JP7128799B2 - 吐出容器 - Google Patents

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Description

本発明は、押圧操作により液体等を吐出させる押圧式の吐出容器に関する。
従来、ハンドソープ等の液剤を泡状又は非泡状にして吐出させる吐出容器が知られている。また、近年、このような吐出容器として、ノズルの形状や配置等を工夫することにより、動植物やキャラクタ等の所定の目的形状となるように液体を泡状又は非泡状にして吐出させる所謂スタンプ式吐出容器が提案されている(特許文献1)。
このようなスタンプ式吐出容器においては、吐出した液体の形崩れを防ぐために、ノズルが吐出方向に突出して設けられると共に、ノズルよりも吐出方向に高い押圧壁(スペーサ)が設けられている。
特開2018-193128号公報
従来のスタンプ式吐出容器では、ノズルが吐出方向に突出して形成されているため、ノズルが立設されている底面に液体が付着すると、この付着した液体が滞留するおそれがある。このような滞留した液体は、新たに吐出される液体の形崩れを招くおそれがあると共に、衛生的にも望ましくないため、適宜拭き取る等の清掃が行われることが望ましい。
本発明は、清掃効率を向上させることが可能な吐出容器に関する。
本発明は、液体を収容する容器部と、前記容器部内の液体を被吐出体に向けて吐出する吐出部とを備える吐出容器であって、前記吐出部は、液体の吐出方向に沿って延び、前記容器部内の液体を吐出可能なノズルと、前記ノズルが挿通可能な挿通部を有する底部と、前記吐出方向に沿って延びるスペーサとを備え、前記底部は、前記挿通部を介して前記ノズルが突出した吐出位置と、該吐出位置よりも前記ノズルの突出量が少ない退避位置との間において、前記ノズルに対して相対移動可能に設けられており、前記スペーサは、液体の吐出時に、前記ノズルと被吐出体との間に所定の間隔を形成するよう構成されている吐出容器に関する。
本発明に係る吐出容器は、清掃効率を向上させることが可能である。
本発明の一実施形態に係る吐出容器の斜視図である。 吐出容器本体からオーバーキャップを取り外した状態を示す分解図である。 図1のA-A´線に沿った概略断面図である。 退避状態における吐出部近傍を示す概略断面図である。 退避状態における吐出部近傍を示す斜視図である。 退避状態から吐出状態に移行する過程における吐出部近傍を示す概略断面図である。 退避状態から吐出状態に移行する過程における吐出部近傍を示す斜視図である。 吐出状態における吐出部近傍を示す概略断面図である。 本実施形態に係る吐出容器の使用状態を示す図である。 被吐出体(手の平)に吐出された液体の形状を示す図である。
以下、本発明を実施するための好適な実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
[吐出容器の全体構成]
本実施形態に係る吐出容器1は、図1及び図2に示すように、被吐出体に対して非泡状の液体を吐出可能な吐出容器本体2と、該吐出容器本体2に装着されるオーバーキャップ4とを備えている。液体を受け取る被吐出体としては、手、洗浄用又は塗布用のスポンジ、クリーム等が塗布されるパン等の食品等が例示される。なお、以下の説明では、液体を吐出させる液体吐出容器であるものとして説明するが、これに限定されず、泡を吐出する泡吐出容器とすることも可能である。
本実施形態に係る吐出容器1は、吐出容器本体2にオーバーキャップ4を装着させた状態において、図1に示すように、径方向の最大幅よりも高さ方向(軸方向)の長さの方が長い円柱状に形成されている。ここで、「高さ方向の長さ」とは、吐出容器1の長手方向の一端から他端までの直線長さをいい、「径方向の最大幅」とは、吐出容器1の中で最も径が太い部分における、該高さ方向と直交する断面の直径をいう。
吐出容器1の径方向の最大幅は、持ち易さ、および押圧し易さの観点から、1cm以上であることが好ましく、2cm以上であることが更に好ましく、また、片手での持ち易さ、および持ち運びのし易さの観点から、10cm以下であることが好ましく、8cm以下であることが更に好ましい。また、吐出容器1の高さ方向の長さは、持ち易さ、および押圧し易さの観点から、3cm以上であることが好ましく、5cm以上であることが更に好ましく、また、押圧し易さ、及び持ち運びのし易さの観点から、20cm以下であることが好ましく、15cm以下であることが更に好ましい。そして、これら径方向の最大幅と高さ方向の長さとの比(アスペクト比)は、持ち易さ、使い易さの観点から、吐出容器1の正面視において、1:1以上であることが好ましく、1:2以上であることが更に好ましい。本実施形態に係る吐出容器1は、このような寸法を有することにより、かばん等に入れて持ち運ぶことが可能である。
本実施形態において、吐出容器1は、高さ方向と直交する方向の断面形状が円形(すなわち、円柱状)であるが、これに限定されず、種々の形状を採用可能である。また、吐出容器1の大きさは、図示の例に限定されず、任意に設定することが可能である。
なお、以下の説明では、オーバーキャップ4が吐出容器本体2よりも下方側に位置する状態(図1の状態)を「倒立状態」といい、オーバーキャップ4が吐出容器本体2よりも上方側に位置するように逆さまにした状態を「正立状態」という。また、以下の説明では、「倒立状態」において吐出容器本体2からオーバーキャップ4に向かう方向(吐出容器本体2から見た場合における、オーバーキャップ4側)を「下方」とし、その反対方向(吐出容器本体2から見た場合における、オーバーキャップ4とは反対側)を「上方」として説明する。ただし、ここでいう上下方向は、説明の便宜上定めた方向に過ぎず、実際の使用状況における上下方向とは限らない。本実施形態に係る吐出容器1は、様々な向きで使用することが可能である。
[オーバーキャップの構成]
オーバーキャップ4は、図1~図3に示すように、上端が開放された有底筒状に形成されている。オーバーキャップ4の開放側端部4aは、吐出容器本体2の後述するオーバーキャップ装着壁22bに嵌合可能な形状及び寸法を有している。また、オーバーキャップ4は、吐出容器本体2に装着された状態において、吐出容器本体2の後述する吐出部20が底面4bに接触しない程度の軸方向の長さを有している。オーバーキャップ4の閉塞側端部、すなわち底面4bは、軸方向に直交する方向に延びる平坦面となっており、吐出容器1を倒立状態で自立させることが可能に構成されている。
[吐出容器本体の構成]
吐出容器本体2は、図2及び図3に示すように、吐出対象となる液体を収容する容器部10と、容器部10内の液体を被吐出体に向けて吐出する吐出部20とを備えている。吐出容器本体2は、吐出部20を容器部10に対して接近させる押圧操作により、被吐出体に向けて液体を吐出させるよう構成されたポンプ式の液体吐出容器である。ここでいう「押圧操作」には、吐出部20を被吐出体に対して押し付けることで生じた反力により吐出部20を容器部10に対して接近させる操作と、被吐出体によって吐出部20が押し付けられることにより吐出部20を容器部10に対して接近させる操作との双方が含まれる。
なお、以下の説明では、倒立状態(図3参照)において容器部10から吐出部20に向かう方向(吐出部20から見た場合における、容器部10とは反対側)を「吐出方向」とし、その反対方向(吐出部20から見た場合における、容器部10側)を「圧縮方向」として説明する。ここで、「吐出方向」とは、被吐出体に向けて液体が吐出される方向をいい、後述するノズル44の吐出口44aの中心軸(図心軸)に沿う方向をいうものとする。「圧縮方向」とは、押圧操作によって吐出部20が容器部10に向けて接近する方向をいうものとする。
また、以下の説明において、「吐出方向に沿って延びる」とは、液体の吐出方向と完全に一致する方向(傾きが0度の方向)に延びる構成に限定されず、該吐出方向に対して僅かに傾いて延びる構成(例えば、吐出方向と延在方向とのズレが10度以内の構成)を含んでいる。さらに、「圧縮方向」と「吐出方向」は、必ずしも、同一直線上で180度異なる方向でなくてもよく、およそ反対方向であればよい。例えば、「圧縮方向」と「吐出方向」との間には、ある程度の軸ズレ(例えば、10度以内の軸ズレ)が許容される。
[容器部の構成]
容器部10は、収容する液体の減少に応じて内袋10Bが収縮して内袋10Bが外殻10Aから離間するいわゆるデラミ(デラミネーション)容器であり、図3に示すように、例えばブロー成形等によって形成された硬質合成樹脂製の外殻10Aと、外殻10Aの内側に収容された薄膜状の内袋10Bとを備えている。
外殻10Aは、図2及び図3に示すように、円筒状の胴部12と、胴部12の下端に立設された小径円筒状の口部14と、胴部12の上端を閉塞する上面部16とを有する有頂筒状に形成されている。本実施形態において、これら胴部12、口部14及び上面部16は、いずれも、容器部10の上下方向と直交する方向の断面形状が円形(すなわち、円筒状)であるが、これに限定されず、種々の形状を採用可能である。
容器部10の胴部12は、手で把持可能な外径及び軸方向の長さを有しており、被吐出体に対する押圧操作の際に使用者に把持及び押圧される操作部として機能する。胴部12は、圧搾(スクイズ)により変形しない程度の剛性を有することが好ましい。口部14は、外周面にねじ山が設けられており、吐出部20の後述する装着キャップ22が螺合可能に構成されている。上面部16には、内袋10Bの収縮に伴って、外殻10Aと内袋10Bとの間に空気を導入する空気導入孔18(図1参照)が形成されている。
内袋10Bは、吐出対象となる液体の収容空間を有しており、膨張状態において、外殻10Aの内部形状及び容積と略同じ形状及び容積を有する袋状に形成されている。また、内袋10Bは、収容する液体の量の減少に伴い収縮する(萎む)ことが可能な可撓性を有している。
容器部10に収容される液体は、目的に応じた任意の液剤とすることが可能であり、例えば、スキンケアクリーム等の美容剤、コンディショナー、洗浄剤、ジェル除菌剤、トイレ用のジェルスタンプ、毛髪用化粧料、各種食品(例えば、マヨネーズやマーガリンのような食用油脂や、クリーム等)等、液状(流動体の状態)で用いられる種々のものを例示することができる。
また、容器部10に収容される液体の粘度は、20℃において1000mPa・s以上100000mPa・s以下であることが好ましい。20℃における液体の粘度は、より好ましくは5000mPa・s以上80000mPa・s以下であり、さらに好ましくは10000mPa・s以上60000mPa・s以下である。液体の粘度は、B型粘度計により測定することができる。B型粘度計の測定は、例えば、液体の剤型及び粘度に応じて適切なローターまたはスピンドルを選択し、それに応じた回転数(50~60回転/分)の回転数でローターまたはスピンドルを回転させ、回転時間が60秒となった時点の粘度を測定することができる。液体の粘度が20℃において1000mPa・s以上100000mPa・s以下であることによって、ノズル44の吐出口44aより吐出された液体を好適に所定の目的形状に形成することができる。
[吐出部の構成]
吐出部20は、図2及び図3に示すように、液体の吐出方向に沿って延び、容器部10内の液体を吐出可能なノズル44と、ノズル44が挿通可能な挿通部32aを有する底部32と、吐出方向に沿って延びるスペーサ38とを備えている。底部32は、挿通部32aを介してノズル44が突出した吐出位置(図6参照)と、該吐出位置よりもノズル44の突出量が少ない退避位置(図4A、図4B参照)との間において、ノズル44に対して相対移動可能に設けられており、スペーサ38は、液体の吐出時に、ノズル44と被吐出体との間に所定の間隔を形成するよう構成されている。
以下、このような吐出部20の詳細な構成について、詳述する。
吐出部20は、図2及び図3に示すように、容器部10に対して固定的に取り付けられる装着機構20Aと、該装着機構20Aに対して相対移動可能に取り付けられる吐出ヘッド機構20Bとを備え、装着機構20Aに向けて吐出ヘッド機構20Bを相対移動させることで、吐出ヘッド機構20Bから液体が吐出されるよう構成されている。
[装着機構の構成]
装着機構20Aは、図3に示すように、容器部10の口部14に装着可能に構成された装着キャップ22と、該装着キャップ22に支持された筒状ガイド24とを備えている。
装着キャップ22は、図3に示すように、容器部10の口部14に装着可能に構成された円筒状のねじ溝形成壁22aと、オーバーキャップ4が装着可能に構成されたオーバーキャップ装着壁22bと、吐出ヘッド機構20Bの後述する支持部材34をガイドするガイド壁22cと、筒状ガイド24を支持可能に構成された筒状ガイド支持部22dとを備えている。
ねじ溝形成壁22aは、その内面に、容器部10の口部14に形成されたねじ山と螺合可能なねじ溝が形成されており、容器部10の口部14に着脱可能に構成されている。オーバーキャップ装着壁22bは、ねじ溝形成壁22aよりも大径の円筒状に形成されており、ねじ溝形成壁22aの径方向外側において、ねじ溝形成壁22aと同軸となるよう配されている。オーバーキャップ装着壁22bは、その外面が、オーバーキャップ4の開放側端部4a内に嵌入可能に構成されている。
ガイド壁22cは、ねじ溝形成壁22aの下端から更に下方に向けて延出した円筒状部位であり、吐出ヘッド機構20Bの後述する支持部材34の外側筒壁34bが僅かな隙間をおいて挿脱可能な径からなる円筒状に形成されている。筒状ガイド支持部22dは、ねじ溝形成壁22aとガイド壁22cとの境界部分に設けられており、筒状ガイド24を支持可能に構成されている。筒状ガイド支持部22dには、吐出ヘッド機構20Bの後述するピストン50が僅かな隙間をおいて挿脱可能な径からなるピストン挿通孔23が形成されている。
筒状ガイド24は、吐出ヘッド機構20Bの後述するピストン50が挿通可能な内径を有する円筒部材からなり、上端部が口部14を介して容器部10の収容空間内に位置するよう、その下端部が筒状ガイド支持部22dに支持されている。筒状ガイド24の上端部には、容器部10内に向けて延びる種々の公知のディップチューブ(図示せず)等の任意の部材が設けられても良い。
筒状ガイド24の内部には、吐出ヘッド機構20Bの後述するピストン50を下方(吐出方向)に向けて付勢するピストン付勢手段25が配されている。ピストン付勢手段25は、本実施形態ではコイルばねであるが、これに限定されず、例えば、板ばね、皿ばね、ゴム、シリコン等の種々の弾性部材を用いることが可能である。筒状ガイド24の上端部には、上端方向に向けて縮径する段差部24aが形成されており、該段差部24aにより、ピストン付勢手段25の抜け出しを防止している。
ピストン付勢手段25は、その上端が筒状ガイド24の段差部24aに係止し、その下端が吐出ヘッド機構20Bの後述するピストン50の上端に係止することで、筒状ガイド24の内部においてピストン50を吐出方向(下方)に向けて常時付勢している。また、ピストン付勢手段25は、被吐出体に対する押圧操作により自己の付勢力を超える外力(押圧力)が付与された際に圧縮し、吐出ヘッド機構20Bを圧縮方向(上方)に向けて移動させるよう構成されている。
[吐出ヘッド機構の構成]
吐出ヘッド機構20Bは、図3に示すように、装着機構20Aの筒状ガイド24内に挿通可能に配された円筒状のピストン50と、該ピストン50の下端に結合されたヘッドキャップ30と、該ヘッドキャップ30に埋設されたノズル部材40とを備えている。
なお、以下の説明において、「吐出状態」とは、ノズル部材40がヘッドキャップ30内から最も露出した状態、すなわち、底部32の挿通部32aからのノズル44の突出量が最大となった状態をいい、「吐出位置」とは、該吐出状態におけるその部材の位置をいう。また、「退避状態」とは、ノズル部材40がヘッドキャップ30内に最も埋没した状態、すなわち、底部32の挿通部32aからのノズル44の突出量が最小となった状態をいい、「退避位置」とは、該退避状態におけるその部材の位置をいう。このため、退避位置では、底部32の挿通部32aからのノズル44の突出量が、吐出位置よりも少ない。
ヘッドキャップ30は、図4に示すように、装着機構20Aのガイド壁22cよりも大きく、かつ、オーバーキャップ装着壁22bよりも小さい径からなる有底筒状に形成されており、その軸方向が液体の吐出方向と略一致するよう配されている。ヘッドキャップ30は、吐出状態において、装着機構20Aに接触しない程度の軸方向の長さを有している(図6参照)。なお、本実施形態において、ヘッドキャップ30は、軸方向と直交する方向の断面形状が円形(すなわち、円筒状)であるが、これに限定されず、種々の形状を採用可能である。
ヘッドキャップ30は、下端部近傍に底部32が形成されると共に、その軸方向の略中間位置に、ピストン50の下端を支持する支持部材34が配されている。すなわち、ヘッドキャップ30は、底部32と支持部材34とにより二重底構造を有しており、この二重底間(底部32と支持部材34との間)の空間(ノズル収容空間36)に、ノズル部材40が収容されている。
底部32は、液体の吐出方向に対して略垂直な平面を有する底板からなり、ヘッドキャップ30の下端部近傍を閉塞している。底部32は、ノズル収容空間36に収容されたノズル部材40のノズル44と整合する位置に、該ノズル44が挿通可能な挿通部32aを有している。挿通部32aは、底部32を貫通する貫通孔であり、ノズル44と同数(本実施形態では4つ)形成されており、ノズル44の外径よりも僅かに大きい径を有している。なお、底部32は、図示した板状に限定されず、ブロック状等の任意の形状を採用することが可能であり、また、拭き取り易さの観点から、圧縮方向に凹状又は吐出方向に凸状の湾曲面を有する構成としても良い。また、挿通部32aは、ノズル44と同数形成される構成に限定されず、2以上のノズル44に対して1つの挿通部32aが形成される構成としても良い。さらに、挿通部32aは、図示した貫通孔の構成に限定されず、例えば、ノズル44が挿通可能となるよう切り欠かれた切り欠き等であっても良い。
挿通部32aとノズル44との径の差(クリアランス)は、ヘッドキャップ30とノズル部材40との相対移動をスムーズにする観点から、0mm以上が好ましく、0.01mm以上がより好ましく、また、ノズル収容空間36内に対する液体の侵入を防ぐ観点から、0.1mm以下が好ましく、0.05mm以下がより好ましい。
支持部材34は、ヘッドキャップ30の内径と略同径の円盤状に形成されると共に、その径方向の中央部が装着機構20A側に隆起することにより、装着機構20A側に延びる内側筒壁34aと、内側筒壁34aよりも径方向外側において装着機構20A側に延びる外側筒壁34bと、内側筒壁34aの上端と外側筒壁34bの上端とを繋ぐ円環状の上壁34cと、内側筒壁34aの内側領域に形成された貫通孔34dとが形成されている。
内側筒壁34aは、ピストン50の下端が嵌合可能に構成されている。外側筒壁34bは、吐出状態において、装着機構20Aのガイド壁22c内に挿入されるよう構成されている(図6参照)。貫通孔34dは、ピストン50の内部空間とノズル部材40の後述する流路42aとを流通させるよう構成されている。また、支持部材34は、内側筒壁34a、外側筒壁34b及び上壁34cによって囲われた凹部空間35(図5A及び図6参照)によって、ノズル部材40の後述するガイド部46をガイドするよう構成されている。
また、ヘッドキャップ30は、底部32の外縁全域から下方(吐出方向)に向けて延びるスペーサ38を有している。底部32の外縁とスペーサ38の圧縮方向(上方)側の端部とは、拭き取り易さの観点から、湾曲面によって連続的に繋がっていることが好ましい。スペーサ38は、液体の吐出時、すなわち、押圧操作によってピストン50が筒状ガイド24内に押し込められ、後述するポンプ機能が作動する際に、ノズル44と被吐出体との間に所定の間隔を形成するよう構成されている。なお、本実施形態において、スペーサ38は、底部32と一体として形成され、底部32と共に吐出方向及び圧縮方向に沿って進退可能に構成されているが、これに限定されず、底部32とスペーサ38とは互いに別部材であっても良いし、互いに相対移動可能な構成であっても良い。
スペーサ38の吐出方向の高さH1(図6参照)は、被吐出体上における液体の形崩れを防ぐ観点から、吐出状態におけるノズル44の吐出方向の高さH2(図6参照)の1.2倍以上であることが好ましく、1.5倍以上であることがより好ましく、また、10倍以下であることが好ましく、8倍以下であることがより好ましい。吐出状態におけるスペーサ38とノズル44との高低差は、被吐出体上における液体の形崩れを防ぐ観点から、1mm以上であることが好ましく、2mm以上であることがより好ましく、また、被吐出体上における液体の形崩れを防ぐと共に、底部32に付着した液をふき取り易くする観点から、20mm以下であることが好ましく、18mm以下であることがより好ましい。これらの観点から、例えばスペーサ38の吐出方向の高さH1を7mmに設定し、吐出状態におけるノズル44の吐出方向の高さH2を3.5mmに設定することが可能であるが、これに限定されるものではない。ここで、「スペーサ38の吐出方向の高さH1」とは、図6に示すように、底部32の下面からスペーサ38の開放端(下端)までの寸法をいう。また、「吐出状態におけるノズル44の吐出方向の高さH2」とは、同じく図6に示すように、吐出ヘッド機構20Bが装着機構20Aに最接近し、底部32の挿通部32aからノズル44が突出した吐出状態における、底部32の下面からノズル44の吐出口44aまでの寸法をいう。
スペーサ38には、該スペーサ38の内側の領域と外側の領域とを相互に連通させる連通孔(図示せず)が形成されていても良い。このような連通孔が形成されることにより、押圧操作時に被吐出体によってスペーサ38の開放端全域が密閉された場合であっても、該連通孔を介してスペーサ38の内側の空気を外側に排出することが可能となる。
ノズル部材40は、図3及び図4Aに示すように、ノズル収容空間36内に収容されたベース部42と、ベース部42の下面から吐出方向(下方)に沿って延びる複数又は1つ(本実施形態では4つ)のノズル44と、ベース部42の上面から圧縮方向(上方)に沿って延びる円筒状のガイド部46と、ベース部42を圧縮方向(上方)に向けて付勢するノズル付勢手段48とを備えている。
ベース部42は、ノズル収容空間36内に収容可能な径及び厚さを有する円盤状に形成されており、ガイド部46で囲まれた領域とノズル44の内部空間44bとを連通させる流路42aが形成されている。
ノズル44は、ベース部42の下面から吐出方向(下方)に向けて延出する円筒状に形成されており、下端部に形成された円形の吐出口44aと、上端部から吐出口44aに亘って延びる内部空間44bとを有している。各ノズル44の内部空間44bは、それぞれ、ベース部42の流路42aに連通している。すなわち、本実施形態では、4つのノズル44の内部空間44bがいずれも、ベース部42に形成された共通の流路42aに連通している。このような構成により、複数のノズル44から液体を吐出することが可能となる。
本実施形態において、ノズル44は、図4Bに示すように、ベース部42の周方向に沿って等間隔に4つ配されており、各ノズル44から同時に容器部10内の液体を吐出可能に構成されている。これにより、ノズル44は、被吐出体上において動植物やキャラクタ等の所定の目的形状(図示の例では花状)となるよう、液体を吐出させることが可能に構成されている。すなわち、このように配置された4つのノズル44によれば、図8に示すように、被吐出体上において液体が花状となるよう、被吐出体に対して液体を吐出することができる。
ノズル44が複数設けられる場合には、複数のノズル44は、液体の吐出方向に沿う高さが同じであることが好ましい。ここでいう「同じ」には、完全に同一である場合の他に、全てのノズル44の平均高さに対して各ノズル44の高さが±10%以内である場合も含まれる。なお、後述するように、ノズル44の数及び配置並びに吐出口44aの形状は、目的とする液体の形状に応じて任意に変更することが可能である。例えば、ノズル44の吐出口44aの形状を、被吐出体上において目的形状(例えば花状)となるよう液体を吐出可能な一続きの孔形状とし、一つのノズル44から液体を吐出する構成としても良い。
ガイド部46は、支持部材34の凹部空間35内において摺動可能となるよう、該凹部空間35内に遊嵌されている。ガイド部46は、ベース部42が底部32から最も離間した状態(退避状態)において、ノズル付勢手段48の付勢力によって支持部材34の凹部空間35内に押し込められ、支持されるよう構成されている。ガイド部46で囲まれた領域は、ベース部42の流路42aに連通しており、支持部材34の貫通孔34dから流出した液体がベース部42の流路42aに流入するよう構成されている。
ノズル付勢手段48は、ベース部42と底部32の上面(圧縮方向側の面)との間に配されており、その上端がベース部42に係止し、その下端が底部32に係止することで、ノズル収容空間36内においてベース部42を底部32から離間させる方向に向けて常時付勢している。また、ノズル付勢手段48は、被吐出体に対する押圧操作により自己の付勢力を超える外力(押圧力)が付与された際に圧縮し、底部32をベース部42に対して接近させる(上方に向けて移動させる)よう構成されている。なお、ノズル付勢手段48は、本実施形態ではコイルばねであるが、これに限定されず、例えば、板ばね、皿ばね、ゴム、シリコン等の種々の弾性部材を用いることが可能である。
ノズル付勢手段48の付勢力は、ノズル部材40とヘッドキャップ30とを相対移動させて底部32の挿通部32aからノズル44を露出させるために、ピストン付勢手段25の付勢力よりも弱くなるよう設定されている。ノズル付勢手段48の付勢力は、筒状ガイド24に対するピストン50の押し込みよりも、ノズル部材40とヘッドキャップ30との相対移動を優先させる観点から、ピストン付勢手段25の付勢力より小さいことが好ましい。
[吐出ヘッド機構の動作]
本実施形態に係る吐出ヘッド機構20Bは、以上の構成を備えることにより、図4A~図6に示すように、ヘッドキャップ30とノズル部材40とが互いに相対移動可能となっている。
すなわち、吐出ヘッド機構20Bは、吐出容器本体2を使用しない状態(退避状態)においては、図4A及び図4Bに示すように、ノズル付勢手段48によってヘッドキャップ30とノズル部材40とを互いに離間させることで、底部32の挿通部32aからのノズル44の突出量を最小限に抑えることが可能となる。このような本実施形態に係る吐出ヘッド機構20Bによれば、ノズルの突出量が常時一定の従来の吐出容器と比較して、ヘッドキャップ30の底部32上に付着した液体を容易に拭き取ることが可能となり、清掃効率が向上するため、新たに吐出される液体の形崩れを抑制することが可能となると共に、衛生的にも望ましいものとなる。また、複数のノズル44間に付着した液体を底部32によって掻き出すことが可能となるため、清掃効率が著しく向上する。
ここで、退避状態における底部32の挿通部32aからのノズル44の突出量は、底部32に付着した液をふき取り易くする観点から、吐出状態におけるノズル44の吐出方向の高さH2(図6参照)の50%以下であることが好ましく、10%以下であることがより好ましく、ゼロ以下であることが更に好ましい。このような退避状態におけるノズル44の突出量は、ノズル付勢手段48の軸方向の長さ、ノズル44の長さ及び底部32と支持部材34との間隔等の種々の要因を適宜設定することで調整することが可能である。
なお、退避状態においてノズル44が底部32の挿通部32a内に埋没する構成としても良いが、清掃効率の観点から、底部32の下面(吐出方向側の面)とノズル44の下端面との吐出方向の位置が同位置であることが好ましい。また、ノズル44の下端面が、吐出方向に対して垂直な端面であることが好ましい。このように、ノズル44の下端面が吐出方向に対して垂直な端面とされ、かつ、退避状態における底部32の下面とノズル44の下端面との吐出方向の位置が同位置とされる場合には、底部32の下面とノズル44の下端面とを面一にすることができ、退避状態における底部32上の凹凸を最小限に抑えることが可能となる。
一方、吐出容器本体2を使用する段階においては、図7に示すように、ヘッドキャップ30を被吐出体(図示の例では手の平6)に押し付ける押圧操作が行われる。この際、吐出ヘッド機構20B全体を付勢するピストン付勢手段25よりも、ノズル部材40とヘッドキャップ30との間に配されたノズル付勢手段48の方が付勢力が弱いため、図5A及び図5Bに示すように、ノズル付勢手段48がピストン付勢手段25よりも優先して圧縮する。そして、このノズル付勢手段48の圧縮により、ヘッドキャップ30とノズル部材40とが互いに接近することで、底部32の挿通部32aからノズル44が露出される。なお、図7では、吐出容器本体2を倒立状態で使用する例を示したが、これに限定されず、吐出容器本体2は、正立状態や横向き状態等の様々な向きで使用することが可能である。
そして、この状態から更にヘッドキャップ30を被吐出体(手の平6)に対して押し付けることにより、ピストン付勢手段25も圧縮させる。これにより、図6に示すように、ピストン50が筒状ガイド24内に押し込められるため、既知のポンプ機能により、容器部10内の液体が、筒状ガイド24、ピストン50、支持部材34の貫通孔34d、ベース部42の流路42a及び各ノズル44の内部空間44bを介して、複数のノズル44の各吐出口44aから同時に吐出される。この際、各ノズル44の吐出口44aが底部32から離れた位置にあり、かつ、スペーサ38によって各ノズル44の吐出口44aと被吐出体(手の平6)との間に所定の間隔が形成されているため、吐出された液体の形崩れを防ぐことができる。このようにして、吐出容器本体2によれば、図8に示すように、被吐出体(手の平6)上において動植物やキャラクタ等の所定の目的形状(図示の例では花状)となるよう、液体(花状の液体8)を吐出させることが可能となる。
なお、ヘッドキャップ30の押圧操作は、ノズル44の吐出口44aから液体をスムーズに吐出させ、被吐出体(手の平6)上に安定して特定形状の液体を好適に形成する観点から、30mm/sの速度でヘッドキャップ30を押し付ける際の押圧力が、1N以上であることが好ましく、5N以上であることが更に好ましく、また、40N以下であることが好ましく、35N以下であることが更に好ましい。
以上説明したとおり、本実施形態に係る吐出容器1は、吐出部20が、液体の吐出方向に沿って延び、容器部10内の液体を吐出可能なノズル44と、ノズル44が挿通可能な挿通部32aを有する底部32と、吐出方向に沿って延びるスペーサ38とを備え、底部32が、挿通部32aを介してノズル44が突出した吐出位置と、該吐出位置よりもノズル44の突出量が少ない退避位置との間において、ノズル44に対して相対移動可能に設けられており、スペーサ38が、液体の吐出時に、ノズル44と被吐出体との間に所定の間隔を形成するよう構成されている。
このような本実施形態に係る吐出容器1によれば、上述したとおり、ノズルの突出量が常時一定の従来の吐出容器と比較して、底部32上に付着した液体を容易に拭き取ることが可能となり、清掃効率が向上するため、新たに吐出される液体の形崩れを抑制することが可能となると共に、衛生的にも望ましいものとなる。また、ノズル44に付着した液体を底部32によって掻き出すことが可能となるため、清掃効率が著しく向上する。
以上、本発明の好適な実施形態を例示して説明したが、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に記載の範囲には限定されない。上記各実施形態には、多様な変更又は改良を加えることが可能である。
例えば、上述した実施形態では、吐出容器本体2から非泡状の液体が吐出されるものとして説明したが、これに限定されず、泡が吐出される構成としても良い。このような構成は、吐出部20に種々の公知のフォーマー機構を採用することで実現することが可能である。この場合において、液体は、目的に応じた任意の液剤とすることが可能であり、例えば、ハンドソープ、洗顔料、クレンジング剤、食器用洗剤、整髪料、ボディソープ、髭剃り用クリーム、ファンデーションや美容液等の肌用化粧料、染毛剤、消毒薬、パン等の食品に塗布するクリーム、住居用洗剤、除菌剤、部分洗い用等の衣料用洗剤等、泡状で用いられる種々のものを例示することができる。
上述した実施形態では、オーバーキャップ4の底面4bが平坦面であり、吐出容器1を正立状態で自立可能な構成としたが、これに限定されず、容器部10の上面部16が平坦面に形成され、吐出容器1を正立状態で自立可能な構成としても良いし、これら双方の構成を採用し、倒立状態及び正立状態のいずれでも自立可能な構成としても良い。また、自立する構成に限定されず、自立しない構成(例えば底部が下方に向かう半円球状に形成される構成、チューブ状の構成等)であっても良い。
上述した実施形態では、容器部10がデラミ容器であるものとして説明したが、これに限定されず、容器部10は、単層構造の容器や所謂ポップル容器等の種々の構成を採用可能である。
上述した実施形態では、底部32とスペーサ38とが一体として形成され、スペーサ38を被吐出体に押し付けることで吐出ヘッド機構20Bを装着機構20A側に相対移動させ、液体を吐出するものとして説明したが、これに限定されず、スペーサ38は、液体の吐出時に、ノズル44と被吐出体との間に所定の間隔を形成するものであれば、種々の構成を採用可能である。例えば、このような機能を有するスペーサ38であれば、被吐出体に押圧される部位である必要はなく、また、底部32と共に可動する部位である必要も無い。
上述した実施形態では、円形の吐出口44aを有するノズル44が複数設けられるものとして説明したが、これに限定されず、ノズル44の数及び配置並びに吐出口44aの形状は、目的とする液体の形状に応じて任意に変更することが可能である。例えば、特定の形状からなる吐出口を有する単数のノズルであっても良い。
上記のような変形例が本発明の範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 :吐出容器
2 :吐出容器本体
4 :オーバーキャップ
4a :開放側端部
4b :底面
6 :手の平(被吐出体)
8 :液体
10 :容器部
10A :外殻
10B :内袋
12 :胴部
14 :口部
16 :上面部
18 :空気導入孔
20 :吐出部
20A :装着機構
20B :吐出ヘッド機構
22 :装着キャップ
22a :ねじ溝形成壁
22b :オーバーキャップ装着壁
22c :ガイド壁
22d :筒状ガイド支持部
23 :ピストン挿通孔
24 :筒状ガイド
24a :段差部
25 :ピストン付勢手段
30 :ヘッドキャップ
32 :底部(底板)
32a :挿通部(貫通孔)
34 :支持部材
34a :内側筒壁
34b :外側筒壁
34c :上壁
34d :貫通孔
35 :凹部空間
36 :ノズル収容空間
38 :スペーサ
40 :ノズル部材
42 :ベース部
42a :流路
44 :ノズル
44a :吐出口
44b :内部空間
46 :ガイド部
48 :ノズル付勢手段
50 :ピストン
H1 :スペーサの吐出方向の高さ
H2 :吐出状態におけるノズルの吐出方向の高さ

Claims (5)

  1. 液体を収容する容器部と、前記容器部内の液体を被吐出体に向けて吐出する吐出部とを備える吐出容器であって、
    前記吐出部は、液体の吐出方向に沿って延び、前記容器部内の液体を吐出可能なノズルと、前記ノズルが挿通可能な挿通部を有する底部と、前記吐出方向に沿って延びるスペーサとを備え、
    前記底部は、前記挿通部を介して前記ノズルが突出した吐出位置と、該吐出位置よりも前記ノズルの突出量が少ない退避位置との間において、前記ノズルに対して相対移動可能に設けられており、
    前記スペーサは、液体の吐出時に、前記ノズルと被吐出体との間に所定の間隔を形成するよう構成されており、
    前記底部が退避位置に位置する状態における該底部の前記挿通部からの前記ノズルの突出量は、ゼロ以下である
    吐出容器。
  2. 前記吐出部は、該吐出部を前記容器部に対して接近させる押圧操作により、被吐出体に向けて液体を吐出させるよう構成されている
    請求項1に記載の吐出容器。
  3. 前記吐出部は、被吐出体に対して非泡状の液体を吐出するよう構成されている
    請求項1又は2に記載の吐出容器。
  4. 前記吐出部は、前記ノズルを有するノズル部材と、前記底部を有するヘッドキャップと、前記ノズル部材と前記ヘッドキャップとを互いに離間させる方向に付勢するノズル付勢手段と、前記ヘッドキャップに結合されたピストンと、前記ピストンを液体の吐出方向に向けて付勢するピストン付勢手段とを備え、
    前記ノズル付勢手段の付勢力は、前記ピストン付勢手段の付勢力よりも弱い
    請求項1~のいずれか1項に記載の吐出容器。
  5. 前記ノズルは、被吐出体上において所定の目的形状となるよう液体を吐出可能に構成されている
    請求項1~のいずれか1項に記載の吐出容器。
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