JP7096929B2 - ノズル、乾燥装置、及び缶体の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ノズル乾燥装置、及び缶体の製造方法に関する。
有底筒状の缶体を乾燥するインサイド・ベーク・オーブン(以下、IBOという)は、樹脂製又はステンレススチール製コンベアネットで缶体を一定量まとめて搬送して加熱処理するトンネルタイプオーブンである。例えば図16に示すIBO100のように、3つの領域(106,108,110)に分かれて加熱するタイプが主流である。前工程のインサイド・スプレーマシンで缶体内面に熱硬化性樹脂塗料が塗装された缶体104が、上部開口を上向きとした状態(以下、正置という)でIBO100に搬送される。
IBO100では、コンベアネット102上に正置された缶体104が平面視において千鳥状のパターンを形成し、予熱帯106、昇温帯108、保持帯110、冷却帯114の各領域を通過する。予熱帯106では、100℃程度で水、溶剤を蒸発させる。昇温帯108では、所定の温度に缶体104を到達させる。保持帯110では、樹脂を架橋反応させて分子構造を密にし、要求性能を満たす塗膜を形成する。要求性能を満たす塗膜を形成するために、例えば190℃×60secを確保する必要がある。保持帯110からエアシール112を経て、冷却帯114で缶温200℃近傍から冷却されて、次の工程へ搬送される。
IBO100の各領域には、コンベアネット102上に正置された缶体104の上方の所定位置に、ノズル本体116が設けられている。ノズル本体116は、缶体104を乾燥させるための気体を缶体104の縦方向に平行に吐出するスリットノズル117を備える。スリットノズル117は、缶体104の搬送方向に直交する方向、すなわちコンベアネット102の幅方向を長手方向とするスリット状の吐出口を有する。吐出口は、所定の幅(例えば3~7mm)を有し、一定間隔(例えば75~90mm等)で搬送方向に複数配置されている。スリットノズル117から吐出される気体は、レイノルズ数(以下、「Re数」)2000程度(吐出口で12~16m/s)である。以上のように缶体104を乾燥する際、スリットノズル117が配備されているエリアにおいては、スリットノズル117から吐出される気体を缶内に吹き込ませる衝突噴流が、また、スリットノズル117が配備されていないエリアにおいては、自然対流熱伝達が採用されている。
IBO100は、熱風循環式により、図示しないが、気体として外気を吸気しバーナー加熱された熱風を、循環ファンにより循環させている。上記熱風は、上部の吹出ノズル118から吹出され、吹出ノズル118直後のパンチングプレート120と、スリットノズル117直前のパンチングプレート122を順に通過することによって、各領域の全体に分散、均圧化される。このようにしてスリットノズル117からは、均一な流速の熱風が吹き出る。
上記スリットノズルとして、特許文献1には、一対の波板を、互いの山部及び谷部が直交するように、離間して配置された渦流発生装置が開示されている。上記特許文献1によると、渦流発生装置によって生じた乱流状態にある空気が缶体に到達すると、缶体の周囲の気流の流れを乱し、缶体の表面に付着した水分を効率よく乾燥することができる。
特開平3-95385号公報
しかしながら上記特許文献1の渦流を発生することによって、直進性の高い気体が得られることは分かっているが、実際に渦流を発生させるには複雑な機構が必要であり、限られたスペースの中で、多数の渦流を発生させるのは困難である。
本発明は、吐出する気体の直進性を向上することができるノズル乾燥装置、及び缶体の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係るノズルは、所定の間隔を開けて対向して配置され互いに平行な平板で形成 された一対のノズル壁と、前記ノズル壁の基端に設けられた気体の入口と、前記ノズル壁の先端に設けられたスリット状の吐出口と、一対の前記ノズル壁の間に形成され、前記入 口と前記吐出口とを結ぶ流路と、を備え、前記吐出口は、互いの前記ノズル壁に向かって突出した複数の突起と、前記突起同士の間に形成された複数の凹部とを有し、前記流路に より案内され前記凹部を通過する前記気体を前記吐出口から吐出し、有底筒状に形成され た缶体の内部へ進入させることを特徴とする。
本発明に係るノズルにおいて、前記突起は、吐出方向からみて四角形状であるのが好ましい。
本発明に係るノズルにおいて、前記突起は、吐出方向から見て三角形状であるのが好ましい。
本発明に係る乾燥装置は、乾燥温度が異なる複数の領域と、前記有底筒状に形成された缶体を前記複数の領域内へ搬送する搬送部とを備える乾燥装置であって、前記複数の領域のそれぞれは、上記ノズルを有することを特徴とする。
本発明に係る乾燥装置において、前記突起の形状、及び前記突起の面積と、前記凹部の面積の比の少なくとも一方が、前記複数の領域において異なるのが好ましい。
本発明に係る乾燥装置において、前記複数の領域は、上流から、予熱帯、昇温帯、及び保持帯が搬送方向に沿って順に設けられており、前記予熱帯における前記突起は、吐出方向からみて四角形状であって、前記突起の面積と、前記凹部の面積の比が1:2であり、前記昇温帯及び前記保持帯における前記突起は、吐出方向から見て三角形状であって、前記突起の面積と、前記凹部の面積の比が1:3であるのが好ましい。
本発明に係る乾燥装置において、前記吐出口の幅長さは、前記缶体の半径より短いことが好ましい。
本発明によれば、直進性が向上した熱風をノズルから吐出することができる。ノズルから吐出された熱風は、一方向へ直進し、缶体内部へ容易に進入できる。したがって乾燥装置は、缶体内部を効率的に乾燥することができる
本実施形態の乾燥装置の全体構成を示す模式図である。 本実施形態の乾燥装置に用いられるノズルの斜視図である。 上記ノズルの平面図であり、図3Aは第1例のノズル、図3Bは第2例のノズル、図3Cは第3例のノズルを示す図である。 上記ノズルの作用の説明に供する斜視図である。 上記ノズルの変形例を示す図であり、図5Aは変形例(1)、図5Bは変形例(2)を示す図である。 実験データの説明に供する図である。 Re数1000における速度分布を測定した結果を示すグラフである。 Re数1000におけるノズルを通過した気体を撮影した可視化画像であり、図8Aは比較例のx-y平面、図8Bは第3例のノズルのx-y平面、図8Cは比較例のx-z平面、図8Dは第3例のx-z平面の可視化画像である。 Re数2000における速度分布を測定した結果を示すグラフである。 Re数3000における速度分布を測定した結果を示すグラフである。 Re数3000における第1例のノズルを通過した気体を撮影した可視化画像であり、図11Aはx-y平面、図11Bはx-z平面の可視化画像である。 Re数10000における速度分布を測定した結果を示すグラフである。 Re数10000における第1例のノズルを通過した気体を撮影した可視化画像であり、図13Aはx-y平面、図13Bはx-z平面の可視化画像である。 Re数2000における変形例(2)のノズルの速度分布を測定した結果を示すグラフである。 Re数2000におけるノズルを通過した気体を撮影した可視化画像であり、図15Aは比較例のx-y平面、図15Bは変形例(2)のノズルのx-y平面、図15Cは比較例のx-z平面、図15Dは変形例(2)のノズルのx-z平面の可視化画像である。 従来の乾燥装置の全体構成を示す模式図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。本実施形態の乾燥装置は、缶体の製造方法における塗装工程において用いられる。以下、缶体の製造方法の概略を説明する。缶体の製造方法において製造される缶は、例えば0.20mm~0.50mmのアルミニウム製の板を成形してなるものであり、飲料等の内容物が充填・密封される2ピース缶やボトル缶の缶体に用いられるものである。本実施形態では、このうちの2ピース缶に用いられる缶体を例にして説明する。
缶体は、打ち抜き及びカッピング工程、DI工程、トリミング工程、洗浄工程、印刷工程、塗装工程、ネッキング工程、フランジング工程を経ることによって、製缶される。
打ち抜き工程及びカッピング工程(絞り工程)では、アルミニウム合金材料からなる薄板をカッピングプレスによって打ち抜きながら絞り加工(カッピング加工)することによって、比較的大径で浅いカップ状体を成形する。
DI工程(絞りしごき工程)では、DI加工装置によって、カップ状体にDI加工(再絞りしごき加工)を施して、缶胴と缶底を備える有底筒状の缶体に成形する。このDI加工によって、缶体の缶底は、最終の缶体の缶底形状に成形される。
トリミング工程では、缶体の開口端部をトリミング加工する。上記DI加工装置によって形成された缶体の開口端部は、耳が形成されて高さが不均一である。上記開口端部を切断してトリミングすることによって、開口端部における缶軸方向に沿う周壁の高さを、全周にわたって均等に揃える。
洗浄工程では、缶体を洗浄し、潤滑油等を除去した後に、表面処理を施して乾燥する。
印刷工程では、外面印刷、外面塗装を施す。印刷用インクを使用して、缶胴に外面印刷を施す。そして、外面印刷の直後に外面塗装を施す。
塗装工程では、缶体の缶胴及び缶底の内面に、塗膜を形成する。例えば、熱硬化性樹脂塗料(例えばエポキシ系塗料)を使用して内面に塗膜を形成し、この塗膜が形成された缶体を本実施形態に係る乾燥装置によって加熱乾燥し、塗膜を内面に焼き付ける。
ネッキング工程では、ネッキング用金型(縮径用金型)を用いて、開口端部に、滑らかな傾斜形状を備えたネック部をネッキング加工によって成形する。具体的には、缶胴の内部及び外部にネッキング用金型(ネッキングダイとガイドブロック)を嵌合し、ネッキングダイとガイドブロックとの間で、開口端部に上方へ向かうに従い小径となる縮径加工を施して、ネック部を成形する。また、この縮径加工により、ネック部の上方に円筒状をなすフランジ予定部を成形する。
フランジング工程では、フランジ予定部をフランジング加工して、ネック部の上端から径方向外側へ向けて突出するとともに周方向に沿って延びる環状のフランジ部を成形する。
このようにして缶体が製造され、フランジング工程の後工程へと搬送される。この後工程では、缶体の内部に飲料等の内容物が充填され、フランジ部に缶蓋が巻締められて、缶体が密封される。
本実施形態に係る乾燥装置1について図1を参照して説明する。有底筒状の缶体104を乾燥する乾燥装置1は、樹脂製またはステンレススチール製のコンベアネット102で缶体104を一定量まとめて搬送して加熱処理するトンネルタイプオーブンである。乾燥装置1は、3つの領域に分かれて加熱する。前工程のインサイド・スプレーマシンで缶体内面に熱硬化性樹脂塗料が塗装された缶体104が、上部開口105が上向きである正置した状態で乾燥装置1に搬送される。
乾燥装置1は、上流から、昇温帯108、保持帯110、冷却帯114が搬送方向に沿って順に設けられている。そして、必要に応じ昇温帯108の前方に予熱帯106が設けられる。搬送部としてのコンベアネット102上に正置された缶体104は、平面視において格子状に配置され、予熱帯106、昇温帯108、保持帯110、冷却帯114の各領域を通過する。予熱帯106では、100℃程度で水、溶剤を蒸発させる。昇温帯108では、所定の温度に缶体104を到達させる。保持帯110では、樹脂を架橋反応させて分子構造を密にし、要求性能を満たす塗膜を形成する。要求性能を満たす塗膜を形成するために、例えば190℃×60secを確保する必要がある。保持帯110からエアシール112を経て、冷却帯114で缶温200℃近傍から冷却されて、次の工程へ搬送される。
乾燥装置1の各領域には、コンベアネット102上に正置された缶体104の上方の所定位置に、ノズル本体10がそれぞれ設けられている。ノズル本体10は、缶体104の縦方向に平行に気体を吐出するノズル11を備える。本明細書において平行とは、完全に平行である状態に限定されず、完全に平行な状態からわずかに傾いた状態を含む。
乾燥装置1は、熱風循環式により、図示しないが、缶体104を乾燥する気体として外気を吸気し、100℃~255℃程度にバーナー加熱された熱風を、循環ファンにより循環させている。上記熱風は、上部の吹出ノズル118から吹出され、吹出ノズル118直後のパンチングプレート120と、ノズル11直前のパンチングプレート122を順に通過することによって、各領域の全体に分散、均圧化される。このようにしてノズル11からは、均一な流速の熱風が吹き出る。なお、乾燥装置1の基本的な構成は、図1に示した例に限定されるものではなく、いわゆる衝突噴流を用いる他の形態にも適用できる。
図2に示すように、ノズル本体10は、所定の間隔を開けてノズル11が設けられている。ノズル11は、所定の間隔(例えば3~7mm)を開けて対向して配置された一対のノズル壁12,14を備える。図2において、搬送方向はx方向、搬送部としてのコンベアネット102の幅方向はy方向、コンベアネット表面に垂直な方向はz方向とする。
ノズル11は、パンチングプレート122(図1)を通過した熱風を一方向へ導く流路を有する。当該流路は、ノズル壁12,14の間に形成されたスリット形状である。一方向は、熱風の吐出方向である。図2の場合、一方向は、図中矢印方向(z方向)であり、正置された有底筒状の缶体104の中心軸に平行な方向である。ノズル11の一方向の長さは、適宜選択することができる。
本実施形態の場合、ノズル壁12,14は、所定の間隔を開けて配置された一対の平板で形成されている。ノズル壁12,14同士は、基端において天板13に一体化されている。ノズル本体10は、天板13を挟んでノズル11が形成されている。ノズル11の基端は、パンチングプレート122を通過した熱風の入口である。
ノズル11の先端は、缶体104の上部開口105に向かって熱風を吐出する、熱風の出口である吐出口15が設けられている。吐出口15は、スリット状の開口を有する。ノズル11は、吐出口15の長手方向を搬送方向と直交する方向、すなわちコンベアネット102の幅方向に対して平行に配置されている。ノズル11の入口と吐出口15を結ぶ流路は、一方向から見て扁平形状である。当該流路の開口面積は、吐出口15の直前まで一定であるのが好ましい。図2の場合、流路および吐出口15は、一方向から見た形状が長方形状である。ノズル11から吐出される乾燥気体は、所定のRe数、例えば、2000程度(吐出口で12~16m/sec)である。以上のように缶の乾燥においては、ノズル11から吐出される熱風を缶体104に吹き込ませる、いわゆる衝突噴流が採用されている。
ノズル壁12,14の先端側、図2の場合、先端16,18は、互いのノズル壁12,14に向かって突出した複数の突起20を有する。突起20は、櫛歯状であって、吐出口15の長手方向に沿って複数形成されている。図2に示す突起20は、一方向から見た形状が四角形状である。突起20同士の間は凹部22が形成されている。凹部22は、突起20と同様、四角形状である。
図2の場合、ノズル壁12に形成された突起20と凹部22は、ノズル壁14に形成された突起20と凹部22と同じ位置に形成されているが、本発明はこれに限らない。例えば、ノズル壁12に形成された突起20と凹部22は、ノズル壁14に形成された突起20と凹部22に対して、吐出口15の長手方向にずれていてもよく、ノズル壁12に形成された突起20に対応した位置にノズル壁14の凹部22が形成されていてもよい。
ノズル壁12に形成された突起20はノズル壁12に対して直角に形成されているが、本発明はこれに限らず、突起20は吐出口15に対して出側に倒れていてもよく、入側に倒れていてもよい。
突起20の大きさと間隔は、熱風のレイノルズ数(以下、Re数)によって選択し得る。Re数が1000~10000の場合、突起20の面積と、当該突起20の間の隙間(凹部22)の面積の比は、1:3~2:1の範囲であるのが好ましい。Re数が1000~10000の場合、突起20の面積と、当該突起20の間の隙間(凹部22)の面積の比が上記範囲内にあると、吐出口15を通過する熱風の直進性を向上することができる。
熱風のRe数は、1000~4000であれば、熱風の流速が低いため、缶体104を倒す恐れがなく、より好ましい。
図3Aに示すノズルの吐出口15Aは、突起20Aの面積と、突起20A間の凹部22Aの面積の比が1:3の例(第1例)である。図3Bに示すノズルの吐出口15Bは、突起20Bの面積と、突起20B間の凹部22Bの面積の比が1:1の例(第2例)である。図3Cに示すノズルの吐出口15Cは、突起20Cの面積と、突起20C間の凹部22Cの面積の比が2:1の例(第3例)である。吐出口15は、幅長さLが缶体104の半径より短い。
吐出口15から吐出された熱風の流速は、徐々に低下する。吐出口の流速が保たれる領域の長さを、ポテンシャルコア長さXPと呼ぶ。Re数が1000~2000の範囲において、第1例及び第2例のノズルの吐出口15A,15Bは、ポテンシャルコア長さXPが第3例に比べて長い。Re数が3000~10000の範囲において、第1例のノズルの吐出口15Aは、ポテンシャルコア長さXPが第2例及び第3例に比べて長い。
上記のようなノズル11を通過した熱風は、図4に示すように、突起20同士の間の凹部22を通過することにより、一方向の軸を有する縦渦となることで、直進性が増す。上記ノズル11を備えた乾燥装置1は、直進性が向上した熱風を吐出口15から吐出することができる。吐出口15から吐出された熱風は、コンベアネット102の幅方向に延びるカーテン状となる。当該熱風は、一方向へ直進し、コンベアネット102上を搬送されてくる缶体104の内部へ容易に進入する。したがって乾燥装置1は、缶体104の内面を効率的に乾燥することができる。すなわち乾燥装置1は、エネルギー消費量を抑えることができる。
従来のノズル本体116(図16)は、突起を有していないため、吐出口の長手方向に平行な方向を軸とする横渦となり、吐出口の短手方向に熱風が広がりやすい。
Re数が1000~10000の場合、凹部22の面積に対する突起20の面積を適宜選択することにより、より効率的に、熱風に縦渦を生じさせ、熱風の直進性を向上することができる。Re数は、吐出される熱風の温度によって変わり得る。したがって、乾燥温度が異なる複数の領域を備える乾燥装置1においては、領域ごとに凹部22の面積に対する突起20の面積を適宜選択することが、缶体104の内面を効率的に乾燥するうえで有効である。
Re数が1000~3000の範囲でより大きい場合、凹部22の面積に対する突起20の面積は、より小さい方が、流速の低下が緩やかであるので、好ましい。一方、Re数が上記範囲でより小さい場合、凹部22の面積に対する突起20の面積は、より大きい方が、流速の低下が緩やかであるので好ましい。
Re数が、1000以上であると、熱風の量が多く乾燥効率が良く、10000以下であると缶体104の転倒防止の観点から好ましい流速である。
上記実施形態の場合、突起20の形状は、四角形状である場合について説明したが、本発明はこれに限らず、図5に示すように、三角形状でもよい。三角形状の突起の面積と、凹部の面積の比は、1:1~1:3の範囲であれば、突起を有しない従来のノズルに比べ熱風の良好な直進性が得られるので好ましい。図5Aに示すノズルの吐出口30Aは、1:1の例(変形例(1))である。吐出口30Aの凹部26Aは、突起24Aと同じ三角形状である。図5Bに示すノズルの吐出口30Bは、上記比が1:3の例(変形例(2))である。吐出口30Bの凹部26Bは、台形形状である。突起が三角形状の場合でも、ノズルは、突起同士の隙間を通過した熱風に縦渦を生じさせることができるので、上記実施形態と同様の効果が得られる。
上記実施形態の場合、ノズル11は、吐出口15の長手方向をコンベアネット102の幅方向に対して平行に配置されている場合について説明したが、本発明はこれに限らない。ノズル11は、吐出口15の長手方向を搬送方向と平行、すなわちコンベアネット102の長手方向に平行とし、缶体104の中心からコンベアネット102の幅方向にずれた位置に配置してもよい。上記のようにノズル11を配置することにより、缶体104の上部開口105から缶体内部へ継続的に熱風を供給することができ、さらに供給された熱風が効率的に缶体内面に沿って底部へ到達する。したがって缶体104は、接触した熱風によって全体が熱せられるので、効率的に乾燥される。特に缶体104が、アルミニウムで形成されている場合、熱伝達率が高いので、より効率的に乾燥される。
上記実施形態の場合、ノズル壁12,14の先端16,18に複数の突起20を有する場合について説明したが、本発明はこれに限らない。突起20は、圧力損失による熱風の直進性が著しく低下しない程度の範囲内で、吐出口15の入口方向へずれた位置に形成してもよい。
実際に上記実施形態に係るノズル本体10における熱風の直進性を検証した結果を以下に説明する。まず、第1例(図3A,長方形タブA,H:2mm、W:0.75mm、D:2.25mm)、第2例(図3B,長方形タブB,H:2mm、W:1.5mm、D:3.0mm)、第3例(図3C,長方形タブC,H:2mm、W:3.0mm、D:4.5mm)、及び、変形例(2)(図5B,三角形タブB,H:2mm、W:2mm、D:4mm)のノズルを用意した。吐出口の長手方向の長さは300mmとした。比較例として、突起を有しないスリットノズル(タブなし)を用意した。突起の高さH、突起の幅W、突起の配列ピッチをDとする。比較例における吐出口の短手方向の長さ(ノズル高さ)を基準となるノズル高さ(等価ノズル高さHe)とし、各例において流量が一定となるように、ノズル高さを調整した。本実施例では、等価ノズル高さHeを5mmとした。吹出ノズルから、パンチングプレートを介して所定のRe数の気体をノズルの入口へ供給した。作動流体は、室温の空気とした。作動流体のRe数は、流体の流速を3~30m/sの範囲で変更することにより調整した。
粒子イメージ流速計測法(Particle Image Velocimetry)により、吐出された気体の速度分布を測定した。具体的には、CCDカメラを用いて、図6に示すx-y平面及びx-z平面におけるノズルから吐出された空気の流れを撮影した。トレーサーとしてオイルミスト(平均粒径1μm、比重s≒1.05)、光源としてNd:YAGレーザ(最大出力200mJ)を用いた。その結果を図7~図15に示す。
図7および図8は、Re数1000の場合の結果である。図7は、横軸が吐出口からの距離xと等価ノズル高さHeの比(x/He)、縦軸が吐出口の流速をU0、x/Heにおける流速をucとした場合の比率風速(uc/U0)を示す。ポテンシャルコア長さXPは、本実施例では吐出口の流速の95%が保たれる領域とした。第1例及び第2例のノズルのポテンシャルコア長さXPが最も長く、約10であった。第1~第3例のノズルは、いずれも比較例のノズルよりも、流速の低下が少なく、中でも第3例(長方形タブC)が最も流速の低下が少ないことが確認された。図8に示す可視化画像から、第3例(長方形タブC)は、x/Heが15の地点でも、縞模様がみられることから、横渦ではなく縦渦が発生しており、直進性が向上していることが確認された。この結果は、図7における流速の結果と整合している。一方、比較例(タブなし)は、x/Heが15の地点で大きい横渦が発生しており、当該横渦の発生が、流速が低下した原因であると考えられる。
図9は、Re数2000の場合の結果である。図9の横軸及び縦軸は、図7と同じである。第1例及び第2例のノズルのポテンシャルコア長さXPが最も長く、約11であった。一方、比較例のポテンシャルコア長さXPは、約8であった。第1~第3例のノズルは、いずれも比較例のノズルよりも、流速の低下が少なく、中でも第1及び第2例(長方形タブA,B)の流速の低下が少ないことが確認された。比較例(タブなし)は、Re数2000の場合も、第1~第3例に比べて、流速の低下が大きかった。
図10および図11は、Re数3000の場合の結果である。図10の横軸及び縦軸は、図7と同じである。第1例のノズルのポテンシャルコア長さXPが最も長く、約10であった。第1~第3例のノズルは、いずれも比較例のノズルよりも、流速の低下が少なく、中でも第1例(長方形タブA)が最も流速の低下が少ないことが確認された。図11に示す可視化画像から、第1例(長方形タブA)は、x/Heが10の地点でも、横渦が発生しておらず、直進性が向上していることが確認された。この結果は、図10における流速の結果と整合している。
図12および図13は、Re数10000の場合の結果である。図12の横軸及び縦軸は、図7と同じである。第1例のノズルのポテンシャルコア長さXPが最も長く、約7であった。一方、比較例のポテンシャルコア長さXPは、約3であった。図12から第1~第3例のノズルは、いずれも比較例のノズルよりも、流速において優位性が認められ、中でも第1例(長方形タブA)の流速の低下が少ないことが確認された。図13に示す可視化画像から、第1例(長方形タブA)は、x/Heが4の地点でも、横渦が発生していないことが確認された。この結果は、図12における流速の結果と整合している。
図14および図15は、Re数2000の場合の変形例(2)(三角形タブB)の結果である。図14の横軸及び縦軸は、図7と同じである。変形例(2)のノズルのポテンシャルコア長さXPは、約11であった。一方、比較例のポテンシャルコア長さXPは、約8であった。変形例(2)のノズルは、比較例のノズルよりも、流速の低下が少ないことが確認された。図15に示す可視化画像から、変形例(2)は、x/Heが11の地点でも、横渦が発生しておらず、直進性が向上していることが確認された。この結果は、図14における流速の結果と整合している。一方、比較例(タブなし)は、x/Heが5の地点ですでに横渦が発生していた。
以上の検証の結果、突起が四角形状の場合、Re数1000~10000の範囲でポテンシャルコア長さXPが最も長くなるのは、第1例のノズル、すなわち突起20A間の凹部22Aの面積の比が1:2の吐出口であることが確認された。また突起が三角形状の場合、Re数2000においてより長いポテンシャルコア長さXPが得られることが分かった。
以上より、本発明に係るノズルを用いることにより、吐出口から吐出される気体の直進性を向上できることがわかった。したがって当該ノズルを用いた乾燥装置は、缶体内部へ容易に熱風を送り届けることができるので、より効率的に缶体を乾燥することができる。
具体的には、Re数2000(昇温帯108及び保持帯110)の場合、変形例(2)のノズル、すなわち吐出方向から見て三角形状であって、突起24Aの面積と凹部26Bの面積の比が1:3である吐出口30B(図5B)を有するノズルを用いるのが好ましい。Re数3000(予熱帯106)の場合、第1例のノズル、すなわち吐出方向からみて四角形状であって、突起20Aの面積と凹部22Aの面積の比が1:2である吐出口15A(図3A)を有するノズルを用いるのが好ましい。このように、Re数に合わせて、突起の形状や、突起の面積と凹部の面積の比を、適宜選択することにより、より効率的に缶体を乾燥する乾燥装置を得ることができる。
1 乾燥装置
10 ノズル本体
11 ノズル
12,14 ノズル壁
15 吐出口
20 突起
22 凹部(隙間)
100 乾燥装置

Claims (14)

  1. 所定の間隔を開けて対向して配置され互いに平行な平板で形成された一対のノズル壁と、
    前記ノズル壁の基端に設けられた気体の入口と、
    前記ノズル壁の先端に設けられたスリット状の吐出口と、
    一対の前記ノズル壁の間に形成され、前記入口と前記吐出口とを結ぶ流路と、
    を備え、
    前記吐出口は、互いの前記ノズル壁に向かって突出した複数の突起と、前記突起同士の間に形成された複数の凹部とを有し、
    前記突起および前記凹部は、前記ノズル壁に対して直角に設けられ互いの前記ノズル壁に向かって突出した板状部材の先端に設けられており、
    複数の前記突起は櫛歯状であり、
    前記流路により案内され前記凹部を通過する前記気体を前記吐出口から吐出し、有底筒状に形成された缶体の内部へ進入させる
    ことを特徴とするノズル。
  2. 所定の間隔を開けて対向して配置され互いに平行な平板で形成された一対のノズル壁と、
    前記ノズル壁の基端に設けられた気体の入口と、
    前記ノズル壁の先端に設けられたスリット状の吐出口と、
    一対の前記ノズル壁の間に形成され、前記入口と前記吐出口とを結ぶ流路と、
    を備え、
    前記吐出口は、互いの前記ノズル壁に向かって突出した複数の突起と、前記突起同士の間に形成された複数の凹部とを有し、
    前記流路により案内され前記凹部を通過する前記気体を前記吐出口から吐出し、内面に熱硬化性樹脂塗料の塗膜が形成された有底筒状の缶体の内部へ進入させ、前記缶体を加熱乾燥し、前記塗膜を前記内面に焼き付ける
    ことを特徴とするノズル。
  3. 前記突起は、吐出方向からみて四角形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載のノズル。
  4. 前記突起は、吐出方向から見て三角形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載のノズル。
  5. 前記突起同士の間を通過した前記気体に縦渦を生じさせることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載のノズル。
  6. 乾燥温度が異なる複数の領域と、
    前記缶体を前記複数の領域内へ搬送する搬送部と
    を備える乾燥装置であって、
    前記複数の領域のそれぞれは、
    請求項1~のいずれか1項に記載のノズルを有する
    ことを特徴とする乾燥装置。
  7. 前記缶体の内面に熱硬化性樹脂塗料の塗膜が形成されており、
    前記缶体を加熱乾燥し、前記塗膜を前記内面に焼き付ける
    ことを特徴とする請求項に記載の乾燥装置。
  8. 前記突起の形状、及び
    前記突起の面積と、前記凹部の面積の比
    の少なくとも一方が、前記複数の領域において異なる
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の乾燥装置。
  9. 前記複数の領域は、上流から、予熱帯、昇温帯、及び保持帯が搬送方向に沿って順に設けられており、
    前記予熱帯における前記突起は、吐出方向からみて四角形状であって、前記突起の面積と、前記凹部の面積の比が1:2であり、
    前記昇温帯及び前記保持帯における前記突起は、吐出方向から見て三角形状であって、前記突起の面積と、前記凹部の面積の比が1:3である
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の乾燥装置。
  10. 前記吐出口の幅長さは、前記缶体の半径より短いことを特徴とする請求項6~9のいずれか1項に記載の乾燥装置。
  11. 前記搬送部は、前記缶体を正置した状態で搬送することを特徴とする請求項6~10のいずれか1項に記載の乾燥装置。
  12. 乾燥温度が異なる複数の領域内へ、有底筒状に形成された缶体を搬送して、前記缶体を乾燥するステップを備える缶体の製造方法であって、
    前記乾燥するステップは、所定の間隔を開けて対向して配置された一対のノズル壁の先端にスリット状の吐出口と、前記ノズル壁に対して直角に設けられ互いの前記ノズル壁に向かって突出した板状部材の先端側に互いの前記ノズル壁に向かって突出した複数の突起と、を有し、複数の前記突起が櫛歯状であるノズルから、気体を吐出する
    ことを特徴とする缶体の製造方法。
  13. 乾燥温度が異なる複数の領域内へ、有底筒状に形成された缶体を搬送して、前記缶体を乾燥するステップを備える缶体の製造方法であって、
    前記複数の領域のそれぞれは、所定の間隔を開けて対向して配置され互いに平行な平板で形成された一対のノズル壁と、前記ノズル壁の基端に設けられた気体の入口と、前記ノズル壁の先端に設けられたスリット状の吐出口と、一対の前記ノズル壁の間に形成され、前記入口と前記吐出口とを結ぶ流路と、を備え、前記吐出口は、互いの前記ノズル壁に向かって突出した複数の突起と、前記突起同士の間に形成された複数の凹部とを有し、前記突起および前記凹部は、前記ノズル壁に対して直角に設けられ互いの前記ノズル壁に向かって突出した板状部材の先端に設けられており、複数の前記突起は櫛歯状であり、前記流路により案内され前記凹部を通過する前記気体を前記吐出口から吐出し、前記缶体の内部へ進入させるノズルを有し、
    前記乾燥するステップは、前記ノズルから、前記気体を吐出する
    ことを特徴とする缶体の製造方法。
  14. 前記ノズルは、前記突起同士の間を通過した前記気体に縦渦を生じさせることを特徴とする請求項12又は13に記載の缶体の製造方法。
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