JP3096483U - ステッキ - Google Patents

ステッキ

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JP3096483U
JP3096483U JP2003001340U JP2003001340U JP3096483U JP 3096483 U JP3096483 U JP 3096483U JP 2003001340 U JP2003001340 U JP 2003001340U JP 2003001340 U JP2003001340 U JP 2003001340U JP 3096483 U JP3096483 U JP 3096483U
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JP
Japan
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stick
person
seat
seating
walking stick
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JP2003001340U
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為弘 谷本
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為弘 谷本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 身障者、老人、病人等が外出時等に使用する
に適したステッキであって、電車、バス等の乗り物で席
を譲ってもらいやすいものを提供すること。 【解決手段】 棒状の本体の頂部に握り部を有するステ
ッキにおいて、前記棒状の本体の外周部の適所に、当該
ステッキを使用する者が身障者、老人等、優先的に座席
に座ることを希望する者であることを示す着座希望表示
を施した。ステッキは折り畳み式のものでもよく、握り
部は球形とするのが好ましい。また、前記着座希望表示
部の表示は、「優先座席ステッキ」又は「Priori
ty stick」の文字とするのが効果的である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、身障者、老人、病人等が外出時等に使用するに適したステッキに関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
身障者、老人、病人等、歩行に支障のある者が使用するに適したステッキが種 々市販されている。この中には、例えば複数の棒体(パイプ)を連結した折り畳 み式のものや、二つのパイプを摺動可能に嵌合し、適当な嵌合長さで固定するこ とにより、伸縮可能としたもの等がある。
【0003】 一方、電車やバス等公共の乗り物には、身障者、老人等が優先的に着座できる 旨定めたいわゆる優先座席が設けられているものが多い。このような優先座席は 、一見して優先座席であることが分かるように、目立つ表示がなされているのが 普通である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、最近一般乗客のマナーが悪くなり、健康な者が優先座席に着座 したまま、老人等が目の前に立っていても席を譲ろうとしない者が多くなってい る。このような場合、身障者、老人、病人等が内心では着座を希望していても、 実際に席を譲ってくれと頼むのが憚られて、座席に座ることができず、長時間に わたって苦労することが多くなっている。そこで、本考案は、身障者、老人、病 人等、着座を希望する者が、できるだけ遠慮なしに着座することができるように することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案は次のようなステッキを提供する。すなわち 、請求項1にかかるステッキは、棒状の本体の頂部に握り部を有するステッキに おいて、前記棒状の本体の外周部の適所に、当該ステッキを使用する者が身障者 、老人等、優先的に座席に座ることを希望する者であることを示す着座希望表示 を施したことを特徴としている。
【0006】 例えば電車等の優先座席に健康な乗客が座っていて、老人や病人に席を譲ろう としない場合等に、このステッキを着座希望表示部が当該座っている乗客に見え るように使用すると、わざわざ席を譲ってくれと口に出して頼まなくても、着座 を希望する老人等が目の前に立っていることに気付き、おのずから席を譲らざる を得なくなると考えられる。
【0007】 上記請求項2に係るステッキは、上記請求項1に記載のステッキにおいて、さ らに握り部を球形に形成したものである。このような握り部としておくと、本体 からの外周方向への突出量をそれほど大きくしなくても、握りやすい大きさとす ることができるので、携行に便利である。また、握り部自体に方向性がないので 、前記着座希望表示部を外向きにすることも内向きにすることも簡単であり、時 と場合に応じてステッキの向きを変えるのに便利である。
【0008】 また、請求項3に係るステッキは、上記請求項1又は2に記載のステッキにお いて、さらに当該ステッキの本体を複数の棒体の連結体として構成した折り畳み 可能な構造としている。そして、その棒状の本体の外周部の一部に長さ調整用の ピン穴列を設け、いずれかのピン穴にピンを挿入することにより、連結部の長さ を調節して固定できるようになっている。前記着座表示部は、これら固定用のピ ン穴列の反対側の外周面に設けられているので、ピン穴列を内側に隠した状態で 、当該表示部を見えやすいように立てて使用することができる。
【0009】 さらに請求項4に係るステッキは、上記ステッキの構造に加えて、さらに着座 希望表示を「優先座席ステッキ」又は「Priority stick」の文字 で構成したものである。このような表示は、簡単で読みやすいのみならず、一見 してその意味するところが理解されるので効果的である。また、請求項5に係る ステッキのように、上記表示部を通常の優先座席の表示に使用される色彩に着色 しておくと、その意味するところがさらに明瞭となる。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の好ましい実施形態についてより具体的に説明する。図1及び図 2は本考案に係るステッキの1例を表すもので、このステッキ1は、棒状のステ ッキ本体2と握り部3及び接地部材4からなる。棒状のステッキ本体2は、複数 本(図示例では3本)のパイプ2a,2b,2cを連結して構成されるもので、 上側パイプ2aと中間パイプ2b、及び中間パイプ2bと下側パイプ2cとの連 結部は、互いに嵌合する構造となっており、当該嵌合部を構成する上下のパイプ の端部が収縮方向に付勢されたゴム紐5,5で弾力的に繋がれている。このため 、嵌合部を外しても、バラバラになることはない。
【0011】 上側パイプ2aの頂部には、球形の握り部7が設けられている。従来のステッ キでは、握り部が棒状の本体の軸方向とほぼ直角に突出する概略T字状に形成さ れているのが一般的であるが、この図示例のステッキの握り部は上記の通り球形 となっているので、ステッキ本体の軸回りに回転させても同じ感覚で握ることが できる。
【0012】 上記上側パイプ2aの外周部には、図3に示すように、複数のピン穴10,… が適当な間隔で軸方向に沿って直列に設けられている。一方、この外側パイプの 内側には、中間パイプ2bの上端部が嵌合しており、図4に示すように、当該中 間パイプ2bからバネ12で押されたピン13が外向きに突出して、いずれかの ピン穴10に挿入されるようになっている。このピン13が挿入されるピン穴を 変えることにより、ステッキ本体の長さを調節することができる。なお、ピン1 3の先端部は上側パイプ2aの外周面に突出するが、この突出部をバネ12の弾 力に抗して押し込むことにより、当該ピン13を引っ込めて、両パイプ2a,2 bをスライドさせ、全体の長さを調節することができる。
【0013】 このステッキは、上側パイプの上記ピン穴列と直径方向に対向する位置、すな わち反対側の表面部に着座希望表示15が施されている。この着座希望表示15 は、例えば図5に示すように「優先座席ステッキ」の文字や、図6に示すように 「Priority stick」の文字をステッキ本体の外周面に表示したも のである。着座希望表示15の内容は、これらに限らず、優先的に着座を希望す ることが第三者に理解できるものであればよい。図示例では、「優先」の文字や 「Priority」の文字が帯状着色部15aに白抜きで表示されている。こ の着色部の色は、通常公共の乗り物の優先座席の表示に使用される色とするのが 効果的である。
【0014】 ステッキ本体2の下側パイプの下端部には、滑りにくく緩衝効果のあるゴム等 の接地部材4が取り付けられている。このため、ステッキが滑りにくく、安全で あるとともに、接地時の衝撃が和らげられるので病人等の使用に好ましいものと なっている。
【0015】 このステッキは、不使用時にはパイプ2a,2b,2cを分離し、折り畳んだ 状態で、バッグ等に入れて携行するこができる。また、使用時には、上記パイプ 2a,2b,2cを互いに接合して1本の棒体とすればよい。
【0016】 満員状態の電車、バス等で、座席が空いていない時は、車両内に設けられてい る優先座席の前で、このステッキの着座希望表示部15が座っている乗客に見え るように立つ。すると、当該着座している乗客は、その座席が優先座席であるこ とに気付き、席を譲ってくれることになる。このため、わざわざ口に出して席を 譲ってくれるよう頼まなくてもよく、また、席を譲る乗客にしても、強制されて 立つよりは気分が良いものと思われる。なお、かならずしも優先座席に限らず、 一般の座席の場合でも、席を譲ってくれることが期待される。
【0017】 一方、着座を希望しない場合や、通常の路上等で使用する場合は、着座希望表 示部15を裏側に向けて、前から見えないようにしておけばよい。このステッキ は、握り部が球形であるから、ステッキを軸回りに回しても握り間隔は同じであ り、違和感はない。
【0018】
【考案の効果】
本考案は、上記のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。
【0019】 請求項1に記載のステッキは、上記のとおり、満員の乗り物の中でも、その外 周部に設けられている着座希望表示部を座席に座っている乗客に向けて使用する だけで、その使用者が優先的に着座を希望する者であることが一見して理解でき 、特に口に出して頼まなくても、なごやかな雰囲気のまま、座席を譲ってもらう ことができる。
【0020】 請求項2に記載のステッキは、上記請求項1に記載のステッキに加えて、その 握り部を球形に形成したので、ステッキをその軸回りに回転させても握り具合に 違和感がなく、前記着座希望表示部を表側に向けることも裏側に向けることも自 由にでき、実用上便利なものである。また、握り部の外周方向への突出量が少な い構造とすることができるので、携行に便利である。
【0021】 請求項3に記載のステッキは、さらに棒状の本体を折り畳み可能に構成してい るので、携行により便利なものである。また、請求項4に記載のステッキは、着 座希望表示部を簡単な文字で構成することにより、着座を希望することを第三者 が一見して理解できるので効果的である。さらに、請求項5に記載のステッキは 、上記構成に加えて、着座希望表示部を通常の優先座席と同色に着色しておくこ とにより、さらに効果的なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施形態を表す外観図である。
【図2】その折り畳み方法の説明図である。
【図3】その上部の構造を表す背面図である。
【図4】その内部構造を表す一部断面側面図である。
【図5】着座希望表示部の外観図である。
【図6】上記と異なる着座希望表示部の外観図である。
【符号の説明】
1 ステッキ 2 ステッキ本体 3 握り部 4 接地部 10 ピン穴 13 ピン 15 着座希望表示部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状の本体の頂部に握り部を有するステ
    ッキにおいて、前記棒状の本体の外周部の適所に、当該
    ステッキを使用する者が身障者、老人等、優先的に座席
    に座ることを希望する者であることを示す着座希望表示
    を施したことを特徴とするステッキ。
  2. 【請求項2】 握り部が球形である請求項1に記載のス
    テッキ。
  3. 【請求項3】 ステッキが複数の棒体を連結して構成さ
    れる折り畳み可能なステッキであり、その棒状の本体の
    外周部の一部に長さ調整用のピン穴列が設けられ、該固
    定用のピン穴列の反対側の外周面に着座希望表示が施さ
    れている請求項1又は2に記載のステッキ。
  4. 【請求項4】 着座希望表示が、「優先座席ステッキ」
    又は「Priority stick」の文字で表示さ
    れている請求項1乃至3のいずれかに記載のステッキ。
  5. 【請求項5】 着座希望表示が、電車、バス等、公共の
    乗り物に設けられている優先座席を表示する色と同色に
    着色されている請求項1乃至4のいずれかに記載のステ
    ッキ。
JP2003001340U 2003-03-14 2003-03-14 ステッキ Expired - Lifetime JP3096483U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010029357A (ja) * 2008-07-28 2010-02-12 Kizaki:Kk 連結金具及び歩行用ストック
KR101443024B1 (ko) * 2014-07-14 2014-09-22 주식회사 동일이앤지 곡물 시료 채취기
JP2014184103A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Akifumi Miyoshi 伸縮一輪買い物らくらくステッキ

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