JP7098820B2 - 無線通信モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信モジュールに関する。
本願は、2020年7月16日に日本に出願された特願2020-122027号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
非特許文献1には、一方の面にアンテナを形成し、他方の面にICチップを実装した無線モジュール基板を、接続部材(バンプ)によって別の基板(通信基板)の実装面に重ねて実装した無線通信モジュールが開示されている。この無線通信モジュールでは、ICチップを実装した無線モジュール基板の他方の面が別の基板の実装面に対向している。この種の無線通信モジュールにおいては、不要な輻射を除去するフィルタ(例えばバンドパスフィルタ)を設ける場合がある。
Albert Chee, et al, ‘Integrated Antenna Module for Broadband Wireless Applications’, Electronics Packaging Technology Conference, 2004
この種の無線通信モジュールでは、ICチップ(特に無線信号の周波数を変化させる周波数変換器、無線信号の位相と強度を変化させるアンプ移相器など)が別の基板によって覆われているため、ICチップにおいて生じた熱が無線モジュール基板と別の基板との間に籠りやすい。しかしながら、ICチップの熱を逃がすために別の基板に多数の貫通孔を無策に形成すると、無線通信モジュールの回路を構成する別の基板の配線のレイアウトが複雑になり、その結果として、別の基板における回路用の配線が長くなる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、ICチップの放熱性を向上させながら、別の基板における配線のレイアウトを単純にすることが可能な無線通信モジュールを提供する。
本発明の第1態様に係る無線通信モジュールは、第1面又は内部の層にアンテナを形成した無線モジュール基板と、前記無線モジュール基板の第2面に実装され、無線信号の周波数を変化させる周波数変換器と、前記無線モジュール基板の前記第2面に実装され、前記無線信号の位相及び強度を変化させるアンプ移相器と、前記周波数変換器及び前記アンプ移相器に接続され、かつ、前記周波数変換器と前記アンプ移相器との間に設けられるように前記無線モジュール基板の前記第2面に実装されたバンドパスフィルタと、接続部材を介して前記第2面に間隔をあけて設けられ、前記接続部材によって前記無線モジュール基板に電気的に接続された通信基板と、を備え、前記周波数変換器及び前記アンプ移相器のうち少なくとも一つのICチップが対向する前記通信基板の部位に、前記無線モジュール基板及び前記通信基板が並ぶ方向に貫通する貫通孔が形成され、前記バンドパスフィルタは、前記通信基板によって覆われている。
上記の無線通信モジュールでは、周波数変換器及びアンプ移相器(ICチップ)において生じた熱を、無線モジュール基板と通信基板との隙間から通信基板の貫通孔を通して無線通信モジュールの外側に逃がすことができる。
また、放熱用の貫通孔の形成は、通信基板のうち周波数変換器及びアンプ移相器(ICチップ)に対向する部位に限られるため、通信基板における貫通孔の数及び大きさを抑えることができる。これにより、通信基板における配線のレイアウトを単純にし、通信基板における回路用の配線が長くなることを抑制することができる。
本発明の第2態様に係る無線通信モジュールでは、上記第1態様において、前記バンドパスフィルタの厚さ寸法は、前記無線モジュール基板と前記通信基板との間隔よりも小さくてもよい。
本発明の第3態様に係る無線通信モジュールでは、上記第1又は第2態様において、前記貫通孔に臨む前記ICチップの上面には、前記通信基板の誘電体材料よりも熱伝導率の高い放熱シートが載置されてもよい。
本発明の第4態様に係る無線通信モジュールでは、上記第3態様において、無線周波数における前記放熱シートの誘電正接は、前記通信基板よりも大きくてもよい。
上記本発明の態様によれば、ICチップ(周波数変換器及びアンプ移相器)の放熱性を向上させながら、通信基板における配線のレイアウトを単純にすることができる。
本発明の一実施形態に係る無線通信モジュールのブロック図である。 本発明の一実施形態に係る無線通信モジュールの平面図である。 図2のIII-III矢視断面図である。 図2のIV-IV矢視断面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図1~4を参照して説明する。
図1~4に示すように、本実施形態に係る無線通信モジュール1は、無線モジュール基板2と、周波数変換器3と、アンプ移相器4と、バンドパスフィルタ5と、通信基板6と、を備える。
無線モジュール基板2には、配線パターン(不図示)が形成されている。配線パターンは、例えば銅(Cu)などの導体からなり、後述する周波数変換器3、アンプ移相器4及びバンドパスフィルタ5を相互に電気接続する。配線パターンは、無線モジュール基板2の両面2a,2b(図3,4おいて下面及び上面)、内部などに形成されている。無線モジュール基板2にはアンテナ21が形成されている。アンテナ21は、無線モジュール基板2の配線パターンに接続されている。
アンテナ21は、無線モジュール基板2の一方の面(第1面)2a(図3,4において下面)から無線信号を放射するように形成されている。アンテナ21は、少なくとも無線モジュール基板2の他方の面(第2面)2b(図3,4において上面)に形成されなければよい。図3,4では示さないが、アンテナ21は無線モジュール基板2の一方の面2aに形成されてもよいし、無線モジュール基板2の内部の層に形成されてもよい。また、アンテナ21は、無線モジュール基板2の一方の面2aに形成された上で、誘電体層によって覆われてもよい。
周波数変換器3は、無線信号の周波数を変化させるICチップであり、無線モジュール基板2の他方の面2bに実装されている。これにより、周波数変換器3は、無線モジュール基板2の配線パターンに接続されている。本実施形態において、無線モジュール基板2には、一つの周波数変換器3が実装されている。
アンプ移相器4は、無線信号の位相及び強度を変化させるICチップであり、無線モジュール基板2の他方の面2bに実装されている。これにより、アンプ移相器4は、無線モジュール基板2の配線パターンに接続されている。本実施形態において、無線モジュール基板2には、八つのアンプ移相器4が実装されている。無線モジュール基板2に実装された各アンプ移相器4は、無線モジュール基板2の配線パターンを介して周波数変換器3に接続されている。また、各アンプ移相器4は、無線モジュール基板2の配線パターンを介してアンテナ21に接続されている。すなわち、各アンプ移相器4は、周波数変換器3とアンテナ21との間に設けられている。
バンドパスフィルタ5は、無線信号の周波数帯域を通過させ、当該周波数帯域を除く帯域の信号(ノイズ)を減衰させるチップ部品である。バンドパスフィルタ5は、無線モジュール基板2の他方の面2bに実装され、無線モジュール基板2の配線パターンに接続されている。これにより、バンドパスフィルタ5は、配線パターンを介して周波数変換器3に接続されている。また、バンドパスフィルタ5は、配線パターンを介してアンプ移相器4に接続されている。すなわち、バンドパスフィルタ5は、周波数変換器3とアンプ移相器4との間に設けられている。
本実施形態において、無線モジュール基板2には、二つのバンドパスフィルタ5が実装されている。二つのバンドパスフィルタ5には、同一の周波数変換器3が接続されている。また、二つのバンドパスフィルタ5には、それぞれ四つのアンプ移相器4が接続されている。
本実施形態では、図2に示す平面視で、一つの周波数変換器3が、無線モジュール基板2の他方の面2bの中央領域に配置されている。二つのバンドパスフィルタ5は、横方向(X方向)において周波数変換器3の両側に配置されている。アンプ移相器は、縦方向(Y方向)における周波数変換器3及び二つのバンドパスフィルタ5の両側で、横方向に四つ並ぶように配置されている。これにより、アンプ移相器は、各バンドパスフィルタ5の周囲に四つずつ配置されている。
一つの周波数変換器3、二つのバンドパスフィルタ5及び八つのアンプ移相器4が上記のように配置されていることで、周波数変換器3とバンドパスフィルタ5とを接続する無線モジュール基板2の配線パターンの長さ、及び、バンドパスフィルタ5とアンプ移相器4とを接続する無線モジュール基板2の配線パターンの長さをそれぞれ短くすることができる。
通信基板6には、無線モジュール基板2と同様に、導体で形成される配線パターン(不図示)が形成されている。通信基板6は、図3,4に示すように、接続部材7を介して無線モジュール基板2の他方の面2bに間隔をあけて設けられる。通信基板6の配線パターンは、接続部材7によって無線モジュール基板2の配線パターンに電気的に接続されている。接続部材7は、例えば半田、又は金、銀、銅などの導体から形成されるバンプである。通信基板6の配線パターンは、無線モジュール基板2の配線パターン、周波数変換器3、アンプ移相器4、バンドパスフィルタ5と共に、無線通信モジュール1の回路を構成する。
図2~4に示すように、通信基板6には、複数の貫通孔61が形成されている。貫通孔61は、通信基板6をその板厚方向(無線モジュール基板2及び通信基板6が並ぶ方向;Z方向)に貫通している。貫通孔61は、通信基板6のうち周波数変換器3及びアンプ移相器4が対向する部位に形成されている。
貫通孔61は、一つの周波数変換器3及び八つのアンプ移相器4に対して一つずつ対応している。すなわち、本実施形態の通信基板6には、九つの貫通孔61が形成されている。各貫通孔61は、図2に示す平面視で、周波数変換器3、アンプ移相器4が各貫通孔61の内側に収まるように形成されている。これにより、周波数変換器3及びアンプ移相器4は、通信基板6の各貫通孔61を通して、無線通信モジュール1の外側に露出する。
通信基板6のうちバンドパスフィルタ5が対向する部位には、貫通孔61が形成されていない。このため、バンドパスフィルタ5は、通信基板6によって覆われている。ここで、バンドパスフィルタ5の厚さ寸法T1(図3参照)は、接続部材7による無線モジュール基板2の他方の面2bと通信基板6との間隔D1(図3参照)よりも小さい。このため、通信基板6とこれに対向するバンドパスフィルタ5の上面との間には、隙間がある。すなわち、バンドパスフィルタ5は、通信基板6に接触したり、押し付けられたりしない。
無線モジュール基板2及び通信基板6が半田ボールである接続部材7を含むBGA(Ball Grid Array)である場合、無線モジュール基板2及び通信基板6における接続部材7(半田ボール)のピッチに応じて、無線モジュール基板2の他方の面2bと通信基板6との間隔D1に関係する接続部材7(半田ボール)の直径も変わる。このため、接続部材7(半田ボール)のピッチに応じてバンドパスフィルタ5の厚さ寸法T1を制限してもよい。
例えば、接続部材7(半田ボール)のピッチが1.27mmであるときには、接続部材7(半田ボール)の直径が0.6mm~0.9mm程度となるため、バンドパスフィルタ5の厚さ寸法T1を0.6mm以下としてよい。また、例えば、接続部材7(半田ボール)のピッチが1mmであるときには、接続部材7(半田ボール)の直径が0.55mm~0.65mm程度となるため、バンドパスフィルタ5の厚さ寸法T1を0.5mm以下としてよい。
図3,4に示すように、周波数変換器3及びアンプ移相器4の厚さ寸法は、任意であってよいが、本実施形態では無線モジュール基板2の他方の面2bと通信基板6との間隔D1よりも大きい。このため、周波数変換器3及びアンプ移相器4の上部は、貫通孔61の内側に入り込んでいる。
本実施形態では、通信基板6の貫通孔61に臨む周波数変換器3及びアンプ移相器4の上面に、放熱シート8が載置されている。放熱シート8は、周波数変換器3及びアンプ移相器4の上面に隙間なく密着する弾力性及び粘着性などを有しているとよい。放熱シート8の熱伝導率は、通信基板6の誘電体材料(例えば層間絶縁膜)の熱伝導率よりも高い。また、本実施形態では、無線周波数(無線通信モジュール1で扱う無線信号の周波数)における放熱シート8の誘電正接が、通信基板6の誘電体材料の誘電正接よりも大きい。
以上のように構成される本実施形態の無線通信モジュール1では、図3,4に例示するように、周波数変換器3及びアンプ移相器4を放熱部材100に対して熱的に接続することができる。放熱部材100は、アルミニウム等のように熱伝導率が高い材料から形成され、本体部101と、本体部101から一体に突出する複数の接続突起102と、を有する。
本体部101は、板状又はブロック状に形成されている。本体部101には、例えば放熱フィンが形成されてもよい。
複数の接続突起102は、それぞれ通信基板6の貫通孔61に挿入される。各接続突起102の先端は、周波数変換器3及びアンプ移相器4の上面に接続される。接続突起102は、例えば周波数変換器3及びアンプ移相器4の上面に直接接続してもよいが、本実施形態では、放熱シート8を介して周波数変換器3及びアンプ移相器4の上面に接続される。放熱シート8が介在していることで、周波数変換器3及びアンプ移相器4と接続突起102との密着性を向上する。これにより、周波数変換器3及びアンプ移相器4の熱を放熱部材100に効率よく伝えることができる。
上記した放熱部材100は、例えば無線通信モジュール1を収容する筐体であってもよい。
次に、本実施形態の無線通信モジュール1の動作の一例について説明する。
無線通信モジュール1では、まず、無線信号が周波数変換器3に入力されることで、周波数変換器3が当該無線信号の周波数を変化させる。次いで、周波数変換器3から出力された無線信号は、二つのバンドパスフィルタ5に分配して入力される。各バンドパスフィルタ5では、無線信号に重畳しているノイズ(無線信号の周波数帯域を除く帯域の信号)を減衰又は除去する。無線信号に重畳するノイズには、例えば周波数変換器3及びアンプ移相器4において発生する不要な輻射などが含まれる。
各バンドパスフィルタ5から出力された無線信号は、それぞれ四つのアンプ移相器4に分配して入力される。各アンプ移相器4では、無線信号の位相及び強度を変化させる。最後に、八つのアンプ移相器4から出力された無線信号は、アンテナ21から放射される。
ここで、アンテナ21は無線モジュール基板2の一方の面2aに形成されているため、アンプ移相器4から出力された無線信号は、無線モジュール基板2の一方の面2aから放射される。
本実施形態の無線通信モジュール1では、上記したように複数のアンプ移相器4において無線信号の位相及び強度を変化させるため、高出力、高利得を得ることができる。
また、本実施形態の無線通信モジュール1では、バンドパスフィルタ5が無線モジュール基板2及び通信基板6とは別個のチップ部品で構成されている。そのため、バンドパスフィルタ5が無線モジュール基板2及び通信基板6の配線パターンで形成される場合と比較して、バンドパスフィルタ5の特性を十分に得ることができる。
本実施形態の無線通信モジュール1では、通信基板6のうち周波数変換器3及びアンプ移相器4が対向する部位に貫通孔61が形成されている。このため、周波数変換器及びアンプ移相器において生じた熱を、無線モジュール基板2と通信基板6との隙間から通信基板6の貫通孔61を通して無線通信モジュール1の外側に逃がすことができる。さらに、貫通孔61を通して無線モジュール基板2の外側に臨む周波数変換器3及びアンプ移相器4に放熱部材100を接続することで、周波数変換器3及びアンプ移相器4の熱をより効率よく無線通信モジュール1の外側に逃がすことができる。
また、放熱用の貫通孔61の形成は、通信基板6のうち周波数変換器3及びアンプ移相器4に対向する部位に限られるため、通信基板6に形成される貫通孔61の数及び大きさを抑えることができる。これにより、貫通孔61の形成に基づく通信基板6の配線レイアウトが複雑になることを防ぎ、通信基板6における回路用の配線が長くなることを抑制することができる。
したがって、本実施形態の無線通信モジュール1では、周波数変換器3及びアンプ移相器4の放熱性を向上させながら、通信基板6における配線のレイアウトを単純にすることができる。
また、本実施形態の無線通信モジュール1によれば、バンドパスフィルタ5の厚さ寸法T1が、無線モジュール基板2と通信基板6との間隔D1よりも小さい。これにより、無線モジュール基板2の他方の面2bが平坦に形成されていても、バンドパスフィルタ5を無線モジュール基板2と通信基板6との隙間に配置することができる。
また、本実施形態の無線通信モジュール1によれば、通信基板6の貫通孔61に臨む周波数変換器3及びアンプ移相器4の上面には、通信基板6よりも熱伝導率の高い放熱シート8が載置されている。これにより、周波数変換器3及びアンプ移相器4の熱を通信基板6よりも放熱シート8に効率よく伝えることができる。すなわち、周波数変換器3及びアンプ移相器4の熱が通信基板6に伝わることを抑えて、通信基板6の温度が上昇することを抑制することができる。
また、本実施形態の無線通信モジュール1によれば、無線周波数における放熱シート8の誘電正接が通信基板6よりも大きい。これにより、周波数変換器3及びアンプ移相器4の上面に載置された放熱シート8に基づいてノイズが発生することを抑制することができる。
以上、本発明の詳細について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
本発明の無線通信モジュール1において、通信基板6の貫通孔61は、周波数変換器3及びアンプ移相器4のうち少なくとも一つのICチップに対向する通信基板6の部位に形成されればよい。貫通孔61は、例えば複数のアンプ移相器4のうち一つに対向する通信基板6の部位にだけ形成されてもよい。また、周波数変換器3の数が複数である場合、貫通孔61は、例えば複数の周波数変換器3のうち一つに対向する通信基板6の部位にだけ形成されてもよいし、複数の周波数変換器3全てに対向する通信基板6の部位に形成されてもよい。また、貫通孔61は、例えば、周波数変換器3及びアンプ移相器4のうち最も発熱が大きいICチップに対向する通信基板6の部位にのみ形成されてもよい。
本発明の無線通信モジュール1において、無線モジュール基板2には、例えば他方の面2bから窪む凹部が形成され、凹部の底面にバンドパスフィルタ5が実装されてもよい。この場合には、バンドパスフィルタ5の厚さ寸法T1が、無線モジュール基板2の他方の面2bと通信基板6との間隔D1以上であっても、バンドパスフィルタ5を無線モジュール基板2と通信基板6との隙間に配置することができる。
本発明の無線通信モジュール1において、周波数変換器3、アンプ移相器4、バンドパスフィルタ5の数は、上記実施形態で示した数に限らず任意であってよい。例えば、周波数変換器3、バンドパスフィルタ5、アンプ移相器4の数が一つずつであってもよい。また、例えば、周波数変換器3、バンドパスフィルタ5の数が一つずつであり、アンプ移相器4の数が複数であってよい。この場合には、周波数変換器3を通ってバンドパスフィルタ5から出力された無線信号を複数のアンプ移相器4に分配した上でアンテナ21に出力することができる。
1…無線通信モジュール、2…無線モジュール基板、2a…一方の面、2b…他方の面、3…周波数変換器(ICチップ)、4…アンプ移相器(ICチップ)、5…バンドパスフィルタ、6…通信基板、7…接続部材、8…放熱シート、21…アンテナ、61…貫通孔

Claims (4)

  1. 第1面又は内部の層にアンテナを形成した無線モジュール基板と、
    前記無線モジュール基板の第2面に実装され、無線信号の周波数を変化させる周波数変換器と、
    前記無線モジュール基板の前記第2面に実装され、前記無線信号の位相及び強度を変化させるアンプ移相器と、
    前記周波数変換器及び前記アンプ移相器に接続され、かつ、前記周波数変換器と前記アンプ移相器との間に設けられるように前記無線モジュール基板の前記第2面に実装されたバンドパスフィルタと、
    接続部材を介して前記第2面に間隔をあけて設けられ、前記接続部材によって前記無線モジュール基板に電気的に接続された通信基板と、を備え、
    前記周波数変換器及び前記アンプ移相器のうち少なくとも一つのICチップが対向する前記通信基板の部位のみに、前記無線モジュール基板及び前記通信基板が並ぶ方向に貫通する貫通孔が形成され、
    前記バンドパスフィルタは、前記通信基板によって覆われている無線通信モジュール。
  2. 前記バンドパスフィルタの厚さ寸法は、前記無線モジュール基板と前記通信基板との間隔よりも小さい請求項1に記載の無線通信モジュール。
  3. 前記貫通孔に臨む前記ICチップの上面には、前記通信基板の誘電体材料よりも熱伝導率の高い放熱シートが載置されている請求項1又は請求項2に記載の無線通信モジュール。
  4. 無線周波数における前記放熱シートの誘電正接が、前記通信基板よりも大きい請求項3に記載の無線通信モジュール。
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