JP2016173324A - スイッチ装置および電子時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】高分解能でありながらローパワーである電子時計用スイッチを提供する。【解決手段】スイッチ装置1は、回転体3の回転に応じて第1の信号を出力する回転部5と、前記第1の信号よりも回転量を検出する精度が高い第2の信号を前記回転体3の回転に応じて出力するセンサ部6と、前記第1の信号の変化に応じてセンサ部6の電源をONにして、センサ部6から出力される第2の信号を受け付ける制御部と、を備える。前記制御部は、前記第1の信号が最後に変化した時点から所定時間が経過した場合に、センサ部6の電源をOFFにする。【選択図】図1

Description

本発明は、スイッチ装置および電子時計に関する。
従来、電子式腕時計のリューズスイッチとして、メカスイッチタイプのものが存在している。このメカスイッチタイプのリューズスイッチは、例えば、リューズ軸上にある突起とこの突起に接触する板バネとからなり、マイコンラッチ入力を使用することでローパワー(電流=0)であるが、構造上の理由から一回転あたりのON/OFFの回数に制限がある(例えば、1〜2回)。また、板バネの寿命によりON/OFFの回数に制限が発生するという問題もある。
また、電子式腕時計のリューズスイッチとして、電子式エンコーダタイプのものも開発されている。この電子式エンコーダタイプのリューズスイッチは、例えば、磁気センサや光センサなどを使用してリューズの回転を検出するものであり(特許文献1参照)、原理上の理由から一回転あたりのON/OFFの回数をメカスイッチタイプのものよりも大きくできる(高分解能である)。
特開2014−102189号公報(段落0054)
しかしながら、特許文献1に記載された電子式エンコーダタイプのリューズスイッチは、電子式のために読み取り状態にしていると電力を消費するので、それを回避する為にリューズスイッチの電源をON/OFFする操作やスイッチが別途必要になるという問題があった。ここで、エンコーダの待機電力はかなり小さい(例えば、μA(アンペア))が、電子式腕時計のような小さい電池しか搭載することが許されない電子機器の場合には、この待機電力さえも無視することができない。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであり、高分解能でありながらローパワーであるスイッチ装置および電子時計を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係るスイッチ装置は、
回転体の回転に応じて第1の信号を出力する回転部と、
前記第1の信号よりも回転量を検出する精度が高い第2の信号を前記回転体の回転に応じて出力するセンサ部と、
前記第1の信号の変化に応じて前記センサ部の電源をONにして、当該センサ部から出力される第2の信号を受け付ける制御部と、を備える、
ことを特徴とするスイッチ装置である。
また、本発明に係る電子時計は、
前記記載の本発明に係るスイッチ装置を備えた電子時計である。
本発明によれば、高分解能でありながらローパワーである。
第1実施形態に係るスイッチ装置の構成を説明するための図であり、(a)はスイッチ装置の概略正面図であり、(b)はスイッチ装置の概略側面図である。 第1実施形態に係るスイッチ装置の回路構成を示した図である。 マイコンで管理する信号とタイマ内の時間との関係を示すものであり、図3(a)は、リューズを一定速度で半回転した後に回転を停止した場合の信号およびタイマの状態を示し、図3(b)は、リューズを一定速度で連続回転した後に回転を停止した場合の信号およびタイマの状態を示している。 第1実施形態に係るスイッチ装置の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るスイッチ装置の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るスイッチ装置の構成を説明するための図であり、(a)はスイッチ装置の概略正面図であり、(b)はスイッチ装置の概略側面図である。
以下、本発明の実施をするための形態を、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、参照する図面において、本発明を構成する部材の寸法は、説明を明確にするために誇張して表現されている場合がある。なお、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
(第1実施形態に係るスイッチ装置の構成)
図1は、第1実施形態に係るスイッチ装置を説明するための図である。ここでは、スイッチ装置として、電子式腕時計におけるリューズを用いたリューズスイッチ1を想定して説明する。リューズスイッチ1は、ユーザによる時刻合わせ、日付合わせ、曜日合わせ、時刻合わせ、アラーム時刻の設定、または、都市コードの設定などに使用される。
リューズスイッチ1は、電子式腕時計(図示せず)のケース2の外部に摘み部3aが露出しており、ユーザによる摘み部3aの操作によってα方向に回転する回転体としてのリューズ3と、リューズ3のリューズ軸3b上に配置されており、リューズ3の回転に応じて信号を出力する回転部5と、リューズ軸3bを介して回転部5に連動しており、リューズ3の回転に応じて回転部5よりも回転量を検出する精度が高い信号を出力するセンサ部6と、回転部5およびセンサ部6を監視しているマイコン10(図2参照)と、を備えている。
リューズ3は、電子式腕時計(図示せず)のケース2の外部に露出するように設けられた円筒状の摘み部3aと、摘み部3aの中央から一方に突出するように設けられた棒状のリューズ軸3bとからなる。
回転部5は、摘み部3aとは反対側のリューズ軸3bの端部近傍に形成された一対の突起部5aと、リューズ軸3bに近接して配置された薄板状の板バネ5bとからなる。突起部5aは、先端に向かって先細りする台形状をなしており、リューズ軸3bと一体となって回転する。各突起部5aは、板バネ5bに対向している。板バネ5bは、リューズ軸3bに対して並行になるように一端側を基板4に固定されており、リューズ3の回転に伴って各突起部5aが接触することによって自由端側が変形する。つまり、リューズ3がα方向に一回転することにより、板バネ5bには各突起部5aが1回ずつ接触する。これにより、リューズ3の一回転あたりにおける回転部5のON/OFFの回数は二回となる。
センサ部6は、リューズ軸3bの中央付近に形成された回転子としての磁石盤6aと、磁石盤6aに近接して配置された磁気センサ6bとからなる。磁石盤6aは、図2に示すように、複数の永久磁石Pが環状に連結されており、リューズ軸3bと一体となって回転する。磁気センサ6bは、リューズ3がα方向に回転することによる磁石盤6aの永久磁石Pによる磁力の変化を検出する。
図2に示すように、マイコン10は、板バネ5bの変化をカウントするために用いられる板バネカウンタ10aと、磁気センサ6bの電源をONしている時間を計測する為に用いられるタイマ10bと、磁気センサ6bが検出する磁力の変化をカウントするために用いられるパルスカウンタ10cとを備えている。また、マイコン10は、板バネ5bおよび磁気センサ6bに電気的に接続されている。ここでは、マイコン10の制御の概略のみを説明し、詳細な動作は後記する。
マイコン10は、突起部5aと板バネ5bとの接触/非接触の状態を示す信号Cを回転部5(図1参照)から受信する。マイコン10は、回転部5からの信号Cをラッチキーで受けることで、定常状態での信号ラインの電流を抑えている。その為、回転部5に係る消費電力はゼロであるか、極めて小さいものである。マイコン10は、信号Cから板バネ5bの変化をカウントし、カウントした値を板バネカウンタ10aに格納する。
また、マイコン10は、リューズ3が回転を開始して信号Cの受信を開始したときからタイマ10bを稼働させると共に信号ESWをONする。これにより、磁気センサ6bの電源はONされ、磁気センサ6bは、永久磁石Pによる磁力の変化を示す位相の異なる一対の信号A,Bをマイコン10に出力する。マイコン10は、この2つの信号A,Bの相対位相を用いてリューズ3の回転方向および回転量(角度)を特定する。
マイコン10は、リューズ3が回転し続けることによって、信号Cから板バネ5bの変化をカウントし続けている間は、タイマ10bのリセットを行って信号ESWをONし続ける。そして、マイコン10は、リューズ3の回転が止まると、必要時間(数秒〜数十秒間)だけ信号ESWのON状態を維持し、タイマ10bで計測する時間が所定時間を経過すると自動的に信号ESWをOFFして磁気センサ6bの電源をOFFする。
マイコン10の制御に使用する信号C,ESW,A,Bおよびタイマ10bで計測する時間の関係を図3に示す。図3(a)は、リューズ3を一定速度で半回転した後に回転を停止した場合の信号およびタイマの状態を示し、図3(b)は、リューズ3を一定速度で連続回転した後に回転を停止した場合の信号およびタイマの状態を示している。なお、図3での横軸は経過時間である。
図3に示す信号Cの周期は、突起部5aの数に対応しており、一方、信号A,Bの周期は、磁石盤6aを構成する永久磁石Pの数に対応している。ここで、突起部5aの数を増やすのには制限があるので、信号A,Bの周期は信号Cの周期に比べて一般的に短くなる。つまり、センサ部6(図1参照)がリューズ3の回転を検出する精度は、回転部5(図1参照)がリューズ3の回転を検出する精度に比べて高い(高分解能である)。なお、信号Cは「第1の信号」であり、信号A,Bは「第2の信号」である。
(第1実施形態に係るスイッチ装置の動作)
次に、図4を参照して、リューズスイッチ1の動作について説明する。図4は、マイコン10の動作を示すフローチャートである。図4に示す処理は、所定の周期(例えば、32〜64Hz)で繰り返し実行される。
マイコン10は、回転部5が出力する信号CのON/OFFのエッジ(ON→OFFまたはOFF→ON)を検出する(ステップS1)。マイコン10は、信号Cのエッジを検出した場合(ステップS1で“Yes”)に処理をステップS2に進め、一方、信号Cのエッジを検出しない場合(ステップS1で“No”)に処理をステップS8に進める。ここで、図3の符号X,Yのタイミングでこの周期処理が行われた場合に信号Cのエッジを検出したと判定され(ステップS1で“Yes”)、一方、図3の符号W,Zのタイミングでこの周期処理が行われた場合に信号Cのエッジを検出しないと判定される(ステップS1で“No”)。
信号Cのエッジを検出しない場合(ステップS1で“No”)に、マイコン10は、板バネカウント10aの値に「1」を加え(ステップS2)、タイマ10bがRun中(稼働中)であるか否かを判定する(ステップS3)。マイコン10は、タイマ10bがRun中でない場合(ステップS3で“No”)に処理をステップS4に進め、一方、タイマ10bがRun中である場合(ステップS3で“Yes”)に処理をステップS6に進める。ここで、図3の符号Xのタイミングでこの周期処理が行われた場合にタイマ10bがRun中でないと判定され(ステップS3で“No”)、一方、図3の符号Yのタイミングでこの周期処理が行われた場合にタイマ10bがRun中であると判定される(ステップS3で“Yes”)。
タイマ10bがRun中でない場合(ステップS3で“No”)に、マイコン10は、タイマ10bをリセットし(ステップS4)、その後にタイマ10bによる時間の計測をスタートする(ステップS5)。一方、タイマ10bがRun中である場合(ステップS3で“Yes”)に、マイコン10は、タイマ10bをリセットする(ステップS6)。そして、ステップS5およびステップS6に続いて、マイコン10は、磁気センサ6bの電源を制御する信号ESWをONにする(ステップS7)。なお、ステップS6やステップS8に続いてステップS7の処理を行う場合には、信号ESWをONし続けることを意味する。これにより、磁気センサ6bは、マイコン10への信号A,Bの出力を開始するか、または既に出力を行っていた場合には、マイコン10への信号A,Bの出力を継続する(図3参照)。
ステップS1で信号Cのエッジを検出しない場合(ステップS1で“No”)に、マイコン10は、タイマ10aで計測している時間が所定時間を経過したか否か(UPしたか否か)を判定する(ステップS8)。ここで、タイマ10aで計測している時間は、回転部5が出力する信号Cのエッジを最後に検出した時(ステップS4,S6)から現在までの時間を意味する。マイコン10は、タイマ10aで計測している時間が所定時間を経過した場合(ステップS8で“Yes”)に処理をステップS9に進め、一方、タイマ10aで計測している時間が所定時間を経過しない場合(ステップS8で“No”)に処理をステップS7に進める。ここで、図3の符号Wのタイミングでこの周期処理が行われた場合にタイマ10aで計測している時間が所定時間を経過していないと判定され(ステップS8で“No”)、一方、図3の符号Zのタイミングでこの周期処理が行われた場合にタイマ10aで計測している時間が所定時間を経過したと判定する(ステップS8で“Yes”)。
タイマ10aで計測している時間が所定時間を経過した場合(ステップS8で“Yes”)に、マイコン10は、磁気センサ6bの電源を制御する信号ESWをOFFにし(ステップS9)、タイマ10bをリセットする(ステップS10)。これにより、磁気センサ6bは、マイコン10への信号A,Bの出力を終了する(図3参照)。
次に、図5を参照して、磁気センサ6bの電源をONにした後の動作について説明する。図5は、磁気センサ6bの電源をONにした後のマイコン10の動作を示すフローチャートである。図5に示す処理は、所定の周期(例えば、32〜64Hz)で繰り返し実行される。なお、マイコン10は、磁気センサ6bからの出力信号A,Bを受け付けた場合に、出力信号A,Bで示される磁力の変化をカウントパルスカウンタ10cでカウントする。
マイコン10は、磁気センサ6bからの出力信号A,Bの変化をカウントするパルスカウンタ10cを読み取り(ステップS21)、その後にパルスカウンタ10cをリセットする(ステップS22)。そして、マイコン10は、ステップS21で読み取った値を用いてマイコンソフトによって定義されたセンサ部6の情報を使用した処理を実行する。
以上のように、本実施形態に係るリューズスイッチ1は、回転部5とセンサ部6とをリューズ軸3b上で連動する。センサ部6の電源は、マイコン10の制御によりON/OFFされ、その制御は、回転部5のON/OFF入力に対応付けられている。つまり、センサ部6の電源は、リューズ3の回転が開始したことを回転部5で捕らえることで、マイコン10の制御によりONされる。また、センサ部6の電源は、リューズ3の回転が完了したことを回転部5で捕らえ、所定時間経過後にマイコン10の制御により自動でOFFされる。
このように、本実施形態に係るリューズスイッチ1は、リューズ3を回転するというワンアクションで、センサ部6の電源のON制御を実行できるので、センサ部6による高分解能でありながら待機電力を必要としないものである(ローパワー)。また、センサ部6の電源のON制御後には、センサ部6による高分解能を用いた入力を利用できるので、従来のメカスイッチタイプのリューズスイッチのON/OFF回数の寿命に対し、数倍のスイッチ回数寿命を実現することができる。
[第2実施形態]
第1実施形態に係るリューズスイッチ1は、図1に示すように、回転部5とセンサ部6とをリューズ軸3b上(一軸上)で連動していた。第2実施形態では、回転部5とセンサ部6とをギヤを介してリューズ軸3bとは異なる別角度で連動する。
(第2実施形態に係るスイッチ装置の構成)
図6は、第2実施形態に係るスイッチ装置を説明するための図である。ここでは、第1実施形態にと同様に、スイッチ装置として、電子式腕時計におけるリューズ3を用いたリューズスイッチ101を想定して説明する。
リューズスイッチ101は、腕時計(図示せず)のケース2の外部に摘み部3aが露出しており、ユーザによる摘み部3aの操作によってα方向に回転する回転体としてのリューズ3と、リューズ3のリューズ軸3b上に配置されており、リューズ3の回転に応じて信号を出力する回転部5と、ギヤ9a,9bを介して回転部5に連動しており、リューズ3の回転に応じて回転部5よりも回転量を検出する精度が高い信号を出力するセンサ部106と、回転部5およびセンサ部106を監視しているマイコン10(図示せず)と、を備えている。以下、第1実施形態との相違点のみ説明する。
センサ部106は、リューズ軸3bにギヤ9a,9bを介して連結されている回転軸3cに形成された固定子としての磁石盤106aと、磁石盤106aに近接して配置された磁気センサ106bとからなる。リューズ軸3bと回転軸3cとは、直交している。磁石盤106aは、第1実施形態の磁石盤6aと同様に、複数の永久磁石Pが環状に連結されており、回転軸3cと一体となって回転する。磁気センサ106bは、回転部5を用いた電源制御により電源がONされ、磁石盤106aの永久磁石Pによる磁力の変化を検出する。
なお、ギヤ9aとギヤ9bのギヤ比に応じてリューズ3の一回転における出力信号A,Bのパルス数を変えることができ、任意の分解能に設定することができる。
以上のように、本実施形態に係るリューズスイッチ101は、回転部5とセンサ部106とをギヤ9a,9bを介してリューズ軸3bとは別角度で連動する。これにより、本実施形態に係るリューズスイッチ101は、センサ部106をリューズ軸3bに対して並行に配置することが可能であり、センサ部106を配置する場所の自由度が増す。その為、電子機器内のスペースを有効に活用しながらも、第1実施形態で説明したリューズ3を回転するというワンアクションでセンサ部106の電源のON制御を実行できるという効果を有する。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を変えない範囲で実施することができる。各実施形態の変形例を以下に示す。
第1実施形態および第2実施形態では、電子式腕時計のリューズ3を用いたリューズスイッチ1,101をスイッチ装置として想定して説明したが、スイッチ装置の構成はこれに限定されるものではない。各実施形態で説明したスイッチ装置は、電子式腕時計以外の種々の電子機器に適用できる。
また、第1実施形態および第2実施形態では、リューズ3がα方向に一回転することにより、板バネ5bには各突起部5aが1回ずつ接触し、これにより、リューズ3の一回転あたりにおける回転部5のON/OFFの回数は二回となる。しかしながら、リューズ3の一回転あたりにおける回転部5のON/OFFの回数は、これに限定されるものではない。リューズ3の一回転あたりにおける回転部5のON/OFFの回数は、突起部5aの数や形状に伴って変更されてもよい。
また、第1実施形態および第2実施形態では、センサ部6,106を用いてリューズ3の回転を高分解能に検出していたが、センサ部6,106を構成するセンサの種類は磁気センサに限定されるものではない。センサ部6,106は、リューズ3の回転を種々の物理量を用いて検出するものであってよく、例えば、発光ダイオードとフォトトランジスタとを用いて光のオン/オフにより信号を発生させる光センサ(例えば、フォトインタラプタ)であってもよい。
また、第1実施形態および第2実施形態では、回転部5が出力する信号Cのエッジを最後に検出した時から現在までの時間をタイマ10aで計測し、この計測時間が所定時間を経過した場合にセンサ部6,106の電源をOFFしていた。しかしながら、センサ部6,106の電源をOFFする方法は他にも考えられる。例えば、信号A,Bの変化がなくなった時から所定時間が経過した場合にセンサ部6,106の電源をOFFしてもよい。
また、第2実施形態では、回転部5とセンサ部106とをギヤ9a,9bを介してリューズ軸3bとは別角度で連動していた。しかしながら、回転部5とセンサ部106とを連動する構成はこれに限定されるものではない。例えば、回転部5とセンサ部106とをギヤ9a,9b以外のもので連結してもよいし、連結する箇所も複数であってもよい。また、連結する角度も特に限定されない。
なお、第1実施形態および第2実施形態において、日付や曜日合わせなどの高分解能が比較的に不要な調整は、回転部5による信号Cを用いて行い、また、時刻合わせなどの高分解能を要する調整は、センサ部6,106による信号A,Bを用いて行ってもよい。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
回転体の回転に応じて第1の信号を出力する回転部と、
前記第1の信号よりも回転量を検出する精度が高い第2の信号を前記回転体の回転に応じて出力するセンサ部と、
前記第1の信号の変化に応じて前記センサ部の電源をONにして、当該センサ部から出力される第2の信号を受け付ける制御部と、を備える、
ことを特徴とするスイッチ装置。
<請求項2>
前記制御部は、前記第1の信号が最後に変化した時点から所定時間が経過した場合に、前記センサ部の電源をOFFにする、
ことを特徴とする請求項1に記載のスイッチ装置。
<請求項3>
前記回転部および前記センサ部は、前記回転体の回転軸を介して連動している、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスイッチ装置。
<請求項4>
前記回転部および前記センサ部は、前記回転体の回転軸およびギヤを用いて当該回転軸に連結された他の回転軸を介して連動している、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスイッチ装置。
<請求項5>
請求項1ないし請求項4の何れか一項に記載のスイッチ装置を備えた電子時計。
1 リューズスイッチ(スイッチ装置)
2 ケース
3 リューズ
3a 摘み部
3b リューズ軸(回転軸)
4 基板
5 回転部
5a 突起部
5b 板バネ
6,106 センサ部
6a,106a 磁石盤
6b,106b 磁気センサ
10 マイコン(制御部)
10a 板バネカウンタ
10b タイマ
10c パルスカウンタ
P 永久磁石

Claims (5)

  1. 回転体の回転に応じて第1の信号を出力する回転部と、
    前記第1の信号よりも回転量を検出する精度が高い第2の信号を前記回転体の回転に応じて出力するセンサ部と、
    前記第1の信号の変化に応じて前記センサ部の電源をONにして、当該センサ部から出力される第2の信号を受け付ける制御部と、を備える、
    ことを特徴とするスイッチ装置。
  2. 前記制御部は、前記第1の信号が最後に変化した時点から所定時間が経過した場合に、前記センサ部の電源をOFFにする、
    ことを特徴とする請求項1に記載のスイッチ装置。
  3. 前記回転部および前記センサ部は、前記回転体の回転軸を介して連動している、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスイッチ装置。
  4. 前記回転部および前記センサ部は、前記回転体の回転軸およびギヤを用いて当該回転軸に連結された他の回転軸を介して連動している、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスイッチ装置。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れか一項に記載のスイッチ装置を備えた電子時計。
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