JP7096530B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、媒体に記録を行う記録装置に関する。
インクジェットプリンターに代表される記録装置において、記録部による記録領域に媒体を送る搬送手段として、媒体を吸着して搬送する搬送ベルトが採用される場合がある。
ここで、例えば記録装置が設置された室内の温度が空調により上昇した場合に、冷えた装置内に結露が生じる場合がある。結露が搬送ベルトの吸着面に発生すると、搬送ベルトによる媒体の搬送が適切に行われなくなる虞がある。
結露は、装置が設置される環境の温度が低く、空調により上昇した室温との温度変化が大きい場合に生じ易い。そのため、例えば特許文献1の記載の記録装置では、装置内にヒーターを設け、このヒーターにより、装置停止時に装置内の温度を低下させないようにして、装置停止時と装置使用時との温度変化を少なくすることにより結露の発生を抑制している。
特開2017-97070号公報
しかし、結露抑制用のヒーターを設けると、部品点数が増加して製造コストが増す上、装置停止時にヒーターを使用する為、多量の電力を消費し、ランニングコストが高くなる。
上記課題を解決する本発明の記録装置は、外周面に媒体を吸着して周回することで前記媒体を搬送する搬送ベルトと、前記搬送ベルトによって搬送される前記媒体に記録を行う記録部と、前記搬送ベルトの前記外周面に接触した状態で動くことで前記外周面を清掃する清掃部と、を備え、前記清掃部が前記搬送ベルトの前記外周面に接触した状態で前記清掃部および前記搬送ベルトがともに動くことで、前記外周面を清掃する清掃動作と、前記清掃部が前記搬送ベルトの前記外周面に接触した状態で前記清掃部が停止し前記搬送ベルトが動くことで、前記外周面の温度を上げる結露抑制動作と、を実行可能である、ことを特徴とする。
第1実施形態に係るプリンターの外観斜視図。 第1実施形態に係るプリンターにおける用紙搬送経路を示す概略図。 対向状態のベルトユニットと離間状態の清掃ユニットの側面図。 退避状態のベルトユニットと離間状態の清掃ユニットの側面図。 退避状態のベルトユニットと接触状態の清掃ユニットの側面図。 温度検出部による検出温度に応じて行う結露抑制動作の一例について説明するフローチャート。 温度検出部による検出温度に応じて行う結露抑制動作の他の例について説明するフローチャート。 タイマーと送風ファンを用いて行う結露抑制動作の一例について説明するフローチャート。
以下、本発明について概略的に説明する。
第1の態様に係る記録装置は、外周面に媒体を吸着して周回することで前記媒体を搬送する搬送ベルトと、前記搬送ベルトによって搬送される前記媒体に記録を行う記録部と、前記搬送ベルトの前記外周面に接触した状態で動くことで前記外周面を清掃する清掃部と、を備え、前記清掃部が前記搬送ベルトの前記外周面に接触した状態で前記清掃部および前記搬送ベルトがともに動くことで、前記外周面を清掃する清掃動作と、前記清掃部が前記搬送ベルトの前記外周面に接触した状態で前記清掃部が停止し前記搬送ベルトが動くことで、前記外周面の温度を上げる結露抑制動作と、を実行可能である、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記搬送ベルトの前記外周面を清掃する前記清掃部を用いて、前記搬送ベルトの結露を抑制することができる。つまり、前記清掃部が、前記外周面の清掃と前記外周面の結露抑制と、の双方の役割を担うので、部品点数を削減し、製造コストを低減できる。また、結露抑制動作は、前記搬送ベルトと前記清掃部との摩擦によって前記外周面の温度を上げるので、ヒーター等の熱源を用いる場合よりも少ないエネルギーで結露を抑制することができる。以って、前記外周面における結露抑制にかかるコストを低減できる。
第2の態様に係る記録装置は、外周面に媒体を吸着して周回することで前記媒体を搬送する搬送ベルトと、前記搬送ベルトによって搬送される前記媒体に記録を行う記録部と、前記搬送ベルトの前記外周面を清掃する清掃部と、を備え、前記清掃部が前記外周面に接触した状態で前記搬送ベルトが第1の時間周回することで、前記搬送ベルトの前記外周面を清掃する清掃動作と、前記清掃部が前記外周面に接触した状態で前記搬送ベルトが前記第1の時間よりも長い第2の時間周回することで、前記搬送ベルトの前記外周面の温度を上げる結露抑制動作と、を実行可能である、ことを特徴とする。
前記清掃部が前記外周面に接触した状態で前記搬送ベルトを長時間回転させると、前記搬送ベルトと前記清掃部との間の摩擦で前記外周面の温度を上げることができる。前記清掃部が前記外周面に接触した状態で、前記搬送ベルトが前記第1の時間よりも長い第2の時間周回することにより、前記外周面の温度を上げて前記外周面の結露を抑制することができる。
本態様によれば、第1の態様と同様、前記搬送ベルトの前記外周面を清掃する前記清掃部を用いて、前記搬送ベルトの結露を抑制することができる。前記清掃部が、前記外周面の清掃と前記外周面の結露抑制と、の双方の役割を担うので、部品点数を削減し、製造コストを低減できる。また、結露抑制動作によって、前記搬送ベルトと前記清掃部との摩擦で前記外周面の温度を上げることができるので、ヒーター等の熱源を用いる場合よりも少ないエネルギーで結露を抑制することができる。以って、前記外周面における結露抑制にかかるコストを低減できる。
第3の態様は、第1の態様または第2の態様において、前記搬送ベルトに電圧を印加することで前記搬送ベルトを帯電させる電圧印加部を備え、前記結露抑制動作は、前記電圧印加部による前記電圧の印加を停止した状態で行われる、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記結露抑制動作は、前記電圧印加部による前記電圧の印加を停止した状態で行われるので、前記結露抑制動作を省電力で行うことができる。
第4の態様は、第1の態様から第3の態様のいずれかにおいて、前記結露抑制動作を実行する第1モードと、前記結露抑制動作を実行しない第2モードと、を選択可能である、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記結露抑制動作を実行する第1モードと、前記結露抑制動作を実行しない第2モードと、を選択可能であるので、例えば結露が発生する虞が少ない環境下に記録装置が設置される場合には、前記結露抑制動作を実行しない第2モードを選択することができる。記録装置において前記結露抑制動作を実行しないので、ランニングコストを低減できる。
第5の態様は、第1の態様から第4の態様のいずれかにおいて、設置された環境の温度を検出する温度検出部を備え、前記温度検出部における検出温度に応じて前記結露抑制動作を実行する、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記温度検出部における検出温度に応じて前記結露抑制動作を実行するので、より適切に前記外周面の結露を抑制することができる。
第6の態様は、第5の態様において、前記温度検出部における前記検出温度が所定の温度を下回った後の前記検出温度の上昇開始に伴って前記結露抑制動作を実行する、ことを特徴とする。
装置の設置環境の温度上昇前の温度が低いほど、結露が生じる虞は増す。本態様によれば、結露が生じる虞がより高い場合に前記結露抑制動作を行い、前記外周面の結露を抑制することができる。
第7の態様は、第6の態様において、前記検出温度の上昇開始時の温度が低いほど、前記結露抑制動作の実行時間を長くする、ことを特徴とする。
前記検出温度の上昇開始時の温度が低いと、結露により生じる水滴量は多くなり易い。また、前記検出温度の上昇開始時の温度が低いと、前記搬送ベルトの前記外周面の温度も低くなっており、前記結露抑制動作による前記搬送ベルトの前記外周面の温度上昇に時間がかかることがある。本態様によれば、前記検出温度の上昇開始時の温度が低いほど、前記結露抑制動作の実行時間を長くするので、前記搬送ベルトの前記外周面における結露抑制効果をより確実に得ることができる。
第8の態様は、第5の態様において、前記温度検出部における検出温度の単位時間当たりの上昇率が所定以上となった場合に前記結露抑制動作を実行する、ことを特徴とする。
搬送ベルトに生じる結露は、冷えた状態の搬送ベルトの周辺の温度が急に上昇したときに起こり易い。本態様によれば、結露が生じる虞が高まった場合に前記結露抑制動作を行い、前記外周面の結露を抑制することができる。
第9の態様は、第1の態様から第8の態様のいずれかにおいて、前記結露抑制動作を開始する時間を設定可能なタイマーを備える、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記タイマーにより前記結露抑制動作を開始する時間を設定することができる。例えば、室内の空調がオフの状態からオンの状態にされる時間帯の前に前記結露抑制動作を開始することにより、結露が生じる虞が高い時間に前記結露抑制動作を行い、前記外周面の結露を抑制することができる。
第10の態様は、第1の態様から第9の態様のいずれかにおいて、当該記録装置の電源がオンにされた場合に、前記結露抑制動作を行う、ことを特徴とする。
本態様によれば、記録装置の電源がオンにされた場合に、前記結露抑制動作を行うので、記録動作の実行前に前記外周面の結露を抑制することができる。
第11の態様は、第1の態様から第10の態様のいずれかにおいて、前記搬送ベルトと、前記記録部と、前記清掃部と、を内部に収容する筐体と、前記筐体内に空気の流れを発生させる送風ファンと、を備え、前記結露抑制動作の開始に先立って前記送風ファンを駆動する、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記結露抑制動作の開始に先立って前記送風ファンを駆動するので、前記筐体内を換気し、前記筐体内に結露が発生し難い状態とすることができる。以って、前記結露抑制動作によって前記外周面の結露をより効果的に抑制できる。
[第1実施形態]
以下、第1実施形態について図を参照して説明する。各図において示すX-Y-Z座標系はX軸方向が用紙の幅方向であり、装置奥行き方向を示し、Y軸方向が装置幅方向を示し、Z軸方向が装置高さ方向を示している。
<<<プリンターの概要>>>
図1を参照して、記録装置の一例としてのインクジェットプリンター1について説明する。インクジェットプリンター1は、液体としてのインクを用紙(媒体)に吐出して記録を行う。尚、以下において、インクジェットプリンター1を単にプリンター1と言う。
プリンター1は、ラインヘッド10を内部に備える筐体2の上部にスキャナーユニット3を備え、プリンター機能とスキャナー機能とを有する複合機として構成されている。筐体2は、ラインヘッド10と、後述する搬送ベルト21と、清掃部40と、を内部に備えている。
筐体2の下部には、「媒体」としての用紙P(図2)を収容する複数の用紙収容カセット4を備えている。各用紙収容カセット4は、筐体2の前面、すなわち、図1における-X方向から着脱可能に取り付けられている。用紙Pとしては、一例として普通紙、普通紙よりも薄い薄紙、普通紙よりも厚い厚紙、写真用紙等が挙げられる。
また、筐体2における装置高さ方向(Z軸方向)において、スキャナーユニット3と用紙収容カセット4との間には、ラインヘッド10において記録が実行された用紙を排出する第1排出部8と、第1排出部8から排出される用紙Pを載置する第1排出トレイ5が設けられている。また、筐体2の前面には、操作部6が設けられている。操作部6には、液晶パネル等の表示手段が設けられている。また、操作部6を操作することにより、プリンター1に対してプリンター1における記録動作やスキャナーユニット3における画像読取動作等の指示を入力できる。
本実施形態において、ラインヘッド10は、後述する搬送ベルト21によって搬送される用紙Pに記録を行う「記録部」の一例である。
次に、図2を参照して、プリンター1における用紙Pの搬送経路について説明する。
用紙収容カセット4に収容された最上位の用紙Pは、給送ローラー17によりピックアップされて、図2において太い実線で示す給送経路11に送られる。この際、最上位の用紙Pとともに次位以降の用紙Pも搬送される場合があるが、分離ローラー対18により最上位の用紙Pと次位以降の用紙Pとが分離され、最上位の用紙Pのみが給送経路11に送られる。
分離ローラー対18の下流には、レジストローラー対19が設けられている。本実施形態においては、レジストローラー対19の位置で、給送経路11とストレート経路15とが接続されている。
ストレート経路15は略直線状に延びる経路として構成され、ストレート経路15には、レジストローラー対19の下流側に、用紙Pを搬送する搬送ベルト21を備えるベルトユニット20が設けられている。ベルトユニット20は、搬送ベルト21の外周面21aに用紙Pを吸着して周回することで用紙Pを搬送する。
搬送ベルト21の上方には、搬送ベルト21によって搬送される用紙Pに記録を行うラインヘッド10が設けられている。また、搬送ベルト21の下方には、搬送ベルト21を清掃する清掃部40を備える清掃ユニット30が配置されている。搬送ベルト21を備えるベルトユニット20及び清掃ユニット30については、後で更に詳しく説明する。
ストレート経路15は、用紙Pの搬送方向下流において、第1排出経路12と第2排出経路13とに分岐している。図2において、第1排出経路12は破線で示され、第2排出経路13は一点鎖線で示されている。
搬送ベルト21によって搬送される用紙Pに対し、ラインヘッド10による記録動作が行われた後、用紙Pは、前述した第1排出トレイ5に向かう経路である第1排出経路12か、筐体2の+Y方向に設けられる第2排出トレイ7に向かう経路である第2排出経路13か、のいずれかに送られて、第1排出トレイ5または第2排出トレイ7に排出される。
用紙Pを第1排出経路12に送るか第2排出経路13に送るかの切り換えは、不図示のフラップ等により行われる。
また、筐体2には、図2において二点鎖線で示す反転用経路14が設けられ、用紙Pの第1面への記録後に、用紙Pを反転して第2面への記録を行う両面記録が可能に構成されている。反転用経路14は、レジストローラー対19の上流からストレート経路15に合流する。
尚、本実施形態において、給送経路11、ストレート経路15、第1排出経路12、第2排出経路13、及び、反転用経路14のそれぞれには、用紙Pを搬送する手段の一例として、符号を省略する搬送ローラー対が一対以上配置されている。
また、筐体2には、プリンター1における用紙Pの搬送や記録に係る動作を制御する制御部16が設けられている。制御部16は、ラインヘッド10の動作、給送ローラー17、分離ローラー対18、レジストローラー対19やベルトユニット20等の搬送手段の動作の他、後述する清掃ユニット30の動作等を制御する。
<<<ベルトユニット及び清掃ユニットについて>>>
続いて、図3以降を参照しつつ、ベルトユニット20と、ベルトユニット20の搬送ベルト21を清掃する清掃部40を備える清掃ユニット30とについて説明する。
先ず、図3においてベルトユニット20は、搬送ベルト21、駆動ローラー22、及び従動ローラー23を備えている。駆動ローラー22は図2に示す制御部16(図2)により制御される不図示の駆動モーターにより回転駆動される。搬送ベルト21は駆動ローラー22と従動ローラー23とに掛け回され、駆動ローラー22の回転によって駆動される。
従動ローラー23は、搬送ベルト21の駆動に伴い従動回転する。この従動ローラー23は、詳細な構造の図示は省略するが駆動ローラー22に対して進退する方向に変位可能に設けられているとともに、不図示の押圧手段により、駆動ローラー22から離れる方向に押圧されている。これにより、搬送ベルト21にテンションが付与された状態となっている。
駆動ローラー22が、図3を平面視して反時計回りに回転駆動されると、搬送ベルト21及び従動ローラー23も反時計回りに回転し、搬送ベルト21において、ラインヘッド10と対向する側が+Y方向に移動する。これにより、搬送ベルト21の外周面21aに吸着された用紙Pが+Y方向に搬送される。
尚、符号28、29は、搬送ベルト21との間で用紙Pをニップする従動ローラーである。
搬送ベルト21は、静電吸着ベルトとして構成されており、ベルトユニット20は、搬送ベルト21に電圧を印加することで搬送ベルト21を帯電させる「電圧印加部」としての帯電ローラー25を備えている。帯電ローラー25は、搬送ベルト21の外周面21aに接触して配置されている。帯電ローラー25に印加される電圧は、制御部16によって制御されている。
図3において、符号26は、ラインヘッド10と対向する側で搬送ベルト21を支持する第1ベルト支持部である。また、符号27は、後述する清掃ユニット30の清掃部40と対向する側で搬送ベルト21を支持する第2ベルト支持部である。
以上の構成を備えたベルトユニット20により、レジストローラー対19により下流に送られる用紙Pが、搬送ベルト21に吸着された状態で下流に搬送され、ラインヘッド10により記録が行われる。
このベルトユニット20は、駆動ローラー22の回転中心を揺動中心として揺動可能に設けられており、揺動することにより、図3に示すように搬送ベルト21がラインヘッド10と対向する対向状態と、図4に示すようにベルトユニット20全体がラインヘッド10と対向する位置から退避する退避状態と、を切換可能となっている。このベルトユニット20の揺動動作は不図示の駆動源を動力として行われる。
尚、ベルトユニット20がラインヘッド10から退避するのと入れ替えに、不図示のキャップユニットがラインヘッド10に対して進出し、ラインヘッド10を封止可能に構成されているが、その詳細についての図示及び説明は省略する。
次に、清掃ユニット30は、図3に示すように基体31に、ロール体33と、巻き取りロール34と、第1従動プーリー35、第2従動プーリー36、第3従動プーリー37、及び第4従動プーリー38と、を備えている。
ロール体33は、軸33aに清掃用シート32が巻回されており、ロール体33から清掃用シート32が繰り出され、巻き取りロール34により巻き取られる様に構成されている。本実施形態では、清掃用シート32は布帛である。但しこれに限定されるものではなく、搬送ベルト21の表面を清掃可能なものであればどの様なものでも良い。例えば、フェルトや不織布等を用いることができる。尚、清掃用シート32による搬送ベルト21の清掃は、クリーニング液を用いない乾式方式であっても良いし、クリーニング液を用いる湿式方式であっても良い。
巻き取りロール34は、制御部16(図2)により制御される不図示の駆動モーターにより回転駆動される。後述する清掃時には、巻き取りロール34は図3の時計回り方向に回転駆動される。尚、ロール体33の軸33aも、駆動モーターにより回転駆動しても良い。この場合、後述する清掃動作時には、ロール体33の軸33aは図3の時計回り方向に回転駆動する。
ロール体33から繰り出された清掃用シート32は、第1従動プーリー35、第2従動プーリー36、第3従動プーリー37、及び第4従動プーリー38に掛け回されて、巻き取りロール34に到達する。
第1従動プーリー35~第4従動プーリー38のうち、第2従動プーリー36は、図3においてY方向および-Y方向に変位可能に設けられているとともに、押圧部39を介してばね41の押圧力を受け、図4におけるY方向に押圧された状態に設けられている。
第2従動プーリー36に掛け回された清掃用シート32が、搬送ベルト21を清掃する清掃部40となる。清掃部40は、清掃用シート32が第2従動プーリー36によって搬送ベルト21に接触される部分である。第2従動プーリー36は、例えばゴム材等の弾性材料により形成し、清掃部40による清掃面積、すなわち、清掃用シート32と搬送ベルト21との接触面積が確保されるように構成することが好ましい。
そして清掃ユニット30は、その全体が、図3においてY方向および-Y方向に変位可能に設けられており、図4に示すように、清掃部40が退避状態のベルトユニット20から離間した離間状態と、図5に示すように、清掃部40が退避状態のベルトユニット20に接触する接触状態と、を切り換え可能に構成されている。清掃ユニット30は、制御部16(図2)により制御される不図示のモーターにより図3におけるY方向および-Y方向に駆動される。尚、図3に示す清掃ユニット30は、図4と同じ位置にある。
本実施形態において、プリンター1は、清掃部40によって、搬送ベルト21の外周面21aを清掃する清掃動作と、外周面21aの温度を上げる結露抑制動作と、の双方を行うことができる点が特徴である。以下において、清掃動作と結露抑制動作とについて詳しく説明する。
<<<第1実施形態の清掃動作について>>>
図3~図5を参照して、清掃動作について説明する。清掃動作に際しては、先ず、ベルトユニット20を図3の対向状態から図4に示すように下降させて退避状態とする。
次いで、図5に示すように清掃ユニット30をベルトユニット20に進出させ、清掃部40を搬送ベルト21に接触させる接触状態にする。本実施形態において、ベルトユニット20の移動は、搬送ベルト21の駆動が停止した状態で行う。但し、搬送ベルト21を駆動させた状態で清掃部40を搬送ベルト21に当接させても良い。
図5において、搬送ベルト21は、清掃部40に位置する清掃用シート32と第2ベルト支持部27との間でニップされ、ばね41のばね力により押圧された状態となる。このときのニップ力は、清掃ユニット30の位置調整によって調整することができる。即ち清掃ユニット30をベルトユニット20により近づければ、清掃部40は搬送ベルト21に対してより強い力で接することとなる。
次いで、清掃ユニット30の巻き取りロール34を図5において時計回りに回転させ、清掃用シート32を白抜き矢印方向に移動させるとともに、ベルトユニット20の駆動ローラー22を図5において反時計回りに回転させ、搬送ベルト21を黒矢印方向に回転させる。つまり、搬送ベルト21を回転させるとともに、清掃用シート32を巻き取りロール34に巻き取りつつ、搬送ベルト21の清掃動作が行われる。搬送ベルト21の回転方向は、図3に示すベルトユニット20の対向状態において用紙Pを下流に搬送する際の回転方向である。
本実施形態において、清掃部40および搬送ベルト21の双方を駆動して行う清掃動作を実行する時間は、一例として90秒に設定する。尚、駆動時間での規定ではなく、例えば、搬送ベルト21の回転周回数で規定しても良い(例えば、40周)。また、搬送ベルト21の移動速度は、用紙Pの搬送時と同じ速度とすることができる他、用紙Pの搬送時と異なる速度としてもよい。
<<<第1実施形態の結露抑制動作について>>>
結露抑制動作は、プリンター1が設置されている環境の温度が低温から上昇した場合に発生する、搬送ベルト21の外周面21aの結露を抑制するために行われる動作である。
結露抑制動作は、清掃動作と同じく、退避状態にされたベルトユニット20の搬送ベルト21の外周面21aに対して清掃部40が接触した接触状態(図5)で行われる。
結露抑制動作は、清掃部40が搬送ベルト21の外周面21aに接触した状態で清掃部40が停止し、搬送ベルト21が動くことで外周面21aの温度を上げる。
清掃部40が外周面21aに接触した状態で搬送ベルト21を回転させると、搬送ベルト21と清掃部40との間の摩擦で外周面21aの温度を上げることができる。
結露抑制動作は、例えば、清掃動作の実行時間以上の時間、搬送ベルト21を駆動させることにより行うことができる。例えば、清掃動作の実行時間が前述したように90秒である場合には、結露抑制動作は90秒以上に設定される。搬送ベルト21の回転時間を長くすれば、外周面21aの温度を一層高めることができる。尚、結露抑制動作の実行時間を清掃動作の実行時間よりも短く設定することも可能である。
以上のように、搬送ベルト21の外周面21aを清掃する清掃部40を用いて、外周面21aの結露を抑制するこができる。清掃部40によって、外周面21aの清掃と結露抑制との双方を行うので、部品点数を削減し、プリンター1の製造コストを低減できる。また、結露抑制動作は、搬送ベルト21と清掃部40との摩擦で外周面21aの温度を上げるので、ヒーター等の熱源を用いる場合よりも少ないエネルギーで結露を抑制することができる。以って、外周面21aにおける結露抑制にかかるランニングコストを低減できる。
清掃動作は、清掃部40および搬送ベルト21がともに動いて実行されるので、清掃部40に位置する清掃用シート32を更新しながら清掃動作を行うことができる。例えば、搬送ベルト21への液体(インク)の付着量が多い場合には、本実施形態のように清掃用シート32を更新しながら清掃動作を行うことにより、外周面21aのクリーニングをより確実に行うことができる。
結露抑制動作は、帯電ローラー25による前記電圧の印加を停止した状態で行うと良い。このことにより、結露抑制動作を省電力で行うことができる。
また、プリンター1において、結露抑制動作は、実行するか否かを選択可能に構成することができる。すなわち、プリンター1は、結露抑制動作を実行する第1モードと、結露抑制動作を実行しない第2モードと、を選択可能に構成することができる。第1モードと第2モードとの選択は、操作部6によって行うことができる。
例えば、プリンター1が、結露が発生する虞が少ない環境下に設置される場合には、結露抑制動作を実行しない第2モードを選択することができる。結露が発生する虞が少ない環境としては、例えば、湿度が低い場合や、周囲の温度変化が少ない場合等が挙げられる。
結露抑制動作を実行する第1モードと、結露抑制動作を実行しない第2モードと、を選択可能であることにより、必要な場合にのみ結露抑制動作を実行し、プリンター1におけるランニングコストを低減できる。
また、プリンター1には、図1に示すように温度検出部51が設けられている。温度検出部51は、温度検出部51が設置された環境の温度を検出することができる。本実施形態において、温度検出部51は、筐体2内の外部に近い位置に配置されており、プリンター1が設置されている環境の温度に近い温度を検出可能になっている。尚、温度検出部51は、筐体2の外側に露呈させて設けることもできる。
温度検出部51は、プリンター1が設置されている環境の温度を検出するため、前述のように筐体2内の外部に近い位置や筐体2の外側に設けることが望ましいが、搬送ベルト21の近くに配置してもよい。また、筐体2内に設けられる温度検出部51を第1の温度検出部とした場合に、筐体2外に設けられる不図示の第2の温度検出部を備える構成とすることもできる。
ここで、プリンター1は、温度検出部51における検出温度に応じて結露抑制動作を実行するように構成されている。より具体的には、制御部16が、温度検出部51から検出温度の情報を得て、検出温度に応じて結露抑制動作を実行する。
結露の発生の有無や、結露の度合いは、プリンター1が設置されている環境の温度に応じて変わる。したがって、温度検出部51における検出温度に応じて結露抑制動作を実行することにより、より適切に外周面21aの結露を抑制することができる。
より具体的には、プリンター1において、温度検出部51における検出温度が所定の温度を下回った後、検出温度の上昇開始に伴って結露抑制動作を実行するようにすることができる。
結露は、プリンター1の設置環境の温度上昇前の温度が低いほど生じ易くなる傾向がある。温度検出部51における検出温度が所定の温度を下回った後、検出温度の上昇開始に伴って開始する結露抑制動作を実行することにより、結露が生じる虞がより高い場合に結露抑制動作が実行され、外周面21aの結露を適切に抑制することができる。
図6に示すフローチャートを参照して、温度検出部51による検出温度に応じて行う結露抑制動作の一例について説明する。
プリンター1において、温度検出部51による温度検出を行い(ステップS1)、検出温度が所定温度以下であるか否かを判断する(ステップS2)。この時の所定温度は、一例として10℃である。ステップS2において検出温度が所定温度(10℃)より高い場合(NO)、ステップS1に戻り温度検出部51による温度検出を継続する。
ステップS2において検出温度が所定温度(10℃)以下である場合(YES)、ステップS3に進んで温度検出部51による温度検出を行い、検出温度が所定温度(10℃)を越えたか否かを判断する(ステップS4)。
ステップS4において、検出温度が所定温度(10℃)以下である場合(NO)、ステップS3に戻り温度検出部51による温度検出を継続する。ステップS4において、検出温度が所定温度(10℃)を越えた場合(YES)、結露抑制動作を実行する(ステップS5)。
尚、温度検出部51における検出温度が所定の温度を下回った時間が短い場合には、検出温度の上昇開始に伴う結露抑制動作を行わず、所定以上の時間、温度検出部51における検出温度が所定の温度を下回った場合に、検出温度の上昇開始に伴う結露抑制動作を実行することもできる。
例えば、ステップS4の後に、ステップS2でYESと判断されてからステップS4でYESと判断されるまでの時間が所定の時間以上であるか否かを判断するステップを加え、このステップにおいてYES、すなわち所定の時間以上と判断された場合に結露抑制動作を実行し、NO、すなわち、所定の時間未満であると判断された場合に、結露抑制動作を実行しない構成とすることができる。例えば、所定の時間を12時間以上とすると、温度検出部51における検出温度が10℃以下の状態が12時間以上続いた場合に、結露抑制動作を実行する構成とすることができる。
また、結露抑制動作を実行しない第2モードが選択されている場合に、温度検出部51における検出温度が所定の温度を下回ったら、自動で第1モードに切り換えて結露抑制動作を実行するようにすることもできる。
尚、結露抑制動作を行う際の搬送ベルト21の回転速度は、温度検出部51による検出温度の上昇開始時の温度に応じて変えることができる。例えば、温度検出部51による検出温度が低く、結露が生じ易い環境条件では、搬送ベルト21の回転速度を速くすることにより、外周面21aと清掃部40との摩擦が大きくなるとともに、外周面21aの温度を高めることができる。以って、より効果的に結露を抑制することができる。逆に、温度検出部51による検出温度の上昇開始時の温度が高く、結露が生じる虞が少ない場合には、搬送ベルト21の回転速度を遅くすることができる。
また、温度検出部51による検出温度の上昇開始時の温度に応じて、図5に示すように清掃ユニット30が接触状態である場合における、清掃部40の搬送ベルト21に対する押圧力を変えることもできる。例えば、温度検出部51による検出温度の上昇開始時の温度が低く、結露が生じ易い環境条件では、清掃部40の搬送ベルト21に対する押圧力を大きくすることにより、外周面21aと清掃部40との摩擦が大きくなるとともに、外周面21aの温度を高めることができる。以って、より効果的に結露を抑制することができる。逆に、温度検出部51による検出温度の上昇開始時の温度が高く、結露が生じる虞が少ない場合には、清掃部40の搬送ベルト21に対する押圧力を小さくすることができる。
また、結露抑制動作の実行時間は、温度検出部51による検出温度の上昇開始時の温度が低いほど長くすると良い。
プリンター1が、例えば冬場の低温の室内に置かれており、検出温度の上昇開始時の温度が低い場合、空調により暖められた室温との温度差が大きくなるので、結露により生じる水滴量が多くなり易い。
また、検出温度の上昇開始時の温度が低い場合、搬送ベルト21の外周面21aの温度も低くなっているので、結露抑制動作による外周面21aの温度上昇に時間がかかることがある。
したがって、検出温度の上昇開始時の温度が低いほど、結露抑制動作の実行時間を長くすることにより外周面21aの温度を確実に高め、外周面21aにおける結露抑制効果を得ることができる。尚、検出温度の検出温度によらず、結露抑制動作の実行時間を一定にすることも勿論可能である。
次に、図7に示すフローチャートを参照して、温度検出部51における検出温度に応じた結露抑制動作の他の例について説明する。例えば、プリンター1において、温度検出部51における検出温度の単位時間当たりの上昇率が所定以上となった場合に、結露抑制動作を実行する構成とすることができる。
プリンター1において、温度検出部51による温度検出を行う(ステップS11)。続いて、検出温度の単位時間当たりの上昇率が所定以上であるか否かを判断する(ステップS12)。ステップS12においてNO、すなわち、検出温度の単位時間当たりの上昇率が所定より小さい場合、環境の温度変化が少なく、結露が生じる虞が少ない。したがって、ステップS11に戻り温度検出部51による温度検出を継続する。
ステップS12においてYES,すなわち、検出温度の単位時間当たりの上昇率が所定以上である場合、環境の温度変化が大きく、結露が生じる虞が高くなる。したがって、ステップS13に進み、結露抑制動作を実行する。尚、ここで、図6のステップS3からステップS5を図7のステップS11からステップS13に置き換えても良い。
搬送ベルト21の外周面21aにおける結露は、搬送ベルト21が冷えた状態になっている場合に、搬送ベルト21周辺の温度が急に上昇すると起こる。したがって、検出温度の単位時間当たりの上昇率が所定以上である場合に結露抑制動作を実行することにより、結露が生じる虞が高い場合に結露抑制動作を行うことができ、以って、外周面21aの結露を適切に抑制することができる。
尚、結露の発生は、プリンター1が設置される環境の湿度によっても変わる。プリンター1に湿度検出部を設け、湿度検出部による検出湿度に応じて結露抑制動作を実行することもできる。また、例えば公知の湿り空気線図を用い、温度検出部51による検出温度と湿度検出部による検出湿度との関係に応じて、結露抑制動作を実行することもできる。
また、本実施形態において、プリンター1は、結露抑制動作を開始する時間を設定可能なタイマー52を備えている。タイマー52を用い、例えば、室内の空調がオフの状態からオンの状態にされる時間帯の前に結露抑制動作を開始することにより、結露が生じる虞が高い時間に結露抑制動作を行い、外周面21aの結露を抑制することができる。
例えば、オフィスにおいては、始業のために空調がオンにされる時間帯の前に結露抑制動作を行う設定とすることができる。
また、結露抑制動作は、プリンター1の電源がオンにされた場合に行うように構成することができる。これにより、記録動作の実行前に結露抑制動作を行い、外周面21aの結露を抑制することができる。
また、温度検出部51による検出温度に基づいて開始する結露抑制動作や、タイマー52によって開始する結露抑制動作は、プリンター1の電源がオフの状態からでも行えるようにすることができる。例えば、プリンター1の電源がオフでも温度検出部51、タイマー52、制御部16に電力を供給可能にし、温度検出部51の検出結果やタイマー52の時間が結露抑制動作を開始する条件になったら、プリンター1の電源を自動でオンにして結露抑制動作を行うように構成することができる。
また、プリンター1は、図1に示す筐体2内に空気の流れを発生させる送風ファン53を備えている。本実施形態において、結露抑制動作の開始に先立って、送風ファン53を駆動すると良い。
外部から筐体2内に風を送る、又は筐体2内から外部に風を送り出す送風ファン53や、筐体2内の空気を循環させる送風ファン53などのように、筐体2内に空気の流れを発生させるような送風ファン53を設け、結露抑制動作の開始に先立ってその送風ファン53を駆動することにより、筐体2内の換気や、筐体2内の空気の循環を行って、筐体2内を結露が発生し難い状態とすることができる。以って、結露抑制動作の実行によって外周面21aの結露をより効果的に抑制できる。
図8に示すフローチャートを参照して、タイマー52と送風ファン53を用いて行う結露抑制動作の一例について説明する。
まず、結露抑制動作を実行する時刻をタイマー52で設定する(ステップS21)。結露抑制動作を実行する時刻が設定されたら、送風ファン53をオンにして筐体2内への送風を行う(ステップS22)。送風ファン53による送風は、タイマー52の時刻設定が行われたらすぐに行い、結露抑制動作が完了するまで送風を継続することができる。結露抑制動作実行の設定時間までの待ち時間が長い場合には、タイマー52の時刻設定が行われた後、省電力モードで待機し、設定時間よりも少し早いタイミングで送風を開始する構成とすることもできる。本実施形態において、プリンター1は、省電力モードで送風ファン53を停止するように構成されている。
タイマー52の設定時刻になったら、結露抑制動作を実行する(ステップS23)。結露抑制動作が完了したら、プリンター1を省電力モードにする(ステップS24)。結露抑制動作後、省電力モードとすることにより、送風ファン53の動作を停止し、待機電力をセーブすることができる。
尚、本実施形態において、清掃部40としては、巻き取り可能な清掃用シート32を用いたが、清掃部40を発泡ウレタン等で形成されたスポンジローラーで構成することも可能である。
[第2実施形態]
第2実施形態では、プリンター1で行う清掃動作及び結露抑制動作の他の例について説明する。
第1実施形態においては、清掃部40および搬送ベルト21がともに動くことで、外周面21aを清掃する清掃動作について説明したが、清掃動作は、以下の様に行うこともできる。
<<<第2実施形態の清掃動作について>>>
図3~図5を参照して、第2実施形態における清掃動作について説明する。清掃動作に際して、ベルトユニット20を図3に示す対向状態から図4に示す退避状態とし、清掃ユニット30を図5に示すようにベルトユニット20に進出させ、清掃部40を搬送ベルト21に接触させる接触状態にするところまでは第1実施形態と同様である。
次いで、巻き取りロール34を図5において時計回りに回転させ、清掃用シート32の微少送りを行う。この清掃用シート32の微少送りは、前回の清掃動作の終了時点で除去したインク汚れや紙粉、繊維等が清掃部40に付着したままとなっているので、清掃部40となる清掃用シート32を既使用部位から未使用部位に更新すべく行うものである。これにより、これから行う清掃結果が良好になる。尚、プリンター1において、初めて清掃動作を行う場合や、前回の清掃動作や結露抑制動作の終了後に既に微小送りを行っているような場合には、微少送り動作を省略することができる。また、微小送り動作は行わなくても良い。
次いで、清掃用シート32は駆動せずに停止したままで、清掃部40が搬送ベルト21に接触状態にされた時点を基準として、搬送ベルト21を第1の時間回転させる。
この動作が、搬送ベルト21の清掃動作となる。清掃動作を行う際、搬送ベルト21は、図3に示すベルトユニット20の対向状態において用紙Pを下流に搬送する際の回転方向に回転する。勿論、回転方向は逆方向でも良い。
本実施形態において、清掃動作における搬送ベルト21の回転時間である第1の時間は、一例として90秒に設定する。尚、回転時間での規定ではなく、搬送ベルト21の回転周回数で規定しても良い(例えば、40周)。また、搬送ベルト21の移動速度は、用紙Pの搬送時と同じ速度とすることができる他、用紙Pの搬送時と異なる速度としてもよい。
以上のように、清掃動作は、清掃部40が外周面21aに接触した状態で搬送ベルト21が第1の時間周回することで、搬送ベルト21の外周面21aを清掃する動作である。
本実施形態の清掃動作は、清掃用シート32を停止して行うので、清掃動作中に清掃部40の清掃用シート32の更新は行われず、清掃用シート32の消費は発生しないので、清掃用シート32の消費を抑えることができる。
<<<第2実施形態の結露抑制動作について>>>
結露抑制動作は、清掃動作と同じく、退避状態にされたベルトユニット20の搬送ベルト21の外周面21aに対して清掃部40が接触した接触状態(図5)で行われる。
結露抑制動作は、清掃部40が搬送ベルト21の外周面21aに接触した状態で清掃部40が停止し、搬送ベルト21が動くことで外周面21aの温度を上げる。本実施形態においては、搬送ベルト21が、清掃動作時における第1の時間よりも長い第2の時間周回することで、外周面21aの温度を上げる。
清掃部40が外周面21aに接触した状態で搬送ベルト21を回転させると、搬送ベルト21と清掃部40との間の摩擦で外周面21aの温度を上げることができる。搬送ベルト21の回転時間を長くすれば、外周面21aの温度をより高めることができる。
清掃部40が外周面21aに接触した状態で、搬送ベルト21が清掃動作時における第1の時間よりも長い第2の時間周回することにより、外周面21aの温度を上げて外周面21aの結露を抑制することができる。
清掃動作を行う第1の時間が、前述したように90秒である場合には、結露抑制動作を実行する第2の時間は、90秒よりも長い時間に設定される。第2の時間は、例えば、2分~3分程度とすることができる。
本実施形態においても、搬送ベルト21の外周面21aを清掃する清掃部40を用いて外周面21aの結露を抑制することができる。すなわち、清掃部40によって、外周面21aの清掃と結露抑制との双方を行うことができるので、部品点数を削減し、プリンター1の製造コストを低減できる。また、結露抑制動作は、搬送ベルト21と清掃部40との摩擦で外周面21aの温度を上げるので、ヒーター等の熱源を用いる場合よりも少ないエネルギーで結露を抑制することができる。以って、外周面21aにおける結露抑制にかかるランニングコストを低減できる。
なお、本実施形態は以下に示す変更例のように変更して実施することができるし、本実施形態および以下に示す変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することもできる。それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
第2実施形態において、清掃部40としては、発砲ウレタン等で形成されたスポンジや、不織布やパルプ等で形成された吸収材、PET等の樹脂で形成されたスクレーパでも良い。
搬送ベルト21の清掃時および結露防止動作時には、退避状態にされたベルトユニット20の搬送ベルト21の外周面21aに対して清掃部40が接触するのではなく、搬送ベルト21が退避状態から更に移動して清掃部40に接触するようにしてもよい。
1…インクジェットプリンター(記録装置)、2…筐体、3…スキャナーユニット、4…用紙収容カセット、5…第1排出トレイ、6…操作部、7…第2排出トレイ、8…第1排出部、9…第2排出部、10…ラインヘッド(記録部)、11…給送経路、12…第1排出経路、13…第2排出経路、14…反転用経路、15…ストレート経路、16…制御部、17…給送ローラー、18…分離ローラー対、19…レジストローラー対、20…ベルトユニット、21…搬送ベルト、22…駆動ローラー、23…従動ローラー、25…帯電ローラー、26…第1ベルト支持部、27…第2ベルト支持部、28…従動ローラー、29…従動ローラー、30…清掃ユニット、31…基体、32…清掃用シート、33…ロール体、33a…軸、34…巻き取りロール、35…第1従動プーリー、36…第2従動プーリー、37…第3従動プーリー、38…第4従動プーリー、39…押圧部、40…清掃部、41…ばね、51…温度検出部、52…タイマー、53…送風ファン、P…用紙(媒体)

Claims (11)

  1. 外周面に媒体を吸着して周回することで前記媒体を搬送する搬送ベルトと、
    前記搬送ベルトによって搬送される前記媒体に記録を行う記録部と、
    前記搬送ベルトの前記外周面に接触した状態で動くことで前記外周面を清掃する清掃部と、を備え、
    前記清掃部が前記搬送ベルトの前記外周面に接触した状態で前記清掃部および前記搬送ベルトがともに動くことで、前記外周面を清掃する清掃動作と、
    前記清掃部が前記搬送ベルトの前記外周面に接触した状態で前記清掃部が停止し前記搬送ベルトが動くことで、前記外周面の温度を上げる結露抑制動作と、を実行可能である、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 外周面に媒体を吸着して周回することで前記媒体を搬送する搬送ベルトと、
    前記搬送ベルトによって搬送される前記媒体に記録を行う記録部と、
    前記搬送ベルトの前記外周面を清掃する清掃部と、を備え、
    前記清掃部が前記外周面に接触した状態で前記搬送ベルトが第1の時間周回することで、前記搬送ベルトの前記外周面を清掃する清掃動作と、
    前記清掃部が前記外周面に接触した状態で前記搬送ベルトが前記第1の時間よりも長い第2の時間周回することで、前記搬送ベルトの前記外周面の温度を上げる結露抑制動作と、を実行可能である、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の記録装置において、
    前記搬送ベルトに電圧を印加することで前記搬送ベルトを帯電させる電圧印加部を備え、
    前記結露抑制動作は、前記電圧印加部による前記電圧の印加を停止した状態で行われる、
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の記録装置において、
    前記結露抑制動作を実行する第1モードと、前記結露抑制動作を実行しない第2モードと、を選択可能である、
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の記録装置において、
    設置された環境の温度を検出する温度検出部を備え、
    前記温度検出部における検出温度に応じて前記結露抑制動作を実行する、
    ことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項5に記載の記録装置において、
    前記温度検出部における前記検出温度が所定の温度を下回った後上昇開始すると前記結露抑制動作を実行する、
    ことを特徴とする記録装置。
  7. 請求項6に記載の記録装置において、
    前記検出温度の上昇開始時の温度が低いほど、前記結露抑制動作の実行時間を長くする、
    ことを特徴とする記録装置。
  8. 請求項5に記載の記録装置において、
    前記温度検出部における検出温度の単位時間当たりの上昇率が所定以上となった場合に前記結露抑制動作を実行する、
    ことを特徴とする記録装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の記録装置において、
    前記結露抑制動作を開始する時間を設定可能なタイマーを備える、
    ことを特徴とする記録装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の記録装置において、
    当該記録装置の電源がオンにされた場合に、前記結露抑制動作を行う、
    ことを特徴とする記録装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の記録装置において、
    前記搬送ベルトと、前記記録部と、前記清掃部と、を内部に収容する筐体と、
    前記筐体内に空気の流れを発生させる送風ファンと、を備え、
    前記結露抑制動作の開始に先立って前記送風ファンを駆動する、
    ことを特徴とする記録装置。
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