JP7123724B2 - 釣竿 - Google Patents

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Description

特許法第30条第2項適用 平成30年6月20日掲載のhttp://fishing.shimano.co.jp/、http://fishing.shimano.co.jp/product/newinfo、http://fishing.shimano.co.jp/info?cat=2及びhttp://fishing.shimano.co.jp/product/rod/5384 平成30年7月17日株式会社アトリエ・ボイル発行のSALTY!2018年9月号第76~77頁 平成30年7月21日株式会社地球丸頒布のSALTWATER2018年9月号第56頁 平成30年7月21日株式会社内外出版社頒布のルアーマガジン・ソルト2018年9月号第36~41頁及び第126頁 平成30年7月27日株式会社シマノ発行の熱砂カタログ2018 平成30年7月27日株式会社シマノ発行のルアークロス2018秋冬第21~32頁 平成30年8月21日株式会社地球丸頒布のSALTWATER2018年10月号第100~101頁 平成30年8月28日から販売
本発明は、リアグリップ部が一体的に形成された中空状の竿体を備えた釣竿に関する。
竿体にリアグリップ部を備える場合、コルクや発泡樹脂から筒状のリアグリップ体を形成してそれを竿体のブランクの後部外周面に装着して構成することが多い。しかしながら、リアグリップ部を竿本体とは別体構成とすると、軽量化が困難となり、また、釣竿から手に伝わる感度も低下する。
これに対して、本出願人は中空状のリアグリップ竿体の後部を大径化してリアグリップ部を一体的に形成した構成について既に提案している(下記特許文献1参照)。このように中空状のリアグリップ竿体を備えることによって、釣竿を高感度化することができ、軽量化も可能となる。
リアグリップ竿体はその前側に位置するメイン竿体と継ぎ合わせられている。リアグリップ竿体の前部の内側にメイン竿体の後部を挿入し、接着等によりメイン竿体とリアグリップ竿体とを接合一体化する。しかしながら、例えばショアから重いルアーを繰り返し遠投するような状況や釣竿を繰り返し振るような釣りにおいては、釣竿の持ち重り感や振り重り感について更なる改良が求められる。
特許第5721574号公報
本発明は、リアグリップ部が一体的に形成された竿体を用いることによる軽量、高感度という特徴を維持しつつ、持ち重り感や振り重り感を軽減させることを課題とする。
本発明に係る釣竿は、中空状のメイン竿体と、メイン竿体の後側に位置し、リアグリップ部が一体的に形成された中空状のリアグリップ竿体とを備え、メイン竿体の後部の内側にリアグリップ竿体の前部が挿入されることによりメイン竿体とリアグリップ竿体とが継ぎ合わせられた継ぎ合わせ部を有している。尚、竿先側を前側とし、竿尻側を後側とする。
リアグリップ竿体の前部がメイン竿体の後部の内側に挿入されている。そのため、リアグリップ竿体の前部の内側にメイン竿体の後部が挿入される構成に比して、メイン竿体の後部は相対的に太くなり、リアグリップ竿体の前部は相対的に細くなる。メイン竿体の後部が太くなると、同じ硬さ、強度を出すためには、プリプレグ等の材料が少なくて済み、メイン竿体は相対的に軽くなる。逆に、リアグリップ竿体の前部が細くなると、同じ硬さ、強度を出すためには、材料が多く必要となり、リアグリップ竿体は相対的に重くなる。その結果、リアグリップ竿体の前部の内側にメイン竿体の後部が挿入される構成に比して、釣竿の重心を後側に位置させることができる。リアグリップ部が一体的に形成されたリアグリップ竿体を備える構成では、釣竿の重心が前側に位置しやすいが、リアグリップ竿体の前部をメイン竿体の後部の内側に挿入する構成とすることにより、重量増加を抑制しつつ、釣竿の重心を後側に位置させることができる。その結果、釣竿を持ったときの持ち重り感や、キャストするときの振り重り感が軽減される。また、メイン竿体の後部が相対的に太くなることから、釣竿のバット部を強くすることができ、いわゆるバットパワーを上げることができる。
特に、筒状のリールシートを備え、リールシートはメイン竿体に装着されており、継ぎ合わせ部はリールシートよりも短く、リールシートの後部の内側に継ぎ合わせ部が位置していることが好ましい。メイン竿体にリールシートが装着されていることにより、竿先から伝達されてくる魚のアタリ等の振動がリアグリップ竿体を介さずにメイン竿体からリールシートに伝達されることになる。そのため、伝達ロスが低減されて伝達効率が向上し、振動が手に伝わりやすくなる。また、リールシートの後部の内側に継ぎ合わせ部が位置していることにより、リールシートの前部の内側に継ぎ合わせ部が位置している構成に比して、重心をより一層後方に位置させることができ、持ち重り感や振り重り感をより一層軽減できる。
更に、リールシートは、後部外周面に雄ネジ部を有するリールシート本体と、リールシート本体に外装された移動フードと、移動フードを前後に移動させるためにリールシート本体の雄ネジ部に螺合しているナットとを備え、継ぎ合わせ部は、リールシート本体の雄ネジ部の内側に位置していることが好ましい。リールシート本体の雄ネジ部の内側にはメイン竿体の後部とリアグリップ竿体の前部とが重なり合って位置し、リールシート本体の雄ネジ部がメイン竿体の後部とリアグリップ竿体の前部によって内側から支えられる。そのため、リールシート本体の雄ネジ部を薄肉化しても雄ネジ部の損傷を防止でき、雄ネジ部の小径化に伴って移動フードやナットを小径化できて、リールシートを小型軽量化できるうえに、把持しやすさも向上する。
また、リアグリップ竿体の前部の肉厚は、メイン竿体の後部の肉厚よりも厚いことが好ましく、重心をより一層後方に位置させることができて、持ち重り感と振り重り感が軽減される。
以上のように、リアグリップ竿体を備えることで軽量高感度化を達成しつつ、リアグリップ竿体の前部をメイン竿体の後部の内側に挿入して継ぎ合わせることで、持ち重り感や振り重り感を軽減することができる。
本発明の一実施形態における釣竿の要部外観を示す正面図。 同釣竿の要部の縦断面図。 同釣竿の要部の拡大縦断面図。 同釣竿の要部の拡大縦断面図。
以下、本発明の一実施形態に係る釣竿について図1~図4を参酌しつつ説明する。釣竿は、竿本体とリールシート5とを備えている。竿本体は、メイン竿体1と、メイン竿体1の後側に位置する中空状のリアグリップ竿体2とを備えている。リアグリップ竿体2は、メイン竿体1に接合一体化されている。釣竿の種類は任意であって、並継ぎ竿や振出竿等であってよい。例えば、ワンピースロッドの場合にはメイン竿体1は穂先まで連続した一本構造である。ツーピースロッド即ち二本継ぎの釣竿の場合には、釣竿は穂先側の一番竿と元側の二番竿とから構成され、元側の二番竿にリールシート5を備えることになる。二本継ぎの釣竿の場合、メイン竿体1は、穂先側に位置する第一のメイン竿体と元側に位置する第二のメイン竿体とからなる二本構造となる。一番竿は第一のメイン竿体から構成される。二番竿は、第二のメイン竿体とリアグリップ竿体2とから構成される。三本継ぎの釣竿の場合、釣竿は穂先側から順に一番竿と二番竿と三番竿とから構成され、三番竿にリールシートを備える。三本継ぎの釣竿の場合、メイン竿体1は、穂先側から順に第一のメイン竿体と第二のメイン竿体と第三のメイン竿体からなる三本構造となる。一番竿は第一のメイン竿体から構成され、二番竿は第二のメイン竿体から構成される。三番竿は、第三のメイン竿体とリアグリップ竿体2とから構成される。尚、二本継ぎ以上の構成では、最も元側に位置するメイン竿体が中空状であればよく、穂先側のメイン竿体は中実状であってもよい。例えば穂先竿を構成する第一のメイン竿体の一部あるいは全体が中実状であってもよい。
本実施形態の釣竿は三本継ぎのものである。従って、メイン竿体1は、図示しない第一のメイン竿体と、第二のメイン竿体30と、第三のメイン竿体31とから構成される。以下、第三のメイン竿体31を単にメイン竿体1と称する。三番竿は、メイン竿体1とリアグリップ竿体2とを備えている。メイン竿体1の後部の内側にリアグリップ竿体2の前部が挿入されることにより、メイン竿体1とリアグリップ竿体2とが継ぎ合わせられている。メイン竿体1とリアグリップ竿体2との継ぎ合わせ部3については後述する。メイン竿体1とリアグリップ竿体2は何れも中空状である。メイン竿体1とリアグリップ竿体2は何れもマンドレルにプリプレグを巻回することにより形成されている。釣竿の竿尻部、即ち、リアグリップ竿体2の後端部には尻栓4が装着されている。
<リアグリップ竿体2>
リアグリップ竿体2は、後端部側の所定長さ領域が局所的に拡径されてリアグリップ部21が一体的に形成されたものである。リアグリップ部21はリールシート5から所定距離後側に離れて位置している。リアグリップ部21は、釣竿を持っている手の肘や前腕を当てたり、両手でキャストする場合にはリールシート5を持つ手とは反対側の手で把持したりして使用される。
リアグリップ竿体2は、前後二つの領域からなる。リアグリップ竿体2は、リアグリップ竿体2の前部を構成する小径部20と、リアグリップ竿体2の後部を構成するリアグリップ部21とを備えている。小径部20は、リアグリップ竿体2の前端部2aから所定長さ領域を構成しており、その長さはリアグリップ竿体2の全長のうち半分以上の長さを占めている。小径部20はリアグリップ竿体2の主要部分を構成している。小径部20はリアグリップ部21よりも長い。小径部20は、内径一定のストレート部となっているが、勾配があってもよい。本実施形態において小径部20は内径一定のストレート部であり、小径部20の勾配は0である。小径部20の前部がメイン竿体1の後部の内側に挿入されている。小径部20の肉厚は、メイン竿体1の後部の肉厚よりも厚い。
リアグリップ部21は、別体構成ではなくリアグリップ竿体2に一体的に形成された一体構成のものである。リアグリップ部21は小径部20よりも大径である。リアグリップ部21は、小径部20よりも急な勾配で後側に向けて内径が拡径している拡径部22と、該拡径部22の後端部からリアグリップ竿体2の後端部までの領域を構成する大径部23とから構成されている。拡径部22は、外径も内径と共に後側に向けて拡径している。
拡径部22は、前後二つの領域に区画される。拡径部22は、前側の面部22aと後側の面部22bとに区画される。前側の面部22aは小径部20の後端部と滑らかにつながっている。前側の面部22aは後側の面部22bに比して勾配が急である。前側の面部22aは、外側凹の凹状湾曲面部であって、その勾配(拡径率)は、一定ではなく、後側ほど大きく急なものとなっている。後側の面部22bは、前側の面部22aと同様に、外側凹の凹状湾曲面部である。但し、後側の面部22bは、湾曲せずに直線的に後側に向けて拡径していくテーパ形状であってもよいし、外側凸に湾曲した凸条湾曲面部であってもよい。後側の面部22bの長さは、前側の面部22aの長さよりも長く、拡径部22の全長の半分を越える長さである。後側の面部22bは、リアグリップ部21の大部分の長さを占めていてリアグリップ部21の主要部を構成している。
前側の面部22aと後側の面部22bとの境界部分には、環状角部22cが形成されている。該環状角部22cは、全周に亘って形成されており、その断面形状は山型となっている。即ち、前側の面部22aと後側の面部22bの境界部分に環状角部22cが形成されることにより、前側の面部22aと後側の面部22bは環状角部22cにおいて前後に折れ曲がった状態となっている。このように拡径部22の中途部に環状角部22cが形成されることにより、拡径部22は前側の面部22aと後側の面部22bに区画される。
大径部23は、小径部20と同様に、内径一定のストレート部であり、外径も一定である。小径部20は前側のストレート部であって大径部23は後側のストレート部である。大径部23の長さは、拡径部22の長さよりも短い。大径部23の内周面に尻栓4が装着されている。大径部23はリアグリップ部21のうち最も大径の部分であり、リアグリップ竿体2のうち最も大径の部分である。大径部23は、後述するリールシート5のナット13よりも大径である。
<リールシート5>
リールシート5には、リールが取り付けられる。リールシート5は、パイプシートとも称される筒状のものであって、釣竿の竿本体に外装されて所定位置に移動不能に固定される。即ち、竿本体がリールシート5を挿通していて、リールシート5は、竿本体の外周面の所定位置に接着等により固定されている。
リールは、リールシート5に取り付けるためのリール脚を備えている。リール脚は、図示しないリール本体から一本脚状に延びる脚主部6と、該脚主部6の先端部から前後両側に延びる前後一対の取付脚部7a,7bとを備えて、全体としてT字状に形成されている。
リールシート5は、竿本体に移動不能に外装され、一方の取付脚部7aを固定するための固定フード部10を有する筒状のリールシート本体11と、該リールシート本体11に外装され、他方の取付脚部7bを固定するための筒状の移動フード12と、該移動フード12を軸線方向(前後方向)に移動させると共に所望の位置に固定するためのナット13とを備えている。本実施形態において、固定フード部10は前側に位置し、移動フード12とナット13は後側に位置している、即ち、リールシート5は、リアロック構造であるが、それとは逆配置のフロントロック構造であってもよい。即ち、固定フード部10が後側に位置し、移動フード12とナット13が前側に位置していてもよい。
尚、本実施形態におけるリールシート5は、スピニングリールを固定するのに適したものであるが、両軸リールを固定するのに適したものであってもよい。通常の使用状態においてスピニングリールは下側を向く。そのため、図1等では、使用状態に即して、リール脚の裏面を支持するためのリール脚支持面14が下側を向くように図示している。
リールシート本体11は、一部材から構成される。リールシート本体11の材質は、合成樹脂や金属等であってよいが、特には硬質の合成樹脂から射出成形により形成された樹脂成形品であることが好ましい。リールシート本体11には竿本体が挿通する竿挿通孔が形成されている。リールシート本体11の下側にはリール脚の裏面を支持するためのリール脚支持面14が形成されている。リール脚の裏面とは、リール脚の取付脚部7a,7bの裏面である。リール脚支持面14の前端部に固定フード部10が一体的に形成されている。固定フード部10は後側に開口している。固定フード部10に前側の取付脚部7aが後側から挿入される。
リールシート本体11の後部外周面には雄ネジ部15が形成されている。リールシート本体11の雄ネジ部15にナット13が螺着され、該ナット13の前側に移動フード12が位置する。移動フード12はナット13に相対回転可能に係止されている。移動フード12は筒状であって、ナット13とは反対側の端部には、リール脚の後側の取付脚部7bが挿入されるフード部12aが形成されている。フード部12aは、移動フード12の端部における全周のうちの一部が径方向外側に局部的に膨出したものであって、フード部12aとリールシート本体11との間にリール脚の後側の取付脚部7bが前側から挿入される。移動フード12のフード部12aは、固定フード部10と前後に対向しており、固定フード部10と共にリール脚の取付脚部7a,7bを前後に狭持してリール脚を固定する。
リールシート本体11には、図4のように、雄ネジ部15を部分的に切り欠くようにして前後方向に直線状に延びるガイド溝16が形成されている。移動フード12の内周面にはガイド溝16に係合する突起17が形成されている。移動フード12は、リールシート本体11のガイド溝16に案内されながら前後方向にスライド移動する。ナット13を回転させると、移動フード12は回転することなくナット13と共に前後に移動する。移動フード12を前側に移動させて固定フード部10に接近させることで、リール脚の取付脚部7a,7bを前後に狭持しつつリールシート本体11にリールを固定することができる。移動フード12を後側に移動させて固定フード部10から離反させることでリール脚の固定状態が解除され、リールを釣竿から取り外すことができる。
<継ぎ合わせ部3>
リールシート5は、メイン竿体1に装着されている。より具体的には、メイン竿体1の最後部の外周面にリールシート本体11が装着されている。リールシート本体11はメイン竿体1の外周面に直接あるいはスペーサを介して接着される。本実施形態ではメイン竿体1に直接リールシート本体11が接着されている。リールシート5の前側にはフロントグリップ8が位置している。フロントグリップ8は、発泡EVAやコルク等のグリップ素材から構成されている。フロントグリップ8は筒状であってメイン竿体1の外周面及びリールシート本体11の前部外周面に接着されている。
メイン竿体1とリアグリップ竿体2との間の継ぎ合わせ部3は、リールシート5の内側に位置している。継ぎ合わせ部3の全長は、リールシート5の全長よりも短い。具体的には、継ぎ合わせ部3はリールシート本体11よりも短い。継ぎ合わせ部3は、リールシート本体11の後部の内側に位置している。より詳細には、継ぎ合わせ部3は、リールシート本体11の雄ネジ部15の内側に位置している。リールシート本体11の後端部11aとメイン竿体1の後端部1aは面一である。メイン竿体1は、リールシート本体11から後方に突出していない。継ぎ合わせ部3はリールシート本体11の雄ネジ部15よりも長い。従って、リアグリップ竿体2の前端部2aは雄ネジ部15よりも前側に位置している。継ぎ合わせ部3は、リール脚の前後方向の中心位置である中心線6aよりも後側に位置している。リアグリップ竿体2の前端部2aは、リール脚の中心線6aよりも後側に位置している。継ぎ合わせ部3は、リール脚支持面14の前後方向の中心位置よりも後側に位置している。リアグリップ竿体2の前端部2aは、リール脚支持面14の前後方向の中心位置よりも後側に位置している。
以上のように、継ぎ合わせ部3は、リアグリップ竿体2の前部がメイン竿体1の後部の内側に挿入されることにより形成されている。そのため、リアグリップ竿体2の前部の内側にメイン竿体1の後部が挿入される構成に比して、メイン竿体1の後部は相対的に太くなり、メイン竿体1は相対的に軽くなり、逆に、リアグリップ竿体2の前部は相対的に細くなり、リアグリップ竿体2は相対的に重くなる。その結果、リアグリップ竿体2の前部の内側にメイン竿体1の後部が挿入される構成に比して、釣竿の重心を後側に位置させることができる。特に、リアグリップ竿体2の小径部20の肉厚をメイン竿体1の後部の肉厚よりも厚くすることにより、重心をより一層後方に位置させることができる。
リアグリップ部21が一体的に形成されたリアグリップ竿体2を備える構成では、釣竿の重心が前側に位置しやすい。しかしながら、リアグリップ竿体2の前部をメイン竿体1の後部の内側に挿入する構成とすることにより、重量増加を抑制しつつ、釣竿の重心を後側に位置させることができる。その結果、釣竿を持ったときの持ち重り感や、キャストするときの振り重り感が軽減される。また、メイン竿体1の後部が相対的に太くなることから、釣竿のバット部を強くすることができ、いわゆるバットパワーを上げることができる。
また、メイン竿体1にリールシート5が装着されていることにより、竿先から伝達されてくる魚のアタリ等の振動がリアグリップ竿体2を介さずにメイン竿体1からリールシート5に伝達される。そのため、リアグリップ竿体2にリールシート5が装着されている構成に比して、伝達ロスが低減されて伝達効率が向上し、振動が手に伝わりやすくなる。また、リールシート5の後部の内側に継ぎ合わせ部3が位置していることにより、リールシート5の前部の内側に継ぎ合わせ部3が位置している構成に比して、重心を後方に位置させることができ、持ち重り感や振り重り感をより一層軽減できる。
また、リールシート本体11の雄ネジ部15の内側に継ぎ合わせ部3が位置しているので、継ぎ合わせ部3によってリールシート本体11の雄ネジ部15を内側から支えることができる。そのため、リールシート本体11の雄ネジ部15を薄肉化しても雄ネジ部15の損傷を防止できる。そして、雄ネジ部15の小径化に伴って移動フード12やナット13を小径化でき、リールシート5を小型軽量化できるうえに、把持しやすさも向上する。
尚、本実施形態では、リールシート5を備えた釣竿であったが、リールシート5を備えていない延べ竿であってもよい。
1 メイン竿体
1a 後端部
2 リアグリップ竿体
2a 前端部
3 継ぎ合わせ部
4 尻栓
5 リールシート
6 脚主部
6a 中心線
7a 取付脚部
7b 取付脚部
8 フロントグリップ
10 固定フード部
11 リールシート本体
11a 後端部
12 移動フード
12a フード部
13 ナット
14 リール脚支持面
15 雄ネジ部
16 ガイド溝
17 突起
20 小径部
21 リアグリップ部
22 拡径部
22a 前側の面部
22b 後側の面部
22c 環状角部
23 大径部
30 第二のメイン竿体
31 第三のメイン竿体

Claims (4)

  1. 中空状のメイン竿体と、
    前記メイン竿体の後側に位置し、リアグリップ部が一体的に形成された中空状のリアグリップ竿体と
    前記メイン竿体の外周面に装着された筒状のリールシートと、を備え、
    前記リールシートの内側に、前記メイン竿体と前記リアグリップ竿体とが、前記リアグリップ竿体が前記メイン竿体の内側となるように継ぎ合わせられた継ぎ合わせ部を有している、釣竿。
  2. 前記リールシートは、外周面に雄ネジ部を有するリールシート本体と、前記リールシート本体に外装され、リール脚の後側の取付脚部を固定するための移動フードと、前記移動フードを前後に移動させるために前記雄ネジ部に螺合するナットとを備え、
    前記継ぎ合わせ部は、前記雄ネジ部の内側に位置している請求項記載の釣竿。
  3. 前記リアグリップ竿体の前端部は、リール脚の前後方向の中心位置よりも後側に位置する、請求項記載の釣竿。
  4. 前記継ぎ合わせ部における前記リアグリップ竿体の肉厚は、前記継ぎ合わせ部における前記メイン竿体の肉厚よりも厚い請求項1乃至3の何れかに記載の釣竿。
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