JP7127849B2 - 防音シート - Google Patents

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Description

この発明は防音シートに関し、特に、採光が可能な防音シートに関する。
従来、工事現場等において、作業中の重機の音圧が漏れないようにするために防音シートが用いられている。このような防音シートは、使用されるにしたがって、シートが汚れ、くすみが発生し、工事現場自体が薄汚れた印象があった。従来の防音シートにおいて、光の取り込みや、中の工事の様子がわかるようにするために、採光性を有する防音シートが使用されている場合があり、このような防音シートが、特許第4777464号公報(特許文献1)や特開2003-221888号公報(特許文献2)に記載されている。
特許第4777464号公報(特許請求の範囲等) 特開2003-221888号公報(要約等)
従来の防音シートは、グレー、赤、緑など原色に近い色で不透明なシートがほとんどであった。防音シートとは、建築構造物の解体又は建て方時に工事現場内の破壊又は建築時の騒音や重機が発する音を工事現場外に漏らさない、又は軽減することを目的に作られており、光透過性などの概念は無かった。
従来の、採光性(光透過性)を有する防音シートは次のように構成されていた。近年になり、作業現場内の作業環境を明るく、働きやすく、暗い現場を無くし、作業環境を向上させる目的で、採光防音シートなるものが開発され、明かり取りの意味で使用されている。しかし、採光防音シートは、シート自体半透明であるため、一定以上の光透過性は期待できないし、中の作業の視認性が確保できないなどの問題があった。
また、採光防音シート全体としての光透過性は規定されているが、その構成要素ごとの光透過性は規定されていなかった。
この発明は上記のような問題点に鑑みてなされたもので、一定以上の光透過性を有し、中の作業の視認性が確保できる、防音シートを提供することを目的とする。
この発明に係る防音シートは、光透過性が30%以下で、充実率が30~80%の基布織物と、基布織物にコーティング又は、ラミネートされた樹脂又はフィルムと、を含み、樹脂又はフィルムの光透過性は50%以上である。
好ましくは、基布織物の色は原色の黒色、赤色、緑色、青色である。
音響透過損失が1,000Hz時に11dB以上であるのが好ましい。
この発明に係る防音シートは、充実率が30~80%の基布織物にコーティング又は、ラミネートされた樹脂又はフィルムの光透過性が50%以上であるため、一定以上の光透過性を有し、中の作業の視認性が確保できる、防音シートを提供できる。
この発明の一実施の形態に係る防音シートを示す平面図である。
以下、この発明の一実施の形態を、図面を参照して説明する。図1はこの発明の一実施の形態に係る防音シートを示す平面図である。図1(A)は防音シートの平面図であり、図1(B)は図1(A)の一部の拡大図である。
現場内部の作業の視認性が確保できるように、基布織物はミー散乱の起きにくい、原色の黒色、赤色、緑色、青色であることが好ましい。特に好ましいのは黒色である。
基布織物はミー散乱のし易い白色や透明は不適である。また、多重散乱を避けるため、混合色に白色を用いない方が好ましい。原色の混合色も避けた方が好ましい。
図1(A)を参照して、防音シート10は、黒色の偉糸11と経糸12で編まれた基布織物13と、基布織物13をコーティング又はラミネートする樹脂15とを含む。ここで樹脂15は、偉糸11と経糸12とで囲まれる空間も被覆する。
なお、樹脂はフィルムであってもよい。
また、基布織物13は、その光透過性が30%以下で、充実率が30~80%である。樹脂又はフィルムの光透過性は50%以上である。
図1(B)を参照して、防音シート10の黒色織物13は、繊度(a)の偉糸11と経糸12からなる繊維から構成され、構成されるメッシュのサイズ(目合い(b))は、5mmと10mmである。なお、この実施の形態にかかる防音シート10の詳細寸法等は、表1および表2に示すとおりである。
表1は、目合いが5mmの場合を示し、表2は、目合いが10mmの場合を示す。
Figure 0007127849000001
Figure 0007127849000002
なお、防音シートの音響透過損失は、1,000Hz時に11dB以上であるのが好ましい。このような性能を有すれば、外部への音圧の漏れを減らすことができるためである。
基布織物に光透過性の多い(反射性の多い)色調の原糸(白色など)を使った基布織物を使うと、基布織物の目合いを小さくしても光は透過する。したがって、光透過性の多い基布を使った防音シートでは、織物の充実率が高い、低いに拘わらず、光は透過してしまい、作業環境内の温度は上がってしまう。一方で、光透過性が上がり、作業環境は明るくなる。
基布織物に白色の原糸を使った基布織物を使用すると、次のようになる。
すなわち、充実率が30~80%の範囲にある場合、光は、織物の糸がミー散乱により反射しつつ、織物は蓄熱-放熱しないいため、作業環境内の温度上昇を抑えることができるが、視認性が下がる。
一方、充実率が30%未満である場合、織物の糸の割合が低いため、フィルム又は樹脂を光がそのまま透過し、遮光性は下がり、フィルムだけに近い状態となるので、作業環境内の温度は上昇する。
充実率が80%を超える場合、光は、基布織物の糸が反射し、蓄熱-放熱しないいため、作業環境内の温度上昇を抑えることができるが、織物のカバーファクタ(遮蔽割合)が多くなるため、外からの作業環境の視認性が下がる。
基布織物に光透過性の少ない(反射性の少ない)色調の原糸(黒色、青色、緑色、赤色)を使用すると、次のようになる。
すなわち、充実率が30~80%の範囲にある場合、糸の無い部分を一定の割合で光が通過するため、作業環境内は一定の光が通過しつつ、光が織物の糸に遮られるため、作業環境内の温度上昇を抑えることができる。
一方、充実率が30%未満である場合、糸の無い部分を一定の割合で光が通過し、作業環境内は明るくなるが、作業環境内の温度は上昇するが、白色や透明の基布織物に比べると光透過性が少ない分、温度上昇は小さい。
充実率が80%を超える場合、ほとんどの光が織物の糸に遮られるため、作業環境内の温度上昇を抑えることができるものの、作業環境は暗く、別途灯りが必要となる。
また、作業環境内の明るさを維持するには、使用する基布織物により拡散(乱反射)させることも必要である。
なお、光透過性が高いと、光(赤外線)が透過してしまい、中の作業環境内の温度が上昇し、熱の逃げ場がないため、温度が上昇して、ビニールハウス状態となる。
この実施の形態に係る防音シート10で工事現場を覆うことにより、中の作業の視認性が確保できると共に、工事現場の騒音を防ぐことができる。
図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、本発明は、図示した実施形態に限定されるものではない。本発明と同一の範囲内において、又は均等の範囲内において、図示した実施形態に対して種々の変更を加えることが可能である。
この発明によると、一定以上の光透過性を有し、中の作業の視認性が確保できる、防音シートを提供できるため、工事用の防音シートとして有利に利用される。
10 防音シート、11 偉糸、12 経糸、13 基布織物、15 樹脂。

Claims (3)

  1. 光透過性が30%以下で、充実率が30~80%の基布織物と、
    前記基布織物にコーティング又はラミネートされた樹脂又はフィルムと、を含み、
    前記樹脂又はフィルムの光透過性は50%以上である、防音シート。
  2. 前記基布織物の色は原色の黒色、赤色、緑色、青色である、請求項1に記載の防音シート。
  3. 音響透過損失が1,000Hz時に11dB以上である、請求項1に記載の防音シート。
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