JP5829190B2 - シート状部材の供給方法および供給装置 - Google Patents
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一方、成形シートは、その生産設備から多数を複数列に積層された一塊の積層体として搬出し、その積層体の状態でパレットに載置されて、輸送、保管等が行われるのが通常である。
積層体から所定枚数ずつの成形シートを切り分けるために、積層体の成形シートの側方から先端の細い針等を挿入して所定枚数のシート束を切り出すことが考えられる。
しかしながら、積層された成形シート同士の間には空間が殆ど存在せず、針等の挿入時に成形シート自体に突き刺さり成形シートに損傷を与えることから、自動化が困難であり、所定枚数の成形シートを人手で順次に取り上げて供給する必要があった。
しかしながら、生産設備等で成形シートを積層する際に、所定枚数の成形シート毎に間紙を介在させる工程が追加され、その設備が必要となるとともに、積層体からの所定枚数の成形シートの供給時にそのつど間紙を除去し、また除去した間紙を廃棄する工程が追加され、そのための設備が必要となるため、成形シートを低コストで供給することが困難であった。
このように積層体を形成することにより、取り上げるシート束の第2の端縁部の下方に、下段のシート束の第1の端縁部の切り込み部による空間が形成される。
このことで、該空間に爪等を挿入することによって成形シートに損傷を与えることなく、容易に上方のシート束を切り分けることが可能となり、成形シートを低コストで自動的に供給することが容易となる。
この時、最上段のシート束の第2の端縁部の下面には下段のシート束の切れ込み部が空間を形成しているので、挟持体が成形シートに損傷を与えることはない。
このようにして、最上段のシート束は両端縁部を把持機構により把持されて、多間接マニプレータ機構によってマルチパック装置のホッパやバケットコンベア等に供給される。
このため、シート束の不揃いや成形シートの落下を監視する必要があるとともに、シート束を整列状態に揃えるための工程や設備が必要となるという問題があった。
本請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載のシート状部材の供給方法の構成に加えて、前記シート状部材の切込部が、V字状あるいはU字状であることにより、前記課題を解決するものである。
本請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のシート状部材の供給方法の構成に加えて、前記シート状部材の切込部が、シート状部材の縁部に1箇所のみ設けられていることにより、前記課題を解決するものである。
本請求項7に係る発明は、請求項5又は請求項6に記載のシート状部材の供給装置の構成に加えて、前記積層体の上部に位置するシート束の突出した端縁部を把持する端縁部把持手段を有し、該端縁部把持手段が、前記シート束の端縁部に接触している押込部材と接触しないように、回避凹部を有していることにより、前記課題を解決するものである。
本請求項10に係る発明は、請求項9に記載のシート状部材の供給装置の構成に加えて、前記中間挿入爪が、前記シート束の側方から水平方向に旋回することで中間部の下方に挿入されるよう構成されていることにより、前記課題を解決するものである。
本請求項11に係る発明は、請求項8乃至請求項10のいずれかに記載のシート状部材の供給装置の構成に加えて、前記シート束把持機構が、多間接マニプレータ機構の先端に設けられていることにより、前記課題を解決するものである。
このため、容易に上方のシート束を切り分けることが可能となるとともに、より低コストでシート状部材を自動的に供給することが可能となる。
さらに、押込部材を切込部に対応する位置で積層体に対して挟む方向に移動させることで、押込部材によって押し込まれた上下のシート束の端縁部が切込部の深さ分だけ逆方向に交互に突出した状態となるため、上方のシート束の端縁部を広い幅で把持することが可能となり、確実に把持して持ち上げることが可能となる。
本請求項2に記載の構成によれば、把持したシート束を摺動させることがないため、シート状部材を水平方向に複数列に亘って積層しても、下段のシート束とともに側方のシート束も不揃いとなったりシート状部材が落下したりするトラブルが発生しないため、多数のシート状部材を1つの積層体に積層することができ、供給時の処理効率がさらに向上する。
本請求項3に記載の構成によれば、押込部材を積層体に対して両側から挟むように移動させた際にV字状あるいはU字状の切込部に嵌合することで、シート束の端縁部を交互に突出させると同時にシート束を整列させることができるため、より確実にシート束を把持することが可能となる。
本請求項4に記載の構成によれば、切込部をシート状部材の縁部に1箇所のみ設けることで、把持されるシート束の端縁部の把持される部分が広くなるため、さらに確実にシート束を把持することが可能となる。
本請求項7に記載の構成によれば、押込部材を退避させることなく、把持されるシート束の端縁部の広い領域を把持することができ、処理効率がさらに向上するとともに、確実にシート束を把持することが可能となる。
このため、容易に上方のシート束を切り分けることが可能となるとともに、より低コストでシート状部材を自動的に供給することが可能となる。
本請求項10に記載の構成によれば、中間挿入爪が旋回のみでシート束の中間部の下方に挿入されることで、中間把持手段の作動空間を小さくでき、高速に動作可能で、装置の小型化も可能となり、処理効率がさらに向上する。
本請求項11に記載の構成によれば、シート束把持機構の動作位置や姿勢の自由度を大きくできるため、積層体の高さや列数を大きくしても確実にシート束を把持することが可能となり、全体の処理効率がさらに向上する。
まず、本発明の1実施形態であるシート状部材の供給方法および供給装置により供給されるシート状部材101は、飲料缶のマルチパック用の紙器等に組み立てられる成形シートであり、図1に示すように略長方形に形成され、その2つの短辺104、105の一方の短辺104には、中央にV字状の切込部102が形成され、組み立てられる際の折り線103が短辺104、105と平行に設けられている。
また、切込部102は一方の短辺に2つ以上設けられてもよく、後述する押込部材121が進入可能であればU字状等の他の形状であってもよい。
該積層体110は、シート状部材101が上下方向に所定枚数毎に交互に切込部102を有する短辺の位置を逆にして積層されることで、所定枚数毎のシート束111が積み上げられた形態に形成される。
なお、積層体110に積層されるシート状部材101の枚数、列数、あるいは、シート束111を形成するシート状部材101の枚数は、適宜設定することが可能である。
積層体110の対向する両側面には、押込部材121と、該押込部材121を積層体110に対して挟む方向に接近させる押込手段122とを備えた突出機構120が設けられている。
本実施例では、積層体110は、上下に4段のシート束111を形成し4列に積層されて載置テーブル170の中央にパレット171を介して載置され、押込部材121は、上下方向にシート束111の約1.5倍の長さを有するとともに、4列のシート束111の切込部102に対応した位置に設けられ、下端部に設けられたスライダー125が突出機構120のスライドレール124上を摺動することで、最上段のシート束111とその直下のシート束111の少なくとも上部を挟む方向に接近させる押込手段122を形成している。
また、それぞれの側方の4つの押込部材121は、横連結部材123に固定されて4つの押込部材121が一体になって同時にシート束111方向に移動可能に構成されている。
まず、図5、図6に示すように、それぞれの押込部材121が積層体110の幅よりも広い間隔に退避した状態で、積層体110が搬入されてパレット171の上に載置される。
この時、リフター172は、最上段のシート束111の全体とその下段のシート束の少なくとも上部に押込部材121が当接可能な高さに設定されている。
次に、両側の押込部材121がシート束111の両側から接近し、図7,図8に示すように、それぞれの押込部材121の先端がシート束111の端縁に当接する。
この時、その下段のシート束111bの上部では、図面左の押込部材121が左端面の切込部102に進入するとともに、図面右の押込部材121が右端面に接したまま停止していることにより、下段のシート束111bが積層体110に対して移動することはない。
また、切込部102と押込部材121が断面V字状に形成されているため、切込部102の最深部まで押込部材121の先端が進入することで、シート束111aの各シート状部材の幅方向(図9の表裏方向、図10の上下方向)の整列が同時に行われる。
なお、左右の押込部材121の図11に示す位置への移動は、後述する端縁部把持工程、端縁部持上工程、中間把持工程および搬送工程の前に行われてもよい。
そして、図12に示すように、リフター172によってシート束111の厚さ分、載置テーブル170を上昇させることで、次の段のシート束111に対しても同様の突出工程が行われる。
そして、最上段となったシート束111bの切込部102の位置が、搬出されたシート束111aとは左右逆となるため、図面左の押込部材121を停止させ、図面右の押込部材121をさらに押し込むことで、図14に示すように、図面右の押込部材121によって最上段となったシート束111bの右端面が左方向に押されるとともに、図面左の押込部材121が最上段となったシート束111bの左端面の切込部102に進入して、積層体110に対して左方向に突出する。
この時、その下段のシート束111cの上部では、図面右の押込部材121が右端面の切込部102に進入するとともに、図面左の押込部材121が左端面に接したまま停止していることにより、下段のシート束111cが積層体110に対して移動することはない。
なお、本実施例ではパレット171が積層体110より左右寸法を小さいものとしているため、最下段のシート束111に対する上記突出工程は省略することが可能である。
また、本実施例では、押込部材121の上下寸法をシート束111の約1.5倍としたが、スライダー125をさらに下方に設け、押込部材121の寸法をシート束111の上下寸法の2倍以上に設定することで、1回の押し込み動作で積層体110の複数段のシート束111を交互に突出させ、押し込み動作を各段ごとではなく、複数段毎に行うようにしてもよい。その場合、後述するシート束把持機構130を異なる高さで動作可能に構成することにより、リフター172の動作回数を減らしてもよく、リフター172を省略してもよい。
押込手段122は図示しない駆動装置によって駆動されてもよく、作業者の手によって押し込んでもよい。
シート束把持機構130は、図15乃至図18に示すように、多間接マニプレータ機構160の先端に取り付けられ、一方の短辺の上方に立設部133、一方の長辺の下方に垂下部132を有する略長方形の把持機構機体131と、該把持機構機体131の立設部133の外側に設けられた端縁部把持手段140と、該把持機構機体131の垂下部132近傍に設けられた中間把持手段150から構成される。
端縁部把持手段140は、立設部133に対して上下動可能な端縁部受け爪141および端縁部抑え爪142とを有し、端縁部受け爪141は立設部133に設けられた端縁部受け爪駆動機構143により、端縁部抑え爪142は立設部133に設けられた端縁部抑え爪駆動機構144により、それぞれ独立して駆動可能に構成されている。
なお、本実施例では、中間挿入爪旋回機構153の駆動源は、図18に示すように、中間挿入爪旋回用シリンダ155を採用しているが、いかなる動力源、機構を採用してもよく、端縁部受け爪駆動機構143、端縁部抑え爪駆動機構144、中間抑え爪駆動機構154についても、具体的な動力源、機構はいかなるものであってもよい。
また、本実施例では、中間挿入爪旋回機構153が設けられた垂下部132を把持機構機体131の長辺に沿った幅広のものとすることで、シート束111の長辺を整列させる整列板を兼ねている。
まず、図19に示す状態から、シート束把持機構130が多間接マニプレータ機構160の動作によって、図示しない押込部材121を避けて上段のシート束111aに接近し、図20および参考写真である図21に示す端縁部把持工程のアプローチ前の状態となる。
なお、積層体110を載置する載置テーブル170を上下動可能とし、多間接マニプレータ機構160の動作と同期するようにしてもよい。
このアプローチ前の状態では、端縁部受け爪141および端縁部抑え爪142はシート束111aの突出した端縁部より外側に位置し、端縁部受け爪141はシート束111aのわずかに下方、端縁部抑え爪142はシート束111aのわずかに上方に位置し、かつ、中間挿入爪151の下面は下段のシート束111bの上面よりわずかに上方に位置する。
また、中間挿入爪151は旋回前の状態で、シート束111aの側方に待機している。
この状態で、端縁部受け爪141および端縁部抑え爪142が駆動され、図24に示すようにシート束111aの突出した端縁部が把持される(端縁部把持工程)。
この上方への持ち上げは、シート束把持機構130自体は静止(すなわち、中間挿入爪151および中間抑え爪152は静止)したまま端縁部受け爪141および端縁部抑え爪142のみの駆動で行われる。
さらに、図26および参考写真である図27に示す、中間挿入爪151が旋回してシート束111aの下方に挿入可能な状態となるまで、シート束111aの突出した端縁部が持ち上げられる(端縁部持上工程)。
そして、図31および参考写真である図32に示すように、中間抑え爪152が下降して、シート束111aの下面に挿入された中間挿入爪151と中間抑え爪152とで、シート束111aの中間部が所定の把持力で把持される(中間把持工程)。
なお、シート束111aの突出した端縁部の下降は中間抑え爪152の下降と同時に行われてもよく、中間抑え爪152の下降の後に行われてもよく、また、行われなくてもよい。
このようにして、端縁部把持工程、端縁部持上工程、中間把持工程および搬送工程において、シート束把持機構130によって最上段のシート束111aを把持して持ち上げる際に、端縁部が持ち上げられたシート束111aの中間部の下方に中間挿入爪151を挿入してシート束111aの中間部を把持することで、最上段のシート束111aをその下段のシート束111b上で摺動させることがない。
したがって、下段のシート束111bが不揃いとなったりシート状部材が落下したりするトラブルは発生せず、これらを監視する必要もなくシート束111を整列状態に揃えるための工程や設備も必要がない。
この棒状部材はシート束111の突出時に端縁部に当接することでシート束111の把持される端縁部をある程度整列させ、V字状の切込部102の形状精度や、押込部材121の移動時の揺れ等に起因する不整列を修正するものであるが、本発明において必須のものではない。
この時、一段毎にシート束111の突出した端縁部が逆となるので、シート束把持機構130は水平に180°回転した状態で上記動作が行われる。
また、積層体110の最下段のシート束111は、パレット171を積層体110より小さなサイズとすることで、端縁部受け爪141を挿入可能なスペースが確保できる。
さらに、これらの動作は、公知のプログラム制御装置やシーケンサー等を用いて連続的に行うことが可能であり、正確な位置決めは、公知の光学センサや近接センサ等を用いることで自動的に行うことが可能である。
また、上記突出工程および突出機構120のみを、特許文献1等で公知の把持機構に用いることによって、端部をより広い幅で把持することが可能となり、より確実にシート束を把持することが可能となる。
さらに、本発明のシート束把持機構130の端縁部受け爪141を、特許文献1等で公知のものと同様に構成することで、特許文献1等で公知の積層体に対し、上記突出工程および突出機構120を用いることなく、確実にシート束を把持することも可能である。
101 ・・・シート状部材
102 ・・・切込部
103 ・・・折り線
104 ・・・短辺(切込部側)
105 ・・・短辺
106 ・・・長辺
110 ・・・積層体
111 ・・・シート束
112 ・・・端縁部
113 ・・・中間部
120 ・・・突出機構
121 ・・・押込部材
122 ・・・押込手段
123 ・・・横連結部材
124 ・・・スライドレール
125 ・・・スライダー
130 ・・・シート束把持機構
131 ・・・把持機構機体
132 ・・・垂下部
133 ・・・立設部
140 ・・・端縁部把持手段
141 ・・・端縁部受け爪
142 ・・・端縁部抑え爪
143 ・・・端縁部受け爪駆動機構
144 ・・・端縁部抑え爪駆動機構
150 ・・・中間把持手段
151 ・・・中間挿入爪
152 ・・・中間抑え爪
153 ・・・中間挿入爪旋回機構
154 ・・・中間抑え爪駆動機構
155 ・・・中間挿入爪旋回用シリンダ
160 ・・・多間接マニプレータ機構
170 ・・・載置テーブル
171 ・・・パレット
172 ・・・リフター
Claims (11)
- 複数のシート状部材を積層した積層体から、所定枚数ずつのシート状部材をシート束として取り出して搬送するシート状部材の供給方法であって、
前記積層体を前記シート束の端縁部が交互に逆方向に突出した状態とする突出工程と、
前記積層体の上部に位置するシート束の突出した端縁部を把持する端縁部把持工程と、
該把持したシート束の端縁部を持ち上げる端縁部持上工程と、
該端縁部が持ち上げられたシート束の中間部の下方に中間挿入爪を挿入してシート束の中間部を把持する中間把持工程と、
前記積層体の上部に位置するシート束を、端縁部と中間部を把持した状態で取り出して搬送する搬送工程とを有し、
前記シート状部材が、対向する縁部の一方に切込部を有し、
前記積層体が、前記所定枚数ずつのシート状部材毎に前記切込部が交互に逆の位置にとなるように積層され、
前記突出工程が、前記積層体の対向する両側面側に設けられた前記切込部に嵌合する形状の押込部材を、前記切込部に対応する位置で前記積層体に対して挟む方向に移動させるものであることを特徴とするシート状部材の供給方法。 - 前記積層体が、前記シート状部材を水平方向に複数列に亘って積層したものであることを特徴とする請求項1に記載のシート状部材の供給方法。
- 前記シート状部材の切込部が、V字状あるいはU字状であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート状部材の供給方法。
- 前記シート状部材の切込部が、シート状部材の縁部に1箇所のみ設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のシート状部材の供給方法。
- 複数のシート状部材を積層した積層体から、所定枚数ずつのシート状部材をシート束として取り出して搬送するシート状部材の供給装置であって、
前記シート状部材が、対向する縁部の一方に切込部を有するとともに、前記積層体が、前記所定枚数ずつのシート状部材毎に前記切込部が交互に逆の位置にとなるように積層されており、
前記積層体を、前記シート束の端縁部が交互に逆方向に突出した状態とする突出機構を備え、
該突出機構が、垂直方向に延び前記切込部に嵌合する形状で前記積層体の対向する両側面側に設けられた押込部材と、該両側面側の押込部材の一方あるいは両方を、前記積層体を挟む方向に接近させる押込手段とを有することを特徴とするシート状部材の供給装置。 - 前記積層体が、前記シート状部材を水平方向に複数列に亘って積層したものであり、
前記押込部材が、複数列のシート状部材の切込部に対応して複数列に設けられ、前記押込手段によって一体的に同時に駆動されることを特徴とする請求項5に記載のシート状部材の供給装置。 - 前記積層体の上部に位置するシート束の突出した端縁部を把持する端縁部把持手段を有し、
該端縁部把持手段が、前記シート束の端縁部に接触している押込部材と接触しないように、回避凹部を有していることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のシート状部材の供給装置。 - 前記積層体の上部に位置するシート束を把持するシート束把持機構を備え、
該シート束把持機構が、前記シート束の一方の端縁部を把持する端縁部把持手段と、前記シート束の中間部を把持する中間把持手段とを有することを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれかに記載のシート状部材の供給装置。 - 前記中間把持手段が、端縁部が持ち上げられた前記シート束の中間部の下方に挿入される中間挿入爪と、前記シート束の中間部の上方を押さえる中間抑え爪とを有することを特徴とする請求項8に記載のシート状部材の供給装置。
- 前記中間挿入爪が、前記シート束の側方から水平方向に旋回することで中間部の下方に挿入されるよう構成されていることを特徴とする請求項9に記載のシート状部材の供給装置。
- 前記シート束把持機構が、多間接マニプレータ機構の先端に設けられていることを特徴とする請求項8乃至請求項10のいずれかに記載のシート状部材の供給装置。
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