JP5481874B2 - アナログ電子時計 - Google Patents

アナログ電子時計 Download PDF

Info

Publication number
JP5481874B2
JP5481874B2 JP2009035061A JP2009035061A JP5481874B2 JP 5481874 B2 JP5481874 B2 JP 5481874B2 JP 2009035061 A JP2009035061 A JP 2009035061A JP 2009035061 A JP2009035061 A JP 2009035061A JP 5481874 B2 JP5481874 B2 JP 5481874B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
hand
detection
pointer
counting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009035061A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010190714A (ja
Inventor
隆之 小宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2009035061A priority Critical patent/JP5481874B2/ja
Publication of JP2010190714A publication Critical patent/JP2010190714A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5481874B2 publication Critical patent/JP5481874B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electromechanical Clocks (AREA)

Description

この発明は、アナログ表示部を有する電子時計に関する。
以前より、現在時刻から所望のズレ時間ずらした時刻を常時表示するタイムシフト機能を搭載した電子時計がある(例えば特許文献1)。近年の電子時計においては、例えば時刻情報を含んだ標準電波を受信したり、所定の時刻サーバから時刻情報を受信したりして、時計内部の計時時刻を現在時刻に自動修正する機能を有している。そのため、タイムシフト機能のように時計内部の計時時刻をずらして表示する機能がないと、所望のズレ時間ずらした時刻を常時表示させることができなくなる。このようなタイムシフト機能によれば、時計を数分進ませた状態で使用したり、時差分をずらして常に海外時刻を表示させたりすることができる。
また、近年の電子時計では、所定の検出時刻(例えば毎正時)に指針の位置が検出位置(例えば毎時00分00秒)にあるか否かを確認し、指針の位置が検出位置からずれていた場合に、指針の位置を自動修正する針位置検出機能および針位置自動修正機能を有するものが開発されている。このような針位置検出機能および針位置自動修正機能によれば、例えば、指針を回転駆動するモータに駆動信号を出力したのに指針が回転していなかったり、或いは、モータに駆動信号が出力されていないのに衝撃等によって指針が回転してしまったりすることで、指針の位置がずれた場合に、このずれを検出して修正することが可能となる。
特開2005−83969号公報
しかしながら、タイムシフト機能を有する電子時計に、上記の針位置検出機能や針位置自動修正機能を付加した場合、そのままでは、針位置検出が正常に行なえないという不都合が生じる。
この発明の目的は、電子時計にタイムシフト機能と針位置検出機能とを付加しつつ、これら両方の機能の正常な動作を実現することを可能とすることにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、
現在時刻を指針により表示させる第1の指針表示制御手段と、
前記指針が予め定められた検出位置にあるか否かを検出する針位置検出手段と、
予め定められた検出時刻に前記針位置検出手段を作動させる針位置検出制御手段と、
前記針位置検出手段により前記指針が検出位置にないと検出された場合に、前記指針の位置を修正する指針位置補正手段と、
を備えたアナログ電子時計において、
ズレ時間の情報を記憶する記憶手段と、
現在時刻から前記記憶手段に記憶されたズレ時間だけずれた時刻を前記指針により表示させる第2の指針表示制御手段と、
前記検出時刻を、前記記憶手段に記憶されているズレ時間ずれた時刻に変更する検出時刻変更手段と、
現在時刻を計数する時刻計数手段と、
を備え
前記針位置検出制御手段は、
前記時刻計数手段の分桁の値が更新されたときに、前記時刻計数手段の計数時刻が指定時刻であるか否かを判別し、当該指定時刻であると判別した場合に前記針位置検出手段を作動させる構成であり、
前記検出時刻変更手段は、前記時刻計数手段の分桁の値が更新されたときに、前記記憶手段にズレ時間が記憶されているか否かを判別し、ズレ時間が記憶されている場合に、前記指定時刻を前記検出時刻が前記ズレ時間ずらされた時刻に変更する構成であることを特徴としている。
請求項記載の発明は、請求項記載の電子時計において、
前記指針位置補正手段は、
前記指針の位置を現在時刻が前記ズレ時間ずらされた時刻に対応する位置へ修正することを特徴としている。
請求項記載の発明は、請求項1記載の電子時計において、
前記指針と連動して回転するとともに一部に被検出部を有する歯車を備え、
前記針位置検出手段は、
発光部と受光部とを有し、前記発光部から前記歯車に光を照射して前記受光部の受光状態を判別することで、前記被検出部が所定位置にあるか否かを検出し、この検出に基づき前記指針が検出位置にあるか否かを判別する構成であることを特徴としている。
請求項記載の発明は、請求項1記載の電子時計において、
外部からの操作入力が可能な操作部と、
前記操作部を介した操作入力に基づいて前記記憶手段にズレ時間の情報を設定する制御部と、
を備えていることを特徴としている。
請求項記載の発明は、請求項1記載の電子時計において、
標準電波を受信して現在時刻の時刻情報を取得する時刻受信手段と、
前記時刻受信手段により取得された時刻情報に基づき現在時刻を計数する時刻計数手段と、
を備え、
前記第1の指針表示制御手段は、
前記時刻計数手段の計数時刻に基づいて現在時刻を指針により表示させる構成であり、
前記第2の指針表示制御手段は、
前記時刻計数手段の計数時刻と前記記憶手段に記憶されたズレ時間とに基づいて前記ずれた時刻を前記指針により表示させる構成であることを特徴としている。
本発明に従うと、ズレ時間を記憶させることで第2の指針表示制御手段により、指針が指し示す時刻を現在時刻からずらして表示させることができる。また、検出時刻変更手段により、表示時刻がズレ時間ずらされていても針位置検出を正常に行うことができる。
本発明の実施の形態のアナログ電子時計を示す正面図である。 図1のアナログ電子時計の輪列機構を説明する縦断面図である。 指針を回転させる複数の歯車を裏蓋側からみた背面図である。 秒針が固着される秒針車の構成を示す正面図である。 分針が固着される分針車と中間車の構成を示す正面図である。 時針が固着される時針車の構成を示す正面図である。 アナログ電子時計の回路構成を示すブロック図である。 1秒信号入力処理の制御手順を示すフローチャートである。 1分キャリー信号入力処理の制御手順を示すフローチャートである。 図9のステップS18で実行される針補正処理の制御手順を示すフローチャートの一部分である。 同、針補正処理のフローチャートの分岐部分である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態のアナログ電子時計を示す正面図、図2は、その要部の断面図、図3は、指針を回転させる複数の歯車を裏蓋側からみた背面図である。
この実施の形態のアナログ電子時計1は、電子制御によって指針を回転させて時刻を表示するもので、例えば置時計や腕時計の本体となるものである。アナログ電子時計1の正面側には風防ガラスの下側に文字板5およびソーラパネル9が設けられている。文字板5やソーラパネル9の中央には、秒針軸20a,分針軸25a、時針軸27aを内部機構から前面側に通過させる貫通孔5a,9a(図2)が設けられ、これら軸20a,25a,27aの先端側に秒針2と分針3と時針4とがそれぞれ固定されている。そして、各軸20a,25a,27aが回転することで、文字板5上で秒針2と分針3と時針4とが回転し、時刻が表示されるようになっている。
図2に示すように、時針4が固定される時針軸27aと分針3が固定される分針軸25aとは、中空管状の軸であり、時針軸27aの中に分針軸25aが通され、分針軸25aの中に秒針軸20aが通されて、これら秒針軸20a、分針軸25aおよび時針軸27aが同一の回転軸を中心に回転可能な状態にされている。
これら秒針軸20a、分針軸25aおよび時針軸27aは、文字板5の背面側で互いに重なるように配置された秒針車20、分針車25および時針車27の回転中心にそれぞれ固着されている。図3において、分針車25と時針車27とは、前面側で秒針車20と重なって見えない状態にある。これら秒針車20、分針車25および時針車27は、互いに同一の回転軸を中心に回転可能な状態にされている。
図3は、裏蓋側から見た輪列の図であり、同図に示すように、このアナログ電子時計1の駆動系は、秒針2を回転駆動する第1駆動系11と、時針4と分針3とを連動させて回転駆動する第2駆動系12とに別れ、これら2系統の駆動系11,12がそれぞれ独立的に駆動可能にされている。第1駆動系11は、第1ステッピングモータ17と、五番車18と、秒針車20とからなり、第1ステッピングモータ17のロータ17cの運動がロータカナ17d、五番車18、五番車カナ18a、秒針車20と伝達されて、秒針車20および秒針2を回転するように構成されている。
第2駆動系12は、第2ステッピングモータ22、中間車23、三番車24、分針車25、図示略の日の裏車、時針車27等から構成され、第2ステッピングモータ22のロータ22cの運動がロータカナ22d、中間車23、中間車カナ23a、三番車24、三番車カナ24a、分針車25と伝達され、さらに、分針車25のカナ25bから日の裏車、日の裏車のカナ26a(図2参照)、時針車27と伝達されて、分針車25および分針3と時針車27および時針4とが連動して回転するようになっている。
なお、図2中、6は上部ハウジング、7は下部ハウジング、10は回路基板、14と15は各歯車の軸を保持する軸受け板、17aは第1ステッピングモータ17のコイルブロック、17bは第1ステッピングモータ17のステータ、22aは第2ステッピングモータ22のコイルブロック、22bは第2ステッピングモータ22のステータである。
また、このアナログ電子時計1の内部機構には、複数の歯車(時針車27、分針車25、秒針車20、中間車23)に設けられた被検出部としての透過孔の重なり状態を検出する検出部13が設けられている。検出部13は、電気的な駆動により発光する発光素子31と、光を受けて検出信号を出力する受光素子32とを備えている。発光素子31は例えば発光ダイオードなどであり、受光素子32は例えばフォトトランジスタなどである。この実施形態では、発光素子31と受光素子32とは、上記の複数の歯車を挟んで対向するように文字板5側と裏蓋側とに配置されている。そして、上記複数の歯車(時針車27、分針車25、秒針車20、中間車23)に形成された透過孔が検出位置Pで重なると、発光素子31の光が透過孔を通過して受光素子32に届いてそれが検出されるようになっている。他方、複数の歯車に形成された透過孔が検出位置Pで重なっていなければ、発光素子31の光は歯車に遮られて受光素子32にあまり届かず、それが検出されるようになっている。
なお、検出位置Pは、秒針車20、分針車25、時針車27の中心から文字板5の12時00分の方向に設定されている。
図4には、秒針が固着される秒針車の正面図を示す。
図4に示すように、秒針車20には、例えば秒針2と重なる位置に円形の第1透過孔21aが形成されている。これにより、秒針2が0秒を指すときに、検出位置Pに秒針車20の第1透過孔21aが重なるようになっている。また、秒針車20には、この透過孔21aと同一半径上、周方向に沿って長い2つの第2長孔21bと第3長孔21cとが形成されている。第1透過孔21aと第2長孔21bとの間は第1遮光部21d、第1透過孔21aと第3長孔21cとの間は第2遮光部21eとなっており、これら第1遮光部21dと第2遮光部21eとは異なる長さに設定されている。また、第2長孔21bと第3長孔21cとの間の第3遮光部21fは、第1透過孔21aの位置を基準に180度の位置に設定されている。詳細には、第1遮光部21dは、秒針2が1秒〜7秒を指し示す間に検出位置Pと重なり、第2長孔21bは、秒針2が8秒〜28秒を指し示す間に検出位置Pと重なり、第3遮光部21fは、秒針2が29秒〜31秒を指し示す間に検出位置Pと重なり、第3長孔21cは、秒針2が32秒〜50秒を指し示す間に検出位置Pと重なり、第2遮光部21eは、秒針2が51秒〜59秒を指し示す間に検出位置Pに重なるようになっている。
このように秒針車20を形成することで、秒針2が偶数秒を指し示すときに検出位置Pと重なる部位が何れかの遮光部21d,21e,21fであった場合に、その状態から秒針車20を180度回転させると、検出位置Pには必ず透過孔21aか長孔21b,21cが重なるようになっている。
図5には、分針が固着される分針車と中間車の正面図を示す。
分針車25には、図5に示すように、1個の第2透過孔28が形成されている。第2透過孔28は例えば分針3と重なる位置で、且つ、検出位置Pと重なる半径上に形成されている。また、中間車23にも円形状の1個の第4透過孔30が形成されている。この第4透過孔30も検出位置Pと重なる半径上に形成されている。これら分針車25と中間車23とは連動して回転するものであり、分針車25の第2透過孔28が検出位置Pと重なるときには、中間車23の第4透過孔30も検出位置Pと重なるように組み合わされている。
図6には、時針が固着される時針車の正面図を示す。
時針車27には、図6に示すように、例えば、検出位置Pと重なる半径上で時針4と重なる位置、並びに、同一半径上で中心角が30度間隔で離れた位置に合計11個の第3透過孔29が形成されている。これら11個の第3透過孔29は、それぞれ円形状の孔であり、時針4が0時から10時までの各正時(0時00分、1時00分・・・10時00分)を指し示すときに何れかの透過孔29が検出位置Pにそれぞれ重なるようになっている。時針4が11時00分を指すときに検出位置Pと重なる部位は第4遮光部29aとされ、透過孔は形成されていない。
上記のような分針車25の第2透過孔28と、時針車27の第3透過孔29と、中間車23の第4透過孔30との構成により、指針2〜4が11時と23時を除く各正時(0時00分、1時00分・・・10時00分、12時00分・・・22時00分)を指し示す状態で、第1〜第4透過孔21a,28,29,30が検出位置Pで重なるようになっている。一方、11時と23時の各正時には、時針車27の第4遮光部29aが検出位置Pに来るため、検出位置Pでの第1〜第4透過孔21a,28,29,30の重なりは生じないようになっている。
さらに、上記のような分針車25の第2透過孔28と、時針車27の第3透過孔29と、中間車23の第4透過孔30との構成により、秒針車20の長孔21b,21cを検出位置Pに配置した状態で、分針3と時針4とを12時間分回転させつつ、その回転量をカウントしながら検出部13で透過孔の開閉状態を検出していくことで、11時正時を除く1時間の回転ごとに第2〜第4透過孔28〜30の重なりが検出されて、それにより分針3の位置を特定することができる。また、12回分の1時間の回転のうち1回だけ第2〜第4透過孔28〜30の重なりが検出されず、それにより時針4の位置を特定できるようになっている。
図7には、アナログ電子時計の回路構成を示すブロック図を示す。
この実施形態のアナログ電子時計1には、次のような回路構成が備わっている。すなわち、上記の第1ステッピングモータ17と第2ステッピングモータ22とを含み指針2〜4の駆動を行う時計ムーブメント8と、歯車(秒針車20、分針車25、中間車23、時針車27)の透過孔の重なり状態を検出する検出部13と、時計の全体制御を行うCPU(中央演算処理装置)35と、制御プログラムや制御データが格納されたROM(Read Only Memory)36と、CPUに作業用のメモリ空間を提供するRAM(Random Access Memory)37と、計時用のタイミング信号を形成する発振回路38および分周回路39と、タイミング信号を受けて現在時刻の計時を行う時刻計数回路(時刻計数手段)47と、各部に電源を供給する電源部40と、時刻情報の含まれる標準電波を受信して取り込む時刻受信手段としてのアンテナ41および検波回路42と、複数の操作スイッチを有し外部から操作入力を行うスイッチ部(操作部)44等が設けられている。
CPU35は、ROM36の制御プログラムに従って分周回路39や時刻計数回路47からの信号に基づき時計ムーブメント8を駆動して指針2〜4を動かして時刻を表示したり、検出部13を駆動して針位置検出や針位置を修正する針補正処理を行ったりする。また、スイッチ部44からの指定の操作入力があった場合には、時計ムーブメント8を駆動して秒針2によりユーザに情報表示を行いながら、シフト時間(ズレ時間)の設定やシフト時間の設定解除を行うようになっている。シフト時間が設定された場合にはRAM37の所定領域にシフト時間の情報37aを設定し、指針2〜4を早送りして時刻計数回路47の計数時刻をシフト時間ずらした時刻まで移動させる。
さらに、CPU35は、所定時刻になった場合、或いは、スイッチ部44からの指定の操作入力があった場合に、検波回路42により標準電波の時刻情報を取得して、時刻計数回路47の計時時刻を現在時刻に修正する電波受信処理も行うようになっている。CPU35は、第1と第2の時刻表示制御手段、針位置検出制御手段、指針位置補正手段、検出時刻変更手段として機能するものである。
検出部13は、針位置検出手段を構成するもので、上述のように、発光ダイオードなどの発光素子31と、フォトトランジスタなどの受光素子32とを有し、検出位置Pにおいて複数の歯車(時針車27、分針車25、秒針車20、中間車23)を挟んで対向配置された構成である。そして、発光素子31を発光させ、受光素子32の受光信号を判別することで、検出位置Pで時針車27、分針車25、秒針車20、中間車23の透過孔が重なった状態にあるか否かを検出し、それにより秒針2や時分針3,4が所定の位置にあるか否かを判別可能とするものである。
分周回路39は、1秒周期で1秒信号1sを生成してCPU35と時刻計数回路47に出力する。
時刻計数回路47は、分周回路39からの1秒信号1sをカウントしていくことで現在時刻の計数を行っていく。また、時刻計数回路47は、計時時刻の0秒時点から1秒信号1sを10回カウントして十秒桁値が更新されるごとに10秒キャリー信号1hをCPU35に出力し、1秒信号1sを60回カウントして分桁値が更新されるごとに1分キャリー信号1mをCPU35に出力するように構成される。また、時刻計数回路47は、計時データをCPU35とやり取りすることが可能に構成され、例えばCPU35が標準電波から時刻情報を取得した場合には、CPU35が時刻情報に基づく計時データを時刻計数回路47に書き込んで、計時時刻に誤差が生じていた場合にこの誤差を修正するようになっている。また、CPU35が現在時刻を確認する必要があれば時刻計数回路47から計時データを読み出して確認できるようになっている。
次に、上記構成のアナログ電子時計1の動作について説明する。
[1秒信号入力処理]
図8には、CPU35により実行される1秒信号入力処理のフローチャートを示す。
まず、分周回路39からの1秒信号1sの入力に基づきCPU35により実行される1秒信号入力処理について説明する。この処理は、時刻の計数に従って秒針2と時分針3,4とを駆動して時刻の表示内容を更新していくものである。
CPU35に1秒信号1sが入力されて、この処理が開始されると、まず、CPU35は、時計ムーブメント8の第1ステッピングモータ17にパルス信号を供給して秒針2を1ステップ駆動(6°回転)させ(ステップS1)、秒針2の回転位置を記憶するためにRAM37に設けられた秒針位置記憶部の秒針位置の値を「+1」する(ステップS2)。
続いて、時刻計数回路47から10秒キャリー信号1hの入力を確認し(ステップS3)、10秒キャリー信号1hの入力がなければ、このまま1秒信号入力処理を終了する。
一方、10秒キャリー信号1hの入力があれば、CPU35は、時計ムーブメント8の第2ステッピングモータ22にパルス信号を供給して分針3を1ステップ駆動(1°回転)させる(ステップS4)。時針4は、分針3と連動して回転するので、ステップS4の駆動により対応した回転量駆動される。続いて、CPU35は、分針3と時針4の回転位置を記憶するためにRAM37に設けられた時分針位置記憶部の時分針位置の値を「+1」する(ステップS5)。そして、この1秒信号入力処理を終了する。
このような1秒信号入力処理により、時間の経過に伴って秒針2と時分針3,4とがステップ駆動されていき、文字板5の時刻の表示内容が更新されていく。また、秒針2と時分針3,4の駆動に伴った秒針位置記憶部と時分針位置記憶部の値が更新されていく。従って、予め、現在時刻に秒針2と時分針3,4が合わせられている場合には、この1秒信号入力処理によって、文字板5上で現在時刻が表示されるように表示制御(第1の指針表示制御手段)がなされる。また、予め、現在時刻をシフト時間ずらした時刻に時分針3,4が合わせられている場合には、この1秒信号入力処理によって、文字板5上でシフト時間ずれた時刻が表示されるように表示制御(第2の指針表示制御手段)がなされるようになっている。
[1分キャリー信号入力処理]
図9には、CPU35により実行される1分キャリー信号入力処理のフローチャートを示す。
次に、時刻計数回路47からの1分キャリー信号1mの入力に基づいてCPU35により実行される1分キャリー信号入力処理について説明する。この処理は、針位置検出を実行するタイミングを図って、針位置検出処理や針補正処理を行うものである。
CPU35に1分キャリー信号1mが入力されて、この処理が開始されると、まず、CPU35は、RAM37にシフト時間情報37aが記憶されているか確認する(ステップS11)。その結果、記憶されてなければ、ステップS12に移行して、針位置検出を行う指定時刻として時刻計数回路47の計時時刻が正時(毎時00分)か否か判別する(針位置検出制御手段)。一方、シフト時間情報37aが記憶されていれば、ステップS13に移行して、針位置検出を行う指定時刻として時刻計数回路47の計時時刻にシフト時間を加算した時刻が正時か否か判別する。このステップS11とステップS13の処理により検出時刻変更手段が構成される。
ステップS12或いはステップS13の判別処理の結果、該当する指定時刻でなかった場合には、このままこの1分キャリー信号入力処理を終了する。
一方、ステップS12或いはステップS13の判別処理の結果、該当する指定時刻であった場合には、ステップS14からの針位置検出処理に移行する。
ステップS14からの針位置検出処理に移行すると、まず、CPU35は、検出部13の発光素子31を発光させる(ステップS14)。次いで、ステップS12又はステップS13で比較した指定時刻が11時または23時の何れかか否かを判別する(ステップS15)。そして、11時または23時である場合には、ステップS17で受光素子32が非受光であったか否かを判別し、それ以外の時刻であった場合には、ステップS16において受光素子32で受光があったか否かを判別する。
これは、秒針車20の透過孔21aと分針車25の透過孔28と時針車27の透過孔29とが、指針2〜4が11時と23時を除く毎正時に検出位置Pで重なる一方、11時と23時の各正時には時針車27の遮光部29aが検出位置Pに重なって透過孔を塞いだ状態となるため、これらの状態が検出できるか否かを判別するものである。
そして、ステップS16またはステップS17の判別結果がYESであれば、針位置は正確であるものと判断して、そのままこの1分キャリー信号入力処理を終了する。一方、ステップS16またはステップS17の判別結果がNOであれば、針位置は間違った位置にあるものと判断して、ステップS18の針補正処理に移行する。そして、針補正処理を完了してからこの1分キャリー信号入力処理を終了する。
上記のような1分キャリー信号入力処理により、予め定められた検出時刻(毎正時)に針位置検出が実行されるとともに、RAM37にシフト時間の情報37aが記憶されている場合には、検出時刻がシフト時間だけずらされて針位置検出が実行されるようになっている。
[針補正処理]
図10と図11には、図9のステップS18で実行される針補正処理のサブルーチン処理のフローチャートを示す。
上記の針位置検出の結果、指針2〜4の位置が正しくないと判別されて針補正処理に移行すると、まず、秒針2を偶数秒位置へ移動させるためのパルス信号を第1ステッピングモータ17へ供給して、秒針2が奇数秒位置にあった場合に、偶数秒位置へ移動させる(ステップS21)。
針補正処理において、秒針車20の位置検出には、2ステップごとの偶数秒位置でのみ位置検出を行うようになっている。2極ステッピングモータではロータの2つの静止位置のうち、どちらが偶数秒に対応しどちらが奇数秒に対応するかは、供給するパルスの極性により予め決められている。従って、第1ステッピングモータ17へ偶数秒に対応する極性パルスを供給することで、ロータ17cが偶数秒の静止状態となるようにする。
次いで、CPU35は、秒針2を2ステップ(12°)回転させ(ステップS22)、検出部13の発光素子31を発光させ(ステップS23)、この発光素子31の光を、受光素子32で受光できたか否かを判断する(ステップS24)。その結果、光を受光できない場合には、秒針2を60ステップ回転(1周)させたか否かを判断し(ステップS25)、60ステップ回転させていない場合には、ステップS22に戻り、ステップS22→ステップS23→ステップS24→ステップS25→ステップS22の処理を、ステップS24で光が受光されたと判断されるか、または、ステップS25で60ステップ回転させたと判断されるまで繰り返す。
<秒針2の位置のみ不正確で、時分針3,4の位置は正確な場合>
秒針2のみ不正確で、時分針3,4は正確な場合は、秒針2を60ステップ、すなわち1周する間に、ステップS24で受光有りと判断されるので、ステップS24の判別処理でステップS26へ移行して、秒針2のみの補正処理を実行する。
ステップS26へ移行したら、まず、秒針2を2ステップ(12°)回転させ(ステップS26)、検出部13の発光素子31を発光させ(ステップS27)、4回連続非受光後の受光が検出されたか否かを判断し(ステップS28)、4回連続受光後の非受光でない場合、60ステップ、すなわち、秒針2を1周駆動したか否かを判断し(ステップS29)、否の場合はステップS26に戻る。
4回連続非受光後の受光を検出する理由は、秒針車20には、51秒〜59秒の間に検出位置Pと重なる部位に第2遮光部21eが形成され、00秒のときに検出位置Pと重なる部位に円形の第1透過孔21aが形成されているため、秒針2が52秒、54秒、56秒、58秒の位置へ回転した4回連続のステップでは非受光となり、次に00秒の位置へ回転したステップで受光となるからである。
そして、ステップS26→ステップS27→ステップS28→ステップS29→ステップS26を繰り返し、4回連続非受光後の受光が検出された場合、現在の秒針2位置が00秒の位置なので、秒針位置記憶部の秒針位置の値を「0」にリセットする(ステップS30)。これにより、秒針2、分針3、時針4が正確な位置となり、続くステップS31に移行する。
ステップS31は、前段で指針2〜4の正確な位置が判明したので、指針2〜4の位置を元の表示用時刻の位置まで移動させる処理である。ステップS31に移行したら、まず、RAM37にシフト時間の情報37aが記憶されているか確認し、シフト時間が記憶されていなければ移動先の時刻を、時刻計数回路47で計時されている現在時刻とする。他方、シフト時間が記憶されていれば移動先の時刻を、時刻計数回路47で計時されている現在時刻をシフト時間ずらした時刻とする。そして、この移動先の時刻へ、秒針2、分針3、時針4を移動させる。
すなわち、第1ステッピングモータ17に1発の駆動パルスを供給して秒針2を1ステップ回転させるとともに秒針位置記憶部の値を「+1」する処理を、秒針位置記憶部の値が移動先の時刻の秒に一致するまで繰り返すことにより、秒針2を表示用時刻の秒位置に移動させる。同様に、第2ステッピングモータ22に1発の駆動パルスを供給して分針3を1ステップ回転するとともに時分針位置記憶部の値を「+1」する処理を、時分針位置記憶部の値を時分値に変換したデータが、移動先の時刻の時分に一致するまで繰り返すことにより、時針4および分針3を表示用時刻の時分位置に移動させる。
なお、ステップS28で、4回連続非受光後の受光の検出が判別される以前に、ステップS29で秒針2が60ステップ駆動されたと判断された場合は、エラーなので、エラー処理を行う(ステップS32)。
<時分針3,4の位置が不正確な場合>
時分針3,4の位置が不正確な場合は、前述のステップS22→ステップS23→ステップS24→ステップS25→ステップS22を繰り返しているとき、秒針2を60ステップ、すなわち1周回転させても、ステップS24で受光したと判断されないので、ステップS25の分岐処理でステップS41(図11)に分岐して、分針3と時針4の位置を検出する処理に移行する。
ステップS41に分岐すると、まず、CPU35は分針3を偶数ステップ位置へ移動させる(ステップS41)。分針3も秒針2と同様に、2極ステッピングモータのロータの2つの静止位置のうちどちらが偶数ステップでどちらが奇数ステップかが駆動パルスの極性により予め決められているので、第2ステッピングモータ22へ偶数ステップに対応する極性のパルスを供給することで、ロータ22cを偶数ステップの静止状態とさせる。
次に、分針3を2ステップ(2°)回転させ(ステップS42)、発光素子31を発光させ(ステップS43)、この発光素子31の光を受光素子32で受光できたか否かを判断する(ステップS44)。その結果、光を受光できない場合には、720ステップ回転させたか否かを判断し(ステップS45)、720ステップ回転させていない場合は、ステップS42に戻り、ステップS42→ステップS43→ステップS44→ステップS45→ステップS42を、ステップS44で光が受光されたと判断されるか、または、ステップS45で720ステップ回転させたと判断されるまで繰り返す。
ステップS45で720ステップを回転させたか否かを判断する理由は、時針車27には0時〜10時の毎正時に検出位置Pと重なる位置に透過孔29が形成されているが、11時の正時に検出位置Pと重なる位置には透過孔29が形成されておらず、第4遮光部29aとなっているため、受光素子32は10時に対応する透過孔29を通して受光した後、二時間分(360×2ステップ)のステップを回転させて、0時に対応する透過孔29が検出位置Pに重なるまで次の受光ができない、すなわち、最大719ステップの間受光が不可能となる場合がありえるので、719ステップ回転させないと、その間に、必ず1回は時針車27および分針車25の透過孔28,29が検出位置Pで重なったと判断することができないためである。
一方、ステップS42→ステップS43→ステップS44→ステップS45→ステップS42を繰り返しているとき、ステップS45で720ステップ回転させたと判断された場合は、秒針車20の何れかの遮光部が検出位置Pに重なった状態にあり、そのせいで時針車27と分針車25の透過孔28,29が検出できない場合であると判断できるので、この場合には、秒針車20を30ステップ(180°)回転させて(ステップS46)、秒針車20の透過孔21aまたは長孔21b,21cが検出位置Pに重なるようにする。そして、ステップS42〜S45と同じ処理である、ステップS47→ステップS48→ステップS49→ステップS50→ステップS47を繰り返す。
ステップS44またはステップS48で、受光素子32で受光したことが検出されたら、秒針2を00秒位置に移動させる秒針帰零処理を行う(ステップS51)。この秒針帰零処理は、前述したステップS26、ステップS27、ステップS28、ステップS29、ステップS30およびステップS32からなる。
秒針2の帰零が完了したら、次に、分針3を2ステップ(2°)回転させ(ステップS52)、検出部13の発光素子31を発光させ(ステップS53)、359回連続非受光後の受光が検出されたか否か判断し(ステップS54)、359回連続非受光後の受光が検出されない場合、4320ステップ、すなわち時針4を12時間分駆動したか否かを判断し(ステップS55)、否であればステップS52に戻る。
ここで、359回連続非受光後の受光を検出する理由は、時針車27には00時〜10時の毎正時に検出位置Pと重なる位置に透過孔29が形成されているが、11時の正時に検出位置Pと重なる位置には透過孔29が形成されてなく、第4遮光部29aがあるので、受光素子32は10時に対応する透過孔29を通して受光した後、二時間分(360×2ステップ)のステップ数を回転して、0時に対応する透過孔29が検出位置Pに重なるまで非受光となる場合が、12時間分の駆動中1回だけ生じ、これを検出するためである。そして、2ステップ毎に検出するので、10時に対応する透過孔29が検出位置Pに重なって受光してから、00時に対応する透過孔29が検出位置Pに重なって受光する間の検出回数は360回目となるので、359回連続非受光後の受光を検出するものである。
ステップS52→ステップS53→ステップS54→ステップS55→ステップS52を繰り返し、359回連続非受光後の受光が検出された場合、現在の時分針3,4位置は、00時00分の位置なので、時分針位置記憶部の値を「0」にリセットする(ステップS56)。そして、ステップS31に移行して、秒針2、分針3および時針4を、時刻計数回路47で計時されている現在時刻、或いは、RAM37にシフト時間情報37aが設定されている場合には、このシフト時間ずらした時刻へ早送りする。
一方、ステップS47→ステップS48→ステップS49→ステップS50→ステップS47を繰り返しているときに、ステップS49で720ステップ回転されたと判断された場合、ならびに、ステップS52→ステップS53→ステップS54→ステップS55→ステップS52を繰り返しているときに、ステップS55で時分針3,4を12時間分(4320ステップ)駆動したと判断された場合には、エラーなので、エラー処理へ進む。
上記のような針補正処理により、指針2〜4の針位置が不正確であることが検出されても、正確な針位置を確認した後に、現在時刻やシフト時間が設定されている場合には現在時刻をシフト時間ずらした時刻まで、指針2〜4を早送りして所望の時刻表示へ戻せるようになっている。
以上のように、この実施の形態のアナログ電子時計1によれば、シフト時間を設定して指針2〜4により現在時刻からシフト時間ずらした時刻を文字板5上で表示している場合に、1分キャリー信号入力処理(図9)のステップS11→ステップS13の処理により、毎正時の検出時刻をシフト時間ずらした時刻、すなわち、シフト時間ずらされた指針2〜4が正時の位置に来たときに針位置検出が行われるようになっているので、シフト時間ずらした表示状態のままで針位置検出を正常に遂行することができる。また、それにより、シフト時間ずらして時刻表示しているがために、針位置検出で指針2〜4の位置が間違った位置にあると判別されて、現在時刻に戻されてしまうと云った事態が回避される。
また、1分キャリー信号入力処理(図9)により、分桁の値が更新されたときにシフト時間が設定されているか否かを判別し、設定されている場合に、針位置検出の検出時刻をシフト時間ずらして検出時刻か否かを判別するので、通常の針位置検出の処理内容を大幅に変更することなく、設定されたシフト時間の対処が可能になっている。
また、針位置検出で指針2〜4が間違った位置にあると判断されて針補正処理を行う際には、シフト時間が設定されていれば現在時刻をシフト時間ずらした位置へ指針2〜4を移動させるので、この場合にもシフト時間の設定機能を阻害することがない。
また、針位置検出は、発光素子31から秒針車20、分針車25、時針車27へ光を照射して受光素子32の受光状態を判別することで、被検出部としての透過孔が検出位置Pに位置するか否かを検出する構成なので、確実な針位置検出を行うことができる。また、シフト時間の設定はスイッチ部44を外部から操作することで任意の時間に設定できるので、ユーザの要求に応じたシフト時間の設定が可能である。また、時刻計数回路47には、標準電波から取得した時刻情報に基づき現在時刻の計時データが計数されるようになっており、設定されたシフト時間情報37aは時刻計数回路47に影響を与えずに別に記憶されて時刻表示が行われる構成なので、例えば電波受信を行う時刻を判別する処理など、さまざまな処理で必要となる現在時刻の情報を時刻計数回路47に保持したまま、シフト時間ずらした時刻表示を行うことができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。 例えば、上記実施形態では、シフト時間の設定を分単位で行える構成を例示しているが、秒単位で設定できるようにしたり5分単位や10分単位で設定できるようにしても良い。これらの場合には、針位置検出の時刻か否かを判別するタイミングを分桁の値が更新された毎とするのではなく、例えば、秒単位でシフト時間が設定可能な構成であれば1秒ごとに針位置検出の時刻か否かを判別することで対応することができるし、5分や10分単位でシフト時間が設定可能な構成であれば5分や10分ごとに針位置検出の時刻か否かを判別するように構成しても良い。
また、上記実施形態では、RAM37にシフト時間情報37aが記憶されているか否かによってシフト時間の設定の有無を判別しているが、シフト時間情報37aとして「0」の値が記憶されているときにはシフト時間の設定なしと判別するようにしても良い。
また、上記実施形態では、透過孔が検出位置Pで重なる時刻を正時に設定しているため針位置検出を行う時刻を毎正時としたが、透過孔の位置や検出位置Pを変更することで、この針位置検出を行う時刻も変更可能である。
その他、実施の形態に示した細部構造および細部方法は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
1 アナログ電子時計
2 秒針
3 分針
4 時針
5 文字板
13 検出部
20 秒針車
21a 第1透過孔
21b 第2長孔
21c 第2長孔
25 分針車
27 時針車
28 第2透過孔
29 第3透過孔
31 発光素子
32 受光素子
35 CPU
37 RAM
37a シフト時間情報
42 検波回路
44 スイッチ部
47 時刻計数回路
P 検出位置

Claims (5)

  1. 現在時刻を指針により表示させる第1の指針表示制御手段と、
    前記指針が予め定められた検出位置にあるか否かを検出する針位置検出手段と、
    予め定められた検出時刻に前記針位置検出手段を作動させる針位置検出制御手段と、
    前記針位置検出手段により前記指針が検出位置にないと検出された場合に、前記指針の位置を修正する指針位置補正手段と、
    を備えたアナログ電子時計において、
    ズレ時間の情報を記憶する記憶手段と、
    現在時刻から前記記憶手段に記憶されたズレ時間だけずれた時刻を前記指針により表示させる第2の指針表示制御手段と、
    前記検出時刻を、前記記憶手段に記憶されているズレ時間ずれた時刻に変更する検出時刻変更手段と、
    現在時刻を計数する時刻計数手段と、
    を備え
    前記針位置検出制御手段は、
    前記時刻計数手段の分桁の値が更新されたときに、前記時刻計数手段の計数時刻が指定時刻であるか否かを判別し、当該指定時刻であると判別した場合に前記針位置検出手段を作動させる構成であり、
    前記検出時刻変更手段は、前記時刻計数手段の分桁の値が更新されたときに、前記記憶手段にズレ時間が記憶されているか否かを判別し、ズレ時間が記憶されている場合に、前記指定時刻を前記検出時刻が前記ズレ時間ずらされた時刻に変更する構成であることを特徴とするアナログ電子時計。
  2. 前記指針位置補正手段は、
    前記指針の位置を現在時刻が前記ズレ時間ずらされた時刻に対応する位置へ修正することを特徴とする請求項記載のアナログ電子時計。
  3. 前記指針と連動して回転するとともに一部に被検出部を有する歯車を備え、
    前記針位置検出手段は、
    発光部と受光部とを有し、前記発光部から前記歯車に光を照射して前記受光部の受光状態を判別することで、前記被検出部が所定位置にあるか否かを検出し、この検出に基づき前記指針が検出位置にあるか否かを判別する構成であることを特徴とする請求項1記載のアナログ電子時計。
  4. 外部からの操作入力が可能な操作部と、
    前記操作部を介した操作入力に基づいて前記記憶手段にズレ時間の情報を設定する制御部と、
    を備えていることを特徴とする請求項1記載のアナログ電子時計。
  5. 標準電波を受信して現在時刻の時刻情報を取得する時刻受信手段と、
    前記時刻受信手段により取得された時刻情報に基づき現在時刻を計数する時刻計数手段と、
    を備え、
    前記第1の指針表示制御手段は、
    前記時刻計数手段の計数時刻に基づいて現在時刻を指針により表示させる構成であり、
    前記第2の指針表示制御手段は、
    前記時刻計数手段の計数時刻と前記記憶手段に記憶されたズレ時間とに基づいて前記ずれた時刻を前記指針により表示させる構成であることを特徴とする請求項1記載のアナログ電子時計。
JP2009035061A 2009-02-18 2009-02-18 アナログ電子時計 Active JP5481874B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009035061A JP5481874B2 (ja) 2009-02-18 2009-02-18 アナログ電子時計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009035061A JP5481874B2 (ja) 2009-02-18 2009-02-18 アナログ電子時計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010190714A JP2010190714A (ja) 2010-09-02
JP5481874B2 true JP5481874B2 (ja) 2014-04-23

Family

ID=42816910

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009035061A Active JP5481874B2 (ja) 2009-02-18 2009-02-18 アナログ電子時計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5481874B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5421944B2 (ja) * 2011-03-08 2014-02-19 セイコークロック株式会社 電子時計

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3695412B2 (ja) * 2002-03-25 2005-09-14 セイコーエプソン株式会社 計時装置および計時装置の制御方法
JP4542750B2 (ja) * 2003-05-01 2010-09-15 セイコークロック株式会社 アナログ式電波修正時計及びアナログ式電波修正時計の表示方法
JP2005024309A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Rhythm Watch Co Ltd 電波修正時計
JP2005083969A (ja) * 2003-09-10 2005-03-31 Casio Comput Co Ltd 時刻表示制御装置、時刻表示制御プログラム及び時刻表示制御方法
CN101395543B (zh) * 2006-03-03 2010-08-25 西铁城控股株式会社 模拟电子表

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010190714A (ja) 2010-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4623140B2 (ja) 針位置検出装置および針位置検出制御方法
JP4985752B2 (ja) 針位置検出装置および電子時計
JP4596002B2 (ja) 針位置検出装置および針位置検出方法
JP2009085686A (ja) 針位置検出装置
JP5447613B2 (ja) アナログ電子時計
JP5267244B2 (ja) 電子時計および電子時計の制御方法
JP5481874B2 (ja) アナログ電子時計
JP4947180B2 (ja) 電子時計
JP2010197343A (ja) 指針位置検出補正装置およびアナログ電子時計
JP5499677B2 (ja) アナログ電子時計
JP5071511B2 (ja) 電子時計
JP2017215152A (ja) 電子時計
JP2010112860A (ja) 電子方位計
JP5190702B2 (ja) 針位置処理制御装置
JP2010210454A (ja) 針位置補正装置およびアナログ電子時計
JP6327013B2 (ja) 電子時計の針位置検出方法および電子時計
JP4993006B2 (ja) 針位置検出装置及び針位置検出方法
JP5708019B2 (ja) 方位表示機能付き電子時計
JP5233773B2 (ja) 指針位置検出装置および電子時計
JP5071512B2 (ja) 電子時計
JP5182348B2 (ja) 針位置検出装置および針位置検出制御方法
JP5141677B2 (ja) 針位置検出装置及び指針式時計
JP4556980B2 (ja) 針位置検出装置
JP5163322B2 (ja) 貫通状態判別装置および電子時計
JP2020038235A (ja) 電子時計

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110801

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110801

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130709

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130904

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140203

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5481874

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150