JP7110886B2 - 回転検出装置及び電子時計 - Google Patents

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Description

この発明は、回転検出装置及び電子時計に関する。
電子時計といった電子機器には、回転入力の操作を受け付けるりゅうずといった回転スイッチを備え、当該回転スイッチの回転動作の検出結果に基づいて、機械時計と同様に指針の位置などを電気的に調整することができるものがある。この回転スイッチは、所定の角度の回転ごとに電気信号を出力する構成を有し、制御部がこの電気信号を検出した場合に、指針の駆動部に対して当該指針を回転移動させるための制御信号を出力する。
電子機器の回転スイッチでは、このように制御部が介在するので、回転スイッチからの電気信号の検出パターンなどに応じて複数の異なる動作の制御を行わせることもできる。例えば、所定の時間内に回転スイッチから規定回数の電気信号が入力された場合には、指針の移動動作を連続的に進めるように指針の駆動部に制御信号を出力させる技術が知られている(特許文献1)。
特開2008-134129号公報
しかしながら、電気信号の入力回数を正しく計数するには、ユーザなどによる回転スイッチの所定の角度の回転速度に応じた時間分解能で電気信号の検出を行う必要がある。このような回転スイッチの回転操作は、一時的に非常に速い場合がある一方で、このような回転操作のなされる頻度は、電子機器の動作時間に比して低い。したがって、電子機器、特に、通常動作時における消費電力が小さく、高いクロック周波数を必要としない電子機器において、継続的に高い頻度で回転動作の検出を行うと、電力消費が大きくなり、効率が悪いという課題がある。
この発明の目的は、より効率よく回転スイッチの回転方向の検出を行うことのできる回転検出装置及び電子時計を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、
外部からの操作に応じて所定の軸周りを回転動作する回転部材と、
前記回転部材の回転方向について、当該回転部材の互いに異なる検出幅内に所定の基準方向が含まれるか否かをそれぞれ検出し、検出結果を各々出力する複数の検出部と、
前記複数の検出部が各々出力する前記検出結果を組み合わせて、前記回転部材の角度範囲を抽出する抽出部と、
前記抽出部により複数回抽出された前記角度範囲の当該複数回の間での変化に基づいて前記回転部材の回転動作方向を特定する特定部と、
を備え、
前記複数の検出部に各々対応する前記検出幅は、前記抽出部により抽出可能な各角度範囲からその前後にそれぞれ2以上の所定数以下離れた角度範囲への変化により当該変化の前後での相対位置が識別可能に定められている
ことを特徴とする回転検出装置である。
本発明に従うと、より効率よく回転スイッチの回転方向の検出を行うことができるという効果がある。
本発明の実施形態の電子時計の正面図である。 電子時計の機能構成を示すブロック図である。 りゅうずの動作検出に係る構成を説明する図である。 回転位置に対応する出力と出力に応じた回転動作方向を示す図表である。 回転検出制御処理の制御手順を示すフローチャートである。 りゅうずの回転動作を検出する検出部の変形例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の回転検出装置でもある電子時計1の正面図である。
この電子時計1は、略中央に共通の回転軸位置を有する秒針61、分針62及び時針63(まとめて指針61~63などとも記す)を用いて時刻を表示する。電子時計1は、ケーシング2と文字盤3と、文字盤3の上面を覆う図示略の風防ガラスと、を備え、これらで囲まれた空間に、指針61~63の回転面が文字盤3と略平行に設けられている。ケーシング2の側面には、りゅうずC1(回転部材)が設けられている。
りゅうずC1は、外部、主にユーザからの入力操作を受け付けて、当該りゅうずC1の中心を通る軸の周りを回転動作する。りゅうずC1は、ケーシング2から二段階の引き出し操作が可能である。りゅうずC1からは、引き出し状態及び回転位置を示す信号がそれぞれ定期的、すなわち、所定の時間間隔でCPU41(図2参照)に出力される。りゅうずC1を引き出さない状態での回転操作がなされない場合には、この所定の時間間隔での信号の出力は、りゅうずC1が引き出されている場合のみであってよく、引き出されない状態では、この所定の時間間隔よりも広い間隔で信号が出力されるか又は一切信号が出力されない。ユーザが指によりりゅうずC1を回転操作させることが可能な最高速度は、りゅうずC1のサイズ、指の接触面積やりゅうずC1の回転動作に係る機械的な抵抗の大きさなどに応じて概ね定まる。所定の時間間隔は、この最高速度や、りゅうずC1の回転操作が一回検出されるのに必要な回転角度などに応じて定まられればよい。
図2は、電子時計1の機能構成を示すブロック図である。
電子時計1は、CPU41(抽出部、特定部)と、記憶部42と、発振回路43と、分周回路44と、計時回路45と、駆動回路48と、操作受付部51と、指針61~63にそれぞれ対応する輪列機構71~73及びステッピングモータ81~83と、電力供給部91などを備える。
CPU41は、各種演算処理を行い、また、電子時計1の全体動作を統括制御するプロセッサである。CPU41は、時刻の表示に係る指針動作を制御する。CPU41は、計時回路45の計数する日時を必要に応じて適切な地方時に換算し、通常の時刻表示機能の実行モードにおいて、設定されている地方時を指針61~63により表示させる。
また、電子時計1は、測位衛星からの電波を受信して日時や現在位置の情報を取得する衛星電波受信処理部及び/又はブルートゥース(登録商標)などの短距離無線通信を行う通信部を有していてもよい。CPU41は、この衛星電波受信処理部や通信部で取得された日時に基づいて地方時の設定を変更したり、計時回路45が計数する現在日時を修正したりすることができる。
記憶部42は、CPU41により実行される各種制御用のプログラム421や各種設定データを保持し、また、CPU41に作業用のメモリ空間を提供する。作業用のメモリ空間は、RAM上に定められる。プログラム421や設定データなどは、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリに記憶される。あるいは、プログラム421や設定データのうち、変更されないものは予めマスクROMなどに格納されていてもよいし、可変の設定データがRAMに記憶されてもよい。
プログラム421には、りゅうずC1の回転検出に係る制御プログラムが含まれている。また、プログラム421には、他の電子時計1の動作に係る制御プログラムが含まれていてもよい。設定データには、後に詳述する回転方向対応表422が含まれる。
発振回路43は、所定の周波数信号を生成して出力する。発振回路43は、例えば、水晶発振子を備える。水晶発振子は、電子時計1の他の構成、電子回路が設けられたICチップに対して別途外付けされてもよい。
分周回路44は、発振回路43から出力された周波数信号をCPU41や計時回路45により利用される周波数の信号に分周して出力する。出力される周波数は、CPU41からの制御信号により変更可能に設定されていてもよい。
計時回路45は、所定の日時を示す初期値に分周回路44から入力される分周信号を計数して加算していくことにより現在の日時を計数する。この計時回路45により計数される日時は、発振回路43の精度に応じた誤差(歩度)、例えば、一日に0.5秒程度、を有する。この計時回路45の計数する日時は、外部から取得された日時情報に基づいてCPU41からの制御信号により修正されることが可能となっている。
駆動回路48は、ステッピングモータ81~83に対して回転動作させるための駆動信号を出力する。CPU41は、指針61~63を回転動作させる場合に駆動回路48に制御信号を出力する。駆動回路48は、CPU41からの制御信号に従ってステッピングモータ81~83に所定電圧の駆動パルスを出力してステッピングモータ81~83のロータをステータに対して所定角度(例えば、180度)回転動作させる。駆動回路48は、電子時計1の状態などに応じて駆動パルスの長さ(パルス幅)を変更させることができる。また、駆動回路48は、複数の指針を同時に駆動させる制御信号が入力された場合に、負荷を低減させるために僅かに駆動パルスの出力タイミングをずらしたりすることができる。
操作受付部51は、ユーザからの入力操作を受け付ける。操作受付部51には、上述のりゅうずC1が含まれる。りゅうずC1は、ここでは、二段階の引き出しが可能となっている。操作受付部51は、検出部511を有する、検出部511は、りゅうずC1の引き出し状態を検出し、また、りゅうずC1の回転位置(回転軸からの角度方向)を検出して、検出した内容に応じた電気信号をCPU41に出力する。操作受付部51は、その他、一又は複数の押しボタンスイッチやタッチパネルなどを備えていてもよい。
電力供給部91は、各部の動作に係る電力をバッテリ911から所定電圧で供給する。バッテリとしては、例えば、ソーラパネルと二次電池とを備える。あるいは、バッテリとして着脱交換可能なボタン型の乾電池が用いられてもよい。また、電力供給部91から複数の異なる電圧が出力される場合には、電力供給部91は、例えば、スイッチング電源などを備え、所望の電圧に変換して出力可能な構成とすることができる。
ステッピングモータ81は、複数の歯車の配列である輪列機構71を介して秒針61を回転動作させる。ステッピングモータ81が一回駆動されると、秒針61は、1ステップ6度回転し、ステッピングモータ81の60回の動作により文字盤3上で一周する。
ステッピングモータ82は、輪列機構72を介して分針62を回転動作させる。ステッピングモータ82が一回駆動されると、分針62は、1ステップ1度回転し、ステッピングモータ82の360回の動作により文字盤3上で一周する。
ステッピングモータ83は、輪列機構73を介して時針63を回転動作させる。ステッピングモータ83が一回駆動されると、時針63は、1ステップ1度回転し、ステッピングモータ83の360回の動作により文字盤3上で一周する。すなわち、指針61~63は、各々独立に回転動作や回転位置が定められてよい。
指針61~63は、正転方向(時刻が進む方向、右周り)及び逆転方向(時刻が戻る方向、左回り)にそれぞれ回転移動されることが可能である。また、電子時計1では、指針61~63が所定の早送り速度で連続的に回転移動するように制御することが可能であってもよい。
次に、りゅうずC1の動作の検出部511及びその回転検出動作について詳しく説明する。
本実施形態の電子時計1では、りゅうずC1は、その回転方向についての基準位置(所定の基準方向)が、互いに異なる検出幅内、ここでは、60度ずつ互いにずれた3つの90度範囲の内部にあるか否かをそれぞれ検出して検出結果を示す信号を出力する。
図3は、りゅうずC1の動作検出に係る構成を説明する図である。
図3(a)に示すように、りゅうずC1の軸心C1aは、ケーシング2の内部で引き出し動作の検出に係る引出位置検出部5115と、回転動作の検出に係る構成とに接続される。軸心C1aに連動して回転する3つの回転部材5111a~5111cは、図3(b)に示すように、互いに60度ずつ離れた所定方向及び当該所定方向とは180度反対側で軸心C1aからの距離が大きくなる凸部を有する形状、ここでは菱形形状の部材である。
腕部5112a~5112cは、一端が固定部材5114に固定され、他の部分がそれぞれ回転部材5111a~5111cの上方を通って折れ曲がった形状をとなっている。回転部材5111a~5111cそれぞれのいずれかの凸部が上方に伸びると、各々腕部5112a~5112cと接触し、当該腕部5112a~5112cを上方に押し上げる。押し上げられた腕部5112a~5112cの上記一端とは反対側の他端は、基板B上の回路露出面5113a~5113cに接触する。これにより、りゅうずC1が回転する間に腕部5112a~5112cが順番に押し上げられて、回路露出面5113a~5113cとつながることになる。
固定部材5114に固定された上記一端側が基板接地をされていることで、これらの回路露出面も腕部5112a~5112cとつながっている間は接地されることになり、これが電気的に検出される。回転部材5111a、腕部5112a及び回路露出面5113aが第1検出部511aに含まれ、回転部材5111b、腕部5112b及び回路露出面5113bが第2検出部511bに含まれ、回転部材5111c、腕部5112c及び回路露出面5113cが第3検出部511cに含まれる。
これら第1検出部511a、第2検出部511b及び第3検出部511c(まとめて複数の検出部)のいずれにおいて腕部5112a~5112cが回路露出面5113a~5113cと接触しているか(接地しているか)の組み合わせにより、30度単位でりゅうずC1の回転位置(角度範囲)が判別(抽出)される。ここで、りゅうずC1が一周する間に各検出部からは、180度ごとに2箇所(複数箇所)に分かれてそれぞれ接地していることを示す信号が出力されるが、りゅうずC1の回転位置(上述の所定方向の角度)自体は重要ではなく、回転動作の有無、すなわち回転位置の時間変化が重要であるので、ここでは、各回転部材5111a~5111cにおいて、一方の凸部と他方の凸部とが識別可能である必要はない。
図4は、回転位置に対応する出力と出力に応じた回転動作方向を示す図表である。
図4(a)に示すように、例えば、操作受付部51は、上記のように所定の時間間隔で信号を出力するタイミングにおいて、回転部材5111aに応じてりゅうずC1が45~135度、225~315度の各検出幅内の場合に第1ビットとして「1」信号を出力し、その他の範囲で「0」信号を出力する。また、回転部材5111bに応じてりゅうずC1が105~195度、285~375(15)度の各検出幅内の場合に第2ビットとして「1」信号を出力し、その他の範囲で「0」信号を出力する。操作受付部51は、回転部材5111cに応じてりゅうずC1が165~255度、345~435(75)度の各検出幅内の場合に第3ビットとして「1」信号を出力し、その他の範囲で「0」信号を出力する。これら3つの検出幅は、隣り合う検出幅同士でそれぞれ30度(一部)ずつ互いに重複している。3つのビットの組み合わせにより、りゅうずC1が所定の基準方向(例えば、0度方向)に対して30度単位(等しい幅)でどの角度範囲にあるかが抽出される。なお、ここで例示した角度範囲を示す値は、便宜上のものであり、実際にはいずれかの位置を基準とした相対位置範囲が特定(ここでは、360度内における2つの相対位置範囲に絞られる場合でも特定としている)さえされれば、値自体を明示的に求める必要はない。
操作受付部51は、これら3つの1ビットデータを順番に配列し、最後の第4ビットとして「0」を付してバイナリ数値化してCPU41に出力する。出力されるこの4ビットの値は、所定の順方向へのりゅうずC1の回転の場合、30度ごとに16進表示で0x06、0x02、0x0A、0x08、0x0C、0x04の順に変化していく。りゅうずC1が上記順方向とは反対の逆方向へ回転する場合には、これらの16進表示の数値変化が反対向きとなる。上述のように、りゅうずC1が一周する間に16進表示の値がそれぞれ2回周期的に出現するので、ここでは、一回の信号出力間で角度範囲が2つ飛ぶと、順方向に回転したのか逆方向に回転したのかを区別することができない。りゅうずC1の任意の初期位置(抽出可能な各角度範囲)に対して前後にそれぞれ2つ(2以上の所定数)以下の16進表示の中には、同一の値が存在しないので、各々りゅうずC1の回転位置が識別可能となる。したがって、数値の飛びが1つ以内であれば、これらの16進数の変化パターンに応じてりゅうずC1の回転動作方向が特定される。
図4(b)は、回転方向対応表422の一部を示した図表である。回転方向対応表422では、所定の基準回数、ここでは2回、の変化を伴う3つの16進数、すなわち、回転位置の配列(参照配列)と、当該配列に対応する回転動作方向との対応関係を、回転動作方向を特定可能な全てのパターン(複数の配列)についてリスト化して記憶している。基準時間内に所定の基準回数の変化を伴う複数回(3回)の信号出力が取得され、これら複数回の信号出力により複数(3つ)の16進数の配列が取得(3つの角度方向が抽出)された場合、これが回転方向対応表422の各参照配列と比較し、一致するものを検索することで、当該検索された配列順に対応する回転動作方向が得られる。例えば、3つの16進数が順番に「0x06」、「0x0A」、「0x0C」の場合には、回転方向対応表422により、順方向へりゅうずC1が回転動作したものであると判定される。このように、ここでは、連続した順番で複数回抽出された角度範囲の各角度差の大きさ(絶対値)が小さい方向であって、同一の方向に飛びがゼロ又は1つ、すなわち、角度差の大きさが60度(所定の基準差)以下で変化した方向が、りゅうずC1が回転動作方向である(逆方向に300度飛んで回転動作したものとしない)と特定される。このような検出パターンは、一方の回転方向に対し、最初の角度範囲6つについてそれぞれ4通りの合計24通りとなる。2回の変化のいずれかで60度より大きい角度差の変化が生じていた場合や、2回で反対の方向に変化した場合には、回路上の誤差(例えば、チャタリングなど)などの影響を考慮して、当該検出を無視する。
図5は、電子時計1で実行される回転検出制御処理のCPU41による制御手順を示すフローチャートである。この回転検出制御処理は、いずれかの検出部の出力値が変化するエッジの検出をトリガとして起動される。
CPU41は、トリガとなる出力値の変化後の16進数値を取得して保持する(ステップS101)。CPU41は、次のエッジ検出の信号が取得されたか否かを判別する(ステップS102)。検出されていないと判別された場合には(ステップS102で“NO”)、CPU41の処理は、ステップS103に移行する。
エッジ検出の信号が取得されたと判別された場合には(ステップS102で“YES”),当該エッジ検出後の16進数値を取得して保持する(ステップS111)。CPU41は、回転方向対応表422を参照して、取得されている16進数値の配列と比較する(ステップS112)。CPU41は、回転方向対応表422に挙げられている16進数値の配列と一致するものがあったか否かを判別する(ステップS113)。一致するものがないと判別された場合には(ステップS113で“NO”、保持されている16進数値が2つの場合も含む)、CPU41の処理は、ステップS103に移行する。
回転方向対応表422に挙げられている16進数値の配列と一致するものがあったと判別された場合には(ステップS113で“YES”)、CPU41は、当該配列と対応付けられている回転動作方向を特定する(ステップS114)。そして、CPU41の処理は、ステップS104に移行する。
ステップS102、S113からステップS103の処理に移行すると、CPU41は、最初の16進数値が取得されてからの経過時間が基準時間以上となって、タイムアウトとなったか否かを判別する(ステップS103)。タイムアウトとなっていないと判別された場合には(ステップS103で“NO”)、CPU41の処理は、ステップS102へ移行する。タイムアウトとなったと判別された場合には(ステップS103で“YES”)、CPU41の処理は、ステップS104へ移行する。
ステップS103、S114からステップS104の処理に移行すると、CPU41は、保持している16進数値を消去してリセットする(ステップS104)。そして、CPU41は、回転検出制御処理を終了する。
図6は、本実施形態の電子時計1におけるりゅうずC1の回転動作を検出する検出部の変形例を示す図である。
この変形例では、りゅうずC1の回転動作を検出する検出部が4個設けられている。この場合、例えば、各検出部は、隣り合うものに対して45度ずつずれている67.5度の検出幅を有する。これにより、22.5度単位でりゅうずC1の角度範囲が特定される。この場合、りゅうずC1の回転動作の検出において、一度に2つの飛びが生じても回転動作の方向を特定することができる。
この場合、2回の検出の間に67.5~90度の回転が許容されるが、一方向への回転に伴う3回の検出パターンは、8つの最初の角度範囲に対して各々9通りの合計72通りとなる。
以上のように、本実施形態の回転検出装置でもある電子時計1は、外部からの操作に応じて所定の軸周りを回転動作するりゅうずC1と、りゅうずC1の回転方向について、りゅうずC1の互いに異なる検出幅内に所定の基準方向が含まれるか否かをそれぞれ検出し、検出結果を各々出力する複数の検出部(第1検出部511a、第2検出部511b、第3検出部511c)と、CPU41とを備える。CPU41は、抽出部として、複数の検出部が各々出力する検出結果を組み合わせて、りゅうずC1の角度範囲を抽出し、特定部として、複数回抽出された角度範囲の当該複数回の間での変化に基づいてりゅうずC1の回転動作方向を特定する。複数(3つ)の検出部に各々対応する複数(3つ)の検出幅は、抽出部としてのCPU41により抽出可能な各角度範囲からその前後にそれぞれ所定数(2つ)以下離れた角度範囲への変化により、当該変化の前後での相対位置を識別可能に定められている。すなわち、図4(a)において、例えば、16進数値「A」で特定されている角度範囲に対して+1、2離れた角度範囲は、それぞれ16進数値「C」、「4」で特定され、-1、-2離れた角度範囲は、それぞれ16進数値「2」、「6」で特定されるので、元の角度範囲に対するこれら4つの角度範囲の相対位置が一意に定まる。
これにより、角度範囲の変化を全て特定可能に高い検出周波数を設定しなくても、検出感度を落とさずに回転方向を特定することができる。したがって、この電子時計1(回転検出装置)では、より効率よく回転スイッチの回転検出を行うことができる。
また、CPU41は、特定部として、連続した順番で抽出された角度範囲の間の角度差の大きさがより小さい方向が回転動作方向であると特定する。すなわち、検出周波数をりゅうずC1の半周以上の飛びが生じない程度とすることで、回転方向を一意に決定することができる。したがって、多少の検出の飛びが生じても問題ない程度に検出周波数を落とすことができ、りゅうずC1の回転検出精度を低下させずに電力消費の増大を抑制することができる。
また、CPU41は、特定部として、連続した順番で抽出された角度範囲の間の角度差の大きさが所定の基準差(ここでは、角度範囲2つ分60度)以下の方向が回転動作方向であると特定する。すなわち、りゅうずC1の回転検出で極端に大きな検出の飛びが生じず、多少の飛びが許容される程度の検出周波数とすることで、りゅうずC1の回転動作の検出精度を低下させずに電力消費の増大を抑制することができる。また、万一より大きな検出の飛びが生じた場合には、当該飛びを無視して通常の回転速度の範囲内で回転動作の検出を行うので、誤判定を避けることができる。
また、複数の検出部による隣り合う検出幅の一部は、回転方向について互いに重複している。これにより、複数の検出部による検出結果の組み合わせにより角度範囲をより適切に絞ることができる。よって、検出部の数に比してよりよい感度で回転動作の検出を行うことができる。
また、検出幅は、角度範囲がいずれも等しい幅となるように定められている。これにより、回転検出装置(電子時計1)では、回転動作の検出ムラを生じさせずに均等に回転動作の検出を行うことができる。
また、少なくともいずれかの検出部に対応する検出幅は、りゅうずC1が一周する間に複数箇所(ここでは、2箇所)に分かれて設けられている。回転動作の検出では、角度範囲の絶対的な位置の情報は必要なく、相対的な変化さえ取得できればよいので、検出部の数に比して、各角度範囲を狭めることができる。これにより、より効率的に回転動作の検出精度を向上させることができる。
また、CPU41は、特定部として、基準時間内に抽出された角度範囲が基準回数(ここでは2回)続けて同一の方向へ変化した場合に、当該検出がなされた方向を回転動作方向として特定する。一度の角度範囲の変化は、回転部材5111a~5111bの位置によっては、その僅かな移動により偶然変化が検出されてしまうこともあるので、複数回の同一方向への変化を検出することで、ユーザなどの外部操作により所定の角度(30度)以上確実にりゅうずC1が回転した場合にのみ回転動作を検出したと判断することで、誤判定を防ぐことができる。
また、電子時計1は、複数の角度範囲を配列した参照配列と当該参照配列の順に角度範囲が変化した場合に特定されるりゅうずC1の回転動作方向との対応関係を回転方向対応表422として記憶する記憶部42を備える。CPU41は、特定部として、複数回取得された検出結果に基づいてそれぞれ抽出される角度範囲の配列をこれらの参照配列と比較し、一致した参照配列に対応する回転動作方向を特定する。
このように、回転動作方向を特定可能な角度範囲の配列を予め保持しておくことで、負荷をかけずに簡単な比較処理で回転動作方向を容易に特定することができる。
また、CPU41は、抽出部としては、複数の検出部にそれぞれ対応する検出幅内に基準方向が含まれるか否かをそれぞれ1ビットデータで表し、当該1ビットデータを順番に配列して数値化した値により、抽出される角度範囲を表し、記憶部42は、数値化によって得られる値を複数配列したものを参照配列として記憶している。このように、容易な手順で生成した短いビット配列で角度範囲が表現されることで、回転動作方向の特定に係る比較処理がさらに容易となる。
また、本実施形態の電子時計1は、上述の回転検出装置と、りゅうずC1とを備える。よって、この電子時計1では、りゅうずC1の回転動作の検出を、電力消費を増大させずに容易かつ確実に行うことができるので、回転動作方向の特定をより効率よく行うことができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記実施の形態では、回転に伴う検出信号の変化が2回検出された場合に回転動作方向を確定することとしたが、3回以上の所定数回検出されることが回転動作方向を確定する条件とされてもよい。
また、複数回の回転動作の検出において、そのうちの一部では回転方向が決定できない場合(例えば、上記の実施形態における2つ飛びでの変化)でも、残りの一部で回転方向が決定できる場合には、回転動作方向を確定させることとしてもよい。
また、上記実施の形態では、隣り合う検出幅を一部重複させたり、一周内に2箇所の検出幅を設けたりすることで、検出部の数に比して回転検出角度を細かく設定可能としたが、これらの一方又は両方が設けられないものであってもよく、この場合、検出部の数を増やしてもよい。また、上記実施の形態では、回転動作方向を確定可能な角度範囲の配列を予め回転方向対応表422として保持して、比較することで回転動作方向を確定させることとしたが、プログラム421内で回転動作方向を求める処理を行うこととしてもよい。また、上記実施の形態では、各検出部から出力される1ビットデータをそのまま配列させてバイナリ数値としたが、角度範囲の順番に応じたバイナリ数値などに変換されてもよい。
また、上記実施の形態では、りゅうずC1の回転検出角度が均等である(角度範囲が等しい)ものとして説明したが、角度範囲が多少異なっていてもよい。また、回転動作の方向だけではなく、所定の基準方向からの相対角度の値自体が利用されるものであってもよい。この場合には、180度単位で同一の値を繰り返すか、又は360度で一周期の変化が生じるように各検出部の検出幅が定められてもよい。
また、上記実施の形態では、電子時計1のりゅうずC1を回転操作する場合の回転方向の検出を例に挙げて説明したが、これに限られない。単位角度の回転動作を検出して制御信号を出力する電子機器であれば、他のものであってもよい。また、りゅうずC1のように、回転軸に対して垂直方向の側面全体が露出されているものでなくてもよい。
その他、上記実施の形態で示した構成、各構成の配置や制御内容などの具体的な細部は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
[付記]
<請求項1>
外部からの操作に応じて所定の軸周りを回転動作する回転部材と、
前記回転部材の回転方向について、当該回転部材の互いに異なる検出幅内に所定の基準方向が含まれるか否かをそれぞれ検出し、検出結果を各々出力する複数の検出部と、
前記複数の検出部が各々出力する前記検出結果を組み合わせて、前記回転部材の角度範囲を抽出する抽出部と、
前記抽出部により複数回抽出された前記角度範囲の当該複数回の間での変化に基づいて前記回転部材の回転動作方向を特定する特定部と、
を備え、
前記複数の検出部に各々対応する前記検出幅は、前記抽出部により抽出可能な各角度範囲からその前後にそれぞれ2以上の所定数以下離れた角度範囲への変化により当該変化の前後での相対位置が識別可能に定められている
ことを特徴とする回転検出装置。
<請求項2>
前記特定部は、連続した順番で抽出された前記角度範囲の間の角度差の大きさがより小さい方向が前記回転動作方向であると特定することを特徴とする請求項1記載の回転検出装置。
<請求項3>
前記特定部は、連続した順番で抽出された前記角度範囲の間の角度差の大きさが所定の基準差以下の方向が前記回転動作方向であると特定することを特徴とする請求項1記載の回転検出装置。
<請求項4>
隣り合う前記検出幅の一部は、前記回転方向について互いに重複していることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の回転検出装置。
<請求項5>
前記検出幅は、前記角度範囲がいずれも等しい幅となるように定められていることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の回転検出装置。
<請求項6>
少なくともいずれかの前記検出部に対応する前記検出幅は、前記回転部材が一周する間に複数箇所に分かれて設けられていることを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の回転検出装置。
<請求項7>
前記特定部は、基準時間内に抽出された前記角度範囲が2以上の所定の基準回数続けて同一の方向へ変化した場合に、当該検出がなされた方向を前記回転動作方向として特定することを特徴とする請求項1~6のいずれか一項に記載の回転検出装置。
<請求項8>
複数の前記角度範囲を配列した参照配列と当該参照配列の順に角度範囲が変化した場合に特定される前記回転部材の回転動作方向との対応関係を記憶する記憶部を備え、
前記特定部は、前記複数回取得された検出結果に基づいてそれぞれ抽出される前記角度範囲の配列を前記参照配列と比較し、一致した前記参照配列に対応する回転動作方向を特定する
ことを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載の回転検出装置。
<請求項9>
前記抽出部は、前記複数の検出部にそれぞれ対応する前記検出幅内に前記基準方向が含まれるか否かをそれぞれビットデータで表し、当該ビットデータを順番に配列して数値化した値により、抽出される前記角度範囲を表し、
前記記憶部は、前記数値化によって得られる値を複数配列したものを前記参照配列として記憶している
ことを特徴とする請求項8記載の回転検出装置。
<請求項10>
請求項1~9のいずれか一項に記載の回転検出装置を備え、
前記回転部材はりゅうずである
ことを特徴とする電子時計。
1 電子時計
2 ケーシング
3 文字盤
41 CPU
42 記憶部
421 プログラム
422 回転方向対応表
43 発振回路
44 分周回路
45 計時回路
48 駆動回路
51 操作受付部
511 検出部
511a 第1検出部
511b 第2検出部
511c 第3検出部
5111a~5111c 回転部材
5112a~5112c 腕部
5113a~5113c 回路露出面
5114 固定部材
5115 引出位置検出部
61 秒針
62 分針
63 時針
71~73 輪列機構
81~83 ステッピングモータ
91 電力供給部
911 バッテリ
B 基板
C1 りゅうず
C1a 軸心

Claims (10)

  1. 外部からの操作に応じて所定の軸周りを回転動作する回転部材と、
    前記回転部材の回転方向について、当該回転部材の互いに異なる検出幅内に所定の基準方向が含まれるか否かをそれぞれ検出し、検出結果を各々出力する複数の検出部と、
    前記複数の検出部が各々出力する前記検出結果を組み合わせて、前記回転部材の角度範囲を抽出する抽出部と、
    前記抽出部により複数回抽出された前記角度範囲の当該複数回の間での変化に基づいて前記回転部材の回転動作方向を特定する特定部と、
    を備え、
    前記複数の検出部に各々対応する前記検出幅は、前記抽出部により抽出可能な各角度範囲からその前後にそれぞれ2以上の所定数以下離れた角度範囲への変化により当該変化の前後での相対位置が識別可能に定められている
    ことを特徴とする回転検出装置。
  2. 前記特定部は、連続した順番で抽出された前記角度範囲の間の角度差の大きさがより小さい方向が前記回転動作方向であると特定することを特徴とする請求項1記載の回転検出装置。
  3. 前記特定部は、連続した順番で抽出された前記角度範囲の間の角度差の大きさが所定の基準差以下の方向が前記回転動作方向であると特定することを特徴とする請求項1記載の回転検出装置。
  4. 隣り合う前記検出幅の一部は、前記回転方向について互いに重複していることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の回転検出装置。
  5. 前記検出幅は、前記角度範囲がいずれも等しい幅となるように定められていることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の回転検出装置。
  6. 少なくともいずれかの前記検出部に対応する前記検出幅は、前記回転部材が一周する間に複数箇所に分かれて設けられていることを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の回転検出装置。
  7. 前記特定部は、基準時間内に抽出された前記角度範囲が2以上の所定の基準回数続けて同一の方向へ変化した場合に、当該検出がなされた方向を前記回転動作方向として特定することを特徴とする請求項1~6のいずれか一項に記載の回転検出装置。
  8. 複数の前記角度範囲を配列した参照配列と当該参照配列の順に角度範囲が変化した場合に特定される前記回転部材の回転動作方向との対応関係を記憶する記憶部を備え、
    前記特定部は、前記複数回取得された検出結果に基づいてそれぞれ抽出される前記角度範囲の配列を前記参照配列と比較し、一致した前記参照配列に対応する回転動作方向を特定する
    ことを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載の回転検出装置。
  9. 前記抽出部は、前記複数の検出部にそれぞれ対応する前記検出幅内に前記基準方向が含まれるか否かをそれぞれビットデータで表し、当該ビットデータを順番に配列して数値化した値により、抽出される前記角度範囲を表し、
    前記記憶部は、前記数値化によって得られる値を複数配列したものを前記参照配列として記憶している
    ことを特徴とする請求項8記載の回転検出装置。
  10. 請求項1~9のいずれか一項に記載の回転検出装置を備え、
    前記回転部材はりゅうずである
    ことを特徴とする電子時計。
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