JP2010029357A - 連結金具及び歩行用ストック - Google Patents

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Abstract

【課題】 構成部品の点数を削減できるとともに、各部品の構成を簡単にすることにより、製造を容易にし、製造コストを低減させる。
【解決手段】 2本のパイプ25、28を折り畳み可能に連結する連結金具1であって、一方のパイプ25の連結部26に取り付けられる雌金具2と、他方のパイプ28の連結部29に取り付けられるとともに、前記雌金具2と相互に嵌合可能な雄金具9と、前記雌金具2と前記雄金具9とを嵌合状態又は非嵌合状態にロックするロック手段16とを備えてなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、連結金具及び歩行用ストックに関し、特に、2本のパイプを折り畳み可能に連結する連結金具及びその連結金具を用いた折り畳み可能な歩行用ストックに関する。
この種の折り畳み式の歩行用ストックの一例が特許文献1に記載されている。この歩行用ストックは、複数のパイプを連結金具によって折り畳み可能に連結して構成したものであって、隣接する2本のパイプの一方のパイプの連結部に取り付けられる凹状金具と、他方のパイプの連結部に取り付けられるとともに、凹状金具と相互に嵌合可能な凸状金具と、一方のパイプに取り付けられるばね受けと、他方のパイプに取り付けられる緩衝ゴムと、凹状金具及び凸状金具を貫通して一端がばね受けに止めリングを介して連結され、他端が緩衝ゴムに止めリングを介して連結されるワイヤーと、一方のパイプの凹状金具とばね受けとの間に装着されるばねと、一方のパイプ内のワイヤーの途中に設けられるストッパー金具とを備えている。
上記のような構成の歩行用ストックにあっては、隣接する2本のパイプをばねの付勢力に抗して互いに引き離す方向に引っ張ることにより、凹状金具と凸状金具との連結状態が解除されて2本のパイプを折り畳むことができる。この場合、ストッパー金具を凹状金具の一部に係止させることにより、2本のパイプを互いに引き離した状態に固定することができる。
また、凸状金具を再び凹状金具に挿入することによりストッパー金具による係止状態が解除されて、ばねの付勢力によって凹状金具と凸状金具とが強く嵌合され、2本のパイプが凹状金具と凸状金具を介して一体に連結されるというものである。
特開2004−329839号公報
ところで、上記のような構成の歩行用ストックにあっては、隣接する2本のパイプを連結する連結金具が、凹状金具、凸状金具、ワイヤー、ばね受け、緩衝ゴム、ストッパー金具、止めリング等の複数の部品から構成されているため、全体としての部品の点数が多く、製造、組立に時間と手間がかかり、製造費が高くついてしまう。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、構成する部品の点数を少なくすることができ、これにより製造、組立に要する時間と手間を削減することができて、製造費を安く抑えることができる連結金具及び歩行用ストックを提供することを目的とする。
上記のような課題を解決するために、本発明は、以下のような手段を採用している。
すなわち、請求項1に係る発明は、2本のパイプを折り畳み可能に連結する連結金具であって、一方のパイプの連結部に取り付けられる雌金具と、他方のパイプの連結部に取り付けられるとともに、前記雌金具と相互に嵌合可能な雄金具と、前記雌金具と前記雄金具とを嵌合状態又は非嵌合状態にロックするロック手段とを備えてなることを特徴とする。
本発明による連結金具によれば、一方のパイプの雌金具と他方のパイプの雄金具とを相互に嵌合させ、ロック手段によってロックすることにより、両金具が嵌合された状態にロックされ、2本のパイプが両金具を介して連結される。
また、一方のパイプの雌金具と他方のパイプの雄金具とを相互に引き離し、両金具の嵌合状態を解除し、ロック手段によってロックすることにより、両金具が非嵌合状態にロックされ、2本のパイプが相互に折り畳み可能な状態となる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の連結金具であって、前記ロック手段は、前記雌金具と前記雄金具とを接離可能に連結する線状部材と、前記雌金具と前記雄金具とを相対的に接近する方向に付勢するばねと、前記雌金具又は前記雄金具に設けられる係止溝とからなり、前記ばねの付勢力により、前記雌金具と前記雄金具とが相互に嵌合された状態にロックされ、前記線状部材の一部を前記係止溝に係止させることにより、前記ばねの付勢力に抗して前記雌金具と前記雄金具とが非嵌合状態にロックされることを特徴とする。
本発明による連結金具によれば、ロック手段のばねの付勢力によって雌金具と雄金具とが相互に嵌合された状態にロックされ、2本のパイプが両金具を介して連結される。また、ロック手段のばねの付勢力に抗して雌金具と雄金具とを相互に引き離し、線状部材の一部を係止溝に係止させることにより、ばねの付勢力に抗して雌金具と雄金具とが非嵌合状態にロックされ、2本のパイプが相互に折り畳み可能な状態となる。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の連結金具であって、前記雌金具は、内周面が所定の角度のテーパ面に形成される被嵌合部と、該被嵌合部と一体に形成されるとともに、前記一方のパイプの連結部に取り付けられる取付部とからなり、前記雄金具は、外周面が前記被嵌合部のテーパ面と合致する角度のテーパ面に形成される嵌合部と、該嵌合部と一体に形成されるとともに、前記他方のパイプの連結部に取り付けられる取付部とからなることを特徴とする。
本発明による連結金具によれば、雌金具は、取付部を介して一方のパイプの連結部に取り付けられ、雄金具は、取付部を介して他方のパイプの連結部に取り付けられ、雌金具の被嵌合部と雄金具の嵌合部とを相互に嵌合させることにより、両金具を介して2本のパイプが連結されることになる。また、両金具を引き離して両金具の嵌合状態を解除することにより、2本のパイプが相互に折り畳み可能な状態となる。
請求項4に係る発明は、請求項2又は3に記載の連結金具であって、前記線状部材は、前記雌金具及び前記雄金具を貫通して、一端が前記雌金具又は前記雄金具に固着され、他端が前記他方のパイプ又は前記一方のパイプに固着され、前記ばねは、前記雄金具又は前記雌金具と前記他方のパイプ又は前記一方のパイプとの間に介装されていることを特徴とする。
本発明による連結金具によれば、線状部材を介して一方のパイプと他方のパイプとが接離可能に連結されるとともに、ばねの付勢力によって雄金具又は雌金具が相手方金具の方向、他方のパイプ又は一方のパイプが相手側パイプの方向に付勢されることになる。
請求項5に係る発明は、請求項2から4の何れかに記載の連結金具であって、前記線状部材には複数の係止具が固着され、前記ばねの付勢力に抗して前記雌金具と前記雄金具とを離間させた状態で、何れかの係止具を前記係止溝に係止させることにより、前記雌金具と前記雄金具とが非嵌合状態にロックされることを特徴とする。
本発明による連結金具によれば、雌金具と雄金具とをばねの付勢力に抗して相互に引き離した状態で、線状部材の何れかの係止具を係止溝に係止させることにより、雌金具と雄金具とが引き離された状態(非嵌合状態)にロックされ、2本のパイプが互いに折り畳み可能な状態になる。
請求項6に係る発明は、複数のパイプを折り畳み可能に連結してなる歩行用ストックであって、隣接する2本のパイプ間の連結部に請求項1から5に記載の連結金具を用いたことを特徴とする。
本発明による歩行用ストックによれば、隣接する2本のパイプの雌金具と雄金具とを互いに嵌合させ、ロック手段により嵌合状態にロックすることにより、隣接する2本のパイプが両金具を介して相互に連結され、複数のパイプからなる棒状のストックが構成される。また、隣接する2本のパイプの雌金具と雄金具とを互いに離間させて両金具の嵌合状態を解除し、ロック手段により非嵌合状態にロックすることにより、隣接する2本のパイプが相互に折り畳み可能な状態となり、ストック全体を折り畳むことが可能となる。
請求項7に係る発明は、請求項6に記載の歩行用ストックであって、前記複数のパイプのうちの一端のパイプには、長さ調整手段を介して把手が取り付けられ、該長さ調整手段により一端のパイプの長さが調整可能に構成されていることを特徴とする。
本発明による歩行用ストックによれば、一端のパイプの長さを長さ調整手段によって調整することにより、歩行用ストックの全長を調整することができ、身長等の異なる様々な人々に対応することが可能となる。
請求項8に係る発明は、請求項6又は7に記載の歩行用ストックであって、前記複数のパイプのうちの他端のパイプには、弾性体からなる石突が取り付けられていることを特徴とする。
本発明による歩行用ストックによれば、地面に突く際に、弾性体からなる石突が地面に接触することになるので、歩行用ストックを突く際の衝撃を緩衝させることができる。
以上、説明したように、本発明の連結金具及び歩行用ストックによれば、連結金具は、雌金具と、雄金具と、雌金具と雄金具とを嵌合状態又は非嵌合状態にロックするロック手段とからなるものであって、構成部品の点数が少なく、各部品の構成が簡単であるので、製造、組立に要する時間と手間を削減することができ、製造費を安く抑えることができる。
また、ロック手段は、雌金具と雄金具とを接離可能に連結する線状部材と、雌金具と雄金具とを相対的に接近する方向に付勢するばねと、雌金具又は雄金具に設けられる係止溝とからなる簡単な構成のものであるので、製造、組立に要する時間と手間を削減することができ、製造費を安く抑えることができる。
さらに、雌金具は、内周面が所定の角度のテーパ面に形成される被嵌合部と、被嵌合部と一体に形成されるとともに、一方のパイプの連結部に取り付けられる取付部とからなり、雄金具は、外周面が前記被嵌合部のテーパ面と合致する角度のテーパ面に形成される嵌合部と、嵌合部と一体に形成されるとともに、他方のパイプの連結部に取り付けられる取付部とからなる簡単な構成のものであるので、製造、組立に要する時間と手間を削減することができ、製造費を安く抑えることができる。
さらに、ロック手段の線状部材は、雌金具及び雄金具を貫通して、一端が雌金具又は雄金具に固着され、他端が他方のパイプ又は一方のパイプに固着され、ばねは、雄金具又は雌金具と他方のパイプ又は一方のパイプとの間に介装される簡単な構成のものであるので、製造、組立に要する時間と手間を削減することができ、製造費を安く抑えることができる。
さらに、線状部材には複数の係止具が固着され、ばねの付勢力に抗して雌金具と雄金具とを離間させた状態で、何れかの係止具を係止溝に係止させることにより、雌金具と雄金具とが非嵌合状態にロックされることになるので、ロック手段の構成を簡単にすることができ、製造、組立に要する時間と手間を削減することができ、製造費を安く抑えることができる。
さらに、本発明の歩行用ストックによれば、一端のパイプの長さを長さ調整手段によって調整することにより、歩行用ストックの全長を調整することができるので、身長等の異なる様々な人々に対応することが可能となる。
さらに、歩行用ストックを地面に突く際に、弾性体からなる石突が地面に接触することになるので、突く際の衝撃を緩衝させることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図3には、本発明による連結金具の一実施の形態が示されていて、図1は連結金具の嵌合状態を示す概略断面図、図2は連結金具の非嵌合状態を示す概略断面図、図3は雌金具と雄金具との関係を示す説明図である。
すなわち、本実施の形態の連結金具1は、2本のパイプ25、28を折り畳み可能に連結するのに有効なものであって、図1及び図2に示すように、一方のパイプ25の連結部26に取り付けられる雌金具2と、他方のパイプ28の連結部29に取り付けられるとともに、雌金具2と相互に嵌合可能な雄金具9と、雌金具2と雄金具9とを嵌合状態又は非嵌合状態にロックするロック手段16とを備えている。
雌金具2は、図1〜図3に示すように、円筒状の取付部3と、取付部3と兼用の被嵌合部6と、取付部3の一端に一体に設けられる環状のフランジ部8とから構成され、被嵌合部6の内周面7は所定の角度のテーパ面に形成されている。
雌金具2は、取付部3の外周面5を一方のパイプ25の連結部26の内周面27に嵌合させ、フランジ部8を一方のパイプ25の連結部26の端面に当接させることにより、被嵌合部6が一方のパイプ25の連結部26の端面から突出した状態に取り付けられる。
雄金具9は、図1〜図3に示すように、円筒状の取付部10と、取付部10の一端に一体に設けられるとともに、外周面13が雌金具2の被嵌合部6の内周面7と合致する角度のテーパ面に形成される嵌合部12と、取付部10と嵌合部12との境界部に設けられる環状のフランジ部15とから構成されている。
雄金具9は、取付部10の外周面11を他方のパイプ28の連結部29の内周面30に嵌合させ、フランジ部15を他方のパイプ28の連結部29の端面に当接させることにより、嵌合部12が他方のパイプ28の連結部29の端面から突出した状態に取り付けられる。
ロック手段16は、図1及び図2に示すように、雌金具2及び雄金具9の中心部を貫通して、一端が雌金具2の取付部3に固着され、他端が他方のパイプ28に固着されるワイヤー、合成樹脂製の紐等からなる線状部材17と、雄金具9と他方のパイプ28との間に介装されるばね21と、雄金具9の嵌合部12の開口端部に設けられる複数の係止溝14とを備えている。
線状部材17の一端には、合成樹脂、合成ゴム、金属等からなる円板状の第1固着具18が一体に取り付けられ、この第1固着具18を介して線状部材17の一端が雌金具2の取付部3に固着されている。また、線状部材17の他端には、合成樹脂、合成ゴム、金属等からなる円板状の第2固着具19が一体に取り付けられ、この第2固着具19を介して線状部材17の他端が他方のパイプ28の内周面30に固着されている。
この場合、第1固着具18及び第2固着具19は、それらを貫通させた線状部材17の一端及び他端にスリーブをかしめ付けることにより、雌金具2の取付部3及び他方のパイプ28の内周面30に固着されている。
ばね21は、圧縮コイルスプリングであって、第2固着具19と雄金具9の取付部10との間に圧縮された状態で介装され、このばね21の付勢力が線状部材17を介して雌金具2に伝達され、雌金具2と雄金具9とが互いに接近する方向に付勢され、雌金具2の被嵌合部6と雄金具9の嵌合部12とが相互に嵌合された状態にロックされ、両金具2、9を介して2本のパイプ25、28が一体に連結される。
線状部材17には、所定の間隔ごとに複数の球形状の係止具20が一体に取り付けられ、雌金具2と雄金具9とを互いに離間させた状態で、線状部材17の一部を雄金具9の嵌合部12の係止溝14内に嵌合部12の内面側から外面側に向けて通して、何れかの係止具20を嵌合部12の外面側に係止させることで、雌金具2と雄金具9とが互いに離間した状態(雌金具2の被嵌合部6と雄金具9の嵌合部12とが非嵌合状態)にロックされ、2本のパイプ25、28が互いに折り畳み可能な状態となる。
なお、本実施の形態においては、線状部材17の一端を雌金具2の取付部3に固着させ、他端を他方のパイプ28に固着させ、他方のパイプ28と雄金具9との間にばね21を介装させているが、線状部材17の一端を雄金具9の取付部10に固着させ、他端を一方のパイプ25に固着させ、一方のパイプ25と雌金具2との間にばね21を介装させるように構成してもよい。この場合には、雌金具2の被嵌合部6の開口端部に係止溝を設ければよい。
上記のように構成した本実施の形態による連結金具1にあっては、図2に示すように、2本のパイプ25、28をばね21の付勢力に抗して互いに離間する方向に引っ張り、線状部材17を雄金具9の嵌合部12の係止溝14に通して、何れかの係止具20を嵌合部12の外面側に係止させることで、雌金具2と雄金具9とが離間した状態(非嵌合状態)にロックされ、2本のパイプ25、28を相互に折り畳み可能な状態とすることができる。
また、図1に示すように、2本のパイプ25、28をばね21の付勢力に抗して互いに離間する方向に引っ張り、係止溝14から係止具20及び線状部材17を外すことにより、ばね21の付勢力によって雌金具2と雄金具9とが互いに接近する方向に付勢され、雌金具2の被嵌合部6と雄金具9の嵌合部12とが互いに嵌合された状態にロックされ、2本のパイプ25、28を両金具2、9を介して一体に連結することができる。
この場合、連結金具1は、雌金具2と、雄金具9と、雌金具2と雄金具9とを嵌合状態又は非嵌合状態にロックするロック手段16(雄金具9に設けられる係止溝14、線状部材17、線状部材17に設けられる係止具20、第1固着具18、第2固着具19、及びばね21)からなるものであって、全体としての部品点数が少なく、各構成部品の構造が簡単なものであるので、製造、組立に要する時間と手間を削減することができ、安価なものを提供することができる。
なお、前記の説明においては、雄金具9の嵌合部12の係止溝14に線状部材17を通して嵌合部12の外面側に係止具20を係止させたが、例えば、係止溝14をV形状等に形成して、この係止溝14内に線状部材17を係合させるように構成してもよい。このような構成とすることにより、線状部材17に係止具20を設ける必要はなくなるものである。
次に、上記のように構成した連結金具1を用いて折り畳み可能に構成した本発明の歩行用ストック35について説明する。
図4〜図6には、本発明による歩行用ストック35の一実施の形態が示されていて、図4は歩行用ストックの全体を示す概略図、図5は図4の部分拡大図、図6は図5の拡大断面図である。
すなわち、この歩行用ストック35は、図4に示すように、複数のパイプ25、28……と、隣接する2本のパイプ25、28を相互に折り畳み可能に連結する前述した連結金具1と、一端のパイプ25の端部に取り付けられて使用者が握れるようになっている把手36と、他端のパイプ28の端部に取り付けられる合成ゴム、合成樹脂等の弾性体から形成される石突37とを備えている。
この場合、隣接する各2本のパイプ25、28のうち、一方のパイプ25の連結部26に雌金具2が取り付けられ、他方のパイプ28の連結部29に雄金具9が取り付けられ、雌金具2と雄金具9とを貫通する線状部材17の一端が第1固着具18を介して雌金具2の取付部3に固着され、他端が第2固着具19を介して他方のパイプ28の内周面30に固着され、第2固着具19と雄金具9の取付部10との間にばね21が圧縮された状態で介装されている(図1及び図2参照)。
また、図5及び図6に示すように、一端のパイプ40には、長さ調整手段41が形成されており、この長さ調整手段41により一端のパイプ40の長さを調整することにより、歩行用ストック35の全長を所望の長さに調整できるようになっている。
長さ調整手段41は、アウターパイプ42と、アウターパイプ42内にスライド可能に挿入されるインナーパイプ44と、アウターパイプ42の長手方向に沿って所定の間隔ごとに設けられるアウターパイプ42の内外面を貫通する複数の係合孔43と、インナーパイプ44の一端部に設けられるとともに、ばね(図示せず)の付勢力によってインナーパイプ44の外周面から出没可能であり、かつアウターパイプ42の各係合孔43と係合可能な係合ピン45とを備え、アウターパイプ42の一端部に把手36が一体に取り付けられている。
この把手36は使用者が握る外周面11、握った手が下がるのを防止する下縁部48、親指を押し付ける上縁部49とを有している。
なお、46は使用者の手が把手36から離脱するのを防止するためのパッドであって、このパッド46はクッション性を有する素材(ポリウレタンフォーム等)からなるストラップ47よりも幅広の帯状をなすものであって、このパッド46の内部にストラップ47を挿通させることにより、パッド46に取り付けられている。
そして、アウターパイプ42の内側でインナーパイプ44をスライドさせて、インナーパイプ44側の係合ピン45をアウターパイプ42側の所望の係合孔43に係合させることにより、一端のパイプ40の長さを調整することができ、歩行用ストック35の全長を調整することができる。
なお、上記実施例においてはアウターパイプ42とインナーパイプ44とをスライド可能とするとともに所定の位置で係合ピン45による長さ調整可能としたが、アウターパイプ42とインナーパイプ44とを螺合させることによって螺合位置に応じて長さ調整可能に形成しても良い。
上記のような構成の歩行用ストック35にあっては、隣接する各2本のパイプ25、28をばね21の付勢力に抗して互いに引き離し、この状態で線状部材17を雄金具9の嵌合部12の係止溝14内に内面側から外面側に向けて通して、何れかの係止具20を嵌合部12の外周面13に係止させることにより、雌金具2と雄金具9とが互いに離間した状態(非嵌合状態)にロックされ、隣接する各2本のパイプ25、28が折り畳み可能な状態となり、ケースの内部に折り畳んだ状態で収納することが可能となる(図2参照)。
また、雌金具2と雄金具9とをばね21の付勢力に抗して互いに離間する方向に引っ張り、線状部材17を係止溝14から外し、係止具20の係止状態を解除することにより、雌金具2と雄金具9とがばね21の付勢力によって互いに接近する方向に付勢され、雌金具2の被嵌合部6と雄金具9の嵌合部12とが相互に嵌合された状態にロックされ、隣接する各2本のパイプ25、28が一体に連結され、棒状の歩行用ストック35が構成されることになる(図1及び図4参照)。
したがって、図5及び図6に示すように、長さ調整手段41のアウターパイプ42に対するインナーパイプ44の挿入位置を調整して、インナーパイプ44側の係合ピン45をアウターパイプ42側の所望の係合孔43に係合させて、一端のパイプ40の長さを調整することで、歩行用ストック35の全長を調整することができるので、身長等の異なる様々な人々に対応させることができる。
上記のように構成した本実施の形態による歩行用ストック35にあっては、隣接する各2本のパイプ25、28を折り畳み可能に連結する連結金具1は、雌金具2と、雄金具9と、雌金具2と雄金具9とを嵌合状態又は非嵌合状態にロックするロック手段16(雄金具9に設けられる係止溝14、線状部材17、線状部材17に設けられる係止具20、第1固着具18、第2固着具19、及びばね21)からなるものであって、全体としての部品点数が少なく、各構成部品の構造が簡単なものであるので、製造、組立に要する時間と手間を削減することができ、安価なものを提供することができる。
また、一端のパイプ40の長さを調整することにより、歩行用ストック35の全長を調整することができるので、身長等の異なる様々な人々に対応することができ、汎用性を高めることができる。
なお、本実施の形態においては、連結金具1を歩行用ストック35に適用した例について説明したが、釣竿、カメラの三脚、傘等の周知の各種の棒状のものに適用してもよいのは勿論であり、それらの場合にも同様の作用効果を奏する。
本発明による連結金具の一実施の形態の嵌合状態を示した概略断面図である。 図1の連結金具の非嵌合状態を示した概略断面図である。 図1の連結金具の雌金具と雄金具との関係を示した概略図である。 本発明による歩行用ストックの一実施の形態の全体を示した概略図である。 図4の歩行用ストックの部分拡大図であって、(a)はアウターパイプとインナーパイプとの分解状態を示した説明図、(b)はアウターパイプとインナーパイプとの連結状態を示した説明図である。 図5(b)の拡大断面図である。
符号の説明
1 連結金具
2 雌金具
3 取付部
5 外周面
6 被嵌合部
7 内周面
8 フランジ部
9 雄金具
10 取付部
11 外周面
12 嵌合部
13 外周面
14 係止溝
15 フランジ部
16 ロック手段
17 線状部材
18 第1固着具
19 第2固着具
20 係止具
21 ばね
25 一方のパイプ
26 連結部
27 内周面
28 他方のパイプ
29 連結部
30 内周面
35 歩行用ストック
36 把手
37 石突
40 一端のパイプ
41 長さ調整手段
42 アウターパイプ
43 係合孔
44 インナーパイプ
45 係合ピン
46 パッド
47 ストラップ
48 下縁部
49 上縁部

Claims (8)

  1. 2本のパイプを折り畳み可能に連結する連結金具であって、
    一方のパイプの連結部に取り付けられる雌金具と、他方のパイプの連結部に取り付けられるとともに、前記雌金具と相互に嵌合可能な雄金具と、前記雌金具と前記雄金具とを嵌合状態又は非嵌合状態にロックするロック手段とを備えてなることを特徴とする連結金具。
  2. 前記ロック手段は、前記雌金具と前記雄金具とを接離可能に連結する線状部材と、前記雌金具と前記雄金具とを相対的に接近する方向に付勢するばねと、前記雌金具又は前記雄金具に設けられる係止溝とからなり、
    前記ばねの付勢力により、前記雌金具と前記雄金具とが相互に嵌合された状態にロックされ、前記線状部材の一部を前記係止溝に係止させることにより、前記ばねの付勢力に抗して前記雌金具と前記雄金具とが非嵌合状態にロックされることを特徴とする請求項1に記載の連結金具。
  3. 前記雌金具は、内周面が所定の角度のテーパ面に形成される被嵌合部と、該被嵌合部と一体に形成されるとともに、前記一方のパイプの連結部に取り付けられる取付部とからなり、
    前記雄金具は、外周面が前記被嵌合部のテーパ面と合致する角度のテーパ面に形成される嵌合部と、該嵌合部と一体に形成されるとともに、前記他方のパイプの連結部に取り付けられる取付部とからなることを特徴とする請求項1又は2に記載の連結金具。
  4. 前記線状部材は、前記雌金具及び前記雄金具を貫通して、一端が前記雌金具又は前記雄金具に固着され、他端が前記他方のパイプ又は前記一方のパイプに固着され、
    前記ばねは、前記雄金具又は前記雌金具と前記他方のパイプ又は前記一方のパイプとの間に介装されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の連結金具。
  5. 前記線状部材には複数の係止具が固着され、前記ばねの付勢力に抗して前記雌金具と前記雄金具とを離間させた状態で、何れかの係止具を前記係止溝に係止させることにより、前記雌金具と前記雄金具とが非嵌合状態にロックされることを特徴とする請求項2から4の何れかに記載の連結金具。
  6. 複数のパイプを折り畳み可能に連結してなる歩行用ストックであって、
    隣接する2本のパイプ間の連結部に請求項1から5に記載の連結金具を用いたことを特徴とする歩行用ストック。
  7. 前記複数のパイプのうちの一端のパイプには、長さ調整手段を介して把手が取り付けられ、該長さ調整手段により一端のパイプの長さが調整可能に構成されていることを特徴とする請求項6に記載の歩行用ストック。
  8. 前記複数のパイプのうちの他端のパイプには、弾性体からなる石突が取り付けられていることを特徴とする請求項6又は7に記載の歩行用ストック。
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