JP7111401B1 - 収納の構造 - Google Patents
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Abstract
Description
[実施形態1]
初めに図1~図8を参照して実施形態1に係る収納の内装について説明する。
実施形態1に係る収納の構造は、住宅内に設けられる収納の構造である。収納の構造は、少なくとも側周囲三方(実施形態1では四方)を壁(正面壁W1(耐力壁であり重量物であるテレビ(TV)などを支持することができることが好ましい),側面壁W2,側面壁W3,背面壁W4)によって区画される所定の領域からなる第1の収納区画11と、第1の収納区画11の上側に連なって配される第2の収納区画12と、第1の収納区画11に設けられた第1の収納用部材であるハンガーパイプ21(第1のハンガー吊支用部材)と、第2の収納区画12に設けられた第2の収納用部材であるハンガーフック22(第2のハンガー吊支用部材)とを備えている。ここで、ハンガーパイプ21の長手方向と、ハンガーフック22の長手方向とは、互いに直交又は略直交する位置関係となるように配置される。
また、「略箱型」とは、直方体の構成辺、或いは、台形又は平行四辺形の構成辺を有した変形直方体の構造格を有する形状のことを言う。なお、一部の面板が塞がれていない場合でも、構造格が直方体又は変形直方体の構成辺に配置されていれば略箱型というものとする(一部の面板が塞がれていない場合を排除するものではない)。
なお、「第2の収納区画12内の作業空間」の前後幅(奥行き方向の長さ、すなわち上部収納庫31の背部側の仕切り壁と開放端の間の水平距離)は10cm以上確保されることが望ましい。
次に、図9~図15を参照して実施形態2に係る収納の内装について説明する。なお、図1~図8を参照して説明した実施形態1に係る収納の内装と同じ構成には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
そして、正面壁W1、背面壁W4、及び左右の側面壁W2,W3のうち1つ以上の壁内面と、上部収納庫31の区画壁の壁外面とによって第2の収納区画12が区画形成され、第1の収納区画11と第2の収納区画12が上下に連なって、収納の構造内に一体的な収納空間を形成し、正面壁W1、背面壁W4、及び左右の側面壁W2,W3のいずれか1つ以上の壁に、収納空間へ出入りするための部分開口が設けられる構成となっている。
次に、図16~図18を参照して実施形態2,3の変形例(以下、単に変形例という)に係る収納の内装について説明する。なお、図1~図15を参照して説明した実施形態1,実施形態2に係る収納の内装と同じ構成には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
このため、洗面脱衣所R1から収納の構造内にアクセスして第1の収納区画11のハンガーパイプ21及び第2の収納区画12のハンガーフック22にかけられた衣類を収納したり、収納された衣類を取り出したりすることができ利便性が向上する。
また、実施形態1に係る収納の構造を洗面脱衣所R1に隣接して配置し、実施形態1に係る収納の構造の背面壁W4に開口W4A(背面壁開口)及び扉W4Bを設け、この開口W4Aを介して洗面脱衣所R1から収納の構造内にアクセスできるようにしてもよい。
図19に、実施形態1,2に係る収納の構造の延在支持部41Mの配置のバリエーションを示す。図19(a)に示すように、2本の延在支持部41Mを平面視にて交差(クロス)するように配置してもよいし、図19(c)に示すように、2本の延在支持部41Mが互いに平行となるように配置してもよいし、図19(b)又は図19(d)に示すように、2本の延在支持部41Mが互いに平行、かつ正面壁W1及び背面壁W4に対して垂直又は平行となるように配置してもよい。
また、上記実施形態1~実施形態3及び変形例では、第1の収納区画11に設けられた第1の収納用部材の実施例としてハンガーパイプ21(第1のハンガー吊支用部材)、第2の収納区画12に設けられた第2の収納用部材の実施例としてハンガーフック22(第2のハンガー吊支用部材)を例に説明したが、第1の収納区画11に設けられた第1の収納用部材及び第2の収納区画12に設けられた第2の収納用部材は、収納として機能すればよく、ハンガーパイプ21やハンガーパイプなどのハンガー吊支用部材以外にも、例えば、第1の収納区画11及び第2の収納区画12に設けられた収納用の棚や容器(例えば、かごなど)のほか、正面壁W1、左右の側面壁W2,W3及び背面壁W4の少なくとも1以上に係止又は当接固定された容器などであってもよい。
11E 開口
12 第2の区画収納
21 ハンガーパイプ(第1の収納用部材)
21E 端部
22 ハンガーフック(第2の収納用部材)
22M 第2の補強材
31 上部収納庫
31D 開閉扉
31F 底板
31W 区隔壁
41 補強部
41M 延在支持部
51 AVラック
52 下部収納
61,62 収納棚
W4A 背面壁開口
W4B 背面壁開口の扉
W1 正面壁
W2 側面壁
W3 側面壁
W4 背面壁
Claims (7)
- 住宅内に設けられる収納の構造であって、
前記収納の構造は、
それぞれ床面から天井面まで連なる正面壁、背面壁、及び左右の側面壁によって周囲四方を区画され、
前記正面壁の壁内面に接して配置される上部収納庫と、
前記正面壁、前記背面壁、及び前記左右の側面壁によって周囲四方を区画される所定の領域からなる第1の収納区画と、
前記第1の収納区画の上側に連なって配される第2の収納区画と、
前記第1の収納区画に設けられた第1の収納用部材と、
前記第2の収納区画に設けられた第2の収納用部材と、を備え、
前記第2の収納区画は、
前記上部収納庫の背部側に隣接して設けられ、
前記上部収納庫は、
箱型又は略箱型であり、前記背面壁及び前記左右の側面壁の少なくとも1以上の壁内面から棒状又は板状に延在する延在支持部によって支持され、
前記延在支持部は、
前記第2の収納区画内に配設される、
ことを特徴とする収納の構造。 - 前記第1の収納用部材は、第1のハンガー吊支用部材であり、
前記第2の収納用部材は、第2のハンガー吊支用部材であり、
前記第1のハンガー吊支用部材の長手方向と、前記第2のハンガー吊支用部材の長手方向は、互いに直交又は略直交する位置関係にある、
ことを特徴とする請求項1に記載の収納の構造。 - 前記収納の構造は、
前記天井面から延在し、前記上部収納庫の背部側と前記第2の収納区画とを仕切る部分壁を有する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の収納の構造。 - 前記第1のハンガー吊支用部材は、
両側の端部が、前記左右の側面壁に係止又は当接固定されている、
ことを特徴とする請求項2に記載の収納の構造。 - 前記収納の構造は、
前記第2のハンガー吊支用部材は、一端が前記背面壁、及び前記左右の側面壁のいずれかに係止又は当接固定された固定端であると共に、他端が係止又は当接されない開放端であり、
前記第2のハンガー吊支用部材の前記開放端よりも先側に、前記第2の収納区画内の作業空間が確保される、
ことを特徴とする請求項2又は請求項4に記載の収納の構造。 - 前記収納の構造は、
前記第2のハンガー吊支用部材の固定端が係止又は当接される前記背面壁、及び前記左右の側面壁のいずれかの壁内面には、
前記第2のハンガー吊支用部材の固定端を係止又は当接させるための2以上の係止部又は2以上の当接部が所定のパターンで配設され、
前記配設された2以上の係止部又は2以上の当接部のそれぞれに、前記第2のハンガー吊支用部材が係止又は当接固定される、
ことを特徴とする請求項5に記載の収納の構造。 - 前記収納の構造は、
前記正面壁、前記背面壁、及び前記左右の側面壁の4つの壁内面によって前記第1の収納区画が区画形成され、
前記背面壁の壁面内、又は前記背面壁及び前記左右の側面壁の壁内面と、前記上部収納庫の部分壁の壁外面とによって前記第2の収納区画が区画形成され、
前記第1の収納区画と第2の収納区画が上下に連なって、収納の構造内に一体的な収納空間を形成し、
前記正面壁、前記背面壁、及び前記左右の側面壁のいずれか1つ以上の壁に、前記収納空間へ出入りするための部分開口が設けられる、
ことを特徴とする請求項3に記載の収納の構造。
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