JP2015072955A - スペクトルビーム結合ファイバレーザ装置 - Google Patents

スペクトルビーム結合ファイバレーザ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015072955A
JP2015072955A JP2013206864A JP2013206864A JP2015072955A JP 2015072955 A JP2015072955 A JP 2015072955A JP 2013206864 A JP2013206864 A JP 2013206864A JP 2013206864 A JP2013206864 A JP 2013206864A JP 2015072955 A JP2015072955 A JP 2015072955A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
light
optical fibers
output
laser oscillation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013206864A
Other languages
English (en)
Inventor
誠 龍堂
Dang-Song Yong
誠 龍堂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2013206864A priority Critical patent/JP2015072955A/ja
Publication of JP2015072955A publication Critical patent/JP2015072955A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】ビーム品質の劣化が無く、光学系の調節が容易なスペクトルビーム結合ファイバレーザ装置を提供する。【解決手段】複数のレーザ発振用光ファイバ10と、高反射率反射光学素子15と、励起光源20と、コリメートレンズ31と、屈折光学部材32と、反射型回折格子33と、回折光が入射する低反射率反射光学素子34と、低反射率反射光学素子34を透過した光を集光する1つの集光レンズ35を備え、コリメートレンズ31の焦点面にレーザ光の出力端面18aが一次元的に配列され、高反射率反射光学素子15と、レーザ発振用光ファイバ10と、コリメートレンズ31及び屈折光学部材32による入射角設定手段と、反射型回折格子33と、低反射率反射光学素子34でレーザ共振器を構成し、レーザ発振用光ファイバ10では、低反射率反射光学素子34に入射し反射される特定の波長の光のみが増幅され、それによって波長の異なる複数の光が結合される。【選択図】図1

Description

本発明は、例えばレーザ切断やレーザ溶接などに使用される高出力のスペクトルビーム結合ファイバレーザ装置に関する。
近年、コア内部にYb(イッテルビウム)などの希土類元素がドープされたレーザ発振用光ファイバ(ドープトファイバ)を光増幅媒体として用いたレーザ装置が急速に普及している。例えば特許文献1に記載されたレーザ発振用光ファイバを用いた従来のレーザ装置100の概略構成を図9に示す。このレーザ装置100は、1つのレーザ発振用光ファイバ101に対して複数の励起光源102が用意されており、各励起光源102に対して1つの励起光入力用光ファイバ103が結合されている。複数の励起光入力用光ファイバ103は束ねられて、光ファイバ結合器104を介してレーザ発振用光ファイバ101の入力端に結合されている。また、レーザ発振用光ファイバ101の出力端にも、光ファイバ結合器105を介して励起光入力用光ファイバ103及び励起光源102が結合されている。さらに、レーザ発振用光ファイバ101の出力端に結合された光ファイバ結合器105には、レーザ発振用光ファイバ101内で発振されたレーザ光を出力するための出力光ファイバ106が結合されている。なお、レーザ発振用光ファイバ101の入力端及び出力端には、それぞれ反射グレーティングが形成又は結合されており、レーザ発振用光ファイバ101内に入力された励起光及びレーザ発振用光ファイバ101内で誘導放出されたレーザ光が、これら反射グレーティングによって反射されることにより、新たなレーザ光が誘導放出され、またレーザ光が増幅される。
励起光源としては、複数(例えば7つ)の発光部を一次元状に配置した半導体レーザバーが商品化されており、これを用いることができる。1つの発光部を1つの励起光源102とし、複数(例えば7本)の励起光入力用光ファイバ103の入力側端部を一次元状に配列し、励起光入力用光ファイバ103の出力側端部を稠密充填状に束ねる。励起光入力用光ファイバ103の外径を例えば100μmとすると、稠密充填状に束ねた出力側端部の外径は約300μmとなる。光ファイバ結合器104及び105は、束ねた光ファイバを、その外径が、レーザ発振用光ファイバ101のコアの直径(例えば200μm)と同等になるように加熱しながら引き延ばしたものである。
一例として、半導体レーザバーの1つの発光部からの出力を10W、発光部の数を7つとすると、1つの半導体レーザバーから出力される励起光は70Wである。説明を簡単にするため、エネルギーロスはないものとすると、上記レーザ装置100からは、70Wのレーザ光が出力される。レーザ溶接などに使用されるレーザ装置ではキロワット級の出力が要求されるので、例えば出力が2kWのレーザ装置を得るには、上記レーザ装置100を例えば30台用意し、出力光ファイバ106を30本束ねて、且つ、所望するスポット径が得られるように光ファイバ束の外径を細くしなければならない。
ところで、レーザ光のスポット径φと振れ角θとの間には、スポット径φ×振れ角θ=一定という法則が存在する。例えば、直径100μmの光ファイバを稠密充填的に30本束ねたとすると、最大6列となるので、光ファイバ束の最大径は600μmとなる。直径600μmの光ファイバ束を、例えば直径100μmに絞ったとすると、出力されるレーザ光の振れ角は、入力されるレーザ光の振れ角の6倍になる。この現象は、ファイバレーザの分野ではビーム品質の劣化として一般的に知られている。レーザ光の振れ角が大きくなり、ビーム品質が劣化すると、例えばレーザ切断の場合であれば、いわゆる切れ味が悪くなる。
そこで、波長の異なる複数のレーザ光を、回折格子を用いて一箇所に集中させるスペクトルビーム結合方式が提案されている。例えば特許文献2に記載された従来のスペクトルビーム結合方式のレーザ装置では、複数の発光部が二次元的に配列されたレーザスタックを用い、稜線が互いに直交する2つのシリンドリカルレンズを用いてレーザスタックから出力されたレーザ光をコリメートすると共に、さらに1つのシリンドリカルレンズを用いてレーザ光を一次元化し、波長の異なる複数のレーザ光を回折格子によって同一線上に集光している。
このスペクトルビーム結合方式のレーザ装置は、上記のように光ファイバの外径を物理的に絞っているわけではないので、ビーム品質の劣化は生じないというメリットを有している。その一方で、3つのシリンドリカルレンズをそれぞれ三次元的に調整しなければならず、1つのシリンドリカルレンズが6自由度(X方向、Y方向及びZ方向の位置と、X軸、Y軸及びZ軸の回転)を有しているため、光学系の調節が非常に困難であり、光学系の調節誤差により、所望する性能が得られない可能性が高い。
特開2011−243672号公報 特表2012−508453号公報
本発明は、上記従来例の問題を解決するためになされたものであり、ビーム品質の劣化が無く、光学系の調節が容易であり、所望する出力が容易に得られるスペクトルビーム結合ファイバレーザ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るスペクトルビーム結合ファイバレーザ装置は、
レーザ活性物質がドープされた複数のレーザ発振用光ファイバと、
前記複数のレーザ発振用光ファイバの励起光入力側端にそれぞれ結合された複数の高反射率反射光学素子と、
前記レーザ発振用光ファイバにそれぞれ励起光を入力するための複数の励起光源と、
前記複数のレーザ発振用光ファイバの前記高反射率反射光学素子とは反対側に位置し、前記複数のレーザ発振用光ファイバにより誘導放出され、前記複数のレーザ発振用光ファイバからそれぞれ出力されたレーザ光が入射され、入射されたレーザ光を回折させる単一の反射型回折格子と、
前記複数のレーザ発振用光ファイバの前記出力端面からそれぞれ出力されるレーザ光をそれぞれそのレーザ光の波長に応じた固有の入射角で前記反射型回折格子に入射させる入射角設定手段と、
前記反射型回折格子により回折された光が入射する1つの低反射率反射光学素子と、
前記低反射率反射光学素子を透過した光を集光する1つの集光レンズを備え、
少なくとも前記複数の高反射率反射光学素子と、前記複数のレーザ発振用光ファイバと、前記入射角設定手段と、前記反射型回折格子と、前記低反射率反射光学素子でレーザ共振器を構成し、
前記複数のレーザ発振用光ファイバでは、それぞれ前記低反射率反射光学素子に入射し反射される特定の波長の光のみが増幅され、それによって、前記複数のレーザ発振用光ファイバからそれぞれ出力される波長の異なる複数の光が結合されて、前記集光レンズから出力される
ことを特徴とする。
前記入射角設定手段は、前記複数のレーザ発振用光ファイバのそれぞれに対して1つずつ設けられ、一次元的に配列された複数のコリメートレンズと、前記複数のコリメートレンズにより平行光束化されたレーザ光を、その波長に応じた屈折率で屈折させる屈折光学部材で構成され、
前記複数のレーザ発振用光ファイバからそれぞれ出力されたレーザ光の出力端面が、それぞれ前記複数のコリメートレンズの焦点に位置している
ことが好ましい。
また、前記入射角設定手段は、前記複数のレーザ発振用光ファイバのそれぞれに対して1つずつ設けられ、その光軸が前記固有の入射角と一致するように配置された複数のコリメートレンズで構成され、
前記複数のレーザ発振用光ファイバからそれぞれ出力されたレーザ光の出力端面が、それぞれ前記複数のコリメートレンズの焦点に位置している
ことが好ましい。
または、前記入射角設定手段は、単一のテレセントリック型のfθレンズであり、
前記複数のレーザ発振用光ファイバからそれぞれ出力されたレーザ光の出力端面が、それぞれ前記fθレンズの像面に位置している
ことが好ましい。
または、前記入射角設定手段は、単一のコリメートレンズであり、
前記複数のレーザ発振用光ファイバからそれぞれ出力されるレーザ光が前記単一のコリメートレンズによって平行光束化されるように、前記複数のレーザ発振用光ファイバからそれぞれ出力されたレーザ光の出力端面が、それぞれ前記コリメートレンズの収差を補正した位置に配置されている
ことが好ましい。
さらに、前記複数のレーザ発振用光ファイバの出力端面に、それぞれ誘導放出されたレーザ光を伝送させるためのレーザ光伝送用光ファイバが結合され、さらに前記レーザ光伝送用光ファイバの出力側端面にコアを有さないエンドキャップが結合され、前記エンドキャップの前記出力側端面が、前記レーザ光の出力端面となることが好ましい。
または、前記複数のレーザ発振用光ファイバの出力端面にコアを有さないエンドキャップが結合され、前記エンドキャップの前記出力側端面が、前記レーザ光の出力端面となることが好ましい。
また、前記複数のレーザ発振用光ファイバを配列保持するための配列手段をさらに備えたことが好ましい。
また、前記配列手段は、複数のV溝を有する保持台であることが好ましい。
また、前記高反射率反射光学素子は、前記レーザ発振用光ファイバの前記励起光源側端面に結合された反射グレーティングであることが好ましい。
また、前記複数の励起光源は、それぞれ一次元的に配置された複数の発光部を有する半導体レーザバーと、前記複数の発光部に結合された複数の励起光伝送用光ファイバとで構成され、前記複数の励起光入力用光ファイバの出力側端面近傍が稠密充填的に束ねられ、且つ、前記励起光入力用光ファイバの外径が前記レーザ発振用光ファイバの内部クラッドの直径と同等になるように絞られていることが好ましい。
本発明によれば、少なくとも、複数の高反射率反射光学素子と、複数のレーザ発振用光ファイバと、入射角設定手段と、1つの反射型回折格子と、1つの低反射率反射光学素子でレーザ共振器を構成しているので、このレーザ共振機から出力されるレーザ光が1つの集光レンズによって集光される。そのため、スペクトルビーム結合ファイバレーザ装置の光学系においてレーザ光のスポット径は絞られておらず、ビーム品質の劣化は生じていない。
また、平面視で、レーザ光の出力端面が同一平面上で直線的にまたは湾曲して配列されているだけであるので、各光学部品の調節もそれぞれX方向及びY方向の位置とZ軸の回転の3自由度を調節すればよく、従来のものに比べて、光学系の調節がきわめて容易になる。
本発明の一実施形態に係るスペクトルビーム結合ファイバレーザ装置の一構成例を示す概念図。 上記スペクトルビーム結合ファイバレーザ装置の具体的な構成を示す斜視図。 上記スペクトルビーム結合ファイバレーザ装置に用いられる励起光源の構成を示す斜視図。 レーザ発振用光ファイバ、ファイバーブラッググレーティング及び励起光入力用光ファイバの構成を示す断面図。 上記レーザ発振用光ファイバ、ファイバーブラッググレーティング及び励起光入力用光ファイバの他の構成を示す断面図。 本発明の一実施形態に係るスペクトルビーム結合ファイバレーザ装置の他の構成例を示す概念図。 本発明の一実施形態に係るスペクトルビーム結合ファイバレーザ装置のさらに他の構成例を示す概念図。 本発明の一実施形態に係るスペクトルビーム結合ファイバレーザ装置のさらに他の構成例を示す概念図。 従来のレーザ装置の構成を示す概念図。
本発明の一実施形態に係るスペクトルビーム結合ファイバレーザ装置について説明する。図1は、本実施形態に係るスペクトルビーム結合ファイバレーザ装置1の一構成例を示す概念図であり、図2はその具体的な構成を示す斜視図である。
スペクトルビーム結合ファイバレーザ装置1は、Yb(イッテルビウム)などの希土類元素(レーザ活性物質)がドープされた複数のレーザ発振用光ファイバ(ドープトファイバ)10と、レーザ発振用光ファイバ10に励起光を入力するための複数の励起光源20を備えている。各レーザ発振用光ファイバ10の入力側端面には、ファイバーブラッググレーティング(Fiber Bragg Grating: FBG)などの高反射率反射光学素子15が結合されており、さらに高反射率反射光学素子15に励起光源20からの励起光入力用光ファイバ23が結合されている。各レーザ発振用光ファイバ10の出力側端面には、レーザ発振用光ファイバ10内で誘導放出されたレーザ光を伝送するためのレーザ光伝送用光ファイバ19が接続されている。さらに、レーザ光伝送用光ファイバ19の出力側端部30は、例えば複数のV溝が平行に形成された光ファイバ保持台37上に一次元的に配列されている。レーザ光伝送用光ファイバ19の出力側端面には、例えば石英などで形成されたコアレスのエンドキャップ18が結合され、エンドキャップ18の出力側端部18aがコリメートレンズ31の焦点面に位置するように、コリメートレンズ31が配置されている。コリメートレンズ31は、多数の微小レンズが一定間隔で配列された、いわゆるレンズアレイであり、1つの微小レンズがそれぞれ1組みのレーザ光伝送用光ファイバ19及びエンドキャップ18に対応するように構成されている。
さらに、レンズアレイであるコリメートレンズ31に対向するように、屈折光学部材(例えば、シリンドリカルレンズ)32が設けられている。レーザ発振用光ファイバ10によって発振されたレーザ光は、エンドキャップ18の出力側端部18aから出力され、コリメートレンズ31によって平行光束化され、さらに屈折光学部材32によって所定方向に屈折される。後述するように、各レーザ発振用光ファイバ10によって発振されるレーザ光の波長は少しずつ異なっており、また、屈折光学部材32の光学材料の屈折率は光の波長に依存する。そのため、屈折光学部材32の入射面上の異なる位置に入射した波長の異なるレーザ光を同じ位置に集光することが可能である。
屈折光学部材32の光軸上には反射型回折格子33が設けられており、屈折光学部材32により屈折されたレーザ光は、所定の角度で反射型回折格子33に入射する。回折格子の回折角は、光の波長と入射角に依存するので、波長の異なる複数のレーザ光を異なる角度(波長に応じた固有の入射角)で同一の回折格子に入射させることにより、同じ方向に回折させることができる。反射型回折格子33により回折されたレーザ光の進行方向には、例えばハーフミラーなどの1つの低反射率反射光学素子34と、低反射率反射光学素子34を透過した光を集光する1つの集光レンズ35が設けられている。集光レンズ35の焦点位置にはプロセスファイバ36が設けられており、集光レンズ35の焦点位置に集光されたレーザ光は、プロセスファイバ36を介してレーザ切断やレーザ溶接などに使用される。このスペクトルビーム結合ファイバレーザ装置1では、少なくとも、複数の高反射率反射光学素子15と、複数のレーザ発振用光ファイバ10と、コリメートレンズ31及び屈折光学部材32(入射角設定手段)と、1つの反射型回折格子33と、1つの低反射率反射光学素子34でレーザ共振器を構成している。
レーザ光伝送用光ファイバ19及びエンドキャップ18は、例えば500μmピッチで配列されており、それに合わせて、コリメートレンズ31の500μmピッチで配列されている。レーザ光伝送用光ファイバ19及びエンドキャップ18から出力されるレーザ光束は円形断面を有しており、コリメートレンズ31により平行光束化された光の円形断面を有している。また、屈折光学部材32は、例えばシリンドリカルレンズであるので、その円筒面の稜線に直交する方向にのみ、レーザ光の断面が変形され、反射型回折格子33に入射するレーザ光の断面が楕円形になる。しかしながら、後述するように、各レーザ発振用光ファイバ10によって発振されるレーザ光の波長差は、最大でも20nm程度であり、屈折光学部材32に入射するレーザ光の入射角の差もごく僅かである。そのため、入射角の差が小さいレーザ光を分離するには、反射型回折格子33とコリメートレンズ31の間の距離を長くする必要があり、屈折光学部材32のパワーを弱くしている。その結果、反射型回折格子33に入射するレーザ光の断面の変形は小さく、円に近い楕円形といえる。一方、集光レンズ35は、円に近い楕円形のレーザ光束を集光させる必要があり、例えば球面レンズが使用される。
個々の励起光源20としては、前述のように複数(例えば7つ)の発光部を一次元状に配置した半導体レーザバーを用いることができる。図3は、半導体レーザバー21を用いた励起光源20の一構成例を示す。半導体レーザバー21は、例えば平面視で4mm×4mm、厚さ1mm程度の微小な素子であり、光出力端面21aの7箇所から所定波長のレーザ光(励起光)が出力される。半導体レーザバー21の光出力端面21aに対向するように、円筒状のコリメートレンズ22が配置され、コリメートレンズ22の焦点面には、複数の励起光入力用光ファイバ23の入力側端部(又は端面)が一次元的に配置されている。一方、励起光入力用光ファイバ23の出力側端部24は稠密充填状に束ねられ、その外径がレーザ発振用光ファイバ10の(後述する)内部クラッドの直径と同等になるように引き延ばされている。
上記のような微小な半導体レーザバー21に、例えば70Wの大電力が供給されるため、半導体レーザバー21からの発熱量が非常に大きい。そのため、半導体レーザバー21は、それに比べて熱容量のはるかに大きいヒートシンク25の上に実装されると共に、ヒートシンク25の内側に流路が形成され、例えば水などの冷却媒体を循環されている。それによって、励起光源20の内部温度を一定範囲内に維持すると共に、励起光源20から出力される励起光のパワーを一定の範囲に維持している。
レーザ発振用光ファイバ10は、ダブルクラッドファイバであって、図4に示すように、その中心に、直径が例えば10μm程度で、Yb(イッテルビウム)などの希土類元素(レーザ活性物質)がドープされたコア11と、コア11の外側に形成され、直径が例えば200μm程度で、希土類元素がドープされていない内部クラッド(第1クラッド)12と、内部クラッド12の外側に形成され、直径が300〜400μm程度の外部クラッド(第2クラッド)13で構成されている。各レーザ発振用光ファイバ10の励起光入力側端面には、それぞれ高反射率反射光学素子15が結合されている。高反射率反射光学素子15としては、例えばファイバーブラッググレーティング(Fiber Bragg Grating: FBG)を用いることができる。ファイバーブラッググレーティングは、光ファイバのコア16に周期的な屈折率変化が形成されている素子であり、屈折率が変化している部分は反射グレーティング(回折格子)17として働き、反射グレーティング17の周期が作るブラッグ反射条件を満たす波長の光のみを反射させることができる。
高反射率反射光学素子15の励起光入力側端面には、稠密充填状に束ねられ、その外径がレーザ発振用光ファイバ10の内部クラッド12の直径と同等になるように引き延ばされた励起光入力用光ファイバ23の出力側端部24が結合されている。複数の励起光入力用光ファイバ23から出力される励起光は、高反射率反射光学素子15を透過して、レーザ発振用光ファイバ10の内部クラッド12及びコア11に入射する。この励起光に対しては、内部クラッド12及びコア11がコアとして機能し、外部クラッド13がクラッドとして機能する。すなわち、励起光は、コア11が存在しないものとして、内部クラッド12と外部クラッド13の界面で反射されながら、内部クラッド12の内部を進行する。励起光がコア11を横切ると、コア11中の希土類イオンが励起され、励起光とは波長の異なる光が誘導放出される。コア11内で誘導放出された光に対しては、内部クラッド12がクラッドとして機能し、誘導放出された光はコア11と内部クラッド12の界面で反射されながら、コア11の内部を進行する。
前述のように、発振用光ファイバ10の外径は300〜400μm程度である。それに対して、発振されたレーザ光が出力されるコア11の直径は10μm程度である。そこで、発振用光ファイバ10の出力側端面に、外径が10〜20μm程度のレーザ光伝送用光ファイバ19を結合し、レーザ光伝送用光ファイバ19の出力側端部30をコリメートレンズ31の焦点面に一次元に配列している。レーザ光伝送用光ファイバ19の出力側端面には、例えば石英などで形成されたコアレスのエンドキャップ18が結合され、エンドキャップ18の出力側端部30には、反射防止コーティング(Anti-Reflection Coating)が施されている。発振用光ファイバ10の長さは、入力された励起光が全て吸収され、波長の異なるレーザ光の誘導放出に費やされる長さであることが好ましい。また、発振用光ファイバ10のループ部分の曲率を徐々に大きくして、レーザ光の誘導放出に費やされない励起光を発振用光ファイバ10の外部に放出させるようにしてもよい。
コア11内で誘導放出された光は、エンドキャップ18の出力側端面18aから出力され、コリメートレンズ31によりコリメートされて、屈折光学部材32を介して、反射型回折格子33に入射される。反射型回折格子33により反射・回折され、例えばハーフミラーなどの低反射率反射光学素子34に垂直に入射した光のうち、一部は垂直に反射され、反射型回折格子33により反射・回折され、屈折光学部材32及びコリメートレンズ31により集光されて、エンドキャップ18の出力側端面18aに入射する。そして、レーザ光伝送用光ファイバ19及びレーザ発振用光ファイバ10の内部を逆向きに進行し、高反射率反射光学素子15の反射グレーティング17により再度反射される。このように、コア11内で誘導放出された光が、低反射率反射光学素子34と高反射率反射光学素子15の間で繰り返し反射されている間に、振幅が増幅され、レーザ光としてのパワーが高められる。
一例として、励起光の波長を970nmとし、希土類元素(レーザ活性物質)をYb(イッテルビウム)とすると、レーザ発振用光ファイバ10のコア11からは、波長1080nm±5〜10nmのレーザ光が誘導放出される。すなわち、レーザ発振用光ファイバ10から出力されるレーザ光には複数の波長の光が含まれている。ところが、反射型回折格子33による回折角は、波長依存性を有しているため、エンドキャップ18の出力側端面18aと反射型回折格子33の相対的な位置関係で決定される特定の波長以外の光は、低反射率反射光学素子34に垂直に入射しない。仮に、低反射率反射光学素子34により反射されたとしても、入射時の光路とは異なる光路を辿るため、エンドキャップ18の出力側端面18aに入射せず、迷光となってやがて消滅する。このように、複数のレーザ発振用光ファイバ10では、それぞれ低反射率反射光学素子34に垂直に入射し、垂直に反射される特定の波長の光のみが増幅される。そして、複数のレーザ発振用光ファイバ10にそれぞれ接続されたレーザ光伝送用光ファイバ19の出力側端部30(又はエンドキャップ18の出力側端面18a)と反射型回折格子33の相対的な位置関係が少しずつ異なるので、各レーザ発振用光ファイバ10内で増幅され出力されるレーザ光の波長も少しずつ異なる。また、各レーザ発振用光ファイバ10から出力されるレーザ光は、それぞれインコヒーレントである。これらレーザ発振用光ファイバ10から出力されるレーザ光は、それぞれ低反射率反射光学素子34に垂直に入射するので、低反射率反射光学素子34によって反射されずにそのまま透過した光は、集光レンズ35によってその焦点位置に集光される。集光レンズ35によってその焦点位置では、複数の発振用光ファイバ10から出力される波長の異なる複数のレーザ光が結合されるので、レーザ切断やレーザ溶接などに使用される高出力のレーザ光が得られる。
上記のように、スペクトルビーム結合ファイバレーザ装置1では、各レーザ発振用光ファイバ10の出力側端面は、レーザ光伝送用光ファイバ19に結合されて、レーザ光伝送用光ファイバ19の出力側端部30又はエンドキャップ18の出力側端面18a(レーザ光の出力端面)が一次元的に配列されているので、屈折光学部材32として、レーザ光の出力端面の一次元的配列方向に垂直な方向を稜線とするシリンドリカルレンズを用いることができる。また、屈折光学部材32としては、光学部材の分光作用を逆利用して、波長の異なる光の屈折角を変化させることができればよく、プリズムなどを用いてもよい。屈折光学部材32の調節は、それぞれX方向及びY方向の位置とZ軸の回転の3自由度を調節すればよく、従来のものに比べて、光学系の調節が容易になる。
また、このスペクトルビーム結合ファイバレーザ装置1では、個々の発振用光ファイバ10から出力される波長は、レーザ光伝送用光ファイバ19の出力側端部30又はエンドキャップ18の出力側端面18a(レーザ光の出力端面)と反射型回折格子33の相対的な位置関係によって決定され、組立前の部品段階では各レーザ発振用光ファイバ10から出力される光の波長は不明である。そのため、一般的なファイバレーザ装置とは逆に、高反射率反射光学素子15としては、比較的ラフなファイバーブラッググレーティングを用いることが好ましい。上記数値例の場合、例えば反射波長が1080nm±20nm程度のファイバーブラッググレーティングを用いることができる。結果的に、部品の歩留まりが向上し、コストダウンに寄与することができる。
また、レーザ光伝送用光ファイバ19の出力側端部30の配列は、等間隔である必要はなく、所望するレーザ光の波長に合わせて不等間隔であってもよい。さらに、図5に示すように、レーザ光伝送用光ファイバ19を省略して、発振用光ファイバ10の出力側端面に直接エンドキャップ18を結合し、発振用光ファイバ10の出力側端部を一次元的に配列させてもよい。
本発明の一実施形態に係るスペクトルビーム結合ファイバレーザ装置の他の構成例を図6に示す。図6に示す構成例では、複数のレーザ発振用光ファイバ10に対応する複数のコリメートレンズ31を、それぞれその光軸が上記固有の入射角と一致するように配置し、複数のレーザ発振用光ファイバ10からそれぞれ出力されたレーザ光の出力端面、を複数のコリメートレンズの焦点に位置させている。それによって、屈折光学部材32の省略を可能にしている。より具体的には、コリメートレンズ31をそれぞれ球面レンズとし、レンズアレイの入射面を湾曲させ、さらに、レーザ光伝送用光ファイバ19の出力側端部30又はエンドキャップ18の光軸をレーザ発振用光ファイバ10に対応する固有の入射角に一致するように、略扇型に配置している。反射型回折格子33には、コリメートレンズ31によって平行光束化されたレーザ光が、その波長に応じた固有の入射角で入射される。
本発明の一実施形態に係るスペクトルビーム結合ファイバレーザ装置のさらに他の構成例を図7に示す。図7に示す構成例では、複数のコリメートレンズ(レンズアレイ)31及び屈折光学部材32に替えて、単一のテレセントリック型のfθレンズ38を用いている。また、複数のレーザ発振用光ファイバ10からそれぞれ出力されるレーザ光の出力端面は、それぞれfθレンズ38の像面に位置している。一般的に、テレセントリック型のfθレンズは、レーザ光を走査させるときに使用され、出射光が像面に対してほぼ垂直に出射される。この性質を利用して、複数のレーザ発振用光ファイバ10からそれぞれ出力される波長の異なるレーザ光をそれぞれfθレンズ38にほぼ垂直に入射させることにより、波長の異なるレーザ光を同じ場所に集光させることができる。
本発明の一実施形態に係るスペクトルビーム結合ファイバレーザ装置のさらに他の構成例を図8に示す。図8に示す構成例では、シリンドリカルレンズを単一のコリメートレンズ31とし、レンズの球面収差や色収差などを考慮し、複数のレーザ発振用光ファイバ10からそれぞれ出力されるレーザ光の出力端面を変化させている。それによって、複数のレーザ発振用光ファイバ10からそれぞれ出力されるレーザ光は、収差を有する単一のコリメートレンズ31によっても平行光束化される。
以上説明したように、このスペクトルビーム結合ファイバレーザ装置1によれば、少なくとも、複数の高反射率反射光学素子15と、複数のレーザ発振用光ファイバ10と、入射角設定手段(コリメートレンズ31及び屈折光学部材32、光軸が上記固有の入射角と一致するように配置されたコリメートレンズ31、fθレンズ38、又は収差を有する単一のコリメートレンズ31)と、1つの反射型回折格子33と、1つの低反射率反射光学素子34でレーザ共振器を構成しているので、このレーザ共振機から出力されるレーザ光が1つの集光レンズ35によって集光され、集光されたレーザ光が直接プロセスファイバ36に入力される。そのため、スペクトルビーム結合ファイバレーザ装置1の光学系においてレーザ光のスポット径は絞られておらず、ビーム品質の劣化は生じていない。
また、仮に、外径が10〜20μm程度のレーザ光伝送用光ファイバ19を30本、数十μm間隔で一次元的に配列したとしても、その幅はせいぜい数mm程度である。そのため、コリメートレンズ(レンズアレイ)31、反射型回折格子33、低反射率反射光学素子34及び集光レンズ35などの光学部品も小型化することができる。また、前述のように、レーザ光の出力端面が同一平面上で直線的にまたは湾曲して配列されているだけであるので、各光学部品の調節もそれぞれX方向及びY方向の位置とZ軸の回転の3自由度を調節すればよく、従来のものに比べて、光学系の調節がきわめて容易になる。
さらに、上記のように光学部品の小型化が可能であるため、要求されるレーザ光のパワーが小さい場合、励起光源20から出力される励起光のパワーを低減させることができる。例えば、要求されるレーザ光のパワーを1kWとし、励起光源20の数を30とすると、1つの励起光源20から出力される励起光のパワーは35Wでよい。そのため、個々の励起光源20に供給すべき電力が小さくなり、半導体レーザバー21からの発熱量も少なくなり、冷却媒体の循環を不要とすることができる可能性がある。還元すれば、要求されるレーザ光のパワーと励起光源20の数を適宜選択することにより、励起光源20の構成を簡単にすることができ、励起光源20で発生するエネルギーロスを少なくすることができる。
1 スペクトルビーム結合ファイバレーザ装置
10 レーザ発振用光ファイバ(ドープトファイバ)
11 コア
12 内部クラッド(第1クラッド)
13 外部クラッド(第2クラッド)
15 高反射率反射光学素子(ファイバーブラッググレーティング)
17 反射グレーティング
18 エンドキャップ
18a エンドキャップの出力側端面(レーザ光の出力端面)
19 レーザ光伝送用光ファイバ
20 励起光源
21 半導体レーザバー
23 励起光入力用光ファイバ
30 励起光入力用光ファイバの出力側端部
31 コリメートレンズ
32 屈折光学部材
33 反射型回折格子
34 低反射率反射光学素子(ハーフミラー)
35 集光レンズ
36 プロセスファイバ
37 光ファイバ保持台
38 テレセントリック型のfθレンズ

Claims (11)

  1. レーザ活性物質がドープされた複数のレーザ発振用光ファイバと、
    前記複数のレーザ発振用光ファイバの励起光入力側端にそれぞれ結合された複数の高反射率反射光学素子と、
    前記レーザ発振用光ファイバにそれぞれ励起光を入力するための複数の励起光源と、
    前記複数のレーザ発振用光ファイバの前記高反射率反射光学素子とは反対側に位置し、前記複数のレーザ発振用光ファイバにより誘導放出され、前記複数のレーザ発振用光ファイバからそれぞれ出力されたレーザ光が入射され、入射されたレーザ光を回折させる単一の反射型回折格子と、
    前記複数のレーザ発振用光ファイバの前記出力端面からそれぞれ出力されるレーザ光をそれぞれそのレーザ光の波長に応じた固有の入射角で前記反射型回折格子に入射させる入射角設定手段と、
    前記反射型回折格子により回折された光が入射する1つの低反射率反射光学素子と、
    前記低反射率反射光学素子を透過した光を集光する1つの集光レンズを備え、
    少なくとも前記複数の高反射率反射光学素子と、前記複数のレーザ発振用光ファイバと、前記入射角設定手段と、前記反射型回折格子と、前記低反射率反射光学素子でレーザ共振器を構成し、
    前記複数のレーザ発振用光ファイバでは、それぞれ前記低反射率反射光学素子に入射し反射される特定の波長の光のみが増幅され、それによって、前記複数のレーザ発振用光ファイバからそれぞれ出力される波長の異なる複数の光が結合されて、前記集光レンズから出力される
    ことを特徴とするスペクトルビーム結合ファイバレーザ装置。
  2. 前記入射角設定手段は、前記複数のレーザ発振用光ファイバのそれぞれに対して1つずつ設けられ、一次元的に配列された複数のコリメートレンズと、前記複数のコリメートレンズにより平行光束化されたレーザ光を、その波長に応じた屈折率で屈折させる屈折光学部材で構成され、
    前記複数のレーザ発振用光ファイバからそれぞれ出力されたレーザ光の出力端面が、それぞれ前記複数のコリメートレンズの焦点に位置している
    ことを特徴とする請求項1に記載のスペクトルビーム結合ファイバレーザ装置。
  3. 前記入射角設定手段は、前記複数のレーザ発振用光ファイバのそれぞれに対して1つずつ設けられ、その光軸が前記固有の入射角と一致するように配置された複数のコリメートレンズで構成され、
    前記複数のレーザ発振用光ファイバからそれぞれ出力されたレーザ光の出力端面が、それぞれ前記複数のコリメートレンズの焦点に位置している
    ことを特徴とする請求項1に記載のスペクトルビーム結合ファイバレーザ装置。
  4. 前記入射角設定手段は、単一のテレセントリック型のfθレンズであり、
    前記複数のレーザ発振用光ファイバからそれぞれ出力されたレーザ光の出力端面が、それぞれ前記fθレンズの像面に位置している
    ことを特徴とする請求項1に記載のスペクトルビーム結合ファイバレーザ装置。
  5. 前記入射角設定手段は、単一のコリメートレンズであり、
    前記複数のレーザ発振用光ファイバからそれぞれ出力されるレーザ光が前記単一のコリメートレンズによって平行光束化されるように、前記複数のレーザ発振用光ファイバからそれぞれ出力されたレーザ光の出力端面が、それぞれ前記コリメートレンズの収差を補正した位置に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のスペクトルビーム結合ファイバレーザ装置。
  6. 前記複数のレーザ発振用光ファイバの出力端面に、それぞれ誘導放出されたレーザ光を伝送させるためのレーザ光伝送用光ファイバが結合され、さらに前記レーザ光伝送用光ファイバの出力側端面にコアを有さないエンドキャップが結合され、前記エンドキャップの前記出力側端面が、前記レーザ光の出力端面となることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のスペクトルビーム結合ファイバレーザ装置。
  7. 前記複数のレーザ発振用光ファイバの出力端面にコアを有さないエンドキャップが結合され、前記エンドキャップの前記出力側端面が、前記レーザ光の出力端面となることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のスペクトルビーム結合ファイバレーザ装置。
  8. 前記複数のレーザ発振用光ファイバを配列保持するための配列手段をさらに備えたことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載のスペクトルビーム結合ファイバレーザ装置。
  9. 前記配列手段は、複数のV溝を有する保持台であることを特徴とする請求項8に記載のスペクトルビーム結合ファイバレーザ装置。
  10. 前記高反射率反射光学素子は、前記レーザ発振用光ファイバの前記励起光源側端面に結合された反射グレーティングであることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載のスペクトルビーム結合ファイバレーザ装置。
  11. 前記複数の励起光源は、それぞれ一次元的に配置された複数の発光部を有する半導体レーザバーと、前記複数の発光部に結合された複数の励起光伝送用光ファイバとで構成され、前記複数の励起光入力用光ファイバの出力側端面近傍が稠密充填的に束ねられ、且つ、前記励起光入力用光ファイバの外径が前記レーザ発振用光ファイバの内部クラッドの直径と同等になるように絞られていることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載のスペクトルビーム結合ファイバレーザ装置。
JP2013206864A 2013-10-02 2013-10-02 スペクトルビーム結合ファイバレーザ装置 Pending JP2015072955A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013206864A JP2015072955A (ja) 2013-10-02 2013-10-02 スペクトルビーム結合ファイバレーザ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013206864A JP2015072955A (ja) 2013-10-02 2013-10-02 スペクトルビーム結合ファイバレーザ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015072955A true JP2015072955A (ja) 2015-04-16

Family

ID=53015150

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013206864A Pending JP2015072955A (ja) 2013-10-02 2013-10-02 スペクトルビーム結合ファイバレーザ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015072955A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018061006A (ja) * 2016-09-30 2018-04-12 日亜化学工業株式会社 光源装置
WO2019021559A1 (ja) 2017-07-27 2019-01-31 三菱重工業株式会社 レーザービーム照射装置及びレーザービーム照射システム
US10359584B2 (en) 2016-09-30 2019-07-23 Nichia Corporation Light source device
JP2019526165A (ja) * 2016-06-20 2019-09-12 テラダイオード, インコーポレーテッド 高出力レーザデバイスのためのパッケージ
CN110385313A (zh) * 2019-07-26 2019-10-29 中国工程物理研究院激光聚变研究中心 基于激光器阵列和集束光纤的高功率激光清洗系统
EP3506437A4 (en) * 2016-08-26 2019-11-27 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. LASER MODULE
CN112088066A (zh) * 2018-05-15 2020-12-15 瑞尼斯豪公司 具有激光束定位光学器件、光纤和光纤终端光学器件的激光束扫描器
CN112657068A (zh) * 2020-12-18 2021-04-16 张小波 一种紧凑型多波长激光针刺仪
EP3855586A4 (en) * 2018-10-22 2021-10-27 Mitsubishi Electric Corporation LASER DEVICE

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019526165A (ja) * 2016-06-20 2019-09-12 テラダイオード, インコーポレーテッド 高出力レーザデバイスのためのパッケージ
EP3506437A4 (en) * 2016-08-26 2019-11-27 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. LASER MODULE
JP2018061006A (ja) * 2016-09-30 2018-04-12 日亜化学工業株式会社 光源装置
US10359584B2 (en) 2016-09-30 2019-07-23 Nichia Corporation Light source device
JP7089148B2 (ja) 2016-09-30 2022-06-22 日亜化学工業株式会社 光源装置
WO2019021559A1 (ja) 2017-07-27 2019-01-31 三菱重工業株式会社 レーザービーム照射装置及びレーザービーム照射システム
US11387618B2 (en) 2017-07-27 2022-07-12 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Laser beam irradiation apparatus and laser beam irradiation system
CN112088066A (zh) * 2018-05-15 2020-12-15 瑞尼斯豪公司 具有激光束定位光学器件、光纤和光纤终端光学器件的激光束扫描器
EP3855586A4 (en) * 2018-10-22 2021-10-27 Mitsubishi Electric Corporation LASER DEVICE
CN110385313A (zh) * 2019-07-26 2019-10-29 中国工程物理研究院激光聚变研究中心 基于激光器阵列和集束光纤的高功率激光清洗系统
CN112657068A (zh) * 2020-12-18 2021-04-16 张小波 一种紧凑型多波长激光针刺仪

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015072955A (ja) スペクトルビーム結合ファイバレーザ装置
JP5900934B2 (ja) 高輝度ダイオード出力の方法及びデバイス
JP3098200B2 (ja) レーザビームの補正方法及び装置
JP6157194B2 (ja) レーザ装置および光ビームの波長結合方法
JP6547072B2 (ja) ビーム品質改良および帯域幅低減のためのプリズムを利用する波長ビーム組み合わせレーザシステム
JP4381460B2 (ja) レーザ光合成装置
US10571708B2 (en) Beam shaping device and laser oscillator
JP2011520292A5 (ja)
JP2004258624A (ja) レーザ光合波装置
WO2018006559A1 (zh) 一种激光阵列合束装置
US20200028332A1 (en) Wavelength combining laser apparatus
JP7256352B2 (ja) 光源装置
US20060209909A1 (en) Fiber laser oscillator
JP2015106707A (ja) 高パワーwbcシステムの安定化
US20100260210A1 (en) Ops-laser pumped fiber-laser
US20060165144A1 (en) Semiconductor laser device
JP2016224376A (ja) レーザ装置
JP7153862B2 (ja) 階段状スロー軸コリメータを有するレーザシステム
JP2008124358A (ja) レーザモジュール
JP4024270B2 (ja) 半導体レーザ装置
JP4048016B2 (ja) 半導体レーザ光源及びこれを用いた半導体レーザ加工装置
WO2018051450A1 (ja) レーザ装置
CA3104479A1 (en) Methods and systems for spectral beam-combining
CN112673294B (zh) 复用光学系统
JPH07287189A (ja) 光路変換器およびそれを用いたレーザ装置