JP4698399B2 - 玉網 - Google Patents

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本発明は、例えば、磯釣りや防波堤釣り等において、魚を取り込む際に用いられる玉網に関し、詳細には、柄の長さを切り替え可能にした玉網に関する。
一般的に、磯釣り等で使用される玉網は、高所から魚を取り込む場合が多いため、持ち運び性を考慮して柄の部分(玉の柄)が振出し式に構成されている。このような玉網は、例えば、磯釣りや防波堤釣り等で使用する場合、釣人は、柄の部分を収容状態にして傍らに置いておき、魚が掛かった場合、片方の手で釣竿を操作しつつ魚を手前に引き寄せ、もう片方の手で収容状態にある柄の部分を握持して、魚に向けて収容状態にある柄を送り出す操作(海面に向けて突き出す操作)を行なう。そして、魚を網部分に取り込んだ後は、柄の各節を収容しながら網部を手元に引き寄せるか、或いは、各節を収容することなく、柄全体を後方側に送り出すようにして網部を手元に引き寄せて魚を獲得している。この場合、柄は、伸長状態では、かなり長くなることから、例えば、磯の足場や防波堤の高さによっては、不必要に長くなり過ぎることがある。このため、釣人は、柄の手元節先端部分を握持して、それよりも先にある先端節が突出しないように送り出し操作をする等、柄の突出長さを調整する操作を行なっている。
ところが、上記したような突出長さの調整は操作しづらいことから、例えば、特許文献1には、手元節基端部に雌ネジを形成しておき、基端部に雄ネジ部を形成した元前節を螺合させる構造が開示されている。このような構造では、両者を螺合しておくことで、元前節を手元節内に収容して柄の長さを短くし、両者の螺合を解除することで、柄の長さを長くすることが可能になる。また、例えば、特許文献2には、手元節に貫通孔を形成しておき、この貫通孔部分に指を挿入して、手元節より前の先端節を押圧することで、柄の長さを調整する構造が開示されている。
特開2004−305075号 特開2004−129533号
上記した特許文献1に開示されている玉網では、柄の長さを調整する場合、両手を使って手元節及び元前節を握持しながら螺合部を外さなければならず、例えば、短い状態から長い状態に咄嗟に切り替える際の操作性に劣るという問題がある。また、上記した特許文献2に開示されている玉網では、咄嗟の切り替え操作は容易に行なえるものの、指を貫通孔内に挿入して先端節を押圧して長さ調整するため、長さ方向及び回転方向の固定力が不足し易く、更には指を損傷する恐れもある。また、握り位置が固定化されてしまうため、柄全体を前後方向や上下方向にずらす操作が行ない難いという問題がある。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、釣り場に応じて長さ調整が容易かつ安全に行なえる玉網を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明に係る玉網は、手元節とこの手元節の先端側に位置する先端節が振出し式で、先端節が手元節内に収容される柄の継構造を有する構成において、前記手元節の後部に軸方向に沿って前後移動可能に設けられた尻栓を有し、前記手元節内に収容した先端節を、前記尻栓の前後移動によって、手元節に対して保持状態と遊嵌状態に切り替え可能にしたことを特徴とする。
上記した構成の玉網では、手元節に対する尻栓の位置を後方側又は前方側にずらしておくことで、それより前にある先端節(元前節のみであっても良いし、元前節及びそれより前にある先端節であっても良い)を、手元節内に収容して保持(固定)しておくことが可能となる。従って、足場から水面までの距離が近い状態では、先端節を固定状態にして玉網を短い状態で使用することができ、足場から水面までの距離が遠い状態では、手元節を握持している手でそのまま尻栓を前方側又は後方側にずらして先端節を遊嵌状態にして突出させ、玉網を長い状態で使用することが可能となる。
また、本発明に係る玉網は、手元節とこの手元節の先端側に位置する先端節が振出し式で、手元節と先端節との間に両者を保持する保持手段を設けた柄の継構造を有する構成であって、前記手元節の後部に軸方向に沿って前後移動可能に設けられた尻栓を有し、前記尻栓を前側に移動したときに、尻栓前端部が先端節後端部を押圧して、前記保持手段による手元節と先端節との保持状態を解除することを特徴とする。
上記した構成の玉網では、手元節に対する尻栓の位置を後方側にずらしておくことで、それより前にある先端節(元前節のみであっても良いし、元前節及びそれより前にある先端節であっても良い)を、手元節内に収容して保持(固定)しておくことが可能となる。従って、足場から水面までの距離が近い状態では、先端節を保持状態にして玉網を短い状態で使用することができ、足場から水面までの距離が遠い状態では、尻栓を前方側にずらして保持状態を解除して先端節を突出させ、玉網を長い状態で使用することができる。また、玉網操作中に、急に釣れた魚との距離が離れたり、或いは、磯を移動して足場が急に高くなった状態等では、手元節を握持した側の手で尻栓を操作して前方に移動させることで、直ちに長い状態に切り替えることも可能となる。
そして、上記したような構成においては、尻栓は、螺合式によって前後動させたり、或いは、単なる摺動によって前後動させる構成であっても良い。特に、後者のような構成では、例えば、使用中に、単に尻栓部分を体の一部に当て付けることで柄の長さを長くすることも可能となる。
本発明に係る玉網によれば、手元節に設けられる尻栓部分の操作により、釣り場に応じて長さ調整が容易かつ安全に行なえるようになる。
図1から図3は、本発明に係る玉網の第1の実施形態を示す図であり、図1は、玉網の全体構成を示す図、図2は、尻栓部分の拡大図、そして、図3(a)は、尻栓を後方側にシフトした状態を示す断面図、図3(b)は、尻栓を前方側にシフトした状態を示す断面図である。
玉網1は、玉の柄3と、玉の柄3の先端に装着された網100とを備えて構成されている。玉の柄3は、複数の管状の節を振出し式に構成したものであり、握持操作される手元節5と、この手元節5の内部に順次収容される少なくとも1本以上の先端節7を備えている。なお、本実施形態の先端節7は、第1先端節(元前節)7A〜第5先端節(穂先節)7Eを継合することで構成されており、各節の長さは、略1m程度で、玉の柄3は伸長した状態で6m程度となるように構成されている。また、各節は、例えば、強化繊維に合成樹脂を含浸したシート(プリプレグシート)を芯金に巻回し、合成樹脂を熱硬化することで形成されている。
前記第5先端節7Eの先端部には、雌ネジ部が形成された保持管8が装着されており、この保持管8の雌ネジ部には、前記網100を装着した円形枠体101の基端部に形成された雄ネジ部が螺合されるようになっている。これにより、網100は、第5先端節7Eに対して着脱可能となっている。
前記手元節5の後部(基端部)には、尻栓10が装着されている。尻栓10は、キャップ状に形成されて手元節5の基端部に被着される尻ゴム11と、尻ゴム11の内部に取着され、軸方向に突出する円筒状の尻栓リング12とを備えて構成されている。この場合、尻ゴム11は、ゴム、エラストマー、ハイカコルク、EVA等によって一体形成され、尻栓リング12は、金属(アルミ、SUS、真鍮、チタン等)、樹脂(ABS、ナイロン、POM等)、FRP、硬質ゴム等によって形成されている。前記尻ゴム11と尻栓リング12は、尻栓リング12の後端部に形成された円周溝12aに、尻ゴム11に形成された突起11aが嵌合することにより、一体化されており、これらの部材で一体化された尻栓10は、後述するように、軸方向に沿って、前後移動可能となっている。また、尻栓リング12には、好ましくは内部に空洞部12bが形成されており、尻栓10全体として軽量化が図られている。なお、尻栓10は、後述する実施形態のように、尻ゴム11と尻栓リング12が一体形成されて構成されていても良い。
前記尻栓10は、手元節5の後端外周面に被着される尻栓保持部5aに対して、前後移動可能となるように装着される。この尻栓保持部5aは、手元節5に接着等されることで手元節の本体と一体化されており、金属(アルミ、SUS、真鍮、チタン等)、樹脂(ABS、ナイロン、POM等)、FRP等によって形成されている。また、尻栓保持部5aは、内部に段状に形成された突き当て部5bを有しており、この部分に手元節5の後端縁が当て付けられて位置決めされると共に、手元節5の後端縁より後方側に向けて延出するように形成されている。
本実施形態では、前記尻栓10は、尻栓保持部5aに対し、接続リング15を介して装着されている。この接続リング15は、金属(アルミ、SUS、真鍮、チタン等)、樹脂(ABS、ナイロン、POM等)、FRP等によって形成されており、尻栓10を前後移動可能に保持すると共に、尻栓10を手元節5から取り外せるようにする機能を備えている。すなわち、尻栓10は、接続リング15を介して、手元節5に対して軸方向に沿って前後移動可能に装着されると共に、接続リング15によって、手元節5に対して着脱されるよう構成されている。
具体的には、本実施形態の尻栓10は、螺合構造によって、手元節5に対して前後移動、及び着脱できるようになっており、接続リング15には、前記尻栓保持部5aの手元節から突出する部分の内面に形成された雌ネジ部5cに対して螺合できるように雄ネジ部15aが形成されている(第1螺合部)。この場合、接続リング15は、ゴム、エラストマー等によって構成されるOリング16を介在させて尻栓保持部5aに対してガタ付いたり緩みが生じないように装着されており、尻栓保持部5aの外周面と略面一になると共に、その外周面に、前記尻ゴム11が被着されるようになっている。
なお、前記尻ゴム11は、最も後方側に移動した状態(図3(a)参照)で、接続リング15との間で隙間ができないように、接続リング15に対してオーバーラップするように装着されることが好ましい。このように構成しておくことにより、コマセや異物等が詰まることを防止することができる。
また、接続リング15の内面には、雌ネジ部15bが形成されており、この部分に螺合できるように、前記尻栓リング12の外周面には、雄ネジ部12cが形成されている(第2螺合部)。
また、前記尻栓リング12の前端側には、径方向に突出する突部12dが形成されており、尻栓10が最も後方側に移動した際に、接続リング15の前端面に当て突いて、接続リング15から抜けないように構成されている(図3(a)参照)。
そして、前記手元節5と、この手元節5の内部に収容される先端節7Aは、上記したように尻栓10を前後方向に移動させた際、先端節7Aが保持(固定)される状態と、先端節7Aが手元節5に対して遊嵌される状態とが切り替えられるように構成されている。具体的には、手元節5の基端側の内面(尻栓保持部5aの内面)と、先端節7Aの基端側の外面に、両者を保持する保持手段20を設けておき、前記尻栓10が前方に移動したときに保持手段20による両者の保持を解除するように構成されている。
このような保持手段20は、例えば、尻栓保持部5aの内面に円周溝を形成しておき、この部分にDリング21(ゴム、エラストマー、バネ、合成樹脂等の弾力性を有する部材)を止着すると共に、先端節7Aの外面に、Dリング21が嵌り込むように円周溝22を形成することで構成されている。この場合、Dリングは、360度全周に亘って設けても良いし、所定間隔おいて部分的に設けた構成であっても良く、更には、先端節7Aの外面に円周溝22を形成することなく、単に、弾性を有する部材(Dリング21)に対して、先端節7Aの外面が嵌り込むような構成であっても良い。或いは、上記したように、先端節7Aの外面に、Dリング21が嵌り込むような円周溝22を形成するのであれば、円周溝22の前後方向両サイドに、Dリング21が案内され易いように、テーパを形成しておいても良いし、前後方向両サイドは非対称な形状になっていても良い。なお、この構成については、図14を参照して後述する。
なお、保持手段20については、手元節5と先端節7Aとの間で、先端節を保持できるように構成されたものであれば良く、少なくともいずれか一方に設けられていれば良い。
上記したような構成において、図3(a)図に示すように、尻栓10を回転操作して後方側に移動すると、先端節7Aの後端縁は、尻栓リング12の端面に当て突いて、Dリング21が円周溝22に入り込むようになっており、これによって先端節7Aは、手元節5(尻栓保持部5a)に対して圧接保持された状態となる。そして、尻栓10をネジ込んで前方側に移動すると、図3(b)図に示すように、尻栓リング12の前端面が先端節7Aを押圧し、先端節7Aを前方側にずらして、上記した保持手段20による両者の保持状態を解除する。これにより、先端節7Aは、手元節に対して遊嵌状態となり、手元節5から振り出されるようになる。
すなわち、尻栓10を回転操作することで、保持状態にある先端節7Aを解除して、直ちに柄の部分を長く調整することができ、しかもこのような操作は、両手を使用して手元節5及び先端節7Aを回転等しなくても、単に、手元節5を握持している手で行なうことが可能であることから、スムーズな調整操作が行なえるようになる。従って、玉網を使用している最中に、片方の手で釣竿を操作しながら、もう片方の手で玉網の長さを容易に調整することが可能となる。
また、先端節7Aは、保持手段20によって、圧接保持された状態にあることから、このような保持状態において、先端節7B〜7Eを下側に向けて突出させても、先端節7Aが簡単に外れるようなことも無い。しかも、尻栓10は螺合構造によって、位置が確実に維持されるため、尻栓10が不用意に前方に移動して保持手段が解除されるようなこともない。
そして、上記した構成では、接続リング15を回転操作することにより、尻栓10を手元節5から取り外すことも可能となり、先端節7A〜7Eを手元節5から取り出してメンテナンス等することが可能となる。
なお、このような操作を行ない易くするため、上記した第1螺合部と第2螺合部は、ピッチを変えておくことが好ましい。例えば、第1螺合部のピッチ(例えば1mm〜1.5mm程度)よりも第2螺合部のピッチを大きく形成(例えば3mm〜5mm程度)しておくことにより、両者の回転操作力が変わり、長さ調整時には、尻ゴム11を回転操作した際のストロークスピードが速くなって前後移動操作が容易となり、かつ尻ゴム11の回転操作によって尻栓10が手元節5から外れることが防止される。すなわち、2箇所の螺合部のピッチを変えることによって固定力に変化をつけると共に、尻栓部側の第2螺合部のピッチを大きくすることによって1回転での前後動長さ(ストローク)を大きくして長さ調整操作を容易にすることができる。或いは、前記第2螺合部を二条ネジにしてストロークスピードを高めても良いし、前記第1螺合部と第2螺合部を逆ネジにしても良い。
また、上記した尻栓10の前後移動のストローク(尻栓を最も引き出した状態と最もネジ込んだ状態の長さ方向の間隔)については、操作量を少なくして長さ調整できるようにするのが良く、例えば、3〜10mm程度に設定しておくことが好ましい。この場合、上記した第2螺合部による螺合長さについては、上記した保持手段20による保持長さ(ここでは、円周溝22の軸方向長さによって定義される)よりも長くしておくことが好ましい。このように構成することで、玉網を短く使うか、長く使うかの切り替えがより確実に行なえるようになる。
また、上記した構成において、尻栓リング12の前端面には、例えば、ゴム、エラストマー、バネ、合成樹脂などで形成される柔軟性部材25を取着しておくことが好ましい。すなわち、このような柔軟性部材25を取着しておくことによって、先端節7Aを手元節5内に収容する際に、尻栓リング12に対する衝撃を緩和することができ、先端節7Aの開口端の割れが防止できると共に、後述する第2の実施形態の構成においては、先端節7Aが当て付いたときの衝撃が緩和され、尻栓10を後方に移動し難くすることが可能となる。
また、上記した保持手段20は、尻栓10を最も前方側に移動させたときに、先端節7Aに接触することなく、先端節7Aが摺動できるように構成しておくことが好ましい。このような構成によれば、両者の間で摩擦による係止力が作用しないため、長さ調整していない状態時において、先端節をスムーズに送り出すことが可能となる。
また、上記した尻栓保持部5aについては、前記手元節5の本体と共に、繊維強化樹脂によって一体形成しても良い。このように構成することで、部品点数、工数、コストを削減することができ、また、接着取れ等が発生するようなことが無くなる。もちろん、尻栓保持部5aについては、上記したように手元節5と別体として構成しても良く、このような構成においては、複雑な形状に対応することが可能となる。
図4は、本発明の第2の実施形態を示す図であり、図4(a)は、尻栓を後方側にシフトした状態を示す断面図、図4(b)は、尻栓を前方側にシフトした状態を示す断面図である。なお、以下に説明する実施の形態においては、上記した実施形態と同一の部分については、その詳細な説明を省略又は簡略し、異なる部分について詳細に説明することとする。
この実施形態では、接続リング15の内面と尻栓リング12の外面とを上記した実施形態のような第2螺合部とすることなく、単なる摺動面Pとすることで構成されている。
このような構成によれば、尻栓10を軸方向にスライドさせることで保持状態と遊嵌状態に切り替えることが可能になる。従って、尻ゴム11を地面に突くか、或いは体に当て付けることによって、瞬時に先端節7Aと手元節5との保持状態を解除することが可能となり、操作性の向上が図れるようになる。すなわち、例えば、魚を取り込もうとして保持状態(柄が短い状態)で先端節を伸ばしていったときに、魚に届かないような状況になっても、尻ゴム11の部分を体に押し付けるだけで長い状態にすることが可能となり、咄嗟の操作性により優れた構成となる。或いは、足場が高いところから柄の部分を伸ばすような場合は、尻ゴム11を予め地面に突いて保持状態を解除しておいて、伸ばすような操作も行なえるようになる。
なお、本実施形態のような構成においては、上記した操作が行ない易くなるように、摺動面Pによる摺動力は、保持手段20による保持力よりも弱くなるように設定しておくことが好ましい。具体的には、保持手段20による保持力は、摺動面Pによる摺動力0〜1.5Kgに対して、2Kg以上、好ましくは3Kg〜15Kg程度に設定しておくことで操作性の向上が図れるようになる。
また、上記した第1及び第2の実施形態においては、前記尻栓10の前端部(尻栓リング12の前端面位置、又は柔軟性部材25の前端面位置)は、前側に移動したときに、図3(b)又は図4(b)に示すように、前記保持手段20が設けられた位置と同位置か、或いは、図5に示すように、それより前方に位置して、先端節7Aが遊嵌状態になるように設定することが好ましい。
すなわち、このような構成によれば、前端節7Aの保持状態を解除した際、前端節7Aは、保持手段20と係合するようなことはなく、確実に遊嵌状態を維持しておくことが可能となる。
図6及び図7は、本発明の第3の実施形態を示す図であり、図6は、尻栓部分の拡大図、図7(a)は、尻栓を後方側にシフトした状態を示す断面図、図7(b)は、尻栓を前方側にシフトした状態を示す断面図である。
本実施形態では、金属(アルミ、SUS、真鍮、チタン等)、樹脂(ABS、ナイロン、POM等)、FRP等によって形成された尻栓保持部5aに、上記した第1及び第2実施形態における接続リング15を介在させることなく、直接、尻栓10Aを装着している。この場合、尻栓10Aは、ゴム等によって中実状(軽量化が図れるように、内部に中空部が形成されていても良い)に一体形成されており、前記尻栓保持部5aに形成された雌ネジ部5cに対して螺合できるように外周に雄ネジ部10Bが形成されている(螺合部)。
また、保持手段20は、上記した実施形態と同様、尻栓保持部5aの内面に円周溝を形成しておき、この部分にDリング21(ゴム、エラストマー、バネ、合成樹脂等の弾力性を有する部材、或いは、FRPや合成樹脂のように弾力性が無くても良い)を止着すると共に、先端節7Aの外面に、Dリング21が嵌り込むように円周溝22を形成することで構成されている。なお、上記した尻栓10Aの先端側に、尻栓10Aを前側に移動した際に、Dリング21と圧接保持できるように、凹所10Cを形成しておいても良い。
上記した構成によれば、尻栓10Aを、図7(a)図に示すように、後方側に移動すると、先端節7Aの後端縁は、尻栓10Aの前端面に当て突いて、Dリング21が円周溝22に入り込み、これによって先端節7Aは、手元節5(尻栓保持部5a)に対して圧接保持された状態となる。そして、尻栓10Aをネジ込んで前方側に移動すると、図7(b)図に示すように、尻栓10Aの前端面が先端節7Aの後端縁を押圧し、先端節7Aを前方側にずらして、上記した保持手段20による両者の保持状態を解除する。これにより、先端節7Aは、手元節に対して遊嵌状態となり、手元節5から振り出されるようになる。すなわち、尻栓10Aを回転操作することで、先端節7Aを、保持状態、遊嵌状態に切り替えることが可能となる。
この場合、尻栓10Aを前側に移動させて、先端節を遊嵌状態にすると(図7(b)参照)、尻栓10Aは、凹部10C部分に保持手段20であるDリング21が位置して圧接保持されることから、尻栓10Aが安易に軸方向に移動し難くなって、先端節の手元節に対する相対位置が変動し難くなると共に、先端節7Aを確実に遊嵌状態に切り替えることが可能となる。
また、上記した構成においては、尻栓保持部5aは、前端側の内面に雌ネジ部を形成しておき、手元節5の後端外面との間で螺合によって結合される構成であっても良い。このような構成によれば、尻栓保持部5aを手元節5から外すことが可能となり、尻栓10Aを取り外して全ての先端節を取り出すことが可能となる。
図8は、上記した第3の実施形態の変形例を示す図であり、図8(a)は、尻栓を後方側にシフトした状態を示す断面図、図8(b)は、尻栓を前方側にシフトした状態を示す断面図である。
この変形例で示すように、上記した尻栓保持部5aは、繊維強化樹脂製で手元節5の本体と共に一体形成された構成であっても良い。このような構成によれば、部品数、作成工数、及び製造コストを削減できると共に、尻栓保持部5aが接着取れ等によって離脱することが防止されるようになる。
図9は、上記した第3の実施形態の別の変形例を示す図であり、尻栓を後方側にシフトした状態を示す断面図である。
この変形例に示すように、上述した保持手段20の内、先端節7A側に形成される部分については、先端節とは別体で、先端節に対して着脱可能にしておくことが好ましい。すなわち、先端節7Aの基端部内面に雌ネジ部7eを形成しておき、この部分に、円周溝22が形成された保持部材23を螺合させて、先端節側の保持手段20を着脱可能に構成しておく。
このような構成によれば、保持状態と遊嵌状態が繰り返される先端節の端部が、磨耗、損傷、口割れ等が生じても、その部分のみを交換することが可能となる。なお、保持部材23については、例えば、ABS、ナイロン、POM等の樹脂、或いは金属によって形成しておけば良い。また、手元節や先端節に対して着脱可能となる部分は、保持手段全体であっても良いし、保持手段の一部の構成部材であっても良い。
図10は、本発明の第4の実施形態を示す図であり、尻栓を後方側にシフトした状態を示す断面図である。
上述した実施形態における保持手段20は、手元節5に対して保持される先端節が1本のみとなるように構成されていたが、尻栓の軸方向移動によって、複数本の先端節(本実施形態では、第1先端節7A及び第2先端節7Bの2本)を保持状態と遊嵌状態に切り替えるよう構成することも可能である。
具体的には、例えば、図9に示した構成において、手元節5と第1先端節7Aとを、上述した構成の保持部材23(第1保持部材23)によって保持しておくと共に、第1先端節7Aと第2先端節7Bの基端側に、同様な構成の第2保持部材24を配設しておき、第2先端節7Bを第1先端節7Aに対して保持できるようにしておく。この場合、第2保持部材24におけるDリング及び円周溝は、第1保持部材のDリング及び円周溝に対して、後方側に位置した状態となっている。
一方、前記尻栓10Aには、尻栓10Aを前側に移動した際、上記した各保持部材による保持状態を、順に解除できるように解除部が設けられている。この解除部は、例えば、尻栓10Aの前端面10e及び先端側に形成される突部10fによって構成することが可能であり、前記第2保持部材24による保持の解除は、尻栓10Aの前端面10eで行なうようにし、第1保持部材23による保持の解除は、尻栓10Aの先端側に形成された突部10fで行なうように構成されている。
具体的には、尻栓10Aが後方に位置している状態でBのストローク分、尻栓10Aを前方側に移動させると、尻栓10Aの前端面10eが第2先端節7Bの後端縁を押圧して、第2保持部材24の保持状態を解除し、第2先端節7Bを手元節5及び第1先端節7Aに対して遊嵌状態に切り替える。また、尻栓10Aが後方に位置している状態で、Aのストローク分、尻栓10Aを前方側に移動させると、尻栓10Aの前端面10e、及び突部10fが、それぞれ第2先端節7Bの後端縁、及び第1先端節7Aの後端縁を押圧して、第2保持部材24及び第1保持部材23の保持状態を解除して、両先端節7A及び7Bを手元節5に対して遊嵌状態に切り替える。
このように、保持手段は、複数本の先端節を保持しておき、尻栓の軸方向の移動によって、夫々保持状態にある先端節を、順に遊嵌状態に切り替えるように構成することも可能であり、このように構成することで、玉の柄の長さ調整の幅を広く設定することが可能となる。また、上記したような構成の解除部を設けることにより、尻栓を前方に移動させた際に、先端節を順にスムーズに伸長させることが可能となる。
なお、上記した尻栓保持部5aの外周面に、各先端節を遊嵌状態にする位置が把握できるように、上記した移動ストロークA及びBに対応して、夫々マーキングMA、MBを形成しておくことが好ましい。
また、上記した構成において、保持手段を構成するDリング21については、例えば、図11に示すように、別部材となるDリングを取着することなく、保持部材23の内面に突部21Aを一体形成することで構成しても良い。このような構成によれば、圧接保持する部分を一体形成することが可能となり、別体の部材を取着する手間が省ける。
図12は、本発明の第5の実施形態を示す図であり、図12(a)は、尻栓を後方側にシフトした状態を示す断面図、図12(b)は、尻栓を前方側にシフトした状態を示す断面図である。
上記した実施形態では、保持手段20は、手元節5及び先端節7A(7B)の基端側に設けたが、図12に示すように、手元節5の先端側内面、及び先端節7Aの先端側外面に設けた構成であっても良い。このような保持手段40は、例えば、先端節7Aの先端側外面に、後方側がなだらかになるような突部41を形成しておくことで構成することが可能である。すなわち、図12(a)に示すように、尻栓10Aを後方側に移動した状態では、先端節7Aを手元節5内に収容することを可能とし、かつ突部41に手元節5が乗り上がることで、先端節7Aは手元節5に保持された状態となる(手元節5の玉口部が拡径することで先端節は圧接保持される)。
なお、上記した突部41については、先端節7Aと共に一体形成(繊維強化樹脂、或いは樹脂)しても良いし、Al、真鍮、SUS等の金属、樹脂、繊維強化樹脂等によって形成された別部材を接着等によって取着したものであっても良い。また、突部41は、円周状に形成したり、所定間隔おいて複数箇所突出形成したものであっても良く、その形状については、上記したように、後方側がなだらかな傾斜形状にすることで、手元節5が乗り上がり易くなり、かつ突部を脱落し難くすることができる。
そして、尻栓10Aを、図12(b)に示すように、前側に移動させることで、尻栓10Aの前端面が先端節7Aを押圧して、上記した保持手段40による保持状態を解除し、先端節7Aは遊嵌状態に切り替えられる。
このように、保持手段は、尻栓を軸方向に移動した際に、手元節と先端節が保持状態/遊嵌状態との間で切り替えられるようになっていれば良く、その設置位置については、適宜変形することが可能である。もちろん、このような構成においても、複数本の先端節を保持状態/遊嵌状態に切り替えできるように構成しても良い。
図13から図15は、本発明の第6の実施形態を示す図であり、図13(a)は、尻栓を後方側にシフトした状態を示す断面図、図13(b)は、尻栓を前方側にシフトした状態を示す断面図、図14は、先端節の後端部分を拡大して示す図、そして、図15は、尻栓の前端部に取着される柔軟性部材を取り外した状態を示す図である。
本実施形態の尻栓10は、第1の実施形態における尻栓リングが分離可能となるように構成されている。すなわち、尻栓リング12は、略円筒形状の尻栓リング本体12Aと、略円板状の着脱部材12Bによって構成されており、着脱部材12Bは、固定部材(タッピンネジ)50によって尻栓リング本体12Aの前端面に着脱可能に取着されている。この場合、固定部材は、図15に示すように、中心から外れた位置に複数箇所設けておくことが好ましく、これにより、着脱部材12Bのガタ、緩み、脱落等を防止することができる。
前記着脱部材12Bの外周面には、環状の凹所が形成されており、ここにOリング12hが嵌入されている。このOリング12hは径方向に突出しており、尻栓10を緩めて尻栓10が最も後方側に移動した際に、接続リング15の内周に形成されたストッパ(環状突起)15dに当接して、尻栓リングが接続リング15から抜けないように構成されている。また、前記着脱部材12Bの前端面には、上記した第1実施形態と同様、柔軟性部材25を取着しておくことが好ましい。この柔軟性部材25は、固定部材50を取り外す際には、着脱部材12Bの前端面から剥離されるようになっている。
上記した構造によれば、接続リング15に形成されるストッパ15dにリング状の部材であるOリング12hを当て付けて抜け止めしていることから、尻栓リング12(着脱部材12A)と接続リング15との間の食い付きや固着などを防ぐことが可能となる。また、尻栓リング12を、尻栓リング本体12Aと着脱部材12Bに分離することで、柔軟性部材25、尻栓リング本体12B、Oリング12hの交換や、第2螺合部(雌ネジ部15b、雄ネジ部12c)に異物等が入った際に、接続リング15と尻栓リング本体12Aを分離して、清掃などメンテナンスすることができる。
また、本実施形態の尻栓10は、尻ゴム11と尻栓リング12との間に尻ゴム保持リング52が介在されており、尻ゴム11と尻ゴム保持リング52が相対回転可能となるように構成されている。前記尻ゴム保持リング52は、環状凹所52aを有する略円筒形状に形成されて尻栓リング12に固着されており、環状凹所52aに尻ゴム11の突起11aが嵌合されている。
これにより、尻ゴム11は、尻ゴム保持リング52に対して単独で空回りすることが可能となり、尻栓10が不用意に尻栓保持部5aから脱落することを防止することができる。すなわち、図13(a)に示すように、尻栓10を後端まで緩めた状態で、更に尻栓10に回転トルクが作用すると、尻栓保持部5aと接続リング15間の第1螺合部(雄ネジ部15a、雌ネジ部5c)が緩んで尻栓10が脱落してしまう可能性があるが、上記したように尻ゴム11のみが相対回転できるように構成することで、尻栓10を後端まで緩めた際、尻ゴム11部分が空回りして尻栓10の脱落を防止することができる。
なお、尻栓10がより脱落し難くするために、尻ゴム11の尻ゴム保持リング52(尻栓リング12)に対する固定力を、第1螺合部における固定力よりも小さくすることが好ましい。具体的には、第1螺合部における固定力(回転トルク)を、約20kgf・cm程度に設定すると共に、尻ゴム11と尻ゴム保持リング52との間の固定力(回転トルク)を、5kgf・cm以下に設定しておくことで、尻栓10を後端まで緩めた際、尻ゴム11部分が空回りし易くなり、尻栓10の脱落を防止することができる。この場合、尻ゴム11は弾性部材で構成されていることから、回転トルクを小さく設定しても、尻ゴム11を挟持しながら回転操作することで、通常の使用時では空回りすることを防止することができる。
また、尻ゴム保持リング52の尻ゴム11前端面を覆う部分の前面と、尻栓リング本体12Aとの間には、柔軟性のある部材、例えばゴムやエラストマー等で形成される緩衝部材55を配設しておくことが好ましい。
このような緩衝部材55を配設することで、尻ゴム保持リング52と接続リング15の食い付き(固着)等を防止することができる。
また、接続リング15の外周面には、メンテナンス時等、尻栓10を尻栓保持部5aから取り外し易いように、高摩擦手段、例えば、ローレット15Aを設けておくことが好ましい。
さらに、前記先端節7Aに形成される保持手段20を構成する円周溝22については、図14に示すように、先側の傾斜角度(前側テーパ22aの傾斜角度)αよりも、後側の傾斜角度(後側テーパ22bの傾斜角度)βを大きくなるように形成しておくことが好ましい。例えば、前側テーパの傾斜角度αを15°程度に形成しておくことで、メンテナンス時など、先端節7Aを手元節5の後端から引き出す際に、Dリング21の抵抗を受け難く抜き易くすることができ、かつ後側テーパの傾斜角度βを45°程度に形成しておくことで、収納状態で先端節7Aが容易に前方に抜け出さないようにすることができる。なお、先端節7Aの後端におけるテーパ22cは、上述したように、Dリング21が案内され易いように、その傾斜角度γは15°程度に形成されている。
また、前記尻栓10には、尻栓が前後移動した際の位置、すなわち、使用時における尻栓の位置を目視によって把握可能にするマーキングを設けておくことが好ましい。このようなマーキングは、例えば、図16に示すように、接続リング15の表面に色彩や文字が描かれたシール70を貼り付けることで構成することができる。このように設けられたシール70は、尻栓10を前方側にシフトして先端節7Aを長い状態で使用する場合、尻ゴム保持リング52の周面部52cで隠蔽され、かつ尻栓10を後方側にシフトして先端節7Aを短い状態で使用する場合、露出することから、そのシールの露出の有無によって、玉網を長い状態で使用するのか、短い状態で使用するのかを目視によって判断することが可能となる。
なお、上記したマーキングについては、尻栓10を前後動させた際、その位置を視覚によって把握できるのであれば、その配設位置や態様については適宜変形することが可能である。また、このようなマーキングは、上記したようなシール以外にも、着色塗装、印刷、凹凸部等によって形成することが可能である。
もちろん、このようなマーキングについては、本実施形態に限られず、他の実施形態についても設けておくことが可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、尻栓部分を軸方向にシフトした際に、手元節と先端節との間で、保持状態と遊嵌状態が切り替えできるように構成されていれば良く、保持手段の設置位置、保持方法、及び保持状態の解除の方法については、適宜変形することが可能である。例えば、尻栓に、先端節の基端側開口の内面が嵌合できるような嵌合保持部を形成しておくことで、先端節を保持状態に維持しておくことも可能である。このような構成では、上述した各実施形態とは逆に、尻栓部分を前方側に移動することで保持状態とし、尻栓部分を後方側に移動することで、先端節は遊嵌状態に切り替えられるようになる。
本発明に係る玉網の第1の実施形態を示す図。 尻栓部分の拡大図。 (a)は、尻栓を後方側にシフトした状態を示す断面図、(b)は、尻栓を前方側にシフトした状態を示す断面図。 本発明の第2の実施形態を示す図であり、(a)は、尻栓を後方側にシフトした状態を示す断面図、(b)は、尻栓を前方側にシフトした状態を示す断面図。 第2の実施形態の変形例を示す尻栓部分の断面図。 本発明の第3の実施形態を示す図であり、尻栓部分の拡大図。 (a)は、尻栓を後方側にシフトした状態を示す断面図、(b)は、尻栓を前方側にシフトした状態を示す断面図。 第3の実施形態の変形例を示す図であり、(a)は、尻栓を後方側にシフトした状態を示す断面図、(b)は、尻栓を前方側にシフトした状態を示す断面図。 第3の実施形態の別の変形例を示す図であり、尻栓を後方側にシフトした状態を示す断面図。 本発明の第4の実施形態を示す図であり、尻栓を後方側にシフトした状態を示す断面図。 第4の実施形態の変形例を示す図。 本発明の第5の実施形態を示す図であり、(a)は、尻栓を後方側にシフトした状態を示す断面図、(b)は、尻栓を前方側にシフトした状態を示す断面図。 第6の実施形態を示す図であり、(a)は、尻栓を後方側にシフトした状態を示す断面図、(b)は、尻栓を前方側にシフトした状態を示す断面図。 先端節の後端部分を拡大して示す図。 尻栓の前端部に取着される柔軟性部材を取り外した状態を示す図。 第6の実施形態の変形例を示す図。
符号の説明
1 玉網
3 玉の柄
5 手元節
7 先端節
7A〜7E 先端節
10,10A 尻栓
11 尻ゴム
12 尻栓リング
15 接続リング
20,40保持手段
100 網

Claims (19)

  1. 手元節とこの手元節の先端側に位置する先端節が振出し式で、先端節が手元節内に収容される柄の継構造を有する玉網において、
    前記手元節の後部に軸方向に沿って前後移動可能に設けられた尻栓を有し、
    前記手元節内に収容した先端節を、前記尻栓の前後移動によって、手元節に対して保持状態と遊嵌状態に切り替え可能にしたことを特徴とする玉網。
  2. 前記手元節の内面と先端節外面の少なくともいずれか一方に、前記手元節に対して先端節を圧接保持する保持手段を設け、
    前記保持手段によって先端節を手元節に対して保持状態にすることを特徴とする請求項1に記載の玉網。
  3. 前記尻栓の前端部は、前側に移動したときに、前記保持手段が設けられた位置と同位置かそれより前方に位置して、前記先端節を遊嵌状態にすることを特徴とする請求項2に記載の玉網。
  4. 手元節とこの手元節の先端側に位置する先端節が振出し式で、手元節と先端節との間に両者を保持する保持手段を設けた柄の継構造を有する玉網であって、
    前記手元節の後部に軸方向に沿って前後移動可能に設けられた尻栓を有し、
    前記尻栓を前側に移動したときに、尻栓前端部が先端節後端部を押圧して、前記保持手段による手元節と先端節との保持状態を解除することを特徴とする玉網。
  5. 手元節とこの手元節の先端側に位置する先端節が振出し式で、先端節を手元節内に収容して両者を保持状態にする保持手段を具備した柄の継構造を有する玉網であって、
    前記手元節の後部に、螺合によって軸方向に沿って前後移動可能な尻栓を設け、
    前記尻栓を前側に螺進した際、尻栓前端部が先端節後端部を押圧して、前記保持状態を解除することを特徴とする玉網。
  6. 前記尻栓の螺合長さは、前記保持手段による保持長さよりも長いことを特徴とする請求項5に記載の玉網。
  7. 前記手元節は、繊維強化樹脂製の手元節本体と、その後部に設けられた尻栓保持部を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の玉網。
  8. 前記尻栓保持部は、繊維強化樹脂製で手元節本体と一体に形成されていることを特徴とする請求項7に記載の玉網。
  9. 前記尻栓は、前記手元節に対して着脱可能であることを特徴とする請求項7に記載の玉網。
  10. 前記尻栓の前端には、柔軟性部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の玉網。
  11. 前記尻栓を前側に移動した際、前記尻栓を前記保持手段によって圧接保持することを特徴とする請求項2乃至10のいずれか1項に記載の玉網。
  12. 前記保持手段は、前記手元節及び/又は先端節に対して着脱可能に装着されることを特徴とする請求項2乃至11のいずれか1項に記載の玉網。
  13. 前記保持手段は、前記手元節と先端節とを保持する第1保持部材と、前記手元節内に収容される複数の先端節間を保持する第2保持部材とを有し、
    前記第1保持部材と第2保持部材によって、複数の先端節と手元節が保持状態にされることを特徴とする請求項2乃至12のいずれか1項に記載の玉網。
  14. 前記尻栓には、尻栓の前側への移動に伴って、前記第2保持部材、及び第1保持部材による保持を順次解除する解除部が形成されていることを特徴とする請求項13に記載の玉網。
  15. 手元節とこの手元節の先端側に位置する先端節が振出し式で、先端節が手元節内に収容される柄の継構造を有する玉網において、
    前記手元節の後部に軸方向に沿って前後移動可能に設けられた尻栓と、
    前記手元節と先端節との間に設けられ、手元節内に収容した先端節を保持すると共に、前記尻栓が前方へ移動した際、前記手元節と先端節との保持を解除する保持手段と、を有し、
    前記尻栓は、前記手元節の後部に螺合される尻栓リングと、この尻栓リングに取着される尻ゴムとを有することを特徴とする玉網。
  16. 前記尻ゴムは、前記尻栓リングに相対回転可能に取着されることを特徴とする請求項15に記載の玉網。
  17. 前記尻栓リングと手元節の後部との間には、手元節の後部と螺合する第1螺合部、及び前記尻栓リングと螺合する第2螺合部を有する接続リングが配設されており、前記第1螺合部のピッチよりも第2螺合部のピッチを大きく形成したことを特徴とする請求項15又は16に記載の玉網。
  18. 前記尻ゴムの尻栓リングに対する固定力を、前記第1螺合部の固定力よりも小さく設定したことを特徴とする請求項17に記載の玉網。
  19. 前記接続リングには、尻栓が前後移動した際の位置を目視によって把握可能にするマーキングが設けられていることを特徴とする請求項15から18のいずれか1項に記載の玉網。
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