JPH0520180Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は例えば収納用の下駄箱に内部収納室を
設けた、下駄箱に関する。

〔従来技術とその問題点〕

従来例えば収納用の下駄箱は一般に内部が複数
段の棚板によつて区切られ、前面部に扉体が設け
られ、かつその側面部にスリツパ収納部、傘立て
収納部などが配置されている。

しかし、このような下駄箱は内部は棚板で上下
には区切られてはいるものの、下駄箱内全体が一
つの収納部であるため普段履き用の履物と余所行
き用の履物とを一緒に収納するとホコリの付着、
普段履き用の履物についた汚れの付着などが起き
る。

このような汚れを防止するため、余所行き用の
履物に箱の中に収めて下駄箱内に収納していた。
しかしこのようにすると、その箱が履物スペース
より広く面積をとるため下駄箱の収納量が少なく
なるという問題点を残している。

〔問題点を解決するための手段とその作用〕

本考案は上記のような従来の下駄箱の問題点を
解決するため、内部に複数段の棚板によつて区切
られるとともに、スリツパ収納部、傘縦、収納部
を有し、前面部に前面扉体を設けられた下駄箱に
おいて、内部任意板を縦仕切板で区切るとともに
その区切られた収納部の前面に内扉体を設け内部
収納室とした、 ものである。

本考案はこのような構成をとることにより余所
行き用の履物が内部収納室内に収納され普段履き
用の履物により汚されないようにしたものであ
る。

〔実施例の説明〕

以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。

図面において、１は前面の前面扉体（引違い
戸、開き戸等）（図示せず）をはずしたところの
下駄箱本体で、 その側方に開口部と、複数段の棚部を有するス
リツパ収納部２と、水受皿３ａを下部に、上部天
板に開口部３ｂを有する傘立て収納部３とを設け
られている。

本体の中央部は履物収納部４であり、内部は複
数段の５で区切られる。

棚板５間の任意箇所を縦仕切板６で区切り、区
切れた内部収納室８を形成する。このように縦仕
切板６で区切るという従来の下駄箱には全く見ら
れなかつた新規構造を採ることにより収納される
履物は、個別の夫々独立した収納空間に保管され
ることになり、周囲の履物の汚れやホコリは該縦
仕切板によつて遮断され、独立した収納空間内部
への侵入は防がれるため、内部に収納される履物
の衛生状態を保つことができる。

第２図、第３図のように該内部収納室８の前面
に引違い戸、開き戸等の内扉板７を、下駄箱本体
１の前面に設けられる前面扉体（図示せず）の開
閉に支障のない内部位置に設ける。

内部収納室８は、１箇所に限らず複数箇所必要
に応じて設けても何等さしかえない。

また第４図、第５図のように内部収納室８内の
各棚板間に引出し９を出入れ自在に必要に応じて
設ける。

このように、下駄箱本体内に内扉体７が前面に
設けられ内部に棚板また引出し９が設けられた内
部収納室８を有し、 該内部収納室８に履物特に余所行き用の履物を
収納することにより、ホコリの付着が防止される
とともに下駄箱の収納スペースを狭くすることも
なく有効に利用される。

〔考案の効果〕

下駄箱内のスペースを取ることなく余所行き用
の履物が普段履き用の履物により汚されることな
く手軽に収納できる。

【図面の簡単な説明】

第１図：本考案下駄箱の前面の扉体を外したと
きの斜視図、第２図：内部収納室８の正面図、第
３図：第２図−矢視図、第４図：内部収納室
８に引出し９を収容したときの正面図、第５図：
第４図−矢視図。 １……下駄箱本体、２……スリツパ収納部、３
……傘立て収納部、３ａ……水受皿、３ｂ……開
口部、４……履物収納部、５……棚板、６……縦
仕切板、７……内扉体、８……内部収納室。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 内部に複数段の棚板によつて区切られるとと
   もにスリツパ収納部、傘立て、あるいは傘入れ
   収納部を有し、前面部に前面扉体を設けられた
   下駄箱において、 内部任意棚板５を縦仕切板６で区切るととも
   に、その区切られた収納部の前面に前面部の前
   面扉体とは独立して開閉できる内扉体７を設け
   内部収納室８とした、 ことを特徴とする下駄箱。 内部収納室の中に引出しを出し入れ自在に設
   けた、 実用新案登録請求の範囲第１項記載の下駄箱。