JPH059886U - 吸着ハンドラ - Google Patents

吸着ハンドラ

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Publication number
JPH059886U
JPH059886U JP5751091U JP5751091U JPH059886U JP H059886 U JPH059886 U JP H059886U JP 5751091 U JP5751091 U JP 5751091U JP 5751091 U JP5751091 U JP 5751091U JP H059886 U JPH059886 U JP H059886U
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JP
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suction
passage
main
communication
main suction
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Application number
JP5751091U
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English (en)
Inventor
久也 長谷川
順三 川上
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 吸着板1内部の主吸引路5が真空吸引源と接
続され、吸着板1の吸着部3には独立した複数の吸着溝
4a〜4cが形成され、これら吸着溝4a〜4cが連通
路6a〜6cにて主吸引路5と連通する。各吸着溝4a
〜4cの主吸引路5側の開口部は主吸引路5方向に並設
され、主吸引路5には、主吸引路5方向に移動自在で、
その移動位置にて主吸引路5を遮断し、移動によって主
吸引路5の真空吸引源側部位と各吸着溝4a〜4cとの
連通状態を切り換える連通切換部材7が配される。 【効果】 吸着板1内部に複雑な加工をして吸着部3の
平滑度を損なうことなく、連通切換部材7を移動させる
だけで、被吸着部材の大きさあるいは形状が所定の範囲
で変化しても、これら被吸着部材を確実に吸着し、固定
できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、たとえばシリコンウエハやガラス板および金属板等の加工部材を吸 着して搬送し、また固定するために使用される吸着ハンドラに関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
高精度の加工が要求されるIC(Integrated Circuit) や液晶表示パネルは、 基材となるシリコンウエハやガラス板および金属板等の加工部材の加工が、本考 案の説明図である図3に示すように、清浄度の高いクリーンルーム16内に設置 された製造装置11で行われる。この製造装置11には、加工部材を吸着して搬 送し、また加工位置で固定するための吸着ハンドラが設けられている。上記の吸 着ハンドラは、加工部材を吸着するための吸着板を有し、この吸着板は、製造装 置11の装置本体12と装置上面部15との間の位置に水平に配設されるように なっている。
【0003】 上記のような従来の吸着ハンドラは、図6および図7に示すように、吸着板3 1を有し、この吸着板31の内部には、吸着板31の側面から中央部に向かって 中空状の主吸引路32が形成されている。また、吸着板31の上面側の吸着部3 3には、独立した複数の吸着溝34…が形成され、これら吸着溝34…が各吸着 溝34毎に形成された連通路35によって主吸引路32と連通されている。この 主吸引路32には真空吸引源が接続され、これによって吸着部33に載置された 加工部材に吸着溝34…を通じて真空吸着力を作用させ、加工部材を吸着して保 持するようになっている。この場合、上記加工部材を1点で吸着するのではなく 、線、面あるいは多点で吸着することで、加工部材と吸着板31との密着性を良 くし、確実に吸着できるように配慮されている。このような吸着ハンドラを用い ることによって、人手を介さずに加工部材の搬送や固定を行わせることができる ため、加工部材への歩留りを向上することが可能になる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の吸着ハンドラでは、加工部材の大きさが変化したと きに、吸着できない場合が発生する。
【0005】 すなわち、従来の吸着ハンドラでは、各吸着溝34が連通路35によって全て 同一の主吸引路32に接続されており、全ての吸着溝34…が主吸引路32を通 じて真空吸引源と連通されることになる。従って、図8に示すように、1点鎖線 で示されるような、最も広い範囲で形成されている吸着溝34よりも大きい加工 部材36は容易に吸着できるものの、2点鎖線で示されるような、上記の吸着溝 34よりも小さい加工部材37は、全ての吸着溝34…を塞ぐことができないた め、開放されている吸着溝34から大気が主吸引路32へ流入して主吸引路32 の真空度が上がらず、吸着できないという問題点を有している。
【0006】 一方、上記の問題を解決する構造として、例えば、各連通路35…対応して個 別に主吸引路32…を設け、これら主吸引路32…を個々に開閉弁を介して真空 吸引源と接続することも考えられるが、この場合には、吸着板31内部に複雑な 加工を必要とし、吸着面の平滑度維持が困難であること、他の機構部分の組み込 みができなくなること等、容易に加工部材の大きさに対応できないという問題が 発生する。
【0007】 本考案は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、大き さの異なる加工部材の吸着に容易に対応できる吸着ハンドラを提供することにあ る。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案の吸着ハンドラは、上記の課題を解決するために、真空吸引源 と接続される中空状の主吸引路を有する吸着板を備え、この吸着板の吸着部には 独立した複数の吸着溝が形成され、これら吸着溝が各吸着溝毎に形成された連通 路によって上記の主吸引路と連通されている吸着ハンドラにおいて、上記の各連 通路における主吸引路側の開口部は、主吸引路方向に並設され、主吸引路には、 主吸引路方向に移動自在であり、その移動位置にて主吸引路を遮断すると共に、 移動によって主吸引路における真空吸引源側部位と各連通路との連通状態を切り 換える連通切換部材が配されていることを特徴としている。
【0009】
【作用】
上記の構成によれば、連通切換部材を移動させることにより、主吸引通路にお ける真空吸引源側部位と各連通路との連通状態が切り換わる。即ち、連通切換部 材を移動させることにより、真空吸引源と連通する吸着溝が切り換わる。従って 、加工部材、即ち被吸着部材の大きさあるいは形状に応じて、吸引作用を行う吸 着溝を切り換えることができ、被吸着部材の大きさあるいは形状が所定の範囲で 変化した場合であっても、これら被吸着部材を確実に吸着することができる。
【0010】
【実施例】
本考案の一実施例について図1ないし図5に基づいて説明すれば、以下の通り である。
【0011】 本実施例の吸着ハンドラは、図2に示すように、例えばICや液晶表示パネル の基材となるシリコンウエハ、ガラス板および金属板等の加工部材2を吸着する ための吸着板1を備えている。この吸着板1は加工部材2の形状および寸法を考 慮して形成されている。本実施例においては、液晶表示パネルの基材である方形 のガラス板を加工部材2としており、吸着板1の上面側の吸着部3は、400m m×400mm程度の方形面を有するものとなっている。この吸着部3の形状に 対応して、吸着部3には、異なる大きさで方形状をなし、各々独立した複数の吸 着溝4a〜4cが同心状に形成されている。
【0012】 上記吸着板1の内部には、図1に示すように、吸着板1の側面Aの中央部から 、吸着板1内部の中心を通り、反対側の側面に達する円形孔状の主吸引路5が形 成されている。この主吸引路5の一端部、即ち同図における側面A側とは反対側 の一端部10は、図示しない真空ポンプ等の真空吸引源に接続されている。上記 の主吸引路5は、各吸着溝4a〜4c毎に形成された連通路6a〜6cによって 吸着溝4a〜4cと連通されている。これら連通路6a〜6cは、吸着板1の中 心よりも上記の側面A側位置において、主吸引路5方向に並設されている。さら に、連通路6a〜6cは、対応する吸着溝4a〜4cの大きさが小さいもの順に 、主吸引路5の一端部10に近い側に位置するようになっている。
【0013】 上記主吸引路5には、ピストン部8とロッド部9とからなる連通切換部材7が 設けられている。ピストン部8は、主吸引路5の内周面に沿う円柱形をなし、主 吸引路5の方向へ移動自在となっている。ピストン部8の外周面と主吸引路5の 内周面との間には、気密性を保持するオイルシールが施されている。ロッド部9 は、ピストン部8と連結されて吸着板1の側面A方向へ延び、主吸引路5から外 方へ突出している。従って、ロッド部9を、例えば手動操作にて進退駆動させる ことにより、ピストン部8を移動させることができるようになっている。
【0014】 図3に示すように、以上ような構成の吸着ハンドラ13は、空気濾過フィルタ ー14を備える清浄度の高いクリーンルーム16内に設置された製造装置11に 設けられている。この製造装置11は加工部材2に所定の加工を施すものであり 、吸着ハンドラ13は加工部材2を吸着して搬送し、固定するものとして使用さ れる。上記の製造装置11は、吸着ハンドラ13を移動させる図示しない移動手 段等を内蔵した装置本体12と、この装置本体12の上方に支持ポスト17・1 7を介して設けられた装置上面部15とから成っている。この装置上面部15は 、吸着ハンドラ13で保持された加工部材2を上方から所定の仕様に形成する加 工手段等を内蔵している。
【0015】 次に、本吸着ハンドラの動作について説明する。
【0016】 まず、図4に示すように、吸着板1における吸着部3の全面を覆うような大き な加工部材2aを加工する場合には、この加工部材2aが吸着板1の吸着部3に おける最も大きい範囲で形成された吸着溝4cを覆うようにして、即ち全ての吸 着溝4a〜4cを覆うようにして吸着部3上に載置される。このとき、連通切換 部材7のピストン部8は、主吸引路5内において、吸着溝4cと対応する連通路 6cよりも側面A側寄り位置に配される。従って、全ての吸着溝4a〜4cが連 通路6a〜6cを通じて主吸引路5、即ち真空吸引源と連通する。これにより、 真空吸引源が作動すると、主吸引路5の圧力が低下し、この圧力低下により、連 通路6a〜6cおよび吸着溝4a〜4cを介して加工部材2aに真空吸引力が作 用し、加工部材2aが吸着板1に吸着されて保持される。この吸着保持状態で、 加工部材2aは吸着板1と共に搬送され、また、加工時に所定の位置に固定され る。
【0017】 一方、図5に示すように、最も小さい範囲で形成された吸着溝4aよりも大き く、吸着溝4cよりも小さい加工部材2bを加工する場合には、加工部材2bが 吸着溝4aを覆うようにして吸着板1の載置部3上に載置される。このとき、連 通切換部材7のピストン部8は、主吸引路5内において、吸着溝4aに対応する 連通路6aと吸着溝4bに対応する連通路6bとの間に配される。従って、吸着 溝4aのみが真空吸引源と連通し、真空吸引源の圧力低下作用が吸着溝4aを介 して加工部材2bに作用することにより、この加工部材2bが吸着板1に吸着し て保持される。これにより、加工部材2bを搬送し、固定するとができる。
【0018】 このように、本実施例の吸着ハンドラは、主吸引路5に設けられた連通切換部 材7の移動により、加工部材2の大きさが所定の範囲で変化した場合であっても 、これら加工部材2を確実に吸着し、固定することができる。
【0019】 なお、本実施例の吸着ハンドラにおいては、主吸引路5は、円形孔状に形成さ れているが、その形状は限定されるものではなく、例えば方形孔状であってもよ い。同様に、吸着溝4a〜4cは同心方形状に形成されているが、その形状はこ れに限定されることはなく、例えば平行線状に形成することもでき、加工部材2 の形状および大きさに合わせて、適宜選択すればよい。
【0020】
【考案の効果】
以上のように、本考案の吸着ハンドラは、吸着溝と主吸引路とを連通させる各 連通路における主吸引路側の開口部が、主吸引路方向に並設され、主吸引路には 、主吸引路方向に移動自在であり、その移動位置にて主吸引路を遮断すると共に 、移動によって主吸引路における真空吸引源側部位と各連通路との連通状態を切 り換える連通切換部材が配されている構成である。
【0021】 これにより、吸着板内部に複雑な加工をして吸着部の平滑度を損なうことなく 、連通切換部材を主吸引路で移動させるだけの簡単な操作により、被吸着部材の 大きさあるいは形状が所定の範囲で変化した場合であっても、これら被吸着部材 を確実に吸着し、固定することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における吸着ハンドラの内部
構造を縦断面で示した斜視図である。
【図2】上記吸着ハンドラの斜視図である。
【図3】上記吸着ハンドラが設けられるクリーンルーム
内の配置状態を示す説明図である。
【図4】上記吸着ハンドラにおける大きい加工部材を吸
着する際の状態を縦断面で示した斜視図である。
【図5】上記吸着ハンドラにおける小さい加工部材を吸
着する際の状態を縦断面で示した斜視図である。
【図6】従来の吸着ハンドラにおける吸着板の斜視図で
ある。
【図7】上記吸着ハンドラの吸着板の内部構造を縦断面
で示した斜視図である。
【図8】上記吸着ハンドラの吸着板に加工部材が載置さ
れた状態を縦断面で示した斜視図である。
【符号の説明】
1 吸着板 2 加工部材 2a〜2b 加工部材 3 吸着部 4a〜4c 吸着溝 6a〜6c 連通路 7 連通切換部材

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】真空吸引源と接続される中空状の主吸引路
    を有する吸着板を備え、この吸着板の吸着部には独立し
    た複数の吸着溝が形成され、これら吸着溝が各吸着溝毎
    に形成された連通路によって上記の主吸引路と連通され
    ている吸着ハンドラにおいて、 上記の各連通路における主吸引路側の開口部は、主吸引
    路方向に並設され、主吸引路には、主吸引路方向に移動
    自在であり、その移動位置にて主吸引路を遮断すると共
    に、移動によって主吸引路における真空吸引源側部位と
    各連通路との連通状態を切り換える連通切換部材が配さ
    れていることを特徴とする吸着ハンドラ。
JP5751091U 1991-07-23 1991-07-23 吸着ハンドラ Pending JPH059886U (ja)

Priority Applications (1)

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JP5751091U JPH059886U (ja) 1991-07-23 1991-07-23 吸着ハンドラ

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JP5751091U JPH059886U (ja) 1991-07-23 1991-07-23 吸着ハンドラ

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JPH059886U true JPH059886U (ja) 1993-02-09

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JP (1) JPH059886U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06345262A (ja) * 1993-06-10 1994-12-20 Tokyo Electron Ltd 処理装置
JP2020068317A (ja) * 2018-10-25 2020-04-30 日本特殊陶業株式会社 基板保持部材

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