JP3068726B2 - 釣竿のリールシート取付構造 - Google Patents

釣竿のリールシート取付構造

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JP3068726B2
JP3068726B2 JP5090762A JP9076293A JP3068726B2 JP 3068726 B2 JP3068726 B2 JP 3068726B2 JP 5090762 A JP5090762 A JP 5090762A JP 9076293 A JP9076293 A JP 9076293A JP 3068726 B2 JP3068726 B2 JP 3068726B2
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fishing rod
key
hood
reel
sliding
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▲りゅう▼一 大村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、釣竿に、直接リール脚
受入れフードが取り付けられる形式のリールシート取付
構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】釣竿に直接リール脚受入れフードが取り
付けられる形式のリールシート取付構造としては、既に
実開昭61ー165170号公報に示されるごとく、釣
竿におけるリール脚受入れフードの取付部分を厚肉部と
し、この厚肉部に回り止め用の軸方向の溝を削設し、こ
の溝にリール脚受入れフードに設けた突起を嵌入させた
構造のものが知られている。
【0003】前記実開昭61165170号公報に示
される構造では、釣竿に厚肉部が形成されるため、竿重
量が増加するのみでなく、リール装着部が太くなって握
りにくくなると共に、厚肉部形成工程が付加され、材料
増とあいまち、コスト高となる等の問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は釣竿に直接リ
ール脚受入れフードが取り付けられる形式のリールシー
ト取付構造において、釣竿の重量増が殆ど生ぜず、しか
もリール装着部の太さの増加も伴わず工程増,材料量も
最小限にとどめうるリールシート取付構造を提供するこ
とを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明では、少なくとも一方の釣竿用リール脚受入
れフードに、釣竿の縦軸方向に摺動溝を凹設すると共
に、該摺動溝に係合する釣竿と別体のキーを、リール取
付部に厚肉部が形成されていない釣竿上に直接固定し
という構成とした。
【0006】
【作用】本発明によると、釣竿自体には、キーが取り付
けられる以外には厚肉部の成形のごとき構造上の変更は
全く無く、リール脚受入れフードにも摺動溝が形成され
るのみであり、増加する部材としては別体のキーのみで
あるため、リールシート取付部の軽量化,小型化が図
れ、さらにはコスト増をも抑えうる。
【0007】
【実施例】図1、図2,図3および図4は、本発明の実
施の一例を示すもので、リール脚受入れフードたる固定
フード3、摺動フード6および螺環10、尻環13等に
より構成されたリールシート1がリール取付部に厚肉部
が形成されてない釣竿28に取り付けられた実施例であ
る。
【0008】釣竿28におけるリールシート1の取付位
置2の竿先側には、リール脚受入れフードたる固定フー
ド3の位置決め用の小孔20が穿設され、この小孔20
に、下面に脚21が突設されているキー5が、脚21を
小孔20に嵌入されて取り付けられている。
【0009】固定フード3の内周面には釣竿28の縦軸
方向に摺動溝4が凹設されており、該摺動溝4が、前記
キー5に外嵌されることにより、固定フード3の周方向
位置が決定され、前記内周面と釣竿28の外周面とが接
着剤で接着されることにより図4に示すごとく固定フー
ド3が定位置に固定される。
【0010】前記取付位置2の他端には、固定フード3
に対向して、リール脚後端固定用のリール脚受入れフー
ドたる摺動フード6が外嵌され、図2に示されるごとく
長さ方向の内周面の全長に亘り、案内条溝たる摺動溝7
が凹設され、該摺動溝7に後述される別体のキー5とに
より、釣竿28に対して回動することなく、矢印A,B
方向に進退自在に配置されている。
【0011】摺動フード6が外嵌されている釣竿28の
リール取付位置2に小孔20が形成され、該小孔20
に、前記キー5の下面に突設された脚21が嵌着され、
他方前記摺動溝7には、前記キー5のキー部分たる摺動
部分が嵌入され摺動自在なるように装着されているか
ら、摺動フード6の矢印A,B方向への移動が可能とさ
れていると共に、摺動フード6に作用する円周方向のね
じりモーメントに対抗して確実に位置保持される。
【0012】摺動フード6の縦断面を示す図2に示され
るように、開口部に配設された下向きの斜辺9が、図示
が省略されているリール脚の一端を下向きに押圧する形
状とされており、また竿尻側の外周面には、後述される
環10の内周面の雌ネジ12に螺合する雄ネジ11が
形成されている。
【0013】他方前記摺動フード6の竿尻側部分には、
前記雄ネジ11に螺合される雌ネジ12が形成された螺
環10が、定位置で回動するよう嵌着され、尻環13に
より係止されており、該尻環13は竿体1に外嵌され、
接着剤等により固着されている。
【0014】前記螺環10の後端縁14には凹溝15が
凹設され、尻環13の前端の外周面16にも凹溝17が
凹設されており、前記凹溝17に、凸状をなす前記後端
縁14が回動自在に係合されており、螺環10を回動す
ることにより、前記雌ネジ12にお螺合された雄ネジ1
1は、矢印A,B方向へ前後進される。また螺環10の
外周には複数の凹溝8が配設され、回転操作時の滑り防
止に供せられている。
【0015】前記雄ネジ11をリールへ向かって前進さ
せると、斜辺部分9によりリール脚に下向きの押圧力が
作用され、竿体1に密着させられる。反対に竿尻側へ後
進させると、斜辺部分9による押圧力は解除され、リー
ル脚が摺動フード6の斜辺部分9より離脱させられる。
【0016】固定フード3、摺動フード6、螺環10等
は金属の他、硬質合成樹脂で成形してもよく、摺動フー
ド6は肉厚の関係上、金属製とすることが好ましいが、
金属に限定されるものではない。
【0017】本実施例では、摺動フード3の主たる材料
は硬質合成樹脂とされ、前記斜辺部分9を含む開口部た
る前端部の外周には、金属製の外装部23をモールドす
ることにより合成樹脂部分が補強されており、斜辺部分
9によるリール脚への押圧,固定作用に伴い、その反作
用として前記摺動フード3の開口部に作用する曲げモー
メントの影響を防止し、かつ軽量化を図ったものであ
る。
【0018】図5は第1の実施例の釣竿8に貫設された
小孔20と、該小孔20に嵌着される突設された脚21
を有するキー5との形状を示す断面図で、リール脚受入
れフードたる固定フード3ならびに摺動フード6を竿体
1に嵌着させると共に、前記フード3,6の位置決めよ
うとされている。
【0019】図6はキー5の実施例を示すもので、釣竿
28に配設された小孔24は、貫通せず有底とし、キー
5の脚長を該小孔24の深さに合わせた寸法としたもの
であって、位置決めおよび案内の効果は図5の場合と殆
ど変わらない。
【0020】図7は、図6に示されるキー5を、リール
脚受入れフードたる摺動フード6Aの下部内周面の摺動
溝7Aと、釣竿28の下周面との間に介装した実施例で
あり、摺動フード6Aの摺動構造は、概ね図2に示した
摺動フード6と同一構造である。
【0021】図8はキー5の第3の実施例を示すもの
で、釣竿28の上下方向2箇所に貫設されている小孔2
0に対応して、キー5が上下位置に配置された構造のも
のであって、位置決めおよび案内の効果の向上を図った
ものである。
【0022】図9はキー5の第4の実施例を示すもの
で、釣竿28の左右方向2箇所に貫設されている小孔2
0に対応して、位置決め用のキー5が左右位置に配置さ
れた構造のものであって、位置決めおよび案内の効果の
向上を図ったものである。
【0023】図10は、キーの第5の実施例を示すもの
で、釣竿28の上側2箇所に隣接して配設された小孔2
0に対応し、頭部が前記摺動溝4,7に嵌入され、脚部
が前記小孔20に嵌着される形状の頭付キー25が配設
されたものでキー25の強度の増加が図られている。
【0024】図11はキーの第6の実施例を示すもの
で、竿体の上側に、隣接して4個の小孔20を削設し、
それぞれに頭付キー25を嵌入するようにしたもので、
キー25の強度のより一層の増加が図られる。
【0025】図12は、キーの第7の実施例を示してお
り、図10に示される頭付キー25を2個連続のキー2
6としてものである。
【0026】図13は、キーの第8の実施例を示してお
り、小孔20を隣接して3個設け、それぞれの小孔20
に嵌入される脚3個を有する単一のキー27としたもの
である。
【0027】前記小孔20,24等は、1mm〜5mm
程度の小径であり、しかも穂先から元竿までの1本の
竿中で比較的肉厚で大径のリールシート取付部分に形
成されるので釣竿の強度の低下は著しく小である。
【0028】以上説明した各実施例のキーは、いずれも
釣竿に穿設された小孔または凹孔に脚を嵌入することに
より釣竿に取り付けられているが、図14に示す第9の
実施例では、キー29が脚の無い細杆体とされ、釣竿2
8の外表面30に接着剤で接着され、固定される構造と
されている。
【0029】
【発明の効果】本発明によると、リール取付部に厚肉部
が形成されていない竿体に釣竿と別体のキーが設けられ
るのみであり、リール脚受入れフード側にもキーが嵌入
される摺動溝が凹設されるのみであって、釣竿の厚肉化
とか、リール脚受入れフードの厚肉化等を全く伴わない
ので、釣竿におけるリールシート取付部の軽量化,小型
化を図ることができ、コスト増も抑えうる効果を奏す
る。
【0030】釣竿にはリール脚固定のため、従来必要と
されていた厚肉化させ部分が全く無いので握り心地を
悪化させることが無く、しかも釣竿の強度を低下させる
ことが無く、リールシートの位置決めも容易かつ確実と
なる効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の分解斜視図である。
【図2】図1に示すものの摺動フード側の構造を示す拡
大断面図である。
【図3】図2に示すもののX−X線断面図である。
【図4】図1に示すものの固定フード側の構造を示す拡
大断面図である。
【図5】図1に示すものの第1の実施例のキーと小孔と
の構造を示す部分拡大断面図である。
【図6】第2の実施例のキーと小孔との構造を示す部分
拡大断面図である。
【図7】図6に示す実施例のキーを適用した摺動フード
側の構造を示す拡大断面図である。
【図8】キーと小孔との第3の実施例の図5と同様の断
面図である。
【図9】キーと小孔との第4の実施例の図5と同様の断
面図である。
【図10】キーと小孔との第5の実施例の図5と同様の
断面図である。
【図11】キーと小孔との第6の実施例の図5と同様の
断面図である。
【図12】キーと小孔との第7の実施例の図5と同様の
断面図である。
【図13】キーと小孔との第8の実施例の図5と同様の
断面図である。
【図14】キーの第9の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 リールシート 2 取付位置 3 リール脚受入れフードたる固定フード 4,7 摺動溝 5 キー 6 リール脚受入れフードたる摺動フード 28 釣竿

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方の釣竿用リール脚受入れ
    フードに、釣竿の縦軸方向に摺動溝を凹設すると共に、
    該摺動溝に係合する釣竿と別体のキーを、リール取付部
    に厚肉部が形成されてない釣竿上に直接固定したことを
    特徴とする釣竿のリールシート取付構造。
JP5090762A 1993-03-25 1993-03-25 釣竿のリールシート取付構造 Expired - Lifetime JP3068726B2 (ja)

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JP2001061381A (ja) * 1999-08-27 2001-03-13 Fuji Kogyo Co Ltd 可動フード
JP5898503B2 (ja) * 2012-01-19 2016-04-06 株式会社シマノ リールシート及びこれに用いるフードユニット
JP6389130B2 (ja) * 2015-02-27 2018-09-12 グローブライド株式会社 釣竿

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