JP2009156787A - 貫通状態判別装置および電子時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータを駆動開始した時点から透過孔の検出動作を行うまでのタイミングを最適化し、それにより針位置探索処理にかかるトータルの処理時間を短縮したり消費電力を低減したりできる貫通状態判別装置を提供する。
【解決手段】設定された検出タイミングに検出動作を実行して透過孔の検出を行う貫通状態判別装置において、検出タイミング設定処理により、透過孔の検出に先立って、移動部材の移動開始のタイミングから移動中における受光量を順次測定し(S11,S12)、この測定データに基づき透過光の位置を検出するのに適したタイミングを探索して検出タイミングとして設定する(S13)。それにより、最適なタイミングで透過孔の検出処理を行う。
【選択図】図15

Description

この発明は、移動部材に設けられた透過孔が検出位置に来ているか否かを検出する貫通状態判別装置、並びに、歯車に設けられた透過孔を検出することで針位置を検出する電子時計に関する。
以前より、指針を電気制御により回転させて自動的に時刻修正を行うアナログ表示時計や、指針をユーザ操作によって回転させてそれにより種々の設定入力を行わせるようにした電子時計がある。このように指針を電気制御によって回転させて得られる機能は、電子時計の制御部が針位置を認識した状態でモータを回転駆動することで実現されている。しかしながら、例えば、時計が強磁界に触れたり、時計に強い衝撃が加えられた場合、モータに駆動信号が出力されたにも拘らずモータが回転しなかったり、モータに駆動信号が出力されていないのに歯車が回転してしまったりして、実際の針位置と制御部が認識している針位置との間にズレが生じてしまうことがある。
このような現象があることから、従来、所定時刻ごとに針位置の検出を行って針位置がずれていないか確認する機能を備えた電子時計が開発されている。針位置検出は、例えば、指針と連動して回転する複数の歯車に透過孔を設け、この透過孔が検出位置で重なった状態をフォトインタラプタ等によって検出することで実現されている(例えば特許文献1)。
また、針位置のずれが確認された場合には、指針を高速に回転させつつ、指針の1ステップの回転ごとに上記の針位置検出処理を繰り返し行って、実際の針位置を探索する針位置探索処理が行われるようになっている。
特開2000−162336号公報
しかしながら、従来の針位置検出においては、モータを駆動開始した時点から透過孔の検出動作を行うまでのタイミングの最適化が行われておらず、モータをステップ駆動させた後、指針や歯車が完全に停止するタイミングまで待機して透過孔の検出動作を行うようになっていた。
そのため、例えば、指針を高速に回転させつつ針位置検出を繰り返し行って実際の針位置を探索する針位置探索処理の際に、針位置が見つかるまでのトータルの処理時間が長くなるという課題があった。また、トータルの処理時間が長くなることからその処理にかかる消費電力も大きくなるという課題があった。
このような課題は、針位置を検出する電子時計に限られるものでなく、移動部材に設けられた透過孔を検出し、それにより移動部材の位置等を検出する種々の装置において同様に生じるものである。
この発明の目的は、モータを駆動開始した時点から透過孔の検出動作を行うまでのタイミングを最適化し、それにより、針位置探索処理にかかるトータルの処理時間を短縮したり消費電力を低減したりできる電子時計を提供することにある。また、同様に移動部材の位置等を検出する処理にかかるトータルの処理時間を短縮したり消費電力を低減したりできる貫通状態判別装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、
透過孔を備え所定経路上を移動する移動部材と、
発光部からの光を前記移動部材に向けて発光させ、この発光させた光を受光部で受光しこの受光した光に基づいて透過孔の位置を検出する検出手段と、
前記透過孔の位置の検出に先立って、前記移動部材の移動開始のタイミングから移動中における前記受光部による受光量を順次測定し、その測定された受光量の変化の中で、前記透過光の位置を検出するのに適したタイミングを検出タイミングとして設定する検出タイミング設定手段と、
この検出タイミング設定手段により検出タイミングが設定された後に、前記移動部材を移動し、前記設定されている検出タイミングと同じタイミングまたはそのタイミングと対応したタイミングで前記発光部から光を発光させ、前記受光部でその発光した光を受光して前記透過孔の位置の検出を行う透過孔検出制御手段と、
を備えた貫通状態判別装置である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の貫通状態判別装置において、
前記検出タイミング設定手段は、
移動部材を移動させる移動制御手段と、
この移動制御手段の制御により前記移動部材が移動を開始してから前記発光部を発光状態にして順次前記受光部からの受光信号をサンプリングするサンプリング手段と、
このサンプリング手段により取得されたサンプリングデータの中で前記透過孔を検出するのに適したタイミングを探索し、予め定められた条件を満たしたサンプリングデータとなった際のタイミングを検出タイミングとして設定するタイミング設定手段と、
を有することを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の貫通状態判別装置において、
前記検出タイミングとは、受光量の大きさが所定のしきい値以上で且つ受光量の変動量が所定量以内となる期間中の一タイミングであることを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の貫通状態判別装置において、
前記検出タイミングとは、受光量の大きさが所定のしきい値以上で且つ受光量の変動量が所定量以内となる期間のうち、早い方の期間中の一タイミングであることを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の貫通状態判別装置において、
前記検出タイミング最適化手段により探索された前記第1タイミングの設定値を記憶する設定値記憶手段を備えていることを特徴としている。
請求項6記載の発明は、
請求項1〜5の何れか1項に記載の貫通状態判別装置と、
前記貫通状態判別装置の判別結果に基づいて移動部材の透過光の位置を検出する針位置検出制御手段と、
を備えていることを特徴とする電子時計である。
本発明に従うと、移動部材が移動してから透過孔の検出を行うまでのタイミングが最適化され、それにより例えば移動部材の移動と透過孔の検出とを連続的に繰り返し行う処理の際に、トータルの処理時間の短縮ならびに消費電力の低減を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の実施の形態の時計モジュールを示す正面図、図2は、その矢印A−A線断面図、図3は針を回転させる歯車を裏蓋側からみた背面図である。
この実施の形態の時計モジュール1は、例えば電子制御によって針を回転させる電子アナログ腕時計の本体となるものである。時計モジュール1の正面側には風防ガラスの下側に文字板5およびソーラーパネル9が設けられ、この文字板5とソーラーパネル9に正面側が覆われかつ周囲がケーシングTKに囲まれて内部機構が遮光されている。文字板5やソーラーパネル9の中央には、秒針軸20a、分針軸25a、時針軸27aを内部機構から前面側に通過させる貫通孔5a,9aが設けられ、これら軸20a,25a,27aの突出した部位に秒針2と分針3と時針4とがそれぞれ固定されている。そして、各軸20a,25a,27aが回転することで、文字板5上で秒針2と分針3と時針4とが回転し、時刻が表示されるようになっている。
図2に示すように、時針4が固定される時針軸27aと分針3が固定される分針軸25aとは、中空管状の軸であり、時針軸27aの中に分針軸25aが通され、分針軸25aの中に秒針軸20aが通されて、これら秒針軸20a、分針軸25aおよび時針軸27aが同一の回転軸を中心に回転可能な状態にされている。
これら秒針軸20a、分針軸25aおよび時針軸27aは、文字板5の背面側で互いに重なるように配置された3つの歯車、すなわち、秒針車20、分針車25および時針車27の回転中心位置にそれぞれ固着されている。これら秒針車20、分針車25および時針車27は、互いに同一の回転軸を中心に回転可能な状態にされている。図3において、分針車25と時針車27とは、秒針車20と同心の位置に重なった状態に配置されている。
また、図3に示すように、この時計モジュール1の駆動系は、秒針2を回転駆動する第1駆動系11と、時針4と分針3を連動させて回転駆動する第2駆動系12とに別れ、これら2系統の駆動系11,12がそれぞれ独立的に駆動可能にされている。第1駆動系11は、第1ステッピングモータ17と、五番車18と、秒針車20とからなり、第1ステッピングモータ17のロータ17cの運動がロータカナ17d、五番車18、五番車カナ18a、秒針車20と伝達されて、秒針車20および秒針2を回転するように構成されている。
第2駆動系12は、第2ステッピングモータ22、中間車23、三番車24、分針車25、図示略の日の裏車、時針車27等から構成され、第2ステッピングモータ22のロータ22cの運動がロータカナ22d、三番車24、三番車カナ24a、中間車23、中間車カナ23a、分針車25と伝達され、さらに、分針車25のカナ25bから日の裏車、日の裏車のカナ26a(図2参照)、時針車27と伝達されて、分針車25および分針3と時針車27および時針4とが連動して回転するようになっている。
なお、図2中、6は上部ハウジング、7は下部ハウジング、10は回路基板、14〜16は各歯車の軸を保持する軸受板、17aは第1ステッピングモータ17のコイルブロック、17bは第1ステッピングモータ17のステータ、22aは第2ステッピングモータ22のコイルブロック、22bは第2ステッピングモータ22のステータである。
また、この時計モジュール1の内部機構には、複数の歯車(時針車27、分針車25、秒針車20、中間車23)に設けられた透過孔の重なり状態を検出する検出部13が設けられている。検出部13は、電気的な駆動により光を発光する発光部31と、光を受光して検出信号を出力する受光部32とを備えている。詳細は後述するが、発光部31は例えば発光ダイオードなど有し、受光部32は例えばフォトトランジスタなどを有する構成である。この実施形態では、発光部31と受光部32とは、上記の複数の歯車を挟んで対向するように文字板5側と裏蓋側とに配置されている。そして、上記複数の歯車に形成された透過孔が検出位置Pで重なると、発光部31の光が透過孔を通過して受光部32に届いてそれが検出されるようになっている。また、歯車に形成された透過孔が検出位置Pで重なっていなければ、発光部31の光は歯車に遮られて受光部32へあまり届かず、それが検出されるようになっている。
図4〜図6には、秒針車20、分針車25および中間車23、時針車27に形成された透過孔を表わした正面図を示す。
図4に示すように、秒針車20には、例えば秒針2と重なる位置に円形の第1透過孔21aが形成され、この透過孔21aと同一半径上、周方向に沿って長い2つの第2長孔21bと第3長孔21cとが形成されている。第1透過孔21aと第2長孔21bとの間は第1遮光部21d、第1透過孔21aと第3長孔21eとの間は第2遮光部21eとなっており、これら第1遮光部21dと第2遮光部21eとは異なる長さに設定されている。また、第2長孔21bと第3長孔21cとの間の第3遮光部21fは、第1透過孔21aの位置から180度の位置に設定されている。
分針車25には、図5に示すように、例えば分針3と重なる位置に円形状の1個の第2透過孔28が形成されている。この第2透過孔28は、秒針車20の第1透過孔21aと同一半径上に形成されている。また、中間車23には円形状の1個の第4透過孔30が形成されている。この第4透過孔30は、分針車25の第2透過孔28の半径位置と重なる中間車23の半径位置に形成されている。
時針車27には、図6に示すように、例えば、時針4と重なる位置、および、これと同一半径上で30度ごとに分割された位置に11個の第3透過孔29が設けられている。第3透過孔29はそれぞれ円形孔である。時針4が11時を指し示すときに0時の位置に来る部位には、円形孔が設けられず、第4遮光部29aとなっている。これら第3透過孔29も、秒針車20の第1透過孔21a、分針車25の第2透過孔28と同一半径位置に形成されている。
上記のような第1〜第4透過孔21a,28,29,30の構成により、各時間の所定分のうち1時間分を除く所定分(例えば0時00分、1時00分、〜、10時00分)となったときに分針車25の第2透過孔28と、時針車27の第3透過孔29と、中間車23の第4透過孔30とが、検出位置Pにおいて重なるようになっている。また、残りの1時間の所定分(例えば11時00分)になったときには、時針車27の第4遮光部29aが検出位置Pに来て、透過孔が閉じた状態にされるようになっている。
上記のような各歯車(20,23,25,27)とその透過孔の構成により、秒針車20の長孔21b,21cを検出位置Pに配置した状態で、分針3と時針4とを12時間分回転させつつその回転量をカウントしながら検出部13で透過孔の開閉状態を判別していくことで、一時間の回転ごとに第2〜第4透過孔28,29,30の重なりが検出されて、それにより分針3の位置を検出できるようになっている。それとともに、そのうち一時間分だけ第2〜第4透過孔28,29,30の重なりが検出されず、それにより時針4の位置が検出できるようになっている。
また、第2〜第4透過孔28〜30を検出位置Pに重ねた状態にして、秒針2を60秒分回転させ、その回転量をカウントしながら検出部13で透過孔の開閉状態を判別していくことで、秒針車20の第1透過孔21a、第1遮光部21d、第2長孔21b、第3遮光部21f、第3長孔21c、第2遮光部21eの検出パターンを得ることができ、それにより秒針2の位置が検出できるようになっている。
図7は、時計モジュールの回路構成を示すブロック図である。
時計モジュール1には、次のような回路構成が備わっている。すなわち、上記の第1ステッピングモータ17と第2ステッピングモータ22とを含みアナログ表示部の針2〜4の駆動を行う時計ムーブメント8、歯車(秒針車20、分針車25、中間車23、時針車27)の透過孔の重なり状態を検出する上述した検出部13、受光部32の検出信号をデジタル化して取り込むADコンバータ34、CPU(中央演算処理装置)を内蔵し装置の全体的な制御を行うマイクロコンピュータ35、制御プログラムや制御データが格納される不揮発性メモリ36、CPUに作業用のメモリ空間を提供するRAM(Random Access Memory)37、時刻を計時するためのクロックを形成する発振回路38と分周回路39、電池電圧から各部の電源を生成し供給する電源部40、時刻コードの含まれる標準電波を受信して取り込むアンテナ41と検波回路42、時計表示部を照らす照明部43と照明駆動回路44、アラーム出力を行うスピーカ45とブザー回路46、複数の操作ボタンからなる操作部47等が設けられている。
マイクロコンピュータ35には、日付や時刻を計時する時刻カウンタが設けられ、この時刻カウンタが分周回路39からのクロックによりカウントアップされて現在日時の計時が行われていく。検波回路42により標準電波を受信した場合には、CPUが時刻カウンタの値を時刻コードにより表わされる値に修正することで、内部時刻が現在時刻に同期するようになっている。また、マイクロコンピュータ35には、時刻カウンタとは別に、秒針2、分針3、時針4の位置を計数する針位置カウンタが設けられ、時計ムーブメント8の第1ステッピングモータ17や第2ステッピングモータ22を作動させるごとに、この針位置カウンタの値がカウントアップされて、3つの針位置とその値とが同期するようになっている。また、時刻カウンタと針位置カウンタの値とが同期されるように時計ムーブメント8が制御されることで、現在時刻がアナログ表示部の針2〜4により表わされるようになっている。
時計モジュール1においては、時計モジュール1が強磁界に触れたときや強い衝撃が加わった場合に、駆動パルスが出力されているのにも拘らず、ステッピングモータ17,22のロータ17c,22cが回転しなかったり、駆動パルスの出力以上にロータ17c,22cが回転してしまったりして、実際の針位置と針位置カウンタの値とがずれてしまう場合がある。そこで、マイクロコンピュータ35のCPUは、検出部13によって所定時刻ごとに歯車(秒針車20、中間車23、分針車25、時針車27)の透過孔の重なり状態を検出して、針位置カウンタの値が間違ったものになっていないか確認する。そして、針位置カウンタの値が間違ったものになっていると判断した場合には、秒針2、分針3、時針4を高速回転させつつ検出部13によって連続的に第1〜第4透過孔21a,28〜30の重なり状態の検出を行うことで実際の針位置を検出し、それと針位置カウンタの値が等しくなるように修正処理を行うようになっている。
図8には、図7の検出部13とその周辺部分を詳細に表わした回路構成図を示す。
検出部13の発光部31は、駆動電流を受けて光を出力する発光ダイオードD1と、発光ダイオードD1に所定の電流を出力する定電流回路311と、電流制御用の検出抵抗R1等から構成される。そして、マイクロコンピュータ35から出力される電流スタート信号ISが有効値となった場合に、定電流回路311から電流が出力されて発光ダイオードD1が発光するようになっている。
受光部32は、光を受けてその強度に応じた電流を流すフォトトランジスタTr1と、この電流を電圧信号に変換する抵抗R2と、フォトトランジスタTr1に定電圧VCCを供給する定電圧回路321等から構成される。そして、マイクロコンピュータ35から出力される電圧スタート信号VSが有効値となったら、定電圧回路321から電圧出力がなされてフォトトランジスタTr1が駆動されるようになっている。
ADコンバータ34は、逐次比較タイプのもので、例えば、マイクロコンピュータ35に外付けされる形態で、アナログコンパレータ341と、例えば4ビットのDAコンバータ342とを有するものである。また、AD変換する際に、コンパレータ341の出力の記憶を行う逐次比較レジスタや、DAコンバータ342の出力制御を行う論理回路等は、図示は省略するが、マイクロコンピュータ35の内部に設けられているものである。DAコンバータ342は、定電圧VCCを例えば4ビット諧調で分割し、そのうち論理回路の出力データDOに応じた電圧を比較参照電圧としてコンパレータ341の反転入力端子へ出力する。コンパレータ341はこの比較参照電圧と入力電圧とを比較して、その比較結果を示す出力結果DIを逐次比較レジスタに出力するようになっている。そして、このような比較を4回繰り返すことで、4ビット諧調のAD変換値が逐次比較レジスタに書き込まれるようになっている。
このADコンバータ34においては、上述の通常のAD変換処理に加えて、マイクロコンピュータ35のCPUの制御により論理回路や逐次比較レジスタの動作が切り換えられることで、DAコンバータ342に任意のデジタルデータDOを出力して、CPUがコンパレータ341の比較参照電圧(反転入力端子の電圧)を制御することが可能になっている。また、その際のコンパレータ341の出力結果DIを1ビットデータの状態でCPUが読み込むことが可能に構成されている。つまり、このADコンバータ34は、受光部32の出力電圧をAD変換する処理だけでなく、受光部32の出力電圧とCPUにより制御された比較参照電圧(しきい値電圧)との比較処理(コンパレート)を行うことも可能にされている。
図9には、RAM中に構成される光量変化データ格納部を示すデータチャートを示す。
上記のRAM37には、後述する検出タイミング設定処理において光量変化データテーブル37aが構成されるようになっている。この光量変化データテーブル37aは、歯車23,25,27の透過孔28,29,30が検出位置Pで重なる1ステップ前の状態から検出位置Pで重なるように移動する遷移期間における受光部32の受光量を高速な周期(例えば32kHz)でサンプリングしたデータが格納されるものである。
また、図7に示したように、不揮発性メモリ36には、後述する検出タイミング設定処理において設定される最適化された検出タイミングT1の値が格納される設定データ格納部36aが構成されている。
次に、複数の歯車の透過孔の重なり状態について詳細に説明する。
図10と図11には、孔有無検出処理で孔開状態と孔閉状態と判別されるときの透過孔の重なり状態の一例をそれぞれ表わした説明図を示す。また、図12には、孔有無検出処理で孔開状態や孔閉状態と判別すべき透過孔の重なり状態のばらつきを表わした説明図を示す。なお、図10〜図12においては、秒針車20、分針車25、時針車27の第1〜第3透過孔21a,28,29についてのみ示し、中間車23の第4透過孔30を省略しているが、中間車23を含めた場合でも同様の状態が生じるものである。
一般に、歯車の噛み合わせ部分にはバックラッシュが生じるため、ステッピングモータ17,22の駆動により歯車が所定ステップで回転した場合でも、歯車の回転量はバックラッシュ分の揺らぎが生じる。したがって、図10に示すように、本来、第1〜第3透過孔21a,28,29が完全に重なるステップであっても、秒針車20、分針車25、時針車27が回転方向に僅かにずれて第1〜第3透過孔21a,28,29の重なる面積が狭められることがある。
また、図11に示すように、第1〜第3透過孔21a,28,29が重ならないはずのステップであっても、第1〜第3透過孔21a,28,29が近い回転角度に配置されたときに、秒針車20、分針車25、時針車27がそれぞれ近づく回転方向に僅かにずれて第1〜第3透過孔21a,28,29に重なり部分が僅かに生じてしまうことがある。
すなわち、図12(a),(b)に示すように、透過孔が閉状態と判別すべき歯車のステップにおいても、第1〜第3透過孔21a,28,29の重なり部分が完全に閉じた状態(a)から、バックラッシュが互い違いに最大限生じて第1〜第3透過孔21a,28,29の重なり部分が僅かに生じる状態(b)まで発生し、図12(c),(d)に示すように、透過孔が開状態と判別すべき歯車のステップにあっても、バックラッシュが最大限生じて第1〜第3透過孔21a,28,29が完全に重ならない状態(c)から、第1〜第3透過孔21a,28,29が完全に重なる状態(d)まで発生しえる。
図13には、透過孔が重なる遷移期間における光量変化と透過孔の重なり状態を表わした図を示す。なお、同図においても、簡略化のために歯車や透過孔の数を減らして例示しているが、透過孔が3個や4個重なる場合でも同様の状態が生じるものである。
歯車のバックラッシュによる影響は、ステッピングモータ17,22が駆動開始したタイミングt1から歯車が完全に停止するタイミングt13までの遷移期間T(例えば0.1秒間など)中で振動として現れる。すなわち、図13(b)に示すように、ステッピングモータ17,22の駆動開始のタイミングt1から、透過孔21a,28の重なり部分の開口面積は徐々に大きくなり、タイミングt4のところで完全に重なった後、さらにバックラッシュによりオーバーランしたり戻ったりして振動する。それにより、透過孔21a,28の重なり部分の開口面積も小さくなったり大きくなったり振動して、完全に重なった状態から少しずれたところで停止する。
そして、このような振動により、上記遷移期間Tにおいて検出部13の受光部32からは、図13(a)に示すような光量信号hが出力される。すなわち、透過孔21a,28の重なり状態に対応してゼロ(タイミングt1の位置)からタイミングt4の最大値まで光量信号hが上昇した後、タイミングt5からタイミングt10まで透過孔21a,28の重なり部分が大小に変化するのに対応して光量信号hが低下したり上昇したり振動し、その後、最大値より少し低いところで光量信号hが安定する。
マイクロコンピュータ35は、光量信号hとしきい値Vth(図13(a)参照)とを比較することで、透過孔21a,28が検出位置Pで重なった状態にあるか否かの判別を行うことが可能となる。ここで、しきい値Vthは、歯車のバックラッシュにより複数の透過孔がずれて停止した場合でも、そのときの光量信号hよりもしきい値Vthの方が低くなるように、その値が設定される。また、図11に示したように、歯車のバックラッシュによって、透過孔が重なるタイミングでないのに少し重なってしまうような場合があり、その他、外部からの外来光の影響や、発光部31や受光部32の素子バラツキによって、透過孔が重なっていないタイミングであっても受光部32に光が入射する場合があるため、このような場合の受光信号の値よりもしきい値Vthの方が低くならないように、その値が設定される。
また、歯車のバックラッシュによるずれ量は、停止時よりも動作中の方が大きくなるため、図13(a)に示すように、上記の遷移期間Tには光量信号hがしきい値Vthを上回ったり下回ったり変化する。つまり、一旦、光量信号hがしきい値Vthを上回った後でも、光量信号hとしきい値Vthとを比較するタイミングを間違うと、光量信号hがしきい値Vthを下回ったタイミングに比較して透過孔21a,28の重なりが判別できないと云うような場合も生じえる。
また、上記遷移期間Tにおけるバックラッシュの影響による振動パターンは、時計モジュール1の個体差によってばらつきが生じるものである。従って、従来では、歯車が十分停止した後に光量信号hとしきい値Vthとの比較を行うように構成されていた。
一方、1つの時計モジュール1においては、上記遷移期間Tにおけるバックラッシュの影響による振動パターンは、歯車の慣性モーメントやバックラッシュ量そのものが変化しないため、毎回同様のものになると推量できる。例えば、電池の消耗が大きいとか、経年数が非常に長いとか、時計モジュール1に極端に大きな振動が加えられた後であるとか、時計モジュール1の状態が大きく変化した場合には別であるが、このような場合を除けば、同一の透過孔21a,28が重なるときには、毎回、バックラッシュの影響による振動パターンも同様のものとなり、そのため、光量信号hの振動パターンも同様のものとなると考えられる。
次に、上記光量信号hの特性を利用して受光量の検出タイミングの最適化を図る、本実施形態の時計モジュール1の動作について説明する。
図14は、時計モジュールのCPUにより実行されるメイン制御処理のフローチャートである。
この実施形態の時計モジュール1においては、マイクロコンピュータ35のCPUにより電源投入時から図14のメイン制御処理が開始され、その後、このメイン制御処理のステップS1〜S5のループ処理が繰り返し実行されるようになっている。
すなわち、操作部47からスイッチ信号を入力してこの入力に応じて各種処理を行うSW処理(ステップS1)、操作部47のうちエコスイッチがオン操作されたか否かを判別する処理(ステップS2)、計時カウンタを更新する計時処理(ステップS3)、針位置が狂っていないか検出を行う針位置検出処理(ステップS4)、電波受信処理や各種エラー処理等を行うその他の機能処理(ステップS5)、これらの処理からなるループ処理を繰り返し実行する。
そして、上記ループ処理の際、エコスイッチがオン操作されたと判別されると、ステップS2からステップS2aに移行して、透過孔の重なり状態を検出するのに最適となる検出タイミングの自動設定を行う検出タイミング設定処理(検出タイミング最適化手段)が実行される。そして、設定処理が終了したら、再び、ステップS1〜S5のループ処理に戻る。
エコスイッチのオン操作とは、例えば、操作部47を用いた特殊な操作パターンなどであり、工場出荷前の設定処理の際に設定者により操作されるものである。なお、ユーザにより操作可能なものとして、使用開始から一定以上の年数が経過したら、ユーザにより検出タイミングの再設定が可能なように構成しても良い。
図15には、図14のステップS2aで実行される検出タイミング設定処理のフローチャートを示す。
検出タイミング設定処理に移行したら、先ず、ステッピングモータ17,22の駆動により指針2〜4を回転させて透過孔が検出位置Pで重なるステップより1ステップ前まで移動させる(ステップS11)。次いで、ステッピングモータ17,22を1ステップ駆動させて透過孔を検出位置Pで重なった状態に遷移させるとともに、この遷移期間中を通して受光量データを取得する光量変化取得処理(ステップS12)と、取得した受光量データから透過孔の最適な検出タイミングを求める検出タイミング最適化処理(ステップS13)とを行って、この検出タイミング設定処理を終了する。
図16には、図15のステップS12で実行される光量変化取得処理の詳細なフローチャートを、図17には、光量変化取得処理中に実行されるタイマー割込処理のフローチャートを、それぞれ示す。
光量変化取得処理に移行すると、先ず、各種変数の初期化、割込処理用タイマーのリセット、RAM37中の光量変化データテーブル37aのデータクリア、検出部13の発光部31を発光状態とするなどのイニシャライズ処理(ステップS21)を行う。次に、ステッピングモータ17,22への駆動パルスの出力、ADコンバータ34による受光部32の出力の高速なデータサンプリング、割込処理用のタイマーの計時処理を、それぞれほぼ同時に開始させる(ステップS22)。
その後、タイマー値と受光量のサンプリングデータとをRAM37の光量変化データテーブル37aに格納し(ステップS23)、タイマー値が1秒になったか否か判別して(ステップS24)、1秒に達してなければ再びステップS23に戻る。このステップS23,S24のループ処理中、図17のタイマー割込処理により、微小時間Δtが経過するごとにタイマー値をΔt加算する処理が行われる。これらによって、ステッピングモータ17,22が1ステップ分駆動する間に、駆動開始からのタイミングデータと、そのときの受光量のサンプリングデータとが光量変化データテーブル37aに格納されていく。そして、タイマー値が1秒になったら、ステップS24の判別処理によってループ処理から抜けてこの光量変化取得処理を終了する。
この光量変化取得処理により、ステッピングモータ17,22の駆動開始タイミングt1から、歯車が1ステップ移動して完全に停止するタイミングt13までの間の遷移期間T、および、次のステップ駆動が開始されるタイミングt1まで、すなわち、タイミングt1からタイミングtnまでの1秒分の受光量のサンプリングデータが光量変化データテーブル37aに格納される。
図18には、図15のステップS13で実行される検出タイミング最適化処理の詳細なフローチャートを示す。
次いで、検出タイミング最適化処理に移行すると、先ず、上記光量変化取得処理で取得した光量データを光量変化データテーブル37aから参照する(ステップS31)。先ず、タイマー値がゼロのとき、すなわちタイミングt1のときの光量データから参照していく。次に、参照した光量データの値が所定値(所定のしきい値Vth)以上か否かを判別し(ステップS32)、しきい値Vthより小さければステップS35に移行する。そして、光量変化データテーブル37aの最後の光量データの値まで参照したかを確認し(ステップS35)、最後まで参照していなければ、次のタイマー値の光量データを参照して(ステップS37)、再びステップS32に戻る。
一方、ステップS32の処理で、光量データの値が所定のしきい値Vth以上と判別されたら、ステップS33に移行して、タイマー値が一つ前の光量データと比較する。そして、これら光量の変化量が所定値以内か否かを判別する。すなわち、受光量の変動量が所定量以内か否かを判別する。そして、所定値以内でなければステップS35にジャンプし、所定値以内であればステップS34に移行する。
ステップS34では、ステップS33の判別処理で連続して変化量が所定値以内と判別される回数をカウントし、それにより、光量の変化量が所定値以内に収まっている期間が所定時間D(図13参照)だけ連続したか否か判別する。そして、所定時間Dだけ連続していなければステップS35にジャンプする一方、所定時間Dより連続していればステップS38に移行する。ここで、所定時間Dとは、実際の針位置検出処理において透過孔の重なり状態を検出するのにADコンバータ34で光量信号のAD変換(或いは光量信号としきい値電圧との比較処理)を行うのに掛かる時間に関連して、予め設定される時間長である。例えば、AD変換により針位置検出を行うのであればAD変換にかかる処理時間650μsec+マージン分、比較処理で針位置検出を行うのであればコンパレート処理にかかる処理時間120μsec+マージン分等に設定すると良い。
そして、光量データがしきい値Vth以上で光量データの変化量の小さい期間が所定時間D続いていてステップS38に移行したら、該ステップS38で、その期間の先頭タイミングtxを最適な検出タイミングT1として不揮発性メモリ36の設定データ格納部36aに書き込む。そして、この検出タイミング最適化処理を終了する。
このような検出タイミング最適化処理により、例えば、図13(a)に示すような遷移期間Tの光量データが取得された場合、その時間ゼロのタイミングt1から順次光量データが参照されて、光量値がしきい値Vth以上で前後の光量の変化量が所定量以下となる期間が探索される。例えば、期間Aの光量データでは、光量値がしきい値Vth以上であると判別されるが、光量の変化量が所定量を超えると判別されて最適な検出タイミングの候補から外される。また、その次の期間Bの光量データでは、光量値がしきい値Vth以上であり、且つ、前後の光量の変動量が所定量以内に収まっていると判別されるが、この変動量の小さい期間が所定時間Dより短いとして、最適な検出タイミングの候補から外される。そして、その次の期間Cが、光量値がしきい値Vth以上で、且つ、光量の変動量が小さい期間が所定時間Dを超えると判別されて、この期間Cが最適な検出タイミングの候補とされる。そして、この期間Cの先頭タイミングが、最適な検出タイミングT1として設定されるようになっている。
次に、この最適な検出タイミングT1を用いた針位置検出の処理について説明する。
図19には、図14のステップS4で実行される針位置検出処理のフローチャートを示す。
針位置検出処理は、通常の時計使用中に繰り返し実行される処理であり、複数の歯車(時針車27、分針車25、秒針車20、中間車23)に形成された第1〜第4の透過孔21a,28,29,30が所定時刻に正しく重なっているか確認する処理である。また、正しく重なっていないと検出された場合には、針位置がずれていると判断して針位置を正しい位置に修正する針位置自動修正処理を行うものである。
図14のメイン制御処理において、ステップS4の針位置検出処理に移行すると、図19に示すように、先ず、予め設定された孔検出時刻か否かを判別する(ステップS41)。そして、検出時刻でなければそのままこの針位置検出処理を終了してメイン制御処理に戻るが、孔検出時刻(例えば、0時00分,1時00分〜10時00分など、第1〜第4透過孔21a,28〜30が検出位置Pで重なる時刻)であれば、検出部13を動作させて孔の有無を検出する孔有無検出処理(透過孔検出制御手段)を行う(ステップS42)。そして、この検出処理の結果を判別し(ステップS43)、孔有りと判別されれば、針位置に異常はないとしてこのまま針位置検出処理を終了するが、孔無しと判別されれば、針位置を修正する針位置自動修正処理(ステップS44)を実行してから、この針位置検出処理を終了する。
針位置自動修正処理は、詳細は省略するが、指針2〜4を高速に回転させながら1ステップの回転ごとに連続的に孔有無検出処理(ステップS42と同様の処理)を行って、指針2〜4の実際の位置を検出するものである。そして、指針2〜4の位置が確認されたら、指針2〜4の位置と内部の針位置カウンタの値とを同期させて、指針2〜4のズレを修正する。
図20には、図19のステップS42で実行される孔有無検出処理の詳細なフローチャートを示す。
孔有無検出処理に移行すると、先ず、発光部31を非発光状態として受光部32からの受光信号をADコンバータ34によりAD変換し、その値を外来光の光量値として計測する(ステップS51)。次いで、この外来光の計測値により孔有り又は孔無しと判定する際のしきい値を補正する(ステップS52)。すなわち、発光部31を発光させたときの受光部32の受光量がしきい値を超えているか否かによって透過孔の有無を判定することになるが、発光部31を発光させたときでも、外来光が多ければその分受光部32の受光量は大きくなり、外来光が少なければその分受光部32の受光量は少なくなる。従って、外来光の影響を排して一定の判定を行うために、外来光の光量分だけしきい値を高低させる補正処理を行う。
次いで、ステッピングモータ17,22に駆動パルスを出力し(ステップS53)、それに続いて、検出部13やADコンバータ34を作動させて受光量としきい値との比較処理を行う(ステップS54)。ここで、ADコンバータ34を動作させるタイミングは、上述した検出タイミング設定処理(図15)で設定された検出タイミングT1となるようにタイミング制御を行う。なお、受光量としきい値との比較処理は、DAコンバータ342によりしきい値電圧を出力し、コンパレータ341によりこれと受光信号とを直接比較するようにしても良いし、ADコンバータ34により受光信号をAD変換し、マイクロコンピュータ35によりこのAD変換値としきい値とを比較するようにしても良い。
そして、このADコンバータ34による処理の結果を判別して(ステップS55)、受光量がしきい値より大きい場合には、ステップS56に移行して孔有りの判別処理を行い、受光量がしきい値より小さい場合には、ステップS57に移行して孔無しの判別処理を行う。その後、発光部31、受光部32の動作を停止させ、且つ、ADコンバータ34への電源供給を停止させて(ステップS58)、この孔有無検出処理を終了する。
図21には、孔有無検出処理における検出部13の動作の第1例を説明するタイムチャートを示す。また、図22には、従来の孔有無検出処理における検出部13の動作の一例を説明するタイムチャートを示す。これらの図中、(a)は受光部32のオン・オフタイミング、(b)は発光部31のオン・オフタイミング、(c)はADコンバータ34の動作状態、(d)はステッピングモータ17,22の駆動パルス、(e)は透過孔が重なったときの開口率を示している。図23,24,26,27についても同様である。
図22の従来例に示されるように、従来の孔有無検出処理においては、ADコンバータ34を動作させるタイミングR1は、歯車が停止するタイミングからさらに後に設定され、最適化されていない。一方、図21の第1例のタイムチャートに示すように、この実施形態の孔有無検出処理では、個々の時計ユニット1ごとに光量が安定する最速のタイミングT1でADコンバータ34が動作するように最適化されている。従って、この第1例のタイムチャートに示される孔有無検出処理によれば、従来の場合と比較して、ステッピングモータ17,22を駆動開始させたタイミングから透過孔の有無を判別するまでの期間が短くなり、1回の孔有無検出処理にかかる時間を短縮することが可能になっている。例えば、図21のタイムチャートの第1例では、図22の従来例と比較して期間Q1分の短縮化が可能になっている。
なお、図21で説明した孔有無検出処理は、通常の運針中に例えば1秒間隔で行われる処理なので、上記の期間Q1を削減しても処理全体の短縮にはつながらない。しかしながら、指針2〜4を高速に回転させながら1ステップの駆動ごとに1回の孔有無検出処理を行う針位置自動修正処理(図19のステップS44)においては、透過孔の有無を判別した後にすぐ次のモータの駆動パルスを出力させることが可能なので、1回の孔有無検出処理から図21の期間Q1を削減して、針位置自動修正処理にかかるトータルの処理時間を大幅に短縮することが可能となる。また、トータルの処理時間が大幅に削減されることから、針位置自動修正処理を通して消費される電力も削減できるという効果が得られる。
図23には、孔有無検出処理における検出部13の動作の第2例を説明するタイムチャートを示す。
第2例のタイムチャートは、歯車がまだ振動している期間に検出タイミングT1が設定された場合のものである。すなわち、検出タイミング設定処理(図15)において光量がしきい値以上で且つその変動量が所定量以内に収まる一定時間以上の期間が、図23のように、歯車が振動している期間lにあった場合のものである。期間lのように、短い安定期間では、ADコンバータ34の動作期間L0の全期間で安定した光量を得ることは出来ないが、一定長以上の安定期間lがあれば、歯車が停止していない期間であっても、ADコンバータ34の動作期間L0の全期間で安定した光量を得ることが出来る。したがって、このような安定期間lがあれば、歯車が振動している期間中であっても、検出タイミングT1を設定して透過孔の有無の判別が可能となる。
この第2例の場合には、ADコンバータ34の動作タイミングがさらに早くなるので、より長い期間Q2の処理時間の短縮化を図ることが可能となる。
図24には、孔有無検出処理における検出部13の動作の第3例を説明するタイムチャートを示す。
第3例のタイムチャートは、ADコンバータ34を動作させて光量のAD変換(或いはコンパレート処理)が完了したら、すぐに電圧スタート信号VSと電流スタート信号ISを無効値として受光部32や発光部31の動作を停止させるようにしたものである。このような動作制御によれば、ADコンバータ34による検出タイミングT1が最適化された分、図22の従来例と比較して、発光部31と受光部32のオン期間を期間Q1分だけ短くして消費電力を低減することが可能になっている。
[第2実施形態]
図25には、本発明の第2実施形態の孔有無検出処理のフローチャートを示す。
第2実施形態は、第1実施形態の孔有無検出処理の一部を変更したものであり、その他の構成は第1実施形態とほぼ同様である。同様の部分については説明を省略する。
第2実施形態の孔有無検出処理は、ステップS54Bの検出部13(発光部31、受光部32)とADコンバータ34を作動させる処理(ステップS54B)が異なるのみで、その他のステップS51〜S53,S55〜S58は第1実施形態と同様の処理である。
この実施形態の孔有無検出処理では、ステップS53でステッピングモータ17,22に駆動パルスを出力したら、次いで、設定された検出タイミングT1で検出部13(発光部31、受光部32)が安定状態となるように、不安定期間を逆算したタイミングで電圧スタート信号VSや電流スタート信号ISを有効値とする。さらに、同様にADコンバータ34の電源供給を行うとともに、設定された検出タイミングT1で、ADコンバータ34が動作して、受光信号のAD変換処理(或いはしきい値とのコンパレート処理)が実行されるようにタイミング制御を行う(ステップS54B)。
図26と図27には、第2実施形態の孔有無検出処理の動作の第1例と第2例を説明するタイムチャートを示す。
発光部31は電圧スタート信号VSを有効値としたらすぐに安定するものでなく、一定の不安定期間U1だけ発光量が揺らいだ後に所定の光量で安定する。また、受光部32は電流スタート信号ISを有効値とした後にすぐに安定動作するものでなく、一定の不安定期間U2だけ受光量に比例した安定的な出力が得られず、不安定期間U2を経過した後に、受光量に比例した安定的な出力が得られるような特性を有している。従って、検出タイミングT1でADコンバータ34を動作させて受光量の正確な検出を行うためには、検出タイミングT1より早いタイミングで発光部31や受光部32を作動させておかなければならない。そのため、図21や図23のタイムチャートに示したように、第1実施形態では発光部31や受光部32の作動タイミングを十分に早めに設定してある。
この第2実施形態では、図26,図27に示すように、上記の発光部31や受光部32の作動タイミングを、設定された検出タイミングT1に応じて最適化したものである。すなわち、不安定期間U1,U2は、素子の特性等に基づいて決定する既知の期間であるので、設定された検出タイミングT1からこの不安定期間U1,U2だけ逆算したタイミングで、電圧スタート信号VSや電流スタート信号ISを有効値にして、発光部31や受光部32を作動させるようにしている。
このような処理により、図26に示すように、検出タイミングT1が早いタイミングに設定されている場合には、それに応じて発光部31や受光部32が早めに作動され、図27に示すように、検出タイミングT1が遅いタイミングに設定されている場合には、それに応じて発光部31や受光部32も遅めに作動される。これにより、発光部31や受光部32の作動開始点のタイミングが最適化されて、発光部31や受光部32で消費される電力の低減が図られる。
以上のように、本発明の第1実施形態および第2実施形態の時計モジュール1によれば、検出部13やADコンバータ34およびマイクロコンピュータ35の処理によって、複数の歯車20,28,29,30に設けられた透過孔21a,28,29,30の重なり状態を検出して、マイクロコンピュータ35が認識している針位置と実際の針位置とにズレが生じていないか確認したり、ズレがあると判別された場合にこのズレを自動的に解消する処理を行うことが可能になっている。
さらに、上記実施形態の時計モジュール1においては、図15の検出タイミング設定処理により、ステッピングモータ17,22の駆動開始の時点から透過孔21a,28,29,30の検出を行うまでのタイミングを最適化することができるので、それにより、所定時刻ごとに針位置にズレがないか確認する孔有無検出処理において、発光部31や受光部32の駆動オフのタイミングを早めることができ(図24参照)、消費電力の削減を図ることができる。このような効果は、特に、小型電池で駆動する腕時計用の時計モジュール1において特に有効なものである。
また、上記のように透過孔21a,28,29,30の検出タイミングが最適化されるので、指針2〜4を高速に回転させながら孔有無検出処理を繰り返し行って実際の針位置を探索する針位置自動修正処理の際に、各々の孔有無検出処理から図21,図23の短縮可能期間Q1,Q2を削減することで、針位置自動修正処理のトータルの処理時間を大幅に短縮することが出来る。
また、上記実施形態の検出タイミング設定処理(図15)によれば、歯車23,25,27を透過孔が重なる1ステップ手前の状態まで回転させた後、歯車23,25,27を1ステップ回転させて透過孔が重なるまでの遷移期間Tにおける受光信号を高速にサンプリングし、このサンプリングデータを用いて最適な検出タイミングT1を探索するので、検出タイミングT1の条件として複雑な条件を採用した場合でも、そのような検出タイミングT1を間違いなく見つけだすことができる。
また、最適な検出タイミングT1の条件として、受光量が所定のしきい値を超え、且つ、受光量の変動量が小さいまま一定時間続く期間の先頭タイミングという条件を課しているので、孔有無検出処理においてこの検出タイミングT1でADコンバータ34を動作させることで、透過孔が重なるタイミングにしきい値以上の受光信号が安定的に検出でき、それにより、間違いのない針位置検出を行うことが可能となる。また、このように受光量が安定する期間が複数ある場合には、早いほうの期間の先頭タイミングが検出タイミングT1として選定されるので、孔有無検出処理における処理の短縮時間や電力削減量をより多くできるという効果がある。
また、不揮発性メモリ36に、最適化された検出タイミングT1の設定データが格納されるので、例えば、工場出荷前の設定工程などにおいて検出タイミングT1の最適化を行っておき、ユーザが製品出荷後等に設定処理を行わなくても良いようにできるという効果がある。
なお、本発明は、上記第1および第2の実施形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、上記実施形態の検出タイミング最適化処理では、受光量が所定のしきい値を超え、且つ、受光量の変動量が小さいまま一定時間続く期間の先頭タイミングを、最適化された検出タイミングT1として設定するようにしているが、この期間の先頭から所定のマージン分だけ遅れたタイミングを最適化された検出タイミングT1として設定するようにしても良い。
また、検出タイミング最適化処理で最適とされる検出タイミングT1の条件も、上記実施形態に示したものに限られず、例えば、受光量のしきい値を上下に変動したり、受光量の変動量が小さくなる期間長を拡大或いは縮小するなど、検出タイミングT1の条件は透過孔の検出条件等により種々に変更可能である。
また、上記実施形態では、検出タイミング最適化処理を1回のみ行う例を示したが、例えば、透過孔の重なるパターンが複数ある場合には、各パターンごとに検出タイミング最適化処理を行って、各パターンごとに検出タイミングの最適化を図り、最適化された検出タイミングを設定しておくようにしても良い。例えば、上記実施形態では、三つの歯車23,25,27の透過孔28,29,30が重なるときと、秒針車20の透過孔21aが重なるときとで、受光信号の信号パターンが異なることが考えられるため、これらの場合ごとに検出タイミングの最適化を行うようにしても良い。
その他、歯車や透過孔の構成、受光部や発光部の構成、透過孔を検出する方式など、実施の形態で示した細部等は、発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
また、上記実施形態では、電子時計の針位置検出に本発明の貫通状態判別装置を適用した例を示したが、その他、移動部材に設けられた透過孔が検出位置に来たか否かを検出する種々の装置において本発明を同様に適用することができる。
本発明の実施の形態の時計モジュールを示す正面図である。 図1の時計モジュールの矢印A−A線断面図である。 針を回転させる歯車の構成を裏蓋側からみた背面図である。 秒針車に形成された孔部を表わした正面図である。 分針車と中間車に形成された孔部を表わした正面図である。 時針車に形成された孔部を表わした正面図である。 時計モジュールの回路構成を示すブロック図である。 貫通状態判別装置として機能する検出部とその周辺部分を詳細に示した回路構成図である。 RAM中に構成される光量変化データ格納部を示すデータチャートである。 孔有無検出処理で穴開と判別される状態の一例を示す説明図である。 孔有無検出処理で穴閉と判別される状態の一例を示す説明図である。 歯車のバックラッシュによって穴開と判別すべき状態や穴閉と判別すべき状態のばらつきを示す説明図である。 透過孔が重なる遷移期間の光量変化と透過孔の重なり状態を示した図である。 時計モジュールのCPUにより実行されるメイン制御処理の処理手順を示すフローチャートである。 図14のステップS2aで実行される検出タイミング設定処理の処理手順を示すフローチャートである。 図15のステップS12で実行される光量変化取得処理の処理手順を示すフローチャートである。 図16の光量変化取得処理中に実行されるタイマー割込み処理のフローチャートである。 図15のステップS13で実行される検出タイミング最適化処理の処理手順を示すフローチャートである。 図14のステップS4で実行される針位置検出処理の処理手順を示すフローチャートである。 図19のステップS42で実行される孔有無検出処理の処理手順を示すフローチャートである。 孔有無検出処理の動作の第1例を示すタイムチャートである。 従来の孔有無検出処理の動作の一例を示すタイムチャートである。 孔有無検出処理の動作の第2例を示すタイムチャートである。 孔有無検出処理の動作の第3例を示すタイムチャートである。 本発明の第2実施形態の孔有無検出処理の処理手順を示すフローチャートである。 第2実施形態の孔有無検出処理の動作の第1例を示すタイムチャートである。 第2実施形態の孔有無検出処理の動作の第2例を示すタイムチャートである。
符号の説明
1 時計モジュール(電子時計)
2 秒針
3 分針
4 時針
13 検出部
20 秒針車(移動部材)
21a 第1透過孔
25 分針車(移動部材)
28 第2透過孔
27 時針車(移動部材)
29 第3透過孔
31 発光部
32 受光部
34 ADコンバータ
35 マイクロコンピュータ
36 不揮発性メモリ
36a 設定データ格納部
37 RAM
37a 光量変化データテーブル
311 定電流回路
321 定電圧回路
D1 発光ダイオード
Tr1 フォトトランジスタ
341 コンパレータ
342 DAコンバータ

Claims (6)

  1. 透過孔を備え所定経路上を移動する移動部材と、
    発光部からの光を前記移動部材に向けて発光させ、この発光させた光を受光部で受光しこの受光した光に基づいて透過孔の位置を検出する検出手段と、
    前記透過孔の位置の検出に先立って、前記移動部材の移動開始のタイミングから移動中における前記受光部による受光量を順次測定し、その測定された受光量の変化の中で、前記透過光の位置を検出するのに適したタイミングを検出タイミングとして設定する検出タイミング設定手段と、
    この検出タイミング設定手段により検出タイミングが設定された後に、前記移動部材を移動し、前記設定されている検出タイミングと同じタイミングまたはそのタイミングと対応したタイミングで前記発光部から光を発光させ、前記受光部でその発光した光を受光して前記透過孔の位置の検出を行う透過孔検出制御手段と、
    を備えたことを特徴とする貫通状態判別装置。
  2. 前記検出タイミング設定手段は、
    移動部材を移動させる移動制御手段と、
    この移動制御手段の制御により前記移動部材が移動を開始してから前記発光部を発光状態にして順次前記受光部からの受光信号をサンプリングするサンプリング手段と、
    このサンプリング手段により取得されたサンプリングデータの中で前記透過孔を検出するのに適したタイミングを探索し、予め定められた条件を満たしたサンプリングデータとなった際のタイミングを検出タイミングとして設定するタイミング設定手段と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の貫通状態判別装置。
  3. 前記検出タイミングとは、受光量の大きさが所定のしきい値以上で且つ受光量の変動量が所定量以内となる期間中の一タイミングであることを特徴とする請求項1記載の貫通状態判別装置。
  4. 前記検出タイミングとは、受光量の大きさが所定のしきい値以上で且つ受光量の変動量が所定量以内となる期間のうち、早い方の期間中の一タイミングであることを特徴とする請求項1記載の貫通状態判別装置。
  5. 前記検出タイミング最適化手段により探索された前記第1タイミングの設定値を記憶する設定値記憶手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の貫通状態判別装置。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の貫通状態判別装置と、
    前記貫通状態判別装置の判別結果に基づいて移動部材の透過光の位置を検出する針位置検出制御手段と、
    を備えていることを特徴とする電子時計。
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