JP7178831B2 - 基板保持部材 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体ウエハなど基板を真空吸着保持するために用いられる基板保持部材に関する。
平板状の基体の上面から上方に突出する複数の上方凸部と、基体の下面から窪んでいる溝と、溝に連通し、かつ、基体の上面に開口部を有する通気孔と、を備える基板保持部材が知られている。基板が複数の上方凸部のうち少なくとも一部により支持され、かつ、基体の下面側がステージに載置された状態で溝に負圧領域が形成されることにより、基体の上面と基板の下面とにより挟まれている空隙に負圧領域が形成され、基板に対して基体に向かう引力(真空吸着力)が作用する。この際、溝の上方にある肉薄領域において基体、ひいては基板が局所的に下方に凹む場合があるが、この凹みを抑制するため、溝に下方に突出する下方凸部を形成することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2017-212343号公報
しかし、基体の肉薄領域のうち下方凸部から外れた箇所または下方凸部が設けられていない箇所において、当該基体が局所的に下方に凹む場合がある。溝に代えて中空空間が基体の内部に設けられている場合、当該中空空間の上方にある肉薄領域を下側から支持するための構造を設けることが困難であり、当該基体が局所的に凹む場合がある。
そこで、本発明は、基体に負圧形成のための局所的な肉薄領域が存在する場合、肉薄領域直上の基板の局所的な平坦度の低下を抑制することによって基板の全体的な平坦度の向上を図ることができる基板保持部材を提供することを目的とする。
本発明は、上面および下面を有する平板状の基体と、前記基体の上面に形成され上方に向って突出する複数の上面凸部と、前記基体の下面から窪んでいる凹部もしくは前記基体の内部に終端を有する中空部により構成される通気路と、前記通気路に連通し、かつ、前記基体の上面に開口部を有する一または複数の通気孔と、を備える基板保持部材に関する。
本発明の基板保持部材は、前記基体の上面において、前記基体の厚み方向について前記通気路と重なる指定領域に含まれるように配置されている、前記複数の上面凸部のうち一部の上面凸部である第1上面凸部の頂面の前記基体の上面を基準とした高さ位置が、前記複数の上面凸部のうち前記指定領域から外れるように配置されている上面凸部である第2上面凸部の頂面の前記基体の上面を基準とした高さ位置よりも高いことを特徴とする。
本発明の基板保持部材によれば、複数の上面凸部のうち少なくとも一部の上面凸部の頂面において基板が載置された状態で、通気路に負圧領域が形成される。これにより、通気路に連通する通気孔を介して基体の上面および基板の下面により上下が挟まれた空間に負圧領域が形成され、基板に対して基体に向かう吸引力が作用する。通気路に負圧領域が形成されることにより、基体の上面側において通気路が形成されている分だけ厚さが局所的に小さい肉薄部分が局所的に下降する場合がある。
しかるに、基体の上面において当該肉薄部分に相当する指定領域に含まれるように配置されている一部の上面凸部である第1上面凸部(指定領域に存在する上面凸部のうち少なくとも一部の上面凸部)の頂面の高さが、指定領域から外れるように配置されているその他の上面凸部である第2上面凸部の頂面の高さよりも高い。
このため、第1上面凸部および第2上面凸部の頂面の高さ偏差が、基体の肉薄部分の局所的な下降量と同程度に設計されることにより、基体の上面側の肉薄部分の局所的下降により、基板の上面のうち指定領域から外れた領域を基準とした、第1上面凸部の頂面の高さおよび第2上面凸部の頂面の高さの均一化が図られる。このため、基板が当該第1上面凸部を含む全ての上面凸部の頂面に当接した状態で、基板保持部材に吸着保持され、この際の当該基板の平面度の向上が図られる。
本発明の基板保持部材において、前記第1上面凸部の前記基体の上面からの特定の高さ位置における前記基体の上面に沿った横断面の面積が、前記第上面2凸部の前記特定の高さ位置における前記基体の上面に沿った横断面の面積よりも大きいことが好ましい。
当該構成の基板保持部材によれば、第2上面凸部の剛性と比較して第1上面凸部の剛性の向上が図られる。このため、複数の上面凸部の頂面に対して一括して研磨加工等の平滑化処理が施されると加工負荷に差が生じ、研磨量が異なることから、第2上面凸部の頂面の高さ位置と比較して第1上面凸部の頂面の高さ位置が高くなるように複数の上面凸部のそれぞれの高さが容易に調節されうる。
本発明の基板保持部材において、前記第2上面凸部の頂面の面積が、前記第1上面凸部の頂面の面積よりも小さいことが好ましい。
当該構成の基板保持部材によれば、前記のように第2上面凸部の剛性と比較して第1上面凸部の剛性の向上が図られることによって、第1上面凸部および第2上面凸部の頂面の高さ偏差が、基体の肉薄部分の局所的な下降量と同程度に設計されることにより、基体の上面側の肉薄部分の局所的下降により、基板の上面のうち指定領域から外れた領域を基準とした、第1上面凸部の頂面の高さおよび第2上面凸部の頂面の高さの均一化が図られる。このため、基板が当該第1上面凸部を含む全ての上面凸部の頂面に当接した状態で、基板保持部材に吸着保持され、この際の当該基板の平面度の向上が図られる。さらに、基板と複数の上面凸部のそれぞれの頂面との合計当接面積の低減、ひいては当該当接に由来するパーティクルの発生量および基板への付着量の低減が図られる。
本発明の第1実施形態としての基板保持部材の上面図。 図1のII-II線に沿った基板保持部材の縦断面図。 本発明の第1実施形態としての基板保持部材の機能に関する説明図。 本発明の第2実施形態としての基板保持部材の図2に対応する縦断面図。 第1変形実施形態における第1および第2上面凸部の斜視図。 第2変形実施形態における第1および第2上面凸部の斜視図。
(第1実施形態)
(構成)
図1および図2に示されている本発明の第1実施形態としての基板保持部材は、基体1と、基体1の上面101から上方に向って突出する複数の上面凸部10と、基体1の上面101から上方に向って突出し、かつ、複数の上面凸部10を囲うように環状に延在する環状上面凸部14と、基体1の下面102から下方に向って突出する複数の下面凸部16と、基体1の下面102から窪んでいる凹部により構成される通気路22と、通気路22に連通し、かつ、基体1の上面101に開口部を有する通気孔21と、基体1の下面102から下方に向かって突出し、かつ、通気路22を吸気する際の気密シールのために通気路22の下面開口を囲うように環状に延在する環状下面凸部17と、基体1の下面102の外縁部から下方に向かって突出し、かつ、複数の下面凸部16を囲うように環状に延在する環状下面外周凸部18と、を備えている。
基体1は、例えば略平板状のSiC、AlN、Al23等のセラミックス焼結体からなる。複数の上面凸部10、環状上面凸部14、複数の下面凸部16、通気孔21および通気路22のそれぞれは、研削加工、ブラスト加工、ミリング加工もしくはレーザー加工またはこれらの組み合わせにより形成される。基体1の上面101および下面102のそれぞれは略平面状に形成されている。
複数の上面凸部10は、基体1の上面101において三角格子もしくは正方格子等の格子様に配置されるほか、複数の同心円のそれぞれに沿って配置され、あるいは、中心から延在する複数の放射線のそれぞれに沿って規則的に配置される等、規則的に配置されてもよく、不規則的に配置されていてもよい。上面凸部10のそれぞれは、略柱状、略錘台状、柱状体または錘台状体の端面または上底に、小面積の底面または下底を有する柱状体、半球、半楕円球または錘台状体が載ったような複数の段差付きの略柱状など、様々な形状に形成されていてもよい。
基板保持部材の縦断面図において環状上面凸部14の形状が略矩形状のほか、略台形状、半楕円形状、半円形状、または、矩形と当該矩形の一辺を直径とする半円形とが組み合わせられた形状など、様々な形状であってもよい。なお、環状上面凸部14が省略されてもよい。
通気路22は、例えば、基体1の下面102から基体1の厚み方向に平行な軸線を有する略円柱状に窪んでいる凹部と基体1の下面102から基体1の厚み方向に窪んでいる平面視で帯状である凹部とにより構成されている。すなわち、基体1の下面102から、軸線方向が基体1の厚み方向に一致する略円柱状に窪んでいる凹部により構成される通気路22の縦断面形状は矩形状である(図2参照)。また、平面視で帯状の凹部により構成される通気路22の長手方向に垂直な縦断面形状は矩形状である。基体1の厚み方向(上下方向)において通気路21と重なる基体1の上面101における指定領域Sは、略円形状である(図1の破線円参照)。基体1の下面102における通気路22の開口部の形状は略円形状である。
通気路22の縦断面形状は、台形状、平行四辺形状などの様々な形状であってもよい。基体1の上面101における指定領域Sの形状は、矩形状、直線帯状、曲線帯状、台形状または三角形状などのさまざまな形状であってもよく、サイズまたは幅の大小が任意に変更されてもよい。基体1の下面102における通気路22の開口部の形状は、矩形状、直線帯状、曲線帯状、台形状または三角形状などのさまざまな形状であってもよく、サイズの大小が任意に変更されてもよい。
基体1における通気路22の数は単数であってもよく複数であってもよく、複数の通気路22が基体1の上面101の中心に配置される、あるいは、当該中心を基準とした回転対称性を有するように配置されるなど配置態様は任意に設計変更されてもよい。
基体1の厚さに対する、通気路22の上方にある基体1の肉薄部分の厚さの比率は、例えば0.20~0.70の範囲に含まれている。例えば、基体1の厚さが1mmである場合、当該肉薄部分の厚さは0.20mm~0.70mmの範囲に含まれている。
通気孔21は、基体1の上面101から通気路22に達するまで、基体1を貫通する略円柱状の孔により構成されている。一の通気路22に連通する通気孔21の数は単数であってもよく複数であってもよく、基体1の上面101の指定領域Sにおける通気孔21の個数および配置態様は任意に設計変更されてもよい。
複数の上面凸部10は、基体1の上面101において指定領域Sに含まれるように配置されている第1上面凸部11と、指定領域Sから外れるように配置されている第2上面凸部12と、を含んでいる。
基体1の上面101を基準とした第1上面凸部11の頂面110の高さ位置H1(上面101からの突出量)が、第2上面凸部12の頂面120の高さ位置H2(上面101からの突出量)よりも高い。第2上面凸部12の上面101からの突出量H2は、例えば50~1000μmの範囲に含まれるように設計されている。第1上面凸部11および第2上面凸部12の高さ偏差ΔH=H1-H2は、後述するように、指定領域Sにおける基体1の局所的な下降量、ひいては第1上面凸部11の下降量(例えば、10~60nmの範囲に含まれる。)に相当するように設計されている。
第1上面凸部11の頂面110および第2上面凸部12の頂面120のそれぞれは、基体1の上面101と略平行な平面状に形成されている。後述するように指定領域Sにおいて基体1が局所的に下降した際、第1上面凸部11の頂面110が、第2上面凸部12の頂面120と略平行になるように、当該凹みがない定常状態(通気路22に負圧領域が形成されていない状態)において第1上面凸部11の頂面110が、基体1の上面101に対して傾斜した平面状に形成されていてもよい。
一の指定領域Sまたは各指定領域Sに含まれるように配置されている第1上面凸部11の個数は単数でも複数でもよく、指定領域Sにおける第1上面凸部11の配置態様または通気孔21の開口部に対する相対的な配置態様は任意に設計変更されてもよい。第1上面凸部11のうち全部ではなく一部のみの頂面110の高さ位置H1が、第2上面凸部12の頂面120の高さ位置H2よりも高くてもよい。
基体1の上面101を基準とした環状上面凸部14の頂面140の高さ位置H4(上面101からの突出量)が、第2上面凸部12の頂面120の高さ位置H2よりも低いまたは同一に設計されている。
基体1の下面102を基準とした下面凸部16の突出量は、基体1の上面101を基準とした、第1上面凸部11の突出量H1、第2上面凸部12の突出量H2および環状上面凸部14の突出量H4のうち少なくとも一部と同一であってもよく、これらのすべてよりも小さくてもよく、これらのすべてよりも大きくてもよい。基体1の下面102を基準とした環状下面凸部17および環状下面外周凸部18のそれぞれの突出量は、基体1の下面102を基準とした下面凸部16の突出量と同じであってもよく、下面凸部16の当該突出量より小さくてもよい。複数の下面凸部16がすべて省略されてもよい。環状下面凸部17および環状下面外周凸部18のうち少なくとも一方が省略されてもよい。
なお、図1および図2では基板保持部材が概略的に表されており、当該基板保持部材の構成要素のアスペクト比、間隔、個数などは、原則的に実際の設計値とは異なっている。これは、すべての実施形態において同様である。
(機能)
本発明の第1実施形態としての基板保持部材によれば、基体1が複数の下面凸部16のそれぞれを載置台4の上面に当接させた状態で、当該載置台4により支持される。基体1の下面102における通気路22の開口部が、載置台4に形成されている通気路42の開口部に対して上下方向について少なくとも部分的に重なるように基体1が載置台4に対して位置合わせされる。基体1の下面102における通気路22の開口部が、載置台4に形成されている通気路42の開口部に対して上下方向について重ならないように基体1が載置台4に対して位置合わせされてもよい。
複数の上面凸部10のうち少なくとも一部の上面凸部10の頂面において基板Wが載置された状態で、載置台4の通気路42に接続された真空吸引装置(図示略)により、当該通気路42が吸気され、基体1の通気路22に負圧領域が形成される。これにより、通気路22に連通する通気孔21を介して基体1の上面101および基板Wの下面により上下が挟まれた空間に負圧領域が形成され、基板Wに対して基体1に向かう吸引力が作用する(図3の白矢印参照)。通気路22に負圧領域が形成されることにより、基体1の上面101側において通気路22が形成されている分だけ厚さが局所的に小さい肉薄部分(指定領域S)が局所的に下降する場合がある(図3の黒矢印参照)。
しかるに、定常状態においては、基体1の上面101において当該肉薄部分に相当する指定領域Sに含まれるように配置されている第1上面凸部11の頂面110の高さH1が、指定領域Sから外れるように配置されている第2上面凸部12の頂面120の高さH2よりも高い(図2参照)。
このため、第1上面凸部11および第2上面凸部12の頂面の高さ偏差ΔH=H1-H2が、基体1の肉薄部分の局所的な下降量(例えば)と同程度に設計されることにより、基体1の上面101側の肉薄部分の局所的下降により、基板1の上面101のうち指定領域Sから外れた領域を基準とした、第1上面凸部11の頂面110の高さおよび第2上面凸部12の頂面120の高さの均一化が図られる(図3参照)。このため、基板Wが第1上面凸部11を含む全ての上面凸部10の頂面に当接した状態で、基板保持部材に吸着保持され、この際の当該基板Wの平面度の向上が図られる。そして、基板Wの表面(上面)において、所望のパターンの回路形成のためのエッチング処理など、所定の処理が実施されうる。
(第2実施形態)
(構成)
図4に示されている本発明の第2実施形態としての基板保持部材によれば、通気路22が、基体1の下面102から窪んでいる凹部ではなく、基体1の内部に終端を有する中空部により構成されている。具体的には、通気路22は、基体1の下面102における開口部から上方に延在した後、基体1の上面101と平行な方向に延在し、基体1の内部で終端している。
通気路22の構成を除く他の構成は、第1実施形態の基板保持部材と同様なので、同一の符号を用いるとともに説明を省略する。
(機能)
本発明の第2実施形態としての基板保持部材によれば、通気路22に負圧領域が形成されることにより、基体1の上面101側において通気路22が形成されている分だけ厚さが局所的に小さい肉薄部分(指定領域S)が局所的に下降しても、第1実施形態と同様の理由により、基板Wが第1上面凸部11を含む全ての上面凸部10の頂面に当接した状態で、基板保持部材に吸着保持され、この際の当該基板Wの平面度の向上が図られる(図3参照)。そして、基板Wの表面(上面)において、所望のパターンの回路形成のためのエッチング処理など、所定の処理が実施されうる。
(他の実施形態)
基体1の上面101を基準とした第1上面凸部11の特定の高さ位置H(0<H≦H1)における基体1の上面101に沿った横断面の面積S1(H)が、第2上面凸部12の当該特定の高さ位置Hにおける基体1の上面101に沿った横断面の面積S2(H)よりも大きくてもよい。例えば、S1(H)とS2(H)との比が1<S1(H)/S2(H)≦4の関係を満たすように第1上面凸部11および第2上面凸部12が設計される。
図5Aに示されているように、第1上面凸部11および第2上面凸部12がともに略円柱状に形成され、第1上面凸部11が第2上面凸部12よりも大径に設計されている場合、不等式S1(H)>S2(H)により表わされる関係が実現される。図5Bに示されているように、第1上面凸部11が略円錘台状に形成され、第2上面凸部12の下部が第1上面凸部11の下部と比較して下底および上底のそれぞれが同径の略円錘台状である一方で、第2上面凸部12の上部が第1上面凸部11の上部と比較して下底および上底のそれぞれが小径の段差付き円錘台状に設計されている場合、上部において不等式S1(H)>S2(H)により表わされる関係が実現される。
当該構成の基板保持部材によれば、第2上面凸部12の剛性と比較して第1上面凸部11の剛性の向上が図られる。このため、複数の上面凸部10の頂面に対して一括して研磨加工等の平滑化処理が施されると加工負荷に差が生じ、研磨量が異なることから、第2上面凸部12の頂面120の高さ位置H2と比較して第1上面凸部11の頂面110の高さ位置H1が高くなるように複数の上面凸部10のそれぞれの高さが容易に調節されうる。
第2上面凸部12の頂面120の面積S2(H2)が、第1上面凸部11の頂面110の面積S1(H1)よりも小さくてもよい。例えば、S1(H1)とS2(H2)との比が1<S1(H1)/S2(H2)≦4の関係を満たし、S2(H2)が0.001~0.003mm2の範囲に含まれるように第1上面凸部11および第2上面凸部12が設計される。
図5Aに示されているように、第1上面凸部11および第2上面凸部12が設計されている場合、不等式S1(H1)>S2(H2)により表わされる関係が実現される。図5Bに示されているように、第1上面凸部11が設計されている場合、不等式S1(H1)>S2(H2)により表わされる関係が実現される。
当該構成の基板保持部材によれば、前記のように第2上面凸部12の剛性と比較して第1上面凸部11の剛性の向上が図られることに加えて、基板Wと複数の上面凸部10のそれぞれの頂面との合計当接面積の低減、ひいては当該当接に由来するパーティクルの発生量および基板Wへの付着量の低減が図られる。
1‥基体、4‥載置台、10‥上面凸部、11‥第1上面凸部、12‥第2上面凸部、14‥環状上面凸部、16‥下面凸部、17‥環状下面凸部、18‥環状下面外周凸部、21‥通気孔、22‥通気路、42‥通気路、101‥基体の上面、102‥基体の下面、110‥第1上面凸部の頂面、120‥第2上面凸部の頂面、W‥基板(ウエハ)。

Claims (3)

  1. 上面および下面を有する平板状の基体と、前記基体の上面に形成され上方に向って突出する複数の上面凸部と、前記基体の下面から窪んでいる凹部もしくは前記基体の内部に終端を有する中空部により構成される通気路と、前記通気路に連通し、かつ、前記基体の上面に開口部を有する一または複数の通気孔と、を備える基板保持部材であって、前記基体の上面において、前記基体の厚み方向について前記通気路と重なる指定領域に含まれるように配置されている、前記複数の上面凸部のうち一部の上面凸部である第1上面凸部の頂面の前記基体の上面を基準とした高さ位置が、前記複数の上面凸部のうち前記指定領域から外れるように配置されている上面凸部である第2上面凸部の頂面の前記基体の上面を基準とした高さ位置よりも高いことを特徴とする基板保持部材。
  2. 請求項1記載の基板保持部材において、
    前記第1上面凸部の前記基体の上面からの特定の高さ位置における前記基体の上面に沿った横断面の面積が、前記第2上面凸部の前記特定の高さ位置における前記基体の上面に沿った横断面の面積よりも大きいことを特徴とする基板保持部材。
  3. 請求項1または2記載の基板保持部材において、
    前記第2上面凸部の頂面の面積が、前記第1上面凸部の頂面の面積よりも小さいことを特徴とする基板保持部材。
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