JP7096530B2 - 記録装置 - Google Patents
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Description
ここで、例えば記録装置が設置された室内の温度が空調により上昇した場合に、冷えた装置内に結露が生じる場合がある。結露が搬送ベルトの吸着面に発生すると、搬送ベルトによる媒体の搬送が適切に行われなくなる虞がある。
第1の態様に係る記録装置は、外周面に媒体を吸着して周回することで前記媒体を搬送する搬送ベルトと、前記搬送ベルトによって搬送される前記媒体に記録を行う記録部と、前記搬送ベルトの前記外周面に接触した状態で動くことで前記外周面を清掃する清掃部と、を備え、前記清掃部が前記搬送ベルトの前記外周面に接触した状態で前記清掃部および前記搬送ベルトがともに動くことで、前記外周面を清掃する清掃動作と、前記清掃部が前記搬送ベルトの前記外周面に接触した状態で前記清掃部が停止し前記搬送ベルトが動くことで、前記外周面の温度を上げる結露抑制動作と、を実行可能である、ことを特徴とする。
本態様によれば、第1の態様と同様、前記搬送ベルトの前記外周面を清掃する前記清掃部を用いて、前記搬送ベルトの結露を抑制することができる。前記清掃部が、前記外周面の清掃と前記外周面の結露抑制と、の双方の役割を担うので、部品点数を削減し、製造コストを低減できる。また、結露抑制動作によって、前記搬送ベルトと前記清掃部との摩擦で前記外周面の温度を上げることができるので、ヒーター等の熱源を用いる場合よりも少ないエネルギーで結露を抑制することができる。以って、前記外周面における結露抑制にかかるコストを低減できる。
以下、第1実施形態について図を参照して説明する。各図において示すX-Y-Z座標系はX軸方向が用紙の幅方向であり、装置奥行き方向を示し、Y軸方向が装置幅方向を示し、Z軸方向が装置高さ方向を示している。
図1を参照して、記録装置の一例としてのインクジェットプリンター1について説明する。インクジェットプリンター1は、液体としてのインクを用紙(媒体)に吐出して記録を行う。尚、以下において、インクジェットプリンター1を単にプリンター1と言う。
プリンター1は、ラインヘッド10を内部に備える筐体2の上部にスキャナーユニット3を備え、プリンター機能とスキャナー機能とを有する複合機として構成されている。筐体2は、ラインヘッド10と、後述する搬送ベルト21と、清掃部40と、を内部に備えている。
本実施形態において、ラインヘッド10は、後述する搬送ベルト21によって搬送される用紙Pに記録を行う「記録部」の一例である。
用紙収容カセット4に収容された最上位の用紙Pは、給送ローラー17によりピックアップされて、図2において太い実線で示す給送経路11に送られる。この際、最上位の用紙Pとともに次位以降の用紙Pも搬送される場合があるが、分離ローラー対18により最上位の用紙Pと次位以降の用紙Pとが分離され、最上位の用紙Pのみが給送経路11に送られる。
ストレート経路15は略直線状に延びる経路として構成され、ストレート経路15には、レジストローラー対19の下流側に、用紙Pを搬送する搬送ベルト21を備えるベルトユニット20が設けられている。ベルトユニット20は、搬送ベルト21の外周面21aに用紙Pを吸着して周回することで用紙Pを搬送する。
搬送ベルト21の上方には、搬送ベルト21によって搬送される用紙Pに記録を行うラインヘッド10が設けられている。また、搬送ベルト21の下方には、搬送ベルト21を清掃する清掃部40を備える清掃ユニット30が配置されている。搬送ベルト21を備えるベルトユニット20及び清掃ユニット30については、後で更に詳しく説明する。
搬送ベルト21によって搬送される用紙Pに対し、ラインヘッド10による記録動作が行われた後、用紙Pは、前述した第1排出トレイ5に向かう経路である第1排出経路12か、筐体2の+Y方向に設けられる第2排出トレイ7に向かう経路である第2排出経路13か、のいずれかに送られて、第1排出トレイ5または第2排出トレイ7に排出される。
用紙Pを第1排出経路12に送るか第2排出経路13に送るかの切り換えは、不図示のフラップ等により行われる。
尚、本実施形態において、給送経路11、ストレート経路15、第1排出経路12、第2排出経路13、及び、反転用経路14のそれぞれには、用紙Pを搬送する手段の一例として、符号を省略する搬送ローラー対が一対以上配置されている。
また、筐体2には、プリンター1における用紙Pの搬送や記録に係る動作を制御する制御部16が設けられている。制御部16は、ラインヘッド10の動作、給送ローラー17、分離ローラー対18、レジストローラー対19やベルトユニット20等の搬送手段の動作の他、後述する清掃ユニット30の動作等を制御する。
続いて、図3以降を参照しつつ、ベルトユニット20と、ベルトユニット20の搬送ベルト21を清掃する清掃部40を備える清掃ユニット30とについて説明する。
先ず、図3においてベルトユニット20は、搬送ベルト21、駆動ローラー22、及び従動ローラー23を備えている。駆動ローラー22は図2に示す制御部16(図2)により制御される不図示の駆動モーターにより回転駆動される。搬送ベルト21は駆動ローラー22と従動ローラー23とに掛け回され、駆動ローラー22の回転によって駆動される。
尚、符号28、29は、搬送ベルト21との間で用紙Pをニップする従動ローラーである。
図3において、符号26は、ラインヘッド10と対向する側で搬送ベルト21を支持する第1ベルト支持部である。また、符号27は、後述する清掃ユニット30の清掃部40と対向する側で搬送ベルト21を支持する第2ベルト支持部である。
尚、ベルトユニット20がラインヘッド10から退避するのと入れ替えに、不図示のキャップユニットがラインヘッド10に対して進出し、ラインヘッド10を封止可能に構成されているが、その詳細についての図示及び説明は省略する。
ロール体33は、軸33aに清掃用シート32が巻回されており、ロール体33から清掃用シート32が繰り出され、巻き取りロール34により巻き取られる様に構成されている。本実施形態では、清掃用シート32は布帛である。但しこれに限定されるものではなく、搬送ベルト21の表面を清掃可能なものであればどの様なものでも良い。例えば、フェルトや不織布等を用いることができる。尚、清掃用シート32による搬送ベルト21の清掃は、クリーニング液を用いない乾式方式であっても良いし、クリーニング液を用いる湿式方式であっても良い。
ロール体33から繰り出された清掃用シート32は、第1従動プーリー35、第2従動プーリー36、第3従動プーリー37、及び第4従動プーリー38に掛け回されて、巻き取りロール34に到達する。
第2従動プーリー36に掛け回された清掃用シート32が、搬送ベルト21を清掃する清掃部40となる。清掃部40は、清掃用シート32が第2従動プーリー36によって搬送ベルト21に接触される部分である。第2従動プーリー36は、例えばゴム材等の弾性材料により形成し、清掃部40による清掃面積、すなわち、清掃用シート32と搬送ベルト21との接触面積が確保されるように構成することが好ましい。
図3~図5を参照して、清掃動作について説明する。清掃動作に際しては、先ず、ベルトユニット20を図3の対向状態から図4に示すように下降させて退避状態とする。
次いで、図5に示すように清掃ユニット30をベルトユニット20に進出させ、清掃部40を搬送ベルト21に接触させる接触状態にする。本実施形態において、ベルトユニット20の移動は、搬送ベルト21の駆動が停止した状態で行う。但し、搬送ベルト21を駆動させた状態で清掃部40を搬送ベルト21に当接させても良い。
結露抑制動作は、プリンター1が設置されている環境の温度が低温から上昇した場合に発生する、搬送ベルト21の外周面21aの結露を抑制するために行われる動作である。
結露抑制動作は、清掃動作と同じく、退避状態にされたベルトユニット20の搬送ベルト21の外周面21aに対して清掃部40が接触した接触状態(図5)で行われる。
結露抑制動作は、清掃部40が搬送ベルト21の外周面21aに接触した状態で清掃部40が停止し、搬送ベルト21が動くことで外周面21aの温度を上げる。
結露抑制動作は、例えば、清掃動作の実行時間以上の時間、搬送ベルト21を駆動させることにより行うことができる。例えば、清掃動作の実行時間が前述したように90秒である場合には、結露抑制動作は90秒以上に設定される。搬送ベルト21の回転時間を長くすれば、外周面21aの温度を一層高めることができる。尚、結露抑制動作の実行時間を清掃動作の実行時間よりも短く設定することも可能である。
例えば、プリンター1が、結露が発生する虞が少ない環境下に設置される場合には、結露抑制動作を実行しない第2モードを選択することができる。結露が発生する虞が少ない環境としては、例えば、湿度が低い場合や、周囲の温度変化が少ない場合等が挙げられる。
結露抑制動作を実行する第1モードと、結露抑制動作を実行しない第2モードと、を選択可能であることにより、必要な場合にのみ結露抑制動作を実行し、プリンター1におけるランニングコストを低減できる。
温度検出部51は、プリンター1が設置されている環境の温度を検出するため、前述のように筐体2内の外部に近い位置や筐体2の外側に設けることが望ましいが、搬送ベルト21の近くに配置してもよい。また、筐体2内に設けられる温度検出部51を第1の温度検出部とした場合に、筐体2外に設けられる不図示の第2の温度検出部を備える構成とすることもできる。
結露は、プリンター1の設置環境の温度上昇前の温度が低いほど生じ易くなる傾向がある。温度検出部51における検出温度が所定の温度を下回った後、検出温度の上昇開始に伴って開始する結露抑制動作を実行することにより、結露が生じる虞がより高い場合に結露抑制動作が実行され、外周面21aの結露を適切に抑制することができる。
プリンター1において、温度検出部51による温度検出を行い(ステップS1)、検出温度が所定温度以下であるか否かを判断する(ステップS2)。この時の所定温度は、一例として10℃である。ステップS2において検出温度が所定温度(10℃)より高い場合(NO)、ステップS1に戻り温度検出部51による温度検出を継続する。
ステップS4において、検出温度が所定温度(10℃)以下である場合(NO)、ステップS3に戻り温度検出部51による温度検出を継続する。ステップS4において、検出温度が所定温度(10℃)を越えた場合(YES)、結露抑制動作を実行する(ステップS5)。
例えば、ステップS4の後に、ステップS2でYESと判断されてからステップS4でYESと判断されるまでの時間が所定の時間以上であるか否かを判断するステップを加え、このステップにおいてYES、すなわち所定の時間以上と判断された場合に結露抑制動作を実行し、NO、すなわち、所定の時間未満であると判断された場合に、結露抑制動作を実行しない構成とすることができる。例えば、所定の時間を12時間以上とすると、温度検出部51における検出温度が10℃以下の状態が12時間以上続いた場合に、結露抑制動作を実行する構成とすることができる。
プリンター1が、例えば冬場の低温の室内に置かれており、検出温度の上昇開始時の温度が低い場合、空調により暖められた室温との温度差が大きくなるので、結露により生じる水滴量が多くなり易い。
また、検出温度の上昇開始時の温度が低い場合、搬送ベルト21の外周面21aの温度も低くなっているので、結露抑制動作による外周面21aの温度上昇に時間がかかることがある。
したがって、検出温度の上昇開始時の温度が低いほど、結露抑制動作の実行時間を長くすることにより外周面21aの温度を確実に高め、外周面21aにおける結露抑制効果を得ることができる。尚、検出温度の検出温度によらず、結露抑制動作の実行時間を一定にすることも勿論可能である。
プリンター1において、温度検出部51による温度検出を行う(ステップS11)。続いて、検出温度の単位時間当たりの上昇率が所定以上であるか否かを判断する(ステップS12)。ステップS12においてNO、すなわち、検出温度の単位時間当たりの上昇率が所定より小さい場合、環境の温度変化が少なく、結露が生じる虞が少ない。したがって、ステップS11に戻り温度検出部51による温度検出を継続する。
例えば、オフィスにおいては、始業のために空調がオンにされる時間帯の前に結露抑制動作を行う設定とすることができる。
外部から筐体2内に風を送る、又は筐体2内から外部に風を送り出す送風ファン53や、筐体2内の空気を循環させる送風ファン53などのように、筐体2内に空気の流れを発生させるような送風ファン53を設け、結露抑制動作の開始に先立ってその送風ファン53を駆動することにより、筐体2内の換気や、筐体2内の空気の循環を行って、筐体2内を結露が発生し難い状態とすることができる。以って、結露抑制動作の実行によって外周面21aの結露をより効果的に抑制できる。
まず、結露抑制動作を実行する時刻をタイマー52で設定する(ステップS21)。結露抑制動作を実行する時刻が設定されたら、送風ファン53をオンにして筐体2内への送風を行う(ステップS22)。送風ファン53による送風は、タイマー52の時刻設定が行われたらすぐに行い、結露抑制動作が完了するまで送風を継続することができる。結露抑制動作実行の設定時間までの待ち時間が長い場合には、タイマー52の時刻設定が行われた後、省電力モードで待機し、設定時間よりも少し早いタイミングで送風を開始する構成とすることもできる。本実施形態において、プリンター1は、省電力モードで送風ファン53を停止するように構成されている。
第2実施形態では、プリンター1で行う清掃動作及び結露抑制動作の他の例について説明する。
第1実施形態においては、清掃部40および搬送ベルト21がともに動くことで、外周面21aを清掃する清掃動作について説明したが、清掃動作は、以下の様に行うこともできる。
図3~図5を参照して、第2実施形態における清掃動作について説明する。清掃動作に際して、ベルトユニット20を図3に示す対向状態から図4に示す退避状態とし、清掃ユニット30を図5に示すようにベルトユニット20に進出させ、清掃部40を搬送ベルト21に接触させる接触状態にするところまでは第1実施形態と同様である。
この動作が、搬送ベルト21の清掃動作となる。清掃動作を行う際、搬送ベルト21は、図3に示すベルトユニット20の対向状態において用紙Pを下流に搬送する際の回転方向に回転する。勿論、回転方向は逆方向でも良い。
以上のように、清掃動作は、清掃部40が外周面21aに接触した状態で搬送ベルト21が第1の時間周回することで、搬送ベルト21の外周面21aを清掃する動作である。
本実施形態の清掃動作は、清掃用シート32を停止して行うので、清掃動作中に清掃部40の清掃用シート32の更新は行われず、清掃用シート32の消費は発生しないので、清掃用シート32の消費を抑えることができる。
結露抑制動作は、清掃動作と同じく、退避状態にされたベルトユニット20の搬送ベルト21の外周面21aに対して清掃部40が接触した接触状態(図5)で行われる。
結露抑制動作は、清掃部40が搬送ベルト21の外周面21aに接触した状態で清掃部40が停止し、搬送ベルト21が動くことで外周面21aの温度を上げる。本実施形態においては、搬送ベルト21が、清掃動作時における第1の時間よりも長い第2の時間周回することで、外周面21aの温度を上げる。
清掃部40が外周面21aに接触した状態で、搬送ベルト21が清掃動作時における第1の時間よりも長い第2の時間周回することにより、外周面21aの温度を上げて外周面21aの結露を抑制することができる。
清掃動作を行う第1の時間が、前述したように90秒である場合には、結露抑制動作を実行する第2の時間は、90秒よりも長い時間に設定される。第2の時間は、例えば、2分~3分程度とすることができる。
搬送ベルト21の清掃時および結露防止動作時には、退避状態にされたベルトユニット20の搬送ベルト21の外周面21aに対して清掃部40が接触するのではなく、搬送ベルト21が退避状態から更に移動して清掃部40に接触するようにしてもよい。
Claims (11)
- 外周面に媒体を吸着して周回することで前記媒体を搬送する搬送ベルトと、
前記搬送ベルトによって搬送される前記媒体に記録を行う記録部と、
前記搬送ベルトの前記外周面に接触した状態で動くことで前記外周面を清掃する清掃部と、を備え、
前記清掃部が前記搬送ベルトの前記外周面に接触した状態で前記清掃部および前記搬送ベルトがともに動くことで、前記外周面を清掃する清掃動作と、
前記清掃部が前記搬送ベルトの前記外周面に接触した状態で前記清掃部が停止し前記搬送ベルトが動くことで、前記外周面の温度を上げる結露抑制動作と、を実行可能である、
ことを特徴とする記録装置。 - 外周面に媒体を吸着して周回することで前記媒体を搬送する搬送ベルトと、
前記搬送ベルトによって搬送される前記媒体に記録を行う記録部と、
前記搬送ベルトの前記外周面を清掃する清掃部と、を備え、
前記清掃部が前記外周面に接触した状態で前記搬送ベルトが第1の時間周回することで、前記搬送ベルトの前記外周面を清掃する清掃動作と、
前記清掃部が前記外周面に接触した状態で前記搬送ベルトが前記第1の時間よりも長い第2の時間周回することで、前記搬送ベルトの前記外周面の温度を上げる結露抑制動作と、を実行可能である、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1または請求項2に記載の記録装置において、
前記搬送ベルトに電圧を印加することで前記搬送ベルトを帯電させる電圧印加部を備え、
前記結露抑制動作は、前記電圧印加部による前記電圧の印加を停止した状態で行われる、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の記録装置において、
前記結露抑制動作を実行する第1モードと、前記結露抑制動作を実行しない第2モードと、を選択可能である、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の記録装置において、
設置された環境の温度を検出する温度検出部を備え、
前記温度検出部における検出温度に応じて前記結露抑制動作を実行する、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項5に記載の記録装置において、
前記温度検出部における前記検出温度が、所定の温度を下回った後に上昇を開始すると前記結露抑制動作を実行する、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項6に記載の記録装置において、
前記検出温度の上昇開始時の温度が低いほど、前記結露抑制動作の実行時間を長くする、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項5に記載の記録装置において、
前記温度検出部における検出温度の単位時間当たりの上昇率が所定以上となった場合に前記結露抑制動作を実行する、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の記録装置において、
前記結露抑制動作を開始する時間を設定可能なタイマーを備える、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の記録装置において、
当該記録装置の電源がオンにされた場合に、前記結露抑制動作を行う、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の記録装置において、
前記搬送ベルトと、前記記録部と、前記清掃部と、を内部に収容する筐体と、
前記筐体内に空気の流れを発生させる送風ファンと、を備え、
前記結露抑制動作の開始に先立って前記送風ファンを駆動する、
ことを特徴とする記録装置。
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