JP7109828B1 - 杖などの棒状パイプの折畳み機構 - Google Patents
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Abstract
Description
しかし、長い杖は、使わない時には邪魔になることも多く、杖によっては短くして収納することも出来る。すなわち、伸縮することが出来るように構成することで、長さを縮めることは可能である。
例えば、最も簡単なロック機構としては、太いパイプと細いパイプに貫通する小さい穴を適当な位置に設け、所定の穴にロックピンを嵌入することで細いパイプはスライドすることなくロックされ、杖は所定の長さになる。
すなわち、チェーンの一端を固定し、バー材を他方のフリー端側へ引抜くことを阻止するクランプ装置である。
歩行用の杖ではなく、登山をする際に使うことが出来るポール、又は病院で使われる点滴用のスタンドポールなど、細長く長い棒状パイプを収納する際に折畳むことが便利な部材は数多く存在している
そこで、本発明が対象とする棒状パイプとは、杖、スポーツ用携帯ポール、携帯型点滴バックスタンド、天井煙感知器試験ポールなど色々あるが、具体的な物品は限定しないことにする。
そこで、互いに接続される一方の棒状パイプの先端には凹部が設けられ、他方の棒状パイプの先端には凸部が形成されている。凹部には凸部が篏合して接続されるが、凹部の内周面はテーパを有して先端側の内径を大きくし、凸部の外周面もテーパを成して先端側外径を小さくしている。
そして、一方の棒状パイプ側にはコイルバネが設けられ、他方の棒状パイプ側には抜け止めストッパーを有し、コイルバネの先端には係止金具が連結し、抜け止めストッパーから伸縮はしないが屈曲自在な連結具が延びて上記係止金具と繋がっている。
この場合、コイルバネと連結している係止金具は、他方の棒状パイプを引っ張って凸部を凹部から外すことで凹部の底穴に係止し、引き伸ばされたコイルバネの縮み変形に対抗することが出来る。したがって、連結具が引っ張られることなく、屈曲することが出来る。
そして、凸部が凹部に嵌るならば、凸部先端は係止金具を押圧して係止状態が解除され、係止金具は凹部の底穴を通過し、引き伸ばされたコイルバネは縮んで凸部は凹部に嵌合する。
すなわち、凸部を有す棒状パイプを引っ張ることで凹部から分離し、両者を繋いでいる連結具が自由に屈曲することで両棒状パイプは折畳まれる。
そして、真っ直ぐに接続する場合には、分離している凸部を凹部に篏合することで簡単に行うことが出来る。
そして、棒状パイプ2の両端には凹状部材8、8が嵌っており、棒状パイプ1の下端には凸状部材9が取付けられ、棒状パイプ3の上端にも凸状部材9が取付けられている。
棒状パイプ2の上端に設けている凹状部材8に棒状パイプ1の下端に設けている凸状部材9が嵌合している。
図2は棒状パイプ1と棒状パイプ2とが直線状に連結している詳細図である。このように、棒状パイプ1に設けている凸状部材9は棒状パイプ2の上端に設けている凹状部材8に嵌合している。
凸状部材9に形成している凹部10には抜け止めストッパー11が嵌り、該抜け止めストッパー7から連結具6が下方へ延びている。
係止金具5の具体的な形状は限定しないが、同図に示す係止金具5には概略長円形のリング12が設けられ、このリング12に連結具6の下端が繋がっている。
そして、係止金具5の下端部には円形リング13が形成され、該リング13にはコイルバネ4の上端が連結している。
そして、連結具6の下端に繋がれている係止金具5に連結し、係止金具5にはコイルバネ4が繋がっていることで上記連結具6を下方へ引っ張り、抜け止めストッパー7には下向きの力が働く。
しかし、凹部10に嵌っている抜け止めストッパー7は凸状部材9から外れることはなく、コイルバネ4のバネ力は凸状部材9を押下げて凹状部材8に隙間なく嵌合することが出来、棒状パイプ1と棒状パイプ2は直線状に連結することが出来る。
係止長具5は金属製のワイヤーを曲げ成形して製作され、概略長円をしたリング12と概略円形リング13を有している。
そして、外力Pが働くならば撓み変形して幅寸法は縮小し、また外力Pが解除されると拡大して元の幅寸法に戻される。
同図に示す係止金具5はあくまでも1具体例に過ぎず、この形状に限定はしない。
そして、凹状パイプ8に凸状パイプ9が一部嵌っているが完全な嵌合状態ではなく、その為に抜け止めストッパー7は凸状部材9の凹部底に当接しておらず、連結具6は緩んだ状態にある。棒状パイプ2と棒状パイプ3との間には隙間15が介在し、その為に不完全な嵌合状態としている。
上記図3に示すように、概略長円形のリング12の両側片11,11は内側へ撓み変形することが出来、該係止金具5は凹状部材8の底穴18を通過する。
そこで、係止金具5が凹部16から離脱し、凸状部材9は凹状部材8に完全に嵌合する。そうすれば、コイルバネ4が縮んで連結具6を引っ張り、抜け止めストッパー7を持ち上げて凹部10の底に圧接することが出来る。
そこで、棒状パイプ3を開放するならば、連結具6に作用している張力はなくなり、引き伸ばされているコイルバネ4は縮むが、係止金具5は底穴18の縁に係止することが出来、底穴18を通過することは出来ない。
図6は棒状パイプ2と棒状パイプ3が折畳まれて並列状態にした場合を示している。同じように、棒状パイプ1と棒状パイプ2も並列状態で折畳むことが出来る。
本発明の折畳み機構は、一方の棒状パイプにコイルバネが収容されている為に、両棒状パイプを引張るならばコイルバネは引き伸ばされて互いに分離し、簡単に折畳むことが出来る。そして、杖を使う際には引き伸ばしたコイルバネを解除することで直ちに接続されて真っ直ぐになる。
すなわち、前記図1に示した棒状パイプ1と棒状パイプ2との間に棒状中間パイプ19を介在して真っ直ぐに接続している。棒状パイプ2に設けているコイルバネ4のバネ力によって、棒状中間パイプ19内を延びる連結具6に作用する張力で抜け止めストッパー7を押し下げ、棒状パイプ1と棒状パイプ2の間に接続される棒状中間パイプ19は安定する。勿論、棒状パイプ1と棒状パイプ2を引っ張って分離するならば、3本の棒状パイプは折畳まれる。
2 棒状パイプ
3 棒状パイプ
4 コイルバネ
5 係止金具
6 連結具
7 抜け止めストッパー
8 凹状部材
9 凸状部材
10 凹部
11 側片
12 リング
13 リング
14 穴
15 隙間
16 凹部
17 空間
18 底穴
19 棒状中間パイプ
Claims (3)
- 細長く延びる棒状パイプを短く折畳んでバックに収納し易くする折畳み機構において、一方の棒状パイプにはコイルバネを収容し、その先端部には凹状部材を設け、互いに接続される他方の棒状パイプには先端に凸状部材を設け、上記コイルバネには係止金具を連結し、該係止金具にはクサリや紐で伸縮しないが湾曲及び屈曲可能な連結具を繋ぎ、そして連結具の先端には抜け止めストッパーを設け、該抜け止めストッパーは凸状部材に設けた凹部に嵌って先端側から抜けないようにされ、上記係止金具は凹状部材の凹部に収容されると共に、該凹状部材の底穴の縁に係止することが出来、また凸状部材の先端に押圧されるならば、幅寸法が縮んで底穴を通過出来るように構成され、上記凸状部材が凹状部材に嵌合することで両棒状パイプは接続され、凸状部材と凹状部材が分離することで連結具を介して両棒状パイプが折畳み出来るようにしたことを特徴とする棒状パイプの折畳み機構。
- 上記係止金具の形状を概略8の字状とし、概略長円形のリングと概略円形リングを連続した金属線にて形成した請求項1記載の棒状パイプの折畳み機構。
- 一方の棒状パイプにはコイルバネを収容して先端部には凹状部材を設け、他方の棒状パイプには先端に凸状部材を設け、両棒状パイプの間に棒状中間パイプを介在し、上記一方の棒状パイプに設けているコイルバネのバネ力によって、棒状中間パイプ内を延びる連結具に作用する張力で抜け止めストッパーを押し下げて接続した請求項1、又は請求項2記載の棒状パイプの折畳み機構。
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JP3133070U (ja) | 2007-04-17 | 2007-06-28 | 欣弘 庄司 | 折りたたみ式パイプステッキ等のパイプ接続機構 |
JP2007209418A (ja) | 2006-02-08 | 2007-08-23 | Haiden:Kk | 分離可能な又は折りたたみ可能な杖および管継手 |
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