JP7125326B2 - 基板保持部材 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体ウエハなど基板を真空吸着保持するために用いられる基板保持部材に関する。
平板状の基体の上面から上方に突出する複数の上方凸部と、基体の下面から窪んでいる溝と、溝に連通し、かつ、基体の上面に開口部を有する通気孔と、を備えている基板保持部材が知られている。基板が複数の上方凸部のうち少なくとも一部により支持され、かつ、基体の下面側がステージに載置された状態で溝に負圧領域が形成されることにより、基体の上面と基板の下面とにより挟まれている空隙に負圧領域が形成され、基板に対して基体に向かう引力(真空吸着力)が作用する。この際、溝の上方にある肉薄領域において基体、ひいては基板が局所的に下方に凹む場合があるが、この凹みを抑制するため、溝に下方に突出する下方凸部を形成することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2017-212343号公報
しかし、基体の肉薄領域のうち下方凸部から外れた箇所または下方凸部が設けられていない箇所において、当該基体が局所的に下方に凹む場合がある。溝に代えて中空空間が基体の内部に設けられている場合、当該中空空間の上方にある肉薄領域を下側から支持するための構造を設けることが困難であり、当該基体が局所的に凹む場合がある。
そこで、本発明は、基体に負圧形成のための局所的な肉薄領域が存在する場合、肉薄領域直上の基板の局所的な平坦度の低下を抑制することによって基板の全体的な平坦度の向上を図ることができる基板保持部材を提供することを目的とする。
本発明の第1態様および第2態様のそれぞれの基板保持部材は、上面および下面を有する平板状の基体と、前記基体の上面から上方に向って突出する複数の上面凸部と、前記基体の下面から窪んでいる凹部により構成される通気路と、前記通気路に連通し、かつ、前記基体の上面に開口部を有する一または複数の通気孔と、を備えている。
本発明の第1態様の基板保持部材は、前記基体の上面に垂直な一または複数の指定断面において、前記通気路の上方における前記基体の天井部が、当該天井部のなかで厚さが極小となる極小箇所と、当該天井部の端部において厚みが極大となる極大箇所とを有し、前記天井部は、前記極小箇所から前記極大箇所まで連続的または断続的に厚みが増大している天井肥厚部を有していることを特徴とする。
本発明の第2態様の基板保持部材は、前記基体の上面に垂直な一または複数の指定断面において、前記通気路の上方における前記基体の天井部が、当該天井部のなかで厚さが極小となる極小箇所と、前記天井部のなかで厚さが前記極小箇所から連続的または断続的に増大することにより極大となる極大箇所と、を有し、かつ、前記極大箇所の下端部が前記基体の下面または下端部よりも上方に位置していることを特徴とする。
本発明の第3態様および第4態様のそれぞれの基板保持部材は、上面および下面を有する平板状の基体と、前記基体の上面から上方に向って突出する複数の上面凸部と、前記基体の内部において前記基体の上面に対して平行に直線状または曲線状に延在する中空空間により構成される通気路と、前記通気路に連通し、かつ、前記基体の上面に開口部を有する一または複数の通気孔と、を備えている。
本発明の第3態様の基板保持部材は、前記通気路の延在方向に対して垂直な指定断面において、前記通気路が前記基体の少なくとも一部に直線状部を有する内壁面により画定され、前記通気路の上方における前記基体の天井部が、当該天井部のなかで厚さが極小となる極小箇所と、当該天井部の端部において厚みが極大となる極大箇所とを有し、前記天井部は、前記極小箇所から前記極大箇所まで連続的または断続的に厚みが増大している天井肥厚部を有していることを特徴とする。
本発明の第4態様の基板保持部材は、前記通気路の延在方向に対して垂直な指定断面において、前記通気路が円形状であり、かつ前記通気路の上方における前記基体の天井部が、前記天井部のなかで厚さが極小となる極小箇所を有し、当該極小箇所の厚さが前記上面と平行な方向における前記通気路の最大幅よりも小さいことを特徴とする。
本発明の第1~第4態様のそれぞれの基板保持部材によれば、基体がその下面側において台に支持され、かつ、その上面側にウエハなどの基板が載置された状態で、通気路が真空吸引される。これにより、通気路に連通する通気孔を介して基体の上面および基板の下面により上下が挟まれた空間に負圧領域が形成され、基板に対して基体に向かう吸引力が作用する。
指定断面において通気路の上方における天井部(基体の局所的な肉薄部分)の厚さを、極小箇所から極大箇所まで連続的または断続的に増加させている部分である天井肥厚部の存在により天井部の機械的な強度の向上が図られている。指定断面における天井部の極大箇所および極小箇所のそれぞれにおける「箇所」は「点」または「直線線分」を意味する。特に本発明の第1、第3および第4態様のそれぞれの基板保持部材によれば、極大箇所が天井部の端部または端点(第4態様に関して、半円形状の下縁を有する天井部については当該下縁の両端部)に存在するので、当該天井肥厚部が斜材のように、当該天井部を下方から支持する補強構造として機能する。
これにより、通気路における負圧領域の形成により、基体の天井部に対して下方に吸引力が作用した際、天井部の凹み、ひいてはそこに配置された上面凸部の下方への変位が抑制または防止される。このため、基板を天井部に配置されている上面凸部を含む全ての上面凸部の頂面に均一に当接させることができ、基板保持部材に吸着保持されている際の基板の平面度の向上が図られる。
本発明の第1態様および第3態様のそれぞれの基板保持部材において、前記指定断面における前記天井部の形状が、前記基体の上面に垂直な方向に沿って前記天井部の一対の前記端部の中間を通る中心線を基準として鏡映対称性を有するように、前記通気路が前記基体に形成されていることが好ましい。
当該構成の基板保持部材によれば、通気路の上方にある天井部の厚さを極小箇所から極大箇所まで増加させている、斜材のような補強構造として機能する部分により、当該天井部が均等に下方から支持されうる。これにより、基体の天井部が下方から不均等に支持される場合と比較して、通気路において負圧領域が形成された際の天井部の凹み、ひいては当該天井部に配置された上面凸部の下方への変位が抑制または防止される。このため、基板を天井部に配置されている上面凸部を含む全ての上面凸部の頂面に均一に当接させることができ、基板保持部材に吸着保持されている際の基板の平面度の向上が図られる。
本発明の第1態様の基板保持部材において、前記天井肥厚部が、前記通気路の幅以上の所定距離にわたって前記通気路の延在方向に連続していることが好ましい。
当該構成の基板保持部材によれば、通気路の上方にある天井部の厚さを極小箇所から極大箇所まで増加させている、斜材のような補強構造として機能する天井肥厚部により、当該天井部が通気路の延在方向に沿って、通気路の幅以上の所定距離にわたって連続的に下方から支持されうる。これにより、長尺状に延在する通気路において負圧領域が形成された際の基体の肉薄部分の凹み、ひいては当該肉薄部分に配置された上面凸部の下方への変位が抑制または防止される。このため、基板を通気路の上方に配置されている上面凸部を含む全ての上面凸部の頂面に均一に当接させることができ、基板保持部材に吸着保持されている際の基板の平面度の向上が図られる。
本発明の第1態様、第3態様および第4態様のそれぞれの基板保持部材において、前記基体の上面において、前記通気路の上方における前記極小箇所から外れるように前記上面凸部が配置されていることが好ましい。
当該構成の基板保持部材によれば、通気路の上方における天井部(基体の局所的な肉薄部分)のうち、比較的下方に凹む可能性が高い極小箇所から外れるように上面凸部が配置されている。このため、基体において天井部に配置された上面凸部のうち少なくとも一部が、天井部から外れて配置された他の上面凸部よりも下方に変位する事態が回避または抑制される。このため、基板を通気路の上方に配置されている上面凸部を含む全ての上面凸部の頂面に均一に当接させることができ、基板保持部材に吸着保持されている際の基板の平面度の向上が図られる。
本発明の第1実施形態としての基板保持部材の上面図。 図1のII-II線に沿った基板保持部材の部分的な縦断面図。 図1のIII-III線に沿った基板保持部材の部分的な縦断面図。 本発明の第2実施形態としての基板保持部材の図2対応の部分的縦断面図。 本発明の第2実施形態としての基板保持部材の図3対応の部分的縦断面図。 本発明の第1実施形態としての基板保持部材の通気路の断面形状の例示図。 本発明の第1実施形態としての基板保持部材の通気路の断面形状の例示図。 本発明の第1実施形態としての基板保持部材の通気路の断面形状の例示図。 本発明の第1実施形態としての基板保持部材の通気路の断面形状の例示図。 本発明の第1実施形態としての基板保持部材の通気路の断面形状の例示図。 本発明の第1実施形態としての基板保持部材の通気路の断面形状の例示図。 本発明の第1実施形態としての基板保持部材の通気路の断面形状の例示図。 本発明の第1実施形態としての基板保持部材の通気路の断面形状の例示図。 本発明の第2実施形態としての基板保持部材の通気路の断面形状の例示図。
(第1実施形態)
(構成)
図1~図3に示されている本発明の第1実施形態としての基板保持部材は、基体1と、基体1の上面101から上方に向って突出する複数の上面凸部110と、基体1の上面101から上方に向って突出し、かつ、複数の上面凸部110を囲うように環状に延在する環状上面凸部114と、基体1の下面102から下方に向って突出する複数の下面凸部120と、基体1の下面102から窪んでいる凹部により構成されている通気路22と、通気路22に連通し、かつ、基体1の上面101に開口部を有する通気孔21と、基体1の下面102から下方に向かって突出し、かつ、通気路22を吸気する際の気密シールのために通気路22の下面開口を囲うように環状に延在する内側環状下面凸部122と、基体1の下面102の外縁部から下方に向かって突出し、かつ、複数の下面凸部120を囲うように環状に延在する外側環状下面凸部124と、を備えている。
各構成要素の配置態様を説明するため、基体1に対して固定された基体座標系(X,Y,Z)が適宜用いられる。基体座標系のX-Y平面は、基体1の上面101および下面102のそれぞれに対して平行になるように定義されている。基体座標系のZ軸は、基体1の厚さ方向に対して平行になるように定義されている。
基体1は、例えばZ軸に沿って当該基体1を見た際に略円形状であり、略平板状のSiC、AlN、Al23等のセラミックス焼結体からなる。複数の上面凸部110、環状上面凸部114、複数の下面凸部120、内側環状下面凸部122、外側環状下面凸部124、通気孔21および通気路22のそれぞれは、研削加工、ブラスト加工、ミリング加工もしくはレーザー加工またはこれらの組み合わせにより形成される。基体1の上面101および下面102のそれぞれは略平面状に形成されている。
複数の上面凸部110は、基体1の上面101において三角格子もしくは正方格子等の格子様に配置されるほか、複数の同心円のそれぞれに沿って配置され、あるいは、中心から延在する複数の放射線のそれぞれに沿って規則的に配置される等、規則的に配置されてもよく、不規則的に配置されていてもよい。複数の上面凸部110のうち、一の群を構成する上面凸部110(例えば通気路22の上方にある天井部221に配置された複数の上面凸部110)の配置態様または規則性と、当該一の群とは異なる他の群(例えば天井部221から外れた位置に配置された複数の上面凸部110)を構成する上面凸部110の配置態様または規則性と、が相違していてもよい。
上面凸部110のそれぞれは、略柱状、略錘台状、柱状体または錘台状体の端面または上底に、小面積の底面または下底を有する柱状体、半球、半楕円球または錘台状体が載ったような複数の段差付きの略柱状など、様々な形状に形成されていてもよい。上面凸部110の上端面1100は、基体1の上面101と略平行な平面状に形成されている。基体1の上面101を基準とした複数の上面凸部110の突出量は、互いに同じである。
基板保持部材の縦断面図において環状上面凸部114の形状が略矩形状のほか、略台形状、半楕円形状、半円形状、または、矩形と当該矩形の一辺を直径とする半円形とが組み合わせられた形状など、様々な形状であってもよい。なお、環状上面凸部14が省略されてもよい。基体1の上面101を基準とした環状上面凸部114の上端面1140の高さ位置(上面101からの突出量)が、上面凸部110の上端面1100の高さ位置よりも低いまたは同一に設計されている。
複数の下面凸部120は、基体1の下面102において三角格子もしくは正方格子等の格子様に配置されるほか、複数の同心円のそれぞれに沿って配置され、あるいは、中心から延在する複数の放射線のそれぞれに沿って規則的に配置される等、規則的に配置されてもよく、不規則的に配置されていてもよい。下面凸部120のそれぞれは、上面凸部110と同様に、様々な形状に形成されていてもよい。下面凸部120の下端面1200は、基体1の下面102と略平行な平面状に形成されている。
基体1の下面102を基準とした下面凸部120の下端面1200の高さ位置(突出量)は、基体1の上面101を基準とした上面凸部110の突出量および環状上面凸部114の突出量のうち少なくとも一部と同一であってもよく、これらのすべてよりも小さくてもよく、これらのすべてよりも大きくてもよい。基体1の下面102を基準とした内側環状下面凸部122の下端面1220の高さ位置(突出量)および外側環状下面凸部124の下端面1240(突出量)のそれぞれは、基体1の下面102を基準とした下面凸部120の突出量と同じであってもよく、下面凸部120の当該突出量より小さくてもよい。複数の下面凸部120がすべて省略されてもよい。内側環状下面凸部122および外側環状下面凸部124のうち少なくとも一方が省略されてもよい。
通気路22は、例えば、基体1の下面102から基体1の厚み方向に窪んでいる、基体1の中心から外れた領域で径方向(X方向)に延在する直線状凹部と、当該直線状凹部の内側端部に連続して周方向(X2+Y2が一定である条件下でθ=arctan(Y/X)が変化する方向)に延在する円弧状凹部と、により構成されている(図1参照)。
また、通気路22の延在態様はさまざまに変更されてもよい。通気路22は直線状凹部から複数の円弧状凹部が分岐していてもよく、基体1の周方向に延びるリング状の凹部であってもよく、リング状の凹部に直線状凹部が接続されていてもよい。また、直線状凹部がなくてもよい。
基体1の上面101に垂直な一または複数の指定断面において、通気路22の上方における基体1の天井部221が、当該天井部221のなかで厚さが極小となる極小箇所2211と、当該天井部221の端部において厚みが極大となる極大箇所2212とを有している。天井部221は、極小箇所2211から前記極大箇所2212まで連続的または断続的に厚みが増大している天井肥厚部121を有している。
例えば、図2に示されている、Y-Z平面に平行な基体1の指定断面において、通気路22は、幅L1の横長の長方形と当該長方形の上辺を下底とする等脚台形とが組み合わせられたような形状を有している。換言すると、指定断面において、通気路22は長方形の上辺の両端部のそれぞれが合同の略三角形状に切り欠かれたような形状を有している。天井部221は、当該合同の2つの三角形に相当する天井肥厚部121を有している。
当該等脚台形の上底(直線線分)が天井部221の極小箇所2211を構成し、当該長方形の上辺の両端点が天井部221の極大箇所2212を構成する。天井肥厚部121は、極小箇所2211(等脚台形の各脚の上端部)から極大箇所2212(等脚台形の各脚の下端部)まで連続的に厚みが増大している。指定断面における天井部221の形状が、基体1の上面102に垂直な方向に沿って天井部221の一対の端部を構成する極大箇所2212の中間を通る中心線を基準として鏡映対称性を有している。天井部221の下端部である極大箇所2212が基体1の下面102よりも上方にある。
図2は、通気路22を構成する直線状凹部の延在方向を垂線方向とする、通気孔21を除く箇所における基体1の断面に相当するが、通気路22を構成する円弧状凹部の延在方向を垂線方向とする、通気孔21を除く箇所における基体1の断面においても、通気路22は図2と同様の形状を有している。
図3に示されている、基体1のX-Z平面に平行な縦断面において、天井肥厚部121が、通気路22の幅L1(図2参照)以上の所定距離L2にわたって通気路22の延在方向に連続している。通気路22の延在方向について、複数の天井肥厚部121のうち少なくとも1つの天井肥厚部121の連続距離が、当該延在方向に垂直な方向についての通気路22の幅(図2/幅L1参照)未満であってもよい。当該連続距離が通気路22の幅より短い天井肥厚部121を含む一群の天井肥厚部121が、当該幅と同程度の間隔で通気路22の延在方向に並べられて配置されていてもよい。
基体1における通気路22の数は単数であってもよく複数であってもよく、Z軸に沿って基体1を見た際に、複数の通気路22が基体1の中心に配置される、あるいは、当該中心を基準とした回転対称性を有するように配置されるなど配置態様は任意に設計変更されてもよい。
基体1の厚さに対する天井部221(肉薄部分)の厚さの比率は、例えば0.20~0.70の範囲に含まれている。例えば、基体1の厚さが1mmである場合、極小領域2211における天井部221の厚さは0.20mm以上であり、極大領域2212における天井部221の厚さは0.70mm以下である。
基体1において通気路22の上方にある天井部221に配置されている複数の上面凸部110のうち、例えば、一部の上面凸部110、好ましくは全部の上面凸部110が極小箇所2211から外れる、または上下方向に重ならないように配置されている。
通気孔21は、基体1の上面101から通気路22に達するまで、基体1を貫通する略円柱状の孔により構成されている。一の通気路22に連通する通気孔21の数は単数であってもよく複数であってもよく、基体1の上面101における通気孔21の個数および配置態様は任意に設計変更されてもよい。例えば、Z軸に沿って基体1を見た際に、複数(例えば6つ)の通気孔21が基体1の中心回りの回転対称性(例えば6回対称性)を有するように配置されてもよく(図1参照)、複数の通気孔21が非対称性を有するように配置されてもよい。
なお、図面では基板保持部材が概略的に表されており、当該基板保持部材の構成要素のアスペクト比、間隔、個数などは、原則的に実際の設計値とは異なっている。これは、すべての実施形態において同様である。
(機能)
本発明の第1実施形態としての基板保持部材によれば、基体1が複数の下面凸部120のそれぞれを載置台4の上面に当接させた状態で、当該載置台4により支持される。基体1の下面102における内側環状下面凸部122の内側に、載置台4に形成されている通気路42の開口部が含まれるように基体1が載置台4に対して位置合わせされる。
複数の上面凸部110のうち少なくとも一部の上面凸部110の上端面1100において基板Wが載置された状態で、載置台4の通気路42に接続された真空吸引装置(図示略)により、当該通気路42が吸気され、基体1の通気路22に負圧領域が形成される。これにより、通気路22に連通する通気孔21を介して基体1の上面101および基板Wの下面により上下が挟まれた空間に負圧領域が形成され、基板Wに対して基体1に向かう吸引力が作用する。通気路22に負圧領域が形成されることにより、基体1の上面101側において通気路22が形成されている分だけ厚さが局所的に小さい天井部221に局所的に下方への力が作用する。
しかるに、指定断面において通気路22の上方における天井部221(基体の局所的な肉薄部分)の厚さを、極小箇所2211から極大箇所2212まで連続的または断続的に増加させている部分である天井肥厚部121の存在により天井部221の機械的な強度の向上が図られている。極大箇所2212が天井部の端部に存在するので、天井肥厚部121が斜材のように、天井部221を下方から支持する補強構造として機能する。
これにより、通気路22における負圧領域の形成により、基体1の天井部221に対して下方に吸引力が作用した際、天井部221の凹み、ひいては当該天井部221に配置された上面凸部110の下方への変位が抑制または防止される。また、基体1の天井部221のうち、比較的下方に凹む可能性が高い極小箇所2211から外れている箇所に、天井部221に配置された複数の上面凸部110のうち少なくとも一部の上面凸部110が配置されている。
このため、基体1の上面101において、天井部221に配置された上面凸部110のうち当該少なくとも一部の上面凸部110が、天井部221から外れた箇所に配置された他の上面凸部110よりも下方に変位する事態が回避される。よって、基板Wを天井部221に配置されている少なくとも一部の上面凸部110および天井部221から外れている箇所に配置されている上面凸部110のそれぞれの上端面1100に均一に当接させることができ、基板保持部材に吸着保持されている際の基板Wの平面度の向上が図られる。そして、基板Wの表面(上面)において、所望のパターンの回路形成のための露光処理など、所定の処理が実施されうる。
(第2実施形態)
(構成)
図4~図5に示されている本発明の第2実施形態としての基板保持部材によれば、通気路22が、基体1の下面102から窪んでいる凹部ではなく、基体1の内部に終端を有し、上方が天井部221により画定され、かつ、下方が床部222により画定される中空空間により構成されている。具体的には、通気路22は、基体1の下面102における開口部から上方に延在した後、基体1の上面101と平行な方向に延在し、基体1の内部で終端している(図1参照)。
2つの略平板状の成形体(または仮焼結体)のそれぞれの接合面に中空空間に相当する溝が形成され、かつ、少なくとも一方の成形体の当該溝の底が肥厚部121を有するように形成された上で、当該2つの成形体が接合面同士で接合された状態で焼成一体化されることにより、第2実施形態の基板保持部材が作製される。
通気路22の構成を除く他の構成は、第1実施形態の基板保持部材と同様なので、同一の符号を用いるとともに説明を省略する。
(機能)
本発明の第2実施形態としての基板保持部材によれば、通気路22に負圧領域が形成されることにより、基体1の上面101側において通気路22が形成されている分だけ厚さが局所的に小さい天井部221に下方への力が作用しても、第1実施形態と同様の理由により、基板Wが天井部221に配置されている少なくとも一部の上面凸部110および天井部221から外れている箇所に配置されている上面凸部110のそれぞれの上端面1100に均一に当接した状態で、基板保持部材に吸着保持され、この際の当該基板Wの平面度の向上が図られる。そして、基板Wの表面(上面)において、所望のパターンの回路形成のためのエッチング処理など、所定の処理が実施されうる。
(本発明の他の実施形態)
(本発明の第1実施形態の変形形態)
本発明の第1実施形態の基板保持部材において、通気路22の指定断面における形状は様々に変更されてもよい。天井部221の極小箇所2211から極大箇所2212までの天井部221の厚さの増加率が一定ではなく、変化してもよい。例えば、通気路22の指定断面形状が、図6Aに示されているように横長の長方形と当該長方形の上辺を長径とする半楕円形とが組み合わせられた形状であってもよい。この場合、天井部221の極小箇所2211から極大箇所2212までの天井部221の厚さの増加率が徐々に増加している。
天井部221の極小箇所2211から極大箇所2212まで、天井部221の厚さが連続的にではなく断続的に増加してもよい。例えば、通気路22の指定断面形状が、図6Bに示されているように横長の長方形と当該長方形の上辺の一部を長辺とする長方形または矩形とが組み合わせられた形状(上下が反転された略T字形状)であってもよい。この場合、天井部221の極小箇所2211から極大箇所2212までの天井部221の厚さの増加率が徐々に増加している。
天井部221の下端部である極大箇所2212が基体1の下面102と同じ高さ位置にあってもよい。例えば、通気路22の指定断面形状が、図6Cに示されているように略等脚台形状であってもよく、図6Dに示されているように略二等辺三角形状であってもよい。
天井部221の極大箇所2212が、通気路22の端部または天井部221の下縁(天井面)の端部に存在していなくてもよい。例えば、通気路22の指定断面形状が、図7Aに示されているように上辺の両端点から離間した一の領域で上部が窪んでいる横長の長方形状(反時計回りに90°回転された略C字形状)であってもよい。この場合、天井部221の極小箇所2211は、当該長方形の上辺において窪みにより分断されている2つの直線線分により構成され、天井部221の極大箇所2212は、当該窪みの底辺に相当する直線線分により構成されている。天井部221は、当該窪みに相当する一の天井肥厚部121を有している。
通気路22の指定断面形状が、図7Bに示されているように上辺の両端点から離間した2つの領域のそれぞれで上部が(略矩形状に)窪んでいる横長の長方形状(反時計回りに90°回転された略E字形状)であってもよい。この場合、天井部221の極小箇所2211は、当該長方形の上辺において2つの窪みにより分断されている3つの直線線分により構成され、天井部221の極大箇所2212は、当該2つの窪みのそれぞれの底辺に相当する2つの直線線分により構成されている。天井部221は、当該2つの窪みに相当する2つの天井肥厚部121を有している。
通気路22の指定断面形状が、図7Cに示されているように上辺を底辺とする略二等辺三角形状に上部が窪んでいる横長の長方形状であってもよい。この場合、天井部221の極小箇所2211は、当該長方形の上辺の両端点により構成され、天井部221の極大箇所2212は、当該三角形の頂点により構成されている。天井部221は、当該窪みに相当する略二等辺三角形状の天井肥厚部121を有している。
指定断面における天井部221の形状が、前記のような鏡映対称性を有していなくてもよい。例えば、通気路22の指定断面形状が、図7Dに示されているように、横に並べられた高さが異なる2つの長方形により構成される形状(反時計回りに90°回転された略L字形状)であってもよい。この場合、天井部221の極小箇所2211は、高い長方形の上辺により構成され、天井部221の極大箇所2212は、低い長方形の上辺により構成されている。図2に示されている通気路22の上側が等脚台形状ではなく非等脚台形状であってもよい。
(本発明の第2実施形態の変形形態)
本発明の第2実施形態の基板保持部材において、通気路22の指定断面における形状は本発明の第2実施形態の基板保持部材と同様に様々に変更されてもよい(図6A~図6Dおよび図7A~図7D参照)。指定断面における床部222の上縁(床面)の形状は、直線状のほか、凸曲線状または凹曲線状などの曲線状であってもよい。
そのほか、通気路22の指定断面における形状が、例えば図8に示されているように径D2の略円形状であってもよい。この場合、当該円と、当該円に外接する、基体1の上面101に平行な辺を有する正方形とにより囲まれた、4つの領域のうち、上側の2つの領域に相当する一対の天井肥厚部121を天井部221が有している。基体1の上面101に垂直な当該円の径の上端点が天井部221の極小領域2211を構成し、かつ、基体1の上面101に平行な当該円の径の両端点が天井部221の極大領域2212を構成している。極小箇所2211における天井部221の厚さD1が、通気路22の最大幅D2よりも小さい。
なお、図6B~図6Dおよび図7A~図7Dに示される通気路22の指定断面について通気路22を画定する天井面を含む基体1の壁面の角部に面取りが施されていてもよい。このような形状の通気路22は、通気路22を形成する機械加工時に用いる工具の角部に平面状(C形状)または曲面状(R形状)の面取りを施しておけば容易に形成することができる。
1‥基体、4‥載置台、21‥通気孔、22‥通気路、42‥通気路、101‥上面、102‥下面、110‥上面凸部、114‥環状上面凸部、120‥下面凸部、121‥天井肥厚部、122‥内側環状下面凸部、124‥外側環状下面凸部、221‥天井部、222‥床部、2211‥極小箇所、2212‥極大箇所、W‥基板(ウエハ)。

Claims (10)

  1. 上面および下面を有する平板状の基体と、前記基体の上面から上方に向って突出する複数の上面凸部と、前記基体の下面から窪んでいる凹部により構成される通気路と、前記通気路に連通し、かつ、前記基体の上面に開口部を有する一または複数の通気孔と、を備えている基板保持部材であって、
    前記基体の上面に垂直な一または複数の指定断面において、前記通気路の上方における前記基体の天井部が、当該天井部のなかで厚さが極小となる極小箇所と、当該天井部の端部において厚みが極大となる極大箇所とを有し、前記天井部は、前記極小箇所から前記極大箇所まで連続的または断続的に厚みが増大している天井肥厚部を有していることを特徴とする基板保持部材。
  2. 請求項1記載の基板保持部材であって、
    前記指定断面における前記天井部の形状が、前記基体の上面に垂直な方向に沿って前記天井部の一対の前記端部の中間を通る中心線を基準として鏡映対称性を有するように、前記通気路が前記基体に形成されていることを特徴とする基板保持部材。
  3. 請求項1または2記載の基板保持部材において、
    前記天井肥厚部が、前記通気路の幅以上の所定距離にわたって前記通気路の延在方向に連続していることを特徴とする基板保持部材。
  4. 請求項1~3のうちいずれか1項に記載の基板保持部材において、
    前記基体の上面において、前記通気路の上方における前記極小箇所から外れるように前記上面凸部が配置されていることを特徴とする基板保持部材。
  5. 上面および下面を有する平板状の基体と、前記基体の上面から上方に向って突出する複数の上面凸部と、前記基体の内部において前記基体の上面に対して平行に直線状または曲線状に延在する中空空間により構成される通気路と、前記通気路に連通し、かつ、前記基体の上面に開口部を有する一または複数の通気孔と、を備えている基板保持部材であって、
    前記通気路の延在方向に対して垂直な指定断面において、前記通気路が前記基体の少なくとも一部に直線状部を有する内壁面により画定され、前記通気路の上方における前記基体の天井部が、当該天井部のなかで厚さが極小となる極小箇所と、当該天井部の)端部において厚みが極大となる極大箇所とを有し、前記天井部は、前記極小箇所から前記極大箇所まで連続的または断続的に厚みが増大している天井肥厚部を有していることを特徴とする基板保持部材。
  6. 請求項5記載の基板保持部材であって、
    前記指定断面における前記天井部の形状が、前記基体の上面に垂直な方向に沿って前記天井部の一対の前記端部の中間を通る中心線を基準として鏡映対称性を有するように、前記通気路が前記基体に形成されていることを特徴とする基板保持部材。
  7. 請求項5または6記載の基板保持部材において、
    前記基体の上面において、前記通気路の上方における前記極小箇所から外れるように前記上面凸部が配置されていることを特徴とする基板保持部材。
  8. 上面および下面を有する平板状の基体と、前記基体の上面から上方に向って突出する複数の上面凸部と、前記基体の内部において前記基体の上面に対して平行に直線状または曲線状に延在する中空空間により構成される通気路と、前記通気路に連通し、かつ、前記基体の上面に開口部を有する一または複数の通気孔と、を備えている基板保持部材であって、
    前記通気路の延在方向に対して垂直な指定断面において、前記通気路が円形状であり、かつ前記通気路の上方における前記基体の天井部が、前記天井部のなかで厚さが極小となる極小箇所を有し、当該極小箇所の厚さが前記上面と平行な方向における前記通気路の最大幅よりも小さいことを特徴とする基板保持部材。
  9. 請求項8に記載の基板保持部材において、
    前記基体の上面において、前記通気路の上方における前記極小箇所から外れるように前記上面凸部が配置されていることを特徴とする基板保持部材。
  10. 上面および下面を有する平板状の基体と、前記基体の上面から上方に向って突出する複数の上面凸部と、前記基体の下面から窪んでいる凹部により構成される通気路と、前記通気路に連通し、かつ、前記基体の上面に開口部を有する一または複数の通気孔と、を備えている基板保持部材であって、
    前記基体の上面に垂直な一または複数の指定断面において、前記通気路の上方における前記基体の天井部が、当該天井部のなかで厚さが極小となる極小箇所と、前記天井部のなかで厚さが前記極小箇所から連続的または断続的に増大することにより極大となる極大箇所と、を有し、かつ、前記極大箇所の下端部が前記基体の下面または下端部よりも上方に位置していることを特徴とする基板保持部材。
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