JP6699400B2 - 乗物用シート - Google Patents

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Description

本発明は、自動車、飛行機、船、電車等の乗物に搭載される乗員着座用シートに関する。
係るシートにおいては、軽量化等のため、クッション材として、軟質パッドの裏面側に軽量の硬質パッドを組み合わせたものがある。この場合の両パッドの一体化は、両パッドを一体成形して接着する方法と、両パッドを機械的に結合する方法がある。特許文献1には、一体成形法は、両パッドの界面が硬化して座り心地に悪影響を及ぼすとして、機械的結合法の提案がなされている。
特許文献1による両パッドの一体化構造は、軟質パッドに一体化されたワイヤを、硬質パッドを貫通させた状態で車体構造部材(以下、シート固定部材ともいう)に結合させるものである。
特許第5520582号公報
しかし、特許文献1による両パッドの一体化構造は、車体構造部材に結合させた状態で両パッドが一体化されるものであり、シートを車体に組み付けるまで、軟質パッドと硬質パッドとが一体化されない問題がある。そのため、車体にシートを組み付ける際に、軟質パッドと硬質パッドとの間に位置ずれがないように調整作業が必要となる。
本発明の課題は、クッション材としての軟質パッドと硬質パッドとが機械的に一体化される乗物用シートにおいて、車体等のシート固定部材にシートを組み付けることとは関係なく、軟質パッドと硬質パッドとの間で互いに機械的に結合することにある。それにより、シート固定部材にシートを組み付ける際に、軟質パッドと硬質パッドとの間に位置ずれがないようにする調整作業を不要とする。
第1発明は、クッション材として互いに硬さの異なる軟質パッドと硬質パッドとを備え、軟質パッドの裏面側に硬質パッドを組み合わせて一体化されて成る乗物用シートである。前記軟質パッドには、両パッドが組み合わされた状態で、前記硬質パッドに向けて突出する係合突起が設けられ、前記硬質パッドには、両パッドが組み合わされた状態で、前記係合突起を受け入れる凹部を備える。該凹部は、組み合わされた両パッドが互いに引き離される方向に対して交差する方向で前記係合突起に対向する壁面を備え、且つ、該壁面及び前記係合突起のいずれか一方には突部を備え、前記壁面及び前記係合突起の他方には前記突部と係合する係合部を備え、前記突部及び係合部は、前記引き離される方向で互いに係合する配置とされている。
第1発明において、係合突起は、例えば、ワイヤにより構成するか、シートの骨格部材に固定された金属突片により構成するか、軟質パッドに埋設固定された樹脂ロッドにより構成することができる。凹部は、例えば、硬質パッドに形成された空洞により構成するか、硬質パッドに固定される容器により構成することができる。突部は、例えば、凹部の壁面に構成するか、係合突起の外部に構成することができる。係合部は、例えば、係合突起を成すワイヤにより構成するか、凹部の壁面の段部、若しくは窪みにより構成することができる。
第1発明によれば、両パッドが組み合わされた状態で、軟質パッドに設けられた係合突起が硬質パッドに備えられた凹部に嵌合される。組み合わされた両パッドが引き離される方向に対して交差する方向に両パッドが相対移動しようとすると、係合突起が凹部の壁面に当接して相対移動が阻止される。また、組み合わされた両パッドが引き離される方向に両パッドが相対移動しようとすると、係合突起及び壁面の突部と係合部とが係合して相対移動が阻止される。そのため、車体等のシート固定部材にシートを組み付けることとは関係なく、両パッド同士間で互いに機械的に結合することができる。その結果、シート固定部材にシートを組み付ける際に、軟質パッドと硬質パッドとの間に位置ずれがないようにする調整作業を不要とすることができる。
第2発明は、上記第1発明において、前記軟質パッドは、シートとしての剛性を確保するための骨組みとなる骨格部材に固定されており、前記係合突起は、前記骨格部材に設けられている。
第2発明において、骨格部材は、例えば、ワイヤフレームにより構成するか、金属板材を組み合わせたフレームにより構成するか、樹脂の一体成形フレームにより構成することができる。また、骨格部材は、例えば、軟質パッドに埋設するか、軟質パッドに接着することができる。
第2発明によれば、係合突起が骨格部材に設けられているため、係合突起を介した両パッドの結合強度を高めることができる。
第3発明は、上記第2発明において、前記骨格部材は、線材であるワイヤにより構成されており、前記係合突起は、前記ワイヤにより構成されている。
第3発明によれば、係合突起が骨格部材を構成するワイヤにより構成されているため、係合突起の構成を簡素化することができる。
第4発明は、上記第3発明において、前記係合突起は、前記ワイヤの途中を屈曲して突出形成された突出形状部により形成されている。両パッドが組み合わされた状態で、前記突出形状部が前記凹部に受け入れられており、前記突出形状部により前記係合部が構成され、前記壁面に前記突部を備える。
第4発明によれば、骨格部材を成すワイヤと一体に係合突起が形成され、係合突起を骨格部材に固定するなどの作業を不要とすることができる。しかも、追加の作業なしに、壁面の突部と係合する係合部を突出形状部により構成することができる。従って、乗物用シートの生産性を高めることができる。
第5発明は、上記第4発明において、前記突出形状部を成すワイヤは、屈曲して突出された突出端側部が、ワイヤの屈曲開始部である基端側部同士の間隔に比べて幅狭に形成されている。前記凹部は、その凹部形状が前記ワイヤの屈曲形状に合わせて形成されており、前記ワイヤの突出端側部を受け入れる部分が、基端側部に対応する部分同士の間隔に比べて幅狭とされている。
第5発明によれば、硬質パッドに形成される凹部の形状が、突出端側部が基端側部同士の間隔に比べて幅狭とされたワイヤの屈曲形状に合わせて形成されている。そのため、硬質パッドの凹部を成形する成形型が脱型方向に拡がった形状となる。従って、成形型の脱型が容易であり、硬質パッドの製造を容易にすることができる。
第6発明は、上記第5発明において、前記突出形状部を成すワイヤは、前記突出端側部の両側で前記各基端側部とつなぐ接続部の前記各基端側部におけるワイヤに対する屈曲角度が一方側と他方側とで異ならされており、屈曲角度の大きい側が着座乗員による座圧が大きくなる側とされている。
第6発明によれば、突出形状部を成すワイヤの突出端側部と基端側部とをつなぐ接続部のうち屈曲角度を大きくされた側が着座乗員による座圧が大きくなる側とされる。そのように座圧が大きくなる側の接続部の屈曲角度が大きくされているため、接続部が着座乗員に異物感を与える可能性を抑制することができる。
第7発明は、上記第1〜第6発明において、前記突部は、前記壁面に設けられており、しかも、当該突部の前記壁面からの突出方向における前記硬質パッドの重心側に設けられている。
第7発明によれば、硬質パッドの凹部の壁面に突部を形成するため、その成形型には突部に対応してアンダーカット部分ができる。そのため、硬質パッド成形後の脱型時には突部が成形型により押圧される。突部が硬質パッド端部までの肉幅の狭い側にあると、突部が押圧されたとき、肉幅の狭い硬質パッドが全体的に変形してしまう可能性がある。第7発明によれば、突部が硬質パッドの重心側で肉幅の広い側に設けられているため、突部が押圧されたとき、突部とその周辺が押圧変形されるのみで、硬質パッドが全体的に変形してしまうことを抑制することができる。
第8発明は、上記第4発明において、前記突出形状部及び前記凹部は、複数組設けられており、前記突出形状部は、該突出形状部を形成するために屈曲されたワイヤが通る仮想平面が、前記複数組の間で互いに交差する方向に配置されている。
第8発明によれば、突出形状部を成すワイヤと凹部とが両パッド内で複数組設けられ、屈曲されたワイヤが通る仮想平面が複数組間で互いに交差されている。そのため、突出形状部と凹部との係合にクッション材全体として方向性をなくし、各方向における係合力を略均等に確保することができる。
本発明の一実施形態におけるクッションパッドの斜視図である。 上記クッションパッドにおける軟質パッドの裏面側斜視図である。 上記クッションパッドにおける硬質パッドの裏面側斜視図である。 上記硬質パッドの表面側の部分拡大斜視図である。 図4と同様の斜視図であり、図4の更に一部を拡大した斜視図である。 図5と同様の拡大斜視図であり、図5とは別の一部を拡大した斜視図である。 図1のVII−VII線断面矢視拡大図である。 図1のVIII−VIII線断面矢視拡大図である。 図1のIX−IX線断面矢視拡大図である。 図1のX−X線断面矢視拡大図である。
図1〜10は、本発明の一実施形態を示す。この実施形態は、自動車用リヤシート(以下、単にシートという)に本発明を適用した例である。シートは、周知のように、座部を成すシートクッションと背凭れを成すシートバックを備える。この実施形態では、シートクッションにおけるクッションパッド1に本発明を適用している。各図中、矢印によりシートを自動車に搭載した状態における各方向を示している。以下の説明において、方向に関する記述は、この方向を基準として行うものとする。
図1のように、クッションパッド1は、クッション材として互いに硬さの異なるウレタンパッド(本発明における軟質パッドに相当)10と硬質発泡体(本発明における硬質パッドに相当)20とが組み合わされて成る。ウレタンパッド10は、ポリウレタンを発泡させて、図2のように、クッションパッド1の外形形状を成すように形成されている。また、硬質発泡体20は、例えば、ポリスチレン若しくはポリプロピレンを発泡させた発泡スチロールであり、図3のように、ウレタンパッド10とは別に形成されている。硬質発泡体20は、発泡以外の射出成形等にて形成された素材を用いてもよい。硬質発泡体20は、ウレタンパッド10の裏面側に固定され一体化されて、両者によりクッションパッド1を構成している。
ウレタンパッド10は、シートの着座乗員に適度のクッション感を与える硬さとされている。硬質発泡体20は、ウレタンパッド10よりも押圧変形に対する硬さが硬くされている。即ち、硬質発泡体20は、クッションパッド1が車体上に固定されて乗員が着座した状態で、クッションパッド1が沈み込み過ぎるのを抑制する硬さとされている。しかも、硬質発泡体20は、ウレタンパッド10に比べて単位体積当り重量を軽くして、クッションパッド1の軽量化を図るようにしている。
硬質発泡体20は、図1〜3のように、クッションパッド1の前側及び左右両側の下部に配置されている。これにより、クッションパッド1上に着座した乗員の大腿部、並びにクッションパッド1の左側端及び右側端に着座した乗員の臀部の左側及び右側が沈み込まないように支持している。
ウレタンパッド10は、内部にワイヤ30が埋設されている。即ち、ウレタンパッド10を発泡成形型内で成形する際に、線材から成るワイヤ30を予め型内に挿入した状態で発泡成形を行う。ワイヤ30は、ウレタンパッド10がシートクッションとしての剛性を確保するための骨組みとしてクッションパッド1の外形形状に沿って形成されており、ウレタンパッド10の骨格部材を成す。
図1、2のように、ウレタンパッド10の後端には、左右両側で斜め上方に向けて取付突起1aが突出して設けられている。また、ウレタンパッド10の前端下部には、左右両側で下方に向けて取付突起1bが突出して設けられている。取付突起1aは、ウレタンパッド10の内部にワイヤ30が埋設されて構成されている。一方、取付突起1bは、ウレタンパッド10からワイヤ30が突出して構成されている。取付突起1bにおいて、ワイヤ30は下方に突出するようにU字状に屈曲して形成されている。取付突起1a及び取付突起1bは、ウレタンパッド10にシートカバー(図示略)が被せられてシートクッションとされ、車体に固定される際の固定手段として使用される。
図1、2のように、ウレタンパッド10の硬質発泡体20に対応する部位には、下方に向けてワイヤ30が突出されて突出形状部(本発明における係合突起に相当)31、32が設けられている。突出形状部31は、図1、2、4、5、7のように、ウレタンパッド10の左右両側部で、前後方向に沿って延びるワイヤ30の途中を下方に屈曲して突出形成されている。また、突出形状部32は、図1、2、4、6、10のように、ウレタンパッド10の前側の左右両側部で、左右方向に沿って延びるワイヤ30の途中を下方に屈曲して突出形成されている。なお、図4〜6では、硬質発泡体20に対するワイヤ30の配置を判り易くするためウレタンパッド10を除いて示している。
突出形状部31、32に対応して、硬質発泡体20には、図4〜10のように、凹部21、23が形成されている。凹部21、23は、内部に突出形状部31、32を受け入れる窪みである。凹部21は、突出形状部31の前後、左右の各方向を外側から挟み込んでいる。凹部23は、突出形状部32の前後方向を外側から挟み込んでいる。そのため、凹部21は、図7、8のように、突出形状部31の各方向に対向して壁面21b、21c、21d、21eを備える。凹部23は、図9のように、突出形状部32の前後方向に対向して壁面23b、23cを備える。
このように硬質発泡体20の凹部21、23にウレタンパッド10の突出形状部31、32が挿入されることにより、ウレタンパッド10と硬質発泡体20は、前後、左右の各方向において相対移動しないように固定されている。
図5、8のように、硬質発泡体20の凹部21の左側壁面21eには、対向する右側壁面21dに向けて突出する突部22が形成されている。突部22は、凹部21に突出形状部31が挿入された状態で、突出形状部31の突出端側部31aの上側に位置している。そのため、突部22は、突出形状部31が上方に移動しようとすると、突出端側部31aと係合して、ウレタンパッド10(突出形状部31と一体)が硬質発泡体20(突部22と一体)から引き離される方向に移動するのを阻止している。即ち、突出形状部31と突部22とは、上記引き離される方向で互いに係合しており、突出形状部31は、本発明における係合部に相当する。
図6、9、10のように、硬質発泡体20の凹部23の後側壁面23cには、対向する前側壁面23bに向けて突出する突部24が形成されている。突部24は、凹部23に突出形状部32が挿入された状態で、突出形状部32の突出端側部32aの上側に位置している。そのため、突部24は、突出形状部32が上方に移動しようとすると、突出端側部32aと係合して、ウレタンパッド10(突出形状部32と一体)が硬質発泡体20(突部24と一体)から引き離される方向に移動するのを阻止している。即ち、突出形状部32と突部24とは、上記引き離される方向で互いに係合しており、突出形状部32は、本発明における係合部に相当する。
突部22、24は、硬質発泡体20の成形型にアンダーカット部を形成する。そのため、硬質発泡体20成形後の脱型時に、突部22、24は、成形型により押圧される。このとき、突部22、24は、押圧変形されることにより成形型の脱型が行われる。この場合、突部22、24は、突部22、24の壁面21e、23cからの突出方向における硬質発泡体20の重心側に位置する壁面21e、23cに設けられている(図8、9参照)。突部22、24が、硬質発泡体20の反重心側に位置する壁面21d、23bに設けられていると、成形型の脱型時に、突部22、24が成形型に押圧されて、凹部21、23より反重心側である硬質発泡体20の端部までの肉幅の狭い側が凹部21、23を開くように変形してしまう可能性がある。本実施形態の場合、突部22、24が硬質発泡体20の重心側に位置する壁面21e、23cに設けられているため、成形型の脱型時に、突部22、24が成形型に押圧されても、突部22、24とその周辺が変形するのみで、硬質発泡体20が凹部21、23を開くように変形してしまうことを抑制することができる。
図7のように、突出形状部31は、突出端側部31aの前後方向幅がワイヤ30の屈曲開始部である基端側部31b同士の間隔に比べて幅狭に屈曲されている。凹部21は、その凹部形状が突出形状部31の屈曲形状に合わせて形成されている。即ち、突出形状部31の突出端側部31aを受け入れる部分21aの前後方向幅が、基端側部31bに対応する部分21f同士の間隔に比べて幅狭とされている。そのため、硬質発泡体20の凹部21を成形する成形型が脱型方向に拡がった形状となる。従って、成形型の脱型が容易であり、硬質発泡体20の製造を容易にすることができる。
また、突出形状部31は、突出端側部31aの前後両側で基端側部31bとつなぐ接続部31cが前後で非対称とされている。即ち、基端側部31bにおけるワイヤ30に対する接続部31cの屈曲角度が前側と後側とで異ならされている。ワイヤ30に対する接続部31cの屈曲角度は、前側より後側が大きくされている。そして、屈曲角度の大きい後側が着座乗員による座圧が大きくなる側とされている。そのため、突出形状部31を形成して屈曲されたワイヤ30の屈曲部が着座乗員の臀部に異物感を与える可能性を抑制することができる。
図10のように、突出形状部32は、突出端側部32aと基端側部32bとをつなぐ接続部32cの長さが、突出形状部31の接続部31cに比べて長くされている。また、基端側部32bにおけるワイヤ30に対する接続部32cの屈曲角度が、突出形状部31の接続部31cに比べて大きくされている。従って、突出形状部32が着座乗員の大腿部に異物感を与える可能性を抑制することができる。
図1、7、10のように、ワイヤ30を突出して形成された突出形状部31、32の突出端側部31a、32a及び接続部31c、32cが通る仮想平面は、各突出形状部31、32間で互いに交差する方向に配置されている。そのため、突出形状部31、32と凹部21、23との係合にクッションパッド1全体として方向性をなくし、各方向における係合力を略均等に確保することができる。
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、上記実施形態では、本発明を自動車用リヤシートに適用したが、フロントシートに適用してもよい。また、上記実施形態では、本発明をシートクッションのクッションパッドに適用したが、シートバックのバックパッドに適用してもよい。更に、上記実施形態では、本発明を自動車シートに適用したが、飛行機、船、電車等に搭載のシートに適用してもよい。
1 クッションパッド
1a、1b 取付突起
10 ウレタンパッド(クッション材、軟質パッド)
20 硬質発泡体(クッション材、硬質パッド)
21、23 凹部
22、24 突部
21b〜21e、23b〜23c 壁面
30 ワイヤ(骨格部材)
31、32 突出形状部(係合部、係合突起)
31a、32a 突出端側部
31b、32b 基端側部
31c、32c 接続部

Claims (7)

  1. クッション材として互いに硬さの異なる軟質パッドと硬質パッドとを備え、軟質パッドの裏面側に硬質パッドを組み合わせて一体化されて成る乗物用シートであって、
    前記軟質パッドには、両パッドが組み合わされた状態で、前記硬質パッドに向けて突出する係合突起が設けられ、
    前記硬質パッドには、両パッドが組み合わされた状態で、前記係合突起を受け入れる凹部を備え、
    該凹部は、組み合わされた両パッドが互いに引き離される方向に対して交差する方向で前記係合突起に対向する壁面を備え、
    且つ、該壁面及び前記係合突起のいずれか一方には突部を備え、前記壁面及び前記係合突起の他方には前記突部と係合する係合部を備え、前記突部及び係合部は、前記引き離される方向で互いに係合する配置とされており、
    前記軟質パッドは、シートとしての剛性を確保するための骨組みとなる骨格部材に固定されており、
    前記係合突起は、前記骨格部材に設けられている
    乗物用シート。
  2. 請求項において、
    前記骨格部材は、線材であるワイヤにより構成されており、
    前記係合突起は、前記ワイヤにより構成されている
    乗物用シート。
  3. 請求項において、
    前記係合突起は、前記ワイヤの途中を屈曲して突出形成された突出形状部により形成されており、両パッドが組み合わされた状態で、前記突出形状部が前記凹部に受け入れられており、
    前記突出形状部により前記係合部が構成され、前記壁面に前記突部を備える
    乗物用シート。
  4. 請求項において、
    前記突出形状部を成すワイヤは、屈曲して突出された突出端側部が、ワイヤの屈曲開始部である基端側部同士の間隔に比べて幅狭に形成されており、
    前記凹部は、その凹部形状が前記ワイヤの屈曲形状に合わせて形成されており、前記ワイヤの突出端側部を受け入れる部分が、基端側部に対応する部分同士の間隔に比べて幅狭とされている
    乗物用シート。
  5. 請求項において、
    前記突出形状部を成すワイヤは、前記突出端側部の両側で前記各基端側部とつなぐ接続部の前記各基端側部におけるワイヤに対する屈曲角度が一方側と他方側とで異ならされており、屈曲角度の大きい側が着座乗員による座圧が大きくなる側とされている
    乗物用シート。
  6. 請求項1ないしのいずれかにおいて、
    前記突部は、前記壁面に設けられており、しかも、当該突部の前記壁面からの突出方向における前記硬質パッドの重心側に設けられている
    乗物用シート。
  7. 請求項において、
    前記突出形状部及び前記凹部は、複数組設けられており、
    前記突出形状部は、該突出形状部を形成するために屈曲されたワイヤが通る仮想平面が、前記複数組の間で互いに交差する方向に配置されている
    乗物用シート。
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