JP7093016B2 - 発泡成形品、その成形型及びその成形方法 - Google Patents

発泡成形品、その成形型及びその成形方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両のシートの背もたれ部を構成する発泡成形品、その成形型及びその成形方法に関する。
車両のシートにおける座部及び背もたれ部は、発泡した樹脂材料によって構成された発泡成形品に、表皮が被せられて形成されている。発泡成形品は、樹脂材料が成形型内に発泡して充填されることによって成形されている。発泡成形品においては、発泡した樹脂材料による微細な気泡が分散している。また、発泡した樹脂材料が成形型内に十分に充填されない場合には、成形型内にエア溜まりが発生し、このエア溜まりが欠肉部として発泡成形品に残ることとなる。
例えば、特許文献1のシート用バックパッドは、背もたれ部を構成するパッド主体部と、パッド主体部のパッド上部から、パッド主体部の裏面側に対向して設けられた張り出し部とを有する。また、パッド主体部のパッド上部には、ヘッドレスト用の取付穴として利用される貫通穴が形成されている。
背もたれ部を構成する発泡成形品であるシート用バックパッドを発泡成形する際には、ウレタンフォームの発泡原料を、成形型のキャビティ内に注入する。そして、キャビティ内において発泡原料を発泡させて、キャビティ内に発泡原料を充填し、シート用バックパッドを成形している。
特開2005-304976号公報
特許文献1の成形型においては、貫通穴を成形するための凸部が形成されており、キャビティ内に発泡原料が充填されるときには、発泡原料は凸部の周囲を流動することになる。より具体的には、発泡原料は、凸部の両側に分岐して下側から上側へ流動し、凸部の上方において合流する。
しかし、凸部の両側から上側へ流動する発泡原料が、凸部の上方において真正面から合流するときには、凸部と、互いに合流する発泡原料との間に、発泡原料が流れ込まないエア溜まりが発生するおそれがある。そして、このエア溜まりは、発泡成形品において欠肉部を形成することになる。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたもので、貫通穴の周囲に欠肉部がほとんど存在しない発泡成形品、その成形型及びその成形方法を提供しようとして得られたものである。
第1発明は、車両のシートの背もたれ部を構成し、かつ、前記背もたれ部の上部、下部及び両側部のうちの少なくともいずれかに、前記背もたれ部における本体部の端部から後方に延長された壁部が形成されるとともに、前記壁部に、前記壁部の厚み方向に貫通する1つ又は複数の貫通穴が形成された発泡成形品を成形する方法であって、
前記発泡成形品の一部を成形するための下型と、前記下型に対して相対的に開閉可能であって前記発泡成形品の残部を成形するための上型とによって構成され、かつ、前記上型の成形面に、前記貫通穴を成形するための貫通穴成形部が1つ又は複数突出して形成されているとともに、前記貫通穴成形部の成形面において前記下型に対して前記上型を相対的に閉じたときに鉛直方向の上側になる部分に、前記貫通穴成形部の成形面の一部が山形状に突出する突出成形部が形成された成形型を用い、
前記下型に発泡性原料が注入され、前記下型に対して前記上型が相対的に閉じられる注入工程と、
前記発泡性原料が、前記下型の成形面と前記上型の成形面との間に形成されたキャビティに充填される際に、前記貫通穴成形部の両側に分岐して鉛直方向下側から上側へ流動する前記発泡性原料が前記突出成形部の上方において合流する充填工程と、を含む発泡成形品の成形方法にある。
第2発明は、車両のシートの背もたれ部を構成し、かつ、前記背もたれ部の上部、下部及び両側部のうちの少なくともいずれかに、前記背もたれ部における本体部の端部から後方に延長された壁部が形成されるとともに、前記壁部に、前記壁部の厚み方向に貫通する1つ又は複数の貫通穴が形成された発泡成形品を成形するための成形型であって、
前記成形型は、前記発泡成形品の一部を成形するための下型と、前記下型に対して相対的に開閉可能であって前記発泡成形品の残部を成形するための上型とによって構成されており、
前記上型の成形面には、前記貫通穴を成形するための貫通穴成形部が、1つ又は複数突出して形成されており、
前記貫通穴成形部の成形面において前記下型に対して前記上型を相対的に閉じたときに鉛直方向の上側になる部分には、前記貫通穴成形部の成形面の一部が山形状に突出する突出成形部が形成されている、発泡成形品の成形型にある。
第3発明は、車両のシートの背もたれ部を構成する発泡成形品であって、
前記背もたれ部の上部、下部及び両側部のうちの少なくともいずれかには、前記背もたれ部における本体部の端部から後方に延長された壁部が形成されており、
前記壁部には、前記壁部の厚み方向に貫通する1つ又は複数の貫通穴が形成されており、
少なくとも一つの前記貫通穴の内壁面における後方に位置する部位には、谷状に窪む窪み壁面部が形成されている、発泡成形品にある。
(発泡成形品の成形方法)
前記第1発明の発泡成形品の成形方法においては、発泡成形品の成形型を用い、注入工程及び充填工程を行って発泡成形品を成形する。成形型は、背もたれ部の上部、下部及び両側部のうちの少なくともいずれかに形成された壁部に、1つ又は複数の貫通穴を有する発泡成形品を成形するためのものである。
成形型の上型の成形面には、壁部に形成される貫通穴の数に応じた貫通穴成形部が突出して形成されている。この貫通穴成形部の成形面において下型に対して上型が相対的に閉じられたときに鉛直方向の上側になる部分には、貫通穴成形部の成形面の一部が山形状に突出する突出成形部が形成されている。
そして、注入工程においては、成形型の下型に、発泡成形品を成形するための発泡性原料が注入され、充填工程においては、発泡性原料が成形型のキャビティに充填される。このとき、貫通穴成形部の周囲を流動する発泡性原料は、貫通穴成形部の両側に分岐して鉛直方向下側から上側へ流動する。そして、貫通穴成形部の両側に分岐して上側へ流動する発泡性原料は、貫通穴成形部の成形面に沿って流動し、鉛直方向上側の部分に形成された突出成形部の上方において合流する。このとき、発泡性原料同士が正対して(真正面から)合流するのではなく、突出成形部の上方において180°よりも小さな角度を持った状態で合流する。
これにより、貫通穴成形部と、互いに合流する発泡性原料との間にエア溜まりが生じにくくすることができる。そのため、発泡性原料によって成形された発泡成形品の貫通穴の周囲に、エア溜まりによる欠肉部がほとんど存在しないようにすることができる。
それ故、前記第1発明の発泡成形品の成形方法によれば、貫通穴の周囲に欠肉部がほとんど存在しない発泡成形品を得ることができる。
(発泡成形品の成形型)
第2発明の発泡成形品の成形型は、前記第1発明の発泡成形品の成形方法において用いる成形型と同様である。成形型を用いて発泡成形品を成形する際には、発泡成形品を成形するための発泡性原料が、成形型内に注入され、発泡しながら成形型内に充填される。このとき、貫通穴成形部の両側に分岐して鉛直方向上側へ流動する発泡性原料は、突出成形部の上方において、180°よりも小さな角度を持った状態で合流する。これにより、第1発明の場合と同様の作用効果を得ることができる。
それ故、前記第2発明の発泡成形品の成形型によれば、貫通穴の周囲に欠肉部がほとんど存在しない発泡成形品を得ることができる。
(発泡成形品)
前記第3発明の発泡成形品は、背もたれ部の上部、下部及び両側部のうちの少なくともいずれかに形成された壁部に、1つ又は複数の貫通穴を有する。1つ又は複数の貫通穴は、壁部のすべてに形成されていてもよく、複数の壁部のうちの少なくともいずれかに形成されていてもよい。
貫通穴の内壁面における後方に位置する部位には、谷状に窪む窪み壁面部が形成されている。この窪み壁面部は、発泡成形品の成形時にエア溜まりが発生しないように、成形型の成形面の形状を工夫することによって、成形後の発泡成形品に形成されたものである。そして、窪み壁面部の形成により、壁部に貫通穴を有する発泡成形品においては、貫通穴の周囲に欠肉部がほとんど存在しない。
それ故、前記第3発明の発泡成形品によれば、貫通穴の周囲に欠肉部がほとんど存在しない発泡成形品を得ることができる。また、欠肉部がほとんど存在しないことにより、発泡成形品の見栄えを良くすることができる。また、貫通穴に取付部品(装着品)が取り付けられた状態においては、発泡成形品と取付部品との間に隙間が形成されないようにし、取付部品にがたつきが生じないようにすることができる。
図1は、実施形態にかかる、背もたれ部を構成する発泡成形品を示す斜視図である。 図2は、実施形態にかかる、図1におけるII-II断面図である。 図3は、実施形態にかかる、図1におけるIII-III断面図である。 図4は、実施形態にかかる、発泡成形品の車幅方向の左側の側部を示す側面図である。 図5は、実施形態にかかる、発泡成形品の上部を示す上面図である。 図6は、実施形態にかかる、成形型を示す斜視図である。 図7は、実施形態にかかる、成形型を閉じた状態で、ヘッドレスト用の貫通穴成形部を通る、図6のVII-VII断面相当図である。 図8は、実施形態にかかる、成形型を閉じた状態で、アームレスト用の貫通穴成形部を通る、図6のVIII-VIII断面相当図である。 図9は、実施形態にかかる、アームレスト用の貫通穴を成形するための貫通穴成形部を示す断面図である。 図10は、実施形態にかかる、ヘッドレスト用の貫通穴を成形するための貫通穴成形部を示す断面図である。 図11は、実施形態にかかる、シートベルト用の貫通穴を成形するための貫通穴成形部を示す断面図である。 図12は、比較形態にかかる、貫通穴成形部を示す断面図である。 図13は、比較形態にかかる、他の貫通穴成形部を示す断面図である。 図14は、比較形態にかかる、他の貫通穴成形部を示す断面図である。
前述した第1発明の成形方法、第2発明の成形型及び第3発明の発泡成形品にかかる好ましい実施の態様について説明する。
前記第1発明において、前記突出成形部の頂点部は、前記貫通穴成形部において前記下型に対して前記上型を相対的に閉じたときの鉛直方向の上側の頂点に位置している。この構成により、貫通穴成形部の突出成形部の上方において、貫通穴成形部の両側から鉛直方向上側へ流動する発泡性原料が、貫通穴成形部の両側からほぼ均等な状態で合流することができる。
前記第1~第3発明において、前記貫通穴は、アームレスト用の貫通穴、ヘッドレスト用の貫通穴及びシートベルト用の貫通穴のうちの少なくともいずれかとすることができる。アームレスト用の貫通穴は、背もたれ部の側部における壁部に形成することができ、ヘッドレスト用の貫通穴は、背もたれ部の上部における壁部に形成することができ、シートベルト用の貫通穴は、背もたれ部の上部における壁部に形成することができる。
第3発明においては、前記貫通穴の内壁面における、少なくとも前記窪み壁面部以外の部分は、円弧状壁面部を形成していてもよい。この構成により、発泡成形品を成形するための発泡性原料が、円弧状壁面部を成形する成形面の両側から鉛直方向上側へ滑らかに流動し、窪み壁面部を成形する成形面において合流することができる。そのため、貫通穴の周囲に欠肉部がより形成されにくくすることができる。
また、第3発明においては、前記窪み壁面部は、4つの辺を有する四角状壁面部のうちの1つの辺に形成されていてもよい。この構成により、発泡成形品を成形するための発泡性原料が、四角状壁面部を成形する成形面の両側から鉛直方向上側へ滑らかに流動し、窪み壁面部を成形する成形面において合流することができる。そのため、貫通穴の周囲に欠肉部がより形成されにくくすることができる。
前述した第1発明の成形方法、第2発明の成形型及び第3発明の発泡成形品にかかる実施形態について、図面を参照して説明する。
<実施形態>
本形態の発泡成形品1は、図1~図5に示すように、車両のシートの背もたれ部7を構成するものである。発泡成形品1の上部11及び両側部12には、発泡成形品1における本体部10の端部から後方D2に延長された壁部111,121が形成されている。発泡成形品1の上部11の壁部111には、壁部111の厚み方向Tに貫通する複数の貫通穴2,3が形成されている。発泡成形品1の一方の側部12の壁部121には、壁部121の厚み方向Tに貫通する1つの貫通穴4が形成されている。貫通穴2,3,4の内壁面201,301,401における後方D2に位置する部位には、谷状に窪む窪み壁面部21,31,41が形成されている。
以下に、本形態の発泡成形品1、発泡成形品1の成形型5及び発泡成形品1の成形方法について詳説する。
(発泡成形品1)
図1~図3に示すように、発泡成形品1は、自動車のシートの背もたれ部7を構成するものである。自動車のシートは、座部と背もたれ部7とによって構成されている。背もたれ部7を構成する発泡成形品1の本体部10は、上部11、両側部12及び下部13を除く中心側部分を示す。上部11に形成された壁部111は、本体部10の鉛直方向Hの上側H1の端部から前後方向Dの後方D2に向けて形成されている。壁部111の後方D2の端部には、鉛直方向Hの下側H2に向けて延びる張出部111aが形成されている。張出部111aは、本体部10に対して空間Sを開けた状態で、壁部111に対して折り曲げられている。
両側部12に形成された各壁部121は、本体部10の車幅方向Wの左右の端部から前後方向Dの後方D2に向けて形成されている。各壁部121の後方D2の端部には、車幅方向Wの内方に向けて延びる張出部121aが形成されている。張出部121aは、本体部10に対して空間Sを開けた状態で、壁部121に対して折り曲げられている。
空間Sとは、本体部10と壁部111,121の張出部111a,121aとの間に位置するスペースのことをいう。上部11の壁部111に形成された張出部111aと本体部10とは、空間Sを介して対向しており、両側部12の壁部121に形成された張出部121aと本体部10とは、空間Sを介して対向している。
なお、上部11に形成された壁部111には、張出部111aが形成されていなくてもよい。また、両側部12に形成された壁部121には、張出部121aが形成されていなくてもよい。また、貫通穴は、背もたれ部7を構成する発泡成形品1の下部13に形成された壁部に設けられていてもよい。
図1~図3に示すように、背もたれ部7を構成する発泡成形品1の上部11とは、背もたれ部7が自動車に搭載されたときに、鉛直方向Hの上側H1に位置する部分のことをいう。発泡成形品1の下部13とは、背もたれ部7が自動車に搭載されたときに、鉛直方向Hの下側H2に位置する部分のことをいう。発泡成形品1の側部12とは、背もたれ部7が自動車に搭載されたときに、自動車の車幅方向Wの両側に位置する部分のことをいう。
また、背もたれ部7を構成する発泡成形品1の表面側101とは、表皮が設けられる発泡成形品1の外側のことをいう。発泡成形品1の裏面側102とは、表面側101とは反対側であって、発泡成形品1の内側のことをいう。発泡成形品1の本体部10においては、表面側101が自動車における前方D1に向けられ、裏面側102が自動車における後方D2に向けられる。壁部111,121の厚み方向Tとは、壁部111,121の表面側101と裏面側102とが対向する方向のことをいう。
図1及び図4に示すように、背もたれ部7を構成する発泡成形品1の一方の側部12の壁部121には、アームレスト73が取り付けられる。発泡成形品1の一方の側部12の壁部121に形成された1つの貫通穴4は、アームレスト73用の貫通穴4である。貫通穴4は、背もたれ部7にアームレスト73を取り付けるために使用される。
図1及び図5に示すように、背もたれ部7を構成する発泡成形品1の上部11の壁部111には、ヘッドレスト71、及びシートベルト72の支持端部721が取り付けられる。発泡成形品1の上部11の壁部111における車幅方向Wの中心部付近には、ヘッドレスト71用の2つの貫通穴2が形成されている。2つの貫通穴2は、背もたれ部7にヘッドレスト71を取り付けるために使用される。背もたれ部7を構成する発泡成形品1の上部11の壁部111における車幅方向Wの右側Rの端には、シートベルト72の支持端部721用の1つの貫通穴3が形成されている。貫通穴3は、背もたれ部7にシートベルト72の支持端部721を取り付けるために使用される。
発泡成形品1の上部11の壁部111における複数の貫通穴2,3は、発泡成形品1の鉛直方向H(壁部111の厚み方向T)に向けて壁部111を貫通している。この場合の鉛直方向Hとは、鉛直方向Hに対して若干傾斜した方向も含む。発泡成形品1の側部12の壁部121における貫通穴4は、発泡成形品1の車幅方向W(壁部121の厚み方向T)に向けて壁部121を貫通している。
図4に示すように、発泡成形品1の側部12の壁部121に形成された貫通穴4の内壁面401における窪み壁面部41以外の部分は、円弧状壁面部42を形成している。換言すれば、発泡成形品1の側部12の壁部121に形成された貫通穴4は、真円形状の貫通穴に対して、周方向の一部が外周側に窪む形状に形成されている。また、窪み壁面部41は、貫通穴4の径方向の外周側にV状に陥没する一対の側面411によって形成されている。窪み壁面部41の底部は、曲面状に形成されている。
図5に示すように、発泡成形品1の上部11の壁部111に形成された貫通穴2,3の内壁面201,301における窪み壁面部21,31は、4つの辺を有する四角状壁面部22,32のうちの1つの辺に形成されていている。換言すれば、発泡成形品1の上部11の壁部111に形成された貫通穴2,3は、四角形状の貫通穴に対して、1つの辺に外側に窪む部分を有する形状に形成されている。また、窪み壁面部21,31は、貫通穴2,3の径方向の外周側にV状に陥没する一対の側面211,311によって形成されている。
発泡成形品1の側部12の壁部121に形成された貫通穴4の窪み壁面部41は、発泡成形品1の後方D2に向けて窪む状態で形成されている。発泡成形品1の上部11の壁部111に形成された貫通穴2,3の窪み壁面部21,31は、発泡成形品1の後方D2に向けて窪む状態で形成されている。ここで、発泡成形品1の後方D2とは、自動車の後方D2に対して平行な場合だけでなく、自動車の後方D2に対して20°以内の傾斜角度を有する方向も含むこととする。
(背もたれ部7)
図1に示す背もたれ部7は、発泡成形品1の表面側101に表皮が被せられて自動車に搭載される。図1においては、表皮を省略して示す。また、本形態においては、背もたれ部7の本体部、上部、両側部及び下部の各部位は、発泡成形品1の本体部10、上部11、両側部12及び下部13として示す。
発泡成形品1の裏面側102には、発泡成形品1を補強するための布材等である裏打ち材を配置することができる。背もたれ部7は、シートの座部の後端位置に配置される。背もたれ部7の下部には、背もたれ部7を前後に傾倒するための軸部が配置される。
(発泡成形品1の成形型5)
図6~図11に示すように、成形型5は、発泡成形品1を成形するためのものであり、発泡成形品1の一部を成形するための下型51と、下型51に対してヒンジ部54を介して相対的に開閉可能であって発泡成形品1の残部を成形するための上型52とによって構成されている。上型52の成形面には、貫通穴2,3,4を成形するための貫通穴成形部61,62,63が、1つ又は複数突出して形成されている。
貫通穴成形部61,62,63の成形面において下型51に対して上型52が相対的に閉じられたときの鉛直方向Hの上側H1の頂点には、貫通穴成形部61,62,63の成形面の一部が山形状に突出する突出成形部611,621,631の頂点部Pが位置している。下型51に対して上型52が閉じられた状態において、山形状の突出成形部611,621,631の頂点部Pは、貫通穴成形部61,62,63の成形面における鉛直方向Hの真上の位置からずれた位置にあってもよい。
図6~図8に示すように、上型52は、発泡成形品1における壁部111,121の内側部分を成形するための中子型部521と、中子型部521に連結され、発泡成形品1における壁部111,121の外側部分を成形するための外側型部522とによって構成されている。貫通穴成形部61,62,63は、中子型部521から側方に突出して形成されている。
図9には、背もたれ部7を構成する発泡成形品1の側部12の壁部121に設けられるアームレスト73用の貫通穴4を成形するための貫通穴成形部63を拡大して示す。図4に示すように、発泡成形品1のアームレスト73用の貫通穴4は、貫通穴成形部63の成形面に対応する形状を有し、アームレスト73用の貫通穴4の窪み壁面部41は、貫通穴成形部63の突出成形部631に対応する形状を有する。
図9に示すように、アームレスト73用の貫通穴4を成形するための貫通穴成形部63の中心軸線の周りの成形面における一般部633は、円形状に(円柱状の表面として)形成されており、一般部633以外の突出成形部631は、径方向の外周側に山形状に突出している。突出成形部631は、アームレスト73用の貫通穴4を成形するための貫通穴成形部63において下型51に対して上型52が閉じられたときの鉛直方向Hの上側H1に形成されている。
図10には、背もたれ部7を構成する発泡成形品1の上部11の壁部111に設けられるヘッドレスト71用の貫通穴2を成形するための貫通穴成形部61を拡大して示す。発泡成形品1のヘッドレスト71用の貫通穴2は、貫通穴成形部61の成形面に対応する形状を有し、ヘッドレスト71用の貫通穴2の窪み壁面部21は、貫通穴成形部61の突出成形部611に対応する形状を有する。
ヘッドレスト71用の貫通穴2を成形するための貫通穴成形部61は、四角形の3つの辺に相当する3つの平面部613と、四角形の1つの辺に相当する山形状部610とによって構成されている。山形状部610は、山形状に合わさる一対の側面612によって形成されている。突出成形部611は、ヘッドレスト71用の貫通穴2を成形するための貫通穴成形部61における、下型51に対して上型52が閉じられたときの鉛直方向Hの上側H1に形成されている。
図11には、背もたれ部7を構成する発泡成形品1の上部11の壁部111に設けられるシートベルト72用の貫通穴3を成形するための貫通穴成形部62を拡大して示す。発泡成形品1のシートベルト72用の貫通穴3は、貫通穴成形部62の成形面に対応する形状を有し、シートベルト72用の貫通穴3の窪み壁面部31は、貫通穴成形部62の突出成形部621に対応する形状を有する。
シートベルト72用の貫通穴3を成形するための貫通穴成形部62は、四角形の3つの辺に相当する3つの平面部623と、四角形の1つの辺に相当する山形状部620とによって構成されている。山形状部620は、山形状に合わさる一対の側面622によって形成されている。突出成形部621は、シートベルト72用の貫通穴3を成形するための貫通穴成形部62における、下型51に対して上型52が閉じられたときの鉛直方向Hの上側H1に形成されている。
図9に示すように、アームレスト73用の貫通穴4を成形するための貫通穴成形部63の山形状の突出成形部631を形成する一対の側面632は、円形状に沿った一般部633の接線方向に沿って直線状に形成されている。山形状の突出成形部631における一対の側面632の間の角度(内角)θは、160°以下にすることが好ましい。また、この一対の側面632の間の角度θは、115°以下にすることがさらに好ましい。
また、突出成形部631の頂点部Pは、円弧状に形成されている。突出成形部631の円弧状の頂点部Pの曲率半径Rは、R5以上であってR30以下に形成することが好ましい。突出成形部631の突出量K、すなわち円形状に形成されていると仮定したときの貫通穴成形部63Aから山形状の突出成形部631の頂点部Pまでの突出量Kは、5mm以上に形成することが好ましい。
突出成形部631の一対の側面632の間の角度θ、突出成形部631の円弧状の頂点部Pの曲率半径R、及び突出成形部631の突出量Kの値は、発泡成形品1の貫通穴4について、窪み壁面部41の一対の側面411の間の角度、窪み壁面部41の円弧状の底部の曲率半径、及び窪み壁面部41の深さにも同様に当てはまる。
また、突出成形部631の一対の側面632の間の角度θ、突出成形部631の円弧状の頂点部Pの曲率半径R、及び突出成形部631の突出量Kの値は、突出成形部611,621に対しても同様である。突出量Kは、四角形の辺からの突出量とすることができる。また、突出成形部621,631の各数値は、発泡成形品1の貫通穴2,3についても同様に当てはまる。
図6~図8に示すように、下型51の成形面は、成形する発泡成形品1の前方D1が鉛直方向Hの下側H2に向くように形成されている。上型52の成形面は、成形する発泡成形品1の後方D2が鉛直方向Hの上側H1に向くように形成されている。下型51及び上型52において成形する発泡成形品1の前後方向D(前方D1又は後方D2)は、鉛直方向Hに対して、例えば10°以内の傾斜角度で傾斜していてもよい。
図7及び図8に示すように、下型51と上型52との間には、パーティング面55が形成されている。そして、貫通穴成形部61,62,63の突出成形部611,621,631の上方には、パーティング面55のキャビティ53側の端部が位置している。この構成により、発泡成形品1の発泡成形時に、突出成形部611,621,631の上方に存在する、キャビティ53内のエアがパーティング面55に抜けやすくすることができる。これによって、成形後の発泡成形品1にエア溜まりがより生じにくくすることができる。
(発泡成形品1の成形方法及び作用効果)
発泡成形品1を成形するに当たっては、図6に示すように、下型51及び上型52を有する成形型5を用いて、注入工程及び充填工程を行う。注入工程においては、下型51に対して上型52が開かれ、上型52の中子型部521に、発泡成形品1の裏面側102に配置される裏打ち材が取り付けられた状態で、下型51に対して発泡性原料100が注入され、下型51に対して上型52が閉じられる。
次いで、充填工程においては、発泡性原料100は、下型51と上型52との間のキャビティ53内に、発泡しながら広がっていく。そして、発泡性原料100は、本体部10付近を成形するキャビティ53の部分から、上部11、両側部12、下部13及び壁部111,121を構成するキャビティ53の部分へと充填されていく。また、キャビティ53内の発泡性原料100は、発泡しながら上方及び側方へ流動していく。
図9に示すように、一方の側部12のアームレスト73用の貫通穴4を成形するための貫通穴成形部63の周囲を上方へ流動する発泡性原料100は、貫通穴成形部63の両側に分岐して鉛直方向Hの下側H2から上側H1へ流動する。そして、貫通穴成形部63の両側に分岐して上側H1へ流動する発泡性原料100は、貫通穴成形部63の一般部633の成形面に沿って流動する。次いで、発泡性原料100は、鉛直方向Hの上側H1の部分に位置する突出成形部631の一対の側面632に沿って斜め上方に流動する。
このとき、一対の側面632に沿って斜め上方に流動する発泡性原料100同士は、正対して(真正面から)合流するのではなく、突出成形部631の頂点部Pの上方において180°よりも小さな角度θを持った状態で合流する。具体的には、発泡性原料100同士は、100~160°の範囲内の角度θを有して互いに合流することができる。また、貫通穴成形部63は断面形状が左右対称であるため、貫通穴成形部63の突出成形部631の上方において、貫通穴成形部63の両側から鉛直方向Hの上側H1へ流動する発泡性原料100が、貫通穴成形部63の両側からほぼ均等な状態で合流することができる。
また、図10及び図11に示すように、上部11のヘッドレスト71用の貫通穴2を成形するための貫通穴成形部61の周囲を上方へ流動する発泡性原料100、及び上部11のシートベルト72用の貫通穴3を成形するための貫通穴成形部62の周囲を上方へ流動する発泡性原料100も、これらの貫通穴成形部61,62の両側に分岐して鉛直方向Hの下側H2から上側H1へ流動する。そして、貫通穴成形部61,62の両側に分岐して上側へ流動する発泡性原料100は、貫通穴成形部61,62の平面部613,623の成形面に沿って流動する。次いで、発泡性原料100は、鉛直方向Hの上側H1の部分に位置する突出成形部611,621の一対の側面612,622に沿って斜め上方に流動する。
そして、ヘッドレスト71用の貫通穴2及びシートベルト72用の貫通穴3においても、アームレスト73用の貫通穴4の場合と同様に、発泡性原料100の流動による作用効果が得られる。
こうして、ヘッドレスト71用の貫通穴2、シートベルト72用の貫通穴3及びアームレスト73用の貫通穴4のいずれにおいても、貫通穴成形部61,62,63と、互いに合流する発泡性原料100との間にエア溜まりが生じにくくすることができる。そのため、発泡性原料100によって成形された発泡成形品1の、ヘッドレスト71用の貫通穴2、シートベルト72用の貫通穴3及びアームレスト73用の貫通穴4の各周囲に、エア溜まりによる欠肉部がほとんど存在しないようにすることができる。
(発泡成形品1の作用効果)
背もたれ部7を構成する発泡成形品1において、ヘッドレスト71用の貫通穴2、シートベルト72用の貫通穴3及びアームレスト73用の貫通穴4の各内壁面201,301,401における後方D2に位置する部位には、谷状に窪む窪み壁面部21,31,41が形成されている。この窪み壁面部21,31,41は、発泡成形品1の成形時にエア溜まりが発生しないように、成形後の発泡成形品1に形成されたものである。そして、窪み壁面部21,31,41の形成により、側部12にアームレスト73用の貫通穴4を有するとともに、上部11にヘッドレスト71用の貫通穴2及びシートベルト72用の貫通穴3を有する発泡成形品1においては、これらの貫通穴2,3,4の周囲に欠肉部がほとんど存在しない。
それ故、本形態の発泡成形品1によれば、ヘッドレスト71用の貫通穴2、シートベルト72用の貫通穴3及びアームレスト73用の貫通穴4の各周囲に欠肉部がほとんど存在しない発泡成形品1を得ることができる。また、欠肉部がほとんど存在しないことにより、発泡成形品1に凹みがなく、発泡成形品1の見栄えを良くすることができる。
また、ヘッドレスト71用の貫通穴2にヘッドレスト71が取り付けられ、シートベルト72用の貫通穴3にシートベルト72の支持端部721が取り付けられ、さらにアームレスト73用の貫通穴4にアームレスト73が取り付けられた状態においては、発泡成形品1と、ヘッドレスト71、シートベルト72の支持端部721及びアームレスト73との間に隙間が形成されないようにすることができる。これにより、ヘッドレスト71、シートベルト72の支持端部721及びアームレスト73にがたつきが生じないようにすることができる。
(貫通穴成形部63の形状)
発泡成形品1の発泡成形時において、貫通穴成形部63の上方に形成されるエア溜まりは、貫通穴成形部63の上方において発泡性原料100が合流するときに、貫通穴成形部63と発泡性原料100との間にキャビティ53内のエアが巻き込まれて取り残されることによって形成される。図12に示すように、貫通穴成形部63の断面形状が円形状を有する場合には、発泡性原料100が流動して真正面から合流する際に貫通穴成形部63の上方にエアAが溜まって、発泡成形品1に欠肉部が形成されるおそれがある。また、図13に示すように、貫通穴成形部63の断面形状の上部に平坦面635がある場合、及び、図14に示すように、貫通穴成形部63の断面形状の上部に窪み形状636がある場合にも同様に、発泡成形品1にエアAが抜けずに溜まってしまい、欠肉部が形成されるおそれがある。
このように、発泡成形品1の発泡成形時において、貫通穴成形部63の上方で、両側から発泡性原料100が衝突するように真正面から合流するときには、発泡性原料100が、上方へ流動しつつエアAが抜ける前に合流する。これにより、エアAが抜けずに、貫通穴成形部63の上部と発泡性原料100との間には、発泡性原料100が流れ込みにくい状況が生じる。これに対し、図9に示すように、本形態の成形型5においては、貫通穴成形部63の上部に突出成形部631が形成されていることにより、貫通穴成形部63の上部と発泡性原料100との間にキャビティ53内のエアAが残りにくくすることができる。貫通穴成形部61,62についても、貫通穴成形部63の場合と同様のことが言える。
本発明は、実施形態のみに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲においてさらに異なる実施形態を構成することが可能である。また、本発明は、様々な変形例、均等範囲内の変形例等を含む。さらに、本発明から想定される様々な構成要素の組み合わせ、形態等も本発明の技術思想に含まれる。また、本発明の発泡成形品1に形成された貫通穴は、例えば、自動車の衝突時に乗員を保護するエアバッグを、発泡成形品1に配置するための貫通穴とすることもできる。
1 発泡成形品
101 表面側
102 裏面側
11 上部
111 壁部
12 側部
121 壁部
13 下部
2 ヘッドレスト用の貫通穴
3 シートベルト用の貫通穴
4 アームレスト用の貫通穴
21,31,41 窪み壁面部
5 成形型
51 下型
52 上型
53 キャビティ
61,62,63 貫通穴成形部
611,621,631 突出成形部
7 背もたれ部
71 ヘッドレスト
72 シートベルト
73 アームレスト

Claims (6)

  1. 車両のシートの背もたれ部を構成し、かつ、前記背もたれ部の上部、下部及び両側部のうちの少なくともいずれかに、前記背もたれ部における本体部の端部から後方に延長された壁部が形成されるとともに、前記壁部に、前記壁部の厚み方向に貫通する1つ又は複数の貫通穴が形成された発泡成形品を成形する方法であって、
    前記発泡成形品の一部を成形するための下型と、前記下型に対して相対的に開閉可能であって前記発泡成形品の残部を成形するための上型とによって構成され、かつ、前記上型の成形面に、前記貫通穴を成形するための貫通穴成形部が1つ又は複数突出して形成されているとともに、前記貫通穴成形部の成形面において前記下型に対して前記上型が相対的に閉じられたときに鉛直方向の上側になる部分に、前記貫通穴成形部の成形面の一部が山形状に突出する突出成形部が形成された成形型を用い、
    前記下型に発泡性原料が注入され、前記下型に対して前記上型が相対的に閉じられる注入工程と、
    前記発泡性原料が、前記下型の成形面と前記上型の成形面との間に形成されたキャビティに充填される際に、前記貫通穴成形部の両側に分岐して鉛直方向下側から上側へ流動する前記発泡性原料が前記突出成形部の上方において合流する充填工程と、を含む発泡成形品の成形方法。
  2. 前記突出成形部の頂点部は、前記貫通穴成形部において前記下型に対して前記上型が相対的に閉じられたときの鉛直方向の上側の頂点に位置している、請求項1に記載の発泡成形品の成形方法。
  3. 車両のシートの背もたれ部を構成し、かつ、前記背もたれ部の上部、下部及び両側部のうちの少なくともいずれかに、前記背もたれ部における本体部の端部から後方に延長された壁部が形成されるとともに、前記壁部に、前記壁部の厚み方向に貫通する1つ又は複数の貫通穴が形成された発泡成形品を成形するための成形型であって、
    前記成形型は、前記発泡成形品の一部を成形するための下型と、前記下型に対して相対的に開閉可能であって前記発泡成形品の残部を成形するための上型とによって構成されており、
    前記上型の成形面には、前記貫通穴を成形するための貫通穴成形部が、1つ又は複数突出して形成されており、
    前記貫通穴成形部の成形面において前記下型に対して前記上型を相対的に閉じたときに鉛直方向の上側になる部分には、前記貫通穴成形部の成形面の一部が山形状に突出する突出成形部が形成されている、発泡成形品の成形型。
  4. 車両のシートの背もたれ部を構成する発泡成形品であって、
    前記背もたれ部の上部、下部及び両側部のうちの少なくともいずれかには、前記背もたれ部における本体部の端部から後方に延長された壁部が形成されており、
    前記壁部には、前記壁部の厚み方向に貫通する1つ又は複数の貫通穴が形成されており、
    少なくとも一つの前記貫通穴の内壁面における後方に位置する部位には、谷状に窪む窪み壁面部が形成されている、発泡成形品。
  5. 前記貫通穴は、アームレスト用の貫通穴、ヘッドレスト用の貫通穴及びシートベルト用の貫通穴のうちの少なくともいずれかである、請求項4に記載の発泡成形品。
  6. 前記貫通穴の内壁面における、少なくとも前記窪み壁面部以外の部分は、円弧状壁面部を形成している、請求項4又は5に記載の発泡成形品。
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