JP5719472B1 - サンドウィッチの製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】切断して袋詰めされるサンドウィッチの生産性を向上させることのできる装置を提供する。【解決手段】元サンドウィッチを平置きして搬送するコンベヤ7と、元サンドウィッチの搬送方向に対して左右に位置する二つの角部のそれぞれに対応して設けられ、該各角部における二辺のそれぞれに添わされて元サンドウィッチを左右方向から挟み付けるとともに搬送方向にコンベヤと等速度で移動するコーナ押え機構15,16と、コーナ押え機構によって挟み付けられている元サンドウィッチと共に搬送方向に移動しつつ元サンドウィッチに向けて下降することにより元サンドウィッチをその厚さ方向に切断するカッター25と、元サンドウィッチを切断して得られた二つの商品サンドウィッチのそれぞれを上下から掴んで持ち上げて収容部材に向けて移動させて収容させるピックアップ機構32とを備えている。【選択図】図2

Description

この発明は、サンドウィッチを所定の形状に切断して袋や容器などに詰め込むための装置に関するものである。
二枚の食パンの間に具を挟んだだけのサンドウィッチでは商品とならない。コンビニエンスストアなどで販売する場合には、形状および大きさを整え、予め決めた数を袋詰めし、あるいはプラスチック容器などに入れる。したがって、サンドウィッチを製造するには、二枚の食パンの間に具を挟み込んでいわゆる元サンドウィッチを作成する作業、形状を整えるために元サンドウィッチを所定形状に切断する作業、切断して得られたいわゆる商品サンドウィッチを所定数、揃えて袋などに詰め込む作業が必要である。サンドウィッチを構成している食パンや具は、柔軟であり、また形が定まらないから、上記の各作業は機械化されておらず、手作業で行われているのが実情である。
コンビニエンスストアなどで販売されるサンドウィッチは、2切れもしくは3切れ程度の少量を1パックとしており、商品としての利便性が良いことと相まって、生産数は膨大になる。そのような膨大な数のサンドウィッチを手作業で製造している現状では、熟練者をタイムリーに配置できないなど、生産量あるいは生産性の向上に限度があった。
この発明はサンドウィッチの生産効率を向上させることのできる製造装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、二枚の食パンで具を挟んだ方形の元サンドウィッチを二つに切断し、得られた二つの各商品サンドウィッチを収容部材に詰めるサンドウィッチの製造装置であって、前記具を挟んでいる前記食パンが上下に重なる状態に前記元サンドウィッチを平置きしかつ前記元サンドウィッチをその一つの角部を前方にして搬送するコンベヤと、前記元サンドウィッチの搬送方向に対して左右に位置する二つの角部のそれぞれに対応して設けられ、該各角部における二辺のそれぞれに添わされて前記元サンドウィッチを前記左右方向から挟み付けるとともに前記搬送方向に前記コンベヤと等速度で移動するコーナ押え機構と、前記コーナ押え機構によって挟み付けられている前記元サンドウィッチと同速度で前記搬送方向に移動しつつ前記元サンドウィッチに向けて下降することにより前記元サンドウィッチをその厚さ方向に切断するカッターと、前記元サンドウィッチを切断して得られた二つの前記商品サンドウィッチのそれぞれを上下から掴んで持ち上げて前記収容部材に向け移動させて収容させるピックアップ機構とを備え、前記コーナ押え機構は、前記搬送方向での左右両側に配置され、前記一つの角部に隣接しかつ前記元サンドウィッチの搬送方向に対して左右に位置する二つの他の角部に押し当てられる第1把持部材と第2把持部材とを有し、前記第1把持部材と前記第2把持部材とのそれぞれは、前記他の角部の角度に対応する開き角度に設定されて前記二辺のそれぞれに添わされる一対の当て板を有し、前記第1把持部材における前記搬送方向での前方側の当て板と、前記第2把持部材における前記搬送方向での後方側の当て板とは、前記元サンドウィッチが切断された後に前記商品サンドウィッチから離隔する方向に後退するように構成され、前記ピックアップ機構は、前記商品サンドウィッチを上下から挟んで持ち上げる一対のトングを有し、前記商品サンドウィッチから離隔する方向に前記当て板が後退した後にその後退した当て板があった箇所から前記トングを前記商品サンドウィッチに向けて差し込むように構成されていることを特徴とするものである。
この発明における前記カッターは、請求項2に記載されているように、直線状の切断刃を有するとともに、該切断刃が下向きでかつ前記搬送方向に沿うように配置されていてよい。
あるいは請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記カッターは、直線状の切断刃を有するとともに、該切断刃が下向きでかつ前記搬送方向に沿うように配置され、前記ピックアップ機構は、前記元サンドウィッチを切断することにより前記商品サンドウィッチに生じた斜辺部分が前記搬送方向で前方でかつ斜め上向きになるように前記商品サンドウィッチの姿勢を変えて前記収容部材に向けて移動させて収容させるように構成されていることを特徴とするサンドウィッチの製造装置である。
この発明によれば、コンベヤの上にいわゆる平置きされた元サンドウィッチは、その二つの角部に添わせたコーナ押え機構によって左右方向での位置が決められ、その状態で搬送される。その元サンドウィッチに対してカッターが下降して元サンドウィッチが二つに切断される。その場合、カッターは元サンドウィッチと等速度で移動しているから、元サンドウィッチや切断によって得られる商品サンドウィッチの位置あるいは姿勢のずれが回避される。その商品サンドウィッチはピックアップ機構によって持ち上げられて収容部材に向けて移動させられ、収容部材に収容される。商品サンドウィッチは切断の際に位置もしくは姿勢にずれが生じていないので、商品サンドウィッチの収容部材に対する相対位置もしくは相対的な姿勢が所期通りとなり、高品質の包装を行うことができる。
また、方形の元サンドウィッチをその一つの角部が前方を向くようにいわゆる斜め置きして搬送する場合、その左右に位置する二つの他の角部がコーナ押え機構によって挟み付けられ、元サンドウィッチの前後左右の両方向での位置を決めることができる。
このような構成とすることにより、左右いずれか一方の第1把持部材における搬送方向での前方側の当て板と、左右いずれか他方の第2把持部材における搬送方向での後方側の当て板とが、商品サンドウィッチから離れる方向に退避する構成とすることができる。このような構成であれば、元サンドウィッチの切断の直後に、商品サンドウィッチをハンドリングするためのスペースを確保することが可能になり、装置もしくはラインの全体の構成をコンパクト化し、もしくは長さを短縮することができる。
そして、上記の退避した箇所から商品サンドウィッチに向けてトングを差し込むようにピックアップ機構を構成してあるので、前述したように、装置もしくはラインの全体の構成をコンパクト化し、もしくは長さを短縮することができ、併せて重複して実行できる動作が増えるので、高速化を図ることができる。
また、この発明では、直線状の切断刃が前記コンベヤによる搬送方向に沿うようにカッターを配置することができ、このような構成であれば、元サンドウィッチを搬送中に切断することが容易になる。また、元サンドウィッチの搬送速度とカッターの移動速度とに、万が一、差異が生じても、商品サンドウィッチの位置もしくは姿勢をずらす力が生じにくくなる。さらに、元サンドウィッチをいわゆる斜め置きして搬送するように構成した場合には、三角形状の商品サンドウィッチを作ることができる。
元サンドウィッチから商品サンドウィッチへの形態の変化を説明する模式図である。 この発明に係る装置の全体的な構成を示す鳥瞰図である。 切断コンベヤおよびコーナ押え機構を示す部分的な鳥瞰図である。 カッターを示す鳥瞰図である。 ピックアップ機構を構成するロボットを示す鳥瞰図である。
この発明に係る製造装置は、商品の元となる元サンドウィッチを切断して商品サンドウィッチを作り、その商品サンドウィッチを袋や容器などの収容部材に入れる工程を自動的に行う装置である。その元サンドウィッチは、方形の食パンで具を挟んだ一般的な形状のものであり、最も典型的な例は、同じ種類の具もしくは異なる種類の具を挟んだ二つのサンドウィッチを重ねたものが採用される。なお、三つ以上重ねてもよく、反対に異なる種類の具を、一枚の食パンを挟んで上下に配置し、これを二枚の食パンで挟んだ、二種類の具を備えた構成のものであってもよい。この発明では、これらの構成の元サンドウィッチを二つに切断して商品サンドウィッチとする。したがって、前述した二段重ねの元サンドウィッチの場合には、二段重ねの商品サンドウィッチ(合計四切れのサンドウィッチ)が二つ作られる。
この発明における商品サンドウィッチの形状は適宜であってよく、例えば正方形状の元サンドウィッチを対角線方向に沿って切断することにより三角形状の商品サンドウィッチとしてもよい。あるいは正方形状の元サンドウィッチを、その中央部で所定の一辺と平行に切断することにより長方形状の商品サンドウィッチとしてもよい。ここで、「三角形状」としているのは、切断線が対角線からずれた場合に得られる疑似三角形(角の数が五つの形状)を含むことを意味している。以下に説明する具体例は、三角形状の商品サンドウィッチを得る例である。
図1にこの発明におけるサンドウィッチの形状の変化を模式的に示してある。元サンドウィッチ1は、正方形もしくは長方形(すなわち方形)の二枚の食パン2の間に具3を挟んだサンドウィッチ4を二段重ねしたものであり、切断工程では所定の一つの角部1aを前方にしていわゆる斜め送りされる。その状態で、角部1aを通る対角線に沿って切断して二つの商品サンドウィッチ5が作られる。元サンドウィッチ1が二段重ねしたものであるから、合計四切れの三角形状のサンドウィッチが作られる。こうして得られる商品サンドウィッチ5における切断面6には、具の切断面が現れ、その切断面6は平坦で見栄えが良いから、その切断面6が陳列時に商品面として現れるように包装される。
図2にこの発明に係る装置の全体的な構成を示してある。図2に矢印で示す方向がサンドウィッチの送られる方向であり、上述したサンドウィッチ4をいわゆる平置きして搬送する搬入コンベヤ7が設けられている。この搬入コンベヤ7はベルトコンベヤであって、具3を挟んでいる下側の食パン2の表面をベルトに接触させた状態が平置き状態である。搬入コンベヤ7は、切断前の方形のサンドウィッチ4を複数(例えば二切れ)載せて搬送するように構成されている。
この搬入コンベヤ7の終端部近くに積み上げ機構8が設けられている。図2に示す例では、多関節型ロボットによって積み上げ機構8が構成されている。また、搬入コンベヤ7に載せられているサンドウィッチ4の向き(姿勢)を判別するカメラ9が搬入コンベヤ7の上方に配置されている。このカメラ9によって得られた画像を解析し、そのデータを上記の多関節ロボットのコントローラに伝送し、多関節ロボットがサンドウィッチ4の位置および姿勢に応じて動作するように構成されている。
積み上げ機構8は、複数(ここで説明している例では二切れ)のサンドウィッチ4を姿勢を揃えて積み上げて、前述した元サンドウィッチ1とするためのものであり、ロボットアームにすくい上げ機構10が取り付けられている。このすくい上げ機構10は、従来知られもしくは用いられている機構であってよく、搬入コンベヤ7上に平置きされているサンドウィッチ4の一つをすくい上げるように構成されている。そして、積み上げ機構8は、そのすくい上げたサンドウィッチ4を搬入コンベヤ7上の他のサンドウィッチ4の上に姿勢を揃えて載せ、こうして積み上げたサンドウィッチ4すなわち元サンドウィッチ1を搬入コンベヤ7上からすくい上げて次の切断工程11に送るように構成されている。上記のカメラ9によって得られた画像を解析した結果としての画像データに基づいて、多関節型ロボットが動作して上記のサンドウィッチ4のすくい上げや積み重ねを行うことにより、各サンドウィッチ4の姿勢もしくは向きが揃った元サンドウィッチ1が得られる。
搬入コンベヤ7に続けて切断コンベヤ12が配置されている。この切断コンベヤ12は、元サンドウィッチ1を更に前方に搬送し、その搬送過程で元サンドウィッチ1の切断を行うためのものである。切断コンベヤ12は搬入コンベヤ7と同様にベルトコンベヤによって構成されている。そのベルトは、その幅方向での中央部にスリットが入っているものが好ましい。後述するようにカッターによる損傷を避けるためである。上記の積み上げ機構8を構成している多関節型ロボットは、元サンドウィッチ1の一つの角部1aが前方を向き、かつその角部1aを通る対角線が搬送方向と平行になるように(より具体的には上記のスリットに一致するように)、元サンドウィッチ1を切断コンベヤ12に載せる。このような元サンドウィッチ1のハンドリングは、前記多関節型ロボットのティーチングを行うことにより可能である。
次に元サンドウィッチ1を切断する機構について説明する。図3は、元サンドウィッチ1を切断するに当たって、元サンドウィッチ1の位置および姿勢を規制するコーナ押え機構13を示している。コーナ押え機構13は、前述したように一つの角部1aを前方に向け、かつその角部1aを通る対角線を搬送方向と平行にして切断コンベヤ12に載せられている元サンドウィッチ1の他の二つの角部1b,1bのそれぞれを把持部材15,16で押さえるように構成されている。左右それぞれの把持部材15,16は、当該他の二つの角部1b,1bにおける二辺に添わされる当て板15A,15B,16A,16Bを備えている。これらの当て板15A,15B,16A,16Bは、前記角部1b,1bの角度に合わせて、開き角度が直角になるよう配置されて可動台17,18に載せられている。
一方の把持部材15における前記搬送方向での前方側に配置されている当て板15Aは、可動台17に対して鉛直方向を向く軸線を中心に回動できるように可動台17にピン止めされている。その当て板15Aを、前記開き角度が更に増大する方向、すなわち切断コンベヤ12上の元サンドウィッチ1から退避する方向に回転させるシリンダ19が可動台17に取り付けられている。これと同様に、他方の把持部材16における前記搬送方向での後方側に配置されている当て板16Bは、可動台18に対して鉛直方向を向く軸線を中心に回動できるように可動台18にピン止めされている。その当て板16Bを、前記開き角度が更に増大する方向、すなわち切断コンベヤ12上の元サンドウィッチ1から退避する方向に回転させるシリンダ21が可動台18に取り付けられている。
把持部材15,16を元サンドウィッチ1に対して接近させ、また離隔させ、さらに切断コンベヤ12と同速度で移動させ、かつ元位置に後退させるように構成されている。すなわち、可動台17,18は、切断コンベヤ12の走行方向に対して垂直方向に前後動する開閉シリンダ22,23に連結されている。各把持部材15,16は、切断コンベヤ12の幅方向での中心に対して左右対称の位置に配置され、かつ各シリンダ22,23のストローク量が等しく設定されているので、元サンドウィッチ1は各把持部材15,16によって切断コンベヤ12の幅方向での中心部に位置決めされる。また、各開閉シリンダ22,23は、切断コンベヤ12と同方向に動作する送りシリンダ24に連結されている。これらのシリンダ22,23,24は、図示しないコントローラからの指令信号に基づいて間欠的に動作するように構成されている。具体的には、切断コンベヤ12に載せられた元サンドウィッチ1に対して前記各把持部材15,16を接近させるように開閉シリンダ22,23が動作し、その後、元サンドウィッチ1を挟んでいる各把持部材15,16を切断コンベヤ12と同速度でその送り方向に移動させるように送りシリンダ24が動作し、元サンドウィッチ1を切断した後に前記一方の当て板15A,16Bを退避移動させるように前記シリンダ19,21が動作し、その後、開閉シリンダ22,23が把持部材15,16を切断コンベヤ12の側方に退避させるように動作し、次いで各把持部材15,16を元の位置に後退移動させるように送りシリンダ24が復帰動作する。なお、その復帰の過程で前記一方の当て板15A,16Bが元の位置にシリンダ19,21によって戻される。
切断コンベヤ12の幅方向での中央部でその上方にカッター25が配置されている。このカッター25は、前記把持部材22,23によって位置および姿勢が決められて切断コンベヤ12によって搬送されている元サンドウィッチ1を切断するためのものであって、図4に示すように、その切断刃(ブレード)26は、元サンドウィッチ1を前述した対角線に沿って直線状に切断するように平板状の1枚のブレードによって構成されている。また、図4に示す例では、ブレード26を超音波振動させる超音波カッターが採用されている。
ブレード26は、超音波振動させる機構を含めて昇降台27に取り付けられている。この昇降台27は上下方向に向けて配置された昇降シリンダ28におけるピストンなどの可動部に取り付けられ、昇降シリンダ28によって上下動するように構成されている。また、昇降シリンダ28は、切断コンベヤ12の上方に切断コンベヤ12の幅方向に向けて配置されたスライダー29に下向きに取り付けられている。このスライダー29の一方の端部は、切断コンベヤ12の走行方向と平行に配置されたリニアーガイド30に連結されている。また、他方の端部は切断コンベヤ12の走行方向と平行な方向に前後動作する前後動シリンダ31に連結されている。すなわち、スライダー29およびこれに取り付けられている昇降シリンダ28ならびにブレード26は、切断コンベヤ12の走行方向に前後動するように構成されている。また、ブレード26は切断コンベヤ12の走行方向に前後動シリンダ31によって前進動作させられている間に昇降シリンダ28によって下降動作させられて元サンドウィッチ1を切断するように構成されている。
カッター25による元サンドウィッチ1の切断が終了する位置もしくはその位置より幾分前方側に、元サンドウィッチ1を切断して得られた商品サンドウィッチ5を切断コンベヤ12上から持ち上げて、袋(図示せず)などの収容部材に詰め込むピックアップ機構32が設けられている。元サンドウィッチ1を上記のカッター25によって切断することにより二つ(二組)の商品サンドウィッチ5が得られるから、ピックアップ機構32は切断コンベヤ12の左右両側にそれぞれ配置されている。ピックアップ機構32は、商品サンドウィッチ5を上下方向に挟んで切断コンベヤ12から持ち上げ、収容部材に向けて搬送する過程で、商品サンドウィッチ5の向き(姿勢)を収容部材の開口形状に合うように変更し、その状態で商品サンドウィッチ5を収容部材に入り込ませるように構成されている。
このような機構は、リンクとシリンダとを組み合わせて構成することができ、また工業用ロボットによって構成することができる。図に示す例では、多関節型のロボットによってピックアップ機構32が構成されている。図5に示すように、切断コンベヤ12の左右のそれぞれに配置されたロボットのアーム部には、商品サンドウィッチ5を上下から挟み付けるトング33が取り付けられている。そのトング33は、商品サンドウィッチ5の上下の各面の全面で商品サンドウィッチ5を挟み付けるようにするために、先端側のエッジが商品サンドウィッチ5における前述した切断面6に可及的に一致するように斜めにカットされている。こうすることによりトング33が収容部材に不必要に干渉したり、あるいは反対に商品サンドウィッチ5の周辺部がトング33から突出して具3が漏れ出たり、収容部材に過剰に擦れたりすることを防止もしくは抑制することができる。
トング33は、ロータリーアクチュエータを介してアーム部に取り付けられており、挟み付けて切断コンベヤ12から持ち上げた商品サンドウィッチ5を回転させ、その向き(姿勢)を適宜に変更できるように構成されている。トング33を商品サンドウィッチ5に対して差し込む方向は、右側のロボットと左側のロボットとでは互いに反対になっている。すなわち、切断コンベヤ12の走行方向に対して右側に位置する把持部材15における前方側の当て板15Aが商品サンドウィッチ5から離れる方向に退避することができるので、切断コンベヤ12の走行方向に対して右側に位置するピックアップ機構32におけるトング33は、その当て板15Aが退避した後、その当て板15Aがあった位置から商品サンドウィッチ5に向けて差し込まれる。すなわち、商品サンドウィッチ5の斜め前方側からトング33が差し込まれる。これに対して切断コンベヤ12の走行方向に対して左側に位置する把持部材16における後方側の当て板16Bが商品サンドウィッチ5から離れる方向に退避することができるので、切断コンベヤ12の走行方向に対して左側に位置するピックアップ機構32におけるトング33は、その当て板16Bが退避した後、その当て板16Bがあった位置から商品サンドウィッチ5に向けて差し込まれる。すなわち、商品サンドウィッチ5の斜め後方側からトング33が差し込まれる。このようなトング33の差し込みは、把持部材15,16が元の位置に後退する前に実行されるから、商品サンドウィッチ5の掴み上げを把持部材15,16の後退移動を待つことなく開始することができ、時間的に重なる動作が多くなって高速化を図ることができる。
商品サンドウィッチ5を掴み上げた各トング33は、商品サンドウィッチ5の向き(姿勢)を変更するように旋回し、かつ収容部材に向けて移動する。そのようなトング33の旋回や移動の動作は、左右のピックアップ機構32では切断コンベヤ12の搬送方向で前後にずれた位置で行われる。すなわち、左右のピックアップ機構32で互いに接近していても、それぞれのトング33が干渉することを避けることができる。言い換えれば、スペースを有効に利用して装置全体としての構成をコンパクト化することができる。
上記のトング33による商品サンドウィッチ5の掴み上げや収容部材に対する搬送などの各種の動作は、ティーチングによってロボットに行わせることができる。また、カメラ34によって商品サンドウィッチ5や収容部材などの対象物を画像解析し、その結果に基づいてトング33の位置や向きを微調整することが可能であり、こうすることにより対象物の位置や向きのばらつきに対応して、商品サンドウィッチ5の掴み上げやその商品サンドウィッチ5の収容部材への詰め込みを正確に行うことができる。
上述したこの発明に係る製造装置では、方形の二切れのサンドウィッチ4が搬入コンベヤ7上に並べて置かれる(平置きされる)。そのサンドウィッチ4の向き(姿勢)は、カメラ9によって検出され、その画像データの解析結果に基づいて積み上げ機構8の多関節型ロボットが動作するので、搬入コンベヤ7上に平置きするサンドウィッチ4の向き(姿勢)はある程度自由である。カメラ9が搬入コンベヤ7によって搬送されているサンドウィッチ4を検出することにより積み上げ機構8が動作して、一方のサンドウィッチ4がすくい上げ機構10によってすくい上げられる。そのサンドウィッチ4は、搬入コンベヤ7上に平置きされている他方のサンドウィッチ4上に移動させられ、上下のサンドウィッチ4の向き(姿勢)が揃うようにすくい上げ機構10の向きが多関節型ロボットによって調整される。その後、すくい上げ機構10上のサンドウィッチ4に多関節型ロボットのアーム部に設けられている押え部材を載せてその自重でサンドウィッチ4を軽く押え、その状態ですくい上げ機構10が抜き取られる。その結果、上側のサンドウィッチ4が落下して下側のサンドウィッチ4の上に積み重ねられる。一旦引き抜かれたすくい上げ機構10は、積み重ねられているサンドウィッチ4すなわち元サンドウィッチ1の下側に差し込まれて元サンドウィッチ1を搬入コンベヤ7からすくい上げる。そして、その元サンドウィッチ1を切断コンベヤ12に載せ替える。その場合、元サンドウィッチ1は所定の一つの角部1aが切断コンベヤ12による搬送方向の前方を向き、かつその角部1aを通る対角線が切断コンベヤ12の中心線とほぼ一致するように切断コンベヤ12に載せられる。すなわち斜め置きされる。
前述した把持部材15,16の上方には元サンドウィッチ1を検出するセンサが配置されており、そのセンサが元サンドウィッチ1を検出することにより各把持部材15,16が元サンドウィッチ1に向けて前進させられる。各把持部材15,16の当て板15A,15B,16A,16Bが角部1b,1bの二辺に添うように接触することにより、元サンドウィッチ1が把持部材15,16により軽く把持され、その位置および向き(姿勢)が決められる。各把持部材15,16は、送りシリンダ24によって切断コンベヤ12と等速度で移動させられるので、把持部材15,16によって挟み付けられている元サンドウィッチ1は切断コンベヤ12に載ったまま移動する。
一方、把持部材15,16が元サンドウィッチ1を挟み付けるとほぼ同時にカッター25が動作を開始し、そのブレード26が元サンドウィッチ1に向けて下降する。また、ブレード26は、前後動シリンダ31によって元サンドウィッチ1と同速度で移動させられる。したがって、ブレード26は元サンドウィッチ1に対して相対的に前後動せずに、元サンドウィッチ1を厚さ方向に切断する。ブレード26の刃先は切断コンベヤ12の表面にまで達するが、切断コンベヤ12には前述したスリットが予め形成されているから、切断コンベヤ12がブレード26によって損傷を受けることが回避もしくは抑制される。
元サンドウィッチ1の切断が終了した時点で、各把持部材15,16における前述した一方の当て板15A,16Bが商品サンドウィッチ4から離れる方向に退避する。その直後にトング33が商品サンドウィッチ4に向けて差し込まれ、左右の各商品サンドウィッチ4が左右のピックアップ機構32におけるトング33によって掴み上げられる。これと相前後してカッター25が元の位置に復帰移動させられ、また把持部材15,16は切断コンベヤ12の側方に後退した後、元の位置に戻される。
一方、トング33によって掴み上げられた商品サンドウィッチ4は、図示しない収容部材の開口状態に適した向きに姿勢を変えられてその収容部材に詰め込まれる。なお、ここで説明している具体例では、商品サンドウィッチ4が三角形状をなしているので、その切断面6である斜辺部分が斜め上向きでかつ前方を向いた状態で収容部材である包装袋に入れられる。その包装袋は、切断コンベヤ12の前方に開口した状態で配置されている。包装袋をこのような状態に用意する作業は適宜の自動機によって行うことが好ましい。また、必要に応じて手作業で行ってもよい。
この発明に係る製造装置によれば、上述したように、商品とされる所定形状への切断および切断して得られた商品サンドウィッチ5の収容部材に対する詰め込みを、高速かつ安定して行うことができ、その結果、サンドウィッチの生産効率を向上させることができる。
1…元サンドウィッチ、 1a,1b…角部、 2…食パン、 3…具、 4…サンドウィッチ、 5…商品サンドウィッチ、 6…切断面、 7…搬入コンベヤ、 8…積み上げ機構、 10…すくい上げ機構、 11…切断工程、 12…切断コンベヤ、 13…コーナ押え機構、 15…把持部材、 15A,15B,16A,16B…当て板、 16…把持部材、 25…カッター、 26…ブレード、 27…昇降台、 28…昇降シリンダ、 32…ピックアップ機構、 33…トング。

Claims (3)

  1. 二枚の食パンで具を挟んだ方形の元サンドウィッチを二つに切断し、得られた二つの各商品サンドウィッチを収容部材に詰めるサンドウィッチの製造装置であって、
    前記具を挟んでいる前記食パンが上下に重なる状態に前記元サンドウィッチを平置きしかつ前記元サンドウィッチをその一つの角部を前方にして搬送するコンベヤと、
    前記元サンドウィッチの搬送方向に対して左右に位置する二つの角部のそれぞれに対応して設けられ、該各角部における二辺のそれぞれに添わされて前記元サンドウィッチを前記左右方向から挟み付けるとともに前記搬送方向に前記コンベヤと等速度で移動するコーナ押え機構と、
    前記コーナ押え機構によって挟み付けられている前記元サンドウィッチと同速度で前記搬送方向に移動しつつ前記元サンドウィッチに向けて下降することにより前記元サンドウィッチをその厚さ方向に切断するカッターと、
    前記元サンドウィッチを切断して得られた二つの前記商品サンドウィッチのそれぞれを上下から掴んで持ち上げて前記収容部材に向け移動させて収容させるピックアップ機構と
    を備え、
    前記コーナ押え機構は、前記搬送方向での左右両側に配置され、前記一つの角部に隣接しかつ前記元サンドウィッチの搬送方向に対して左右に位置する二つの他の角部に押し当てられる第1把持部材と第2把持部材とを有し、
    前記第1把持部材と前記第2把持部材とのそれぞれは、前記他の角部の角度に対応する開き角度に設定されて前記二辺のそれぞれに添わされる一対の当て板を有し、
    前記第1把持部材における前記搬送方向での前方側の当て板と、前記第2把持部材における前記搬送方向での後方側の当て板とは、前記元サンドウィッチが切断された後に前記商品サンドウィッチから離隔する方向に後退するように構成され、
    前記ピックアップ機構は、前記商品サンドウィッチを上下から挟んで持ち上げる一対のトングを有し、前記商品サンドウィッチから離隔する方向に前記当て板が後退した後にその後退した当て板があった箇所から前記トングを前記商品サンドウィッチに向けて差し込むように構成されている
    ことを特徴とするサンドウィッチの製造装置。
  2. 前記カッターは、直線状の切断刃を有するとともに、該切断刃が下向きでかつ前記搬送方向に沿うように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のサンドウィッチの製造装置。
  3. 前記カッターは、直線状の切断刃を有するとともに、該切断刃が下向きでかつ前記搬送方向に沿うように配置され、
    前記ピックアップ機構は、前記元サンドウィッチを切断することにより前記商品サンドウィッチに生じた斜辺部分が前記搬送方向で前方でかつ斜め上向きになるように前記商品サンドウィッチの姿勢を変えて前記収容部材に向けて移動させて収容させるように構成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載のサンドウィッチの製造装置。
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