JP2017048684A - エンジン制御装置 - Google Patents
エンジン制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017048684A JP2017048684A JP2015170171A JP2015170171A JP2017048684A JP 2017048684 A JP2017048684 A JP 2017048684A JP 2015170171 A JP2015170171 A JP 2015170171A JP 2015170171 A JP2015170171 A JP 2015170171A JP 2017048684 A JP2017048684 A JP 2017048684A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crankshaft
- missing tooth
- engine
- determination value
- tooth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
【課題】より的確にクランクロータの欠歯を検出することのできるエンジン制御装置を提供する。【解決手段】エンジン制御装置1は、クランクロータと、ギア歯検出部と、ECU10とを備える。クランクロータは、エンジンのクランク軸と一体的に回転するとともに、クランク軸の回転方向に沿って等角度間隔で複数のギア歯が配置された連続歯、及びギア歯の一部が切り欠かれた欠歯を有する。ギア歯検出部は、クランクロータのギア歯を検出するとともに、検出されたギア歯に応じたパルス状のクランク角信号S1を出力する。ECU10は、クランク角信号S1のパルス間隔の前回検出値と今回検出値との比であるパルス間隔比を演算し、パルス間隔比と欠歯判定値との比較により欠歯を検出するとともに、欠歯の検出に基づいて気筒判別を行う。ECU10は、クランク軸の回転状態に応じて欠歯判定値を変更する。【選択図】図1
Description
本発明は、エンジンの気筒判別を行うエンジン制御装置に関する。
この種のエンジン制御装置としては、特許文献1に記載のエンジン制御装置がある。特許文献1に記載のエンジン制御装置は、クランク軸と一体的に回転するクランクロータと、カム軸と一体的に回転するカムロータとを備えている。クランクロータの外周には連続歯と欠歯とが形成されている。連続歯は、複数のギア歯が15°度間隔で形成されている部分である。欠歯は、15°間隔で形成されたギア歯の一部を欠落させた部分である。カムロータの外周には、複数のギア歯が180°間隔で形成されている。
また、特許文献1に記載のエンジン制御装置は、クランクロータの外周に対向して配置されるクランク角センサと、カムロータの外周に対向して配置されるカム角センサとを備えている。クランク角センサは、クランクロータの回転に伴いパルス状に変化するクランク角信号を出力する。カム角センサは、カムロータの回転に伴いパルス状に変化するカム角信号を出力する。
特許文献1に記載のエンジン制御装置は、クランク角センサから出力されるクランク角信号の前回のパルス間隔と今回のパルス間隔との比を演算する。特許文献1に記載のエンジン制御装置は、このパルス間隔比と所定の判定値との比較に基づいてクランクロータの欠歯を検出する。このエンジン制御装置は、クランクロータの欠歯を検出した際、その事前の所定期間内におけるカム角センサのパルス信号の有無に基づいて気筒判別を行う。
ところで、クランク軸の回転状態は加速状態及び減速状態を周期的に繰り返す。クランク軸の回転状態が加速状態である場合、クランク角信号のパルス間隔が相対的に小さくなる。このような状況では、連続歯に対応するパルス間隔比と、欠歯に対応するパルス間隔比との偏差が小さくなるため、パルス間隔比と判定値との比較により欠歯を検出することが難しくなる。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、より的確にクランクロータの欠歯を検出することのできるエンジン制御装置を提供することにある。
上記課題を解決する多気筒エンジンの気筒判別を行うエンジン制御装置(1)は、クランクロータ(111)と、ギア歯検出部(112)と、制御部(10)とを備える。クランクロータは、エンジンのクランク軸(110)と一体的に回転するとともに、クランク軸の回転方向に沿って等角度間隔で複数のギア歯が配置された連続歯(R1,R2)、及びギア歯の一部が切り欠かれた欠歯(K1,K2,K20,K21)を有する。ギア歯検出部は、クランクロータのギア歯を検出するとともに、検出されたギア歯に応じたパルス状のクランク角信号を出力する。制御部は、クランク角信号のパルス間隔の前回検出値と今回検出値との比であるパルス間隔比を演算し、パルス間隔比と欠歯判定値との比較により欠歯を検出するとともに、欠歯の検出に基づいて気筒判別を行う。制御部は、クランク軸の回転状態に応じて欠歯判定値を変更する。
この構成によれば、クランク軸の回転状態が変化することによりクランク角信号のパルス間隔が変化すると、その変化に応じて欠歯判定値が変化する。これにより、制御部は、パルス間隔比と欠歯判定値との比較によりクランクロータの欠歯を検出する際に、より的確に欠歯を検出することができる。
なお、上記手段、及び特許請求の範囲に記載の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
本発明によれば、より的確にクランクロータの欠歯を検出することができる。
以下、エンジン制御装置の一実施形態について説明する。
図1に示されるように、本実施形態のエンジン制御装置1は、制御部としてのECU(Electronic Control Unit)10と、クランク角センサ11と、カム角センサ12とを備えている。エンジン制御装置1は、4サイクル3気筒エンジンの駆動を制御する。このエンジンでは、「第1気筒#1→第2気筒#2→第3気筒#3→第1気筒#1→・・・」の順で点火が行われる。クランク角センサ11及びカム角センサ12は、図2及び図3に示されるようにそれぞれ構成されている。
図1に示されるように、本実施形態のエンジン制御装置1は、制御部としてのECU(Electronic Control Unit)10と、クランク角センサ11と、カム角センサ12とを備えている。エンジン制御装置1は、4サイクル3気筒エンジンの駆動を制御する。このエンジンでは、「第1気筒#1→第2気筒#2→第3気筒#3→第1気筒#1→・・・」の順で点火が行われる。クランク角センサ11及びカム角センサ12は、図2及び図3に示されるようにそれぞれ構成されている。
図2に示されるように、クランク角センサ11は、クランクロータ111と、ギア歯検出部112とを有している。
クランクロータ111は、エンジンのクランク軸110に固定されている。よって、クランクロータ111は、クランク軸110と一体的に回転する。クランクロータ111は磁性体により形成されている。クランクロータ111の外周面には、複数のギア歯111aが形成されている。クランクロータ111は、クランク軸110の回転方向Aに沿って等角度間隔でギア歯111aが配置された連続歯R1,R2と、ギア歯111aの一部が切り欠かれた単欠歯K1及び連続欠歯K2とを有している。連続歯R1,R2では、例えば10°CA(Crank Angle)間隔でギア歯111aが形成されている。単欠歯K1は、等角度間隔で配置された2つのギア歯111aが欠落している部分である。連続欠歯K2は、単欠歯K20,K21が1つのギア歯111aを挟んで連続する部分である。クランクロータ111の外周面には、単欠歯K1、連続歯R1、連続欠歯K2、及び連続歯R2がこの順で形成されている。なお,以下では、単欠歯を単に「欠歯」とも称する。
ギア歯検出部112は、磁気検出素子とバイアス磁石とにより構成されている。磁気検出素子は、例えば磁気抵抗効果により磁界に応じて抵抗値を変化させる磁気抵抗素子である。バイアス磁石は、磁気検出素子にバイアス磁界を付与している。クランクロータ111が磁気抵抗素子の近傍にて回転する際、磁気検出素子に付与されるバイアス磁界が変化する。ギア歯検出部112は、バイアス磁界の変化に応じて磁気検出素子から出力される電気信号の波形を所定の閾値の基に二値化することによりクランク角信号S1を生成する。クランク角信号S1は、クランク軸110の回転に伴いパルス状に変化する信号である。クランク角信号S1は、例えば図4(B)に示されるように変化する。なお、図4(B)では、クランク角信号S1の立ち上がりエッジを縦の棒線で示し、クランク角信号S1の立ち下がりエッジに関しては省略している。図4(B)に示されるように、クランク角信号S1は、基本的には10°CA間隔のパルス信号からなり、その途中に単欠歯K1及び連続欠歯K2に応じた波形を示す。具体的には、ギア歯検出部112により単欠歯K1が検出された場合、クランク角信号S1は2パルス分欠落した波形となる。また、ギア歯検出部112により連続欠歯K2が検出された場合、クランク角信号S1は、2パルス分欠落した部分が1つのパルスを挟んで連続する波形となる。
図3に示されるように、カム角センサ12は、カムロータ121と、ギア歯検出部122とを有している。
カムロータ121は、エンジンのカム軸120に固定されている。よって、カムロータ121は、カム軸120と一体的に回転する。周知の通りカム軸120はクランク軸110の2回転(720°CA)に対して1回転する。カムロータ121の外周面には、ギア歯121aが120°間隔(240°CA間隔)で形成されている。
ギア歯検出部122は、磁気検出素子とバイアス磁石とにより構成されている。ギア歯検出部122は、図2にて説明したギア歯検出部112と同様に動作する。したがって、ギア歯検出部122は、カム軸120の回転に伴いパルス状に変化する信号S2を出力する。ギア歯検出部122から出力されるカム角信号S2は、例えば図4(A)に示されるように変化する。なお、図4(A)では、カム角信号S2の立ち上がりエッジを縦の棒線で示し、カム角信号S2の立ち下がりエッジに関しては省略している。図4(A)に示されるように、カム角信号S2は、240°CA間隔のパルス信号である。
図1に示されるように、クランク角センサ11から出力されるクランク角信号S1、及びカム角センサ12から出力されるカム角信号S2はECU10に取り込まれる。ECU10は、マイクロコンピュータを中心に構成されており、メモリ100や第1〜第3カウンタC1〜C3等を有している。ECU10は、クランク角信号S1及びカム角信号S2に基づいてクランク軸110の回転位置及びカム軸120の回転位置を検出する。ECU10は、クランク角信号S1に基づいて、図4(C)〜(E)に示されるように第1カウンタC1の値、第2カウンタC2の値、及び第3カウンタC3の値をそれぞれ更新する。
具体的には、ECU10は、クランク角信号S1に基づいてクランク軸110の回転位置が30°CAだけ変化したことを検出する度に第1カウンタC1の値をインクリメントする。また、ECU10は、クランク軸110の回転位置が720°CAだけ変化する度に第1カウンタC1の値を「0」に設定する。第1カウンタC1の値が「0」に設定される時期t1は、第1気筒#1の圧縮TDCよりも進角側に5°CAだけずれた時期に設定されている。第1カウンタC1は、クランク軸110の回転位置が720°CA変化する間に「0」〜「23」の範囲で変化する。
ECU10は、第1カウンタC1と同様に、クランク角信号S1に基づいてクランク軸110の回転位置が30°CAだけ変化したことを検出する度に第2カウンタC2の値をインクリメントする。ただし、ECU10は、クランク軸110の回転位置が240°CAだけ変化する都度、第2カウンタC2の値を「0」に設定する。第2カウンタC2の値が「0」に設定される時期t1、t2,t3は、各気筒#1〜#3の圧縮TDCよりも進角側に5°CAだけずれた時期にそれぞれ設定されている。第2カウンタC2は、クランク軸110の回転位置が240°CA変化する間に「0」〜「7」の範囲で変化する。
ECU10は、クランク角信号S1に基づいてクランク軸110の回転位置が240°だけ変化したことを検出する度に第3カウンタC3の値をインクリメントする。また、ECU10は、クランク軸110の回転位置が720°CAだけ変化する度に第3カウンタC3の値を「1」に設定する。第3カウンタC3の値が「1」に設定される時期t1は、第1気筒#1の圧縮TDCよりも進角側に5°CAだけずれた時期に設定されている。第3カウンタC3は、クランク軸110の回転位置が240°CA変化する間に「1」〜「3」の範囲で変化する。
ECU10は、第1〜第3カウンタC1〜C3のそれぞれの値に基づいてエンジンの動作状態を判断するとともに、エンジンの動作状態に基づいて燃料噴射制御や点火時期制御等の各種エンジン制御を実行する。燃料噴射制御では、エンジンのインジェクタ2からの燃料の噴射量や、インジェクタ2の噴射時期等が制御される。点火時期制御では、エンジンの点火装置3の点火時期が制御される。例えばECU10は、第2カウンタC2の値に基づいて各気筒#1〜#3の圧縮TDCの時期を検出するとともに、検出された各気筒#1〜#3の圧縮TDCの時期を基準にインジェクタ2の燃料噴射時期や点火装置3の点火時期を設定する。
また、ECU10は、エンジン停止時にクランク角信号S1に基づいてクランク軸110の回転位置を検出するとともに、検出されたクランク軸110の回転位置をメモリ100を記憶させる。そして、ECU10は、エンジンの停止後にエンジンが始動した際、クランク角信号及びカム角信号に基づいて気筒判別処理を行う。気筒判別処理は、次に燃焼行程を迎える気筒が気筒#1〜#3のいずれであるかを判別する処理である。
詳しくは、ECU10は、エンジン始動後にクランク角信号の立ち上がりエッジを検出する都度、立ち上がりエッジの今回の検出時期と前回の検出時期との間隔を計測することによりパルス間隔TPを演算する。ECU10は、パルス間隔の今回値TPnをその前回値TPn-1で除算することによりパルス間隔比Rn(=TPn/TPn-1)を演算する。
ここで、パルス間隔の今回値TPn及び前回値TPn-1が共に連続歯R1,R2に対応する値である場合、パルス間隔比Rnの理想値は「1」となる。これに対し、パルス間隔の今回値TPnが単欠歯K1,K20,K21に対応する値であって、且つ前回値TPn-1が連続歯R1,R2に対応する値である場合には、パルス間隔比Rnの理想値は「3」となる。
これを利用し、ECU10は、パルス間隔比Rnと欠歯判定値Th1との比較に基づき欠歯を検出する。欠歯判定値Th1は、「1」から「3」の範囲の予め定められた値に設定されている。ECU10は、パルス間隔比Rnが欠歯判定値Th1よりも大きい場合には、ギア歯検出部112によりクランクロータ111の欠歯が検出されたと判定する。この際に判定される欠歯は、単欠歯K1及び単欠歯K20のいずれかである。ECU10は、クランクロータ111の欠歯を検出した場合、その直後に演算されるパルス間隔比Rnが連続欠歯判定値Th2よりも小さいか否かを判断する。連続欠歯判定値Th2は、「1/3」から「1」の範囲の予め定められた値に設定されている。ECU10は、パルス間隔比Rnが連続欠歯判定値Th2よりも小さい場合には、クランクロータ111の連続欠歯K2が検出されたと判定する。また、ECU10は、パルス間隔比Rnが連続欠歯判定値Th2以上である場合には、クランクロータ111の単欠歯K1が検出されたと判定する。
ECU10は、図4(B)に示されるように、時期t10あるいは時期t12でクランクロータ111の連続欠歯K2を検出すると、その時点からクランク角信号の立ち上がりエッジが3個検出された後の各時期α,γにおいて、すなわちクランク軸110の回転位置が30°CAだけ変化した後の時期α,γにおいて気筒判別を行う。気筒判別時期αは、第2気筒#2のBTDC5°CAに対応している。気筒判別時期γは、第1気筒#1のBTDC125°CAに対応している。
ECU10は、時期t11でクランクロータ111の単欠歯K1を検出すると、その時点からクランク角信号の立ち上がりエッジが11個検出された後の時期βにおいて、すなわちクランク軸110の回転位置が110°CAだけ変化した後の時期βにおいて気筒判別を行う。気筒判別時期βは、第3気筒#3のBTDC5°CAに対応している。
ECU10は、気筒判別時期α〜γにおいて以下の(a1)〜(a3)に示されるように気筒判別を行う。
(a1)連続欠歯K2を検出した時点から気筒判別時期までの期間にカム角信号の立ち上がりエッジを検出しなかった場合には、次に燃焼行程を迎える気筒は第1気筒であると判定する。
(a2)連続欠歯K2を検出した時点から気筒判別時期までの期間にカム角信号の立ち上がりエッジを検出した場合には、次に燃焼行程を迎える気筒は第2気筒であると判定する。
(a3)単欠歯K1を検出した時点から気筒判別時期までの期間にカム角信号の立ち上がりエッジを検出した場合には、次に燃焼行程を迎える気筒は第3気筒#3であると判定する。
(a2)連続欠歯K2を検出した時点から気筒判別時期までの期間にカム角信号の立ち上がりエッジを検出した場合には、次に燃焼行程を迎える気筒は第2気筒であると判定する。
(a3)単欠歯K1を検出した時点から気筒判別時期までの期間にカム角信号の立ち上がりエッジを検出した場合には、次に燃焼行程を迎える気筒は第3気筒#3であると判定する。
ところで、パルス間隔比Rnの理想値が「1」又は「3」であることに鑑みれば、欠歯判定値Th1は「1」から「3」の範囲の固定値に設定すればよいはずである。しかしながら、クランク軸110の回転速度は、例えば図4(F)に示されるように変化するため、欠歯判定値Th1が固定値であると、クランクロータ111の欠歯を検出できない可能性がある。
詳しくは、気筒判別時期γの直前にECU10により連続欠歯K2の単欠歯K20が検出される状況では、クランク軸110の回転状態は加速状態である。このような状況では、クランク角信号のパルス間隔TPが相対的に小さくなるため、単欠歯K20が検出された際のパルス間隔比Rnが理想値「3」よりも小さくなる。そのため、パルス間隔比Rnに対して設定されている欠歯判定値Th1が固定値であると、その設定値によってはクランクロータ111の単欠歯K20を検出できないおそれがある。
そこで、本実施形態のECU10は、クランク軸110の回転状態に応じて欠歯判定値Th1を変更する。詳しくは、ECU10は、メモリ100に記憶されたエンジン停止時のクランク軸110の回転位置と、エンジン始動後のクランク角信号とに基づいて、クランキング中のクランク軸110の回転状態を検出している。クランク軸の回転状態としては、以下の(b1)〜(b3)に示される3つの状態が予め設定されている。
(b1)最も早い気筒判別時期が時期γである第1回転状態。クランク軸110の回転状態が第1回転状態である場合、ECU10により連続欠歯K2の単欠歯K20が検出されることになるが、その際にクランク軸110の回転状態が加速状態になる。
(b2)最も早い気筒判別時期が時期αである第2回転状態。クランク軸110の回転状態が第2回転状態である場合、ECU10により連続欠歯K2の単欠歯K20が検出されることになるが、その際にクランク軸110の回転状態が第1減速状態になる。
(b3)最も早い気筒判別時期が時期βである第3回転状態。クランク軸110の回転状態が第3回転状態である場合、ECU10により単欠歯K1が検出されることになるが、その際にクランク軸110の回転状態が、第1減速状態よりも減速度の小さい第2減速状態になる。
(b2)最も早い気筒判別時期が時期αである第2回転状態。クランク軸110の回転状態が第2回転状態である場合、ECU10により連続欠歯K2の単欠歯K20が検出されることになるが、その際にクランク軸110の回転状態が第1減速状態になる。
(b3)最も早い気筒判別時期が時期βである第3回転状態。クランク軸110の回転状態が第3回転状態である場合、ECU10により単欠歯K1が検出されることになるが、その際にクランク軸110の回転状態が、第1減速状態よりも減速度の小さい第2減速状態になる。
ECU10は、クランク軸110の回転状態が第1〜第3回転状態のいずれであるかを判定するとともに、判定されたクランク軸110の回転状態に応じて欠歯判定値Th1を
第1〜第3欠歯判定値Th11〜Th13のいずれかに設定する。第1回転状態であるときに用いられる第1欠歯判定値Th11、第2回転状態であるときに用いられる第2欠歯判定値Th12、及び第3回転状態であるときに用いられる第3欠歯判定値Th13は、「Th12≧Th13>Th11」という関係を満たすように設定されている。
第1〜第3欠歯判定値Th11〜Th13のいずれかに設定する。第1回転状態であるときに用いられる第1欠歯判定値Th11、第2回転状態であるときに用いられる第2欠歯判定値Th12、及び第3回転状態であるときに用いられる第3欠歯判定値Th13は、「Th12≧Th13>Th11」という関係を満たすように設定されている。
次に、エンジン始動時にECU10により実行される処理の具体的な手順について図5〜図7を参照して説明する。ECU10は、運転者により車両のスタータスイッチがオン操作された際に図4に示される処理を実行する。
図5に示されるように、ECU10は、まず、エンジン停止時のクランク軸110の回転位置をメモリ100から読み込んだ後(ステップS1)、クランク角センサ11からクランク角信号S1を取り込む(ステップS2)。ECU10は、ステップS2の処理に続いて、クランク軸110の回転状態(回転位置)を検出する(ステップS3)。具体的には、エンジン始動時に、ECU10は、エンジン停止時のクランク軸110の回転位置を基準に第1カウンタC1〜C3の初期値を設定する。ECU10は、エンジンのクランキング中、クランク角信号S1に基づいて第1〜第3カウンタC1〜C3のそれぞれの値を更新することによりクランク軸110の回転状態を検出する。
ECU10は、ステップS3の処理に続いて、エンジン始動時から所定時間が経過したか否かを判断する(ステップS4)。所定時間は、エンジン始動後に気筒判別処理を実行できる程度にエンジンの運転状態が安定したと判定することができる時間となるように予め実験等により設定されている。ECU10は、エンジン始動時から所定時間が経過していない場合には(ステップS4:NO)、ステップS2〜4の処理を再度実行する。すなわち、ECU10は、クランク軸110の回転状態を継続的に監視する。
ECU10は、エンジン始動時から所定時間が経過した場合には(ステップS4:YES)、気筒判別処理を実行する(ステップS5)。具体的には、ECU10は、図6に示される処理を実行する。
図6に示されるように、ECU10は、まず、クランク角信号S1を取り込んだ後(ステップS50)、クランク角信号S1の立ち上がりエッジを検出したか否かを判断する(ステップS51)。ECU10は、クランク角信号S1の立ち上がりエッジを検出した場合には(ステップS51:YES)、パルス間隔TPを演算する(ステップS52)。具体的には、ECU10は、立ち上がりエッジの今回の検出時期と前回の検出時期との時間間隔を計測することにより今回のパルス間隔TPを演算する。ECU10は、ステップS52の処理に続いて、取得した今回のパルス間隔TPの情報をメモリ100に記憶させる(ステップS53)。これにより、メモリ100には、現在から所定時間前までのパルス間隔TPの時系列的なデータが記憶されることになる。ECU10は、ステップS53の処理に続いて、欠歯判定処理を行う(ステップS54)。具体的には、ECU10は、図7に示される処理を実行する。
図7に示されるように、ECU10は、まず、パルス間隔の今回値TPnと前回値TPn-1とをメモリ100から読み込んだ後(ステップS540)、パルス間隔比Rnを演算する(ステップS541)。具体的には、ECU10は、パルス間隔の今回値TPnをその前回値TPn-1で除算することによりパルス間隔比Rn(=TPn/TPn-1)を演算する。ECU10は、ステップS541の処理に続いて、第1〜第3カウンタC1〜C3の値等に基づいてクランク軸110の回転状態が第2回転状態であるか否かを判断する(ステップS542)。ECU10は、クランク軸110の回転状態が第2回転状態であると判断した場合には(ステップS542:YES)、欠歯判定値Th1を第2欠歯判定値Th12に設定する(ステップS543)。
ECU10は、クランク軸110の回転状態が第2回転状態でない場合には(ステップS542:NO)、第1〜第3カウンタC1〜C3の値等に基づいてクランク軸110の回転状態が第3回転状態であるか否かを判断する(ステップS544)。ECU10は、クランク軸110の回転状態が第3回転状態である場合には(ステップS544:YES),欠歯判定値Th1を第3欠歯判定値Th13に設定する(ステップS545)。
ECU10は、クランク軸110の回転状態が第3回転状態でもない場合には(ステップS544:NO)、すなわちクランク軸110の回転状態が第1回転状態である場合には、欠歯判定値Th1を第1欠歯判定値Th11に設定する(ステップS546)。
ECU10は、ステップS543,S545,S546のいずれかの処理で欠歯判定値Th1を設定した後、パルス間隔比Rnが欠歯判定値Th1よりも大きいか否かを判断する(ステップS547)。ECU10は、パルス間隔比Rnが欠歯判定値Th1よりも大きい場合には(ステップS547:YES)、欠歯K1,K20が検出されたと判定する(ステップS548)。ECU10は、パルス間隔比Rnが欠歯判定値Th1以下の場合には(ステップS547:NO)、連続歯R1,R2が検出されたと判定する(ステップS549)。ECU10は、ステップS548及びステップS549のいずれかの処理を行った後、図6に示される処理に戻る。
図6に示されるように、ECU10は、ステップS54の欠歯判定処理を実行した後、欠歯を検出したか否かを判断する(ステップS55)。ECU10は、欠歯を検出していない場合には(ステップS55:NO)、ステップS50の処理に戻る。
ECU10は、欠歯を検出した場合には(ステップS55:YES)、連続欠歯判定処理を実行する(ステップS56)。連続欠歯判定処理は、パルス間隔比Rnと連続欠歯判定値Th2との比較に基づいて、検出された欠歯が単欠歯K1及び連続欠歯K2のいずれであるかを判定する処理である。
ECU10は、ステップS53の処理に続いて、気筒判別時期α〜γのいずれかの時期であるか否かを判定する(ステップS57)。具体的には、ECU10は、単欠歯K1及び連続欠歯K2のいずれが検出されたかという情報と、その検出時からのクランク角信号S1の立ち上がりエッジの検出回数とに基づいて気筒判別時期α〜γのいずれかの時期であるかを判定する。
ECU10は、気筒判別時期α〜γのいずれかの時期になった場合には(ステップS57:YES)、気筒判別を行う(ステップS58)。具体的には、ECU10は、上記(a1)〜(a3)に示されるように気筒判別を行う。ECU10は、気筒判別を完了した後、その気筒判別結果を基に燃料噴射制御や点火時期制御等の通常のエンジン制御に移行する。
以上説明した本実施形態のエンジン制御装置1によれば、以下の(1)〜(3)に示される作用及び効果を得ることができる。
(1)ECU10により欠歯が検出される際にクランク軸110の回転状態が加速状態となる状況では、すなわちパルス間隔比Rnが相対的に小さくなる状況では、欠歯判定値Th1が最小の第1欠歯判定値Th11に設定される。そのため、ECU10により欠歯K1,K20が検出された際のパルス間隔比Rnが理想値「3」よりも小さくなる場合でも、欠歯K1,K20を検出することができる。よって、欠歯判定値Th1が固定値の場合と比較すると、より的確にクランクロータ111の欠歯K1,K20を検出することができる。
(2)ECU10により欠歯が検出される際にクランク軸110の回転状態が第2減速状態となる状況では、すなわちパルス間隔比Rnが相対的に大きくなる状況では、欠歯判定値Th1が最大の第2欠歯判定値Th12に設定される。これにより、連続歯R1,R2を欠歯K1,K20と誤検出する状況を的確に回避することができる。
(3)ECU10は、エンジンの停止後にエンジンが始動された際、エンジンの停止時に検出されたクランク軸110の回転位置とクランク角信号S1とに基づいてクランク軸110の回転状態を検出する。これにより、エンジンのクランキング中におけるクランク軸110の回転状態を容易に検出することができる。
なお、上記実施形態は、以下の形態にて実施することもできる。
・ECU10によりクランク軸110の回転状態を検出する方法は適宜変更可能である。例えばECU10は、クランク軸110の回転状態に応じて車両のバッテリ電圧が変動することを利用してクランク軸110の回転状態を検出してもよい。具体的には、図1に破線で示されるように、車両のバッテリ電圧を検出する電圧センサ13の出力信号をECU10に取り込む。ECU10は、図8に示されるように、エンジン停止時のクランク軸110の回転位置をメモリ100から読み込んだ後(ステップS1)、電圧センサ13によりバッテリ電圧を検出する(ステップS6)。ECU10は、エンジン停止時のクランク軸110の回転位置を基準にバッテリ電圧の変動に基づいてクランク軸の回転状態(回転位置)を検出する(ステップS7)。このようにバッテリ電圧を利用してクランク軸110の回転状態を検出するといった方法を用いる場合でも、クランク軸110の回転状態を容易に検出することができる。
・ECU10によりクランク軸110の回転状態を検出する方法は適宜変更可能である。例えばECU10は、クランク軸110の回転状態に応じて車両のバッテリ電圧が変動することを利用してクランク軸110の回転状態を検出してもよい。具体的には、図1に破線で示されるように、車両のバッテリ電圧を検出する電圧センサ13の出力信号をECU10に取り込む。ECU10は、図8に示されるように、エンジン停止時のクランク軸110の回転位置をメモリ100から読み込んだ後(ステップS1)、電圧センサ13によりバッテリ電圧を検出する(ステップS6)。ECU10は、エンジン停止時のクランク軸110の回転位置を基準にバッテリ電圧の変動に基づいてクランク軸の回転状態(回転位置)を検出する(ステップS7)。このようにバッテリ電圧を利用してクランク軸110の回転状態を検出するといった方法を用いる場合でも、クランク軸110の回転状態を容易に検出することができる。
・パルス間隔比Rnの演算方法を適宜変更してもよい。また、パルス間隔比Rnの演算方法の変更に合わせて、欠歯判定値Th1の設定値を適宜変更してもよい。例えば、ECU10は、パルス間隔の前回値TPn-1をその今回値TPnで除算した値をパルス間隔比Rnとして用いても良い。この場合、第1〜第3欠歯判定値Th11〜Th13を、例えば「Th12≦Th13<Th11」なる関係を満たすように設定する。
・欠歯判定値Th1の設定値の数は3つに限らない。例えば第2欠歯判定値Th12及び第3欠歯判定値Th13として同一の設定値を用いることにより、欠歯判定値Th1の設定値の数を2つに変更してもよい。また、エンジンの気筒数が3気筒以外の数である場合には、その気筒数に合わせて欠歯判定値Th1の設定値の数を増減させてもよい。
・クランクロータ111及びカムロータ121の形状は適宜変更可能である。例えば、連続歯R1,R2におけるギア歯111aの角度間隔や、単欠歯K1及び連続欠歯K2における欠歯数等を変更してもよい。
・本発明は上記の具体例に限定されるものではない。すなわち、上記の具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、前述した各具体例が備える各要素及びその配置、材料、条件、形状、サイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
K1,K21:単欠歯(欠歯)
R1,R2:連続歯
1:エンジン制御装置
10:ECU(制御部)
13:電圧センサ
110:クランク軸
111:クランクロータ
112:ギア歯検出部
R1,R2:連続歯
1:エンジン制御装置
10:ECU(制御部)
13:電圧センサ
110:クランク軸
111:クランクロータ
112:ギア歯検出部
Claims (5)
- 多気筒エンジンの気筒判別を行うエンジン制御装置(1)であって、
前記エンジンのクランク軸(110)と一体的に回転するとともに、前記クランク軸の回転方向に沿って等角度間隔で複数のギア歯が配置された連続歯(R1,R2)、及び前記ギア歯の一部が切り欠かれた欠歯(K1,K20)を有するクランクロータ(111)と、
前記クランクロータのギア歯を検出するとともに、検出されたギア歯に応じたパルス状のクランク角信号を出力するギア歯検出部(112)と、
前記クランク角信号のパルス間隔の前回検出値と今回検出値との比であるパルス間隔比を演算し、前記パルス間隔比と欠歯判定値との比較により前記欠歯を検出するとともに、前記欠歯の検出に基づいて前記気筒判別を行う制御部(10)と、を備え、
前記制御部は、前記クランク軸の回転状態に応じて前記欠歯判定値を変更することを特徴とするエンジン制御装置。 - 請求項1に記載のエンジン制御装置において、
前記制御部は、
前記エンジンの停止時に前記クランク軸の回転位置を検出するとともに、
前記エンジンの停止後に前記エンジンが始動した際、前記エンジンの停止時に検出された前記クランク軸の回転位置と前記クランク角信号とに基づいて前記クランク軸の回転状態を検出することを特徴とするエンジン制御装置。 - 請求項1に記載のエンジン制御装置において、
車両のバッテリ電圧を検出する電圧センサ(13)を更に備え、
前記制御部は、
前記エンジンの停止時に前記クランク軸の回転位置を検出するとともに、
前記エンジンの停止後に前記エンジンが始動した際、前記エンジンの停止時に検出された前記クランク軸の回転位置と前記バッテリ電圧とに基づいて前記クランク軸の回転状態を検出することを特徴とするエンジン制御装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載のエンジン制御装置において、
前記制御部は、
前記パルス間隔比の前記今回検出値を前記前回検出値により除算することにより前記パルス間隔比を演算し、
前記欠歯の検出時の前記クランク軸の回転状態が加速状態であると判定される場合に前記欠歯判定値として第1欠歯判定値を用いるとともに、
前記欠歯の検出時の前記クランク軸の回転状態が減速状態であると判定される場合に前記欠歯判定値として第2欠歯判定値を用いるものであり、
前記第1欠歯判定値は、前記第2欠歯判定値よりも小さい値に設定されていることを特徴とするエンジン制御装置。 - 請求項4に記載のエンジン制御装置において、
前記制御部は、
前記欠歯の検出時の前記クランク軸の回転状態が第1減速状態であると判定される場合に前記第2欠歯判定値を用いるとともに、
前記欠歯の検出時の前記クランク軸の回転状態が前記第1減速状態よりも減速度の小さい第2減速状態であると判定される場合に第3欠歯判定値を用いるものであり、
前記第2欠歯判定値は、前記第3欠歯判定値以上の値に設定されていることを特徴とするエンジン制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015170171A JP2017048684A (ja) | 2015-08-31 | 2015-08-31 | エンジン制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015170171A JP2017048684A (ja) | 2015-08-31 | 2015-08-31 | エンジン制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017048684A true JP2017048684A (ja) | 2017-03-09 |
Family
ID=58279273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015170171A Pending JP2017048684A (ja) | 2015-08-31 | 2015-08-31 | エンジン制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017048684A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108952980A (zh) * | 2017-05-24 | 2018-12-07 | 丰田自动车株式会社 | 用于发动机的控制装置及发动机的控制方法 |
JP2019183712A (ja) * | 2018-04-06 | 2019-10-24 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
CN110989323A (zh) * | 2018-10-02 | 2020-04-10 | 卡西欧计算机株式会社 | 旋转检测装置和电子时钟 |
CN113982769A (zh) * | 2021-09-06 | 2022-01-28 | 马瑞利(中国)有限公司 | 一种基于进气歧管的摩托车发动机正时同步方法 |
CN115163304A (zh) * | 2022-07-22 | 2022-10-11 | 一汽解放汽车有限公司 | 一种发动机判缸控制系统及判缸控制方法 |
-
2015
- 2015-08-31 JP JP2015170171A patent/JP2017048684A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108952980A (zh) * | 2017-05-24 | 2018-12-07 | 丰田自动车株式会社 | 用于发动机的控制装置及发动机的控制方法 |
JP2019183712A (ja) * | 2018-04-06 | 2019-10-24 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
JP7127337B2 (ja) | 2018-04-06 | 2022-08-30 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
CN110989323A (zh) * | 2018-10-02 | 2020-04-10 | 卡西欧计算机株式会社 | 旋转检测装置和电子时钟 |
CN110989323B (zh) * | 2018-10-02 | 2021-07-20 | 卡西欧计算机株式会社 | 旋转检测装置和电子时钟 |
CN113982769A (zh) * | 2021-09-06 | 2022-01-28 | 马瑞利(中国)有限公司 | 一种基于进气歧管的摩托车发动机正时同步方法 |
CN113982769B (zh) * | 2021-09-06 | 2024-01-23 | 马瑞利(中国)有限公司 | 一种基于进气歧管的摩托车发动机正时同步方法 |
CN115163304A (zh) * | 2022-07-22 | 2022-10-11 | 一汽解放汽车有限公司 | 一种发动机判缸控制系统及判缸控制方法 |
CN115163304B (zh) * | 2022-07-22 | 2023-07-21 | 一汽解放汽车有限公司 | 一种发动机判缸控制系统及判缸控制方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2017048684A (ja) | エンジン制御装置 | |
CN102032864B (zh) | 曲柄角传感系统的异常诊断设备 | |
KR102470322B1 (ko) | 내연 엔진의 역 회전을 검출하는 방법 및 장치 | |
US7082362B2 (en) | Cylinder identification device for internal combustion engine | |
JP4586903B2 (ja) | エンジン制御装置 | |
WO2011093462A1 (ja) | 内燃機関の制御装置及び制御方法 | |
JP2648929B2 (ja) | エンジンの気筒判別装置 | |
US10215591B2 (en) | Method for adapting a detection threshold of a crankshaft sensor for motor vehicle | |
EP1541845B1 (en) | Engine control device | |
EP1953376B1 (en) | Engine control apparatus using signal with level changing with engine operation | |
EP2390489B1 (en) | Apparatus and method for estimating bounce back angle of a stopped engine | |
JP3824853B2 (ja) | 内燃機関の気筒判別装置 | |
US20130030755A1 (en) | Method for determining information representative of the position of a real tooth on a toothed target rigidly attached in rotation to a shaft of an internal combustion engine and associated device | |
US10139312B2 (en) | Method for sensing reverse rotation of engine in vehicle using tooth period ratio of crankshaft | |
JP5304724B2 (ja) | エンジン制御装置 | |
US9771885B2 (en) | Engine control apparatus | |
JP2004044437A (ja) | 内燃機関制御装置 | |
US20210340924A1 (en) | Synchronisation method robust to engine stalling | |
US20080295803A1 (en) | Camshaft wheel for determining startup engine angle and machine using same | |
JP6394447B2 (ja) | クランク角検出装置 | |
JPH03206342A (ja) | 多気筒内燃機関の失火検出方法及びその装置 | |
JP6213368B2 (ja) | 電子制御装置 | |
JP2009235963A (ja) | エンジンのクランク角検出方法および装置 | |
KR101806644B1 (ko) | 크랭크 샤프트의 치주기를 이용한 차량의 엔진 역회전 감지 방법 | |
JP4871374B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 |