JP7098090B1 - レーザ装置およびレーザ加工機 - Google Patents

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Abstract

レーザ装置(1A)が、y軸方向に配列された発光点が第1ビーム群(B1)を形成する第1レーザ素子(LD1)と、y軸方向に配列された発光点が第2ビーム群(B2)を形成する第2レーザ素子(LD2)と、外部共振器の端を構成し、第1および第2ビーム群の一部を反射し残部を透過させる出力鏡(14)と、第1および第2ビーム群が非平行に入射され、後段側で、第1ビーム群を重畳させて収束させるとともに第2ビーム群を重畳させて収束させる収束光学系(11)と、第1および第2ビーム群の少なくとも一部が重畳する交差点(120)に配置され、第1および第2の方向に垂直な方向である第3の方向に垂直な平面(50)の面内に回折作用を有する回折格子(12)と、回折格子と出力鏡との間に配置され第1および第2ビーム群が空間的に分離した状態で出力鏡に垂直に入射するように第1および第2ビーム群を平行化する平行化光学系(13)とを備える。

Description

本開示は、ビームを増幅してレーザ光を出力するレーザ装置およびレーザ加工機に関する。
ビームを増幅してレーザ光を出力するレーザ装置は、レーザ素子と出力鏡とがそれぞれレーザ共振器の一端を構成している。このレーザ装置の1つに、レーザ光の出力を高めるため、水平方向に配置された複数の発光点からビームを出射するレーザ素子を備えたレーザ装置がある。このレーザ装置では、複数の発光点から出射されるビームを回折格子によって重畳させてレーザ光の出力を高めている。
特許文献1に記載のレーザ装置は、レーザ素子が垂直方向に複数個積層されており、積層数と同じ本数のレーザ光を出力することで高出力なレーザ光を出力している。
米国特許第8488245号明細書
しかしながら、上記特許文献1の技術では、レーザ素子が垂直方向に積層されているのでレーザ素子の積層数に比例して回折格子の垂直方向の寸法が大きくなる。例えば、レーザ素子が垂直方向に2層分だけ積層される場合、回折格子の垂直方向の寸法が2倍になる。このため、回折格子が高価になるという問題があった。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、小型で安価な回折格子を用いて高出力なレーザ光を出力できるレーザ装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示のレーザ装置は、第1の方向に配列された複数の発光点が、それぞれ第1の方向に垂直な第1出射方向にビームを出射して第1ビーム群を形成する第1レーザ素子と、第2の方向に配列された複数の発光点が、それぞれ第2の方向に垂直な第2出射方向にビームを出射して第2ビーム群を形成する第2レーザ素子とを備える。また、本開示のレーザ装置は、第1レーザ素子が一方の端を構成する第1外部共振器の他方の端を構成するとともに、第2レーザ素子が一方の端を構成する第2外部共振器の他方の端を構成し、第1ビーム群および第2ビーム群の一部を反射し残部を透過させる部分反射面を有する出力鏡と、第1ビーム群および第2ビーム群が非平行な状態で入射され、後段側で、第1ビーム群が重畳するように第1ビーム群を収束させるとともに第2ビーム群が重畳するように第2ビーム群を収束させる収束光学系とを備える。また、本開示のレーザ装置は、第1ビーム群および第2ビーム群の少なくとも一部が重畳する交差点に配置され、第1の方向および第2の方向に垂直な方向である第3の方向に垂直な第1面内に回折作用を有する回折格子と、回折格子と出力鏡との間に配置され第1ビーム群および第2ビーム群の各々が空間的に分離した状態で部分反射面に垂直に入射するように第1ビーム群および第2ビーム群を平行化する平行化光学系とを備える。また、本開示のレーザ装置は、収束光学系の前段に配置された重畳光学系を備える。第1レーザ素子および第2レーザ素子は、第1ビーム群と第2ビーム群とを平行に出射する。重畳光学系は、第1レーザ素子と回折格子との間で第2レーザ素子側に偏芯して配置された第1偏芯レンズ、および第2レーザ素子と回折格子との間で第1レーザ素子側に偏芯して配置された第2偏芯レンズの少なくとも一方を含み、第1ビーム群と第2ビーム群とが交差点で交差するように第1ビーム群および第2ビーム群を収束させる。
本開示にかかるレーザ装置は、小型で安価な回折格子を用いて高出力なレーザ光を出力できるという効果を奏する。
実施の形態1にかかるレーザ装置を備えたレーザ加工機の構成を示す図 実施の形態1にかかるレーザ装置の概略構成を示す模式図 平行化光学系が2つの円筒レンズである場合の実施の形態1にかかるレーザ装置の構成を示す図 平行化光学系が1つの円筒レンズである場合の実施の形態1にかかるレーザ装置の構成を示す図 実施の形態2にかかるレーザ装置の概略構成を示す模式図 重畳光学系が2つの偏芯レンズである場合の実施の形態2にかかるレーザ装置の構成を示す図 重畳光学系が2つの偏向ミラーである場合の実施の形態2にかかるレーザ装置の構成を示す図 比較例のレーザ装置の概略構成を示す模式図
以下に、本開示の実施の形態にかかるレーザ装置およびレーザ加工機を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかるレーザ装置を備えたレーザ加工機の構成を示す図である。レーザ加工機100は、レーザ光7を加工対象物であるワーク6へ照射してワーク6を加工する装置である。レーザ加工機100による加工は、ワーク6の切断または溶接といったレーザ加工である。
レーザ加工機100は、レーザ光7を出射させるレーザ装置1と、レーザ光7を伝搬する光ファイバ4と、集光光学系3と、加工光学系5とを有する。集光光学系3は、レーザ装置1から出射されたレーザ光7を、光ファイバ4の入射端面に集光する。光ファイバ4は、レーザ光7を伝送する光伝送路の一例である。光ファイバ4は、加工光学系5にレーザ光7を伝送する。加工光学系5は、光ファイバ4から出射されたレーザ光7をワーク6上に集光する。
ワーク6は、例えば、鉄またはステンレス等の金属板である。レーザ加工機100は、高出力用途に適したレーザ装置1を備えることによって、金属板のレーザ加工を行い得る。ここで述べるレーザ加工機100の構成は一例であって、適宜変更されてもよい。レーザ装置1は、一般に知られるレーザ加工機の構成と組み合わせることによって3Dプリンタ等にも適用できる。実施の形態2以降において説明するレーザ装置も、レーザ装置1と同様に、ワーク6の切断または溶接を行うレーザ加工機100、またはその他のレーザ加工装置に適用することができる。
図2は、実施の形態1にかかるレーザ装置の概略構成を示す模式図である。図2には、3軸直交座標系のx軸、y軸およびz軸が図示されている。収束光学系11のビーム入射面およびビーム出射面のうち平面となっている面と平行な面内の2つの軸であって互いに直交する2つの軸がy軸およびz軸である。また、y軸およびz軸に直交する軸がx軸である。xy平面は、例えば水平面である。この場合、z軸方向は鉛直方向である。図2では、レーザ装置1の一例であるレーザ装置1Aをy軸方向から見た場合の、レーザ装置1Aの構成を示している。
レーザ装置1Aは、レーザ素子である第1レーザ素子LD1および第2レーザ素子LD2を有する。また、レーザ装置1Aは、収束光学系11と、回折格子12と、平行化光学系13と、出力鏡14とを有する。
収束光学系11は、第1レーザ素子LD1および第2レーザ素子LD2よりも後段に配置され、回折格子12は、収束光学系11よりも後段に配置されている。また、平行化光学系13は、回折格子12よりも後段に配置され、出力鏡14は、平行化光学系13よりも後段に配置される。
レーザ装置1Aでは、第1レーザ素子LD1と第2レーザ素子LD2とが、z軸方向に離間して配置されている。第1レーザ素子LD1と第2レーザ素子LD2とは、非平行に配置されており、第1レーザ素子LD1が出射する第1ビーム群B1および第2レーザ素子LD2が出射する第2ビーム群B2は非平行である。すなわち、第1レーザ素子LD1および第2レーザ素子LD2は、第1ビーム群B1と第2ビーム群B2とが、後述する交差点120で交差するように傾斜して配置されている。第1レーザ素子LD1および第2レーザ素子LD2は、xz平面に平行な面内方向にビームを出射する。
第1レーザ素子LD1には、y軸方向に平行な方向である第1の方向に、複数の発光点が配列されている。第1レーザ素子LD1に配置されている各発光点は、波長が互いに異なるビームを出射させる。すなわち、第1レーザ素子LD1は、複数の発光点から、複数のビームを出射させて第1ビーム群B1を形成し出射する。複数のビームである第1ビーム群B1は、波長が互いに異なる複数のビームを含んでいる。
第1レーザ素子LD1で発光点が配列される面は、yz平面に平行な面を、y軸方向に平行な方向を軸として回転させた面である。第1レーザ素子LD1は、第1レーザ素子LD1で発光点が配列される面に垂直な第1出射方向に第1ビーム群B1を出射する。第1ビーム群B1が出射される第1出射方向は、交差点120に向かう方向である。
第2レーザ素子LD2には、y軸方向に平行な方向である第2の方向に、複数の発光点が配列されている。第2レーザ素子LD2に配置されている各発光点は、波長が互いに異なるビームを出射させる。すなわち、第2レーザ素子LD2は、複数の発光点から、複数のビームを出射させて第2ビーム群B2を形成し出射させる。複数のビームである第2ビーム群B2は、波長が互いに異なる複数のビームを含んでいる。
第2レーザ素子LD2で発光点が配列される面は、yz平面に平行な面を、y軸方向に平行な方向を軸として回転させた面である。第2レーザ素子LD2は、第2レーザ素子LD2で発光点が配列される面に垂直な第2出射方向に第2ビーム群B2を出射する。第2ビーム群B2が出射される第2出射方向は、交差点120に向かう方向である。
第1レーザ素子LD1で発光点が配列される面を回転させた角度と、第2レーザ素子LD2で発光点が配列される面を回転させた角度とは、大きさが同じであるが、回転方向は反対である。
第1レーザ素子LD1で発光点が配列される面と、第2レーザ素子LD2で発光点が配列される面とは、非平行である。したがって、第1ビーム群B1の第1出射方向と、第2ビーム群B2の第2出射方向とは異なる方向である。
第1レーザ素子LD1において発光点が配列されている第1の方向と、第2レーザ素子LD2において発光点が配列されている第2の方向との両方に垂直な方向が第3の方向である。図2では、第1の方向および第2の方向がともにy軸に平行な方向であり、第3の方向がz軸に平行な方向である場合を示している。
収束光学系11へは、第1ビーム群B1および第2ビーム群B2が非平行な状態で入射される。収束光学系11は、第1ビーム群B1が回折格子12上の交差点120で互いに重畳するように収束させるとともに、第2ビーム群B2が回折格子12上の交差点120で互いに重畳するように収束させる。
なお、収束光学系11は、2つの収束光学系で構成されてもよい。この場合、収束光学系11は、第1ビーム群B1が回折格子12上の交差点120で互いに重畳するように収束させる第1収束光学系と、第2ビーム群B2が回折格子12上で互いに重畳するように収束させる第2収束光学系とを備える。
収束光学系11から出射された第1ビーム群B1および第2ビーム群B2は、第1レーザ素子LD1および第2レーザ素子LD2と出力鏡14との間の点の交差点120で交差する。具体的には、第1ビーム群B1および第2ビーム群B2は、回折格子12の位置である交差点120で、第1ビーム群B1および第2ビーム群B2の少なくとも一部が重畳するように交差する。
なお、回折格子12は、交差点120上に配置されていてもよいし、交差点120の近傍に配置されていてもよい。すなわち、回折格子12は、第1ビーム群B1および第2ビーム群B2の少なくとも一部が重畳する位置(交差点120)に配置されていればよい。
回折格子12は、透過型の回折格子である。回折格子12は、xy平面に平行な面である平面50の面内(第1面内)に回折作用を有している。回折格子12は、波長分散性によって、第1ビーム群B1の各ビームおよび第2ビーム群B2の各ビームを、平面50の面内にて偏向させる。したがって、回折格子12は、第1ビーム群B1および第2ビーム群B2を、z軸方向に平行な軸方向を回転軸として回転させて平行化光学系13に送る。すなわち、回折格子12は、第1ビーム群B1および第2ビーム群B2のz軸方向の成分を維持しつつ、x軸方向およびy軸方向の成分を変えることで第1ビーム群B1および第2ビーム群B2を曲げる。
回折格子12は、ビーム群を構成する各ビームを波長に応じた角度で回折させることによって、各ビームを1つに収束させる。具体的には、回折格子12は、互いに分散された複数のビームからなる第1ビーム群B1を、1つの第1ビーム群B1に収束させる。また、回折格子12は、互いに分散された複数のビームからなる第2ビーム群B2を、1つの第2ビーム群B2に収束させる。これにより、レーザ装置1Aは、ビームの集光性能を高めることができる。
ここで言う集光性能とは、BPP(Beam Parameter Product)で表される特性とする。BPPは、集光時のビームウェストの半径と集光後のビーム拡がり半角の積で定義される指標である。BPPの単位はmm・mradで表される。BPPの値が小さいほど集光性が高く、より微小な領域にビームを集光できることを意味する。より微小な領域にビームを集光できるほど、高いエネルギー密度が得られる。レーザ加工の用途では、エネルギー密度が高いほど、加工品質の向上と、加工速度の向上とが可能となる。
一般的な透過型回折格子の多くは、s偏光とp偏光とのうち一方に対する回折効率が高く、他方に対する回折効率が低い。実施の形態1における回折格子12がこのような透過型回折格子である場合において、回折格子12は、例えば、入射するs偏光の90%以上を回折し、かつ入射するp偏光の50%以上を透過させる。この場合、回折格子12へ入射する第1ビーム群B1および第2ビーム群B2は、s偏光のみからなることが望ましい。
ただし、レーザ素子から実際に出射するレーザ光には、s偏光とp偏光とが混在する場合がある。主にs偏光からなるレーザ光であっても、数%のp偏光が含まれることがあり得る。主にs偏光からなる第1ビーム群B1および第2ビーム群B2が回折格子12へ入射する場合に、第1ビーム群B1および第2ビーム群B2に含まれるp偏光が回折格子12を透過することがある。この場合、回折格子12を透過したp偏光は、第1レーザ素子LD1を用いた第1外部共振器または第2レーザ素子LD2を用いた第2外部共振器における正規の光路から外れた迷光となる場合がある。迷光の発生によって、レーザ装置1A内の部品の加熱、または出力ビームの集光性能の低下が引き起こされる可能性がある。このため、レーザ装置1Aは、迷光の発生を低減できることが望ましい。
迷光の発生を低減するために、レーザ装置1Aには、偏光分離素子が設けられてもよい。偏光分離素子は、第1レーザ素子LD1および回折格子12の間と、第2レーザ素子LD2および回折格子12の間とのそれぞれに設置される。回折格子12へ入射する第1ビーム群B1および第2ビーム群B2の偏光度が偏光分離素子によって高められることで、レーザ装置1Aは、迷光の発生を低減できる。
平行化光学系13は、第1ビーム群B1および第2ビーム群B2が空間的に分離した状態で出力鏡14の部分反射面140に対して垂直に入射するように、第1ビーム群B1および第2ビーム群B2を平行化する。
出力鏡14は、第1ビーム群B1および第2ビーム群B2の一部を反射し残部を透過させる部分反射面140を有している。
部分反射面140のうち第1ビーム群B1および第2ビーム群B2が入射する入射面は、単一平面である。単一平面である入射面を有する部分反射面140が使用されることによって、簡易な光学系で外部共振器を実現できる。
レーザ装置1Aでは、第1レーザ素子LD1と出力鏡14とで第1外部共振器が構成され、第2レーザ素子LD2と出力鏡14とで第2外部共振器が構成されている。すなわち、第1外部共振器は、第1レーザ素子LD1が一方の端を構成し、出力鏡14が他方の端を構成している。第2外部共振器は、第2レーザ素子LD2が一方の端を構成し、出力鏡14が他方の端を構成している。
第1外部共振器は、第1ビーム群B1を共振させる外部共振器である。第2外部共振器は、第2ビーム群B2を共振させる外部共振器である。第1外部共振器による第1ビーム群B1の共振と第2外部共振器による第2ビーム群B2の共振とに、共通の部分反射面140が使用されている。また、第1外部共振器と第2外部共振器とには、共通の回折格子12が使用されている。
第1外部共振器には、必要に応じて、第1ビーム群B1をコリメート、集光、または回転させる光学素子が挿入される。第2外部共振器には、必要に応じて、第2ビーム群B2をコリメート、集光、または回転させる光学素子が挿入される。
第1ビーム群B1の各ビームは、第1レーザ素子LD1から回折格子12までは、xz平面に平行な方向に伝搬する。第1ビーム群B1の各ビームは、回折格子12で曲げられて、xz平面に非平行な方向に伝搬し平行化光学系13に送られる。
第2ビーム群B2の各ビームは、第2レーザ素子LD2から回折格子12までは、xz平面に平行方向に伝搬する。第2ビーム群B2の各ビームは、回折格子12で曲げられて、xz平面に非平行な方向に伝搬し平行化光学系13に送られる。
第1ビーム群B1および第2ビーム群B2は、平行化光学系13で平行にされて出力鏡14に送られる。第1ビーム群B1および第2ビーム群B2は、出力鏡14の部分反射面140に対して垂直に入射する。第1ビーム群B1および第2ビーム群B2は、出力鏡14の部分反射面140で、一部が反射され残部がレーザ光7として透過する。
このように、レーザ装置1Aは、第1ビーム群B1および第2ビーム群B2が傾斜しているので、交差点120で第1ビーム群B1および第2ビーム群B2を交差させることができる。これにより、レーザ装置1Aは、回折格子12に入射する第1ビーム群B1および第2ビーム群B2の入射領域を小さくすることができるので、回折格子12の大型化を回避できる。
また、レーザ装置1Aは、第1ビーム群B1および第2ビーム群B2を、離間した状態で出力鏡14に入射させるので、出力鏡14上でビーム強度が増大することを抑制できる。したがって、レーザ装置1Aは、出力鏡14における光強度の増大に起因する損傷を防ぐことができる。
第1ビーム群B1および第2ビーム群B2が傾斜していない場合、レーザ装置1Aが備える回折格子12の2倍以上の大きさの回折格子が必要となる。一般的に回折格子は、製作難易度が高く、大型の回折格子は製造コストが高い。このため、実施の形態1のレーザ装置1Aのように回折格子12が小型化されることで、レーザ装置1Aの製造コストを低減することができる。
平行化光学系13は、例えば、2つの円筒レンズである。ここで、平行化光学系13が2つの円筒レンズである場合のレーザ装置の構成について説明する。
図3は、平行化光学系が2つの円筒レンズである場合の実施の形態1にかかるレーザ装置の構成を示す図である。図3の各構成要素のうち図2に示すレーザ装置1Aと同一機能を達成する構成要素については同一符号を付しており、重複する説明は省略する。
レーザ装置1Bは、レーザ装置1の一例である。レーザ装置1Bは、平行化光学系13が2つの円筒レンズ21a,21bである場合のレーザ装置である。レーザ装置1Bは、レーザ装置1Aと同様に、第1レーザ素子LD1と、第2レーザ素子LD2と、収束光学系11と、回折格子12と、平行化光学系13の一例である2つの円筒レンズ21a,21bと、出力鏡14とを有する。レーザ装置1Bでは、レーザ装置1Aと同様の位置に、第1レーザ素子LD1と、第2レーザ素子LD2と、収束光学系11と、回折格子12と、平行化光学系13である2つの円筒レンズ21a,21bと、出力鏡14とが配置されている。
例えば、円筒レンズ21a,21bが有する面のうち第1ビーム群B1および第2ビーム群B2が入射される入射面(上面)は、凸面であり、第1ビーム群B1および第2ビーム群B2が出射される出射面(下面)は、平面である。回折格子12から出射された第1ビーム群B1およびz軸方向に垂直な方向から円筒レンズ21a,21bを見た場合の円筒レンズ21a,21bの側面は、それぞれ入射面側が円弧または楕円弧の一部となっており、出射面側が直線になっている。なお、円筒レンズ21a,21bの出射面が凸面で入射面が平面であってもよい。
円筒レンズ21a,21bは、出力鏡14の部分反射面140に入射する第1ビーム群B1の光軸および第2ビーム群B2の光軸に垂直な方向(z軸方向)に並べて配置されている。
円筒レンズ21a,21bは、第1ビーム群B1および第2ビーム群B2が空間的に分離した状態で出力鏡14の部分反射面140に対して垂直に入射するように、第1ビーム群B1および第2ビーム群B2を平行化する。
第1レーザ素子LD1から出射された第1ビーム群B1は、収束光学系11を介して回折格子12に送られる。第2レーザ素子LD2から出射された第2ビーム群B2は、収束光学系11を介して回折格子12に送られる。回折格子12は、第1ビーム群B1および第2ビーム群B2を、z軸方向に平行な軸方向を回転軸として回転させて平行化光学系13に送る。
回折格子12から出てくる第1ビーム群B1は、円筒レンズ21bに送られ、回折格子12から出てくる第2ビーム群B2は、円筒レンズ21aに送られる。円筒レンズ21bは、第1ビーム群B1がxy平面に平行な面内のビーム群となるように第1ビーム群B1を回折させて出力鏡14の部分反射面140に到達させる。円筒レンズ21aは、第2ビーム群B2がxy平面に平行な面内のビーム群となるように第2ビーム群B2を回折させて出力鏡14の部分反射面140に到達させる。
このように、円筒レンズ21a,21bは、第1ビーム群B1および第2ビーム群B2が重ならないように平行化し、平行化した第1ビーム群B1および第2ビーム群B2を出力鏡14の部分反射面140に到達させる。なお、平行化光学系13は、2つの円筒レンズがz軸方向に接合されたアレイレンズであってもよい。
また、平行化光学系13は、1つの円筒レンズであってもよい。ここで、平行化光学系13が1つの円筒レンズである場合のレーザ装置の構成について説明する。
図4は、平行化光学系が1つの円筒レンズである場合の実施の形態1にかかるレーザ装置の構成を示す図である。図4の各構成要素のうち図2,3に示すレーザ装置1A,1Bと同一機能を達成する構成要素については同一符号を付しており、重複する説明は省略する。
レーザ装置1Cは、レーザ装置1の一例である。レーザ装置1Cは、平行化光学系13が1つの円筒レンズ22である場合のレーザ装置である。レーザ装置1Cは、レーザ装置1Bと同様に、収束光学系11と、回折格子12と、平行化光学系13の一例である円筒レンズ22と、出力鏡14とを有する。レーザ装置1Cは、レーザ装置1Bと比較して、2つの円筒レンズ21a,21bの代わりに円筒レンズ22を有する。レーザ装置1Cでは、レーザ装置1Bと同様の位置に、第1レーザ素子LD1と、第2レーザ素子LD2と、収束光学系11と、回折格子12と、平行化光学系13である1つの円筒レンズ22と、出力鏡14とが配置されている。
円筒レンズ22は、交差点120から部分反射面140側に第1距離である距離fだけ離れた位置に配置された、焦点距離がfの円筒レンズである。
円筒レンズ22が有する面のうち第1ビーム群B1および第2ビーム群B2が入射される入射面(上面)は、凸面であり、第1ビーム群B1および第2ビーム群B2が出射される出射面(下面)は、平面である。回折格子12から出射された第1ビーム群B1およびz軸方向に垂直な方向から円筒レンズ22を見た場合の円筒レンズ22の側面は、入射面側が円弧または楕円弧の一部となっており、出射面側が直線になっている。なお、円筒レンズ22の出射面が凸面で入射面が平面であってもよい。
円筒レンズ22は、第1ビーム群B1および第2ビーム群B2が空間的に分離した状態で出力鏡14の部分反射面140に対して垂直に入射するように、第1ビーム群B1および第2ビーム群B2を平行化する。すなわち、円筒レンズ22は、第1ビーム群B1および第2ビーム群B2がxy平面に平行な面内のビーム群となるように第1ビーム群B1および第2ビーム群B2を回折させて出力鏡14の部分反射面140に到達させる。
このように、円筒レンズ22は、第1ビーム群B1および第2ビーム群B2が重ならないように平行化し、平行化した第1ビーム群B1および第2ビーム群B2を出力鏡14の部分反射面140に到達させる。なお、レーザ装置1A~1Cは、3つ以上のレーザ素子を備えていてもよい。
このように、実施の形態1のレーザ装置1A~1Cでは、第1レーザ素子LD1および第2レーザ素子LD2が第1ビーム群B1および第2ビーム群B2を非平行な状態で、収束光学系11に入射させている。そして、収束光学系11が、収束光学系11の後段側で、第1ビーム群B1が重畳するように第1ビーム群B1を収束させるとともに第2ビーム群B2が重畳するように第2ビーム群B2を収束させている。さらに、回折格子12が、第1ビーム群B1および第2ビーム群B2の少なくとも一部が重畳する交差点に配置され、第1レーザ素子LD1で発光点が配列されている方向(y軸方向に平行な方向)および第2レーザ素子LD2で発光点が配列されている方向(y軸方向に平行な方向)に垂直な方向であるz軸に平行な方向に垂直な平面50(xy平面に平行な面)内に回折作用を有している。
このような構成により、レーザ装置1A~1Cは、第1ビーム群B1を収束させるとともに第2ビーム群B2を収束させているので、高出力なレーザ光7を出力できる。また、レーザ装置1A~1Cは、回折格子12に入射する第1ビーム群B1および第2ビーム群B2の入射領域を小さくすることができるので、回折格子12の大型化を回避できる。したがって、レーザ装置1A~1Cは、小型で安価な回折格子12を用いて高出力なレーザ光7を出力できる。
実施の形態2.
つぎに、図5から図8を用いて実施の形態2について説明する。実施の形態2では、第1レーザ素子LD1および第2レーザ素子LD2によって平行に出射された第1ビーム群B1および第2ビーム群B2が、回折格子12で重畳されるよう、重畳光学系を収束光学系11の前段に配置しておく。
図5は、実施の形態2にかかるレーザ装置の概略構成を示す模式図である。図5では、レーザ装置2Aをy軸方向から見た場合の、レーザ装置2Aの構成を示している。図5の各構成要素のうち図2に示すレーザ装置1Aと同一機能を達成する構成要素については同一符号を付しており、重複する説明は省略する。
レーザ装置2Aは、レーザ装置1の一例である。レーザ装置2Aは、レーザ装置1Aと比較して、第1レーザ素子LD1および第2レーザ素子LD2の配置方向が異なる。また、レーザ装置2Aは、レーザ装置1Aが備える構成要素に加えて、重畳光学系30を有する。すなわち、レーザ装置2Aは、重畳光学系30と、収束光学系11と、回折格子12と、平行化光学系13と、出力鏡14とを有する。
重畳光学系30は、第1レーザ素子LD1および第2レーザ素子LD2よりも後段で、収束光学系11よりも前段に配置されている。
レーザ装置2Aでは、第1レーザ素子LD1と第2レーザ素子LD2とが、z軸方向に離間して配置されている。第1レーザ素子LD1と第2レーザ素子LD2とは、平行に配置されており、それぞれx軸方向に平行な方向にビームを出射する。
第1レーザ素子LD1で発光点が配列される面は、yz平面に平行な面である。第2レーザ素子LD2で発光点が配列される面は、yz平面に平行な面である。このように、第1レーザ素子LD1で発光点が配列される面と、第2レーザ素子LD2で発光点が配列される面とは、平行である。したがって、第1ビーム群B1の第1出射方向と、第2ビーム群B2の第2出射方向とは平行な方向である。
重畳光学系30は、第1ビーム群B1および第2ビーム群B2が、実施の形態1で説明した入射角度で収束光学系11に入射されるように、第1ビーム群B1および第2ビーム群B2の進行方向を変える。すなわち、重畳光学系30は、第1ビーム群B1と第2ビーム群B2とが交差点120で交差するように第1ビーム群B1および第2ビーム群B2を収束させる。重畳光学系30は、第1ビーム群B1および第2ビーム群B2の光軸方向を変える。
重畳光学系30は、第1ビーム群B1の光軸方向を、x軸に平行な方向からxz面内に平行な面内で回転させた光軸方向に変える。重畳光学系30は、第2ビーム群B2の光軸方向を、x軸に平行な方向からxz面内に平行な面内で回転させた光軸方向に変える。第1ビーム群B1を回転させる角度と、第2ビーム群B2を回転させる角度とは、大きさが同じであり、回転方向が反対である。収束光学系11、回折格子12、平行化光学系13、出力鏡14については、実施の形態1と同じである。
このように、レーザ装置2Aでは、第1ビーム群B1および第2ビーム群B2が傾斜しているので、実施の形態1のレーザ装置1Aと同様に、回折格子12の大型化を回避できるとともに出力鏡14上でビーム強度が増大することを抑制できる。
重畳光学系30は、例えば、2つの偏芯レンズである。ここで、重畳光学系30が2つの偏芯レンズである場合のレーザ装置の構成について説明する。
図6は、重畳光学系が2つの偏芯レンズである場合の実施の形態2にかかるレーザ装置の構成を示す図である。図6の各構成要素のうち図5に示すレーザ装置2Aと同一機能を達成する構成要素については同一符号を付しており、重複する説明は省略する。なお、実施の形態2では、平行化光学系13が円筒レンズ21a,21bである場合について説明するが、平行化光学系13は、円筒レンズ22であってもよい。
レーザ装置2Bは、レーザ装置1の一例である。レーザ装置2Bは、重畳光学系30が2つの偏芯レンズ31,32である場合のレーザ装置である。レーザ装置2Bは、レーザ装置2Aと同様に、重畳光学系30である2つの偏芯レンズ31,32と、収束光学系11と、回折格子12と、平行化光学系13である円筒レンズ21a,21bと、出力鏡14とを有する。偏芯レンズ31が第1偏芯レンズであり、偏芯レンズ32が第2偏芯レンズである。偏芯レンズ31,32は、例えば、円筒レンズである。
レーザ装置2Bでは、レーザ装置2Aと同様の位置に、第1レーザ素子LD1と、第2レーザ素子LD2と、重畳光学系30(ここでは、2つの偏芯レンズ31,32)と、収束光学系11と、回折格子12と、平行化光学系13(ここでは、円筒レンズ21a,21b)と、出力鏡14とが配置されている。
偏芯レンズ31は、第1レーザ素子LD1と回折格子12との間で第2レーザ素子LD2側に偏芯して配置されている。偏芯レンズ32は、第2レーザ素子LD2と回折格子12との間で第1レーザ素子LD1側に偏芯して配置されている。
偏芯レンズ31,32が有する面のうち第1ビーム群B1および第2ビーム群B2が入射される入射面(上面)は、平面であり、第1ビーム群B1および第2ビーム群B2が出射される出射面(下面)は、凸面である。収束光学系11に入射された第1ビーム群B1およびz軸方向に垂直な方向から偏芯レンズ31,32を見た場合の偏芯レンズ31,32の側面は、それぞれ出射面側が円弧または楕円弧の一部となっており、入射面側が直線になっている。なお、偏芯レンズ31,32の入射面が凸面で出射面が平面であってもよい。
レーザ装置2Bでは、第1レーザ素子LD1から出射された第1ビーム群B1は、偏芯レンズ31に送られる。第2レーザ素子LD2から出射された第2ビーム群B2は、偏芯レンズ32に送られる。
偏芯レンズ31は、x軸方向に平行な第1ビーム群B1を、y軸方向に平行な方向を回転軸として回転させる。偏芯レンズ32は、x軸方向に平行な第2ビーム群B2を、y軸方向に平行な方向を回転軸として回転させる。これにより、第1ビーム群B1および第2ビーム群B2は、図5および実施の形態1で説明した入射角度で収束光学系11に入射される。収束光学系11、回折格子12、平行化光学系13、出力鏡14については、実施の形態1と同じである。
このように、重畳光学系30が、偏芯レンズ31,32で構成されることにより、偏芯レンズ31,32の偏芯量によって第1ビーム群B1および第2ビーム群B2の交差角を容易に変更することが可能となる。
なお、重畳光学系30は、偏芯レンズ31,32の何れか一方のみを有していてもよい。この場合、重畳光学系30は、偏芯レンズ31,32の何れか一方と、偏芯レンズ31,32以外の部品とで構成される。このように、重畳光学系30は、偏芯レンズ31,32の少なくとも一方を含んでいればよい。
なお、重畳光学系30は、偏向ミラーであってもよい。ここで、重畳光学系30が偏向ミラーである場合のレーザ装置の構成について説明する。
図7は、重畳光学系が2つの偏向ミラーである場合の実施の形態2にかかるレーザ装置の構成を示す図である。図7の各構成要素のうち図5,6に示すレーザ装置2A,2Bと同一機能を達成する構成要素については同一符号を付しており、重複する説明は省略する。
レーザ装置2Cは、レーザ装置1の一例である。レーザ装置2Cは、重畳光学系30が偏向ミラー33,34である場合のレーザ装置である。レーザ装置2Cは、レーザ装置2Aと同様に、重畳光学系30である2つの偏向ミラー33,34と、収束光学系11と、回折格子12と、平行化光学系13である円筒レンズ21a,21bと、出力鏡14とを有する。偏向ミラー33が、第1偏向ミラーであり、偏向ミラー34が、第2偏向ミラーである。
レーザ装置2Cでは、レーザ装置2Aと同様の位置に、第1レーザ素子LD1と、第2レーザ素子LD2と、重畳光学系30(2つの偏向ミラー33,34)と、収束光学系11と、回折格子12と、平行化光学系13(円筒レンズ21a,21b)と、出力鏡14とが配置されている。
偏向ミラー33は、第1レーザ素子LD1と回折格子12との間に配置されており、第1ビーム群B1を偏向する。偏向ミラー34は、第2レーザ素子LD2と回折格子12との間に配置されており、第2ビーム群B2を偏向する。
レーザ装置2Cでは、第1レーザ素子LD1から出射された第1ビーム群B1は、偏向ミラー33に送られる。第2レーザ素子LD2から出射された第2ビーム群B2は、偏向ミラー34に送られる。
偏向ミラー33は、x軸方向に平行な第1ビーム群B1を、y軸方向に平行な方向を回転軸として回転させる。偏向ミラー34は、x軸方向に平行な第2ビーム群B2を、y軸方向に平行な方向を回転軸として回転させる。これにより、第1ビーム群B1および第2ビーム群B2は、図5,6および実施の形態1で説明した入射角度で収束光学系11に入射される。収束光学系11、回折格子12、平行化光学系13、出力鏡14については、実施の形態1と同じである。
このように、重畳光学系30が、偏向ミラー33,34で構成されることにより、偏向ミラー33,34の設置角度によって第1ビーム群B1および第2ビーム群B2の交差角を容易に変更することが可能となる。
なお、重畳光学系30は、偏向ミラー33,34の何れか一方のみを有していてもよい。この場合、重畳光学系30は偏向ミラー33,34の何れか一方と、偏向ミラー33,34以外の部品とで構成される。このように、重畳光学系30は、偏向ミラー33,34の少なくとも一方を含んでいればよい。例えば、重畳光学系30は、偏芯レンズ31および偏向ミラー34で構成されてもよいし、偏芯レンズ32および偏向ミラー33で構成されてもよい。
また、実施の形態1で説明した位置に第1レーザ素子LD1が配置され、実施の形態2で説明した位置に第2レーザ素子LD2が配置されてもよい。この場合、第2レーザ素子LD2の後段に偏芯レンズ32または偏向ミラー34が配置される。
また、実施の形態1で説明した位置に第2レーザ素子LD2が配置され、実施の形態2で説明した位置に第1レーザ素子LD1が配置されてもよい。この場合、第1レーザ素子LD1の後段に偏芯レンズ31または偏向ミラー33が配置される。
ここで、比較例のレーザ装置について説明する。図8は、比較例のレーザ装置の概略構成を示す模式図である。比較例のレーザ装置1Xは、第1レーザ素子LD1と、第2レーザ素子LD2と、収束光学系11と、回折格子15と、出力鏡14とを有する。
比較例のレーザ装置1Xは、第1レーザ素子LD1および第2レーザ素子LD2が平行に配置されている。第1レーザ素子LD1および第2レーザ素子LD2は、z軸方向に離間して配置されている。第1レーザ素子LD1は、x軸方向に平行な方向に第1ビーム群B1を出射し、第2レーザ素子LD2は、x軸方向に平行な方向に第2ビーム群B2を出射する。
比較例のレーザ装置1Xでは、第1ビーム群B1および第2ビーム群B2は、離間した状態で収束光学系11に入射される。収束光学系11は、第1ビーム群B1が回折格子15上で互いに重畳するように収束させるとともに、第2ビーム群B2が回折格子15上で互いに重畳するように収束させる。
回折格子15は、第1ビーム群B1および第2ビーム群B2を、z軸方向に平行な軸方向を回転軸として回転させて出力鏡14に送る。回折格子15に入射される第1ビーム群B1および第2ビーム群B2は、離間しているので、回折格子15は、回折格子12よりもz軸方向の寸法が長い。このため、回折格子15は、回折格子12よりも高価となり、レーザ装置1Xは、レーザ装置1Aよりも製造コストが高くなる。
このように実施の形態2によれば、重畳光学系30が、第1ビーム群B1および第2ビーム群B2が交差点120で交差するように第1ビーム群B1および第2ビーム群B2を収束させるので、実施の形態1と同様に小型で安価な回折格子12を用いて高出力なレーザ光7を出力できる。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1,1A~1C,1X,2A~2C レーザ装置、3 集光光学系、4 光ファイバ、5 加工光学系、6 ワーク、7 レーザ光、11 収束光学系、12,15 回折格子、13 平行化光学系、14 出力鏡、21a,21b,22 円筒レンズ、30 重畳光学系、31,32 偏芯レンズ、33,34 偏向ミラー、50 平面、100 レーザ加工機、120 交差点、140 部分反射面、B1 第1ビーム群、B2 第2ビーム群、LD1 第1レーザ素子、LD2 第2レーザ素子。

Claims (6)

  1. 第1の方向に配列された複数の発光点が、それぞれ前記第1の方向に垂直な第1出射方向にビームを出射して第1ビーム群を形成する第1レーザ素子と、
    第2の方向に配列された複数の発光点が、それぞれ前記第2の方向に垂直な第2出射方向にビームを出射して第2ビーム群を形成する第2レーザ素子と、
    前記第1レーザ素子が一方の端を構成する第1外部共振器の他方の端を構成するとともに、前記第2レーザ素子が一方の端を構成する第2外部共振器の他方の端を構成し、前記第1ビーム群および前記第2ビーム群の一部を反射し残部を透過させる部分反射面を有する出力鏡と、
    前記第1ビーム群および前記第2ビーム群が非平行な状態で入射され、後段側で、前記第1ビーム群が重畳するように前記第1ビーム群を収束させるとともに前記第2ビーム群が重畳するように前記第2ビーム群を収束させる収束光学系と、
    前記第1ビーム群および前記第2ビーム群の少なくとも一部が重畳する交差点に配置され、前記第1の方向および前記第2の方向に垂直な方向である第3の方向に垂直な第1面内に回折作用を有する回折格子と、
    前記回折格子と前記出力鏡との間に配置され前記第1ビーム群および前記第2ビーム群の各々が空間的に分離した状態で前記部分反射面に垂直に入射するように前記第1ビーム群および前記第2ビーム群を平行化する平行化光学系と、
    前記収束光学系の前段に配置された重畳光学系と、
    を備え
    前記第1レーザ素子および前記第2レーザ素子は、前記第1ビーム群と前記第2ビーム群とを平行に出射し、
    前記重畳光学系は、
    前記第1レーザ素子と前記回折格子との間で前記第2レーザ素子側に偏芯して配置された第1偏芯レンズ、および前記第2レーザ素子と前記回折格子との間で前記第1レーザ素子側に偏芯して配置された第2偏芯レンズの少なくとも一方を含み、前記第1ビーム群と前記第2ビーム群とが前記交差点で交差するように前記第1ビーム群および前記第2ビーム群を収束させる、
    ことを特徴とするレーザ装置。
  2. 第1の方向に配列された複数の発光点が、それぞれ前記第1の方向に垂直な第1出射方向にビームを出射して第1ビーム群を形成する第1レーザ素子と、
    第2の方向に配列された複数の発光点が、それぞれ前記第2の方向に垂直な第2出射方向にビームを出射して第2ビーム群を形成する第2レーザ素子と、
    前記第1レーザ素子が一方の端を構成する第1外部共振器の他方の端を構成するとともに、前記第2レーザ素子が一方の端を構成する第2外部共振器の他方の端を構成し、前記第1ビーム群および前記第2ビーム群の一部を反射し残部を透過させる部分反射面を有する出力鏡と、
    前記第1ビーム群および前記第2ビーム群が非平行な状態で入射され、後段側で、前記第1ビーム群が重畳するように前記第1ビーム群を収束させるとともに前記第2ビーム群が重畳するように前記第2ビーム群を収束させる収束光学系と、
    前記第1ビーム群および前記第2ビーム群の少なくとも一部が重畳する交差点に配置され、前記第1の方向および前記第2の方向に垂直な方向である第3の方向に垂直な第1面内に回折作用を有する回折格子と、
    前記回折格子と前記出力鏡との間に配置され前記第1ビーム群および前記第2ビーム群の各々が空間的に分離した状態で前記部分反射面に垂直に入射するように前記第1ビーム群および前記第2ビーム群を平行化する平行化光学系と、
    前記収束光学系の前段に配置された重畳光学系と、
    を備え、
    前記第1レーザ素子および前記第2レーザ素子は、前記第1ビーム群と前記第2ビーム群とを平行に出射し、
    前記重畳光学系は、
    前記第1レーザ素子と前記回折格子との間に配置され前記第1ビーム群を偏向する第1偏向ミラー、および前記第2レーザ素子と前記回折格子との間に配置され前記第2ビーム群を偏向する第2偏向ミラーの少なくとも一方を含み、前記第1ビーム群と前記第2ビーム群とが前記交差点で交差するように前記第1ビーム群および前記第2ビーム群を収束させる、
    ことを特徴とするレーザ装置。
  3. 前記平行化光学系は、前記部分反射面に入射する前記第1ビーム群の光軸および前記第2ビーム群の光軸に垂直な方向に並んだ2つの円筒レンズ、または2つの前記円筒レンズが接合されたアレイレンズである、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のレーザ装置。
  4. 前記平行化光学系は、前記交差点から前記部分反射面側に第1距離だけ離れた位置に配置された焦点距離が第1距離である円筒レンズである、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のレーザ装置。
  5. レーザ光を出射するレーザ装置と、
    前記レーザ光を集光する集光光学系と、
    前記集光光学系が集光させた前記レーザ光を伝送する光伝送路と、
    前記光伝送路によって伝送されてきた前記レーザ光を、加工対象物に集光する加工光学系と、
    を有し、
    前記レーザ装置は、
    第1の方向に配列された複数の発光点が、それぞれ前記第1の方向に垂直な第1出射方向にビームを出射して第1ビーム群を形成する第1レーザ素子と、
    第2の方向に配列された複数の発光点が、それぞれ前記第2の方向に垂直な第2出射方向にビームを出射して第2ビーム群を形成する第2レーザ素子と、
    前記第1レーザ素子が一方の端を構成する第1外部共振器の他方の端を構成するとともに、前記第2レーザ素子が一方の端を構成する第2外部共振器の他方の端を構成し、前記第1ビーム群および前記第2ビーム群の一部を反射し残部を前記レーザ光として透過させる部分反射面を有する出力鏡と、
    前記第1ビーム群および前記第2ビーム群が非平行な状態で入射され、後段側で、前記第1ビーム群が重畳するように前記第1ビーム群を収束させるとともに前記第2ビーム群が重畳するように前記第2ビーム群を収束させる収束光学系と、
    前記第1ビーム群および前記第2ビーム群の少なくとも一部が重畳する交差点に配置され、前記第1の方向および前記第2の方向に垂直な方向である第3の方向に垂直な第1面内に回折作用を有する回折格子と、
    前記回折格子と前記出力鏡との間に配置され前記第1ビーム群および前記第2ビーム群の各々が空間的に分離した状態で前記部分反射面に垂直に入射するように前記第1ビーム群および前記第2ビーム群を平行化する平行化光学系と、
    前記収束光学系の前段に配置された重畳光学系と、
    を備え
    前記第1レーザ素子および前記第2レーザ素子は、前記第1ビーム群と前記第2ビーム群とを平行に出射し、
    前記重畳光学系は、
    前記第1レーザ素子と前記回折格子との間で前記第2レーザ素子側に偏芯して配置された第1偏芯レンズ、および前記第2レーザ素子と前記回折格子との間で前記第1レーザ素子側に偏芯して配置された第2偏芯レンズの少なくとも一方を含み、前記第1ビーム群と前記第2ビーム群とが前記交差点で交差するように前記第1ビーム群および前記第2ビーム群を収束させる、
    ことを特徴とするレーザ加工機。
  6. レーザ光を出射するレーザ装置と、
    前記レーザ光を集光する集光光学系と、
    前記集光光学系が集光させた前記レーザ光を伝送する光伝送路と、
    前記光伝送路によって伝送されてきた前記レーザ光を、加工対象物に集光する加工光学系と、
    を有し、
    前記レーザ装置は、
    第1の方向に配列された複数の発光点が、それぞれ前記第1の方向に垂直な第1出射方向にビームを出射して第1ビーム群を形成する第1レーザ素子と、
    第2の方向に配列された複数の発光点が、それぞれ前記第2の方向に垂直な第2出射方向にビームを出射して第2ビーム群を形成する第2レーザ素子と、
    前記第1レーザ素子が一方の端を構成する第1外部共振器の他方の端を構成するとともに、前記第2レーザ素子が一方の端を構成する第2外部共振器の他方の端を構成し、前記第1ビーム群および前記第2ビーム群の一部を反射し残部を前記レーザ光として透過させる部分反射面を有する出力鏡と、
    前記第1ビーム群および前記第2ビーム群が非平行な状態で入射され、後段側で、前記第1ビーム群が重畳するように前記第1ビーム群を収束させるとともに前記第2ビーム群が重畳するように前記第2ビーム群を収束させる収束光学系と、
    前記第1ビーム群および前記第2ビーム群の少なくとも一部が重畳する交差点に配置され、前記第1の方向および前記第2の方向に垂直な方向である第3の方向に垂直な第1面内に回折作用を有する回折格子と、
    前記回折格子と前記出力鏡との間に配置され前記第1ビーム群および前記第2ビーム群の各々が空間的に分離した状態で前記部分反射面に垂直に入射するように前記第1ビーム群および前記第2ビーム群を平行化する平行化光学系と、
    前記収束光学系の前段に配置された重畳光学系と、
    を備え、
    前記第1レーザ素子および前記第2レーザ素子は、前記第1ビーム群と前記第2ビーム群とを平行に出射し、
    前記重畳光学系は、
    前記第1レーザ素子と前記回折格子との間に配置され前記第1ビーム群を偏向する第1偏向ミラー、および前記第2レーザ素子と前記回折格子との間に配置され前記第2ビーム群を偏向する第2偏向ミラーの少なくとも一方を含み、前記第1ビーム群と前記第2ビーム群とが前記交差点で交差するように前記第1ビーム群および前記第2ビーム群を収束させる、
    ことを特徴とするレーザ加工機。
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