JP7101015B2 - 離間装置および離間方法 - Google Patents
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Description
また、摺動部摺動部の一部または全部に凹部が形成されていれば、摺動部と接着シートとの間で抵抗低減剤が枯渇するリスクを低減することができる。
さらに、凹部が摺動部の中央部から放射方向に延びる凹溝状の形状を成していれば、摺動部と接着シートとの間に万遍なく抵抗低減剤を入り込ませることができる。
また、摺動部摺動部の一部または全部に接着シートとの摺動抵抗を低減させる表面処理が施されていれば、摺動部に対する接着シートの摺動抵抗が大きくなることをより効果的に防止することができる。
なお、本実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、前記所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な図1(A)中手前方向から観た場合を基準とし、図を指定することなく方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸と平行な図1中手前方向で「後」がその逆方向とする。
なお、本実施形態では、当接部材21は、摺動部21Aの全部に抵抗低減剤LCを貯留可能な図示しない凹部が形成され、さらに、摺動部21Aの全部に接着シートASとの摺動抵抗を低減させる図示しない表面処理が施されている。
先ず、各部材が図1(A)中実線で示す初期位置で待機している離間装置EAに対し、当該離間装置EAの使用者(以下、単に「使用者」という)が操作パネルやパーソナルコンピュータ等の図示しない操作手段を介して、自動運転開始の信号を入力する。すると、抵抗低減剤供給手段40が抵抗低減剤供給器42を駆動し、図1(A)中二点鎖線で示すように、噴出孔41Aから抵抗低減剤LCを噴出し、摺動部21A上に抵抗低減剤LCを供給する。そして、作業者または、駆動機器やコンベア等の図示しない搬送手段が複数の被着体CPが貼付された接着シートASを下保持部材32上に載置すると、保持手段10が各回動モータ11を駆動し、図1(B)中二点鎖線で示すように、上保持部材12と下保持部材32とで接着シートASの端部を保持する。なお、接着シートASの端部には、フレーム部材としての環状のリングフレームRFが貼付されているが、当該リングフレームRFは、なくてもよい。
摺動部21Aに形成された凹部は、例えば、サンドブラスト加工、打刻加工、穴あけ加工、ヤスリやサンドペーパ等による研削加工、カッター刃やレーザ等による切削加工、薬品や溶剤等による腐食加工等どんな加工で形成されてもよいし、例えば、点状であってもよいし、線状でいってもよいし、摺動部21Aに幅が0.01mm~1mm程度で深さが0.01mm~1mm程度の複数の凹溝で構成されていてもよく、このような凹溝は直線状、折線状または曲線状でもよいし、その長さは、0.01mm以上とすることができ、抵抗低減剤LCを貯留可能であれば、幅、深さおよび長さが0.01mm以下でもよいし1mm以上でもよい。
摺動部21Aに形成された凹部は、摺動部21Aの一部である例えば当該摺動部21Aの外縁部(以下、単に「外縁部」という)のみに形成されていてもよいし、摺動部21Aの一部である例えば当該摺動部21Aの外縁部以外の内側(以下、単に「内側部」という)のみに形成されていてもよい。なお、摺動部21Aには、抵抗低減材LCを貯留可能な凹部が形成されていなくてもよい。
摺動部21Aに形成された凹部は、当該摺動部21Aの中央部から放射方向に延びる凹溝状の形状を成していてもよく、このような凹部も、摺動部21Aの外縁部のみに形成されていてもよいし、内側部のみに形成されていてもよいし、摺動部21A全体に形成されていてもよいし、摺動部21Aに形成されていなくてもよい。なお、凹溝状の凹部は、摺動部21Aの中央部から当該摺動部21Aの外縁にまで放射方向に繋がって延びていてもよいし、繋がることなく延びていてもよいし、摺動部21Aの中央部から放射方向でなく他の方向に延びていてもよい。
摺動部21Aに施された表面処理は、摺動部21Aの一部である例えば当該摺動部21Aの外縁部のみに施されていてもよいし、摺動部21Aの一部である例えば当該摺動部21Aの内側部のみに施されていてもよいし、摺動部21Aにおける凹部が形成されている領域の一部または全部に施されていてもよいし、摺動部21Aにおける凹部が形成されていない領域の一部または全部に施されていてもよい。なお、摺動部21Aには、接着シートASとの摺動抵抗を低減させる表面処理が施されていなくてもよい。
接着シートASとの摺動抵抗を低減させる表面処理としては、例えば、フッ素樹脂、シリコン樹脂、FRP、ニッケル、クロム、チタン、アルミニウム、アモルファス金属、硝子、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)、セラミック等をコーティングしたりライニングしたりして行う処理等が例示でき、接着シートASとの摺動抵抗を低減させることができる表面処理であればどのような表面処理でもよい。
抵抗低減剤供給手段40が抵抗低減剤LCを供給するタイミングは、所定枚数(1枚または複数枚)の接着シートASに張力を付与する度でもよいし、所定の時間が経過する度でもよいし、カメラや投影機等の撮像手段、光学センサや音波センサ等の各種センサ等の図示しない抵抗低減剤検知手段が、摺動部21A上に抵抗低減剤LCが無くなったことまたは、無くなりそうになったことを検知した際でもよいし、当該離間装置EAを制御するコンピュータやシーケンサ等の図示しない制御手段や使用者が、任意の時間に抵抗低減剤供給器42、44を駆動し、抵抗低減剤LCを供給してもよい。
10…保持手段
20…当接手段
21…当接部材
21A…摺動部
30…離間手段
40…抵抗低減剤供給手段
AS…接着シート
AS1…一方の面
AS2…他方の面
CP…被着体
LC…抵抗低減剤
Claims (5)
- 接着シートの一方の面と他方の面との少なくとも一方に貼付された複数の被着体の相互間隔を所定の間隔に広げる離間装置において、
前記接着シートの端部を保持する保持手段と、
前記接着シートに当接する当接部材を有する当接手段と、
前記接着シートの端部を保持した前記保持手段および前記当接手段を相対移動させ、前記接着シートに張力を付与して前記被着体の相互間隔を広げる離間手段とを備え、
前記当接部材における前記接着シートが摺動する摺動部と前記接着シートとの間に、当該摺動部と前記接着シートとの摺動抵抗を低減させる抵抗低減剤を供給する抵抗低減剤供給手段を備えていることを特徴とする離間装置。 - 前記当接部材は、前記摺動部の一部または全部に前記抵抗低減剤を貯留可能な凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の離間装置。
- 前記凹部は、前記摺動部の中央部から放射方向に延びる凹溝状の形状を成していることを特徴とする請求項2に記載の離間装置。
- 前記当接部材は、前記摺動部の一部または全部に前記接着シートとの摺動抵抗を低減させる表面処理が施されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の離間装置。
- 接着シートの一方の面と他方の面との少なくとも一方に貼付された複数の被着体の相互間隔を所定の間隔に広げる離間方法において、
前記接着シートの端部を保持手段で保持する工程と、
前記接着シートに当接する当接部材を前記接着シートに当接させる当接工程と、
前記接着シートの端部を保持した前記保持手段および前記当接部材を相対移動させ、前記接着シートに張力を付与して前記被着体の相互間隔を広げる離間工程とを実施し、
前記当接工程の前段で、前記当接部材における前記接着シートが摺動する摺動部と前記接着シートとの間に、当該摺動部と前記接着シートとの摺動抵抗を低減させる抵抗低減剤を供給する抵抗低減剤供給工程を実施することを特徴とする離間方法。
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JP2007246633A (ja) | 2006-03-15 | 2007-09-27 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 多層粘着シート、多層粘着シート用の粘着シート、及び多層粘着シートを用いた電子部品の製造方法。 |
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