JP7115961B2 - 食品切断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、食品切断装置に関するものである。
食品切断装置として、サンドイッチなどの食品を搬送コンベアによる搬送中に、カッタで切断するものが知られている。具体的には、搬送コンベアで食品を搬送する際に、食品の端面を保持した状態において、搬送中の食品の上方からカッタを下降させて食品を切断して2分割する。食品が切断された後、食品の端面の保持を解除して、2分割された食品を把持具で把持する。この状態において、2分割された食品を把持具で包装袋の開口部から包装袋に袋詰めする(例えば、特許文献1参照)。
特許第5719472号公報
上記特許文献1の食品切断装置では、食品が切断された後、食品の端面の保持を解除して、2分割された食品を把持具で把持している。しかしながら、食品がサンドイッチなどの積層食品の場合、食品の切断後に食品の端面の保持が解除されるため、例えば切断された食品の姿勢が崩れる、或いは食品の載置位置がばらつくこと等が考えられる。特に、サンドイッチなどの積層食品は弾性を有しているので、ばらつき易い傾向にある。
よって、食品の切断後、食品の端面の保持が解除された際に、例えば食品の姿勢が崩れてしまい、2分割された食品を把持具で把持することが難しくなることが考えられる。このため、2分割された食品を把持具で把持して次工程に速やかに搬送することが難しく、そのことが生産性を高める妨げになっていた。
本発明は、このような事情に考慮してなされたもので、その目的は、食品をカッタで切断した後、食品を一対のハンドで次工程に速やかに搬送でき、生産性を高めることができる食品切断装置を提供することである。
(1)本発明の一態様に係る食品切断装置は、食品を把持する一対のハンドが設けられた把持具と、前記食品が載置される受け面と、前記受け面に載置された前記食品を把持可能な状態に、前記把持具の一方のハンドを受け入れる凹部と、を有する受け部と、前記受け部に載置され、且つ前記一対のハンドで把持された前記食品を切断するカッタと、を備え、前記受け部は、前記食品が載置されるワーク載置位置と、前記カッタによって前記食品が切断されるワーク切断位置と、に配置されるように移動可能とされていると共に、前記食品を載置したまま前記ワーク載置位置から前記ワーク切断位置まで移動可能とされ、前記凹部は、前記一方のハンドを挿入可能に前記受け部に形成され、前記食品の下面と前記凹部の底面との間に前記一方のハンドを差し込むことで、前記一方のハンドを受け入れることを特徴とする。
この構成によれば、受け部に載せた食品を一対のハンドで把持した状態においてカッタで切断するようにした。また、受け部に凹部を形成し、凹部に一方のハンドを受け入れるようにした。よって、食品を切断する際に、食品を例えば上下方向と同時に、上下方向に対して垂直な平面方向において容易に位置決めすることができ、食品の姿勢が崩れることを抑制することができる。これにより、食品をカッタで切断した後、食品を一対のハンドで次工程に速やかに搬送でき、生産性を高めることができる。
(2)前記凹部の深さ寸法は、前記ハンドの厚さ寸法より大きく設定されても良い。
この場合には、凹部の深さ寸法をハンドの厚さ寸法より大きく設定した。よって、受け部に載せた食品を一対のハンドで把持する際に、例えば一対のハンドが食品に触れて食品に傷等が付いてしまうことを防止することができる。これにより、食品の姿勢が崩れることを抑制でき、品質を損なわずに、受け部に乗せた食品を一対のハンドで把持した状態においてカッタで切断することができる。従って、食品をカッタで切断した後、食品を一対のハンドで次工程に速やかに搬送でき、生産性を高めることができる。
(3)前記把持具は、前記カッタで切断された前記食品を、前記一対のハンドで把持したまま包装袋内に袋詰めしても良い。
この場合には、食品をカッタで切断した後、切断後の食品を一対のハンドで次工程に速やかに包装袋内に袋詰めできる。
本発明の一態様の食品切断装置によれば、受け部に載せた食品を一対のハンドで把持した状態においてカッタで切断するようにした。これにより、食品をカッタで切断した後、食品を一対のハンドで次工程に速やかに搬送でき、生産性を高めることができる。
本発明に係る一実施形態の切断装置(食品切断装置)を備えた自動袋詰め装置を示す斜視図である。 図1に示す第2多関節ロボットを袋詰め装置側に作動させた状態における自動袋詰め装置の斜視図である。 図2に示す天板プレートを外した状態における自動袋詰め装置の上面図である。 図1に示す自動袋詰め装置によって、食品ワーク(食品)が袋詰めされるまでの過程を示した簡略図である。 図1に示す切断装置の斜視図である。 図5に示す切断装置における受け部周辺の拡大斜視図である。 図6に示す切断装置における受け部周辺の側面図である。 図6に示す切断装置における受け部周辺の斜視図である。 図6に示す受け部の斜視図である。 図6に示す受け部と把持具との厚さ関係を示す縦断面図である。 図5に示す切断装置で食品ワークを切断する直前の斜視図である。 図11に示す状態の後、切断した食品ワークを把持したまま包装シート内に挿入している状態を示す斜視図である。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態では、食品を途中で半分に切断した後、切断後の食品を袋詰めする自動袋詰め装置を例に挙げて説明する。なお、本実施形態では、食品を、食品ワークと称して説明している。
図1~図3に示すように、自動袋詰め装置10は、装置筐体(本体フレーム)11と、切断前の食品ワーク60を搬送する第1搬送路12と、第1搬送路12で搬送されてきた食品ワーク60を第1搬送路12から受け部24に移送する移送装置13と、受け部24上で食品ワーク60を半分に切断する切断装置20(本発明に係る食品切断装置)と、切断された食品ワーク60を包装するための包装シート80を取出すシート取出装置30と、包装シート80内に切断された食品ワーク60を袋詰めする袋詰め装置40と、袋詰めされた食品ワーク60を搬送する第2搬送路15と、を備えている。
なお本実施形態では、食品ワーク60として、図4に示すように矩形状のパンの間に肉や野菜等の具材が挟まれたサンドイッチを例に挙げて説明する。なお、図4では、サンドイッチを簡略化して図示している。
自動袋詰め装置10は、この食品ワーク60を切断装置20によって半分に切断すると共に、半分に切断した各食品ワーク60を、予め袋状に成形加工された袋体である包装シート80(本発明に係る包装袋)内にそれぞれ挿入することで、袋詰めを行う装置とされている。
図1~図3に示すように、装置筐体11は、床上に設置されるベース部51と、4つの支柱(第1支柱52、第2支柱53、第3支柱54、第4支柱55)と、天板プレート56と、を備え、全体として、第1搬送路12及び第2搬送路15の搬送方向Lに長い直方体状に形成されている。
なお、本実施形態において、ベース部51から4つの支柱に沿って天板プレート56側に向かう方向を上方、その反対側を下方とする。
ベース部51は、搬送方向Lに長い平面視矩形状に形成されたベースプレート57を備えている。天板プレート56は、ベースプレート57と同様に、搬送方向Lに長い平面視矩形状に形成され、ベースプレート57の上方に対向配置されている。4つの支柱(第1支柱52、第2支柱53、第3支柱54、第4支柱55)は、ベース部51の四隅部から上方に向けて立ち上がるように形成されている。
ベースプレート57上には、第1搬送路12及び第2搬送路15が搬送方向Lに間隔をあけて一列に並ぶように配置されている。なお、本実施形態において、搬送方向Lに沿う第1搬送路12側を上流側といい、第2搬送路15側を下流側という。
第1搬送路12は、切断前の食品ワーク60を下流側に搬送するものであり、例えばベルトコンベア等が挙げられる。ただし、第1搬送路12はベルトコンベアに限定されるものではなく、食品ワーク60を搬送できれば、その他の搬送手段を採用して構わない。第1搬送路12の下流側に移送装置13が配置されている。
移送装置13は、把持ハンド63を有する第1多関節ロボット62を主に備えている。第1多関節ロボット62は、基部64が装置筐体11の天板プレート56に支持されることにより天板プレート56から吊設されている。把持ハンド63は、第1多関節ロボット62の先端部に取り付けられており、第1搬送路12で搬送されてきた食品ワーク60を両側から把持可能に構成されている。
移送装置13は、第1搬送路12の下流側まで食品ワーク60が搬送されてきたときに、第1多関節ロボット62を動作させて把持ハンド63を食品ワーク60の上方に配置させる。次いで移送装置13は、食品ワーク60まで把持ハンド63を下降させた後、把持ハンド63を利用して食品ワーク60を把持する。次いで移送装置13は、第1多関節ロボット62を動作させて、食品ワーク60を把持した把持ハンド63を受け部24の上方まで移動させた後、受け部24上に食品ワーク60を載置する。
このように、移送装置13は、第1搬送路12で搬送されてきた食品ワーク60を第1搬送路12から受け部24に受け渡して、移送することが可能とされている。
切断装置20は、把持具22を有する第2多関節ロボット21と、受け部24と、カッタ装置26と、を主に備え、移送装置13の下流側に配置されている。なお、図3では、カッタ装置26の図示を省略している。
なお、切断装置20については、後に詳細に説明する。
第2多関節ロボット21は、搬送方向Lに対して直交する方向に向かい合うように一対配置されている。第2多関節ロボット21は、基部71が装置筐体11の天板プレート56に支持されることにより天板プレート56から吊設されている。把持具22は、第2多関節ロボット21の先端部に取り付けられ、受け部24に載置された食品ワーク60を把持可能に構成されている。
受け部24は、第1搬送路12と第2搬送路15との間において、搬送機構105によって搬送方向Lに往復移動可能且つ上下移動可能とされている。この受け部24は、移送装置13によって食品ワーク60が載せられた後、搬送機構105によってカッタ装置26の下方まで移動する。そして、切断された食品ワーク60が受け部24上から搬送された後、受け部24は第1搬送路12の下流側まで戻るように移動する。
なお、図示の例では、受け部24は2つ設けられ、食品ワーク60を第1搬送路12側からカッタ装置26の下方まで交互に繰り返し搬送することが可能とされている。ただし、受け部24の数は2つに限定されるものではなく、1つでも構わない。
カッタ装置26は、カッタ作動部73と、超音波カッタ74(本発明に係るカッタ)と、を主に備えている。
カッタ作動部73は、装置筐体11の天板プレート56に支持されることにより天板プレート56から吊設されている。カッタ作動部73の下端部には、超音波カッタ74が取り付けられている。超音波カッタ74は、カッタ作動部73の作動により、受け部24に載せられた食品ワーク60の上方に配置される。そして超音波カッタ74は、カッタ作動部73の作動によって下降し、受け部24に載せられた食品ワーク60を2分割するように切断することが可能とされている。
一対の第2多関節ロボット21は、それぞれの把持具22を利用して、カッタ装置26による切断前から食品ワーク60を把持すると共に、切断中であっても把持した状態を維持する。さらに一対の第2多関節ロボット21は、食品ワーク60の切断後、半分に切断された各食品ワーク60を把持した状態をそれぞれ維持しながら、袋詰め装置40まで搬送する。
シート取出装置30は、複数枚の包装シート80を積み重ね可能に収容するストッカ31と、ストッカ31内の包装シート80を吸着によって把持する図示しない吸着部と、ストッカ31に対して吸着部を相対移動させる移動部と、を主に備え、カッタ装置26よりも下流側に配置されている。
吸着部は、ストッカ31の下方に配置され、ストッカ31内に収容された複数の包装シート80のうち最下層の包装シート80を把持することが可能とされている。そして、移動部を利用して吸着部を移動させることにより、最下層の包装シート80を残りの包装シート80から分離しながら1枚だけストッカ31から取り出すことが可能とされている。
ストッカ31から取り出された包装シート80は、袋詰め装置40の第3多関節ロボット41で袋詰め装置40に搬送される。
袋詰め装置40は、第3吸着部42を有する第3多関節ロボット41と、シート開きユニット43と、把持具22を有する一対の第2多関節ロボット21と、を備え、カッタ装置26の下流側であって、且つシート取出装置30の上流側に配置されている。
なお、一対の第2多関節ロボット21は、切断装置20と兼用の部材とされている。
第3多関節ロボット41は、基部82が装置筐体11の天板プレート56に支持されることにより天板プレート56から吊設されている。第3吸着部42は、第3多関節ロボット41の先端部に取り付けられ、シート取出装置30で取り出した包装シート80を上方から吸着可能とされている。そして、第3多関節ロボット41は、第3吸着部42で吸着した包装シート80をシート開きユニット43に搬送する。
シート開きユニット43は、包装シート80を袋状に開くことが可能とされている。そして、シート開きユニット43で袋状に開いた包装シート80内に、一対の第2多関節ロボット21の把持具22に把持された切断後の食品ワーク60が挿入される。これにより、袋状に開かれた包装シート80内に、食品ワーク60を詰めることが可能とされる。
包装シート80内に詰められた食品ワーク60は、第2搬送路15上に受け渡され、該第2搬送路15によって、自動袋詰め装置10から次工程に搬出される。
なお、第2搬送路15としては、例えばベルトコンベア等が挙げられる。ただし、第2搬送路15はベルトコンベアに限定されるものではなく、食品ワーク60を搬送できれば、その他の搬送手段を採用して構わない。
本実施形態の自動袋詰め装置10は、先に述べたように、装置筐体11内に複数の多関節ロボット(第1多関節ロボット62、一対の第2多関節ロボット21及び第3多関節ロボット41)を具備している。特に第1多関節ロボット62、一対の第2多関節ロボット21及び第3多関節ロボット41は、天板プレート56から吊設されている。さらに複数の多関節ロボットのうち、少なくとも第3多関節ロボット41は、第2搬送路15の上方に位置している。
自動袋詰め装置10において、食品ワーク60を搬送、切断加工する場合、衛生面に特に留意する必要があるため、装置筐体11内の清掃性を確保することが重要とされている。加えて、自動袋詰め装置10は、複数の多関節ロボットや複雑な機構(例えば、シート開きユニット43)を多数具備しているため、各構成部品の間等に、使用者の身体を入れる隙間を確保することが難しい。従って、自動袋詰め装置10のメンテナンス性や清掃性を確保することが困難な傾向にある。
この対策として、例えば複数の多関節ロボット間の隙間を大きく確保して、メンテナンス性や清掃性を向上させることが考えられる。しかしながら、複数の多関節ロボット間の隙間を大きくした場合には、自動袋詰め装置10自体の搬送方向Lにおいての大型化を招いてしまうので、好ましくない。
この点、本実施形態では、第1多関節ロボット62、一対の第2多関節ロボット21及び第3多関節ロボット41を、天板プレート56から吊設させている。これにより、ベースプレート57から、第1多関節ロボット62、一対の第2多関節ロボット21及び第3多関節ロボット41を天板プレート56側に移動させることができる。そのため、各ロボットの基部がベースプレート57に存在しないため、例えば塵埃等を取り除き易い。従って、自動袋詰め装置10の衛生状態を容易に保つことができる。
さらに、第1多関節ロボット62、一対の第2多関節ロボット21及び第3多関節ロボット41を、例えばメンテナンス時に天板プレート56側に袋詰め作業時よりも上昇させることにより、メンテナンスや清掃の作業性を高めることができる。
加えて、第1多関節ロボット62を第1搬送路12の上方に、また第3多関節ロボット41を第2搬送路15の上方に配置しているので、装置筐体11内において第1搬送路12及び第2搬送路15を間に挟んだ両側の空間部分を有効活用することができ、自動袋詰め装置10全体のコンパクト化に繋げることができる。
さらに、第3多関節ロボット41に隣接する第2多関節ロボット21は、搬送方向Lに対して直交する方向に向かい合うように一対配置されている。これにより、搬送方向L側へのスペースを削減することができ、自動袋詰め装置10の全体が搬送方向Lに大型化することを抑制することができる。
次に、切断装置20について、図5~図12を参照しながら詳細に説明する。
図5~図8に示すように、切断装置20は、先に述べたように一対の第2多関節ロボット21と、一対の把持具22と、受け部24と、カッタ装置26と、を備えている。
第2多関節ロボット21は、例えば6軸ロボットが使用され、様々な姿勢を取ることにより障害物を回り込んで回避することが可能とされ、これによって任意の位置へのアクセス動作が可能に構成されている。第2多関節ロボット21の先端部21aに把持具22が取り付けられている。
一対の把持具22は、積層された食品ワーク60を積層方向に把持可能に構成されている。一対の把持具22は同様の構成であり、以下、搬送方向Lに交差する方向の一方の把持具22について詳しく説明して、他方の把持具22の詳しい説明を省略する。
なお、食品ワーク60のうち、超音波カッタ74で切断する前の矩形状態のものを、以下「食品ワーク60A」といい、超音波カッタ74で切断した後の三角形状態のものを、以下「食品ワーク60B」という。
把持具22は、ハンドベース91と、一対のハンド92,93と、ハンド作動部94と、ハンドプレート95と、プレート作動部96と、を備えている。
ハンドベース91は、第2多関節ロボット21の先端部21aに取り付けられている。ハンドベース91に一対のハンド92,93が設けられている。一対のハンド92,93は、食品ワーク60を把持する第1ハンド92と、第2ハンド93とにより構成されている。
図8に示すように、第1ハンド92は、ハンドベース91から第2多関節ロボット21の反対側に延びている。第1ハンド92は、第1爪片92aと、第2爪片92bと、第3爪片92cと、を有する。第1爪片92a、第2爪片92b、および第3爪片92cは、間隔をおいて並行に配置され、各先端92d,92e,92fが傾斜状の第1直線98に位置するように突出している。
すなわち、第1ハンド92は、例えば、外枠が、第1直線98の傾斜面を有する四角形に形成されている。第1爪片92a、第2爪片92b、第3爪片92cは、厚さ寸法がT1(図10参照)に形成されている。
第2ハンド93は、ハンド作動部94を介してハンドベース91に移動自在に支持され、第1ハンド92に対して並行に配置されている。第2ハンド93は、第1ハンド92と同様に、第1爪片93aと、第2爪片93bと、第3爪片93cと、を有する。第1爪片93a、第2爪片93b、および第3爪片93cは、間隔をおいて並行に配置され、各先端93d,93e,93fが傾斜状の第2直線99に位置するように突出している。
すなわち、第2ハンド94は、例えば、外枠が、第2直線99の傾斜面を有する四角形に形成されている。第1爪片93a、第2爪片93b、第3爪片93cは、厚さ寸法がT1(図10参照)に形成されている。
ハンド作動部94は、例えばハンドベース91に取り付けられた電動シリンダである。ハンド作動部94を伸縮作動することにより、第2ハンド93が第1ハンド92に近づく方向と、第1ハンド92から離れる方向とに移動する。
第1ハンド92および第2ハンド93は、食品ワーク60Bの両側面全体を把持可能に形成されている(図11参照)。よって、第2ハンド93をハンド作動部94で作動することにより、第2ハンド93および第1ハンド92で食品ワーク60Bを挟み込むことにより安定的に把持できる。
図6及び図7に示すように、ハンドプレート95は、第1ハンド92と第2ハンド93との間に、第1ハンド92および第2ハンド93に対して直交(交差)する方向を向いて配置されている。なお、図8では、ハンドプレート95の図示を省略している。
ハンドプレート95は、上半部にプレート凹部101と段部102とが形成されている。プレート凹部101は、第2ハンド93が第1ハンド92に向けて移動する際に、第2ハンド93の第2爪片93bを差込み可能に形成されている。段部102は、第2ハンド93が第1ハンド92に向けて移動する際に、第2ハンド93の第3爪片93cを配置可能に形成されている。よって、ハンドプレート95で妨げられることなく、第2ハンド93を第1ハンド92に向けて移動できる。
ハンドプレート95は、ハンドベース91にプレート作動部96を介して移動自在に支持されている。プレート作動部96は、例えばハンドベース91に取り付けられた電動シリンダである。プレート作動部96を伸縮作動することにより、ハンドプレート95がプレート待機位置P1と、プレート押出位置P2とに移動する(図7参照)。
プレート待機位置P1は、第1ハンド92および第2ハンド93で把持した食品ワーク60A,60B(食品ワーク60Bは図11参照)から回避させるように、ハンドプレート95を第1、第2のハンド92,93の基端部側に配置する位置である。
プレート押出位置P2は、第1ハンド92および第2ハンド93で把持した食品ワーク60Bを包装シート80(図12参照)に袋詰めした状態に保持するように、第1、第2のハンド92,93の先端部側にハンドプレート95を配置する位置である。
このように、ハンドプレート95は、第1ハンド92および第2ハンド93間に移動自在に設けられている。また、ハンドプレート95は、包装シート80に食品ワーク60B(図12参照)を袋詰めした第1ハンド92および第2ハンド93が包装シート80から離れる際に、食品ワーク60を包装シート80の内部に保持する。
すなわち、ハンドプレート95は、第1ハンド92および第2ハンド93が包装シート80から離れる際に、第1、第2のハンド92,93に対して相対的にプレート押出位置P2まで移動する。これにより、第1、第2のハンド92,93とともに食品ワーク60Bが移動する(戻る)ことを、ハンドプレート95で抑えることができる。
図5に示すように、一対の把持具22は、受け部24に載置された食品ワーク60Aの両側からそれぞれ把持可能に構成されている。受け部24は、搬送機構105に連結されている。搬送機構105は、受け部24をワーク載置位置P3と、ワーク切断位置P4とに配置するように移動可能に構成されている(図5参照)。
受け部24は、ワーク載置位置P3において、移送装置13の把持ハンド63(図1参照)で食品ワーク60Aが矢印Aの如く載せられた後、ワーク切断位置P4まで矢印Bの如くカッタ装置26の下方まで搬送される。
図8、図9及び図10に示すように、受け部24は、第1短辺111、第1長辺112、第2短辺113、および第2長辺114で、平面視において矩形状に形成されている。受け部24は、上面に受け面24aと、凹部116を有する。
凹部116は、受け面24aから凹部116の底面116aまでの深さ寸法はW1である。凹部116の深さ寸法W1は、第1ハンド92の第1~第3の爪片92a,92b,92cの厚さ寸法T1より大きく形成されている。よって、凹部116に第1ハンド92の第1~第3の爪片92a,92b,92cを受け入れることができる。
受け面24aは、凹部116に対して上方に配置され、平坦に形成されている。受け面24aは、第1受け面24bと、第2受け面24cと、第3受け面24dと、第4受け面24fと、第5受け面24eとを有する。
第1受け面24bは、受け部24の対角線上に延びている。第1受け面24bから第1短辺111へ向けて、第2受け面24cおよび第3受け面24dが並行に延びている。第2受け面24cおよび第3受け面24dは、第1短辺111の延びる方向に間隔をおいて配置されている。
また、第1受け面24bから第2短辺113へ向けて第4受け面24fおよび第5受け面24eが並行に延びている。第4受け面24fおよび第5受け面24eは、第2短辺113の延びる方向に間隔をおいて配置されている。
すなわち、凹部116は、第1短辺111側や、第2短辺113側から第1ハンド92の第1~第3の爪片92a,92b,92cが挿入可能に、第1短辺111や、第2短辺113に向けて開口されている。受け面24aに食品ワーク60Aが載置される。
ここで、凹部116の深さ寸法W1は、第1ハンド92の第1~第3の爪片92a,92b,92cの厚さ寸法T1より大きく形成されている。よって、受け面24aに食品ワーク60Aが載置された状態において、食品ワーク60Aの下面60aと凹部116の底面116aとの間に隙間が確保される。この隙間により、食品ワーク60Aを把持する際に、第1ハンド92の第1~第3の爪片92a,92b,92cが食品ワーク60Aに触れて食品ワーク60Aの下面60aに傷が付くのを防止することができる。従って、食品ワーク60Aの載置位置の位置ずれ或いは食品ワーク60Aの姿勢が崩れることを抑制することができる。
食品ワーク60Aが受け面24aに載せられた状態において、第1ハンド92の第1~第3の爪片92a,92b,92cを食品ワーク60Aの下面60aと凹部116の底面116aとの間に差し込む。そして、第2ハンド93が第1ハンド92に接近する方向に移動することにより、食品ワーク60Aが第1ハンド92および第2ハンド93(把持具22)で把持される。なお、把持する際に、第1ハンド92と食品ワーク60Aの下面60aとの隙間分だけ、第2多関節ロボット21の先端部21aを上方に向けて移動してもよい。
受け部24の受け面24aに載せられた食品ワーク60Aは、一対の把持具22で把持された状態においてカッタ装置26で切断される。
図5及び図6に示すように、カッタ装置26は、カッタ作動部73と、超音波カッタ74と、備えている。本実施形態では、例えばカッタ装置26のカッタとして超音波カッタ74を例示するが、これに限定するものではない。
カッタ作動部73は、装置筐体11の天板プレート56に支持されることにより天板プレート56から吊設されている。カッタ作動部73の下端部に超音波カッタ74が下向きに取り付けられている。カッタ作動部73は、超音波カッタ74を受け部24の上方に水平移動可能で、受け部24の上方位置において上下方向に昇降可能に構成されている。
よって、受け部24の受け面24aに載せられた食品ワーク60Aを一対の把持具22で把持した状態において、超音波カッタ74をカッタ作動部73で食品ワーク60Aの上方位置から下降させることができる。超音波カッタ74を下降させることにより、食品ワーク60Aを超音波カッタ74で切断して食品ワーク60Bに2分割する。
超音波カッタ74で切断した一対の食品ワーク60Bは、一方の食品ワーク60Bが一方の把持具22で把持され、他方の食品ワーク60Bが他方の把持具22で把持された状態に保たれる。
このように、切断装置20によれば、受け部24に載置した食品ワーク60Aを一対の把持具22で把持し、この状態において、超音波カッタ74を下降させて食品ワーク60Aを超音波カッタ74で切断するようにした。また、受け部24に凹部116を形成し、凹部116に第1ハンド92の第1~第3の爪片92a,92b,92cを受け入れるようにした。
よって、受け部24に載せた食品ワーク60Aを一対の把持具22で把持した状態において超音波カッタ74で切断する際に、食品ワーク60Aを上下方向と同時に、上下方向に対して垂直な平面方向において容易に位置決めすることができる。従って、食品ワーク60Aの姿勢が崩れることを抑制することができる。
特に、凹部116の深さ寸法W1が第1ハンド92の厚さ寸法T1より大きく設定されている。よって、受け面24aに載せた食品ワーク60Aを一対の把持具22で把持する際に、第1ハンド92の第1~第3の爪片92a,92b,92cが食品ワーク60Aに触れて、食品ワーク60Aの下面60aに傷が付くことを防止することができる。これにより、食品ワーク60Aの姿勢が崩れることを抑制でき、品質を損なわずに、食品ワーク60Aを一対の把持具22で把持した状態において超音波カッタ74で切断できる。したがって、食品ワーク60Aを超音波カッタ74で切断した後、食品ワーク60Aを一対の把持具22で次工程に速やかに搬送でき、生産性を高めることができる。
図11及び図12に示すように、切断された食品ワーク60Bは、把持具22に把持された状態において、第2多関節ロボット21で袋詰め装置40に搬送される。把持具22に把持した食品ワーク60Bを第2多関節ロボット21で、包装シート80の開口部80aから包装シート80に袋詰めする。
このように、把持具22で把持した状態において食品ワーク60Bを超音波カッタ74で切断することにより、食品ワーク60Bを第2多関節ロボット21で次工程に速やかに搬送できる。これにより、切断した食品ワーク60Bを把持具22で包装シート80の開口部80aから包装シート80に速やかに袋詰めできる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。実施形態は、その他様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形例には、例えば当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、均等の範囲のものなどが含まれる。
20…切断装置(食品切断装置)
22…把持具
24…受け部
24a…受け面
26…カッタ装置
60…食品ワーク(食品)
74…超音波カッタ(カッタ)
80…包装シート(包装袋)
92…第1ハンド(ハンド)
93…第2ハンド(ハンド)
116…凹部
T1…ハンドの厚さ寸法
W1…凹部の深さ寸法

Claims (3)

  1. 食品を把持する一対のハンドが設けられた把持具と、
    前記食品が載置される受け面と、前記受け面に載置された前記食品を把持可能な状態に、前記把持具の一方のハンドを受け入れる凹部と、を有する受け部と、
    前記受け部に載置され、且つ前記一対のハンドで把持された前記食品を切断するカッタと、を備え
    前記受け部は、前記食品が載置されるワーク載置位置と、前記カッタによって前記食品が切断されるワーク切断位置と、に配置されるように移動可能とされていると共に、前記食品を載置したまま前記ワーク載置位置から前記ワーク切断位置まで移動可能とされ、
    前記凹部は、前記一方のハンドを挿入可能に前記受け部に形成され、前記食品の下面と前記凹部の底面との間に前記一方のハンドを差し込むことで、前記一方のハンドを受け入れることを特徴とする食品切断装置。
  2. 請求項1に記載の食品切断装置において、
    前記凹部の深さ寸法は、前記ハンドの厚さ寸法より大きく設定されていることを特徴とする食品切断装置。
  3. 請求項1又は2に記載の食品切断装置において、
    前記把持具は、前記カッタで切断された前記食品を、前記一対のハンドで把持したまま包装袋内に袋詰めすることを特徴とする食品切断装置。
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