JP7104512B2 - 保持テーブル及び保持テーブルを備える研磨装置 - Google Patents

保持テーブル及び保持テーブルを備える研磨装置 Download PDF

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Description

本発明は、ウェーハを保持する保持テーブル及び保持テーブルを備える研磨装置に関する。
保持テーブルが保持したウェーハを研磨パッドで研磨する研磨装置(例えば、特許文献1参照)は、研磨加工後のウェーハの被研磨面内の厚み差を無くすために、ウェーハの面方向で研磨パッドの中心とウェーハの中心との位置を変化させつつ研磨を行い、該厚み差を発生させないようにしている。
特開2010-120130号公報
しかし、上記特許文献1に記載されているような研磨装置では、ウェーハの種類(ロット)等によっては研磨の最中にウェーハの一部分が研磨されにくい又はウェーハの一部分が他の部分よりもより多く研磨されることがあり、研磨後のウェーハの被研磨面内の僅かな厚み差を無くすことが難しかった。
したがって、研磨装置においては、より高精度にウェーハの被研磨面内の厚み差を無くすという課題がある。
上記課題を解決するための本発明は、研磨パッドでウェーハを研磨加工する為にウェーハを保持する保持テーブルであって、ウェーハを吸引保持する保持面を上面に有する上板と、該上板の該保持面を吸引源に連通させる吸引路と、該上板の下面に対面し隙間を備えて配設される下板と、該上板の外周縁と該下板の外周縁とを連結する環状側壁と、該下板の上面に面方向に等間隔に複数配設され該上板の下面に向かって延在し該上板の下面と該下板の上面とに接触して電力の供給により高さが伸縮する複数の圧電素子と、該複数の圧電素子にそれぞれ電力を供給するために一方の端を該圧電素子に接続した配線と、該下板の下面に配設され該配線の他方の端が接続される複数の端子と、を備え、該環状側壁は、該圧電素子の伸縮方向と同方向に伸縮可能な蛇腹筒で形成され、該吸引路は、該上板の下面と該蛇腹筒の内側面と該下板の上面とにより包まれ密閉した部屋内を通り該保持面に連通する、保持テーブルである。
また、上記課題を解決するための本発明は、前記保持テーブルを装着し前記保持面でウェーハを保持する保持手段と、研磨パッドを回転可能に装着して該保持手段が保持したウェーハを該研磨パッドで研磨する研磨手段と、該保持手段と該研磨手段とを相対的に該保持面に対して垂直方向に移動させる移動手段と、を備えた研磨装置であって、該保持手段は、該保持テーブルを支持する支持面を有する支持ベースと、該支持面に配設され前記下板の下面の複数の前記端子にそれぞれ接続する複数の接続端子と、該支持ベースの中心を軸に該支持ベースを回転させるモータと、該支持ベースが回転しているときに複数の前記圧電素子に電力の供給を可能にすると共に前記吸引路を吸引源に連通可能にするロータリージョイントとを備え、該保持テーブルが保持した研磨加工後のウェーハの厚さを測定する厚さ測定手段と、該厚さ測定手段が等間隔の測定位置で測定した複数箇所の厚さ値を記憶する記憶手段と、制御手段とを備え、該制御手段は、該厚さ測定手段が複数測定し該記憶手段に記憶されたウェーハの厚さ値の平均値を算出する算出部を備え、該厚さ測定手段が厚さ測定した複数の測定位置に対応する該圧電素子のうち、ウェーハの測定した厚さ値が平均値よりも大きい測定位置の該圧電素子に対して、ウェーハの測定した厚さ値が平均値よりも小さい、又は同じである測定位置の該圧電素子に供給する第2の電力量よりも大きい第1の電力量を供給して、ウェーハの測定した厚さ値が平均値よりも大きい測定位置の該圧電素子を、ウェーハの測定した厚さ値が平均値よりも小さい、又は同じである測定位置の該圧電素子よりも、高さ方向により高く伸ばす制御を行う研磨装置である。
本発明に係る保持テーブルは、ウェーハを吸引保持する保持面を上面に有する上板と、上板の保持面を吸引源に連通させる吸引路と、上板の下面に対面し隙間を備えて配設される下板と、上板の外周縁と下板の外周縁とを連結する環状側壁と、下板の上面に面方向に等間隔に複数配設され上板の下面に向かって延在し上板の下面と下板の上面とに接触して電力の供給により高さが伸縮する複数の圧電素子と、複数の圧電素子にそれぞれ電力を供給するために一方の端を圧電素子に接続した配線と、下板の下面に配設され配線の他方の端が接続される複数の端子と、を備え、環状側壁は、圧電素子の伸縮方向と同方向に伸縮可能な蛇腹筒で形成され、吸引路は、上板の下面と蛇腹筒の内側面と下板の上面とにより包まれ密閉した部屋内を通り保持面に連通しているため、圧電素子の伸縮によって保持テーブルの保持面の高さを局所的に変えて、保持テーブルにより保持されているウェーハの被研磨面の高さを局所的に適切な高さとすることができるようになる。そして、保持テーブルの保持面の高さを局所的に変えた状態で研磨加工を行うことで、研磨加工後のウェーハの被研磨面の厚さの差をより高精度に無くすことが可能となる。さらに、環状側壁が圧電素子の伸縮方向と同方向に伸縮可能な蛇腹筒で形成されているため、従来の伸縮しない剛体等からなる環状側壁で上板を支持する保持テーブルと異なり、圧電素子の伸縮を繰り返すことに伴う環状側壁のゆがみや疲労蓄積による破損が生じにくくなる。また、吸引路を蛇腹筒である環状側壁を通さずに保持面と吸引源とを連通させるため、仮に吸引路を蛇腹筒を通過させる構成とした場合に起き得る、伸縮する蛇腹筒と吸引路との接続部分の破損等を生じさせることが無いようになる。
本発明に係る研磨装置は、保持手段は、保持テーブルを支持する支持面を有する支持ベースと、支持面に配設され下板の下面の複数の端子にそれぞれ接続する複数の接続端子と、支持ベースの中心を軸に支持ベースを回転させるモータと、支持ベースが回転しているときに複数の圧電素子に電力の供給を可能にすると共に吸引路を吸引源に連通可能にするロータリージョイントとを備え、保持テーブルが保持した研磨加工後のウェーハの厚さを測定する厚さ測定手段と、厚さ測定手段が等間隔の測定位置で測定した複数箇所の厚さ値を記憶する記憶手段と、制御手段とを備え、制御手段は、厚さ測定手段が複数測定し記憶手段に記憶されたウェーハの厚さ値の平均値を算出する算出部を備え、厚さ測定手段が厚さ測定した複数の測定位置に対応する圧電素子のうち、ウェーハの測定した厚さ値が平均値よりも大きい測定位置の圧電素子に対して、ウェーハの測定した厚さ値が平均値よりも小さい、又は同じである測定位置の圧電素子に供給する第2の電力量よりも大きい第1の電力量を供給して、ウェーハの測定した厚さ値が平均値よりも大きい測定位置の圧電素子を、ウェーハの測定した厚さ値が平均値よりも小さい、又は同じである測定位置の圧電素子よりも、高さ方向により高く伸ばす制御を行うことで、各圧電素子の伸縮によって保持テーブルの保持面の高さを局所的に変えて、保持テーブルにより保持されているウェーハの被研磨面の高さを局所的に適切な高さとすることができるようになる。そして、保持テーブルの保持面の高さを局所的に変えた状態で研磨加工を行う、即ち、ウェーハの測定した厚さ値が平均値よりも大きい箇所を研磨パッドにより多く接触させることで、研磨加工後のウェーハの被研磨面の厚さの差をより高精度に無くすことが可能となる。
研磨装置の一例を示す斜視図である。 保持テーブルの構成の一例を示す分解斜視図である。 図3(A)は保持テーブルの保持面側を示す斜視図である。図3(B)は保持テーブルの下面側を示す斜視図である。 保持テーブルの構造の一例を示す断面図である。 圧電素子の保持テーブルの下面における配設例を示す説明図である。 ウェーハを保持する保持手段の一例を示す断面図である。 蛇腹筒状の環状側壁を有する保持テーブルを備える保持手段の一例を示す断面図である。 測定位置P1に対応する位置の圧電素子により多くの電力が供給された状態でウェーハを保持している保持手段を示す断面図である。 測定位置P2、3に対応する位置の圧電素子により多くの電力が供給された状態でウェーハを保持している保持手段を示す断面図である。 ウェーハを保持する保持手段の別実施形態を示す断面図である。 部屋を吸引させ保持面をへこませる方向の力を生成させると共に、圧電素子に電力を供給して保持面を出っ張らせる方向の力を生成させて保持面の面状態を制御しつつ、ウェーハを保持手段で保持している状態を示す断面図である。
図1に示す研磨装置1は、保持手段3を構成する保持テーブル30上に保持されたウェーハWに対して研磨パッド64によって研磨加工を施す装置であり、保持テーブル30を装着し保持面300aでウェーハWを保持する保持手段3と、研磨パッド64を回転可能に装着して保持手段3が保持したウェーハWを研磨パッド64で研磨する研磨手段6と、保持手段3と研磨手段6とを相対的に保持面300aに対して垂直方向(Z軸方向)に移動させる移動手段7と、を備えている。
保持テーブル30等が配設される研磨装置1のベース10上の前方(-X方向側)は、保持テーブル30に対してウェーハWの着脱が行われる領域となっており、ベース10上の後方(+X方向側)は、回転する研磨パッド64によって保持テーブル30上に保持されたウェーハWの研磨が行われる領域となっている。
ベース10上の後方側には、コラム17が立設されており、コラム17の前面に配設された移動手段7は、Z軸方向の軸心を有するボールネジ70と、ボールネジ70と平行に配設された一対のガイドレール71と、ボールネジ70に連結しボールネジ70を回動させるモータ72と、内部のナットがボールネジ70に螺合し側部がガイドレール71に摺接する昇降板73と、昇降板73に連結され研磨手段6を保持するホルダ74とから構成され、モータ72がボールネジ70を回動させると昇降板73がガイドレール71にガイドされてZ軸方向に移動し、ホルダ74に支持された研磨手段6もZ軸方向に移動する。
研磨手段6は、例えば、軸方向が垂直方向であるスピンドル60と、スピンドル60を回転可能に支持するハウジング61と、スピンドル60を回転駆動するモータ62と、スピンドル60の下端に固定された円形板状のマウント63と、マウント63の下面に着脱可能に取り付けられた円形状の研磨パッド64とから構成されている。研磨パッド64は、例えば、フェルト等の不織布からなり、中央部分にスラリが通液される貫通孔が形成されている。研磨パッド64の直径は、マウント63の直径と同程度の大きさとなっており、また、保持テーブル30の直径よりも大径となっている。
例えば、スピンドル60の内部には、Z軸方向に延びるスラリ流路が形成されており、このスラリ流路に図示しないスラリ供給手段が連通している。スラリ供給手段からスピンドル60に対して供給されるスラリは、スラリ流路の下端の開口から研磨パッド64に向かって下方に噴出し、研磨パッド64の研磨面とウェーハWとの接触部位に到達する。
なお、研磨手段6は、スラリを用いないでウェーハWを研磨(ドライポリッシュ)する乾式の研磨手段であってもよい。
保持テーブル30は、ウェーハWを吸引保持する保持面300aを上面に有する上板300と、上板300の下面に対面し隙間を備えて配設される下板303と、上板300の外周縁と下板303の外周縁とを連結する環状側壁304と、を備えている。
図2に示す上板300は、例えば、その外形が円板形状であり、ポーラス部材等からなりウェーハWを吸着する吸着部300bと、吸着部300bを支持する枠体300cとを備える。そして、吸着部300bの上面(露出面)がウェーハWを吸引保持する保持面300aとなる。枠体300cの内部には、吸着部300bに繋がり後述する第1の吸引路301の一部となる吸引路が形成されており、該吸引路の下端は、枠体300cの下面の外周領域において開口している。
環状側壁304は、図2に示す例においては、所定の合金、プラスチック、又は硬質ゴム等を上板300と略同一の外径を有する円筒状に形成したものである。環状側壁304には、周方向に等間隔をおいて複数(例えば180度間隔で2つ)貫通孔が厚み方向(Z軸方向)に向かって貫通形成されている。該貫通孔は、第1の吸引路301を構成する。
下板303は、例えば、環状側壁304よりも大径の円形板状の外形を備えており、その上面には、環状側壁304に設けられた2つの貫通孔に対応する位置に2つの吸引孔が開口している。そして、下板303の内部には、該吸引孔に繋がる吸引路が形成されており、この吸引路は第1の吸引路301を構成する。下板303の上面の該吸引孔が形成された領域よりもさらに外周側の領域には、固定ボルト303cが挿通されるボルト挿通孔303dが周方向に等間隔をおいて複数(例えば8つ)厚み方向に貫通形成されている。
上板300内部の吸引路の上板300の下面における開口と環状側壁304の貫通孔とを重ね合わせて、上板300の下面を環状側壁304の環状の上面に例えば接着剤で接着させる。さらに、環状側壁304の貫通孔と下板303の吸引孔とを重ね合わせて、環状側壁304の環状の下面を下板303の上面に接着剤で接着させることで、図3(A)、(B)に示す保持テーブル30が形成される。そして、保持テーブル30の内部は、例えば、上板300の下面と環状側壁304の内側面と下板303の上面とにより包まれた密閉した部屋304b(図4参照)となる。また、枠体300cの吸引路と、環状側壁304の貫通孔と、下板303の吸引路とによって、上板300の保持面300aをバキュームポンプやエジェクタなどの真空発生装置からなる吸引源39に連通させる第1の吸引路301が複数形成される。
図2に示すように、下板303の上面の第1の吸引路301が形成された領域よりもさらに中央側の領域には、面方向に等間隔に複数(例えば、図2に示す例においては5つ)の圧電素子306が例えば接着剤によって固定されている。圧電素子306は、例えば、上板300の下面に向かってZ軸方向に延在する柱状の外形を備えており、図4に示すように、その上端面も接着剤によって上板300の下面に接着されている。圧電素子306は、電力の供給量により高さ方向における伸縮量を制御可能なクォーツ等から構成されており、例えば、電力が供給されていない状態の圧電素子306の高さは、部屋304bの高さと略同一である。
下板303の上面における圧電素子306の配設個数及びその並べ方については、図2の例に限定されず、例えば、図5に示すように、より多く(図5においては、21個)の圧電素子306を下板303の上面に面方向に等間隔で配列させるものとしてもよい。
図2に示すように、各圧電素子306には、それぞれ配線307の一端が接続されており、各配線307の他端は下板303内部を通り図3(B)に示すように下板303の下面に配設された各端子308に接続されている。各端子308は、下板303の下面に露出した状態で埋設されており、下板303の下面は面一となっている。
上記保持テーブル30を装着し保持面300aでウェーハWを保持する保持手段3(図6参照)は、保持テーブル30を支持する支持面31aを有する支持ベース31を備えている。支持面31aには、保持テーブル30の下板303の下面の複数の端子308にそれぞれ対応する位置に接続端子312が配設されている。そして、ボルト挿通孔303dと支持ベース31の図示しない雌ネジ穴とを重ね合わせて固定ボルト303cをボルト挿通孔303dに通して雌ネジ穴に螺合させることにより、保持テーブル30の端子308と支持ベース31の接続端子312とを接触させた状態で、保持テーブル30が支持ベース31に固定され、支持ベース31は保持テーブル30を支持した状態になる。
図6に示すように、支持ベース31は、支持ベース31の下方に配設された回転手段35により回転可能に支持されている。回転手段35は、例えば、軸方向がZ軸方向でありその上端が支持ベース31の下面に接続されたスピンドル350と、支持ベース31の中心を軸に支持ベース31を回転させるモータ351とを備えたプーリ機構である。モータ351のモータシャフトには、主動プーリ352が取り付けられており、主動プーリ352には無端ベルト353が巻回されている。スピンドル350の上端側には従動プーリ354が取り付けられており、無端ベルト353は、この従動プーリ354にも巻回されている。モータ351が主動プーリ352を回転駆動することで、主動プーリ352の回転に伴って無端ベルト353が回動し、無端ベルト353が回動することで従動プーリ354及びスピンドル350が回転する。
支持ベース31の支持面31aからスピンドル350の下端側にかけては、各第1の吸引路301に連通する第1の連通路361が複数形成されている。各第1の連通路361の上端側は、支持面31aにおいて開口しており各第1の吸引路301の下端側の開口に繋がっている。スピンドル350内において、第1の連通路361はZ軸方向に延在しており、その下端側は径方向外側に向かって曲がりスピンドル350外周面に開口している。
保持手段3は、支持ベース31が回転しているときに複数の圧電素子306に電力の供給を可能にすると共に第1の吸引路301を吸引源に連通可能にするロータリージョイント33を備えている。
スピンドル350は、外形が筒状のロータリージョイント33に図示しない軸受けを介して上方から挿通されており、例えば、スピンドル350の下端側から中間部にかけてロータリージョイント33により囲繞されている。ロータリージョイント33の筒内周面とスピンドル350の外周面との間には、僅かな隙間(所謂シール空間)が形成されている。
ロータリージョイント33の下部には、スピンドル350の内部の第1の連通路361に吸引力を伝達させるための環状室330が形成されており、環状室330は、ロータリージョイント33の筒内周面を一周している。環状室330からはロータリージョイント33の外側面に向かって連通路331が延びている。そして、連通路331には配管を介して吸引源39が連通している。
また、連通路331には、例えば、エア及び水からなる2流体を供給可能なエア・水供給源38が接続されている。エア・水供給源38は、保持テーブル30により保持されているウェーハWを、保持面300aから離脱させる際に用いられる。即ち、エア・水供給源38から連通路331に供給された2流体は、ロータリージョイント33の連通路331、環状室330、第1の連通路361及び保持テーブル30の第1の吸引路301を通り吸着部300bに到り、保持面300aから上方に向かって噴出する。この2流体の噴射圧力でウェーハWを保持面300aから押し上げ、保持面300aとウェーハWとの間に残存する真空吸着力(吸引源39による吸引を止めた後に残る真空吸着力)を排除し、ウェーハWを保持テーブル30から確実に離脱可能とする。なお、連通路331と吸引源39及びエア・水供給源38とを接続する配管には、図示しない切換弁が配設されており、切換弁の切り換え動作により、連通路331と吸引源39とが繋がった状態と連通路331とエア・水供給源38とが繋がった状態とを切り換え可能となっている。
ロータリージョイント33の筒内周面とスピンドル350の外周面との間の僅かな隙間には、図示しないメカニカルシールが配設されており、メカニカルシールは、スピンドル350が回転中に、吸引源39が吸引を行うことで生み出す吸引力が環状室330から第1の連通路361へと伝達される際の吸引力の遺漏を最小限に抑える役割を果たす。
例えば、ロータリージョイント33の筒内周面の上部側には複数の電力供給コネクター335が配設されており、各電力供給コネクター335にはロータリージョイント33の側壁内部通る各電線335aを介して電源99に接続されている。さらに、各電力供給コネクター335には、例えば、第1のインダクタ336が接続されており、第1のインダクタ336はロータリージョイント33の筒内周面に露出している。スピンドル350の外側面のロータリージョイント33の各第1のインダクタ336に対面する位置には、第2のインダクタ356が埋設されている。
支持ベース31の支持面31aに配設された接続端子312には電線358が接続されており、該電線358は、支持ベース31内部及びスピンドル350の内部を通り各第2のインダクタ356に接続されている。なお、図6においては、1つの接続端子312から1つの第2のインダクタ356に接続されている1本の電線358のみを図示しており、その他の接続端子312と第2のインダクタ356とを繋ぐ電線358は省略している。
第1のインダクタ336及び第2のインダクタ356は、例えば、導線が巻回された円環状のコイルであり、第1のインダクタ336と第2のインダクタ356とによって、ロータリージョイント33とスピンドル350間における非接触型の電力供給路が形成される。互いに対向する第1のインダクタ336と第2のインダクタ356とは磁気的に結合しており、電源99がオンとなり各電力供給コネクター335に通電されると、第1のインダクタ336と第2のインダクタ356との相互誘導により、第2のインダクタ356側に電流が流れる。そして、スピンドル350内を通る各電線358、支持ベース31の接続端子312、下板303の端子308、及び配線307を介して各圧電素子306に電力が供給される。
なお、上記実施例のような非接触式給電ではなく、接触式給電を用いてもよい。
保持テーブル30の構成は上記の図3(A)、(B)、及び図6に示す実施形態に限定されるものではない。例えば、保持テーブル30は、所定の合金、プラスチック、又は硬質ゴム等からなり上板300と略同一の外径を有する円筒状の環状側壁304に代えて、図7に示す環状側壁304Aを備えてもよい。
環状側壁304Aは、所定の合金、プラスチック、又は硬質ゴム等からなりZ軸方向に伸縮可能な蛇腹筒304Aであり、上板300の外周縁と下板303の外周縁とを連結している。そして、保持テーブル30の内部は、上板300の下面と蛇腹筒304Aの内側面と下板303の上面とにより包まれた密閉した部屋304dとなる。
例えば、上板300の下面と蛇腹筒304Aの内側面と下板303の上面とにより包まれ密閉した部屋304d内には、吸引路301の一部となる可撓性を備える吸引チューブ304fが配設されている。この吸引チューブ304fの上端側は上板300の枠体300c内に形成された吸引路に連通しており、吸引チューブ304fの下端側は下板303の上面に開口する吸引孔に連通している。枠体300cの吸引路と、吸引チューブ304fと、下板303の吸引路とで、上板300の保持面300aを吸引源39に連通させる吸引路301が形成される。吸引路301は、図7に示すように、蛇腹筒304Aを通過していない。
支持ベース31により支持された図6に示す保持テーブル30は、図1に示すように、その周囲をカバー320により囲繞されている。そして、カバー320のX軸方向両側には蛇腹カバー321が連結されており、蛇腹カバー321の下方に配設されたX軸方向移動手段によって、保持手段3は着脱領域と研磨領域との間をX軸方向に往復移動可能となっている。
図1に示すように、研磨装置1は、例えば、制御プログラムに従って演算処理するCPU等から構成され装置全体の制御を行う制御手段9を備えている。制御手段9は、図示しない配線によって、保持手段3、移動手段7、研磨手段6、及び電源99等に接続されており、制御手段9の制御の下で、保持手段3の回転動作、移動手段7による研磨手段6のZ軸方向における移動動作、及び研磨手段6の回転動作等が制御される。また、制御手段9は、例えば、制御プログラムや予め設定される情報等を格納するROM及び演算結果やその他の情報等を格納するRAMからなる記憶手段90を備えている。
制御手段9は、電源99が保持テーブル30の各圧電素子306に供給する電力の量を制御することができる。例えば、図6に示すように、電源99と各電力供給コネクター335との間には、制御手段9がアクセス可能な分配回路98が配設されており、電源99が供給する電力は、分配回路98にて制御手段9による制御の下で各電力供給コネクター335に配分制御される。
図1に示すように、保持テーブル30の移動経路の上方には、保持テーブル30が保持した研磨加工後のウェーハWの厚さを測定する厚さ測定手段15が配設されている。例えば、厚さ測定手段15は、保持テーブル30の移動経路の両脇に立設する支持部材161、162により保持テーブル30の移動経路上を横断するように中空で支持されている。
厚さ測定手段15は、例えば、反射型の光変位センサであり、その長手方向(Y軸方向)の長さが、保持テーブル30の直径以上であることにより、ウェーハWの外径以上の長さの測定視野を有する。厚さ測定手段15の下面には、X軸方向に相対的に移動されるウェーハWに対して測定光を照射するための複数の投光素子がY軸方向に一列に並び、また、各投光素子からウェーハWに照射されて反射された反射光を検出するためのCCD等の複数の受光素子(ラインセンサ)がY軸方向に一列に並んで配設されている。
厚さ測定手段15は、厚さ測定手段15の下方をX軸方向に移動するウェーハWに対して、各投光素子が測定光をウェーハWの上面(被研磨面)の各測定位置に照射し、各測定位置からの反射光を個別の受光素子で受光する。そして、ウェーハWの上面と下面とで反射した反射光を各受光素子が受けた際の時間差(光路差)を算出して、該算出値を基にウェーハWの各測定位置の厚さを測定する。そして、厚さ測定手段15は、測定したウェーハWの各測定位置における各厚さについての情報を順次記憶手段90に送り、記憶手段90に送られた該情報はRAMに順次記憶されていく。
厚さ測定手段は、ハイトゲージ等で構成される接触式の厚さ測定手段であってもよい。
以下に、保持テーブル30に保持されたウェーハWを研磨加工する場合の研磨装置1の動作について説明する。図1に示すウェーハWは、例えば、外形が円形板状の半導体ウェーハであり、図1において上側を向いている裏面Wbが被研磨面となる。図1において下側を向いているウェーハWの表面Waは、図示しない分断予定ラインによって区画された領域にデバイスが形成されており、図示しない保護テープが貼着されて保護されている。例えば、ウェーハWの外周縁には、結晶方位を示すマークであるノッチNが、ウェーハWの中心に向けて径方向内側に窪んだ状態で形成されている。
まず、ウェーハWの中心と保持テーブル30の保持面300aの中心とが略合致するようにして、ウェーハWは保持テーブル30の保持面300aに載置される。そして、図6に示す吸引源39が駆動して生み出される吸引力が、ロータリージョイント33の連通路331、環状室330、第1の連通路361及び保持テーブル30の第1の吸引路301を通り保持面300aに伝達されることにより、保持テーブル30が保持面300a上でウェーハWを吸引保持する。
次いで、図示しないX軸方向移動手段が、ウェーハWを保持した保持テーブル30を研磨手段6の下まで+X方向へ移動して、研磨手段6に備える研磨パッド64とウェーハWとの位置合わせがなされる。位置合わせは、例えば、研磨パッド64の回転中心が、保持テーブル30の回転中心に対して所定の距離だけ+X方向にずれ、保持テーブル30で保持されたウェーハWの裏面Wbの全面を研磨パッド64で覆った状態にする。
モータ62によりスピンドル60が回転駆動されるのに伴って研磨パッド64が回転する。また、研磨手段6が移動手段7により-Z方向へと送られ、研磨パッド64がウェーハWの裏面Wbに当接することで研磨加工が行われる。
研磨加工中は、図6に示す回転手段35がスピンドル350を回転させて支持ベース31及び保持テーブル30を回転させるのに伴って、保持面300a上に保持されたウェーハWも回転するので、研磨パッド64がウェーハWの裏面Wbの全面の研磨加工を行う。吸引源39が生み出す吸引力は、ロータリージョイント33からスピンドル350に伝達される際においても遺漏することがないため、研磨加工中に保持面300aの吸引力が低下することはない。
また、研磨加工中は、スラリが研磨パッド64とウェーハWとの接触部位に対して供給され、研磨パッド64による化学的機械的研磨法、所謂CMPが行われる。
ウェーハWの裏面Wbが所定時間研磨された後、研磨手段6が上昇して研磨パッド64がウェーハWから離間する。次いで、例えば、ウェーハWの中心とノッチNとを通る仮想線がX軸方向に対して平行になり、かつ、ノッチNが-X方向側に位置するように、回転手段35(図6参照)が保持テーブル30を所定角度回転させて停止させる。
さらに、図示しないX軸方向移動手段が研磨後のウェーハWを吸引保持した保持テーブル30を-X方向に所定の送り速度で移動させるとともに、図1に示す厚さ測定手段15がその下方を通過したウェーハWの各位置における厚さを測定し始める。なお、ウェーハWの厚さの測定は、等間隔の測定位置で行われていく。そして、厚さ測定手段15は、測定したウェーハWの各測定位置における各厚さについての情報を順次制御手段9に送る。
例えば、制御手段9の記憶手段90のROMには、ウェーハWの直径、ウェーハWの外周縁に形成されたノッチNとウェーハWの表面Waに形成された複数の分断予定ラインとの間隔等の情報を示すウェーハWのパターン設計値が記憶されている。したがって、上記のように保持テーブル30に保持されているウェーハWのノッチNが所定位置に位置付けられた後に、保持テーブル30を-X軸方向に所定の送り速度で移動させながら厚さ測定手段15による厚さ測定が実施されることで、ノッチNの位置と予め記憶しているウェーハWのパターン設計値とから、基準位置となるノッチNの位置に対するウェーハWの厚さが測定された各測定位置の相対的な位置(X軸Y軸座標位置)を各厚さ情報と紐付けして把握することができる。そして、制御手段9は、ウェーハWの各厚さ測定位置の座標とその測定位置における厚さ値とを一つのデータとして記憶手段90のRAMに記憶していく。
なお、上記のように、保持テーブル30をX軸方向に移動させない場合においては、厚さ測定手段15を保持テーブル30の中心上方に位置させ保持テーブル30を所定の速度で回転させつつ、ウェーハWの各測定位置における厚さを測定しても良い。
例えば、制御手段9は、厚さ測定手段15が複数測定した厚さ値の平均値を算出する算出部95を備えている。そして、厚さ測定手段15の下方をウェーハWが通過しきるX軸方向の所定の位置まで保持テーブル30が-X方向に進行すると、算出部95は記憶手段90のRAMに記憶されたウェーハWの各測定位置における各厚さ値から、研磨後のウェーハWの厚さの平均値を算出する。
次に、電源99から各圧電素子306に対して電力が供給され、各圧電素子306が高さ方向に伸びることで保持テーブル30の保持面300aの高さを局所的に変えて、保持テーブル30により保持されているウェーハWの被研磨面の高さを局所的に適切な高さとする。これは、ウェーハWの種類(ロット)等によっては研磨の最中にウェーハWの一部分が研磨されにくい又は研磨されやすいことがあり、研磨後のウェーハWの被研磨面内に僅かな厚み差がある、即ち、ウェーハWの各厚さ測定位置における各厚さ値が異なっている場合があり、この厚み差を無くしていくために行われる。
電源99から各圧電素子306に供給される電力の供給量の制御は、制御手段9によって行われ、その供給量は記憶手段90に記憶された各厚さ値に対応した値になる。以下に、該制御の一例を説明する。制御手段9は、厚さ測定手段15が厚さ測定したウェーハWの複数の測定位置のうち、測定した厚さ値が算出部95が算出した平均値より大きい測定位置の圧電素子306に第1の電力量で電力を供給するように制御する第1の制御部91と、厚さ測定手段15が厚さ測定したウェーハWの複数の測定位置のうち、測定した厚さ値が平均値より小さい測定位置の圧電素子306に第1の電力量よりも少ない第2の電力量で電力を供給するように制御する第2の制御部92とを備えている。例えば、第1の制御部91及び第2の制御部92は分配回路98の内部に配設されている。
例えば、本実施形態においては、研磨後のウェーハWの各厚さ測定位置のうち、図8に示すウェーハWの中央の測定位置P1の厚さ値が算出部95が算出した平均値よりも大きくなっており、その他の測定位置における厚さ値が平均値よりも小さくなっている又は同程度となっているとする。この場合には、例えば、測定位置P1に対応する位置の圧電素子306に第1の電力量分の電力が供給され、その他の測定位置に対応する位置の圧電素子306に第2の電力量分の電力が供給される。即ち、電源99から供給された電力は、分配回路98内部において第1の制御部91により、測定位置P1に対応する位置の圧電素子306と電気的に繋がる電力供給コネクター335に第1の電力量となるように配分制御される。また、電源99から供給された電力は、分配回路98内部において第2の制御部92により、測定位置P1以外の測定位置の圧電素子306と繋がる電力供給コネクター335に第2の電力量となるように配分制御される。
なお、第1の電力量、及び第1の電力量よりも少ない第2の電力量は、保持テーブル30の上板300の材質、圧電素子306の種類、測定位置P1におけるウェーハWの厚さ値の平均値との差の大きさ等に対応して実験的、経験的、又は理論的に選択された電力量である。
測定位置P1に対応する位置の圧電素子306に第1の電力量分の電力が供給され、その他の測定位置に対応する位置の圧電素子306に第2の電力量分の電力が供給されることで、測定位置P1に対応する位置の圧電素子306が、その他の測定位置に対応する位置の圧電素子306よりも高さ方向により高く伸びる。その結果、図8に示すように、保持テーブル30に保持されているウェーハWの厚さ値が平均値より大きい測定位置(先の研磨加工において他の部分よりもされなかった箇所)が、他の測定位置よりも持ち上げられた状態になる。
例えば、ウェーハWの各厚さ測定位置のうち、図9に示すウェーハWの測定位置P2、P3において厚さ値が算出部95が算出した平均値よりも大きくなっており、その他の測定位置における厚さ値が平均値よりも小さくなっている又は同程度となっている場合について説明する。この場合には、電源99から供給された電力は、分配回路98内部において第1の制御部91により、測定位置P2、3に対応する位置の圧電素子306と繋がる各電力供給コネクター335に第1の電力量となるように配分制御される。また、電源99から供給された電力は、分配回路98内部において第2の制御部92により、測定位置P2、3以外の各測定位置の圧電素子306と繋がる電力供給コネクター335に第2の電力量となるように配分制御される。
測定位置P2、3に対応する位置の圧電素子306に第1の電力量分の電力が供給され、その他の測定位置に対応する位置の圧電素子306に第2の電力量分の電力が供給されることで、測定位置P2、3に対応する位置の圧電素子306が、その他の測定位置に対応する位置の圧電素子306よりも高さ方向により高く伸びる。その結果、図9に示すように、保持テーブル30に保持されているウェーハWの厚さ値が平均値より大きい測定位置が、他の測定位置よりも持ち上げられた状態になる。
本実施形態のように、上記図8のように各圧電素子306に対する電力量が制御されることで保持テーブル30の保持面300aの面制御された状態で、ウェーハWを吸引保持する保持テーブル30が、図示しないX軸方向移動手段により+X方向に送られて研磨手段6の下方に位置付けられる。そして、研磨パッド64が下降しウェーハWの裏面Wbに当接することで研磨加工が行われる。研磨加工中は、図8に示す回転手段35がスピンドル350を回転させて支持ベース31及び保持テーブル30を回転させるのに伴って、保持面300a上に吸引保持されたウェーハWも回転するので、研磨パッド64がウェーハWの裏面Wbの全面の研磨加工を行う。
研磨加工中において、吸引源39が生み出す吸引力は、ロータリージョイント33から保持テーブル30の保持面300aに伝達され、また、複数の圧電素子306に対して電源99からの電力が制御手段9により量を制御されつつロータリージョイント33を介して供給され続けるため、各圧電素子306に対する電力量が制御され面制御された状態の保持面300aで吸引保持されたウェーハWに対して研磨加工が行われていく。そのため、図8に示す場合においては、先に実施した研磨加工において研磨されにくかったウェーハWの測定位置P1が持ち上げられて他の測定位置よりも研磨されやすい状態で研磨が行われるため、より高精度にウェーハWの裏面Wbの厚み差が解消される。
ウェーハWの裏面Wbが所定時間研磨された後、研磨手段6が上昇して研磨パッド64がウェーハWから離間する。このように一枚目のウェーハWの研磨が行われた後、保持テーブル30から一枚目のウェーハWが搬出され、新たなウェーハW(例えば、一枚目のウェーハWと同ロットの二枚目のウェーハ)が保持テーブル30の保持面300aに載置され、保持面300a上で吸引保持される。ここで、保持テーブル30の保持面300aは、例えば、上記図8のように各圧電素子306に対する電力量が制御されることで面制御された状態が維持される。これは、ウェーハWのロットによって、研磨の最中に研磨されにくい部分又は研磨されやすい部分は凡そ似通ってくるためである。したがって、二枚目のウェーハWも研磨されにくい箇所が研磨されやすくなった状態で研磨が行われるため、高精度にウェーハWの裏面Wbの厚み差が無くなった状態に研磨することができる。
このように、本発明に係る保持テーブル30は、ウェーハWを吸引保持する保持面300aを上面に有する上板300と、上板300の保持面を吸引源39に連通させる第1の吸引路301と、上板300の下面に対面し隙間を備えて配設される下板303と、上板300の外周縁と下板303の外周縁とを連結する環状側壁304と、下板303の上面に面方向に等間隔に複数配設され上板300の下面に向かって延在し上板300の下面と下板303の上面とに接触して電力の供給により高さが伸縮する複数の圧電素子306と、複数の圧電素子306にそれぞれ電力を供給するために一方の端を圧電素子306に接続した配線307と、下板303の下面に配設され配線307の他方の端が接続される複数の端子308と、を備えているため、圧電素子306の伸縮によって保持テーブル30の保持面300aの高さを局所的に変えて、保持テーブル30により保持されているウェーハWの被研磨面の高さを局所的に適切な高さとすることができるようになる。そして、保持テーブル30の保持面300aの高さを局所的に変えた状態で研磨加工を行うことで、研磨加工後のウェーハWの被研磨面Wbの厚さの差をより高精度に無くすことが可能となる。
本発明に係る研磨装置1は、保持手段3は、保持テーブル30を支持する支持面31aを有する支持ベース31と、支持面31aに配設され下板303の下面の複数の端子308にそれぞれ接続する複数の接続端子312と、支持ベース31の中心を軸に支持ベース31を回転させるモータ351と、支持ベース31が回転しているときに複数の圧電素子306に電力の供給を可能にすると共に第1の吸引路301を吸引源39に連通可能にするロータリージョイント33とを備え、保持テーブル30が保持した研磨加工後のウェーハWの厚さを測定する厚さ測定手段15と、厚さ測定手段15が等間隔の測定位置で測定した複数箇所の厚さ値を記憶する記憶手段90と、記憶手段90に記憶された厚さ値に対応して複数の圧電素子306に供給する電力量を制御する制御手段9とを備えるものとすることで、ウェーハWの各測定位置の各厚さに応じて各圧電素子306に対する電力の供給量を制御しつつ、各圧電素子306の伸縮によって保持テーブル30の保持面300aの高さを局所的に変えて、保持テーブル30により保持されているウェーハWの被研磨面の高さを局所的に適切な高さとすることができるようになる。そして、保持テーブル30の保持面300aの高さを局所的に変えた状態で研磨加工を行うことで、研磨加工後のウェーハWの被研磨面Wbの厚さの差をより高精度に無くすことが可能となる。
制御手段9は、厚さ測定手段15が複数測定した厚さ値の平均値を算出する算出部95と、厚さ測定手段15が厚さ測定した複数の測定位置のうち、測定した厚さ値が平均値より大きい測定位置の圧電素子306に第1の電力量で電力を供給するように制御する第1の制御部91と、厚さ測定手段15が厚さ測定した複数の測定位置のうち、測定した厚さ値が平均値より小さい測定位置の圧電素子306に第2の電力量で電力を供給するように制御する第2の制御部92と、を備え、第1の電力量>第2の電力量とすることで、保持テーブル30に保持されているウェーハWの出っ張っている箇所(厚さ値が平均値より大きい測定位置であり、研磨が他の部分よりもされなかった箇所)を、より多くの電力(第1の電力量分の電力)が供給された圧電素子306により持ち上げることによって、研磨パッド64で更に研磨を施した際により研磨されやすくする。その結果、ウェーハWの被研磨面Wbに均一な研磨加工を施すことができるようになるため、研磨加工後のウェーハWの被研磨面Wbの厚さの差をより高精度に無くすことが可能となる。
本発明に係る保持テーブル30及び研磨装置1は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の効果を発揮できる範囲内で適宜変更可能である。
例えば、保持テーブル30は、図2に示すように、下板303は、下板303の上下面を貫通し上板300の下面と環状側壁304の内側面と下板303の上面とにより包まれ密閉した部屋304b内を吸引源39に連通する第2の吸引路302を備えている。図2に示す例において第2の吸引路302の上端側は、下板303の上面の第1の吸引路301が形成された領域よりもさらに中央側の領域に周方向に180度空けて2箇所で開口している。そして、第2の吸引路302は下板303の内部で一本に合流しており、図3(B)に示すように、第2の吸引路302の下端側は下板303の下面の略中央に1箇所で開口している。
図10に示すように、支持ベース31の支持面31aからスピンドル350の下端側にかけては、先に説明した各第1の吸引路301に連通する第1の連通路361が複数形成されていると共に、保持テーブル30の第2の吸引路302に連通する第2の連通路362が形成されている。第2の連通路362の上端側は、支持面31aにおいて開口しており、第2の吸引路302の下板303の下面における開口に繋がっている。スピンドル350内において、第2の連通路362はZ軸方向に延在しており、その下端側は径方向外側に向かって曲がりスピンドル350の外周面に開口している。
図10に示すロータリージョイント33Aは、図6に示すロータリージョイント33の構成と同様の構成を備えることで、支持ベース31が回転しているときに複数の圧電素子306に電力を供給可能にすると共に第1の吸引路301を吸引源39に連通可能とする。
更に、ロータリージョイント33Aは、支持ベース31が回転しているときに第2の吸引路302を吸引源39Aに連通可能とする。例えば、ロータリージョイント33Aの環状室330の上方の位置には、スピンドル350の内部の第2の連通路362に吸引力を伝達させるための環状室332が形成されており、環状室332はロータリージョイント33Aの筒内周面を一周している。環状室332からはロータリージョイント33Aの外側面に向かって吸引路334が延びている。そして、連通路334には配管を介してバキュームポンプやエジェクタなどの真空発生装置からなる吸引源39Aが連通している。そして、下板303の第2の吸引路302と、ロータリージョイント33Aとを含み保持テーブル30の部屋304bを吸引源39Aに連通させ部屋304bを負圧にする吸引手段が形成される。
図1に示す研磨装置1の保持手段3が図10に示す構成のものとなっている場合において、研磨後のウェーハWの被研磨面内の僅かな厚み差を無くしていくために行われる保持テーブル30の保持面300aの面制御は、例えば以下に説明するように行われる。
ウェーハWの裏面Wbの研磨、厚さ測定手段15によるウェーハWの各測定位置における厚さ測定、算出部95による研磨後のウェーハWの平均値の算出までが、先に説明した場合と同様に実施される。図11において、研磨後のウェーハWは、吸引源39が生み出す吸引力がロータリージョイント33A及び第1の吸引路301を介して保持面300aに伝達されることで、保持面300a上で吸引保持されている。
例えば、図11においては、研磨後のウェーハWの各厚さ測定位置のうち、測定位置P5、6における厚さ値が算出された平均値よりも大きくなっており、その他の測定位置において厚さ値が平均値よりも小さくなっているとする。そこで、例えば、測定位置P5、6以外の測定位置に対応する位置の圧電素子306には電力を供給せず、測定位置P5、6に対応する位置の圧電素子306に対してのみ、第1の制御部91の制御の下で第1の電力量分の電力が電源99から供給され、測定位置P5、6に対応する位置の圧電素子306が高さ方向に伸びる。その結果、図11に示すように、保持テーブル30に保持されているウェーハWの厚さ値が平均値より大きい測定位置(先の研磨加工において他の部分よりも研磨されなかった箇所)が、他の測定位置よりも持ち上げられた状態になる。
さらに、吸引源39Aが作動して、保持テーブル30の部屋304b内の空気が、第2の吸引路302、第2の連通路362、ロータリージョイント33Aの環状室332、及び連通路334を介して吸引源39Aにより吸引されることで、部屋304bが負圧になる。その結果、保持テーブル30の保持面300aをへこませる方向の力が部屋304b内に生成されるため、保持テーブル30に保持されているウェーハWの厚さ値が平均値より小さい測定位置(先の研磨加工において測定位置P5、6よりもより研磨された位置)が、測定位置P5、6よりも低く下げられた状態になる。
そして、図11に示すように、保持テーブル30の保持面300aの面制御された状態で、ウェーハWを吸引保持する保持テーブル30が図示しないX軸方向移動手段により+X方向に送られて図1に示す研磨手段6の下方に位置付けられる。そして、研磨パッド64が下降しウェーハWの裏面Wbに当接することで研磨加工が行われる。研磨加工中は、図11に示す回転手段35がスピンドル350を回転させて支持ベース31及び保持テーブル30を回転させるのに伴って、保持面300a上に吸引保持されたウェーハWも回転するので、研磨パッド64がウェーハWの裏面Wbの全面の研磨加工を行う。
研磨加工中において、吸引源39が生み出す吸引力は、ロータリージョイント33Aから保持テーブル30の保持面300aに伝達される。また、特定の圧電素子306に対して電源99から電力が制御手段9により制御されつつロータリージョイント33Aを介して供給され続ける。さらに、吸引源39Aの生み出す吸引力は、ロータリージョイント33A及び保持テーブル30の第2の吸引路302によって部屋304bに伝達される。よって、図11に示すように、各圧電素子306に対する電力量が制御され、かつ、部屋304b内の負圧により面制御された状態の保持面300aで吸引保持されたウェーハWに対して、研磨加工が行われていく。そのため、先に実施した研磨加工において研磨されにくかったウェーハWの測定位置P5、6が持ち上げられて他の測定位置よりも研磨されやすい状態で研磨が行われ、また、先に実施した研磨加工において研磨されやすかったウェーハWの測定位置P5、6以外の測定位置が引き下げられて研磨されにくい状態で研磨が行われていくため、より高精度にウェーハWの裏面Wbの厚み差が解消される。
このように、保持テーブル30の下板303が、上下面を貫通し上板300の下面と環状側壁304の内側面と下板303の上面とにより包まれ密閉した部屋304b内を吸引源39Aに連通する第2の吸引路302を備えるものとすることで、部屋304bを吸引させて保持テーブル30の保持面300aを局所的に適切な高さになるように凹ませることが可能となる。
また、研磨装置1は、第2の吸引路302を備える保持テーブル30を保持手段3に装着させ、下板303の第2の吸引路302と、ロータリージョイント33Aとを含み保持テーブル30の部屋304bを吸引源39Aに連通させ部屋304bを負圧にする吸引手段を備え、ロータリージョイント33Aは、支持ベース31が回転しているときに複数の圧電素子306に電力を供給可能にすると共に第1の吸引路301を吸引源39に連通可能であり、第2の吸引路302を吸引源39Aに連通可能であることで、部屋304bを吸引させ保持面300aをへこませる方向の力を生成させると共に、圧電素子306に電力を供給して保持面300aを出っ張らせる方向の力を生成させて保持面300aの面状態を制御し、保持面300aが保持するウェーハWを研磨手段6で研磨するものとすることで、研磨加工後のウェーハWの被研磨面Wbの厚さの差をより高精度に無くすことが可能となる。
W:ウェーハ Wb:裏面 N:ノッチ
1:研磨装置 10:ベース 17:コラム 7:移動手段 6:研磨手段
3:保持手段
30:保持テーブル 300:上板 300a:保持面 300b:吸着部 300c:枠体 301:第1の吸引路 302:第2の吸引路
303:下板 303d:ボルト挿通孔
304:環状側壁 304b:部屋 306:圧電素子 307:配線 308:端子
304A:蛇腹筒状の環状側壁 304f:吸引チューブ
31:支持ベース 31a:支持ベースの上面 312:接続端子
320:カバー 321:蛇腹カバー
35:回転手段 350:スピンドル 351:モータ 352:主動プーリ 353:無端ベルト 354:従動プーリ 356:第2のインダクタ 358:電線
361:第1の連通路 362:第2の連通路
33:ロータリージョイント 330:環状室 331:吸引路 39:吸引源
33A:ロータリージョイント 39A:吸引源
335:電力供給コネクター 336:第1のインダクタ
15:厚さ測定手段
9:制御手段 90:記憶手段 91:第1の制御部 92:第2の制御部 95:算出部
99:電源

Claims (2)

  1. 研磨パッドでウェーハを研磨加工する為にウェーハを保持する保持テーブルであって、
    ウェーハを吸引保持する保持面を上面に有する上板と、該上板の該保持面を吸引源に連通させる吸引路と、該上板の下面に対面し隙間を備えて配設される下板と、該上板の外周縁と該下板の外周縁とを連結する環状側壁と、該下板の上面に面方向に等間隔に複数配設され該上板の下面に向かって延在し該上板の下面と該下板の上面とに接触して電力の供給により高さが伸縮する複数の圧電素子と、該複数の圧電素子にそれぞれ電力を供給するために一方の端を該圧電素子に接続した配線と、該下板の下面に配設され該配線の他方の端が接続される複数の端子と、を備え、
    該環状側壁は、該圧電素子の伸縮方向と同方向に伸縮可能な蛇腹筒で形成され、
    該吸引路は、該上板の下面と該蛇腹筒の内側面と該下板の上面とにより包まれ密閉した部屋内を通り該保持面に連通する、保持テーブル。
  2. 請求項1記載の保持テーブルを装着し前記保持面でウェーハを保持する保持手段と、研磨パッドを回転可能に装着して該保持手段が保持したウェーハを該研磨パッドで研磨する研磨手段と、該保持手段と該研磨手段とを相対的に該保持面に対して垂直方向に移動させる移動手段と、を備えた研磨装置であって、
    該保持手段は、該保持テーブルを支持する支持面を有する支持ベースと、該支持面に配設され前記下板の下面の複数の前記端子にそれぞれ接続する複数の接続端子と、該支持ベースの中心を軸に該支持ベースを回転させるモータと、該支持ベースが回転しているときに複数の前記圧電素子に電力の供給を可能にすると共に前記吸引路を吸引源に連通可能にするロータリージョイントとを備え、
    該保持テーブルが保持した研磨加工後のウェーハの厚さを測定する厚さ測定手段と、該厚さ測定手段が等間隔の測定位置で測定した複数箇所の厚さ値を記憶する記憶手段と、制御手段と、を備え
    該制御手段は、該厚さ測定手段が複数測定し該記憶手段に記憶されたウェーハの厚さ値の平均値を算出する算出部を備え、該厚さ測定手段が厚さ測定した複数の測定位置に対応する該圧電素子のうち、ウェーハの測定した厚さ値が平均値よりも大きい測定位置の該圧電素子に対して、ウェーハの測定した厚さ値が平均値よりも小さい、又は同じである測定位置の該圧電素子に供給する第2の電力量よりも大きい第1の電力量を供給して、ウェーハの測定した厚さ値が平均値よりも大きい測定位置の該圧電素子を、ウェーハの測定した厚さ値が平均値よりも小さい、又は同じである測定位置の該圧電素子よりも、高さ方向により高く伸ばす制御を行う研磨装置。
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