JP7119867B2 - 車両用カーテンエアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用カーテンエアバッグ装置に関する。
下記特許文献1には、頭部保護エアバッグ装置に関する発明が開示されている。この頭部保護エアバッグ装置では、乗員の車幅方向外側にて膨張展開するカーテンエアバッグを有しており、カーテンエアバッグの下縁部は、車両用シートのシートバックの側方に位置する部位が他の部位よりも車両上方側に配置されている。これにより、膨張展開時のカーテンエアバッグの下縁部とシートバックの上部との干渉を抑制している。
また、下記特許文献2には、頭部保護エアバッグ装置が開示されている。この頭部保護エアバッグ装置では、乗員の車幅方向外側にて膨張展開するカーテンエアバッグを有しており、カーテンエアバッグの下縁部におけるセンターピラーガーニッシュに対応する部位が車両上方側へ切り込むようにカットされている。これにより、膨張展開時のカーテンエアバッグがセンターピラーガーニッシュの上端部に引っ掛かることを抑制している。
特開2002-293211号公報 特開2002-337648号公報
ところで、運転を自動で行う自動運転車両における自動運転中は、運転者が運転から解放されることで様々な姿勢を取ることが考えられる。このときの様々な姿勢の乗員を拘束するために、乗員を拘束するショルダベルトが挿通されるショルダベルトアンカが車両用シートのシートバックの肩口に設けられることが想定される。ここで、乗員が車両用シートのシートバックを大きくリクライニングさせて安楽姿勢をとったり、車両用シートを車両後方側へ大きくスライドさせると、車両側面視にて車両用シートのシートバックとセンターピラーガーニッシュとが重なり易くなる(以下、車両側面視にてシートバックとセンターピラーガーニッシュとが重なった状態を「安楽状態」と称する。)。安楽状態では、シートバックの車幅方向外側の空間が、車室側へ張り出すセンターピラーガーニッシュによって狭くなる。この安楽状態でカーテンエアバッグが膨張展開すると、カーテンエアバッグの下縁部が車両用シートのショルダベルトアンカと干渉することで車両上方側に持ち上がってしまい、乗員に対するカーテンエアバッグの位置が予め設定された位置から変化して乗員の拘束性能に影響を及ぼす可能性がある。したがって、特許文献1に開示された構成のようにカーテンエアバッグの下縁部の一部を車両上方側へ位置させたり、特許文献2に開示された構成のようにカーテンエアバッグの下縁部の一部をカットすることが考えられる。しかしながら、これらの構成の場合、乗員を拘束するカーテンエアバッグの膨張部の範囲が減少することから、安楽状態以外の場合においての乗員拘束性能が低下する可能性があり、上記先行技術はこの点で改良の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、車両側面視にてセンターピラーガーニッシュとシートバックとが重なる状態とそれ以外の状態との乗員拘束性能を両立させることができる車両用カーテンエアバッグ装置を得ることを目的とする。
第1の態様の発明に係る車両用カーテンエアバッグ装置は、車両衝突時にインフレータが作動して内部にガスが供給されることにより天井の車幅方向外側の端部から車両下方側へ膨張展開される膨張部と、車両側面視にて膨張展開時の当該膨張部のセンターピラーガーニッシュと重なる部位の車両下方側に設けられると共に当該センターピラーガーニッシュを跨ぎかつ前記インフレータからの前記ガスが供給される際に膨張展開されないセンターピラー非膨張部と、を有するカーテンエアバッグと、前記センターピラー非膨張部に設けられると共に、前記センターピラーガーニッシュの車両前方側にて略車両上下方向に延設された前側スリットと、前記センターピラーガーニッシュの車両後方側にて略車両上下方向に延設された後側スリットと、前記前側スリットと前記後側スリットとのそれぞれの下端部同士の間に略車両前後方向に延設された底部スリットとで車両側面視にて車両上方側へ向けて開口する略U字状に形成されたスリット部と、を有している。
第1の態様の発明によれば、車両用カーテンエアバッグ装置は、カーテンエアバッグとスリット部とを有している。カーテンエアバッグは、膨張部とセンターピラー非膨張部とを有しており、このうち膨張部は、車両衝突時にインフレータから内部にガスが供給されることにより、天井の車幅方向外側の端部から車両下方側へ膨張展開される。センターピラー非膨張部は、車両側面視にて膨張部のセンターピラーガーニッシュと重なる部位の車両下方側に設けられており、センターピラーガーニッシュを跨ぎかつインフレータからのガスの供給時に膨張展開されない構成とされている。スリット部は、センターピラー非膨張部に設けられていると共に、前側スリットと、後側スリットと、底部スリットとによって車両側面視にて車両上方側へ向けて開口する略U字状に形成されたスリットとされている。したがって、カーテンエアバッグにおけるスリット部の内側の部位(以下、「独立部」と称する。)は、膨張展開時にカーテンエアバッグにおける独立部以外の部位に対して前側スリットの上端部と後側スリットの上端部を結ぶ仮想線を軸として車幅方向へ屈曲するように変位する。
車両用シートが安楽状態にある場合、カーテンエアバッグが膨張展開すると、車両用シートのシートバックとセンターピラーガーニッシュとの間へ向けて独立部が車両下方側へ膨張展開するが、シートバックの車幅方向外側の空間がセンターピラーガーニッシュにより狭くなるため、独立部がシートバックに干渉して車幅方向にて屈曲する状態となる。これに対し、カーテンエアバッグにおける独立部以外の部位は、スリット部により独立部に対して相対移動が可能なため、独立部の状態に拘らず車両下方側へ向けて膨張展開することができる。つまり、安楽状態にてカーテンエアバッグの下縁部全体がシートバックによって車両上方側に持ち上がるのが抑制されるので、乗員に対する膨張展開時のカーテンエアバッグの位置が変化するのを抑制できる。したがって、膨張部の範囲を減少させることなく安楽状態とそれ以外の状態とにおけるカーテンエアバッグの位置変化を抑制することができる。
また、スリット部は、センターピラーガーニッシュを跨ぐセンターピラー非膨張部に設けられている。つまり、膨張展開時のカーテンエアバッグにおける独立部が車幅方向外側へ変位した場合でも、センターピラー非膨張部における独立部以外の部位が残ることによってカーテンエアバッグの下端部が車両前後方向に分断されないため、カーテンエアバッグの車両前後方向における張力が維持される。これにより、カーテンエアバッグの展開安定性や拘束性能の保持に寄与することができる。
ここで、「センターピラーガーニッシュ」には、車両の前席と後席との間にある柱(センターピラー)を車室内側から覆う内装部材、2ドア車両のドアの車両後方側にある柱を車室内側から覆う内装部材、センターピラーがない所謂センターピラーレス車両のドアに内蔵された補強部材(ドア内蔵ピラー)を覆う内装部材、車室内において前席の車両用シートのシートバックに対応した位置に設けられている内装部材が含まれるものとする。
また、「スリット部」は、カーテンエアバッグに設けられた隙間により構成されており、この隙間は、カーテンエアバッグの基布にレーザや刃によって切り込みを入れることにより構成された隙間と、カーテンエアバッグの基布に他の部材を重ねると共に当該他の部材の対向する端部にてカーテンエアバッグの基布へ接合することで基布と他の部材との間に形成された隙間とが含まれるものとする。
第2の態様の発明に係る車両用カーテンエアバッグ装置は、第1の態様の発明において、前記カーテンエアバッグの膨張展開時に前記スリット部における前記前側スリットと前記後側スリットとのそれぞれの上端部は、車両側面視にて車両用シートのシートバックにおける車幅方向外側の肩口より車両上方側に位置している。
第2の態様の発明によれば、カーテンエアバッグの膨張展開時のカーテンエアバッグのスリット部における前側スリットと後側スリットとのそれぞれの上端部は、車両側面視にて車両用シートのシートバックにおける車幅方向外側の肩口より車両上方側に配置されている。つまり、前側スリットの上端部と後側スリットの上端部を結ぶ仮想線が、膨張展開時のカーテンエアバッグの下縁部と干渉するシートバックの肩口より車両上方側に配置される。このため、安楽状態にてカーテンエアバッグが膨張展開することで独立部が肩口に当接すると、肩口の車両上方側に位置する仮想線を軸として独立部が車幅方向へ屈曲するように変位する。したがって、安楽状態にて肩口と独立部との干渉量を少なくすることができるため、肩口と独立部との干渉によりカーテンエアバッグの下縁部全体が車両上方側に持ち上がって乗員に対するカーテンエアバッグの位置が変化するのをより抑制することができる。
第3の態様の発明に係る車両用カーテンエアバッグ装置は、第1の態様の発明において、前記カーテンエアバッグの膨張展開時に前記スリット部における前記前側スリットと前記後側スリットとのそれぞれの上端部は、車両側面視にて車両用シートのシートバックにおける車幅方向外側の肩口に設けられかつ露出されたショルダベルトアンカより車両上方側に位置している。
第3の態様の発明によれば、カーテンエアバッグの膨張展開時のカーテンエアバッグのスリット部における前側スリットと後側スリットとのそれぞれの上端部は、車両側面視にて車両用シートのシートバックにおける車幅方向外側の肩口に設けられかつ露出されたショルダベルトアンカより車両上方側に配置されている。つまり、前側スリットの上端部と後側スリットの上端部を結ぶ仮想線が、膨張展開時のカーテンエアバッグの下縁部と干渉するショルダベルトアンカより車両上方側に配置される。このため、安楽状態にてカーテンエアバッグが膨張展開することで独立部がショルダベルトアンカに当接すると、ショルダベルトアンカの車両上方側に位置する仮想線を軸として独立部が車幅方向へ屈曲するように変位する。したがって、安楽状態にてショルダベルトアンカと独立部との干渉量を少なくすることができるため、ショルダベルトアンカと独立部との干渉によりカーテンエアバッグの下縁部全体が車両上方側に持ち上がって乗員に対するカーテンエアバッグの位置が変化するのをより抑制することができる。
第4の態様の発明に係る車両用カーテンエアバッグ装置は、1~第3の態様のいずれかの態様の発明において、前記スリット部は、当該スリット部の延設方向に断続的なスリットによって構成されている。
第4の態様の発明によれば、スリット部は、スリット部の延設方向に断続的なスリットによって構成されていることから、通常時は独立部とカーテンエアバッグにおけるそれ以外の部位とが接続された状態となる。したがって、カーテンエアバッグを格納する際の折り畳み作業時に、独立部が動いてしまうのを抑制できるので、作業性が向上する。一方、カーテンエアバッグの内部にガスが供給されることで展開圧力が加わると、スリット部のスリット同士の間の部位が破断して連続した大きなスリットとなる。したがって、独立部がその他の部位に対して相対的に変位することが可能となる。
第5の態様の発明に係る車両用カーテンエアバッグ装置は、1~第4の態様のいずれかの態様の発明において、前記センターピラー非膨張部の車両下方側には、前記センターピラー非膨張部における前記前側スリットの車両前方側と前記センターピラー非膨張部における前記後側スリットの車両後方側とのそれぞれの下端部同士を略車両前後方向に連結する別体の連結部材が設けられている。
第5の態様の発明によれば、センターピラー非膨張部の車両下方側には、別体の連結部材が設けられている。この連結部材は、センターピラー非膨張部における前側スリットの車両前方側とセンターピラー非膨張部における後側スリットの車両後方側とのそれぞれの下端部同士を連結している。したがって、膨張展開時のカーテンエアバッグの車両前後方向における張力が維持されると共に、独立部の相対的な変位が可能となる。また、連結部材が別体とされていることで、膨張展開時のカーテンエアバッグの車両前後方向における張力が大きい場合にも、連結部材の厚さの増加や、センターピラー非膨張部と連結部材との結合強度を増加させることで、連結状態維持が容易となる。
第1の態様の発明に係る車両用カーテンエアバッグ装置は、車両側面視にてセンターピラーガーニッシュとシートバックとが重なる状態とそれ以外の状態との乗員拘束性能を両立させることができるという優れた効果を有する。
第2の態様の発明に係る車両用カーテンエアバッグ装置は、車両側面視にてセンターピラーガーニッシュとシートバックとが重なる状態とそれ以外の状態との乗員拘束性能をさらに両立させることができるという優れた効果を有する。
第3の態様の発明に係る車両用カーテンエアバッグ装置は、乗員拘束性能の向上とカーテンエアバッグの折り畳み時の作業性の向上とを両立することができるという優れた効果を有する。
第4の態様の発明に係る車両用カーテンエアバッグ装置は、カーテンエアバッグの展開安定性や拘束性能の保持に寄与することができるという優れた効果を有する。
第1実施形態に係る車両用カーテンエアバッグ装置の膨張展開の状態を示す側面図である。 図1におけるZ部を拡大して示す拡大側面図である。 第1実施形態に係る車両用カーテンエアバッグ装置の独立部の変位状態の一例を示す概略斜視図である。 第1実施形態に係る車両用カーテンエアバッグ装置の膨張展開の初期状態を示す正面図である。 第1実施形態に係る車両用カーテンエアバッグ装置の膨張展開の後期状態を示す正面図である。 第1実施形態に係る車両用カーテンエアバッグ装置の膨張展開の状態を車両後方側から見た状態を示す概略斜視図である。 第2実施形態に係る車両用カーテンエアバッグ装置のスリット部を示す図2に対応した拡大側面図である。 第3実施形態に係る車両用カーテンエアバッグ装置のスリット部を示す図2に対応した拡大側面図である。 第3実施形態に係る車両用カーテンエアバッグ装置の独立部の変位状態の一例を示す概略斜視図である。 他の実施形態に係る車両用カーテンエアバッグ装置のスリット部を示す図2に対応した拡大側面図である。
(第1実施形態)
以下、図1~図6を用いて、本発明に係る車両用カーテンエアバッグ装置の第1実施形態について説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印OUTは車幅方向外側を示している。
(全体構成)
図1には、本実施形態に係る車両用カーテンエアバッグ装置10の作動状態を車室内側から見た側面図で示されている。この図に示されるように、車両用カーテンエアバッグ装置10は、車両衝突時にガスを発生する略円柱形状のインフレータ12と、このインフレータ12と接続されてインフレータ12から発生したガスの供給を受けて膨張展開するカーテンエアバッグ16と、を含んで構成されている。
車両用カーテンエアバッグ装置10は、車両搭載前の状態では、カーテンエアバッグ16が外ロール折りにされることで細長い長尺状の部材としてアッセンブリ化されている。外ロール折りは、カーテンエアバッグ16の展開過程で図示しないロール折り部分が車幅方向外側(乗員の頭部とは反対側)に位置する折り態様とされる。そして、この状態の車両用カーテンエアバッグ装置10が、ルーフサイドレール18と天井としてのルーフライニング19の車幅方向外側の端部19A(図4参照)との間のスペース、図示しないフロントピラーとその車室内側に配設されたフロントピラーガーニッシュ20との間のスペース、及びリヤピラーとその車室内側に配設されたリヤピラーガーニッシュ(いずれも不図示)との間のスペースに収納されている。
インフレータ12は細長い円柱状に形成されており、一例としてセンターピラー22近傍の車両上方側に車両前後方向を軸方向として配置されている。また、インフレータ12の先端外周部には、複数の図示しないガス噴出孔が形成されている。さらに、インフレータ12の内部には一例としてガス発生剤等が充填されており、作動時にはガス発生剤が燃焼して大量のガスが発生し、ガス噴出孔から噴出されるようになっている。上記構成のインフレータ12が、図示しないブラケットを介してルーフサイドレール18に固定されるようになっている。なお、センターピラー22の車室内側には、センターピラー22を車室内側から覆う内装部材としてのセンターピラーガーニッシュ50が設けられている。
(カーテンエアバッグ)
カーテンエアバッグ16は、膨張展開時に車両側面視で、前席のサイドドア24のサイドウインド26と後席のサイドドア28のサイドウインド30の両方を略覆うことが可能な大きさに設定された略長方形の袋状の布状部材として構成されている。より具体的に説明すると、カーテンエアバッグ16は、上記インフレータ12の先端側が挿入されるガス導入部32と、カーテンエアバッグ16の上縁に沿って車両前後方向に直線状に延びるガス供給路34と、前席の車両用シート58に着座した乗員の頭部保護エリアに対応して当該頭部の車幅方向外側に膨張展開される膨張部としてのフロントメインチャンバ36と、後席の図示しない車両用シートに着座した乗員の頭部保護エリアに対応して当該頭部の車幅方向外側に膨張展開される膨張部としてのリヤメインチャンバ38と、フロントメインチャンバ36の車両前後方向の前側に隣接して設けられた膨張部としてのフロントディレイチャンバ40と、リヤメインチャンバ38の車両前後方向の前側に隣接して設けられた膨張部としてのリヤディレイチャンバ42と、を備えている。
カーテンエアバッグ16の下縁部16Dは、車両側面視にて安楽状態にある前席の車両用シート58に着座した乗員の頭部よりも車両下方側に位置するように設定されている。本実施形態では、一例として、保護すべき乗員のモデルとして衝突試験用のダミー(人形)がリクライニング状態(シートバック58Aが倒された状態)の車両用シート58に着座した上で、カーテンエアバッグ16の下縁部16Dが当該ダミーの頭部より車両下方側に位置している。ダミーは、例えばWorldSID(国際統一側面衝突ダミー:World Side Impact Dummy)のAF05(米国人成人女性の5パーセンタイル)である。
カーテンエアバッグ16のガスが供給される各部について補足すると、ガス導入部32は、カーテンエアバッグ16の上縁部16Aの車両前後方向の略中間部に形成されている。このガス導入部32にインフレータ12が接続されることで、インフレータ12から発生したガスが、ガス導入部32を介してカーテンエアバッグ16内へ供給されるようになっている。また、ガス導入部32は、ガス供給路34の車両前後方向の中間部に連通されている。
フロントメインチャンバ36は、前席側のサイドウインド26の車両前後方向の中間部付近からセンターピラー22とラップする範囲に亘って膨張展開するようになっている。このフロントメインチャンバ36の車両前後方向の前側には、後述する第2非膨張部46Bを介してフロントディレイチャンバ40が配設されている。フロントディレイチャンバ40は、車両上下方向を長手方向とした円柱状に膨張するように形成されている。以上の構成により、カーテンエアバッグ16は、膨張展開時に天井の車幅方向外側の端部から車両下方側へ展開される。
カーテンエアバッグ16の上縁部16Aには、適宜間隔で複数のタブ16Bが一体に形成されている。これら複数のタブ16Bは、カーテンエアバッグ16の上縁部16Aから車両上方側へ延出されている。各タブ16Bは、図示しない締結具によってルーフサイドレール18に固定(係止)されている。さらに、カーテンエアバッグ16の前端部には、ストラップ状のテンションベルト16Cの一端部が取り付けられている。テンションベルト16Cの他端部はフロントピラーに図示しない固定ボルトで固定されている。
上述のカーテンエアバッグ16及びインフレータ12は、車両の幅方向両側にそれぞれ設けられている。つまり、車両用カーテンエアバッグ装置10は、左右一対のカーテンエアバッグ16、及び左右一対のインフレータ12を備えて構成されている。なお、車両左側のカーテンエアバッグ16及びインフレータ12は、車両右側のカーテンエアバッグ16及びインフレータ12と左右対称の構成とされているため、図示は省略する。
(センターピラー非膨張部)
カーテンエアバッグ16における上記以外の部分は、ガスが流入されない非膨張部46とされている。非膨張部46は、一例として図示しない環状の縫製部によってカーテンエアバッグ16を構成する車幅方向内側の布状部材(基布)と車幅方向外側の基布とを互いに縫製することにより、ガスの流入を制限している。この非膨張部46は、複数形成されており、一例として、カーテンエアバッグ16の外周部には第1非膨張部46Aが設定されており、フロントメインチャンバ36とフロントディレイチャンバ40との間には車両上下方向に延びる第2非膨張部46Bが設定されている。この他、カーテンエアバッグ16には、ガス供給量を減らしてインフレータ12の出力を下げるべく種々の非膨張部46が設定されている。なお、これらカーテンエアバッグ16の非膨張部46の構成は、例えば、特開2016-055824号公報等で公知であるため、詳細な説明を省略する。
第1非膨張部46Aにおける膨張展開時のカーテンエアバッグ16の下縁部16Dを構成する部位の一部、すなわち、車両側面視にて第1非膨張部46Aにおけるセンターピラーガーニッシュ50と重なる部位かつフロントメインチャンバ36の車両下方側の部位には、センターピラー非膨張部46Cが設けられている。このセンターピラー非膨張部46Cは、図2に示されるように、前側非膨張部46CAと、後側非膨張部46CBと、底部非膨張部46CCとを有している。前側非膨張部46CAは、車両側面視にてセンターピラーガーニッシュ50の車両前方側に位置すると共に、略車両上下方向に延設されている。後側非膨張部46CBは、車両側面視にてセンターピラーガーニッシュ50の車両後方側に位置すると共に、略車両上下方向に延設されている。つまり、前側非膨張部46CAと後側非膨張部46CBとは、車両前後方向にて対向されている。また、底部非膨張部46CCは、前側非膨張部46CAの下端部47CAと後側非膨張部46CBの下端部47CBとを車両前後方向に連結するように延設されており、一例として、図中の一対の二点鎖線の間の部位とされている。これらにより、センターピラー非膨張部46Cは、車両側面視にて底部非膨張部46CCがセンターピラーガーニッシュ50を跨いだ略U字状に形成されている。なお、底部非膨張部46CCは、第1非膨張部46Aの一部として設けられており、換言すると第1非膨張部46Aの一部から前側非膨張部46CA及び後側非膨張部46CBが略車両上方側へ延設されている。
(スリット部)
センターピラー非膨張部46Cには、スリット部52が設けられている。スリット部52は、前側スリット52Aと、後側スリット52Bと、底部スリット52Cとを有している。前側スリット52Aは、センターピラー非膨張部46Cの前側非膨張部46CAの車両前後方向略中央部に設けられており、センターピラーガーニッシュ50の車両前方側にて略車両上下方向に延設されたスリット(切り込み)とされている。
後側スリット52Bは、センターピラー非膨張部46Cの後側非膨張部46CBの車両前後方向略中央部に設けられており、センターピラーガーニッシュ50の車両後方側にて略車両上下方向に延設されたスリットとされている。
底部スリット52Cは、センターピラー非膨張部46Cの底部非膨張部46CCにおける車両上下方向略中央部に設けられており、前側スリット52Aの下端部52ABと後側スリット52Bの下端部52BBとを略車両前後方向に連結したスリットとされている。つまり、スリット部52は、車両側面視にて底部スリット52Cがセンターピラーガーニッシュ50を跨いだ略U字状に形成されている。したがって、図3に示されるように、膨張展開時にカーテンエアバッグ16におけるスリット部52の内側の部位である独立部54が、カーテンエアバッグ16における他の部位に対して、前側スリット52Aの上端部52AAと後側スリット52Bの上端部52BAとを結ぶ仮想線Lを軸として車幅方向に変位可能とされている。なお、車両側面視にてスリット部52の底部スリット52Cは、上述のように底部非膨張部46CCの車両上下方向略中央部にて延設されている(図2参照)。したがって、膨張展開時のカーテンエアバッグ16における独立部54が車幅方向に変位した場合でも、底部非膨張部46CCの一部が第1非膨張部46Aと一体の状態のままとなるため、カーテンエアバッグ16の車両前後方向での張力が維持される。
スリット部52の前側スリット52A及び後側スリット52Bのそれぞれの上端部52AA、52BAは、図6に示されるように、膨張展開時のカーテンエアバッグ16の車幅方向内側に位置する車両用シート58のシートバック58Aの車幅方向外側の肩口58AAに設けられた露出するショルダベルトアンカ60より車両上方側に位置している。このショルダベルトアンカ60は、図示しないショルダベルトが挿通されており、肩口58AAから車両上方側へ突出するように構成されている。そして、前側スリット52A及び後側スリット52Bのそれぞれの上端部52AA、52BAは、ショルダベルトアンカ60の上面60Aより車両上方側に位置している。
上述した車両用カーテンエアバッグ装置10は、図1に示されるように、コントローラ62によってその作動が制御されている。コントローラ62の入力側には、一例として、フロントエアバッグセンサ64、微小ラップ衝突検知センサ66、側面衝突検知センサ68及びロールオーバー検知センサ70が接続されている。フロントエアバッグセンサ64は、フロントサイドメンバ等に配設されており、主としてフルラップ衝突及び斜突を含むオフセット衝突を検知している。また、微小ラップ衝突検知センサ66は、例えばフロントバンパリインフォースメントにおけるフロントサイドメンバとの接続部位よりも車幅方向外側の部分(湾曲形状のコーナー部等)に配設されており、主として微小ラップ衝突を検知している。さらに、側面衝突検知センサ68は、センタピラー等に配設されており、主として側面衝突を検知している。また、ロールオーバー検知センサ70は、車体フロアの中央部付近に配設されており、車両の横転を検知している。一方、コントローラ62の出力側には、車両用カーテンエアバッグ装置10のインフレータ12等が接続されている。
補足すると、斜突(MDB斜突、オブリーク衝突)とは、例えばNHTSAにて規定される斜め前方からの衝突(一例として、衝突相手方との相対角15°、車幅方向のラップ量35%程度の衝突)とされる。この実施形態では、一例として相対速度90km/hrでの斜突が想定されている。また、微小ラップ衝突とは、自動車の前面衝突のうち、例えばIIHSにて規定される衝突相手方との車幅方向のラップ量が25%以下の衝突とされる。例えば車体骨格であるフロントサイドメンバに対する車幅方向外側への衝突が微小ラップ衝突に該当する。この実施形態では、一例として相対速度64km/hrでの微小ラップ衝突が想定されている。なお、IIHSとは、米国道路安全保険協会(Insurance Institute for Highway Safety)の略称であり、NHTSAとは、米国の国家道路交通安全局(National Highway Traffic Safety Administration)の略称である。
(第1実施形態の作用・効果)
次に、第1実施形態の作用並びに効果を説明する。
本実施形態では、図1に示されるように、車両用カーテンエアバッグ装置10は、カーテンエアバッグ16とスリット部52とを有している。カーテンエアバッグ16は、フロントメインチャンバ36と、リヤメインチャンバ38と、フロントディレイチャンバ40と、リヤディレイチャンバ42と、センターピラー非膨張部46Cとを有しており、このうちフロントメインチャンバ36と、リヤメインチャンバ38と、フロントディレイチャンバ40と、リヤディレイチャンバ42とは、車両衝突時にインフレータ12から内部にガスが供給されることにより、ルーフライニング19の車幅方向外側の端部19Aから車両下方側へ膨張展開される。センターピラー非膨張部46Cは、車両側面視にてフロントメインチャンバ36のセンターピラーガーニッシュ50と重なる部位の車両下方側に設けられており、センターピラーガーニッシュ50を跨ぎかつインフレータ12からのガスの供給時に膨張展開されない構成とされている。スリット部52は、センターピラー非膨張部46Cに設けられていると共に、前側スリット52Aと、後側スリット52Bと、底部スリット52Cとによって車両側面視にて車両上方側へ向け開口する略U字状に形成されたスリットとされている。したがって、カーテンエアバッグ16における独立部54は、図3に示されるように、膨張展開時にカーテンエアバッグ16における独立部54以外の部位に対して前側スリット52Aの上端部52AAと後側スリット52Bの上端部52BAを結ぶ仮想線Lを軸として車幅方向外側へ屈曲するように変位する。
車両用シート58が安楽状態にある場合、カーテンエアバッグ16が膨張展開すると、車両用シート58のシートバック58Aとセンターピラーガーニッシュ50との間へ向けて独立部54が車両下方側へ膨張展開するが、シートバック58Aの車幅方向外側の空間がセンターピラーガーニッシュ50により狭くなる。このため、図6に示されるように、独立部54がシートバック58Aに設けられかつシートバック58Aの肩口58AAより車両上方側へ突出されたショルダベルトアンカ60に干渉して車幅方向外側へ屈曲して折り曲げられた状態となる。これに対し、カーテンエアバッグ16における独立部54以外の部位は、スリット部52により独立部54に対して相対移動が可能なため、独立部54の状態に拘らず車両下方側へ向けて膨張展開することができる。つまり、安楽状態にてカーテンエアバッグ16の下縁部16D全体がシートバック58Aのショルダベルトアンカ60によって車両上方側に持ち上がるのが抑制されるので、乗員に対する膨張展開時のカーテンエアバッグ16の位置が変化するのを抑制できる。したがって、フロントメインチャンバ36等の膨張部の範囲を減少させることなく安楽状態とそれ以外の状態とにおけるカーテンエアバッグ16の位置変化を抑制することができる。これにより、車両側面視にてセンターピラーガーニッシュ50とシートバック58Aとが重なる安楽状態とそれ以外の状態との乗員拘束性能を両立させることができる。
また、車両側面視にてスリット部52の底部スリット52Cは、底部非膨張部46CCの車両上下方向略中央部にて延設されている(図2参照)。したがって、図5に示されるように、膨張展開時のカーテンエアバッグ16における独立部54が車幅方向外側へ変位した場合でも、底部非膨張部46CCの一部が第1非膨張部46Aと一体の状態のまま、すなわち、第1非膨張部46Aの車両下方側が車両前後方向にて分断されないため、カーテンエアバッグ16の車両前後方向における張力が維持される。これにより、カーテンエアバッグ16の展開安定性や拘束性能の保持に寄与することができる。また、底部非膨張部46CCは、膨張展開されない非膨張部46であることから、厚さがフロントメインチャンバ36等の膨張部より小さくなる。このため、底部非膨張部46CCは、安楽状態時にセンターピラーガーニッシュ50により狭くなったシートバック58Aの車幅方向外側の空間内へ移動することができるので、安楽状態にてカーテンエアバッグ16の独立部54以外の下縁部16Dがショルダベルトアンカ60又はシートバック58Aによって車両上方側に持ち上がるのを抑制することができる。
また、カーテンエアバッグ16の膨張展開時のカーテンエアバッグ16のスリット部52における前側スリット52Aと後側スリット52Bとのそれぞれの上端部52AA、52BAは、車両側面視にて車両用シート58のシートバック58Aに設けられかつ露出されたショルダベルトアンカ60より車両上方側に配置されている。つまり、前側スリット52Aの上端部52AAと後側スリット52Bの上端部52BAを結ぶ仮想線L(図3参照)が、膨張展開時のカーテンエアバッグ16の下縁部16Dと干渉するシートバック58Aのショルダベルトアンカ60より車両上方側に配置される。このため、安楽状態にてカーテンエアバッグ16が膨張展開することで独立部54がショルダベルトアンカ60に当接すると、ショルダベルトアンカ60の車両上方側に位置する仮想線Lを軸として独立部54が車幅方向外側へ屈曲するように変位する。したがって、安楽状態にてショルダベルトアンカ60と独立部54との干渉量を少なくすることができるため、ショルダベルトアンカ60と独立部54との干渉によりカーテンエアバッグ16の下縁部16D全体が車両上方側に持ち上がって乗員に対するカーテンエアバッグ16の位置が変化するのをより抑制することができる。これにより、安楽状態とそれ以外の状態との乗員拘束性能をさらに両立させることができる。
なお、図2に示されるように、独立部54は、車両側面視にて略矩形状に形成されているが、これに限らず、図10に示されるように、車両によって異なる乗員頭部保護エリアに対応して略矩形状以外に形成されてもよい。この場合、センターピラー非膨張部46C及びスリット部52は、車両側面視にて独立部54の外周の一部に沿うように設けられるのが望ましい。
(第2実施形態)
次に、図7を用いて、本発明の第2実施形態に係る車両用カーテンエアバッグ装置80について説明する。なお、前述した第1実施形態等と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
この第2実施形態に係る車両用カーテンエアバッグ装置80は、基本的な構成は第1実施形態と同様とされ、スリット部82がスリット部82の延設方向に断続的なスリットにより構成されている点に特徴がある。
すなわち、図7に示されるように、センターピラー非膨張部46Cには、スリット部82が設けられている。スリット部82は、前側スリット82Aと、後側スリット82Bと、底部スリット82Cとを有している。前側スリット82Aは、センターピラー非膨張部46Cの前側非膨張部46CAの車両前後方向略中央部に設けられており、センターピラーガーニッシュ50の車両前方側にて略車両上下方向に断続的に延設されたスリット(切り込み)とされている。
後側スリット82Bは、センターピラー非膨張部46Cの後側非膨張部46CBの車両前後方向略中央部に設けられており、センターピラーガーニッシュ50の車両後方側にて略車両上下方向に断続的に延設されたスリットとされている。
底部スリット82Cは、センターピラー非膨張部46Cの底部非膨張部46CCにおける車両上下方向略中央部に設けられており、前側スリット82Aの下端部82ABと後側スリット82Bの下端部82BBとを略車両前後方向に連結した断続的なスリットとされている。以上の構成により、スリット部82は、車両側面視にて底部スリット82Cがセンターピラーガーニッシュ50を跨いだ略U字状に延設されており、スリット部82の延設方向に断続的なスリット、すなわち、ミシン目により構成されている。したがって、カーテンエアバッグ16におけるスリット部82の内側の部位である独立部86は、スリット部82の断続的なスリット同士の間の部位により通常時において他の部位と連結された状態となる。一方、膨張展開時では、カーテンエアバッグ16内に膨張圧力が加わることで、スリット部82の連続的なスリット同士の間の部位が破断して隣接するスリット同士が繋がる。つまり、スリット部82が連続したひとつのスリットとなるため、独立部86は、カーテンエアバッグ16における他の部位に対して前側スリット82Aの上端部82AAと後側スリット82Bの上端部82BAとを結ぶ仮想線Lを軸として車幅方向に変位可能とされている。なお、車両側面視にてスリット部82は、上述のように底部非膨張部46CCの車両上下方向略中央部に延設されている。したがって、膨張展開時のカーテンエアバッグ16における独立部86が車幅方向に変位した場合でも、底部非膨張部46CCの一部が第1非膨張部46Aと一体の状態のままとなるため、カーテンエアバッグ16の車両前後方向での張力が維持される。
スリット部82の前側スリット82A及び後側スリット82Bのそれぞれの上端部82AA、82BAは、車両用シート58のショルダベルトアンカ60(図6参照)より車両上方側に位置している。すなわち、前側スリット82A及び後側スリット82Bのそれぞれの上端部82AA、82BAは、ショルダベルトアンカ60の上面60Aより車両上方側に位置している。
(第2実施形態の作用・効果)
次に、第2実施形態の作用並びに効果を説明する。
上記構成によっても、スリット部82が断続的なスリットにより構成されている点以外は第1実施形態の車両用カーテンエアバッグ装置10と同様に構成されているので、第1実施形態と同様の効果が得られる。また、スリット部82は、延設方向にて断続的なスリットとされていることから、通常時は独立部86とカーテンエアバッグ16におけるそれ以外の部位とが接続された状態となる。したがって、カーテンエアバッグ16を格納する際の折り畳み作業時に、独立部86が動いてしまうのを抑制できるので、折り畳み作業時の作業性が向上する。一方、カーテンエアバッグ16の内部にガスが供給されることで展開圧力が加わると、スリット部82のスリット同士の間の部位が破断して連続した大きなスリットとなる。したがって、独立部86がその他の部位に対して相対的に変位することが可能となる。これにより、乗員拘束性能の向上とカーテンエアバッグ16の折り畳み時の作業性の向上とを両立することができる。
(第3実施形態)
次に、図8、図9を用いて、本発明の第3実施形態に係る車両用カーテンエアバッグ装置について説明する。なお、前述した第1実施形態等と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
この第3実施形態に係る車両用カーテンエアバッグ装置90は、基本的な構成は第1実施形態と同様とされ、センターピラー非膨張部46Cにおける前側スリット92Aの車両前方側とセンターピラー非膨張部46Cにおける後側スリット92Bの車両後方側とのそれぞれの下端部47CA、47CB同士を略車両前後方向に連結する別体の連結部材96が設けられている点に特徴がある。
すなわち、図8に示されるように、センターピラー非膨張部46Cには、スリット部92が設けられている。スリット部92は、前側スリット92Aと、後側スリット92Bと、底部スリット92Cとを有している。前側スリット92Aは、センターピラー非膨張部46Cの前側非膨張部46CAの車両前後方向略中央部に設けられており、センターピラーガーニッシュ50の車両前方側にて略車両上下方向に延設されたスリット(切り込み)とされている。
後側スリット92Bは、センターピラー非膨張部46Cの後側非膨張部46CBの車両前後方向略中央部に設けられており、センターピラーガーニッシュ50の車両後方側にて略車両上下方向に延設されたスリットとされている。
底部スリット92Cは、センターピラー非膨張部46Cの底部非膨張部46CCの車両下方側に設けられており、前側スリット92Aの下端部92ABと後側スリット92Bの下端部92BBとの間を略車両前後方向に延設されかつ連結部材96と離間可能とされた隙間とされている。
すなわち、底部非膨張部46CCは、車両下方側が連結部材96と重なるように構成されている。この連結部材96は、カーテンエアバッグ16と別体かつカーテンエアバッグ16と同一の基布で構成されていると共に、側面視にて車両前後方向を長手方向とする略矩形状に形成された部材とされている。連結部材96の前端部96Aは、底部非膨張部46CCの前側スリット92Aの下端部92ABに対応した部位に図示しない縫製又は溶着等により接合されている。一方、連結部材96の後端部96Bは、底部非膨張部46CCの後側スリット92Bの下端部92BBに対応した部位に図示しない縫製又は溶着等により接合されている。
上述した構成は、前側非膨張部46CAと後側非膨張部46CBとにそれぞれカーテンエアバッグ16の下縁部16Dから膨張展開時の車両上下方向にそれぞれ切り込みを入れることで、前側スリット92Aと後側スリット92Bとが形成されている。その後、前側非膨張部46CAにおける前側スリット92Aの車両前方側と、後側非膨張部46CBにおける後側スリット92Bの車両後方側とのそれぞれの下端部47CA、47CB同士を、連結部材96によって略車両前後方向に連結している。これにより、前側スリット92Aの下端部92ABと後側スリット92Bの下端部92BBとの間に底部スリット92Cが略車両前後方向に沿って延設されている。
以上より、スリット部92は、車両側面視にて底部スリット92Cがセンターピラーガーニッシュ50を跨いだ略U字状に延設されている。したがって、カーテンエアバッグ16におけるスリット部92の内側の部位である独立部94は、膨張展開時に、カーテンエアバッグ16内に膨張圧力が加わることで、図9に示されるように、カーテンエアバッグ16における他の部位に対して前側スリット92Aの上端部92AAと後側スリット92Bの上端部92BAとを結ぶ仮想線Lを軸として車幅方向外側へ変位可能とされている。なお、連結部材96によりセンターピラー非膨張部46Cにおける前側スリット92Aの車両前方側とセンターピラー非膨張部46Cにおける後側スリット92Bの車両後方側とのそれぞれの下端部47CA、47CB同士が略車両前後方向に連結されていることで、独立部86が車幅方向に変位した場合でも、カーテンエアバッグ16の車両前後方向での張力が維持されている。
スリット部92の前側スリット92A及び後側スリット92Bのそれぞれの上端部92AA、92BAは、車両用シート58のショルダベルトアンカ60(図6参照)より車両上方側に位置している。すなわち、前側スリット92A及び後側スリット92Bのそれぞれの上端部92AA、92BAは、ショルダベルトアンカ60の上面60Aより車両上方側に位置している。
(第3実施形態の作用・効果)
次に、第3実施形態の作用並びに効果を説明する。
上記構成によっても、スリット部92の底部スリット92Cの車両下方側には、連結部材96が設けられている点以外は第1実施形態の車両用カーテンエアバッグ装置10と同様に構成されているので、第1実施形態と同様の効果が得られる。また、センターピラー非膨張部46Cの車両下方側には、別体の連結部材96が設けられている。この連結部材96は、センターピラー非膨張部46Cにおける前側スリット92Aの車両前方側とセンターピラー非膨張部46Cにおける後側スリット92Bの車両後方側とのそれぞれの下端部47CA、47CB同士を連結している。したがって、膨張展開時のカーテンエアバッグ16の車両前後方向における張力が維持されると共に、独立部94の相対的な変位が可能となる。また、連結部材96が別体とされていることで、膨張展開時のカーテンエアバッグ16の車両前後方向における張力が大きい場合にも、連結部材96の厚さを増加させたり、下端部47CA、47CBと連結部材96との結合部の結合強度を増加させることで、連結状態を維持するように対応することが容易となる。これにより、カーテンエアバッグ16の展開安定性や拘束性能の保持に寄与することができる。
なお、上述した第1~第3実施形態における車両用シート58は、シートバック58Aの車幅方向外側の肩口58AAに露出されたショルダベルトアンカ60が設けられた構成とされているが、これに限らず、シートバック58Aの車幅方向外側の肩口58AAにショルダベルトアンカ60や他の部材が内蔵された構成としてもよい。そして、スリット部52、82、92における前側スリット52A、82A、92Aと後側スリット52B、82B、92Bとのそれぞれの上端部52AA、52BA、82AA、82BA、92AA、92BAは、車両側面視にてショルダベルトアンカ60等が内蔵されたシートバック58Aの車幅方向外側の肩口58AAより車両上方側に配置された構成としてもよい。これにより、安楽状態にてカーテンエアバッグ16が膨張展開することで独立部54、86、94がシートバック58Aの肩口58AAに当接すると、車幅方向外側へ屈曲して独立部54、86、94と肩口58AAとの干渉量を少なくすることができる。
また、独立部54、86、94は、カーテンエアバッグ16が外ロール折りとされていることで膨張展開時にショルダベルトアンカ60と当接すると車幅方向外側へ屈曲する構成とされているが、これに限らず、車幅方向内側へ屈曲する構成としてもよいし、車両上下方向にて圧縮される構成としてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 車両用カーテンエアバッグ装置
12 インフレータ
16 カーテンエアバッグ
19 ルーフライニング(天井)
19A 端部(天井の車幅方向外側の端部)
36 フロントメインチャンバ(膨張部)
38 リヤメインチャンバ(膨張部)
40 フロントディレイチャンバ(膨張部)
42 リヤディレイチャンバ(膨張部)
46C センターピラー非膨張部
50 センターピラーガーニッシュ
52 スリット部
52A 前側スリット
52AA 上端部(前側スリットの上端部)
52AB 下端部(前側スリットの下端部)
52B 後側スリット
52BA 上端部(後側スリットの上端部)
52BB 下端部(後側スリットの下端部)
52C 底部スリット
58 車両用シート
58A シートバック
60 ショルダベルトアンカ
80 車両用カーテンエアバッグ装置
82 スリット部
82A 前側スリット
82AA 上端部(前側スリットの上端部)
82AB 下端部(前側スリットの下端部)
82B 後側スリット
82BA 上端部(後側スリットの上端部)
82BB 下端部(後側スリットの下端部)
82C 底部スリット
90 スリット部
92 スリット部
92A 前側スリット
92AA 上端部(前側スリットの上端部)
92AB 下端部(前側スリットの下端部)
92B 後側スリット
92BA 上端部(後側スリットの上端部)
92BB 下端部(後側スリットの下端部)
92C 底部スリット
96 連結部材

Claims (4)

  1. 車両衝突時にインフレータが作動して内部にガスが供給されることにより天井の車幅方向外側の端部から車両下方側へ膨張展開される膨張部と、車両側面視にて膨張展開時の当該膨張部のセンターピラーガーニッシュと重なる部位の車両下方側に設けられると共に当該センターピラーガーニッシュを跨ぎかつ前記インフレータからの前記ガスが供給される際に膨張展開されないセンターピラー非膨張部と、を有するカーテンエアバッグと、
    前記センターピラー非膨張部に設けられると共に、前記センターピラーガーニッシュの車両前方側にて略車両上下方向に延設された前側スリットと、前記センターピラーガーニッシュの車両後方側にて略車両上下方向に延設された後側スリットと、前記前側スリットと前記後側スリットとのそれぞれの下端部同士の間に略車両前後方向に延設された底部スリットとで車両側面視にて車両上方側へ向けて開口する略U字状に形成されたスリット部と、
    を有し、
    前記センターピラー非膨張部は、前記カーテンエアバッグの下縁部を構成すると共に、前記カーテンエアバッグの膨張展開時に前記スリット部における前記前側スリットと前記後側スリットとのそれぞれの上端部は、車両側面視にて車両用シートのシートバックにおける車幅方向外側の肩口より車両上方側に位置し、前記スリット部の車両下方側には膨張部が設けられていない車両用カーテンエアバッグ装置。
  2. 車両衝突時にインフレータが作動して内部にガスが供給されることにより天井の車幅方向外側の端部から車両下方側へ膨張展開される膨張部と、車両側面視にて膨張展開時の当該膨張部のセンターピラーガーニッシュと重なる部位の車両下方側に設けられると共に当該センターピラーガーニッシュを跨ぎかつ前記インフレータからの前記ガスが供給される際に膨張展開されないセンターピラー非膨張部と、を有するカーテンエアバッグと、
    前記センターピラー非膨張部に設けられると共に、前記センターピラーガーニッシュの車両前方側にて略車両上下方向に延設された前側スリットと、前記センターピラーガーニッシュの車両後方側にて略車両上下方向に延設された後側スリットと、前記前側スリットと前記後側スリットとのそれぞれの下端部同士の間に略車両前後方向に延設された底部スリットとで車両側面視にて車両上方側へ向けて開口する略U字状に形成されたスリット部と、
    を有し、
    前記センターピラー非膨張部は、前記カーテンエアバッグの下縁部を構成すると共に、前記カーテンエアバッグの膨張展開時に前記スリット部における前記前側スリットと前記後側スリットとのそれぞれの上端部は、車両側面視にて車両用シートのシートバックにおける車幅方向外側の肩口に設けられかつ露出されたショルダベルトアンカより車両上方側に位置し、前記スリット部の車両下方側には膨張部が設けられていない車両用カーテンエアバッグ装置。
  3. 前記スリット部は、当該スリット部の延設方向に断続的なスリットによって構成されている、
    請求項1又は請求項2に記載の車両用カーテンエアバッグ装置。
  4. 前記センターピラー非膨張部の車両下方側には、前記センターピラー非膨張部における前記前側スリットの車両前方側と前記センターピラー非膨張部における前記後側スリットの車両後方側とのそれぞれの下端部同士を略車両前後方向に連結する別体の連結部材が設けられている、
    請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の車両用カーテンエアバッグ装置。
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