JP2015117313A - オフセット印刷用インキ組成物、及び当該組成物を用いた方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷された際に、印刷紙面におけるドライダウンの抑制と、ガイドローラー汚れの抑制とを両立することのできるオフセット印刷用インキ組成物、及びそのようなオフセット印刷用インキ組成物を用いることによって印刷紙面の経時におけるドライダウンを抑制する方法を提供すること。【解決手段】本発明のオフセット印刷用インキ組成物は、ナフテン系ベースオイルと、ナフテン系減圧蒸留残渣と、を構成成分として含むことを特徴とする。【選択図】なし

Description

本発明は、オフセット印刷用インキ組成物、及び当該組成物を用いることを特徴とする、浸透乾燥方式により印刷を行ったときの印刷紙面の経時におけるドライダウンを抑制する方法に関する。
オフセット印刷は、油性であるオフセット印刷用インキ組成物(以下、「インキ組成物」又は「インキ」と適宜省略する。)が水に反発する性質を利用した印刷方式であり、凹凸を備えた印刷版を用いる凸版印刷方式とは異なり、凹凸のない印刷版を用いることを特徴とする。この印刷版は、凹凸の代わりに親油性の画像部と親水性の非画像部とを備える。そして印刷に際しては、まず、湿し水によって印刷版の非画像部が湿潤されてその表面に水膜が形成され、次いでインキ組成物が印刷版に供給される。このとき、供給されたインキ組成物は、水膜の形成された非画像部には反発して付着せず、親油性の画像部のみに付着する。こうして、印刷版の表面にインキ組成物による画像が形成され、次いでそれがブランケット及び紙に順次転移することにより印刷が行われる。
このようなオフセット印刷のうち、高速かつ大量に印刷することが必要な新聞印刷では、オフセット輪転機が用いられる。オフセット輪転機では、印刷用紙を巻き取りの状態で用紙供給部に装着し、この巻き取りを巻き解くことで印刷用紙を印刷部へ供給し印刷を行う。印刷された印刷用紙は、裁断部で裁断を受けたあと、折り加工等といった必要な加工を受けて冊子状の新聞となる。このような印刷方法によれば、数万部から数十万部程度の印刷を一度に行うことができるので効率的である。そして、その印刷速度も1時間あたり、十万部以上という高速に達することもある。このような中、オフセット印刷用のインキ組成物においても、高速印刷適性を付与した製品が数多く提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
ところで、オフセット印刷により印刷された新聞用紙は、その表面に付着しているインキ組成物が十分に乾燥した状態とならなければ、冊子状に折り加工をした際に裏移りを生じたり、指で触れた際にインキが付着したりするので、後工程に回したり、商品として流通させたりすることができない。したがって、オフセット印刷を行った後に、用紙の表面に付着したインキ組成物を乾燥させる工程が必要になる。ここで、新聞印刷におけるインキ組成物の乾燥方式としては、浸透乾燥方式が採用される。この乾燥方式では、印刷後、用紙の表面に存在するインキ組成物に含まれる油成分が用紙の内部へと浸透することで、そのインキ組成物が用紙の表面にて粘着性を失った状態(セットした状態)となって乾燥が完了する。この状態になると、指で触っても用紙の表面に存在するインキ組成物が付着しなくなるので、裁断や冊子への折り加工等の後工程を行うことができるようになる。
特開2012−102217号公報
浸透乾燥方式による乾燥は、新聞印刷で用いられる更紙のように吸油性の高い(油の浸透速度の速い)印刷用紙においてインキ組成物を素早く乾燥させることができる点、乾燥のために特別な装置やエネルギーを必要としない点、蒸発乾燥方式と違って大気中へのVOC(揮発性有機化合物)の放出を抑制できる点等において優れたものである。しかしながら、インキ組成物を浸透乾燥方式により乾燥させた場合、紙面におけるインキの着色濃度が経時により低下してしまうドライダウンという現象を生じがちである。この現象の生じる理由は必ずしも明らかでないが、本来であれば印刷用紙の表面に固定されるべき、インキ組成物に着色力を与える成分(着色顔料等の着色成分)が、インキ組成物に含まれる油成分とともに印刷用紙の内部へ移行してしまうことが要因として推測される。ドライダウンを強く生じた印刷物では、インキ組成物によって形成された画像の着色濃度が薄くなり、メリハリの失われた紙面となるので問題である。そして、こうした現象は、印刷用紙の地色である白色の対照となる墨色の画像にて目立つ傾向がある。
このドライダウンの発生を抑制するには、比較的粘性の小さな油成分をインキ組成物の調製に用いるのが良い。粘性の小さな油成分は、印刷用紙への浸透速度が速いので、インキ組成物の固形分(着色成分を含む。)と速やかに分離して印刷用紙の内部へと浸透する。その結果、着色成分の多くが印刷用紙の表面に留まった状態で乾燥が完了するので、ドライダウンは小さくなる。一方、比較的粘性の大きな油成分をインキ組成物の調製に用いた場合には、印刷用紙への油成分の浸透速度が遅いのでインキ組成物の固形分と油成分とがなかなか分離せず、これらが一緒に印刷用紙の内部へと浸透しがちとなる。その結果、印刷用紙の表面に残留する着色成分が少なくなり、ドライダウンは大きくなる。したがって、ドライダウンを抑制するとの観点からは、インキ組成物の油成分として比較的粘性の小さなものを用い、インキ組成物の乾燥時間(セット時間)を短くすることが好ましいといえる。
ところで、オフセット輪転機を用いた新聞印刷では、巻き取りを巻き解いて印刷された用紙が裁断を受けていない連続した状態のままで裁断部まで運ばれる。このとき、連続した状態の印刷用紙は、ガイドローラーと呼ばれる金属ローラーに接触することで進行方向を変えられたり、適切なテンション(張力)を掛けられたりしながら、輪転機から裁断部まで繋がった状態で順次移動する。そして、印刷された側の面と接触するガイドローラーにはインキ組成物による汚れが付着するが、このとき、インキ組成物の乾燥時間(セット時間)が短い場合には、油成分を失って粘着性の強くなったインキ組成物がガイドローラーに付着することになる。すると、印刷部数が増加するにつれてこの汚れも累積し、ついには、固い粒状や帯状となったインキ組成物がガイドローラー上に固着することになる。この固着したインキ組成物は、印刷紙面と接触した際に削り取られて印刷紙面を汚したり、印刷終了後のガイドローラー洗浄を困難にしたりする要因となる。その一方で、長めの乾燥時間(セット時間)となるインキ組成物で印刷を行った場合には、印刷されたインキ組成物がガイドローラーに接触する際に、そのインキ組成物が油成分をある程度含んだ粘着性の小さな状態となるので、上記のような問題を生じにくい。したがって、ガイドローラー汚れを抑制するとの観点からは、インキ組成物の乾燥時間(セット時間)を長くすることが好ましいといえる。
このように、ドライダウンを抑制するとの観点からはインキ組成物の乾燥時間(セット時間)を短くするのが好ましい一方で、ガイドローラーの汚れを抑制するとの観点からはインキ組成物の乾燥時間(セット時間)を長くするのが好ましいため、両者の関係はトレードオフとなり、これらを両立させるのは難しいのが現状である。
本発明は、以上の状況に鑑みてなされたものであり、印刷された際に、印刷紙面におけるドライダウンの抑制と、ガイドローラー汚れの抑制とを両立することのできるオフセット印刷用インキ組成物、及びそのようなオフセット印刷用インキ組成物を用いることによって印刷紙面の経時におけるドライダウンを抑制する方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記の課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、インキ組成物の構成成分としてナフテン系ベースオイルと、ナフテン系減圧蒸留残渣との混合物を用いることにより、印刷後におけるドライダウンの抑制と、ガイドローラーにおける汚れの抑制(すなわちセット時間の延長)とを両立できるようになることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明は、ナフテン系ベースオイルと、ナフテン系減圧蒸留残渣と、を構成成分として含むことを特徴とするオフセット印刷用インキ組成物である。
上記ナフテン系減圧蒸留残渣の25℃における針入度は、300を超えることが好ましい。
上記ナフテン系ベースオイルは、OSHA基準及びPCA3質量%未満の基準の両方を満足することが好ましい。
上記オフセット印刷用インキ組成物は、浸透乾燥型として好ましく用いられる。
本発明は、上記オフセット印刷用インキ組成物を用いることを特徴とする、浸透乾燥方式により印刷を行ったときの印刷紙面の経時におけるドライダウンを抑制する方法でもある。
本発明によれば、印刷された際に、印刷紙面におけるドライダウンの抑制と、ガイドローラー汚れの抑制とを両立することのできるオフセット印刷用インキ組成物、及びそのようなオフセット印刷用インキ組成物を用いることによって印刷紙面の経時におけるドライダウンを抑制する方法が提供される。
以下、本発明のオフセット印刷用インキ組成物の一実施形態、及び上記組成物を用いることを特徴とする、浸透乾燥方式により印刷を行ったときの印刷紙面の経時におけるドライダウンを抑制する方法の一実施態様について説明する。
<オフセット印刷用インキ組成物>
本発明のオフセット印刷用インキ組成物(上記のように、「インキ組成物」又は「インキ」と適宜省略する。)は、オフセット印刷用として使用されるものであり、特にオフセット輪転印刷を浸透乾燥方式で行った際のドライダウンや、ガイドローラー汚れを軽減することができるので、新聞印刷用として好ましく用いられる。本発明のインキ組成物は、ナフテン系ベースオイルと、ナフテン系減圧蒸留残渣と、を必須の構成成分として含み、その他、通常のオフセット印刷用インキ組成物と同様に、着色成分である着色顔料、バインダー樹脂及び油成分を含む。以下、各成分について説明する。
[ナフテン系ベースオイル及びナフテン系減圧蒸留残渣]
ナフテン系ベースオイル及びナフテン系減圧蒸留残渣は、いずれもナフテン系原油を出発原料として得ることができるものである。ナフテン系ベースオイル及びナフテン系減圧蒸留残渣は、好ましくは、両者が混合された状態でインキ組成物の構成成分として添加される。ナフテン系ベースオイル及びナフテン系減圧蒸留残渣の混合物中におけるナフテン系減圧蒸留残渣の混合比率としては、当該混合物の100質量部中に10〜90質量部程度を挙げることができるが特に限定されない。このような混合物は、これまでゴム用の可塑剤としての使用が提案されてきており、例えば特許第3703468号公報にその製造方法が記載されているのでその製造方法に準じて製造することも可能であるし、市販されている製品を購入して入手することもできる。市販されている製品の一例としては、三共油化株式会社製のA/OMIX(製品名)を挙げることができる。
上述のように、ナフテン系ベースオイル及びナフテン系減圧蒸留残渣の混合物は、ゴム用の可塑剤として使用されてきたものであり、ナフテン系ベースオイル単独でのインキ組成物への適用は実績があるものの、両者を組み合わせてインキ組成物に適用された例はない。ナフテン系ベースオイルは、粘性の大きな油成分であり、これをインキ組成物の油成分として用いることにより、インキ組成物のセット時間を長くすることができるのでガイドローラー汚れの抑制という観点からは有利に作用する。しかしながら、セット時間が長くなると、ドライダウンの抑制という観点からは不利に作用することについては既に述べた通りである。
本発明者らは、ガイドローラー汚れの抑制に有利なナフテン系ベースオイルをインキ組成物に適用したときに生じるドライダウンが、意外にも、ナフテン系減圧蒸留残渣を組み合わせて用いることにより大幅に緩和されることを見出した。本発明のインキ組成物は、このような知見をもとに完成されたものであり、ナフテン系ベースオイルとナフテン系減圧蒸留残渣とを構成成分として含むものである。
ナフテン系ベースオイルは、ナフテン系原油を減圧蒸留したときの留分として得られるものであり、40℃における動粘度が40〜600mm/sの範囲のものが好ましく用いられる。さらに、OSHA基準及びPCA3質量%未満の基準の双方を満足するものであることが好ましい。
OSHA基準とは、米国労働安全衛生局(OSHA)が、IARC(国際癌研究機関)の実験に基づいて、1985年11月に発表した安全基準である。この基準では、発癌の危険性のあるベースオイル精製法がブラックリスト形式で列挙されており、この列挙に含まれていない高度水素化精製法や高度溶剤精製法で製造されたベースオイルはOSHA基準を満足することになる。また、PCA3質量%未満の基準とは、ベースオイルについて、DMSO(ジメチルスルホキシド)により抽出される多環芳香族化合物の量が3質量%未満とすることを内容とするEUの統一安全基準である。
このようなナフテン系ベースオイルは、市販されているものを用いることも可能である。そのような市販品の一例として、三共油化株式会社製のSNH46、同SNH220、同SNH440、同SNH540(いずれも商品名)等を挙げることができる。
ナフテン系ベースオイルのインキ組成物中における添加量としては、2〜30質量%を好ましく挙げられ、6〜20質量%をより好ましく挙げられ、10〜20質量%をさらに好ましく挙げられる。このような添加量範囲であれば、ガイドローラー汚れの抑制とドライダウンの抑制とを良好なバランスで実現できるので好ましい。
ナフテン系減圧蒸留残渣は、ナフテン系原油を出発原料として減圧蒸留を行ったときの蒸留残渣である。このような減圧残渣を得る手法の一例としては、まず、ナフテン系原油を常圧蒸留してLPG、ナフサ、ガソリン、灯油、軽油等を留出させ、得られた常圧蒸留残渣を400〜500℃の範囲で減圧蒸留してA重油留分、ナフテン系ベースオイル、減圧蒸留残渣等の成分を得ることを挙げられる。
従来から、インキ組成物の調製においては、特に墨色のインキ組成物(ブラックインキ)にて、着色顔料であるカーボンブラックの分散性を向上させるためにギルソナイトやビチューメン(瀝青)等といったアスファルト系の材料が用いられてきた。これらの材料は、石炭系の原料や石油ピッチ等を精製して得られるもので、常温で固体であり、鉱物油等といった油成分中で加熱して溶解又は分散させた上で用いられるのが一般的である。本発明で用いられるナフテン系減圧蒸留残渣は、上記のアスファルト系の材料と同様に、カーボンブラック等の着色顔料の分散に大きく寄与するものと考えられるので、上記アスファルト系の材料とともに、又は上記アスファルト系の材料に代えて用いることが可能である。
ところで、ナフテン系原油を減圧蒸留して得られた残渣は、25℃における針入度が300以下である場合には「ナフテン系アスファルト」と呼ばれ、他方25℃における針入度が300を超えるものは「ナフテン系蒸留残渣」というように区別して呼ばれるものである。本発明では、ナフテン系蒸留残渣を用いるため、ナフテン系原油の減圧蒸留残渣のうち、25℃における針入度が300を超えるものを用いることになる。一方で、従来のインキ組成物の調製で用いられてきたアスファルト系の材料は、室温で硬い固体であるので、25℃における針入度は当然300以下のものになる。この点で、本発明のインキ組成物は、従来のインキ組成物とは異なるものである。なお、本発明におけるドライダウンの抑制効果は、ナフテン系減圧蒸留残渣を用いることによって実現されるものであり、これの全部を、従来用いられてきたアスファルト系の材料に置き換えてしまうと当然のことながらドライダウンの抑制効果を得ることはできない。
25℃における針入度の試験方法は、JIS K2207に規定されるものを挙げることができるが、この測定方法はアスファルトの針入度を測定するものであるから300を超える針入度について適用することはできない。しかし、25℃における針入度が300を超えるという上記要件は、単にナフテン系アスファルトとナフテン系減圧蒸留残渣とを区別するための基準であるので、25℃における針入度が300を超えているか否かを判断できれば十分であり、その点では上記のJIS法を適用することは可能である。
上記のように、ナフテン系減圧蒸留残渣を用いることによってドライダウンが抑制される理由は必ずしも明らかでない。しかし、ナフテン系減圧蒸留残渣は、ガイドローラー汚れの抑制のために用いられるナフテン系ベースオイルと由来を同じくするものであり、両者は混合されたときに高い相溶性(親和性)を示すものである。このことがドライダウンの抑制効果において何らかの良い作用を与えているものと推察される。
着色顔料の分散効果という点において、本発明で用いられるナフテン系ベースオイル及びナフテン系減圧蒸留残渣は、いずれの色のインキ組成物にも適用され得るものである。しかし、ナフテン系減圧蒸留残渣は、着色顔料のうち特にカーボンブラックに対して高い分散効果を示す点と、墨色のインキ組成物では印刷用紙の白色と対照になるためにドライダウンが顕著に目立つ点から、本発明は、特に墨色のインキ組成物(ブラックインキ)において好ましく適用される。
ナフテン系減圧蒸留残渣のインキ組成物中における添加量としては、1〜10質量%を好ましく挙げられ、2〜6質量%をより好ましく挙げられ、3〜6質量%をさらに好ましく挙げられる。このような添加量範囲であれば、ドライダウンの抑制と、インキ組成物における他の成分との配合バランスと、を良好なものとすることができるので好ましい。
なお、上述のように、ナフテン系ベースオイルとナフテン系減圧蒸留残渣との混合物である市販品(三共油化株式会社製、製品名A/OMIX)を用いる場合、その混合物のインキ組成物中における添加量としては、1〜50質量%が好ましく、2〜40質量%が好ましく、2〜35質量%が好ましく挙げられる。
[着色顔料]
着色顔料は、インキ組成物に着色力を付与するための成分(着色成分)である。着色顔料としては、従来からインキ組成物に使用される有機及び/又は無機顔料を特に制限無く挙げることができる。
このような着色顔料としては、ジスアゾイエロー(ピグメントイエロー12、ピグメントイエロー13、ピグメントイエロー17、ピグメントイエロー1)、ハンザイエロー等のイエロー顔料、ブリリアントカーミン6B、レーキレッドC、ウオッチングレッド等のマゼンタ顔料、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、アルカリブルー等のシアン顔料、カーボンブラック等の黒色顔料等が例示される。なお、本発明は、既に述べたように、カーボンブラックを用いた墨色のインキ組成物において特に好ましく適用される。
着色顔料の添加量としては、インキ組成物全体に対して8〜30質量%程度が例示されるが、特に限定されない。なお、イエロー顔料を使用してイエローインキ組成物を、マゼンタ顔料を使用してマゼンタインキ組成物を、シアン顔料を使用してシアンインキ組成物を、黒色顔料を使用してブラックインキ組成物をそれぞれ調製するに際しては、補色として、他の色の顔料を併用したり、他の色のインキ組成物を添加したりすることも可能である。
[バインダー樹脂]
バインダー樹脂(以下、単に「樹脂」とも呼ぶ。)は、印刷用紙の表面で上記着色顔料を固定するバインダーとして機能する成分であり、また、上記着色顔料をインキ組成物中に分散させるために用いられる成分でもある。このような樹脂としては、インキ組成物の分野で通常使用されるものを特に制限なく挙げることができ、ロジン変性フェノール樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、ロジン変性アルキド樹脂、ロジン変性石油樹脂、ロジンエステル樹脂、石油樹脂変性フェノール樹脂、アクリル変性フェノール樹脂、アルキド樹脂、植物油変性アルキド樹脂、石油樹脂等が例示される。これらの樹脂の重量平均分子量としては、3000〜30万程度を好ましく例示することができる。
これらの樹脂の中でも、顔料分散性、印刷品質及び長時間にわたる安定な印刷適性といった観点からは、重量平均分子量が1万〜15万であるロジン変性フェノール樹脂及びロジン変性マレイン酸樹脂よりなる群から選択される少なくとも1種を用いることが好ましい。また、顔料の分散性を向上させるために、これらの樹脂とアルキド樹脂とを併用することも好ましい。この場合、ロジン変性フェノール樹脂及びロジン変性マレイン酸樹脂の合計100質量部に対して、アルキド樹脂を3〜10質量部程度用いるのが好ましい。樹脂の添加量としては、インキ組成物全体に対して、10〜35%程度を好ましく例示できる。
樹脂は、後述する油成分とともに加熱されることにより溶解され、ワニスとされた状態で使用される。ワニスを調製する際、樹脂を溶解させて得られた溶解ワニス中に金属キレート化合物や金属石けん等のゲル化剤を投入し、ゲル化ワニスとしてもよい。樹脂からゲル化ワニスを調製し、これをインキ組成物の調製に用いることにより、インキ組成物に適度な粘弾性を付与することができるので好ましい。
[油成分]
油成分は、上記樹脂を溶解させてワニスとしたり、インキ組成物の粘度を調節したりするために使用される。油成分としては、植物油及び/又は鉱物油を挙げることができ、これまでインキ組成物の調製に使用されてきたものを特に制限なく使用できる。
本発明において、植物油には、植物油の他に植物油由来の脂肪酸エステル化合物が含まれてもよい。植物油としては、大豆油、綿実油、アマニ油、サフラワー油、桐油、トール油、脱水ヒマシ油、カノーラ油等の乾性油や半乾性油等が例示される。また、植物油由来の脂肪酸エステル化合物としては、上記植物油に由来する脂肪酸のモノアルキルエステル化合物等が例示される。この脂肪酸モノアルキルエステル化合物を構成する脂肪酸としては、炭素数16〜20の飽和又は不飽和脂肪酸が好ましく例示され、このような飽和又は不飽和脂肪酸としては、ステアリン酸、イソステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、エレオステアリン酸等が好ましく例示される。脂肪酸モノアルキルエステル化合物を構成するアルキル基としては、炭素数1〜10のアルキル基が好ましく例示され、より具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、2−エチルヘキシル基等が好ましく例示される。
これらの植物油は、単独で又は二種以上を組み合わせて用いることができる。植物油としては、大豆油、大豆油脂肪酸エステル等が好ましく例示される。インキ組成物における植物油の含有量としては、インキ組成物全体に対して20〜60質量%程度を例示することができる。
本発明において、鉱物油としては、溶剤成分と呼ばれる軽質の鉱物油や、潤滑油状である重質の鉱物油等が挙げられる。
軽質の鉱物油としては、沸点160℃以上、好ましくは沸点200℃以上の非芳香族系石油溶剤が例示される。このような非芳香族系石油溶剤としては、JX日鉱日石エネルギー株式会社製の0号ソルベント、同AFソルベント5号、同AFソルベント6号、同AFソルベント7号等が例示される。
重質の鉱物油としては、スピンドル油、マシン油、ダイナモ油、シリンダー油等として分類されてきた各種の潤滑油を挙げることができる。これらの中でも、米国におけるOSHA基準やEU基準に適応させるとの観点からは、縮合多環芳香族成分の含有量が抑制されたものであることが好ましい。このような鉱物油としては、JX日鉱日石エネルギー株式会社製のインクオイルH8、同インクオイルH35(いずれも商品名)、三共油化工業株式会社製のSNH8、同SNH46、同SNH220、同SNH540(いずれも商品名)等が例示される。
これらの鉱物油は、単独で又は二種以上を組み合わせて使用することができる。インキ組成物における鉱物油の含有量としては、インキ組成物全体に対して0〜50質量%程度を例示することができる。なお、財団法人日本エコマーク事務局が認定する、インキ組成物におけるエコマーク基準(類型名:印刷インキVersion2.8、基準:インキ組成物中の石油系溶剤が30質量%以下)に適合させるとの観点からは、インキ組成物における鉱物油の含有量を30質量%以下とすることが好ましい。
[その他の成分]
本発明のインキ組成物には、印刷性能を向上させる等の観点から、必要に応じて上記の各成分の他に各種成分を添加することができる。このような各種成分としては、無色顔料、リン酸塩等の塩類、ポリエチレン系ワックス・オレフィン系ワックス・フィッシャートロプシュワックス等のワックス類、アルコール類、酸化防止剤等が例示される。
無色顔料は、体質顔料とも呼ばれ、インキ組成物における流動性等といった特性を調節するために好ましく使用される。無色顔料としては、クレー、タルク、カオリナイト(カオリン)、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、酸化ケイ素、ベントナイト、酸化チタン等が例示される。無色顔料の添加量としては、インキ組成物全体に対して0〜33質量%程度が例示されるが、特に限定されない。
上記の各成分を用いて本発明のインキ組成物を製造するに際しては、従来公知の方法を用いることができる。このような方法としては、上記の各成分を混合した後にビーズミルや三本ロールミル等で練肉することで着色顔料を分散させた後、水、及び必要に応じて油成分や添加剤(酸化防止剤、アルコール類、ワックス類等)等を加えてよく撹拌し、さらに粘度調整することを例示できる。
<上記インキ組成物を用いることを特徴とする、浸透乾燥方式により印刷を行ったときの印刷紙面の経時におけるドライダウンを抑制する方法>
上記のインキ組成物を用いることを特徴とする、浸透乾燥方式により印刷を行ったときの印刷紙面の経時におけるドライダウンを抑制する方法もまた本発明の一つである。既に述べたように、浸透乾燥方式にてオフセット印刷を行った場合、印刷紙面におけるドライダウンの抑制と、オフセット輪転機にて用いられるガイドローラーの汚れの抑制とはトレードオフの関係になる。つまり、ドライダウンの抑制という観点ではインキ組成物のセット時間(浸透乾燥方式における乾燥時間)が短いほど有利である一方で、ガイドローラー汚れの抑制という観点ではインキ組成物のセット時間が長いほど有利であるので、両者は互いに真逆の特性を要求するものであり、これまでのインキ組成物ではこれらを両立するのが難しかったのが実情である。
しかしながら、本発明のインキ組成物を用いると、既に述べたように、インキ組成物のセット時間を長くしながらドライダウンの抑制を実現することができるので、ガイドローラー汚れの抑制とドライダウンの抑制とを両立させた印刷を行うことが可能になる。したがって、本発明のインキ組成物を用いて印刷を行うことにより、用いる印刷機や印刷手法は従来のものをそのまま用いたとしても、印刷を行ったときの印刷紙面の経時におけるドライダウンを抑制する方法が提供されることになる。
以下に実施例を挙げて本発明のインキ組成物をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。なお、以下の記載では、特に断りのない限り、「%」は「質量%」を意味し、「部」は「質量部」を意味する。
[インキ組成物用ワニスの調製]
冷却管、温度計及び撹拌機を装着した4つ口フラスコに、重量平均分子量10万のロジン変性フェノール樹脂(荒川化学工業株式会社製)35部、大豆油20部及びAFソルベント6号(JX日鉱日石エネルギー株式会社製)44.5部を仕込んだ後200℃に昇温し、同温度を1時間維持することにより樹脂を溶解させた後、エチルアセトアセテートアルミニウムジイソプロピレート(川研ファインケミカル株式会社製、ALCH)を0.5部仕込み、その後170℃で60分間加熱保持して、ワニスを得た。
[インキ組成物の調製]
表1及び2に示す処方にて各種の材料を混合し、三本ロールにて練肉することで実施例1〜5、及び比較例1〜6のインキ組成物を調製した。表1及び2において、「カーボンブラック」は三菱化学株式会社製のカーボンブラック#32であり、「ワニス」は上記手順にて調製したワニスであり、「ナフテン系混合物」はナフテン系ベースオイルとナフテン系減圧蒸留残渣との混合物(三共油化株式会社製、製品名:A/OMIX)であり、「ギルソナイトワニス」はギルソナイト(American Gilsonite Company社製、製品名:ギルソナイト S325L)20部をAFソルベント6号(JX日鉱日石エネルギー株式会社製)40部及びナフテン系ベースオイル(三共油化株式会社製、製品名:SNH540)40部の混合油で溶解させたものであり、「分散ワニス1」はビチューメン(TOSAS(Pty) Limited製、製品名:Penetration grade bitumen)30部をナフテン系ベースオイル(三共油化株式会社製、製品名:SNH540)70部で溶解させたものであり、「分散ワニス2」は上記ビチューメン30部を大豆油70部で溶解させたものであり、「分散ワニス3」は上記ビチューメン30部を上記AFソルベント6号70部で溶解させたものであり、「分散ワニス4」はビチューメン(中国産)30部を上記ナフテン系ベースオイル(製品名SNH540)70部で溶解させたものであり、「ベースオイル」は上記ナフテン系ベースオイル(製品名SNH540)である。また、表1及び2に示す処方量は、いずれも質量部である。また、表1及び2において大豆油の添加量が各サンプルで異なっているのは、出来上がりのインキ組成物の25℃におけるラレー粘度を7.0±0.5Pa・sとなるようにオイル成分の量を調節したためである。
[セット時間の測定]
各実施例及び比較例のインキ組成物におけるセット時間の測定は、以下のようにして行った。まず、インキ組成物の試料0.1ccをRI展色機(4分割ロール、株式会社明製作所製)を用いて更紙(王子製紙株式会社製、SL+)に展色した。次に、展色直後の各展色物の展色面にあて紙を被せてセット試験機(AUTO INKSETTING TESTER、東洋精機株式会社製)にセットし、セット試験を3分間隔で行って、あて紙に対するインキ付着の様子を目視で確認した。あて紙にインキが付着しなくなるのに要した時間をセット時間とした。その結果を表1及び2に示す。なお、セット時間の長いものほど、インキ組成物の乾燥が遅いことになり、ガイドローラー汚れの抑制という観点では有利となる。
[ドライダウンの測定]
各実施例及び比較例のインキ組成物のドライダウンの評価は、以下のようにして行った。まず、インキ組成物の試料0.1ccをRI展色機(2分割ロール、株式会社明製作所製)を用いて更紙(王子製紙株式会社製、SL+)に展色し、展色直後の濃度をSpectroeye濃度計(Gretagmacbeth社製)により測定した後に、室内で24時間放置してから再度濃度を測定した。そして、展色直後の濃度値から24時間経過後の濃度値を引いたものをドライダウン量とした。その結果を表1及び2に示す。
Figure 2015117313
Figure 2015117313
表1及び2の実施例及び比較例を対比するとわかるように、ナフテン系ベースオイルとナフテン系減圧蒸留残渣とを構成成分として含む本発明のインキ組成物(実施例1〜5)では、比較例1〜6のインキ組成物に比べてドライダウンが小さいことがわかる。そして、その傾向は、ナフテン系ベースオイル(これは「ナフテン系混合物」に含まれている。)の添加量を増加させてセット時間を延長させた場合であっても変わらないことがわかる。このことから、本発明のインキ組成物によれば、ガイドローラー汚れの抑制とドライダウンの抑制とを両立できることがわかる。一方、比較例では、セット時間を延長させるとドライダウンが大きくなる傾向にあることがわかる。

Claims (5)

  1. ナフテン系ベースオイルと、ナフテン系減圧蒸留残渣と、を構成成分として含むことを特徴とするオフセット印刷用インキ組成物。
  2. 前記ナフテン系減圧蒸留残渣の25℃における針入度が300を超えることを特徴とする請求項1記載のオフセット印刷用インキ組成物。
  3. 前記ナフテン系ベースオイルが、OSHA基準及びPCA3質量%未満の基準の両方を満足することを特徴とする請求項1又は2記載のオフセット印刷用インキ組成物。
  4. 浸透乾燥型である請求項1〜3のいずれか1項記載のオフセット印刷用インキ組成物。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項記載のオフセット印刷用インキ組成物を用いることを特徴とする、浸透乾燥方式により印刷を行ったときの印刷紙面の経時におけるドライダウンを抑制する方法。
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