JP4110100B2 - 振出竿 - Google Patents

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本発明は、外管の内側に収容された内管を振り出すことによって釣竿等を使用可能にするようにした振出竿に関する。
玉網が取り付けられる柄や釣竿等には、複数の管体を振出式で継ぎ合わせるようにした振出竿が広く用いられている(特許文献1参照)。この振出竿は、太径の外管の内側に細径の内管を摺動自在に収容しておき、使用時には、外管から内管を振り出すことによって外管の先端部内面に形成されたテーパ面と内管の後端部外面に形成されたテーパ面とを嵌め合わせるようにしたものである。
実開平2−3256号
従来の一般的な振出竿において、外管から内管を勢いよく振り出した場合には、テーパ面どうしが必要以上に強く嵌合されてしまうおそれがあった。そして、この場合には、嵌合状態を解除して内管を再び収容することが困難になり、これを無理やり収容しようとすると、振出竿を損傷してしまうおそれがあった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、内管を勢いよく振り出した場合でも、テーパ面どうしを適度な強さで嵌合することのできる振出竿を提供することである。
請求項1に記載した発明は
(a)先方へ向かうにつれて縮径するテーパ面18が先端部内面に形成され、かつ、そのテーパ面18より先方に段部20が形成された外管14
(b)前記外管14の前記テーパ面18に嵌め合わされるテーパ面26が後端部外面に形成され、かつ、そのテーパ面26より先方に前記段部20に係止される係止部28が形成され、さらに、後端部内面に雌ネジ30aが形成され、前記外管14の内側に摺動自在に収容され内管16
(c)前記雌ネジ30aに螺合される雄ネジ40aを有する管状の接合部40と、前記接合部40に一体的に形成され、かつ、前記内管16のテーパ面26より後方にオーリング装着用の溝36を構成する管状の溝部38とを有する保持部材34、および
(d)前記溝36に装着され、かつ、前記外管14の前記テーパ面18に圧接される弾性部材としてのオーリング32を備える、振出竿(玉網用の柄10または釣竿42)」である。
この発明において、外管14から内管16を振り出すと、保持部材34の溝36に装着されたオーリング32が外管14のテーパ面18に圧接されながら摺動され、圧接による摩擦抵抗によって内管16を振り出す勢いが抑制される。
また、外管14から内管16を振り出す勢いが強過ぎた場合でも、内管16の係止部28が外管14の段部20に係止されることによって外管14内において内管16が停止される。したがって、テーパ面18,26どうしが必要以上に強く嵌合されることはない。
そして、係止部28が段部20に係止された点とオーリング32がテーパ面18に圧接された点とによって内管16が保持されるので、テーパ面18,26が擦り減った場合でもガタツキは生じない。
さらに、内管16の後端部に接合された保持部材34によってオーリング32を保持するようにしているので、内管16自体にオーリング32を装着するための溝36等を形成する必要ない。
請求項に記載した発明によれば、弾性部材としてのオーリングを「ブレーキ」として機能させることによって、外管から内管を振り出すときの勢いを抑制することができるので、外管のテーパ面と内管のテーパ面とが必要以上に強く嵌合されることはない。したがって、テーパ面どうしの嵌合状態を解除して内管を再び収容することが容易であり、内管の収容の際に振出竿を損傷する心配はない。
以下には、図面を参照しながら、本発明の実施例を説明する。なお、本発明の実施例は、図5に示した雄ネジ40aと雌ネジ30aとを螺合する態様であり、他の図に示した態様は、実施例(図5)を説明するための参考例である。
図1および図2に示した玉網用の柄10は、魚を捕らえるための玉網12が取り付けられる釣具の一種である。ただし、本発明に係る「振出竿」は、玉網用の柄10(図1、図2)の他に、図10に示すような釣竿42等にも適用可能であることをあらかじめ指摘しておく。
柄10は、外管14と、外管14の内径よりも小さい外径を有し、外管14の内側に摺動自在に収容される内管16とを備えている。
そして、外管14の先端部内面には、図2に示すように、先方へ向かうにつれて縮径するテーパ面18が形成されており、このテーパ面18の先方には、外管14の内径がやや小さくされることによって環状の段部20が形成されている。また、外管14の外面には、図1に示すように、グリップ22が装着されており、外管14の後端部には、栓24が装着されている。
一方、内管16の後端部外面には、図2に示すように、外管14のテーパ面18に嵌め合わされるテーパ面26が先方へ向かうにつれて縮径して形成されており、このテーパ面26の先方には、外管14の段部20に係止される係止部28が形成されている。つまり、内管16の後端部では、外径がやや大きくされることによって厚肉部30が確保されており、この厚肉部30の外面にテーパ面26が形成されており、厚肉部30の先端部に生じた環状の段部が係止部28となっている。
また、内管16の後端部には、図2に示すように、外管14のテーパ面18に圧接される「弾性部材」としてのオーリング32が保持部材34を介して装着されており、内管16の先端部には、玉網12の雄ネジ部材12a(図1)が螺合される雌ネジ部材(図示省略)が取り付けられている。
保持部材34(図2)は、オーリング32が装着される溝36を構成する管状の溝部38と、内管16の端部内面に接合される管状の接合部40とを合成樹脂等によって一体成形したものであり、接合部40が内管16の端部内面に嵌め込まれて接着される。
オーリング32(図2)は、外管14から内管16を振り出すときの勢いを抑制する「ブレーキ」として機能するものであり、オーリング32を保持部材34の溝36に装着したときの最大外径は、外管14における本体部(テーパ面18より先を除いた部分)14aの内面には接触せず、テーパ面18には接触し得るように設定されている。これは、内管16の振り出しを容易にするとともに、振り出しの勢いをオーリング32とテーパ面18との摩擦抵抗によって抑制するためである。
柄10を使用しないときには、外管14の内側に内管16が収容される。そして、柄10を使用するときには、内管16の先端部に玉網12を取り付けた後、玉網12の重量を利用して外管14から内管16を振り出す。すると、図3(A)に示すように、オーリング32と外管14の本体部14aとの摩擦抵抗が小さいことから、外管14から内管16が勢いよく振り出され、図3(B)に示すように、外管14のテーパ面18と内管16のテーパ面26とが嵌合される直前にオーリング32がテーパ面18に当接され、その後は、オーリング32がテーパ面18に圧接されながら摺動される。したがって、オーリング32とテーパ面18との摩擦抵抗によって振り出しの勢いが抑制され、図3(C)に示すように、テーパ面18とテーパ面26とは適度な強さで嵌合される。
テーパ面18,26どうしが適度な強さで嵌合された状態では、段部20と係止部28との間に隙間Aが確保される。したがって、長期使用の間にテーパ面18および26が擦り減った場合でも、隙間Aの幅が短縮されることによって適度な強さでの嵌合状態が保持される。また、内管16を振り出す勢いが強過ぎた場合には、テーパ面18,26どうしが強く嵌合されるが、図3(D)に示すように、内管16の係止部28が外管14の段部20に係止されたところで嵌合強度が最大になるので、解除が困難になるほど強く嵌合される心配はない。
なお、上述の参考例(図1、図2)では、オーリング32を1つだけ装着した場合を示したが、本発明では、オーリング32の数は適宜変更可能であり、図4の参考例に示すように「2つ」であってもよいし、「3つ以上」であってもよい。
本発明における保持部材34の接合態様は、図5に示すように、雄ネジ40aと雌ネジ30aとを螺合する態様であり、着脱可能なものである。
図6は、厚肉部30の外面に直接溝36を形成し、この溝36にオーリング32を装着した参考例を示したものである。
図7は、保持部材34の一部を内管16の外面から突出させ、この突出部を係止部28として利用するようにした参考例を示したものである。
図8は、段部20および係止部28を設けていない参考例を示したものである。
図9は、「弾性部材」として弾性材料(ゴム等)からなるチップ(以下、「弾性チップ」という。)44を採用し、この弾性チップ44を、保持部材46を介して内管16の後端部に装着した参考例を示したものである。
振出竿(玉網用の柄)の参考例を示す正面図である。 参考例(図1)の拡大断面図である。 参考例(図1,図2)において外管から内管を振り出す状態を段階的に示す断面図である。 オーリングの数を変更した参考例を示す断面図である。 本発明の実施例を示す断面図である。 保持部材を用いない参考例を示す断面図である。 保持部材を係止部として用いた参考例を示す断面図である。 段部および係止部を設けない参考例を示す断面図である。 弾性チップを用いた参考例を示す断面図である。 他の振出竿(釣竿)を示す正面図である。
符号の説明
10… 玉網用の柄
12… 玉網
14… 外管
16… 内管
18,26… テーパ面
20… 段部
28… 係止部
30… 厚肉部
32… オーリング(弾性部材)
34,46… 保持部材
36… 溝
42… 釣竿
44… 弾性チップ(弾性部材)

Claims (1)

  1. 先方へ向かうにつれて縮径するテーパ面が先端部内面に形成され、かつ、そのテーパ面より先方に段部が形成された外管
    前記外管の前記テーパ面に嵌め合わされるテーパ面が後端部外面に形成され、かつ、そのテーパ面より先方に前記段部に係止される係止部が形成され、さらに、後端部内面に雌ネジが形成され、前記外管の内側に摺動自在に収容され内管
    前記雌ネジに螺合される雄ネジを有する管状の接合部と、前記接合部に一体的に形成され、かつ、前記内管のテーパ面より後方にオーリング装着用の溝を構成する管状の溝部とを有する保持部材、および
    前記溝に装着され、かつ、前記外管の前記テーパ面に圧接される弾性部材としてのオーリングを備える、振出竿。
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