JPS6124104Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は各種スポーツ、レジヤーごとに収納で
きる専用の収納ロツカーに関するものである。

従来より収納ロツカーは存在しているが、各種
のスポーツ、レジヤーに関し、各種スポーツ、あ
るいはレジヤーごとの専用の収納ロツカーという
ものがなく、一般に家庭での収納形態は、ウエア
ー関係はタンスに、シユーズ関係は、下駄箱、用
具関係は道具箱あるいは倉庫、というように別々
の場所に収納されていることが多く、何かスポー
ツ、あるいはレジヤーを楽しもうと思えば、用
具、ウエアー、シユーズ等が別々に収納されてい
るため、前日から準備におわれたり、何か必要な
ものを忘れてしまつたりする不便さがあつた。

本考案は上記のような点に鑑み、各種スポー
ツ、レジヤーの一種目について、必要なもの全て
を一括して収納しえるロツカーを提供するために
考案したものである。

即ち本考案の構成は、収納部１の内壁２，２′
…の全体および扉３の接触する木口面４，４′…
に布地５を貼付るとともに、扉３の任意の部分に
該扉３の表面積の少なくとも1/4以上の面積を有
する空気の通気用窓６を有してなるスポーツ、ま
たはレジヤー用具の収納ロツカーである。

次に本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
ると第１図に示すように、扉３の通気用窓６に
は、金属製、あるいは、樹脂製の格子７を嵌着固
定したものであり、空気の流通が十分に行なえる
ものであるとともに、内部の収納物を通気用窓６
を通して見ることのできるものである。

次に第２図および第３図に示すように収納部１
は、左右の側板８，８′、天板９、後板１０、底
板１１、および扉３により囲まれて形成されるも
ので、扉３は蝶板１２，１２′…により開閉自在
に固定されており、側板８，８′、天板９、後板
１０の内壁は布地５が貼付けられ、該布地５が、
扉３と接触する、側の木口面４，４′…まで回じ
込んでいるため、扉３を閉る際、扉３と木口面
４，４′…は布地５を介して接触するものであ
り、昔の発生とか、ガタ付くことがなく、しつく
りと閉まる。

第３図に示すように、左右の側板８，８′の下
方の任意の箇所に受桟１３，１３′を設け、該受
桟１３，１３の上に仕切を兼ねた、蓋用板１４を
設置し、別の収納部１５を形成してあり、該収納
部１５にはシユーズあるいは用具の手入れ用具と
か、汚れものを収容するためのものである。

扉３の通気用窓５への格子７の固定について
は、第４図に示すように、固定用枠１６により固
定してある。

第２図、および第３図に示すごとく、収納する
スポーツ、またはレジヤー用具に合せて、収納部
１内には、ハンガー棒１７、スラツクスハンガー
１８、吊り棚１９，１９′…を、扉３の内側面に
小物箱２０，２０′等を固定してやれば良い。

本考案のものでは、収納部１の内壁２，２′…
に布地を貼付たことと、扉３に空気の通気用窓６
を設けたことにより、収納部１内に湿気がこもり
にくく、特に最近の家屋の気密度の改善により空
調の管備した部屋においては、ロツカーを密閉し
た状態よりも、空気の流通をはかり、部屋と同じ
状態にしておく方が、収納部１内に湿気がこもり
にくく、用具、ウエアー等に虫がついたり、カビ
が発生したりすることから防げるとともに、湿気
等による、スポーツ等の用具が微みような変形を
起したりすることもない。

また収納部１内に用具を収容しても、布地５に
より、保護されており、用具自体をいためること
なく、通気用窓６より、収納部１内に収納してい
る用具の状態を常にチエツクできる。

本考案を実施することにより、スポーツ、レジ
ヤー等の専用ロツカーとして、一種類のスポー
ツ、レジヤー等に必要な物全てを一箇所にまとめ
て収納することができ、中の収納物を、いためる
ことなく、安全、確実に収納し得るとともに、そ
の種目に特有な収納方法にも対応でき、その種目
を楽しもうと思えば、準備に手間取ることなく、
必要なものを容易に準備でき、用具中での忘れ物
をしてしまうことがない。

また収納物を、扉３の通気用窓６を通し、なが
めることができ、スポーツ、レジヤー用具自体は
非常にカラフルな物が多く、室内のインテリア的
要素も兼ねることのできるきわめて有用なスポー
ツ、またはレジヤー用具の収納ロツカーを提供す
るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す全体斜視図で
あり、第２図は、第１図の扉３を開いた状態を示
す全体斜視図、第３図は第２図のものの一部を切
欠いた状態を示す正面図、第４図は、本考案の一
実施例における扉３の通気用窓６部の部分拡大断
面図である。 次に図面の番号については、１……収納部、
２，２′……内壁、３……扉、４，４′……木口
面、５……布地、６……通気用窓、７……格子、
８，８′……側板、９……天板、１０……後板、
１１……底板、１２，１２′……蝶板、１３，１
３′……受桟、１４……蓋用板、１５……別の収
納部、１６……固定用枠、１７……ハンガー棒、
１８，１８′……スラツクスハンガー、１９，１
９′……吊り棚、２０，２０′……小物箱である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 収納部１の内壁２，２′…の全体および扉３の
   接触する木口面４，４′…に布地５を貼付けると
   ともに、扉３の任意の部分に該扉３の表面積の少
   なくとも1/4以上の面積を有する空気の通気用窓
   ６を有してなるスポーツまたはレジヤー用具の収
   納ロツカー。