に由来する脂肪酸のモノアルキルエステル化合物等が例示される。この脂肪酸モノアルキルエステル化合物を構成する脂肪酸としては、炭素数16~20の飽和又は不飽和脂肪酸が好ましく例示され、このような飽和又は不飽和脂肪酸としては、ステアリン酸、イソステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、エレオステアリン酸等が好ましく例示される。脂肪酸モノアルキルエステル化合物を構成するアルキル基としては、炭素数1~10のアルキル基が好ましく例示され、より具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert-ブチル基、2-エチルヘキシル基等が好ましく例示される。
これらの植物油は、単独で又は二種以上を組み合わせて用いることができる。植物油としては、大豆油、大豆油脂肪酸エステル等が好ましく例示される。インキ組成物における植物油の含有量としては、インキ組成物全体に対して20~60質量%程度を例示することができる。
本発明において、鉱物油としては、溶剤とも呼ばれる軽質鉱物油や、潤滑油状である重質鉱物油等が挙げられる。
軽質鉱物油としては、沸点160℃以上、好ましくは沸点200℃以上の非芳香族系石油溶剤が例示される。このような非芳香族系石油溶剤としては、JX日鉱日石エネルギー株式会社製の0号ソルベント、同AFソルベント5号、同AFソルベント6号、同AFソルベント7号等が例示される。
重質鉱物油としては、スピンドル油、マシン油、ダイナモ油、シリンダー油等として分類されてきた各種の潤滑油を挙げることができる。これらの中でも、米国におけるOSHA基準やEU基準に適応させるとの観点からは、縮合多環芳香族成分の含有量が抑制されたものであることが好ましい。このような鉱物油としては、JX日鉱日石エネルギー株式会社製のインクオイルH8、同インクオイルH35(いずれも商品名)、三共油化工業株式会社製のSNH8、同SNH46、同SNH220、同SNH540(いずれも商品名)等が例示される。
これらの鉱物油は、単独で又は二種以上を組み合わせて用いることができる。インキ組成物における鉱物油の含有量としては、インキ組成物全体に対して0~50質量%程度を例示することができる。
[石油アスファルト]
本発明のインキ組成物は、組成物全体に対して2.5質量%以上の石油アスファルトを含有する。石油アスファルトとは、石油化学産業において原油を精留して各種の石油製品を得た後の残渣として得られるものであり、石油アスファルトは、さらに、原油を精留して得た残渣であるストレートアスファルトと、ストレートアスファルトを空気酸化して得たブローンアスファルトとに分類される。本発明における石油アスファルトとしては、上記のストレートアスファルトとブローンアスファルトのいずれも使用可能であり、両者を混合して用いることも可能である。石油アスファルトは、瀝青と呼ばれる、比較的分子量の大きな炭化水素やその化合物を含み、主として、ヘキサンやヘプタンに溶解しないアスファルテン成分と、ヘキサンやヘプタンに溶解するレジン成分と、アスファルトオイル成分とを含むものである。既に述べたが、通常の石油アスファルトは黒色に着色しているため、黒色以外のインキ組成物に本発明を適用する場合、アスファルテン成分やレジン成分を抽出してなる精製アスファルトを用いることが望ましい。このような精製アスファルトもまた、本発明における石油アスファルトとして用いることができる。
上記のように、石油アスファルトには、アスファルテン成分やレジン成分といった比較的分子量の大きな瀝青成分が含まれ、本発明者らの検討により、特に石油アスファルトに含まれる瀝青成分がインキ組成物の調製における樹脂成分として有用であり、従来用いてきたロジン変性フェノール樹脂やロジン変性マレイン酸樹脂等の樹脂を置き換えることが可能であることが判明した。すなわち、ロジン変性フェノール樹脂やロジン変性マレイン酸樹脂等の樹脂を石油アスファルト、すなわち瀝青に置き換えたとしても、着色顔料の分散性や乳化適性等といった、インキ組成物に求められる性能を全て満足することができる。ロジン変性フェノール樹脂やロジン変性マレイン酸樹脂等の樹脂と瀝青との間の化学的な相似性が全く無いことに鑑みれば、このような結果は意外なものということができる。本発明はこうした知見に基づいて完成されたものである。
石油アスファルトは、そのままインキ組成物の調製に供されてもよいし、上記油成分に溶解又は分散されてワニスとなった状態でインキ組成物の調製に供されてもよい。石油アスファルトの溶解又は分散に用いる油成分としては、上記の中でも、重質鉱物油や植物油が好ましく挙げられ、植物油としては特に大豆油が好ましく挙げられる。鉱物油を用いて調製されたワニスを用いた場合には、インキ組成物が薄膜となった際のタックの増加がやや大きくなる傾向がある一方で、大豆油を用いて調製されたワニスを用いた場合には、インキ組成物が薄膜となった際のタックがこれまでのインキ組成物と同様となる傾向があり好ましい。これら重質鉱物油と大豆油とを組み合わせることでインキ組成物の特性を調節してもよい。
インキ組成物全体に対する石油アスファルトの含有量は2.5質量%以上であることが必要であり、5質量%以上であることが好ましく、10質量%以上であることがさらに好ましい。インキ組成物全体に対する石油アスファルトの含有量が2.5質量%以上であることにより、着色顔料の分散性や印刷適性が良好になるので好ましい。インキ組成物全体に対する石油アスファルトの含有量の上限は特になく、必要とされるインキ組成物の粘度等を考慮して適宜決定すればよいが、概ね50質量%程度を上限とするのがよい。
既に述べたように、本発明では、樹脂成分であるロジン変性フェノール樹脂やロジン変性マレイン酸樹脂に代えて石油アスファルトを用いるので、ロジン変性フェノール樹脂やロジン変性マレイン酸樹脂のインキ組成物中における含有量を大幅に削減できる。そのため、本発明のインキ組成物におけるロジン変性フェノール樹脂及びロジン変性マレイン酸樹脂の組成物中における含有量を3質量%未満とすることができる。より好ましくは、インキ組成物におけるロジン変性フェノール樹脂及びロジン変性マレイン酸樹脂の組成物中における含有量を0質量%とすることができる。
石油アスファルトには、ブローンアスファルト及びストレートアスファルトともに、レジン成分、アスファルテン成分、及び揮発性の殆どないアスファルトオイル成分が含まれる。これらの各成分を含んだ石油アスファルト全体としての平均分子量は、石油アスファルトの生産過程や原料となる原油の産地等により様々であるが、本発明においては、この平均分子量、すなわち石油アスファルトに含まれる全成分の平均分子量が特定の範囲のものを用いるのが好ましい。具体的には、石油アスファルトがブローンアスファルトの場合には、全成分の平均分子量として3000~10000程度が好ましく挙げられ、5000~9000程度がより好ましく挙げられる。また、石油アスファルトがストレートアスファルトの場合には、全成分の平均分子量として500~1000程度が好ましく挙げられる。なお、ここでいう全成分の平均分子量とは、文字通り、石油アスファルトに含まれる全ての成分の平均分子量であり、石油アスファルト自体をGPC等の装置で分析したときに計算される平均分子量である。石油アスファルトに含まれる全成分の平均分子量が上記の範囲であることにより、油成分に対する良好な溶解性を示すとともに、インキ組成物に対して適度な粘弾性を付与できるので好ましい。
なお、粘弾性付与や適性付与等を目的としてロジン変性フェノール樹脂やロジン変性マレイン酸樹脂を用いる場合、これらの樹脂は、上記の油成分とともに加熱されることにより溶解又は分散されてワニスとなった状態で使用される。ワニスを調製する際、樹脂を溶解させて得られた溶解ワニス中に2価以上の金属アルコキシ化合物をゲル化剤として投入し、ゲル化ワニスとしてもよい。このようにゲル化ワニスを調製し、これをインキ組成物の調製に用いることにより、インキ組成物に適度な粘弾性を付与することができるので好ましい。
[その他の成分]
本発明のインキ組成物には、印刷性能を向上させる等の観点から、必要に応じて上記の各成分の他に各種成分を添加することができる。このような各種成分としては、ロジン変性フェノール樹脂及びロジン変性マレイン酸樹脂を除く、アルキド樹脂、石油樹脂等の樹脂類、ギルソナイト、無色顔料、リン酸塩等の塩類、ポリエチレン系ワックス・オレフィン系ワックス・フィッシャートロプシュワックス等のワックス類、アルコール類、酸化防止剤等が例示される。
無色顔料は、体質顔料とも呼ばれ、インキ組成物における粘度等といった特性を調節するために好ましく使用される。無色顔料としては、クレー、タルク、カオリナイト(カオリン)、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、酸化ケイ素、ベントナイト、酸化チタン等が例示される。無色顔料の添加量としては、インキ組成物全体に対して0~33質量%程度が例示されるが、特に限定されない。
本発明のインキ組成物は、ラレー粘度計による25℃の粘度(以下、単に「粘度」と呼ぶ。)が5~30Pa・sとなるように調節される。インキ組成物の粘度を調節するには、上記の油成分を適宜添加して混合すればよい。
<オフセット印刷用インキ組成物の製造方法>
次に、上記オフセット印刷用インキ組成物の製造方法の一実施態様について説明する。以下に説明するオフセット印刷用インキ組成物の製造方法も本発明の一つである。
本発明のオフセット印刷用インキ組成物の製造方法は、石油アスファルトを油成分に溶解又は分散させてワニスとし、これをインキ組成物の調製のためのワニスとして用いることを特徴とする。すなわち、上記オフセット印刷用インキ組成物の発明について説明したように、本発明の一実施形態において石油アスファルトを油成分に溶解又は分散させたものをワニスとしてインキ組成物の調製に供するが、本発明の製造方法は、そのような工程を含むことを特定したものである。なお、以下の説明において、既に説明したインキ組成物と重複する内容についてはその説明を適宜省略する。
本発明の製造方法において、石油アスファルトは、そのままインキ組成物の調製に供されてもよいし、上記の油成分に溶解又は分散されてワニスとされた状態でインキ組成物の調製に供されてもよい。このときの油成分としては、既に説明したものから適宜選択して用いることができるが、これらの中でも重質鉱物油や植物油が好ましく挙げられ、植物油としては特に大豆油が好ましく挙げられる。鉱物油を用いて調製されたワニスを用いた場合には、インキ組成物が薄膜となった際のタックの増加がやや大きくなる傾向がある一方で、大豆油を用いて調製されたワニスを用いた場合には、インキ組成物が薄膜となった際のタックがこれまでのインキ組成物と同様となる傾向があり好ましい。これら重質鉱物油と大豆油とを組み合わせることでインキ組成物の特性を調節してもよい。
石油アスファルトを油成分に溶解又は分散させるに際しては、加熱装置及び攪拌装置を備えた溶解釜に石油アスファルト及び油成分を投入し、撹拌しながら加熱すればよい。このときの石油アスファルトと油成分の比率としては、ワニスとしてのハンドリング性やインキ組成物に求められる粘弾性等を考慮して適宜決定すればよいが、石油アスファルト:油成分の質量比で、2:8~8:2が例示され、3:7~7:3がより好ましく例示され、3:7~5:5がさらに好ましく挙げられる。また、このときの加熱温度は、100~200℃程度を例示することができる。混合物中にて固形物が消失するまで撹拌及び加熱を継続し、その後冷却することによりワニスが調製される。なお、残渣等の不溶物が存在する場合には、適切なろ過装置によりこれを除去しておくことが好ましい。
このようにして調製されたワニスは、インキ組成物の調製のために用いられる。インキ組成物の調製に際しては、着色顔料、上記ワニス及び油成分を混合してから三本ロールミルやビーズミル等の混練装置を用いて練肉すればよい。また、石油アスファルトをワニスとせずにそのままインキ組成物の調製に用いる場合には、着色顔料、石油アスファルト及び油成分を混合してから三本ロールミルやビーズミル等の混練装置を用いて練肉すればよい。その後、上記の油成分や各種の成分を添加し混合し粘度調整を行うことでインキ組成物が得られる。上記の通り、インキ組成物の粘度の一例としては、5~30Pa・sが挙げられる。
<オフセット印刷用インキ組成物調製用ワニス>
石油アスファルトを油成分に溶解又は分散させて得られる上記ワニス、すなわちオフセット印刷用インキ組成物調製用ワニスも本発明の一つである。本発明の一実施形態は既に説明した通りであり、ここでの説明を省略する。なお、上記の通り、このワニスを調製する際の油成分としては、上記の油成分の中から選択され、これらの中でも重質鉱物油や植物油が好ましく挙げられ、植物油としては特に大豆油が好ましく挙げられる。これら重質鉱物油と大豆油とを組み合わせることでインキ組成物の特性を調節してもよい。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。なお、以下の記載では、特に断りのない限り、「%」は「質量%」を意味し、「部」は質量部を意味する。
[インキ組成物調製用ワニス1の調製]
冷却管、温度計、撹拌装置及び加熱装置を装着した4つ口フラスコに、ブローンアスファルトA(アスファルテン成分及びレジン成分の平均分子量8350、オイル成分37.2%、レジン成分15.1%、アスファルテン成分47.7%)50部、及び大豆油50部を仕込んだ後140℃に昇温し、撹拌しながら同温度を1時間維持することによりブローンアスファルトAを溶解させ、インキ組成物調製用ワニス1(以下、ワニス1と呼ぶ。)を得た。
[インキ組成物調製用ワニス2の調製]
冷却管、温度計、撹拌装置及び加熱装置を装着した4つ口フラスコに、ブローンアスファルトA30部、及び重質鉱物油(三共油化工業株式会社製、SNH540)70部を仕込んだ後140℃に昇温し、撹拌しながら同温度を1時間維持することによりブローンアスファルトAを溶解させ、インキ組成物調製用ワニス2(以下、ワニス2と呼ぶ。)を得た。
[インキ組成物調製用ワニス3の調製]
冷却管、温度計、撹拌装置及び加熱装置を装着した4つ口フラスコに、ブローンアスファルトA40部、大豆油20部、及び重質鉱物油(三共油化工業株式会社製、SNH540)40部を仕込んだ後140℃に昇温し、撹拌しながら同温度を1時間維持することによりブローンアスファルトAを溶解させ、インキ組成物調製用ワニス3(以下、ワニス3と呼ぶ。)を得た。
[インキ組成物調製用ワニス4の調製]
ブローンアスファルトAに代えてブローンアスファルトB(アスファルテン成分及びレジン成分の平均分子量16524、オイル成分41.2%、レジン成分15.6%、アスファルテン成分43.2%)を用いたこと以外は上記ワニス2と同様の手順で、インキ組成物調製用ワニス4(以下、ワニス4と呼ぶ。)を得た。ワニス4は、ブローンアスファルトAを用いたワニス1~3に比べて弾性が大きくなる傾向だった。
[インキ組成物調製用ワニス5の調製]
冷却管、温度計、撹拌装置及び加熱装置を装着した4つ口フラスコに、質量平均分子量10万のロジン変性フェノール樹脂(荒川化学工業株式会社製)28.6部、及び大豆油28.4部を仕込んだ後200℃に昇温し、撹拌しながら同温度を30分間維持することにより樹脂を溶解させた後、大豆油43部、及びエチルアセトアセテートアルミニウムジイソプロピレート(川研ファインケミカル株式会社製、ALCH)を0.8部仕込み、その後175℃で50分間加熱しながら撹拌して、インキ組成物調製用ワニス5(以下、ワニス5と呼ぶ。)を得た。
[インキ組成物調製用ワニス6の調製]
冷却管、温度計、撹拌装置及び加熱装置を装着した4つ口フラスコに、質量平均分子量10万のロジン変性フェノール樹脂(荒川化学工業株式会社製)22部、及び大豆油22部を仕込んだ後200℃に昇温し、撹拌しながら同温度を30分間維持することにより樹脂を溶解させた後、大豆油56部、及びエチルアセトアセテートアルミニウムジイソプロピレート(川研ファインケミカル株式会社製、ALCH)を0.8部仕込み、その後175℃で50分間加熱しながら撹拌して、インキ組成物調製用ワニス6(以下、ワニス6と呼ぶ。)を得た。
[インキ組成物の調製1]
表1に示す処方にて各種の材料を混合し三本ロールで練肉することにより、実施例1~8、及び参考例1のインキ組成物を調製した。参考例1は、従来型のインキ組成物と同様にロジン変性フェノール樹脂を含むインキ組成物である。表1に示す配合量は質量部である。なお、表1において、「カーボンブラック」は三菱化学株式会社製のカーボンブラック#32であり、「カオリナイト」は市販の粉末状カオリナイトであり、「ギルソナイトワニス」はギルソナイト(American Gilsonite Company社製、製品名:ギルソナイト S325L)20部をAFソルベント6号(JX日鉱日石エネルギー株式会社製)80部で溶解させたものであり、「ワニス1~5」は上記のワニス1~5であり、「重質鉱物油」は三共油化工業株式会社製のSNH540である。また、表1の各実施例及び参考例において、配合された合計質量部数が異なるのは、各インキ組成物の粘度を揃えるため油成分の添加量に差があるためであり、この程度の差が評価に影響を与えることはない。
Figure 0007129523000001
[インキ組成物の調製2]
表2に示す処方にて各種の材料を混合しビーズミルで練肉することにより、実施例6~8、及び参考例2のインキ組成物を調製した。参考例2は、従来型のインキ組成物と同様にロジン変性フェノール樹脂を含むインキ組成物である。表2に示す配合量は質量部である。なお、表2において、「カーボンブラック」は三菱化学株式会社製のカーボンブラック#32であり、「カオリナイト」は市販の粉末状カオリナイトであり、「ギルソナイトワニス」はギルソナイト(American Gilsonite Company社製、製品名:ギルソナイト S325L)20部をAFソルベント6号(JX日鉱日石エネルギー株式会社製)80部で溶解させたものであり、「ワニス5~6」は上記のワニス5~6であり、「重質鉱物油」は三共油化工業株式会社製のSNH540である。なお、ストレートアスファルトA全体の平均分子量は644であり、オイル成分は48.1%であり、レジン成分は49.9%であり、アスファルテン成分は2.0%である。また、表2の各実施例及び参考例において、配合された合計質量部数が異なるのは、各インキ組成物の粘度を揃えるため油成分の添加量に差があるためであり、この程度の差が評価に影響を与えることはない。
Figure 0007129523000002
[流動性評価]
インキ組成物の物性の一つである流動性は、顔料分散の程度や粘弾性を表す指標の一つであり、これが大きすぎればフライングやミスチング等を増加させる要因につながるし、これが小さすぎればインキ組成物の配管圧送における供給不良や壷上がり等の問題を生じる要因につながる。そこで、各実施例及び参考例のインキ組成物のそれぞれについて流動性を評価した。各実施例及び参考例のインキ組成物の流動性の評価は、垂直ガラス板流度計を用いて、25℃において、印刷インキ組成物0.5ccが重力により10分間で流れた距離(mm)を測定することにより行った。その結果を表3及び4の「流動性」欄に示す。
表3及び4に示すように、実施例1~8、及び参考例1~2の各インキ組成物は、実用的な流動性を備えることがわかる。特に、全成分の平均分子量が10000以下であるブローンアスファルトを用いた実施例1、3及び5のインキ組成物は、従来型である参考例1のインキ組成物とほぼ同等の流動性を示し、実施例2のインキ組成物は実用上問題のない流動性を示すことがわかる。また、ストレートアスファルトを用いた実施例6~8のインキ組成物は、従来型である参考例2のインキ組成物よりもやや劣るものの、実用的な流動性を示した。以上のことから、本発明のインキ組成物は、インキ性状面で従来型と遜色ない性能を有することが理解できる。
[乳化性評価]
実施例1~8、及び参考例1~2の印刷インキ組成物のそれぞれについて、卓上乳化機(MHIソリューションテクノロジー株式会社製、製品名STIEU-02)を使用して、湿し水(サカタインクス株式会社製、エッチ液N-4の0.7%水溶液)の存在下でインキ組成物(1g)を回転ローラーで練り、0.5分間経過時点での当該インキ組成物の乳化率(%)を測定した。その結果を表3及び4の乳化率欄に示す。
表3に示すように、実施例1~5のインキ組成物は、従来型である参考例1のインキ組成物とほぼ同等の乳化性を示すことがわかる。また、表4に示すように、実施例6~8のインキ組成物についても、従来型である参考例2のインキ組成物とほぼ同等の乳化性を示すことがわかる。このことから、本発明のインキ組成物は、乳化適性面でも従来型と同等の性能を有することが理解できる。
[印刷評価]
本発明に係る実施例1~8のインキ組成物、及び従来型のインキ組成物である参考例1~2のインキ組成物のそれぞれについて、N-750型印刷実験機(東浜精機株式会社製)を使用して、印刷速度12万部/時で用紙を新聞用更紙として1.05±0.02のベタ紙面濃度にて印刷試験を行った。なお、ベタ紙面濃度は、印刷物におけるベタ部の濃度をSpectroeye濃度計(Gretagmacbeth社製)により測定した数値である。印刷評価では、各インキ組成物について17000部の印刷を行い、印刷時における水量の変動に対する許容幅、すなわち水幅を調べた。具体的には、水増加時における煽られ状態、すなわち湿し水の供給量が増加した際のインキ転移量低下に伴う紙面濃度の減少幅を調べるために、まず、通常の湿し水供給量で印刷を行って紙面の濃度を求めた後、意図的に湿し水の供給量を増加させた際の紙面の濃度を求めた。その結果を表3及び4の水幅試験欄に示す。また、それぞれの印刷の終了後における印刷版上の紙粉の堆積状況及び印刷物における着肉性も併せて評価した。その結果を表3及び4のパイリング欄に示す。印刷試験における湿し水としては水道水にSAH-7(サカタインクス株式会社製、アルカリH液)を0.7%加えたものを使用し、湿し水の供給にはスプレーダンプナーSSD-12(サカタインクス株式会社製)を使用し、湿し水増加条件では、SSD-12のダイヤルを60ポイント上げた状態とした。
なお、表3及び4のパイリング欄における評価結果では、従来型のインキ組成物(参考例1及び2)における紙粉の堆積及び着肉性の状態を「標準」とし、本発明に係る実施例1~8のインキ組成物におけるそれらの状態の、「標準」に対する優劣を示した。
Figure 0007129523000003
Figure 0007129523000004
表3に示すように、実施例1~5のインキ組成物は、従来型である参考例1のインキ組成物よりも水増の印刷条件における濃度低下が小さく、水幅が大きいことがわかる。表4に示すように、実施例6~8のインキ組成物と、従来型である参考例2のインキ組成物との間の比較でも同様の結果だった。さらに、実施例1~5のインキ組成物は、パイリングについて従来型である参考例1のインキ組成物と同等の性能を保持することもわかる。実施例6~8のインキ組成物と、従来型である参考例2のインキ組成物との間の比較でも同様の結果だった。また、従来型のインキ組成物である参考例2と、実施例6~8のインキ組成物との間でガイドローラーの汚れの状況を比較したところ、実施例6及び7のインキ組成物は、従来型である参考例2よりも汚れが少なく良好であり、実施例8のインキ組成物は、従来型である参考例2とほぼ同等だった。これらのことから、本発明に係るインキ組成物が従来型と同等以上の印刷適性を保持することが理解される。

Claims (5)

  1. 着色顔料としてのカーボンブラックと、油成分としての重質鉱物油及び/又は大豆油と、を含み、
    さらに、石油アスファルトを組成物全体に対して2.5質量%以上含むことを特徴とし、前記石油アスファルトがその全成分の平均分子量を500~1000とするストレートアスファルトであるオフセット印刷用インキ組成物。
  2. ロジン変性フェノール樹脂及びロジン変性マレイン酸樹脂の組成物中における含有量が3質量%未満である請求項1記載のオフセット印刷用インキ組成物。
  3. 前記石油アスファルトを組成物全体に対して5質量%以上含む請求項1又は2記載のオフセット印刷用インキ組成物。
  4. 石油アスファルトを油成分に溶解又は分散させてワニスとし、これをインキ組成物の調製のためのワニスとして用いることを特徴とし、前記石油アスファルトがその全成分の平均分子量を500~1000とするストレートアスファルトであり、前記油成分が重質鉱物油及び/又は大豆油であるオフセット印刷用インキ組成物の製造方法。
  5. 石油アスファルトを油成分に溶解又は分散させてなり、前記石油アスファルトがその全成分の平均分子量を500~1000とするストレートアスファルトであり、前記油成分が重質鉱物油及び/又は大豆油であるオフセット印刷用インキ組成物調製用ワニス。

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