JP7128579B2 - リチウムイオン組電池 - Google Patents
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Description
このような、単電池を2個以上積層してなるリチウムイオン組電池において、電池の単位重量あたりの出力向上を目的として集電体に樹脂集電体を用いたものが提案されている。しかし、単電池に樹脂集電体を用いた場合、樹脂集電体は金属集電体に比較して電子流動性が低いために導電率が低く、積層した単電池間の電気抵抗が高くなる傾向がある。この課題を解決する方法として、2個以上の単電池を可撓性を有する容器内に収納して、容器内を脱気した後封止することで上下に隣り合う単電池の樹脂集電体を互いに密着させる方法等が検討されてきた(特許文献1参照)。
本発明は、単電池を2個以上積層してなる組電池において単電池間の電気抵抗値が低いリチウムイオン組電池を提供することを目的とする。
図1は、本発明のリチウムイオン組電池の一例を模式的に示す断面図である。
図1に示すように、リチウムイオン組電池1は、正極集電体11、正極活物質層12、セパレータ13、負極活物質層14及び負極集電体15が順に積層された第1単電池10と、正極集電体21、正極活物質層22、セパレータ23、負極活物質層24及び負極集電体25が順に積層された第2単電池20とからなる。
すなわち、正極集電体11、正極活物質層12、セパレータ13、負極活物質層14及び負極集電体15の構成材料と、正極集電体21、正極活物質層22、セパレータ23、負極活物質層24及び負極集電体25の構成材料は、それぞれ同じであることが好ましい。
つまり、第1単電池10と第2単電池20とは直列で接続されている。
ポリオレフィン樹脂(A1)としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、ポリシクロオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルニトリル、ポリテトラフルオロエチレン、スチレンブタジエンゴム、ポリアクリロニトリル、ポリメチルアクリレート、ポリメチルメタクリレート、ポリフッ化ビニリデン、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂又はこれらの混合物等が挙げられるが、これらに限定されるわけではない。
電気的安定性の観点から、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン及びポリシクロオレフィンが好ましく、さらに好ましくはポリエチレン、ポリプロピレン及びポリメチルペンテンである。
ポリエチレン:「ノバテックLL UE320」「ノバテックLL UJ960」いずれも日本ポリエチレン(株)製
ポリプロピレン:「サンアロマーPM854X」「サンアロマーPC684S」「サンアロマーPL500A」「サンアロマーPC630S」「サンアロマーPC630A」「サンアロマーPB522M」いずれもサンアロマー(株)製、「プライムポリマーJ-2000GP」(株)プライムポリマー製、「ウィンテックWFX4T」日本ポリプロ(株)製
ポリメチルペンテン:「TPX」三井化学(株)製
商品名「UP20N(3.33m2/g)」「CGB20(4.72m2/g)」「CPB(6.95m2/g)」[日本黒鉛工業(株)製]「SG-BH(4.84m2/g)」「SG-BL30(4.28m2/g)」「SG-BL40(3.19m2/g)」「RP99-150(5.13m2/g)」「PC99-300M(3.87m2/g)」「SRP-150(5.61m2/g)」「PC-30(6.04m2/g)」[いずれも伊藤黒鉛工業(株)製]、商品名「SNG-WXA1(1.8m2/g)」「SNG-P1A1(0.6m2/g)」[いずれもJFEケミカル(株)製]、商品名「#3030(32m2/g)」[三菱ケミカル株式会社製]、商品名「エンサコ250G粒状(68m2/g)」[Imerys製]、商品名「デンカブラック(69m2/g)」「デンカブラックLi-400(39m2/g)」[デンカ(株)製]等が挙げられる。
なお、品名の後の括弧内に記載した値は、そのフィラーの比表面積である。
ポリオレフィン樹脂(A1)及び導電性炭素フィラー(B1)としては先述のものが挙げられる。前記積層体のうち他の単電池の正極集電体と接する導電性層が含むポリオレフィン樹脂(A1)及び導電性炭素フィラー(B1)は前記正極集電体が有するポリオレフィン樹脂(A1)及び導電性炭素フィラー(B1)と同組成のものである。
前記導電性層における前記導電性炭素フィラー(B1)の重量割合は、前記正極集電体における前記導電性炭素フィラー(B1)の重量割合と同じであってもよく、異なっていてもよい。
その他の成分の合計添加量は、電気的安定性の観点から、正極集電体又は負極集電体の重量を基準として0.001~5重量%であることが好ましく、さらに好ましくは0.001~3重量%である。
なお、集電体の一方の面は金属層で覆われていてもよい。
正極活物質としては、リチウムと遷移金属との複合酸化物{遷移金属が1種である複合酸化物(LiCoO2、LiNiO2、LiAlMnO4、LiMnO2及びLiMn2O4等)、遷移金属元素が2種である複合酸化物(例えばLiFeMnO4、LiNi1-xCoxO2、LiMn1-yCoyO2、LiNi1/3Co1/3Al1/3O2及びLiNi0.8Co0.15Al0.05O2)及び金属元素が3種類以上である複合酸化物[例えばLiMaM’bM’’cO2(M、M’及びM’’はそれぞれ異なる遷移金属元素であり、a+b+c=1を満たす。例えばLiNi1/3Mn1/3Co1/3O2)等]等}、リチウム含有遷移金属リン酸塩(例えばLiFePO4、LiCoPO4、LiMnPO4及びLiNiPO4)、遷移金属酸化物(例えばMnO2及びV2O5)、遷移金属硫化物(例えばMoS2及びTiS2)及び導電性高分子(例えばポリアニリン、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアセチレン及びポリ-p-フェニレン及びポリビニルカルバゾール)等が挙げられ、2種以上を併用してもよい。
なお、リチウム含有遷移金属リン酸塩は、遷移金属サイトの一部を他の遷移金属で置換したものであってもよい。
正極活物質の周囲が被覆用樹脂で被覆されていると、電極の体積変化が緩和され、電極の膨張を抑制することができる。
これらの導電助剤は1種単独で用いられてもよいし、2種以上併用してもよい。また、これらの合金又は金属酸化物として用いられてもよい。
なかでも、電気的安定性の観点から、より好ましくはアルミニウム、ステンレス、銀、金、銅、チタン、炭素系導電助剤及びこれらの混合物であり、さらに好ましくは銀、金、アルミニウム、ステンレス及び炭素系導電助剤であり、特に好ましくは炭素系導電助剤である。
またこれらの導電助剤としては、粒子系セラミック材料や樹脂材料の周りに導電性材料をめっき等でコーティングしたものでもよい。導電性材料としてはアルミニウム、ステンレス(SUS)、銀、金、銅及びチタン等が好ましい。
導電助剤としては、金属系導電助剤[アルミニウム、ステンレス(SUS)、銀、金、銅及びチタン等]、炭素系導電助剤[グラファイト及びカーボンブラック(アセチレンブラック、ケッチェンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック及びサーマルランプブラック等)等]、及びこれらの混合物等が挙げられる。
これらの導電助剤は1種単独で用いられてもよいし、2種以上併用してもよい。また、これらの合金又は金属酸化物として用いられてもよい。
なかでも、電気的安定性の観点から、より好ましくはアルミニウム、ステンレス、銀、金、銅、チタン、炭素系導電助剤及びこれらの混合物であり、さらに好ましくは銀、金、アルミニウム、ステンレス及び炭素系導電助剤であり、特に好ましくは炭素系導電助剤である。
またこれらの導電助剤としては、粒子系セラミック材料や樹脂材料の周りに導電性材料をめっき等でコーティングしたものでもよい。導電性材料としてはアルミニウム、ステンレス(SUS)、銀、金、銅及びチタン等が好ましい。
ここで、非結着体とは、正極活物質が結着剤(バインダともいう)により位置を固定されておらず、正極活物質同士及び正極活物質と集電体が不可逆的に固定されていないことを意味する。
粘着性樹脂としては、例えば、特開2017-054703号公報に記載された非水系二次電池活物質被覆用樹脂に少量の有機溶剤を混合してそのガラス転移温度を室温以下に調整したもの、及び、特開平10-255805公報に粘着剤として記載されたもの等を好適に用いることができる。
なお、粘着性樹脂は、溶媒成分を揮発させて乾燥させても固体化せずに粘着性(水、溶剤、熱などを使用せずに僅かな圧力を加えることで接着する性質)を有する樹脂を意味する。一方、結着材として用いられる溶液乾燥型の電極バインダーは、溶媒成分を揮発させることで乾燥、固体化して活物質同士を強固に接着固定するものを意味する。
従って、溶液乾燥型の電極バインダー(結着材)と粘着性樹脂とは異なる材料である。
負極活物質としては、公知のリチウムイオン電池用負極活物質が使用でき、炭素系材料、珪素系材料、導電性高分子(例えばポリアセチレン及びポリピロール等)、金属(スズ、アルミニウム、ジルコニウム及びチタン等)、金属酸化物(チタン酸化物及びリチウム・チタン酸化物等)及び金属合金(例えばリチウム-スズ合金、リチウム-アルミニウム合金及びリチウム-アルミニウム-マンガン合金等)等及びこれらと炭素系材料との混合物等が挙げられる。
炭素系材料としては、黒鉛、難黒鉛化性炭素、アモルファス炭素、樹脂焼成体(例えばフェノール樹脂及びフラン樹脂等を焼成し炭素化したもの等)、コークス類(例えばピッチコークス、ニードルコークス及び石油コークス等)及び炭素繊維等が挙げられる。
珪素系材料としては、珪素、酸化珪素(SiOx)、珪素-炭素複合体(炭素粒子の表面を珪素及び/又は炭化珪素で被覆したもの、珪素粒子又は酸化珪素粒子の表面を炭素及び/又は炭化珪素で被覆したもの並びに炭化珪素等)及び珪素合金(珪素-アルミニウム合金、珪素-リチウム合金、珪素-ニッケル合金、珪素-鉄合金、珪素-チタン合金、珪素-マンガン合金、珪素-銅合金及び珪素-スズ合金等)等が挙げられる。
負極活物質を被覆する導電助剤を含む被覆用樹脂の好適な材料は、正極活物質を被覆する被覆用樹脂の好適な材料と同じである。導電助剤も同様である。
電解液としては、公知のリチウムイオン電池の製造に用いられる、電解質及び非水溶媒を含有する公知の電解液を使用することができる。
電解液の電解質濃度が1mol/L未満であると、電池の充分な入出力特性が得られないことがあり、5mol/Lを超えると、電解質が析出してしまうことがある。
なお、電解液の電解質濃度は、リチウムイオン電池用電極又はリチウムイオン電池を構成する電解液を、溶媒などを用いずに抽出して、その濃度を測定することで確認することができる。
2軸押出機にて、ポリプロピレン[商品名「サンアロマーPC684S」、サンアロマー(株)製]70部、カーボンブラック[商品名「エンサコ250G粒状(比表面積68m2/g)」、Imerys製]25部、分散剤[商品名「ユーメックス1001」、三洋化成工業(株)製]5部を180℃、100rpm、滞留時間5分の条件で溶融混錬して正極用樹脂集電体材料を得た。得られた正極用樹脂集電体材料を、熱プレス機により圧延することで膜厚100μmの正極集電体(P1)を得た。
製造例1のカーボンブラックを商品名「#3030(比表面積32m2/g)」(三菱ケミカル株式会社製)に変更した以外は製造例1と同じ操作を行い、膜厚100μmの正極集電体(P2)を得た。
製造例1のカーボンブラックを商品名「デンカブラック(比表面積69m2/g)」(デンカ株式会社製)に変更した以外は製造例1と同じ操作を行い、膜厚100μmの正極集電体(P3)を得た。
2軸押出機にて、ポリプロピレン[商品名「サンアロマーPC684S」、サンアロマー(株)製]30部、ニッケル粒子[商品名「Nickel Powder Type255」、Vale社製]67部、分散剤[商品名「ユーメックス1001」、三洋化成工業(株)製]3部を180℃、100rpm、滞留時間5分の条件で溶融混錬して負極用樹脂集電体材料を得た。得られた負極用樹脂集電体材料を、熱プレス機により圧延することで膜厚100μm の導電性層(N1-1)を得た。
また、2軸押出機にて、ポリプロピレン[商品名「サンアロマーPC684S」、サンアロマー(株)製]70部、カーボンブラック[商品名「デンカブラック(比表面積69m2/g)」(デンカ株式会社製)]25部、分散剤[商品名「ユーメックス1001」、三洋化成工業(株)製]5部を180℃、100rpm、滞留時間5分の条件で溶融混錬して負極用樹脂集電体材料を得た。得られた負極用樹脂集電体材料を、熱プレス機により圧延することで膜厚100μmの導電性層(N1-2)を得た。
導電性層(N1-1)と導電性層(N1-2)とを重ねて熱プレス機で圧着し、膜厚100μm の負極集電体(N1)を得た。
製造例4、導電性層(N1-2)の製造方法において、カーボンブラックを商品名「#3030(比表面積32m2/g)」(三菱ケミカル株式会社製)に変更した以外は製造例4、導電性層(N1-2)の製造と同じ操作を行い、膜厚100μmの導電性層(N2-2)を得た。
導電性層(N1-1)と導電性層(N2-2)とを重ねて熱プレス機で圧着し、得られた集電体の(N1-1)側に真空蒸着法により銅の金属層を厚さ40nmで形成して、金属層を片面に設けた膜厚100μm の負極集電体(N2)を得た。
導電性層(N1-1)と導電性層(N2-2)とを重ねて熱プレス機で圧着し、膜厚100μmの負極集電体(N3)を得た。
導電性層(N1-1)をそのまま負極集電体(N4)とした。
正極集電体(P1)~(P3)及び負極集電体(N1)~(N4)をそれぞれ3cm×10cm程度の短冊に裁断し、電気抵抗測定器[IMC-0240型、井元製作所(株)製]及び抵抗計[RM3548、HIOKI製]を用いて各正極集電体及び各負極集電体の貫通抵抗値を測定した。
電気抵抗測定器に2.16kgの荷重をかけた状態での樹脂集電体の抵抗値を測定し、2.16kgの荷重をかけてから60秒後の値をその樹脂集電体の抵抗値とした。下記の式に示すように、抵抗測定時の冶具の接触表面の面積(3.14cm2)をかけた値を貫通抵抗値(Ω・cm2)とした。結果を表1及び2に示す。
貫通抵抗値(Ω・cm2)=抵抗値(Ω)×3.14(cm2)
エチレンカーボネート(EC)とプロピレンカーボネート(PC)の混合溶媒(体積比率1:1)にLiN(FSO2)2を1mol/Lの割合で溶解させて電解液を作製した。
電解液36部に難黒鉛化性炭素粒子[(株)クレハ・バッテリー・マテリアルズ・ジャパン製カーボトロン(登録商標)、体積平均粒子径25μm]63部及び導電材料である炭素繊維[大阪ガスケミカル(株)製 ドナカーボ・ミルド S-243]1部を添加した後、遊星撹拌型混合混練装置{あわとり練太郎[(株)シンキー製]}を用いて2000rpmで1.5分間混合して負極活物質スラリーを作製した。
導電性炭素フィラー[商品名デンカブラック、デンカ(株)製]1部と正極活物質粒子としてのLiNi0.8Co0.15Al0.05O2粉末57部を電解液42部と混合して、正極活物質スラリーを作製した。
平板状のセルガード2500(PP製、厚さ25μm)を14mm×14mmの正方形に切り出して、セパレータ本体とした。
耐熱性環状支持部材となるポリエチレンナフタレートフィルム[帝人(株)製PENフィルム、テオネックスQ51、厚さ250μm]の両面にシール層となる接着性ポリオレフィン系樹脂フィルム[三井化学(株)製、アドマーVE300、厚さ50μm]を重ね、加熱ロールにより耐熱性環状支持部材とシール層とを接着して積層体を準備した。その後、積層体を15mm×15mmの正方形に切断し、さらに、中央の11mm×11mmの領域を打ち抜くことにより、PENからなる耐熱性環状支持部材(PEN層)とシール層とが積層され、正方形の4辺における幅が2mmとなった環状の積層体(枠状部材)を得た。
枠状部材の外形寸法に基づく重心とセパレータ本体の外形寸法に基づく重心が重なるように、かつ、各枠状部材の一方のシール層(第2シール層とする)がセパレータ本体と接触するように、セパレータ本体の一方の面に枠状部材を重ね、枠状部材をインパルスシーラーで加熱することによりセパレータ本体に溶融接着して、セパレータ本体の外周に沿って片面に枠状部材が環状に配置されたリチウムイオン電池用セパレータを得た。
正極集電体(P1)の一方の面に正極活物質スラリーを塗工して厚みが300μmの正極活物質層を作製した。同様に、負極集電体(N1)の導電性層(N1-1)側に負極活物質スラリーを塗工して厚みが300μmになる負極活物質層を作製した。正極活物質層が形成された面を上にして、枠状部材に配置されたセパレータを重ねた。その後、枠状部材に配置されたセパレータを反転させて、負極活物質層が形成された面の上に重ねた。枠状部材のシール層(枠状部材と、正極集電体又は負極集電体とが接する部分)の3辺をヒートシールし、残った1辺を真空シールして接着し、リチウムイオン単電池を得た。
得られた単電池を2つ、一方の単電池の正極集電体と、他方の単電池の負極集電体が重なるように積層して、それを2枚の市販の熱融着型アルミラミネートフィルムで挟んで、アルミラミネートフィルムの外周のうち3辺をヒートシールし、残った1辺を真空シールして接着して、実施例1に係るリチウムイオン組電池を得た。
実施例1の正極集電体と負極集電体の組合せを表3の通りにして、実施例2及び3並びに比較例1~5のリチウムイオン単電池及び組電池を得た。
表3に記載の組合せで正極集電体と負極集電体とを重ね合わせたものに対して、上記方法と同様に電気抵抗値(貫通抵抗値)の測定を行った。結果を表3に示す。
各実施例及び各比較例で作製したリチウムイオン単電池及び組電池について、完全放電後に充電を行って、電圧を確認してSOC50%に調整した。その後、0.1Cで10秒間放電を行った。0.1C相当の電流値I0.1Cと、充電後の電圧と放電後の電圧との間の電圧変化ΔV0.1Cから、直流抵抗値を測定した。上記の計測結果より、オームの法則に従って抵抗(Ω)が算出できる。これに電極面積(正極活物質層の面積)を乗じて面積抵抗(Ω・cm2)を算出した。結果を表3に示す。
10 第1単電池
11、21 正極集電体
12、22 正極活物質層
13、23 セパレータ
14、24 負極活物質層
15、25 負極集電体
15a、25a 内側に配置された導電性層
15b、25b 外側に配置された導電性層
20 第2単電池
Claims (3)
- 正極集電体、正極活物質層、セパレータ、負極活物質層及び負極集電体が順に積層された積層単位を含む単電池を2個以上有する組電池であって、
前記組電池では、一方の単電池の前記正極集電体と、他方の単電池の前記負極集電体とが接触するように、前記一方の単電池と、前記他方の単電池とが積層されており、
前記正極集電体はポリオレフィン樹脂(A1)と導電性炭素フィラー(B1)とを含む導電性樹脂層からなり、
前記負極集電体が2種以上の導電性層からなり、
前記負極集電体の前記導電性層の内、外側に配置される導電性層が前記ポリオレフィン樹脂(A1)と前記導電性炭素フィラー(B1)とを含み、
前記負極集電体の前記導電性層の内、内側に配置される導電性層が、前記ポリオレフィン樹脂(A1)と、ニッケル、アルミニウム、ステンレス鋼、銀、銅、及びチタンからなる群より選択される1種以上を含む導電性フィラーとを含むリチウムイオン組電池。 - 前記導電性炭素フィラー(B1)の比表面積が10m2/g~35m2/gである請求項1に記載のリチウムイオン組電池。
- 前記導電性炭素フィラー(B1)の比表面積が10m2/g~69m2/gである請求項1に記載のリチウムイオン組電池。
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