JP2018163344A - 加飾シート、表示装置、照明装置、窓 - Google Patents

加飾シート、表示装置、照明装置、窓 Download PDF

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中 一 行 峪
梅 谷 雅 規
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谷 雅 規 梅
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Abstract

【課題】透過した光を明るく表示する加飾層を有する加飾シートを提供する。【解決手段】加飾シート20は、絵柄部31と、絵柄部31の非形成部である透過部32と、を有する加飾層30を備える。透過部32は、長手方向を有する。透過部32の長手方向と非平行な方向を軸として、少なくとも一部が曲面状に湾曲している。【選択図】図4

Description

本発明は、加飾シート、及び、加飾シートを有する表示装置、照明装置、窓に関する。
例えば特許文献1に開示されているように、表示物を表示する加飾層を設けた加飾シートをスクリーンとして用いることが公知となっている。加飾層は、表示物が形成されている加飾部分と、光透過性を有する透過部分と、を含んでいる。このスクリーンでは、加飾層の透過部分を透過した映像光が、観察者によってスクリーン上に観察され得る映像を形成する。一方、映像が表示されていない場合には、加飾部分に形成された表示物をスクリーン上に観察することができる。
特開2005−37818号公報
しかしながら、特許文献1の加飾シートをスクリーンとして用いた場合、スクリーン上に表示される映像が暗くなってしまうこと、さらには十分に観察され得る映像を表示できないことすらあった。本件発明者らが、この不具合について鋭意検討を行ったところ、スクリーンに対する光源の位置やスクリーンの湾曲に応じて、映像光源から射出した映像光のうちの実際に映像の表示に利用され得る光の割合が変動することを知見し、そして、光源の位置やスクリーンの湾曲の向きと、加飾層における加飾部分及び透過部分の配列と、を適宜調整することで、映像光源から射出する映像光の利用効率を改善して映像を明るく表示し得ることを見出した。
加えて、このような表示装置におけるスクリーンに関連する問題は、照明装置や窓に適用される加飾シート(スクリーン、光制御パネル)においても同様に生じていた。さらには、透過型スクリーンが適用される表示装置だけでなく、画像形成装置と、画像形成装置の画像形成面上に設けられた加飾シートと、を含む表示装置においても、同様の問題が生じていた。そして、上述したスクリーンと同様の調整を行うことで、加飾シートでの問題を解消できることを見出した。すなわち、本発明は、このような本件発明者らの知見に基づくものであり、加飾層を有した加飾シートにおいて加飾シートを透過する光を明るく表示し得るようにすることを目的とする。
本発明の加飾シートは、
絵柄部と、前記絵柄部の非形成部である透過部と、を有する加飾層を備え、
前記透過部は、長手方向を有し、
前記透過部の長手方向と非平行な方向を軸として、少なくとも一部が曲面状に湾曲している。
本発明の加飾シートにおいて、
前記加飾層に積層された光拡散層と、
前記加飾層と前記光拡散層との間に配置された遮光部と、
前記加飾層と前記遮光部との間に配置された遮蔽部と、をさらに備え、
前記光拡散層は、幅が前記加飾層から離間するにつれて太くなるよう変化している部分を有してもよい。
本発明の加飾シートにおいて、
前記加飾層に積層された光制御層をさらに備え、
前記光制御層は、前記絵柄部と重なる位置に配置された第1部分と、前記第1部分と前記長手方向に交差する方向に交互に配置された可視光透過性を有する第2部分と、を有し、
前記第1部分と前記第2部分との界面が、反射面を形成し、
前記第1部分は、幅が前記加飾層から離間するにつれて細くなるよう変化してもよい。
本発明の第1の表示装置は、
上述したいずれかの加飾シートからなる透過型スクリーンと、
前記透過部の長手方向に平行な方向において、前記透過型スクリーンの中心の法線方向からにずれた位置に配置された映像光源と、を備える。
本発明の第2の表示装置は、
絵柄部と、前記絵柄部の非形成部であって長手方向を有する透過部と、を有する加飾層を備える加飾シートからなる透過型スクリーンと、
前記透過部の長手方向に平行な方向において、前記透過型スクリーンの中心の法線方向からずれた位置に配置された映像光源と、を備える。
本発明の第2の表示装置において、
前記透過型スクリーンは、前記加飾層に積層された光拡散層と、前記加飾層と前記光拡散層との間に配置された遮光部と、前記加飾層と前記遮光部との間に配置された遮蔽部と、をさらに備え、
前記光拡散層は、幅が前記加飾層から離間するにつれて太くなるよう変化している部分を有してもよい。
本発明の第2の表示装置において、
前記透過型スクリーンは、前記加飾層に積層された光制御層をさらに備え、
前記光制御層は、前記絵柄部と重なる位置に配置された第1部分と、前記第1部分と前記長手方向に交差する方向に交互に配置された可視光透過性を有する第2部分と、を有し、
前記第1部分と前記第2部分との界面が、反射面を形成し、
前記第1部分は、幅が前記加飾層から離間するにつれて細くなるよう変化してもよい。
本発明の第2の表示装置において、前記透過型スクリーンは、平板状であってもよい。
本発明の第3の表示装置は、
上述したいずれかの加飾シートと、
前記加飾シートに対面して設けられた画像形成装置と、を備える。
本発明の第1の照明装置は、
上述したいずれかの加飾シートと、
前記透過部の長手方向に平行な方向において、前記加飾シートの中心の法線方向からずれた位置に配置された光源と、を備える。
本発明の第2の照明装置は、
絵柄部と、前記絵柄部の非形成部であって長手方向を有する透過部と、を有する加飾層を備える加飾シートと、
前記透過部の長手方向において、前記加飾シートの中心の法線方向から平行な方向にずれた位置に配置された光源と、を備える。
本発明の第2の照明装置において、
前記加飾シートは、前記加飾層に積層された光拡散層と、前記加飾層と前記光拡散層との間に配置された遮光部と、前記加飾層と前記遮光部との間に配置された遮蔽部と、をさらに備え、
前記光拡散層は、幅が前記加飾層から離間するにつれて太くなるよう変化している部分を有してもよい。
本発明の第2の照明装置において、
前記加飾シートは、前記加飾層に積層された光制御層をさらに備え、
前記光制御層は、前記絵柄部と重なる位置に配置された第1部分と、前記第1部分と前記長手方向に交差する方向に交互に配置された可視光透過性を有する第2部分と、を有し、
前記第1部分と前記第2部分との界面が、反射面を形成し、
前記第1部分は、幅が前記加飾層から離間するにつれて細くなるよう変化していてもよい。
本発明の第2の照明装置において、前記加飾シートは、平板状であってもよい。
本発明の窓は、上述したいずれかの加飾シートを備える。
本発明によれば、加飾シートを透過した光を明るく表示することができる。
図1は、表示装置を概略的に示す図であり、観察者と表示装置(映像光源及び透過型スクリーン)との配置関係例を示す図である。 図2は、透過型スクリーンの一例を示す図であって、透過型スクリーンに含まれる各層を説明するための部分斜視図である。 図3は、透過型スクリーンの他の例を示す図であって、透過型スクリーンに含まれる各層を説明するための部分斜視図である。 図4は、透過型スクリーンの観察者側の面を示す正面図である。 図5は、図4のA−A線における断面を示す図であって、第1の実施の形態の透過型スクリーンを映像光が透過する状態を示す図である。 図6は、図4のA−A線における断面を示す図であって、第2の実施の形態の透過型スクリーンを映像光が透過する状態を示す図である。 図7は、図4のA−A線における断面を示す図であって、第3の実施の形態の透過型スクリーンを映像光が透過する状態を示す図である。 図8は、図3に対応する図であって、第4の実施の形態の透過型スクリーンの観察者側の面を示す正面図である。 図9は、表示装置の一変形例を概略的に示す図である。 図10は、表示装置の他の変形例を示す図である。 図11は、表示装置の更に他の変形例を示す図である。 図12は、図4に対応する図であって、従来の透過型スクリーンの一例を示す正面図である。 図13は、図12のB−B線における断面を示す図であって、図5に対応した、従来の透過型スクリーンを映像光が透過する状態を示す図である。 図14は、図12のB−B線における断面を示す図であって、図6に対応した、従来の透過型スクリーンを映像光が透過する状態を示す図である。 図15は、図12のB−B線における断面を示す図であって、図7に対応した、従来の透過型スクリーンを映像光が透過する状態を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の第1〜第4の実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
なお、本明細書において、「層」、「シート」及び「フィルム」の用語は、呼称の違いのみに基づいて互いから区別されるものではない。例えば「層」という用語は、シート或いはフィルムと呼ばれ得るような部材も含む概念である。
また、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件ならびにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
<第1の実施の形態>
まず、第1の実施の形態に係る表示装置10及び透過型スクリーン20について、説明する。図1は、第1の実施の形態の表示装置10を概略的に示す図であり、観察者1に対する表示装置10の位置関係を例示する図である。図1に示されるように、表示装置10は、映像光源15及び加飾シートを備える。以下に説明する実施の形態において、加飾シートは、透過型スクリーン20として機能する。言い換えると、透過型スクリーン20は、加飾シートからなっている。
図示された表示装置10は、いわゆる背面投射型表示装置として構成されている。表示装置10は、入光側から投射される映像光L1を出光側に透過させる透過型スクリーン20(加飾シート)と、透過型スクリーン20の入光側に配置された映像光源15と、を備える。映像光源15は、透過型スクリーン20に映像光L1を投射するプロジェクタとして機能する。ここで、透過型スクリーン20に関する「入光側」は、映像光源15から射出した映像光が入射する側であり、透過型スクリーン20に関する「出光側」は、映像光が出射する側である。また、図1に示すように、映像光源15は、透過型スクリーン20の中心の法線方向からずれた位置(図1では下方)に配置されている。
なお、ここで言う映像光L1の具体的な態様は特に限定されず、映像光L1は、具体的な種類や内容を問わず、光全般を含み得る。典型的には特定の情報を表す光によって映像光L1が構成され得るが、他の任意の態様を有する光(例えば不規則な図柄を表す光や何らの特定情報も表さない光等)によって映像光L1が構成されてもよい。例えば、映像光L1は、印刷が施された透明なフィルム等を透過させて映像を表示する光であってもよいし、遮光物によって明暗の映像を表示する光であってもよい。映像光L1が印刷が施された透明なフィルム等を透過させた光や遮光物によって明暗を表示する光である場合、印刷が施された透明なフィルムや遮光物が、映像光源15に含まれるとしてもよい。なお、このような透明なフィルムや遮光物と光源とを有する映像光源15は、画像形成装置とも呼ばれ得る。
本実施の形態の映像光源15は、透過型スクリーン20の入光面21の全域に対し、照射領域が次第に広がっていく発散光束(拡大投影された光束)としての映像光L1を照射する。このような映像光源15は特に限定されず、例えば陰極線管(CRT:Cathode Ray Tube)を用いた方式、液晶を用いた方式、或いはデジタルマイクロミラーデバイス(DMD:Digital Micromirror Device)を用いた方式等の既知の光源を映像光源15として使用できる。
透過型スクリーン20は、入光側に位置する入光面21及び出光側に位置する出光面22を有し、映像光源15から入光面21に照射される映像光L1を透過して出光面22から出光側(観察者1側)に出射させる。透過型スクリーン20は光拡散機能を有しており、種々の方向に向けて映像を表示することができる。したがって、観察者1は、種々の方向から透過型スクリーン20の出光面22を観察することにより、映像光L1によって形成される映像を視認することができる。
図1に示す透過型スクリーン20は、入光面21が全体として凹となり、出光面22が全体として凸となるような湾曲形状を持ち、曲面状のスクリーン面(出光面22)を有する。図1の例では、入光面21及び出光面22のそれぞれが2.5次元曲面を成すように透過型スクリーン20は曲面状に湾曲している。ここで、2.5次元曲面とは、1つの軸のみを中心として、或いは、互いに平行な複数の軸を中心として、部分的又は全体的に湾曲している曲面を意味する。図示された例では、略矩形状の透過型スクリーン20が、水平方向と平行な軸を中心とした方向に湾曲している。なお、本実施の形態の透過型スクリーン20は、後述のように複数の層が積層された多層構造を有するが、各層は同様の曲面をなすように湾曲している。
次に、図2を参照して透過型スクリーン20の具体的な構成の一例について説明する。図2は、透過型スクリーン20の一部を切り出した部分斜視図であり、透過型スクリーン20の層構成の一例を示す。図2に示す例では、透過型スクリーン20は、加飾層30と、加飾層30に積層された光拡散層25と、加飾層30と光拡散層25との間に配置された遮光部26と、を有する。さらに、透過型スクリーン20は、加飾層30と遮光部26との間に配置された遮蔽部27を有する。加飾層30は、絵柄部31と、絵柄部31の非形成部である透過部32と、を有する。なお、上述のように本実施の形態の透過型スクリーン20の各層及び各部は湾曲しているが、理解を容易にするために、図2では透過型スクリーン20の一部が平板状に示されている。
光拡散層25は、基部25aと、基部25aから突出して主として第1方向d1に延在する突出部25bと、を含む。光拡散層25は、基部25a側から入光した光の進行方向を突出部25bの配列方向に拡散させて出光する機能を有している。突出部25bは、第1方向d1に交差する方向、好ましくは第1方向d1に直交する第2方向d2に配列されている。基部25a及び突出部25bは、可視光透過性を有するが、その内部に光拡散性が付与されていてもよい。この内部光拡散性によれば、突出部25bの配列方向だけでなく、種々の方向に光を拡散させることができる。基部25aの厚さは、例えば1μm以上3000μm以下であり、突出部25bの厚さは、例えば1μm以上1000μm以下である。
基部25aは、突出部25bを適切に支持することのできる部材である。基部25aは、可視光透過性を有する。基部25aとしては、種々の材料を使用することができ、突出部25bと同一の材料からなってもよい。
図2に示された例では、突出部25bは、長い方の底辺が基部25aに接する台形形状の断面を有する。すなわち、光拡散層25は、の突出部25bの第2方向d2における幅が加飾層30から離間するにつれて太くなるよう変化している。太くなるよう変化している突出部25bの表面での屈折により、出光面22から出光する光の強さのむらを緩和することができる。突出部25bは、光拡散機能を奏することができる。しかしながら、このような形状に限らず、突出部25bは光拡散機能を奏する任意の断面形状をとることができる。例えば、突出部25bは、半円状の断面形状を有していてもよい。
なお、突出部25bの「幅が加飾層から離間するにつれて太くなるよう変化している」とは、突出部25bの幅が、加飾層からの距離に応じて連続的に変化し続けることのみを意味している訳ではなく、加飾層から離間するにともなって幅が広くなる部分を含み且つ加飾層から離間するにともなって幅が細くなる部分を含まないことを意味している。ただし、透過型スクリーン20の法線方向に沿った少なくとも一部の領域において、加飾層の幅が連続的に増加することが好ましい。
遮光部26は、光拡散層25の突出部25b上に設けられている。遮光部26は、光拡散層25を透過した映像光が加飾層30の絵柄部31に入光しないよう、光を吸収する機能を有している。遮光部26は、例えば光吸収粒子をバインダー樹脂中に含んだ部分であり得る。光吸収粒子としては、カーボンブラックやチタンブラック等の黒色顔料を例示することができる。
遮光部26によって映像光の絵柄部31への入光が防止され、絵柄部31によって表される意匠と映像光とが混合して観察されることを抑制することができる。
遮蔽部27は、遮光部26上に設けられている。遮蔽部27は、絵柄部31の意匠性が遮光部26によって害されることを避けるために設けられている。したがって、遮蔽部27は、観察者1が観察する際に絵柄部31との混色により絵柄部31の意匠性を害さない色を有しており、例えば混色を避けやすい白色であることが好ましい。
また、遮蔽部27は、光反射成分を含んでもよい。遮蔽部27が光反射成分を含むことで、加飾層30の絵柄部31を透過した光が遮蔽部27で反射されて再度絵柄部31を透過して出光するため、絵柄部31による意匠がより鮮明に観察され得る。遮蔽部27に含まれる光反射成分としては、粒状の銀色顔料や、燐片状の金属を例示できる。
加飾層30は、透過型スクリーン20を加飾して意匠性を付与するための層である。加飾層30は、遮蔽部27に重なる位置に配置された絵柄部31を有する。加飾層30は、分散して配置された複数の絵柄部31の組み合わせにより、図形、パターン、デザイン、色彩、絵、写真、キャラクター、マーク、文字や数字などの情報を、絵柄として、表示することができる。
絵柄部31の厚さは、例えば1μm以上10μm以下である。なお、図2において、絵柄部31の断面形状は、台形形状となっているが、これに限らず、矩形等であってもよい。また、図2に示すように、絵柄部31は、主として第1方向d1に延在する。
図4は、透過型スクリーン20を観察者側から見た正面図である。加飾層30のうちの絵柄部31が形成されていない領域は、映像光を透過させることができる透過部32となっている。図4に示すように、透過部32は、絵柄部31と同様に、主として第1方向d1に延びている。すなわち、透過部32は、第1方向d1を長手方向としている。図4に示す例では、透過部32は、透過型スクリーン20の平面視において矩形形状である。しかしながら、図示した例に限られず、透過部32は長手方向を有する楕円形状等であってもよい。透過部32は、映像光が透過することができ、かつ、映像を表示しない場合に絵柄部31の意匠を観察することができる寸法及び占有率であればよく、例えば、各透過部32の長手方向である第1方向d1に沿った長さが20μm以上で透過型スクリーン20の長さ以下、第1方向d1に直交する第2方向d2に沿った長さが10μm以上300μm以下である。また、「長手方向を有する」とは、第1方向d1に沿った長さの、第2方向d2に沿った長さに対する比の値が、2倍以上であることをいう。なお、透過部32の長手方向である第1方向d1に沿った長さの、第2方向d2に沿った長さに対する比の値は、5倍以上であることがより好ましく、10倍以上であることが更に好ましい。
なお、透過部32は、例えば透明な樹脂によって形成され、光拡散層25等を覆うようにしてもよい。また、透明な樹脂の透過部32が、光拡散層25を覆うとともに、さらに絵柄部31も覆うようにしてもよい。このような透過部32は、光拡散層25および絵柄部31を保護するための透明な保護膜として機能することができる。
図2に示す例では、光拡散層25の突出部25b上に、遮光部26、遮蔽部27及び絵柄部31が配置されている。したがって、遮光部26、遮蔽部27及び絵柄部31は、突出部25bと同様に、第1方向d1に延在し、第1方向d1に交差する方向に配列されている。
次に、図3を参照して透過型スクリーン20の具体的な構成の他の例について説明する。図3は、透過型スクリーン20の一部を切り出した部分斜視図であり、透過型スクリーン20の層構成の他の例を示す。図3に示す例では、透過型スクリーン20は、加飾層30と、加飾層30に積層された光制御層40と、を有する。加飾層30は、図2に示す例と同様の絵柄部31と透過部32とを有するため、ここでは説明を省略する。なお、図3においても、理解を容易にするために、透過型スクリーン20の一部が平板状に示されている。
光制御層40は、絵柄部31と重なる位置に配置された第1部分41と、第1部分41と交互に配置された第2部分45と、第2部分45を支持する基部46と、を有する。光制御層40は、入光した光の進行方向を変化させて映像光の透過型スクリーン20からの出射方向を調整する。光制御層40の厚さは、例えば120μm以上170μm以下である。光制御層40における第1部分41と第2部分45との間の界面47は、反射面を形成する。反射面での反射により、界面47に入射した光の進行方向を変化させることで、種々の方向から映像を観察することができる。また、好ましくは、界面47が形成する反射面は、拡散反射面である。界面47に入射した光を拡散反射させることで、出光面22から出光する光の強さのむらを緩和することができる。
なお、第1部分41および第2部分45を異なる屈折率の材料で形成することにより、第1部分41および第2部分45の界面47を反射面とすることができる。また、第1部分41および第2部分45の界面47を微細な凹凸面とすることで、第1部分41および第2部分45の界面47を拡散反射面とすることができる。
図3に示す例において、第1部分41及び第2部分45は、第1方向d1に線状に延び且つ第1方向d1と交差する第2方向d2に配列されている。
第1部分41及び第2部分45の断面形状は、要求される機能に応じて種々の形状を採用することができる。この例においては、第1部分41は、幅が加飾層30から離間するにつれて細くなるよう変化している。ただし、光制御層40の法線方向に沿った少なくとも一部の領域において、第1部分41の幅が連続的に減少することが好ましい。図3に示された例においては、第1部分41の断面形状は、底辺が加飾層30側となっている三角形となっており、第2部分45の断面形状は、一方の底辺が他方の底辺に比べて十分に小さい台形形状となっている。
また、図3に示すように、第1部分41は、映像光源15側に設けられた遮光部41aと、観察者1側、すなわち加飾層30が積層された側に設けられた遮蔽部41bと、を有していてもよい。遮光部41aは、図2の例の遮光部26と同様に、映像光が加飾層30の絵柄部31に入光しないよう、光を吸収する機能を有しており、例えばバインダー樹脂中に光吸収粒子を含んだ部分であり得る。遮光部41aによって映像光の絵柄部31への入光が防止されることで、絵柄部31によって表される意匠と映像光とが混合して観察されることを抑制することができる。遮蔽部41bは、図2の例の遮蔽部27と同様に、絵柄部31の意匠性が遮光部41aによって害されることを避けるために設けられており、白色等の混色により絵柄部31の意匠性を害さない色を有している。また、遮蔽部41bは、粒状の銀色顔料や、燐片状の金属等の光反射成分を含んで、絵柄部31による意匠がより鮮明に観察され得るようにしてもよい。
第1部分41および第2部分45の材料は、特に限定されないが、紫外線硬化型のバインダー樹脂であることが望ましい。第1部分41および第2部分45の屈折率は、材料の脆弱性や入手容易性、第1部分41と第2部分45との界面47で光を反射させることを考慮すると、第1部分41の屈折率は1.47以上1.50以下、第2部分45の屈折率は1.55以上1.61以下、第1部分41と第2部分45との屈折率差は0.05以上0.14以下であることが好ましい。第1部分41の屈折率は、1.49であることがより好ましく、第2部分45の屈折率は、1.56であることがより好ましい。第1部分41と第2部分45との屈折率差を大きくすることにより、より多くの光を第1部分41と第2部分45との界面47で反射させることができる。なお、第1部分41が光吸収性を有している場合、第1部分41と第2部分45との界面47で反射せずに第1部分41に入射した光のほとんどは、第1部分41に吸収されるようにすることができる。
第2部分45は、可視光透過性を有する。第2部分45の材料は、特に限定されないが、紫外線硬化型のバインダー樹脂であることが望ましい。第2部分45は、第1部分41と、第1方向d1に交差する方向、好ましくは第1方向d1に直交する第2方向d2に交互に配置されている。
基部46は、第1部分41及び第2部分45を適切に支持することのできる部材である。基部46は、可視光透過性を有する。基部46をなす材料としては、種々の材料を使用することができるが、基部46と第2部分45との間に反射界面が形成されることを避けるために、基部46の屈折率と第2部分45の屈折率とが、同一であることが好ましい。典型的には、基部46は、第2部分45と同一の材料からなる。
なお、図2及び図3に示す透過型スクリーン20の湾曲している軸の方向は、透過部32の長手方向である第1方向d1に非平行な方向、好ましくは第1方向d1に45°を超える角度で傾斜した方向、さらに好ましくは第1方向d1と直交する第2方向d2に平行な方向である。
さらに、映像光源15の配置された位置は、透過型スクリーン20の中心の法線方向から透過部32の長手方向に平行な方向、すなわち第1方向d1に平行な方向にずれた位置である。
図2に示す透過型スクリーン20は、押出成型等によって基部25aと突出部25bを含む光拡散層25を形成し、突出部25b上に、遮光部26、遮蔽部27、絵柄部31を順に配置させることで製造される。各層は、例えば、印刷や転写等によって突出部25bの頂面上に形成されうる。
また、図3に示す透過型スクリーン20の製造方法は、まず、押出成型等によって基部46と第2部分45を含む部材を形成し、第2部分45間の隙間部分に第1部分41を構成する組成物、例えば顔料を含んだ樹脂を充填する。その後、隙間部分からはみ出した組成物の余剰分をスキージ等によって掻き取り、残った組成物を硬化させる。最後に絵柄部31を第1部分41に重なる位置に印刷や転写等によって設ける。以上の工程により、図3に示す透過型スクリーン20が製造される。
ところで、図12に示すような従来の透過型スクリーン120を用いた場合、透過型スクリーン120上に表示される映像が暗くなってしまうこと、さらには十分に観察され得る明るさで映像を表示できないといった不具合が生じることがあった。また、映像が暗い部分は、スクリーン上の一部分において生じることもあり、この場合、透過型スクリーン20上での映像の明るさが不均一となった。この問題について検討を重ねたところ、透過型スクリーン120に対する映像光源の相対位置や、透過型スクリーン120の湾曲が、不具合の発生に影響を及ぼすことが確認された。本件発明者らが更に検討を進めた結果、このような不具合を解決するための手段を知見するに至った。具体的には、透過部32が長手方向を有し、映像光源15が透過部32の長手方向な方向にずれていること、および/または、透過型スクリーン20が透過部32の長手方向と非平行な方向を軸として湾曲していることで、透過型スクリーン20上に映像が暗く表示されることを効果的に回避し得ることを知見した。以下、このような工夫が成された第1の実施の形態の透過型スクリーン20及び表示装置10に関する、映像光源15が映像光を射出している場合における作用について、従来の透過型スクリーン120及び表示装置110と比較しながら、説明する。
図5は、図4のA−A線に沿った透過型スクリーン20の断面の一部および映像光源15からの映像光L5を示す。図4のA−A線は、透過部32の長手方向と平行な方向、すなわち第1方向d1に平行な方向である。なお、図5並びに後述する図6及び図7においては、図示の簡略化のため、図2の透過型スクリーン20の光拡散層25の突出部25b、遮光部26及び遮蔽部27、図3の透過型スクリーン20の光制御層40の第1部分41及び第2部分45等は省略されている。
上述したように、映像光源15は、透過型スクリーン20の中心の法線方向ndから透過部32の長手方向である第1方向d1に平行な方向にずれた位置にある。また、透過部32の長手方向である第1方向d1に直交する方向を軸として、透過型スクリーン20は湾曲している。したがって、映像光L5は、透過型スクリーン20の各位置に、当該位置での法線方向ndに対して傾斜した方向から、入光する。透過型スクリーン20の透過部32に入光した光は、出光面22から出光する。一方、透過型スクリーン20の絵柄部31が設けられている部分に入光した光は、絵柄部31に妨げられるため、あるいは絵柄部31に重なる位置に配置された遮光部26、41aによって吸収されるため、出光面22から出光しない。そして、透過型スクリーン20の各位置での法線方向ndに対して傾斜した方向から当該位置に入射する光は、透過型スクリーン20の当該位置を斜めに抜けることになるので、透過部32から絵柄部31に入射することもある。すなわち、透過型スクリーン20の各位置に当該位置での法線方向ndに対して傾斜した方向から入射する光は、絵柄部31を横切りやすくなり、したがって、映像光の利用効率が低下して映像を明るく表示することができなくなる。そして、映像光の入射角度が大きくなる領域において、映像は暗くなる傾向にあり、したがって、映像光の入射角度が透過型スクリーン20上の各位置で大きく変動する場合には、透過型スクリーン20の各位置に表示される映像の明るさも不均一となることを意味している。
上述してきたように、第1の実施の形態では、透過部32が長手方向を有し、映像光源15が透過部32の長手方向に平行な方向にずれている。図5に示された例では、各透過部32の長手方向である第1方向d1に平行な方向において、映像光源15は、当該透過部32からずれて配置されている。また、透過型スクリーン20が透過部32の長手方向と非平行な方向を軸として湾曲している。図5に示された例では、各透過部32の長手方向である第1方向d1と非平行な方向を軸としてスクリーンが湾曲している。したがって、図5に示すように、透過部32は、映像光のスクリーンへの入射光がスクリーン上の法線方向ndに対して大きく傾斜する第1方向d1に、延びている。この結果、図5に示すように、第1方向d1に傾斜してスクリーンの各位置に斜めに入射する映像光L5は、絵柄部31に入射することなく透過部32だけを進んでスクリーンを透過しやすくなる。これにより、絵柄部31に入射して映像の形成に使用され得ない光の割合を低減することができ、映像を明るく表示すること、また、映像の明るさのむらを緩和することが可能となる。
一方、図12は、例えば特許文献1に示されているような、従来の透過型スクリーン120を示す。図13は、図12のB−B線に沿った透過型スクリーン120の断面の一部および映像光源115からの映像光L11を示す。図12のB−B線は、第1方向d1と平行な方向である。また、第1の実施の形態の表示装置と同じく、映像光源115は、透過型スクリーン20の中心の法線方向から第1方向d1に平行な方向にずれた位置にある。したがって、図5の透過型スクリーン20と同様に、映像光L11は、透過型スクリーン20の各位置に当該位置での法線方向に対して傾斜した方向から入光する。
図12に示すように、従来の透過型スクリーン120の加飾層130において、透過部132は長手方向を有さない。図示された例では、透過部132は円形となっている。このような透過型スクリーン120では、図13に示すように、映像光源115からの射出方向に含まれる多くの角度範囲に進む映像光が、絵柄部131に入射するようになる。すなわち、映像光が斜めから入射することに起因した映像光の利用効率の低下を非常に受けやすくなる。結果として、映像光源の出力を上げない限りスクリーンに明るく映像を表示することが不可能となり、また、透過型スクリーン120に表示される映像に明るさのむらが目立つようになる。
以上のように、第1の実施の形態に係る透過型スクリーン20は、絵柄部31と、絵柄部31の非形成部である透過部32と、を有する加飾層30を備え、透過部32は、長手方向を有し、透過部32の長手方向と非平行な方向を軸として、少なくとも一部が曲面状に湾曲している。そして、表示装置10は、この透過型スクリーン20と、透過部32の長手方向に平行な方向において、透過型スクリーン20の中心の法線方向からずれた位置に配置された映像光源15と、を備える。このような表示装置10及び透過型スクリーン20によれば、従来の表示装置110及び透過型スクリーン120との比較から理解されるように、透過部32が長手方向を有することで、透過型スクリーン20の湾曲及び映像光源15の配置位置によって、第1方向d1に傾斜してスクリーンの各位置に斜めに入射する映像光は、絵柄部31に入射することなく透過部32だけを進んでスクリーンを透過しやすくなる。したがって、絵柄部31に入射して映像の形成に使用され得ない光の割合を低減することができる。この結果、スクリーンに映像を明るく表示し、また、映像の明るさのむらを緩和することができる。
なお、映像光源15が映像光を出光していない場合、観察者1には透過型スクリーン20の出光面側に設けられた加飾層30の絵柄部31によって表示される絵柄が観察される。透過部32は絵柄部31の意匠を認識できるよう、第2方向d2の寸法が十分に小さいため、透過部32によって透過型スクリーン20の意匠性は害されない。
<第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態に係る表示装置10及び透過型スクリーン20について、説明する。第2の実施の形態の表示装置10及び透過型スクリーン20は、透過型スクリーン20を湾曲させずに平板状としたことにおいて第1の実施の形態と異なるが、他の構成は上述した第1の実施の形態の表示装置10及び透過型スクリーン20と同一である。上述の第1の実施の形態と同一又は類似の要素には同一の符合を付し、その詳細な説明は省略する。
図6は、透過部32の長手方向と平行な方向、すなわち第1方向d1に平行な方向である図4のA−A線に沿った透過型スクリーン20の断面の一部および映像光源15からの映像光L6を示す。図6によく示されているように、第2の実施の形態の透過型スクリーン20は、平板状に形成されている。第1の実施の形態の表示装置10と同様に、映像光源15は、透過型スクリーン20の中心の法線方向から透過部32の長手方向である第1方向d1に平行な方向にずれた位置にある。したがって、映像光L6は、透過型スクリーン20の各位置での法線方向に対して傾斜して入光する。透過型スクリーン20の透過部32に入光した光は出光面22から出光できるが、絵柄部31が設けられている部分に入光した光は、絵柄部31に妨げられるため、あるいは絵柄部31に重なる位置に配置された遮光部26、41aによって吸収されるため、出光面22から出光できない。また、透過型スクリーン20を斜めに抜けることになるので、透過部32から絵柄部31に入射する光も存在する。このような光は、透過型スクリーン20から出光しないため、映像光の利用効率が低下して映像を明るく表示することができなくなる。そして、映像光の入射角度が大きくなる領域において、映像は暗くなる傾向にあり、したがって、映像光の入射角度がスクリーン上の各位置で大きく変動する場合には、スクリーンの各位置に表示される映像の明るさも不均一となる。
図6に示す第2の実施の形態の透過型スクリーン20では、第1の実施の形態と同じく、透過部32が第1方向d1を長手方向とし、映像光源15が透過部32の長手方向に平行な方向にずれている。したがって、図6に示すように、第1方向d1に傾斜してスクリーンの各位置に斜めに入射する映像光L6は、絵柄部31に入射することなく透過部32だけを進んでスクリーンを透過しやすくなる。これにより、絵柄部31に入射して映像の形成に使用され得ない光の割合を低減することができ、映像を明るく表示すること、また、映像の明るさのむらを緩和することが可能となる。
一方、図14は、図12のB−B線に沿った従来の透過型スクリーン120の断面の一部および映像光源115からの映像光L12を示す。映像光源115は、透過型スクリーン20の中心の法線方向から第1方向d1に平行な方向にずれた位置にある。したがって、図4の透過型スクリーン20と同様に、映像光L12は、透過型スクリーン20の各位置に当該位置での法線方向に対して傾斜した方向から入光する。
従来の透過型スクリーン120の加飾層130では、透過部132は長手方向を有さないため、透過型スクリーン120では、図14に示すように、映像光源115からの射出方向に含まれる多くの角度範囲に進む映像光が、絵柄部131に入射するようになる。すなわち、映像光が斜めから入射することに起因した映像光の利用効率の低下を非常に受けやすくなる。結果として、映像光源115の出力を上げない限りスクリーンに明るく映像を表示することが不可能となり、また、スクリーンに表示される映像に明るさのむらが目立つようになる。
以上のように、第2の実施の形態に係る表示装置10は、絵柄部31と、絵柄部31の非形成部であって長手方向を有する透過部32と、を有する加飾層30を備える透過型スクリーン20と、透過部32の長手方向において、透過型スクリーン20の中心の法線方向から平行な方向にずれた位置に配置された映像光源15と、を備える。このような表示装置10によれば、従来の表示装置110との比較から理解されるように、透過部32が長手方向を有することで、映像光源15の配置位置によって、第1方向d1に傾斜してスクリーンの各位置に斜めに入射する映像光は、絵柄部31に入射することなく透過部32だけを進んでスクリーンを透過しやすくなる。したがって、絵柄部31に入射して映像の形成に使用され得ない光の割合を低減することができる。この結果、スクリーンに映像を明るく表示し、また、映像の明るさのむらを緩和することができる。
<第3の実施の形態>
次に、第3の実施の形態に係る表示装置10及び透過型スクリーン20について、説明する。第3の実施の形態の表示装置10は、映像光源15を透過型スクリーン20の中心の法線方向に沿った位置に配置したことにおいて第1の実施の形態の表示装置10と異なるが、他の構成は上述した第1の実施の形態と同一である。上述の第1の実施の形態と同一又は類似の要素には同一の符合を付し、その詳細な説明は省略する。
図7は、透過部32の長手方向と平行な方向、すなわち第1方向d1に平行な方向である図4のA−A線に沿った透過型スクリーン20の断面の一部および映像光源15からの映像光L7を示す。図7によく示されているように、第3の実施の形態の表示装置10における映像光源15は、透過型スクリーン20の中心の法線方向ndに沿った位置に配置されている。第1の実施の形態の透過型スクリーン20と同様に、透過部32の長手方向である第1方向d1に直交する方向を軸として、透過型スクリーン20は湾曲している。したがって、映像光L7は、透過型スクリーン20の各位置での法線方向に対して傾斜して入光する。透過型スクリーン20の透過部32に入光した光は出光面22から出光できるが、絵柄部31が設けられている部分に入光した光は、絵柄部31に妨げられるため、あるいは絵柄部31に重なる位置に配置された遮光部26、41aによって吸収されるため、出光面22から出光できない。また、透過型スクリーン20の中心を除き、透過型スクリーン20を斜めに抜けることになるので、透過部32から絵柄部31に入射する光も存在する。このような光は、透過型スクリーン20から出光しないため、映像光の利用効率が低下して映像を明るく表示することができなくなる。そして、映像光の入射角度が大きくなる領域において、映像は暗くなる傾向にあり、したがって、映像光の入射角度がスクリーン上の各位置で大きく変動する場合には、スクリーンの各位置に表示される映像の明るさも不均一となる。
図7に示す第3の実施の形態の透過型スクリーン20は、第1の実施の形態と同じく、透過部32が第1方向d1を長手方向とし、透過部32の長手方向に直交する方向を軸として湾曲している。したがって、図7に示すように、スクリーンの各位置に斜めに入射する映像光L7は、絵柄部31に入射することなく透過部32だけを進んでスクリーンを透過しやすくなる。これにより、絵柄部31に入射して映像の形成に使用され得ない光の割合を低減することができ、映像を明るく表示すること、また、映像の明るさのむらを緩和することが可能となる。
一方、図15は、図12のB−B線に沿った従来の透過型スクリーン120の断面の一部および映像光源115からの映像光L13を示す。透過型スクリーン120は、第1方向d1に直交する方向を軸として湾曲している。したがって、図7の透過型スクリーン20と同様に、映像光L13は、透過型スクリーン120の各位置の法線方向に対して傾斜して入光する。
従来の透過型スクリーン120の加飾層130では、透過部132は、長手方向を有さないため、透過型スクリーン120では、図14に示すように、映像光源115からの射出方向に含まれる多くの角度範囲に進む映像光が、絵柄部131に入射するようになる。すなわち、映像光が斜めから入射することに起因した映像光の利用効率の低下を非常に受けやすくなる。結果として、映像光源115の出力を上げない限りスクリーンに明るく映像を表示することが不可能となり、また、スクリーンに表示される映像に明るさのむらが目立つようになる。
以上のように、第3の実施の形態に係る透過型スクリーン20は、絵柄部31と、絵柄部31の非形成部である透過部32と、を有する加飾層30を備え、透過部32は、長手方向を有し、透過部32の長手方向と非平行な方向を軸として、少なくとも一部が曲面状に湾曲している。このような透過型スクリーン20よれば、従来の透過型スクリーン120との比較から理解されるように、透過部32が長手方向を有することで、透過型スクリーン20の湾曲によって、第1方向d1に傾斜してスクリーンの各位置に斜めに入射する映像光は、絵柄部31に入射することなく透過部32だけを進んでスクリーンを透過しやすくなる。したがって、絵柄部31に入射して映像の形成に使用され得ない光の割合を低減することができる。この結果、スクリーンに映像を明るく表示し、また、映像の明るさのむらを緩和することができる。
<第4の実施の形態>
次に、第4の実施の形態に係る表示装置10及び透過型スクリーン20について、説明する。第4の実施の形態の表示装置10は、第3の実施の形態と同様に、映像光源15を透過型スクリーン20の中心の法線方向に沿った位置に配置している。また、透過型スクリーン20は、三次元曲面をなすよう湾曲している。さらに、第4の実施の形態の透過型スクリーン20では、各透過部32の長手方向は、透過型スクリーン20の中心を通る方向となっている。上述の第1の実施の形態と同一又は類似の要素には同一の符合を付し、その詳細な説明は省略する。
ここで、三次元曲面を成す曲面状に湾曲しているとは、互いに対して傾斜した複数の軸をそれぞれ中心として、部分的又は全体的に曲がっていることを意味する。第4の実施の形態では、略矩形状の透過型スクリーン20が、概ね、水平方向と平行、且つ、透過型スクリーン20の中央位置における透過型スクリーン20の接平面に平行で、透過型スクリーン20の出光側に位置する第1の軸を中心とした第1方向d1に湾曲するとともに、鉛直方向と平行で、透過型スクリーン20の出光側に位置する第2の軸を中心とした第2方向d2に湾曲している。
図8に示すように、第4の実施の形態に係る透過型スクリーン20において、透過部32は、長手方向を有し、各透過部32の長手方向は、透過型スクリーン20の中心を通る方向となっている。したがって、各透過部32の長手方向は、透過型スクリーン20上の位置によって異なる。図8では、透過部32は、長手方向を有する形状の一例として楕円形状であるが、これに限らず、長手方向を有する任意の形状であり得る。
第4の実施の形態において、映像光源15は、透過型スクリーン20に対して当該位置における透過型スクリーン20の中心の法線方向に対面する位置に配置されている。したがって、各透過部32の長手方向に沿った表示装置10の断面図は、図6に示す第3の実施の形態の表示装置10と同一となる。つまり、各透過部32の長手方向に沿った方向において、第3の実施の形態と同じく、透過部32が長手方向を有することで、透過型スクリーン20の湾曲によって、第1方向d1に傾斜してスクリーンの各位置に斜めに入射する映像光は、絵柄部31に入射することなく透過部32だけを進んでスクリーンを透過しやすくなる。したがって、絵柄部31に入射して映像の形成に使用され得ない光の割合を低減することができる。透過型スクリーン20全体において、各透過部32の長手方向が中心を通る方向であることで、スクリーンに映像を明るく表示し、また、映像の明るさのむらを緩和することができる。
上述した各実施の形態では、加飾シートが透過型スクリーンとして用いられる例について説明した。すなわち、加飾シートが透過型スクリーンをなす例について説明した。また、透過型スクリーンと、透過型スクリーンに映像光を投射する映像光源と、を有する表示装置について説明した。しかしながら、表示装置は、透過型スクリーンを有するものに限定されない。すなわち、加飾シートは、投射型表示装置に用いられるスクリーンへの適用に限られない。例えば、映像光を発光する光源として、映像光をスクリーン上に結像させることなく視認させることが可能な画像形成装置が用いられてもよい。すなわち、図10に示すように、表示装置10は、加飾シート20と、画像形成装置16と、を有していてもよい。このような画像形成装置16は、加飾シート20に対面して設けられる。図10に示された例において、加飾シート20は、画像形成装置16の画像形成面16a上に配置されている。また、画像形成装置としては、液晶ディスプレイ(LCD)、陰極線管表示装置(CRT)、プラズマディスプレイ(PDP)、エレクトロルミネッセンスディスプレイ(ELD)、フィールドエミッションディスプレイ(FED)等を例示することができる。
あるいは、図11に示すように、画像形成装置17としては、表示画像に対応した透過部を有したシート材17aと光源17bとの組み合わせであってもよい。シート材17aは、遮光性を有した基材17xと、基材17xに設けられた透過領域(透過部)17yと、を有している。透過領域17yは、例えば、基材17xに形成された貫通孔や、この貫通孔に設けられ特定波長域の光を透過させるフィルム材等によって構成され得る。また、図11に示された例において、光源17bの発光色が変化し、表示物を複数の色で表示し得るようにしてもよい。
図10及び図11に示された例においても、加飾シート20が、透過部32の長手方向と非平行な方向を軸として、少なくとも一部が曲面状に湾曲している場合、映像の明るさのむらを効果的に目立たなくすることができる。なお、図10及び図11に示された例において、画像形成装置16,17の加飾シート20に対面する面が平坦に形成されている例を示したが、加飾シート20に沿って湾曲していてもよい。また、画像形成装置16,17が加飾シート20に沿って湾曲していてもよい。
上述した各実施の形態の加飾シートは、種々の用途に用いることができ、とりわけ、加飾層による意匠性が求められる用途に好適に用いられる。用途としては、表示装置の他、照明装置や、窓を例示できる。
表示装置の具体例としては、自動車の内装のディスプレイ表示器、建築物の壁、扉、仕切り等に埋め込まれた案内板、広告、看板等のディスプレイ表示器、住宅のキッチン、浴室、寝室、ドアホン等に用いられるディスプレイ表示器や、机、いす、棚、間仕切り、タンス、下駄箱、ベッド等の家具や、掃除機、冷蔵庫、炊飯器、電子レンジ、洗濯機、テレビ等の家電に埋め込まれたディスプレイ表示器等を挙げることができる。なお、ディスプレイ表示器における表示の内容としては、避難経路、火災報知器、警告灯等の、何らかの警告表示であってもよい。
照明装置の具体例としては、自動車の内装の警告ランプ、ルームランプ、フットランプ、イルミネーションランプ、自動車の外装の車幅灯、ヘッドライト、テールランプ、ウインカー等のランプや、照明器具等を挙げることができる。
窓の具体例としては、住宅や商業施設の窓やショーウインドウ等を挙げることができる。なお、加飾シートを窓に用いる場合、光源は太陽光等の外光である。したがって、上述の第1の実施の形態および第2の実施の形態のように、光は、スクリーンの各位置に斜めに入射することになる。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を参照しながら、変形の一例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いるとともに、重複する説明を省略する。
図1等には映像光が映像光源15から透過型スクリーン20(入光面21)に対して直接的に照射される例が示されているが、これに限定されない。映像光源15が透過型スクリーン20の中心の法線方向からずれた位置にある第1及び第2の実施の形態において、表示装置10は、上述の映像光源15及び透過型スクリーン20に加えてミラー部18を更に備え、ミラー部18は、映像光源15からの映像光L1を反射して透過型スクリーン20に投射してもよい。図9は、表示装置10のこのような変形例を概略的に示す図である。
図9に示すように映像光源15から出射された映像光は、ミラー部18、プリズム部或いはレンズ等の光学素子を介して透過型スクリーン20に照射されてもよい。映像光源15と透過型スクリーン20との間に、例えばミラー部18やプリズム部等を介在させることで映像光L9の光路を調整することができ、またレンズ等を介在させることで映像が拡大又は縮小された映像光L9を透過型スクリーン20に照射することができる。また、これらの複数種類の光学素子を映像光源15と透過型スクリーン20との間に配置し、映像の拡大又は縮小が行われて光路が変更された後の映像光が透過型スクリーン20(入光面21)に照射されてもよい。
なお、図9では、1つのミラー部18で映像光を反射して透過型スクリーン20に投射する例を示しているが、2以上のミラー部で複数回映像光を反射して透過型スクリーン20に投射してもよい。
また、加飾シート(透過型スクリーン)20は、上述した各部材以外の部材を具備してもよく、特定の機能を発揮することを期待された他の機能層が設けられてもよい。その場合、単一の機能層が2以上の機能を発揮してもよく、上述の各層のうちの少なくとも1つの要素に他の機能を付与してもよい。加飾シート(透過型スクリーン)20に付与されうる機能は特に限定されないが、一例として、耐擦傷性を発揮するハードコート(HC:Hard Coating)機能、防汚機能、防眩(AG:Anti−Glare)機能及び反射防止(AR:Anti−Reflection)機能等が挙げられる。
以上において上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
10 表示装置
15 映像光源
16 画像形成装置
16a 画像形成面
17 画像形成装置
20 透過型スクリーン、加飾シート
21 入光面
22 出光面
25 光拡散層
25a 基部
25b 突出部
26 遮光部
27 遮蔽部
30 加飾層
31 絵柄部
32 透過部
40 光制御層
41 第1部分
45 第2部分
46 基部
47 界面

Claims (15)

  1. 絵柄部と、前記絵柄部の非形成部である透過部と、を有する加飾層を備え、
    前記透過部は、長手方向を有し、
    前記透過部の長手方向と非平行な方向を軸として、少なくとも一部が曲面状に湾曲している、加飾シート。
  2. 前記加飾層に積層された光拡散層と、
    前記加飾層と前記光拡散層との間に配置された遮光部と、
    前記加飾層と前記遮光部との間に配置された遮蔽部と、をさらに備え、
    前記光拡散層は、幅が前記加飾層から離間するにつれて太くなるよう変化している部分を有する、請求項1に記載の加飾シート。
  3. 前記加飾層に積層された光制御層をさらに備え、
    前記光制御層は、前記絵柄部と重なる位置に配置された第1部分と、前記第1部分と前記長手方向に交差する方向に交互に配置された可視光透過性を有する第2部分と、を有し、
    前記第1部分と前記第2部分との界面が、反射面を形成し、
    前記第1部分は、幅が前記加飾層から離間するにつれて細くなるよう変化している、請求項1に記載の加飾シート。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の加飾シートからなる透過型スクリーンと、
    前記透過部の長手方向に平行な方向において、前記透過型スクリーンの中心の法線方向からずれた位置に配置された映像光源と、を備える、表示装置。
  5. 絵柄部と、前記絵柄部の非形成部であって長手方向を有する透過部と、を有する加飾層を備える加飾シートからなる透過型スクリーンと、
    前記透過部の長手方向において、前記透過型スクリーンの中心の法線方向から平行な方向にずれた位置に配置された映像光源と、を備える、表示装置。
  6. 前記透過型スクリーンは、前記加飾層に積層された光拡散層と、前記加飾層と前記光拡散層との間に配置された遮光部と、前記加飾層と前記遮光部との間に配置された遮蔽部と、をさらに備え、
    前記光拡散層は、幅が前記加飾層から離間するにつれて太くなるよう変化している部分を有する、請求項5に記載の表示装置。
  7. 前記透過型スクリーンは、前記加飾層に積層された光制御層をさらに備え、
    前記光制御層は、前記絵柄部と重なる位置に配置された第1部分と、前記第1部分と前記長手方向に交差する方向に交互に配置された可視光透過性を有する第2部分と、を有し、
    前記第1部分と前記第2部分との界面が、反射面を形成し、
    前記第1部分は、幅が前記加飾層から離間するにつれて細くなるよう変化している、請求項5に記載の表示装置。
  8. 前記透過型スクリーンは、平板状である、請求項5乃至7のいずれか一項に記載の表示装置。
  9. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の加飾シートと、
    前記加飾シートに対面して設けられた画像形成装置と、を備える表示装置。
  10. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の加飾シートと、
    前記透過部の長手方向に平行な方向において、前記加飾シートの中心の法線方向からずれた位置に配置された光源と、を備える照明装置。
  11. 絵柄部と、前記絵柄部の非形成部であって長手方向を有する透過部と、を有する加飾層を備える加飾シートと、
    前記透過部の長手方向において、前記加飾シートの中心の法線方向から平行な方向にずれた位置に配置された光源と、を備える、照明装置。
  12. 前記加飾シートは、前記加飾層に積層された光拡散層と、前記加飾層と前記光拡散層との間に配置された遮光部と、前記加飾層と前記遮光部との間に配置された遮蔽部と、をさらに備え、
    前記光拡散層は、幅が前記加飾層から離間するにつれて太くなるよう変化している部分を有する、請求項11に記載の照明装置。
  13. 前記加飾シートは、前記加飾層に積層された光制御層をさらに備え、
    前記光制御層は、前記絵柄部と重なる位置に配置された第1部分と、前記第1部分と前記長手方向に交差する方向に交互に配置された可視光透過性を有する第2部分と、を有し、
    前記第1部分と前記第2部分との界面が、反射面を形成し、
    前記第1部分は、幅が前記加飾層から離間するにつれて細くなるよう変化している、請求項11に記載の照明装置。
  14. 前記加飾シートは、平板状である、請求項11乃至13のいずれか一項に記載の照明装置。
  15. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の加飾シートを備える、窓。
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